JPH07164199A - プレス加工機の品質管理方法及びその装置 - Google Patents

プレス加工機の品質管理方法及びその装置

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JPH07164199A
JPH07164199A JP5310822A JP31082293A JPH07164199A JP H07164199 A JPH07164199 A JP H07164199A JP 5310822 A JP5310822 A JP 5310822A JP 31082293 A JP31082293 A JP 31082293A JP H07164199 A JPH07164199 A JP H07164199A
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JP
Japan
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press
computer
work
press machine
waveform
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JP5310822A
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English (en)
Inventor
Teruhiro Ogata
形 彰 宏 尾
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Japan Automatic Machine Co Ltd
Original Assignee
Japan Automatic Machine Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B15/00Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
    • B30B15/0094Press load monitoring means

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Presses And Accessory Devices Thereof (AREA)
  • Control Of Presses (AREA)
  • Feedback Control In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 プレス加工機におけるワークの品質管理方法
及びその装置に係り、ワークの品質及び信頼性の向上を
図る。 【構成】 プレス加工機1における圧力センサ3の圧着
信号をニューラルネットワーク装置6を備えたコンピュ
ータ5に入力し、コンピュータの記録装置7にワークの
良否を表示すると共にコンピュータに接続された制御装
置でプレス加工機を運転制御するワークの品質管理装置
において、予め、ニューラルネットワーク装置にワーク
の良品波形群とあるいは不良品波形群による荷重波形パ
ターンと波形認識の神経回路網及びプレス加工機の運転
管理情報による運転特性を学習しながら入力し、運転
時、時間の経過に伴う運転特性に合せて荷重波形パター
ンをニューラルネットワーク装置の学習に基づいてコン
ピュータで演算して制御装置8でプレス加工機を運転制
御し、品質の良否判定を記録装置に表示し、不良表示時
に運転停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、成形、剪断、曲げ及び
圧縮加工等のプレス加工をするプレス加工機におけるワ
ーク(被加工物)を予め学習された基準ワーク及びプレ
ス加工機の経時変化に伴う運転特性を勘案しながらプレ
ス加工するプレス加工機の品質管理方法及びその装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】既に提案されているこの種のワークをプ
レス加工するプレス加工機は、図9に示されるように構
成されている。
【0003】即ち、図9において、プレス加工機におけ
るプレス本体aの下部には、アンビルbが設けられてお
り、このアンビルbには、下金型cが載置されている。
又、この下金型cには、変位センサ(下死点センサとも
いう)dが敷設されており、この変位センサdには、プ
レス下死点管理装置(比較判定回路ともいう)eが接続
されており、このプレス下死点管理装置eには、表示機
