JPH06223951A - 圧着端子の品質管理装置 - Google Patents

圧着端子の品質管理装置

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JPH06223951A
JPH06223951A JP679893A JP679893A JPH06223951A JP H06223951 A JPH06223951 A JP H06223951A JP 679893 A JP679893 A JP 679893A JP 679893 A JP679893 A JP 679893A JP H06223951 A JPH06223951 A JP H06223951A
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JP
Japan
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terminal
computer
crimping
crimp
crimping machine
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JP679893A
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English (en)
Inventor
Teruhiro Ogata
形 彰 宏 尾
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Japan Automatic Machine Co Ltd
Original Assignee
Japan Automatic Machine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 圧着不良の端子を排除して、圧着端子の品質
の向上を図る。 【構成】 端子圧着機1にトリガーセンサー2及び圧力
センサー3を付設し、この圧力センサー3にチャージア
ンプユニット4を接続し、このチャージアンプユニット
4及び上記トリガーセンサー2にCPU5a及び内部メ
モリ5bを備えたコンピュータ5を接続し、このコンピ
ュータ5に波形解析による圧着端子例を提示すると望ま
しい波形解析の変換を真似して学習記憶するニューラル
ネットワーク6を接続し、上記コンピュータ5のI/O
5eに圧着端子の良否を表示するように外部記録装置7
を接続し、上記コンピュータ5のA/Dコンバータボー
ドユニット5fに制御装置8を上記端子圧着機1の運転
を制御するように接続したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電線のストリップに端
子を圧着する端子圧着機における圧着端子を予め格納記
憶された基準圧着端子と比較しながら圧着端子の品質を
検査する圧着端子の品質管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】既に提案されているこの種の電線のスト
リップに端子を圧着する端子圧着機は、図3に示される
ように構成されている。
【0003】即ち、図3において、電線のストリップに
端子を圧着する端子圧着機における機枠aに下部には、
アンビルa1 が設けられており、上記機枠aの上部に
は、駆動軸bが回転自在に軸装されている。又、この駆
動軸bには、偏心ピンcを有するクランク杆dが連結さ
れており、このクランク軸dの端部には、腕杆eと作動
杆fがピンgで連結されている。さらに、この腕杆eの
基部は上記機枠aの上部にピン軸hで枢着されており、
上記作動杆fの他端部はラム部材iにピンjで連結され
ている。さらに又、このラム部材iは上記機枠aに形成
されたガイド溝kに沿って上下方向へ摺動自在に設けら
れており、このラム部材iの下端部には、昇降クリンパ
mがアンビルa1 上の上記電線WのストリップW1 に端
子Tを圧着するように着脱自在に垂設されている。又、
上記腕杆eの基部には、例えば、ロードセルのような圧
力センサーnが端子Tを圧着する際の圧着力を検出する
ように付設されている。
【0004】従って、上述した端子圧着機は、駆動軸b
