JPH07163517A - 立体視内視鏡 - Google Patents
立体視内視鏡Info
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- JPH07163517A JPH07163517A JP5311737A JP31173793A JPH07163517A JP H07163517 A JPH07163517 A JP H07163517A JP 5311737 A JP5311737 A JP 5311737A JP 31173793 A JP31173793 A JP 31173793A JP H07163517 A JPH07163517 A JP H07163517A
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- A61B1/00163—Optical arrangements
- A61B1/00193—Optical arrangements adapted for stereoscopic vision
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- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N13/00—Stereoscopic video systems; Multi-view video systems; Details thereof
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- H04N13/204—Image signal generators using stereoscopic image cameras
- H04N13/239—Image signal generators using stereoscopic image cameras using two 2D image sensors having a relative position equal to or related to the interocular distance
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- G02B23/00—Telescopes, e.g. binoculars; Periscopes; Instruments for viewing the inside of hollow bodies; Viewfinders; Optical aiming or sighting devices
- G02B23/24—Instruments or systems for viewing the inside of hollow bodies, e.g. fibrescopes
- G02B23/2407—Optical details
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 内視鏡を用いて術部の手術や処置を行う際
に、患部や術具の奥行き感覚が容易に捕らえることがで
き、手術や処置が容易となる立体視内視鏡を提供するこ
とにある。 【構成】 内視鏡の先端構成部３に設けられ被写体Ｏの
左右像を結像させて映像信号を出力する左右一対の固体
撮像素子９Ｌ，９Ｒと、この左右の固体撮像素子９Ｌ，
９Ｒからの映像信号を所定の周期で切替えるスイッチ回
路１０と、このスイッチ回路１０によって切替えられた
左右の固体撮像素子９Ｌ，９Ｒによる画像を表示するモ
ニタ５と、前記スイッチ回路１０と同期して切替えられ
前記モニタ５に表示される左右の画像に対応して交互に
開閉する液晶メガネ１４とから構成し、立体画像を得る
ように構成したことにある。
に、患部や術具の奥行き感覚が容易に捕らえることがで
き、手術や処置が容易となる立体視内視鏡を提供するこ
とにある。 【構成】 内視鏡の先端構成部３に設けられ被写体Ｏの
左右像を結像させて映像信号を出力する左右一対の固体
撮像素子９Ｌ，９Ｒと、この左右の固体撮像素子９Ｌ，
９Ｒからの映像信号を所定の周期で切替えるスイッチ回
路１０と、このスイッチ回路１０によって切替えられた
左右の固体撮像素子９Ｌ，９Ｒによる画像を表示するモ
ニタ５と、前記スイッチ回路１０と同期して切替えられ
前記モニタ５に表示される左右の画像に対応して交互に
開閉する液晶メガネ１４とから構成し、立体画像を得る
ように構成したことにある。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、左右両眼視差を利用
して立体像を得ることができる医療用、工業用に用いら
れる立体視内視鏡に関する。
して立体像を得ることができる医療用、工業用に用いら
れる立体視内視鏡に関する。
【０００２】
【従来の技術】医療用、工業用の電子内視鏡において
は、内視鏡の挿入部の先端構成部に対物光学系と固体撮
像素子がそれぞれ１組内蔵され、被写体の像を固体撮像
素子に結像し、この固体撮像素子からの画像信号をモニ
タに表示するようになっており、観察者はモニタに表示
された画像を観察するようになっている。
は、内視鏡の挿入部の先端構成部に対物光学系と固体撮
像素子がそれぞれ１組内蔵され、被写体の像を固体撮像