能を備えたプリンタ(記録装置)f及びパソコン(コン
ピュータ)gがそれぞれ接続されている。さらに、上記
比較判定回路eは、図10に示されるように、上記圧力
センサdから入力した変位信号をトリガーjを介して増
幅器kで増幅し、しかる後、逐次、比較回路m−A/D
変換器nを通して荷重表示器oに変位表示し、これを上
記パソコンgに入力すると共に、各比較器p1 、p2 へ
それぞれ入力し、この各比較器p1 、p2 は下死点設定
値(圧力)の上限設定値と下限設定値を規制しており、
この上限設定値と下限設定値の範囲を越えるワークwは
プレス加工の不備として検出される。
【0004】他方、荷重センサーを用いた管理装置とし
て上記プレス本体aの上部には、ラム部材hが昇降可能
に嵌装されており、このラム部材hの下部には、上金型
iが上記下金型cと共同してワークwをプレス加工する
ように設けられている。
【0005】従って、上述したプレス加工機は、所定の
ワークwをプレス加工する時、圧力センサdが荷重信号
を検出すると、この圧力センサdのピーク荷重信号をプ
レス荷重管理装置eへ送信して、図11のグラフに示さ
れるように、一定の上限設定値と下限設定値との範囲内
でプレス加工されていることを管理している。又、図1
2に示されるタイムチャートのように、プレス荷重管理
装置eは、プレスピーク荷重を観察してプレス加工する
プレス加工機の品質管理している。
【0006】あるいはまた、上記圧力センサdがプレス
荷重の時間的な変化をとらえ、パターン判定回路(図示
されず)をトリガーすることにより、このパターン判定
回路に記録された正常なプレス荷重の基準信号波形パタ
ーンと上記圧力センサdの圧着力との検出信号の波形パ
ターンとを対比して、その積分値としての仕事量、良品
波形の上下許容値に対するズレの統計値を差異として判
定し、プレス荷重の波形パターンが異常な時は異常信号
を発信して警報を発するようにしているものもあった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たプレス加工機は、ワークwを上記圧力センサdでワー
クwをプレスする際のプレス荷重を検出しながら、上記
ワークwを所定の形状に形成するようにプレスしている
関係上、不良な各ワークwを有効適切に検出することは
困難であるばかりでなく、プレス加工機自体の品質を管
理することも困難であった。
【0008】また、一般的に変位検出よりも、荷重検出
の方が鋭敏な精度をもっており、微分法による認識技術
もある。
【0009】このように上述したプレス加工機は、ワー
クwを上記圧力センサdでワークwの下死点変位もしく
は、プレス荷重検出するだけで、不良品の認定は目視で
行っており、品質の良否判定の基準となる許容範囲の設
定に信頼性に問題がある。
【0010】一方、上述したプレス加工機は、ラム部材
hに上金型iを連結してC型を形成されているため、運
転開始から時間の経過と共に上金型iの下死点が徐々に
上昇したり、上記プレス加工機自体が温度や衝撃回数か
ら顎開きして変化する傾向にある。
【0011】すなわち、図13のグラフに示されるよう
に、上述したプレス加工機は、運転開始後のプレス加工
回数による鋳鉄(フレームの材質)の繰返し応力−ひず
み線図のひずみと応力との関係からも明らかなように、
ヒステリシスを持った、バラツキとして観測される。し
かも、上述したプレス加工機はC型に形成されているた
め、プレス加工回数が運転開始から時間の経過と共にプ
レス本体aの顎部が極めて僅かに開くような状態にな
る。さらに、図14のグラフに示されるように、上述し
たプレス加工機は、鋳鉄、球状黒鉛鋳鉄や鋼の振動減衰
能の比較線図からも明らかように、プレス本体a自体の
材質からも大きな影響を受けている。
【0012】本発明は、上述した問題を解決するため
に、プレス加工機における圧力センサのプレス圧力信号
とニューラルネットワークの学習に基づいてコンピュー
タで演算し、これを制御装置に入力し、この制御装置で
プレス加工機を運転制御し、プレス加工による不良ワー
クを敏速に処理して排除し、ワークの品質及び信頼性の
向上を図るようにしたプレス加工機の品質管理方法及び
その装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、プレス加工機
における圧力センサの圧着信号をニューラルネットワー
ク装置を備えたコンピュータに入力し、このコンピュー
タの表示装置にワークの良否判定結果を表示すると共に
上記コンピュータに接続された制御装置で上記プレス加