を回転することにより、この駆動軸bに連結している偏
心ピンcを有するクランク杆dをクランク運動するか
ら、このクランク杆dに枢着されている上記作動杆fを
介して上記ラム部材iと一体の昇降クリンパmでアンビ
ルa1 上の上記電線WのストリップW1 に端子Tを圧着
している。
【0005】又一方、上記圧力センサーnは端子Tを圧
着する際の圧着力を検出し、これを図4のグラフの圧着
力を曲線Aで表示している。
【0006】従って、上述した端子圧着機の圧着端子
は、上記圧力センサーnで端子Tを圧着する際の圧着力
を検出しながら、図5(A)(B)に示されるように、
上記電線Wの所定の長さのストリップW1 に端子Tのバ
レルT1 を圧着すると共に、所定のクリンプワイドT2
、クリンプハイトT3 を形成するように圧着してい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た端子圧着機は、圧着端子を上記圧力センサーnで端子
Tを圧着する際の圧着力を検出しながら、上記電線Wの
所定の長さのストリップW1 に端子TのバレルT1 を圧
着すると共に、所定のクリンプワイドT2 、クリンプハ
イトT3 を形成するように圧着している関係上、図5
(B)(C)(D)(E)(F)(G)(H)(I)
(J)に示されるように、不良な圧着端子を検出するこ
とは困難であるばかりでなく、端子圧着機の運転をその
まま継続すると、大量の不良品を製造する結果となる。
【0008】即ち、図5(C)に示されるように、不良
な圧着端子はバレル・トラジョンT4 の変形を生じた
り、図5(D)に示されるように、ストリップW1 の長
さが不足していたり、図5(E)に示されるように、端
子自体が上方へα角度又は下方角度βへ傾いたりする。
さらに、図5(F)に示されるように、端子自体が左方
向へγ角度又は右方向へδ角度へ傾いたり、図5(G)
に示されるように、端子TのランスT5 が潰れたり、若
しくは大きく変形したり、図5(H)に示されるよう
に、被覆をバレルT1 を圧着して導通不良を生じたす
る。さらに又、図5(I)に示されるように、ストリッ
プW1 の芯線をがみ出したり、図5(J)に示されるよ
うに、端子TのバレルT1 が変形したりしても、これら
の不良な圧着端子を検出することは困難であるばかりで
なく、端子圧着機の運転をそのまま継続すると、大量の
不良品を製造する結果となる。
【0009】このように上述した端子圧着機は、圧着端
子を上記圧力センサーnで端子Tを圧着する際の圧着力
を検出するだけで、図5(B)(C)(D)(E)
(F)(G)(H)(I)(J)に示されるような不良
品の発生は目視で行っており、品質の良否判定の基準と
なる許容範囲の設定に信頼性や安全性に問題がある。
【0010】本発明は、上述した問題を解決するため
に、圧着不良の端子を排除して、圧着端子の品質の向上
を図ると共に、波形解析による圧着端子例を提示すると
望ましい波形解析の変換を真似して学習記憶しながら、
品質の良否判定の基準となる許容範囲の設定に信頼性や
安全性の向上を図るようにした圧着端子の品質管理装置
を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、端子圧着機に
トリガーセンサー及び圧力センサーを付設し、この圧力
センサーにチャージアンプユニットを接続し、このチャ
ージアンプユニット及び上記トリガーセンサーにCPU
及び内部メモリを備えたコンピュータを接続し、このコ
ンピュータに波形解析による圧着端子例を提示すると望
ましい波形解析の変換を真似して学習記憶するニューラ
ルネットワークを接続し、上記コンピュータのI/Oに
圧着端子の良否を表示するように外部記録装置を接続
し、上記コンピュータのA/Dコンバータボードユニッ
トに制御装置を上記端子圧着機の運転を制御するように
接続したものである。
【0012】
【作用】本発明は、端子圧着機におけるアンビル上の上
記電線のストリップに端子を圧着する際、トリガーセン
サーで圧着開始のタイミングを図りながら、このトリガ
ーセンサーのトリガー信号を上記コンピュータへ入力す
ると共に、上記圧力センサーで圧着力を検出し、この圧
力センサーの圧力信号をチャージアンプユニットへ入力
して出力電圧を増幅した後、これを上記コンピュータへ
入力し、しかる後、このコンピュータのCPUで内部メ
モリによる波形解析による圧着端子例を比較演算し、上
記A/DコンバータボードユニットのTTL信号を介し
て上記制御装置を上記端子圧着機の運転を制御し、品質
の良否判定の基準となる許容範囲外になると、上記制御
装置に接続された端子圧着機を運転を緊急停止し、他
方、上記コンピュータの通信部からニューラルネットワ
ークへ波形解析による圧着端子例を提示すると望ましい
波形解析の変換を真似して学習記憶すると共に、上記コ
ンピュータのI/Oから外部記録装置へ表示信号を送
り、この外部記録装置で圧着端子の良否を表示するもの
である。
【0013】
【実施例】以下、本発明を図示のー実施例について説明
する。
【0014】図1において、符号1は、電線のストリッ
プに端子を圧着する端子圧着機であって、この端子圧着
機1内には、例えば、フォトセンサーによるトリガーセ
ンサー2及び、例えば、ロードセルによる圧力センサー
3が付設されており、このトリガーセンサー2は圧着開
始のタイミングを図りながら、このトリガーセンサー2
のトリガー信号2aを後述するコンピュータ5へ入力す
るようにしている。又、この圧力センサー3には、出力
電圧を増幅するチャージアンプユニット4が接続されて
おり、このチャージアンプユニット4及び上記トリガー
センサー2には、コンピュータ5が接続されている。さ
らに、このコンピュータ5内には、CPU(中央演算処
理装置)5a、各種の電線のストリップに形状や大きさ
を異にした各種の端子を圧着する基準圧着端子(基準圧
着端子事例)を格納記憶した内部メモリ5b、インター
フェイス5c、通信部5d、I/O5eがそれぞれ内蔵
されている。さらに又、上記通信部5dには、ニューラ
ルネットワーク6が接続されており、このニューラルネ
ットワーク(認識記憶部)6は上記コンピュータ5で波
形解析による圧着端子例を提示すると望ましい波形解析
の変換を真似して学習記憶するようにしている。又、上
記コンピュータ5のI/O5eには、外部記録装置(表
示装置)7が接続されており、この外部記録装置7は圧
着端子の良否の記録及び再生を表示するようにしてい
る。さらに、上記コンピュータ5のA/Dコンバータボ
ードユニット5fには、制御装置8が上記端子圧着機1
の運転を制御するように接続されている。
【0015】即ち、この制御装置8は、図5(B)
(C)(D)(E)(F)(G)(H)(I)(J)に
示されるような不良の圧着端子を検出表示すると、瞬時
に上記端子圧着機1の運転を緊急停止するようにしてい
る。
【0016】以下、本発明の作用について説明する。
【0017】従って、端子圧着機1におけるアンビル1
a上の上記電線WのストリップW1に端子Tを圧着する
際、トリガーセンサー2で時間分波形の表示内容を決定
づける出力波形信号のサンプリングを開始する。つま
り、圧着開始のタイミングを図りながら、このトリガー
センサー2のトリガー信号2aが上記コンピュータ5へ
入力すると共に、上記圧力センサー3が圧着力を検出
し、この圧力センサー3の圧力信号がチャージアンプユ
ニット4へ入力して出力電圧を増幅する。
【0018】即ち、圧力センサー3の圧着工程出力波形
信号はチャージアンプユニット4内で電圧変換される。
なお、ここで、上記チャージアンプユニット4は圧着工
程を管理する機能を有しており、正常な圧着工程出力ピ
ーク値が所定の最大圧着力の約7割程度になるように設
定されている。
【0019】さらに、図4の曲線Bに示されるように、
上記チャージアンプユニット4内で電圧変換された圧力
センサー3の圧力信号は上記コンピュータ5へ入力し、
しかる後、このコンピュータ5のCPU5aで内部メモ
リ5bによる波形解析による基準圧着端子例と比較演算
し、これを上記A/Dコンバータボードユニット5fの
TTL信号8aを介して上記制御装置8へ入力して上記
端子圧着機1の運転を制御する。
【0020】即ち、この制御装置8は、図5(B)
(C)(D)(E)(F)(G)(H)(I)(J)に
示されるような不良の圧着端子を検出表示すると、瞬時