工機を運転制御するワークの品質管理装置において、予
め、上記ニューラルネットワーク装置にワークの良品波
形群とあるいは不良品波形群によるプレス荷重波形パタ
ーンと波形認識の神経回路網及び上記プレス加工機の運
転管理情報による運転特性を学習しながら入力し、運転
時、時間の経過に伴う上記運転特性に合せてワークの良
品波形群とあるいは不良品波形群による荷重波形パター
ンを上記ニューラルネットワーク装置の学習に基づいて
コンピュータで演算して上記制御装置で上記プレス加工
機を運転制御し、品質の良否判定を上記記録装置に表示
し、不良表示時に運転停止するプレス加工機の品質管理
方法である。
【0014】他の発明は、プレス加工機にトリガーセン
サ及び圧力センサを付設し、この圧力センサにチャージ
アンプユニットを接続し、このチャージアンプユニット
及び上記トリガーセンサにCPU及び内部メモリを備え
たコンピュータを接続し、このコンピュータにプレス加
工工程の荷重波形パターンを学習・認識するニューラル
ネットワーク装置を接続し、上記コンピュータのI/O
に荷重波形パターン及び良否判定等を記録表示する記
録、表示装置を接続し、上記コンピュータのA/Dコン
バータボードユニットに上記プレス加工機の運転を制御
する制御装置を接続したものである。
【0015】
【作用】本発明は、予め、上記ニューラルネットワーク
装置にワークの良品波形群あるいは不良品波形群による
荷重波形パターンと波形認識の神経回路網及び上記プレ
ス加工機の運転管理情報による運転特性を学習しながら
入力し記録装置に記録させ、運転時、時間の経過に伴う
上記運転特性に合せてワークの良品波形群とあるいは不
良品波形群による荷重波形パターンを上記ニューラルネ
ットワーク装置の学習に基づいてコンピュータで演算し
て上記制御装置で上記プレス加工機を運転制御し、品質
の良否判定と荷重波形パターンを上記表示装置に表示
し、不良表示時に運転停止するプレス加工機の品質管理
方法である。
【0016】
【実施例】以下、本発明を図示のー実施例について説明
する。
【0017】図1において、符号1は、ワークwをプレ
ス加工するプレス加工機であって、このプレス加工機1
内には、例えば、フォトセンサーによるトリガーセンサ
2及び、例えば、ロードセルによる圧力センサ(荷重セ
ンサーともいう)3が付設されており、このトリガーセ
ンサ2はプレス加工開始のタイミングを図りながら、こ
のトリガーセンサ2のトリガー信号2aを後述するコン
ピュータ5へ入力している。又、上記圧力センサ3に
は、出力電圧を増幅するチャージアンプユニット4が接
続されており、このチャージアンプユニット4及び上記
トリガーセンサ2には、コンピュータ5が接続されてい
る。さらに、このコンピュータ5内には、CPU(中央
演算処理装置)5a、各種のワークの形状や大きさを異
にした各種の基準ワーク(正常なプレス圧力の基準信号
波形パターン)を格納記憶した内部メモリ5b、インタ
ーフェイス5c、通信部5d、I/O5eがそれぞれ内
蔵されている。さらに又、上記通信部5dには、ニュー
ラルネットワーク装置6が接続されており、このニュー
ラルネットワーク装置(認識記憶装置)6は上記コンピ
ュータ5で波形解析によるワーク例を提示すると、望ま
しい波形解析の変換を真似して学習記憶している。
【0018】特に、上記ニューラルネットワーク装置6
には、予め、ワークwの良品圧着波形群とあるいは不良
品圧着波形群による荷重波形パターンと波形認識の上記
神経回路網が学習可能に構成されており、しかも、上記
ニューラルネットワーク装置6は上記プレス加工機1の
経時変化に伴う運転特性を学習しながら入力し、運転
時、コンピュータ5内のCPU5aや各種のワークの形
状や大きさを異にした各種のワークをプレス加工する基
準ワーク(正常な圧力の基準信号波形パターン)を記憶
した内部メモリ5b、インターフェイス5c及び通信部
5d、I/O5eで経時変化に伴う運転特性に合せてワ
ークの良品圧着波形群とあるいは不良品圧着波形群とを
上記ニューラルネットワーク6の学習に基づいて演算し
て後述する制御装置8で上記プレス加工機1を運転制御
している。
【0019】即ち、上記ニューラルネットワーク6装置
は、図6に示されるように、前記圧力センサ3でワーク
wの圧力の適性範囲を示すように、正常な圧力の基準信
号波形パターンによる曲線Aに対する類似度許容限界を
持たして圧力を検出すると共に、上記ニューラルネット
ワーク装置6は、ワークwの良品プレス波形群とあるい
は不良品プレス波形群による荷重波形パターンと波形認
識の上記神経回路網と上記プレス加工機1の経時変化に