に上記端子圧着機1の運転を緊急停止するようにしてい
る。つまり、品質の良否判定の基準となる許容範囲外に
なると、上記制御装置8は端子圧着機1を運転を緊急停
止する。さらに、この制御装置8はクランク機構におけ
る昇降クリンパの下死点の微調整、電線の芯だしの微調
整及び連鎖端子の間欠送りの微調整を行うようにしてい
る。
【0021】他方、上記コンピュータ5はその通信部5
dを通してニューラルネットワーク6へ入力する。する
と、このニューラルネットワーク6は波形解析による圧
着端子例を提示して望ましい波形解析の変換を真似して
学習記憶している。さらに又、上記コンピュータ5はそ
のI/O5bから外部記録装置(表示装置)7へ圧着端
子の良否の記録及び再生を表示している。
【0022】次に、図2に示される本発明の他の実施例
は、上記端子圧着機1に、例えば、ロータリー・エンコ
ーダーのような回転計9を付設し、この回転計9を上記
コンピュータ5へ接続することにより、上記トリガーセ
ンサー2及び圧力センサー3だけのものより正確な測定
精度の向上を図るようにしたものである。
【0023】
【発明の効果】以上述べたように本発明は、端子圧着機
にトリガーセンサー及び圧力センサーを付設し、この圧
力センサーにチャージアンプユニットを接続し、このチ
ャージアンプユニット及び上記トリガーセンサーにCP
U及び内部メモリを備えたコンピュータを接続し、この
コンピュータに波形解析による圧着端子例を提示すると
望ましい波形解析の変換を真似して学習記憶するニュー
ラルネットワークを接続し、上記コンピュータのI/O
に圧着端子の良否を表示するように外部記録装置を接続
し、上記コンピュータのA/Dコンバータボードユニッ
トに制御装置を上記端子圧着機の運転を制御するように
接続してあるので、圧着不良の端子を排除して、圧着端
子の品質の向上を図ることができるばかりでなく、波形
解析による圧着端子例を提示すると望ましい波形解析の
変換を真似して学習記憶しながら、品質の良否判定の基
準となる許容範囲の設定して、信頼性や安全性の向上を
図ることができる等の優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の圧着端子の品質管理装置のブロック線
図。
【図2】本発明の圧着端子の品質管理装置の他の実施例
のブロック線図。
【図3】既に提案されている圧着機の側面図。
【図4】既に提案されている圧着機の作用を説明するた
めのグラフ。
【図5】電線のストリップに圧着される圧着端子例を示
す各図。
【符号の説明】
1 端子圧着機 2 トリガーセンサー 3 圧力センサー 4 チャージアンプユニット 5 コンピュータ 6 ニューラルネットワーク 7 外部記録装置 8 制御装置
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年3月4日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 圧着端子の品質管理装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電線のストリップに端
子を圧着する端子圧着機における端子圧着力波形を予め
格納記憶された基準端子圧着力波形と比較しながら圧着
端子の品質を検査する圧着端子の品質管理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】既に提案されているこの種の電線のスト
リップに端子を圧着する端子圧着機は、図3に示される
ように構成されている。
【0003】即ち、図3において、電線のストリップに
端子を圧着する端子圧着機における機枠aに下部には、
アンビルa1が設けられており、上記機枠aの上部に
は、駆動軸bが回転自在に軸装されている。又、この駆
動軸bには、偏心ピンcを有するクランク杆dが連結さ
れており、このクランク軸dの端部には、腕杆eと作動
杆fがピンgで連結されている。さらに、この腕杆eの
基部は上記機枠aの上部にピン軸hで枢着されており、
上記作動杆fの他端部はラム部材iにピンjで連結され
ている。さらに又、このラム部材iは上記機枠aに形成
されたガイド溝kに沿って上下方向へ摺動自在に設けら
れており、このラム部材iの下端部には、昇降クリンパ
mがアンビルa1上の上記電線WのストリップW1に端
子Tを圧着するように着脱自在に垂設されている。又、
上記腕杆eの基部には、例えば、ロードセルのような圧
力センサーnが端子Tを圧着する際の圧着力を検出する
ように付設されている。
【0004】従って、上述した端子圧着機は、駆動軸b
を回転することにより、この駆動軸bに連結している偏
心ピンcを有するクランク杆dをクランク運動するか
ら、このクランク杆dに枢着されている上記作動杆fを
介して上記ラム部材iと一体の昇降クリンパmでアンビ
ルa1上の上記電線WのストリップW1に端子Tを圧着
している。
【0005】又一方、上記圧力センサーnは端子Tを圧
着する際の圧着力を検出し、これを図4のグラフの圧着
力を曲線Aで表示している。
【0006】従って、上述した端子圧着機の圧着端子
は、上記圧力センサーnで端子Tを圧着する際の圧着力
を検出しながら、図5(A)(B)に示されるように、
上記電線Wの所定の長さのストリップW1に端子Tのバ
レルT1を圧着すると共に、所定のクリンプワイドT
2、クリンプハイトT3を形成するように圧着してい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た端子圧着機は、圧着端子を上記圧力センサーnで端子
Tを圧着する際の圧着力を検出しながら、上記電線Wの
所定の長さのストリップW1に端子TのバレルT1を圧
着すると共に、所定のクリンプワイドT2、クリンプハ
イトT3を形成するように圧着している関係上、図5
(B)(C)(D)(E)(F)(G)(H)(I)
(J)に示されるように、不良な圧着端子を検出するこ
とは困難であるばかりでなく、端子圧着機の運転をその
まま継続すると、大量の不良品を製造する結果となる。
【0008】即ち、図5(C)に示されるように、不良
な圧着端子はバレル・トランジョンT4の変形を生じた
り、図5(D)に示されるように、ストリップW1の長
さが不足していたり、図5(E)に示されるように、端
子自体が上方へα角度又は下方角度βへ傾いたりする。
さらに、図5(F)に示されるように、端子自体が左方
向へγ角度又は右方法へδ角度へ傾いたり、図5(G)
に示されるように、端子TのランスT5が潰れたり、若
しくは大きく変形したり、図5(H)に示されるよう
に、被覆をバレルT1を圧着して導通不良を生じたす
る。さらに又、図5(I)に示されるように、ストリッ
プW1の芯線をがみ出したり、図5(J)に示されるよ
うに、端子TのバレルT1が変形したりしても、これら
の不良な圧着端子を検出することは困難であるばかりで
なく、端子圧着機の運転をそのまま継続すると、大量の
不良品を製造する結果となる。
【0009】このように上述した端子圧着機は、圧着端
子を上記圧力センサーnで端子Tを圧着する際の圧着力
を検出するだけで、図5(B)(C)(D)(E)
(F)(G)(H)(I)(J)に示されるような不良
品の発生は目視で行っており、品質の良否判定の基準と
なる許容範囲の設定に信頼性や安定性に問題がある。
【0010】本発明は、上述した問題を解決するため
に、圧着不良の端子を排除して、圧着端子の品質の向上
を図ると共に、波形解析による圧着端子例を提示すると
望ましい波形解析の変換を真似して学習記憶しながら、
品質の良否判定の基準となる許容範囲の設定に信頼性や
安全性の向上を図るようにした圧着端子の品質金利装置
を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、端子圧着機に
トリガーセンサー及び圧力センサーを付設し、この圧力
センサーに増幅器を接続し、この増幅器及び上記トリガ
ーセンサーにコンピュータを接続し、このコンピュータ
に波形解析による端子圧着力波形を提示すると望ましい
波形解析の変換を真似して学習記憶するニューラルネッ
トワークを接続し、上記コンピュータのI/Oに圧着端
子の良否を表示するように外部記録装置を接続し、上記
コンピュータのA/Dコンバータボードユニットに制御
装置を上記端子圧着機の運転を制御するように接続した