伴う運転特性を学習して入力する入力層、ベクトルを記
憶する中間層及びベクトルの総和による出力層とで構成
している。
【0020】他方、上記コンピュータ5のI/O5eに
は、記録装置7が接続されており、この記録装置7は外
部記録装置7aと表示装置7bとで構成されており、こ
の記録装置7は、図2乃至図5に示されるように、ワー
クの良否の記録及び再生を表示している。
【0021】即ち、上記表示装置7bは、図2及び図3
に示されるように、プレス加工機1の運転特性(動特
性)の時間(t)とプレス加工回数との特性曲線を表示
したものである。
【0022】つまり、図2及び図3に示されるように、
上記プレス加工機1はワークwをプレスする第1回目に
は、最上位の曲線aとなり、第5回目には、曲線bとな
り、第10回目には、曲線cとなり、さらに、第30回
目には、最下位の曲線dとなる。これらの各曲線a、
b、c、dは、運転開始後、徐々に下降曲線となり、上
記プレス加工機1は減衰安定化しており、上記ニューラ
ルネットワーク装置6は上記プレス加工機1の経時変化
に伴う運転特性を学習して入力している。さらに、上記
プレス加工機1は、一例として、圧着加工をあげると図
4(A)に示されるように、運転開始後、第1回目の初
期入力圧着型波形a´1 を第1回目の識別分離圧着型波
形a1 に学習しして表示しており、上記プレス加工機1
は、図4(B)に示されるように、第1回目の識別分離
圧着型波形a1 と減衰安定化した第30回目の識別分離
圧着型波形d1 を表示しており、しかも、上記ニューラ
ルネットワーク装置6は上記プレス加工機1の経時変化
に伴う運転特性についても学習している。
【0023】又、図5の曲線a1 は第1回目の良品の識
別分離圧着型波形であり、図5の曲線d1 は、減衰安定
化した第30回目の識別分離圧着型波形を学習して表示
したものであり、図5の曲線a3 は、第1回目の樹脂噛
い不良波形を学習したものである。さらに、図5の曲線
eは不良波形合成曲線を学習して表示したものである。
ここで不良波形合成曲線eは、 e=(d1 /a1 )×a3 である。
【0024】上記ニューラルネットワーク6は図5の各
曲線を上記プレス加工機1の経時変化に伴う運転特性に
ついても学習している。
【0025】特に、図6に示されるように、上記ニュー
ラルネットワーク装置6は、ワークの良品プレス波形群
あるいは不良品プレス波形群による荷重波形パターンと
波形認識の上記神経回路網と上記プレス加工機1の時間
の経過に伴う運転特性を学習すると共に、追加学習して
精度の向上を図り、しかも、図5の各曲線に示されるよ
うに、波形入力、合成学習より識別機能の微調整ができ
る。
【0026】なお、ここで合成学習とは、一例として図
3のグラフに示されるように、良品プレス加工工程の減
衰波形を記録することにより、図5の各曲線a3 、eに
示されるように、不良圧着波形の合成をすることによ
り、良品波形サンプリングの各検出点における減衰率を
算出し、不良品波形サンプリングの第1回目の圧着波形
を乗算すれば、経時変化中の不良品波形サンプリングを
疑似合成することになり、これを上記ニューラルネット
ワーク装置6のニューラル認識ソフトでワークwの不良
品圧着波形群と同じに学習することにより、経時変化中
や安定化後の不良品検出精度を高くすることも可能であ
る。
【0027】又一方、図3乃至図5に示されるように、
記録した波形や認識状態は、上記記録装置7により呼び
出して重ね合わせ表示をすることで識別分離性を検証す
ることができると同時に上記記録装置7のスクリーンの
画面に重ね合わせした状態のまま波形サンプルリングや
記録波形の修正をすることができる。
【0028】又一方、上記コンピュータ5のA/Dコン
バータボードユニット5fには、制御装置8が上記プレ
ス加工機1の運転を制御するように接続されている。
【0029】即ち、この制御装置8は不良のワークwを
検出表示すると、瞬時に上記プレス加工機1の運転を緊
急停止するようにしている。
【0030】以下、本発明の作用について説明する。従
って、プレス加工機1における圧力センサ3の圧着信号
をニューラルネットワーク装置6を備えたコンピュータ
5を入力し、このコンピュータ5の表示装置7bにワー
クwの良否を表示すると共に上記コンピュータ5に接続
された制御装置8で上記プレス加工機1の運転制御する
ワークの品質管理装置において、予め、上記ニューラル
ネットワーク装置6にワークwの良品圧着波形群とある
いは不良品圧着波形群による荷重波形パターンと波形認
識の上記神経回路網とで上記プレス加工機1の経時変化