ものである。
【0012】
【作用】本発明は、端子圧着機におけるアンビル上の上
記電線のストリップに端子を圧着する際、トリガーセン
サーで圧着開始のタイミングを図りながら、このトリガ
ーセンサーのトリガー信号を上記コンピュータへ入力す
ると共に、上記圧力センサーで圧着力を検出し、この圧
力センサーの圧力信号をチャージアンプユニットによる
幅増幅器へ入力して出力電圧を増幅した後、これを上記
コンピュータへ入力し、しかる後、このコンピュータの
CPUで内部メモリによる波形解析による端子圧着力波
形を比較演算し、上記A/Dコンバータボードユニット
のTTL信号を介して上記制御装置を上記端子圧着機の
運転を制御し、品質の良否判定の基準となる許容範囲外
になると、上記制御装置に接続された端子圧着機を運転
を緊急停止し、他方、上記コンピュータの通信部からニ
ューラルネットワークへ波形解析による端子圧着力波形
を提示すると望ましい波形解析の変換を真似して学習記
憶すると共に、上記コンピュータのI/Oから外部記録
装置へ表示信号を送り、この外部記録装置で圧着端子の
良否を表示するものである。
【0013】
【実施例】以下、本発明を図示の一実施例について説明
する。
【0014】図1において、符号1は、電線のストリッ
プに端子を圧着する端子圧着機であって、この端子圧着
機1内には、例えば、フォトセンサーによるトリガーセ
ンサー2及び、例えば、ロードセルによる圧力センサー
3が付設されており、このトリガーセンサー2は圧着開
始のタイミングを図りながら、このトリガーセンサー2
のトリガー信号2aを後述するコンピュータ5へ入力す
るようにしている。又、この圧力センサー3には、出力
電圧を増幅するチャージアンプユニットによる増幅器4
が接続されており、この増幅器4及び上記トリガーセン
サー2には、コンピュータ5が接続されている。さら
に、このコンピュータ5内には、CPU(中央演算管理
装置)5a、各種の電線のストリップに形状や大きさを
異にした各種の端子を圧着する基準圧着端子(基準圧着
端子事例)を格納記憶した内部メモリ5b、インターフ
ェイス5c、通信部5d、I/O5eがそれぞれ内蔵さ
れている。さらに又、上記通信部5dには、ニューラル
ネットワーク6が接続されており、このニューラルネッ
トワーク(認識記録部)6は上記コンピュータ5で波形
解析による端子圧着力波形を提示すると望ましい波形解
析の変換を真似して学習記憶するようにしている。又、
上記コンピュータ5のI/O5eには、外部記録装置
(表示装置)7が接続されており、この外部記録装置7
は圧着端子の良否の記録及び再生を表示するようにして
いる。さらに、上記コンピュータ5のA/Dコンバータ
ボードユニット5fには、制御装置8が上記端子圧着機
1の運転を制御するように接続されている。
【0015】即ち、この制御装置8は、図5(B)
(C)(D)(E)(F)(G)(H)(I)(J)に
示されるような不良の圧着端子を検出表示すると、瞬時
に上記端子圧着機1の運転を緊急停止するようにしてい
る。
【0016】以下、本発明の作用について説明する。
【0017】従って、端子圧着機1におけるアンビル1
a上の上記電線WのストリップW1に端子Tを圧着する
際、トリガーセンサー2で時間分波形の表示内容を決定
づける出力波形信号のサンプリングを開始する。つま
り、圧着開始のタイミングを図りながら、このトリガー
センサー2のトリガー信号2aが上記コンピュータ5へ
入力すると共に、上記圧力センサー3が圧着力を検出
し、この圧力センサー3の圧力信号がチャージアンプユ
ニットによる増幅器4へ入力して出力電圧を増幅する。
【0018】即ち、圧力センサー3の圧着工程出力波形
信号はチャージアンプユニットによる増幅器4内で電圧
変換される。なお、ここで、上記チャージアンプユニッ
ト4は圧着工程を管理する機能を有しており、正常な圧
着工程出力ピーク値が所定の量大圧着力の約7割程度に
なるように設定されている。
【0019】さらに、図4の曲線Bに示されるように、
上記チャージアンプユニットによる増幅器4内で電圧変
換された圧力センサー3の圧力信号は上記コンピュータ
5へ入力し、しかる後、このコンピュータ5のCPU5
aで内部メモリ5bによる波形解析による基準端子圧着
力波形と比較演算し、これを上記A/Dコンバータボー
ドユニット5fのTTL信号8aを介して上記制御装置
8へ入力して上記端子圧着機1の運転を制御する。
【0020】即ち、この制御装置8は、図5(B)
(C)(D)(E)(F)(G)(H)(I)(J)に
示されるような不良の圧着端子を検出表示すると、瞬時
に上記端子圧着機1の運転を緊急停止するようにしてい
る。つまり、品質の良否判定の基準となる許容範囲外に
なると、上記制御装置8は端子圧着機1を運転を緊急停
止する。さらに、この制御装置8はクランク機構におけ
る昇降クリンパの下死点の微調整、電線の芯だしの微調
整及び連鎖端子の間欠送りの微調整を行うようにしてい
る。
【0021】他方、上記コンピュータ5はその通信部5
dを通してニューラルネットワーク6へ入力する。する
と、このニューラルネットワーク6は波形解析による端
子圧着力波形を提示して望ましい波形解析の変換を真似
して学習記憶している。さらに又、上記コンピュータ5
はそのI/O5bから外部記録装置(表示装置)7へ圧
着端子の良否の記録及び再生を表示している。
【0022】次に、図2に示される本発明の他の実施例
は、上記端子圧着機1に、例えば、ロータリー・エンコ
ーダーのような回転計9を付設し、この回転計9を上記
コンピュータ5へ接続することにより、上記トリガーセ
ンサー2及び圧力センサー3だけのものより正確な測定
精度の向上を図るようにしたものである。
【0023】
【発明の効果】以上述べたように本発明は、端子圧着機
にトリガーセンサー及び圧力センサーを付設し、この圧
力センサーに増幅器を接続し、この増幅器及び上記トリ
ガーセンサーにCPU及び内部メモリを備えたコンピュ
ータを接続し、このコンピュータに波形解析による端子
圧着力波形を提示すると望ましい波形解析の変換を真似
して学習記憶するニューラルネットワークを接続し、上
記コンピュータのI/Oに圧着端子の良否を表示するよ
うに外部記録装置を接続し、上記コンピュータのA/D
コンバータボードユニットに制御装置を上記端子圧着機
の運転を制御するように接続してあるので、圧着不良の
端子を排除して、圧着端子の品質の向上を図ることがで
きるばかりでなく、波形解析による端子圧着力波形を提
示すると望ましい波形解析の変換を真似して学習記憶し
ながら、品質の良否判定の基準となる許容範囲の設定し
て、信頼性や安全性の向上を図ることができる等の優れ
た効果を有する
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の圧着端子の品質管理装置のブロック線
図。
【図2】本発明の圧着端子の品質管理装置の他の実施例
のブロック線図。
【図3】既に提案されている圧着機の側面図。
【図4】既に提案されている圧着機の作用を説明するた
めのグラフ。
【図5】電線のストリップに圧着される圧着端子例を示
す各図。
【符号の説明】 1 端子圧着機 2 トリガーセンサー 3 圧力センサー 4 増幅器 5 コンピュータ 6 ニューラルネットワーク 7 外部記録装置 8 制御装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】端子圧着機に付設されたトリガーセンサー
    及び圧力センサーと、この圧力センサーに接続されたチ
    ャージアンプユニットと、このチャージアンプユニット
    及び上記トリガーセンサーに接続されたCPU及び内部
    メモリを備えたコンピュータと、このコンピュータに接
    続される共に波形解析による圧着端子例を提示すると望
    ましい波形解析の変換を真似して学習記憶するニューラ
    ルネットワークと、上記コンピュータのI/Oに圧着端
    子の良否を表示するように接続された外部記録装置と、
    上記コンピュータのA/Dコンバータボードユニットに
    上記端子圧着機の運転を制御するように接続された制御
    装置とを具備したことを特徴とする圧着端子の品質管理
    装置。
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