に伴う運転特性を学習しながら入力しておく。
【0031】この場合、図3乃至図4(b)に示される
ように、上記ニューラルネットワーク装置6はワークの
良品圧着波形群、不良品圧着波形群及び上記プレス加工
機1の時間の経過に伴う運転特性を学習している。
【0032】これを図7に示されるフローチャートで説
明する。予め、各種のワークwの形状や大きさを異にし
た各種のワークwをプレスする基準ワーク(正常な圧力
の基準信号波形パターン)を記憶して上記プレス加工機
1の経時変化に伴う運転特性を学習しながら入力する動
作が図7に示されるフローチャートのステップs1 から
ステップs8 に該当する。
【0033】次に、図7に示されるフローチャートのス
テップs9 からステップs15は上記ニューラルネットワ
ーク装置6にワークの良品プレス波形群とあるいは不良
品プレス波形群による荷重波形パターンと波形認識の上
記神経回路網と上記プレス加工機1の経時変化に伴う運
転特性を学習しながら入力する。
【0034】さらに、上記プレス加工機1の運転時、経
時変化に伴う上記運転特性に合せてワークの良品プレス
波形群と不良品プレス波形群とを上記ニューラルネット
ワーク装置6の学習に基づいてコンピュータ5で演算し
て上記制御装置8で上記プレス加工機1を運転制御し、
品質の良否判定を上記記録装置7の表示装置7bに表示
し、不良表示時に運転停止するプレス加工機1の品質管
理する。
【0035】これを図7に示されるフローチャートで説
明すると、ステップs16からステップs21に該当する。
【0036】従って、本発明は、プレス加工機1におけ
るアンビル1a上の上記ワークwをプレスする際、トリ
ガーセンサ2で時間分波形の表示内容を決定づける出力
波形信号のサンプリングを開始する。つまり、プレス開
始のタイミングを図りながら、このトリガーセンサ2の
トリガー信号2aが上記コンピュータ5へ入力すると共
に、上記圧力センサ3がプレス力を検出し、この圧力セ
ンサ3の圧力信号がチャージアンプユニット4へ入力し
て出力電圧を増幅する。
【0037】即ち、圧力センサ3のプレス工程出力波形
信号はチャージアンプユニット4内で電圧変換される。
なお、ここで、上記チャージアンプユニット4はプレス
工程を管理する機能を有しており、正常なプレス工程出
力ピーク値が所定の最大プレス力の約7割程度になるよ
うに設定されている。
【0038】さらに、上記チャージアンプユニット4内
で電圧変換された圧力センサ3の圧力信号は上記コンピ
ュータ5へ入力し、しかる後、このコンピュータ5のC
PU5aで内部メモリ5bによる波形解析による基準ワ
ーク例と比較演算し、これを上記A/Dコンバータボー
ドユニット5fのTTL信号8aを介して上記制御装置
8へ入力して上記プレス加工機1の運転を制御する。
【0039】即ち、この制御装置8は、不良のワークw
を検出表示すると、瞬時に上記プレス加工機1の運転を
緊急停止する。つまり、品質の良否判定の基準となる良
品類似度の設定許容範囲外になると、上記制御装置8は
プレス加工機1の運転を緊急停止する。さらに、この制
御装置8はラムの下死点の微調整をしている。
【0040】他方、上記コンピュータ5はその通信部5
dを通してニューラルネットワーク装置6へ入力する。
すると、このニューラルネットワーク装置6は波形解析
による各ワーク例を提示して望ましい波形解析の変換を
真似して学習する。さらに又、上記コンピュータ5はそ
のI/O5bから記録装置7へワークの良否の記録及び
再生を表示している。
【0041】次に、図8に示される本発明の他の実施例
は、プレス加工機1に、例えば、ロータリーエンコーダ
ーのような回転計9を付設し、この回転計9を上記コン
ピュータ5へ接続することにより、変位的な圧力信号の
変化をパターンとしてとらえるものである。
【0042】
【発明の効果】以上述べたように本発明は、予め、上記
ニューラルネットワーク装置にワークの良品波形群とあ
るいは不良品波形群による荷重波形パターンと波形認識
の神経回路網及び上記プレス加工機の運転管理情報によ
る運転特性を学習しながら入力し、運転時、時間の経過
に伴う上記運転特性に合せてワークの良品波形群と不良
品波形群による荷重波形パターンを上記ニューラルネッ
トワーク装置の学習に基づいてコンピュータで演算して
上記制御装置で上記プレス加工機を運転制御し、品質の
良否判定を上記記録装置に表示し、不良表示時に運転停
止するようにしてあるので、高速度でプレス不良のワー
クを排除できるばかりでなく、ワークの品質、荷重波形
パターンの検証性及び信頼性の向上を図ることができ
る。
【0043】さらに、他の発明は、プレス加工機にトリ
ガーセンサ及び圧力センサを付設し、この圧力センサに
チャージアンプユニットを接続し、このチャージアンプ
ユニット及び上記トリガーセンサにCPU及び内部メモ
リを備えたコンピュータを接続し、このコンピュータに
プレス加工工程の荷重波形パターンを学習・認識するニ
ューラルネットワーク装置を接続し、上記コンピュータ
のI/Oに荷重波形パターン及び良否判定等を表示する
記録装置を接続し、上記コンピュータのA/Dコンバー
タボードユニットに上記プレス加工機の運転を制御する
ように制御装置を接続しているので、経時的な変化や記
録、学習漏れ等に対して微調整や追加学習もできるばか
りでなく、ワークの不良品プレス波形群をも学習するこ
とができるので、プレス不良を低減して生産効率の向上
を図ることができる等の優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプレス加工機の品質管理方法及びその
装置のブロック線図。
【図2】本発明に使用される表示装置の表示部の正面
図。
【図3】上記表示装置の表示部のプレス加工機の運転特
性を示すグラフ。
【図4】上記表示装置の表示部のプレス加工機の時間と
電圧との関係を示すグラフ。
【図5】上記表示装置の表示部のプレス加工機の時間と
電圧との関係を示すグラフ。
【図6】本発明に使用されるニューラルネットワーク装
置の学習を説明するための線図。
【図7】本発明のワークの品質管理方法のフローチャー
ト。
【図8】本発明の他の実施例を示す図。
【図9】従来のプレス加工機の品質管理装置のブロック
線図。
【図10】従来の品質管理装置に組込まれるプレス荷重
管理装置のブロック線図。
【図11】従来のプレス加工機の品質管理装置のプレス
圧力と時間との関係を示すグラフ。
【図12】従来のプレス加工機の品質管理装置のタイム
チャート。
【図13】従来のプレス加工機のひずみと応力との関係
を示すグラフ。
【図14】従来のプレス加工機の材質の振動減衰能の比
較を示すグラフ。
【符号の説明】
1 プレス加工機 2 トリガーセンサ 3 圧力センサ 4 チャージアンプユニット 5 コンピュータ 6 ニューラルネットワーク装置 7 記録装置 8 制御装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プレス加工機における圧力センサの圧着信
    号をニューラルネットワーク装置を備えたコンピュータ
    に入力し、このコンピュータの記録装置にワークの良否
    を表示すると共に上記コンピュータに接続された制御装
    置で上記プレス加工機を運転制御するワークの品質管理
    装置において、予め、上記ニューラルネットワーク装置
    にワークの良品波形群とあるいは不良品波形群による荷
    重波形パターンと波形認識の神経回路網及び上記プレス
    加工機の運転管理情報による運転特性を学習しながら入
    力し、運転時、時間の経過に伴う上記運転特性に合せて
    ワークの良品波形群とあるいは不良品波形群による荷重
    波形パターンを上記ニューラルネットワーク装置の学習
    に基づいてコンピュータで演算して上記制御装置で上記
    プレス加工機を運転制御し、品質の良否判定を上記記録
    装置に表示し、不良表示時に運転停止することを特徴と
    するプレス加工機の品質管理方法。
  2. 【請求項2】プレス加工機に付設されたトリガーセンサ
    及び圧力センサと、この圧力センサに接続されたチャー
    ジアンプユニットと、このチャージアンプユニット及び
    上記トリガーセンサに接続されたCPU及び内部メモリ
    を備えたコンピュータと、このコンピュータに接続され
    プレス加工工程の荷重波形パターンを学習・認識するニ
    ューラルネットワーク装置と、上記コンピュータのI/
    Oに接続された荷重波形パターン及び良否判定等を記
    録、表示する記録装置と表示装置、上記コンピュータの
    A/Dコンバータボードユニットに上記プレス加工機の
    運転を制御するように接続された制御装置とを具備した
    ことを特徴とするプレス加工機の品質管理装置。
JP5310822A 1993-12-10 1993-12-10 プレス加工機の品質管理方法及びその装置 Pending JPH07164199A (ja)

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