素子に結像し、この固体撮像素子からの画像信号をモニ
タに表示するようになっており、観察者はモニタに表示
された画像を観察するようになっている。
【０００３】ところが、このように構成された電子内視
鏡は平面的な画像であり、被写体を立体的に写し出して
観察することはできない。したがって、医療用の電子内
視鏡で、被写体としての患部を観察しながら手術を行う
場合、患部および術具の奥行き感覚を捕らえるのには術
者の経験度が要求されるとともに、安全性の面でも問題
がある。
鏡は平面的な画像であり、被写体を立体的に写し出して
観察することはできない。したがって、医療用の電子内
視鏡で、被写体としての患部を観察しながら手術を行う
場合、患部および術具の奥行き感覚を捕らえるのには術
者の経験度が要求されるとともに、安全性の面でも問題
がある。
【０００４】一方、立体画像を得ることができる撮像装
置としては、被写体の左右両眼視差を有する左右像を一
対の光学系によって撮像し、得られた映像を左右眼でそ
れぞれ見ることにより立体視が可能であることで知られ
た技術である。これは被写体を撮像する手段として２台
の撮像カメラを用いて２つの対物光学系と２つの光電変
換手段とによって左右両眼視差を有する左右像を撮像す
る方法である。
置としては、被写体の左右両眼視差を有する左右像を一
対の光学系によって撮像し、得られた映像を左右眼でそ
れぞれ見ることにより立体視が可能であることで知られ
た技術である。これは被写体を撮像する手段として２台
の撮像カメラを用いて２つの対物光学系と２つの光電変
換手段とによって左右両眼視差を有する左右像を撮像す
る方法である。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、医療
用、工業用の内視鏡のように体腔内あるいは狭い空間に
挿入し、内部を観察可能な内視鏡のように大きさ、特に
外径が制限されている内視鏡においては、撮像する手段
として２台の撮像カメラを内蔵することは困難であり、
実用化されていないのが実情である。
用、工業用の内視鏡のように体腔内あるいは狭い空間に
挿入し、内部を観察可能な内視鏡のように大きさ、特に
外径が制限されている内視鏡においては、撮像する手段
として２台の撮像カメラを内蔵することは困難であり、
実用化されていないのが実情である。
【０００６】この発明は、前記事情に着目してなされた
もので、その目的とするところは、被写体を立体視する
ことができ、しかも内視鏡として要求されている小形化
が可能で、医療用、工業用の内視鏡として好適する立体
視内視鏡を提供することにある。
もので、その目的とするところは、被写体を立体視する
ことができ、しかも内視鏡として要求されている小形化
が可能で、医療用、工業用の内視鏡として好適する立体
視内視鏡を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段および作用】この発明は前
記目的を達成するために、１つの発明は、内視鏡の先端
構成部に設けられ被写体の左右像を結像させて映像信号
を出力する左右一対の撮像手段と、この左右の撮像手段
からの映像信号を所定の周期で切替える映像信号切替え
手段と、この映像信号切替え手段によって切替えられた
左右の撮像手段による画像を表示するモニタと、前記映
像信号切替え手段と同期して切替えられ前記モニタに表
示される左右の画像に対応して交互に開閉するシャッタ
とを具備したことを特徴とする。
記目的を達成するために、１つの発明は、内視鏡の先端
構成部に設けられ被写体の左右像を結像させて映像信号
を出力する左右一対の撮像手段と、この左右の撮像手段
からの映像信号を所定の周期で切替える映像信号切替え
手段と、この映像信号切替え手段によって切替えられた
左右の撮像手段による画像を表示するモニタと、前記映
像信号切替え手段と同期して切替えられ前記モニタに表
示される左右の画像に対応して交互に開閉するシャッタ
とを具備したことを特徴とする。
【０００８】前記撮像手段を、内視鏡の先端構成部に設
けらた左右一対の対物光学系と、この対物光学系から画
像光線を反射する２つの反射面を有するミラーと、この
ミラーの反射面から反射された画像光線を結像させる固
体撮像素子とから構成したことにある。また、前記映像
信号切替え手段は、高速に切替えられるスイッチ回路で
あり、前記シャッタは、液晶メガネであることを特徴と
する。
けらた左右一対の対物光学系と、この対物光学系から画
像光線を反射する２つの反射面を有するミラーと、この
ミラーの反射面から反射された画像光線を結像させる固
体撮像素子とから構成したことにある。また、前記映像
信号切替え手段は、高速に切替えられるスイッチ回路で
あり、前記シャッタは、液晶メガネであることを特徴と
する。
【０００９】もう１つの発明は、内視鏡の先端構成部に
設けられ被写体の左右像を結像させて映像信号を出力す
る左右一対の対物光学系と、これら対物光学系の光路上
に設けられ左右交互に開閉するシャッタと、前記左右一
対の対物光学系の光路上に設けられ左右の画像を交互に
結像させる単一の固定撮像素子と、この撮像素子からの
画像を表示するモニタと、前記シャッタと同期して切替
えられ前記モニタに表示される左右の画像に対応して交
互に開閉するシャッタとを具備したことを特徴とする。
設けられ被写体の左右像を結像させて映像信号を出力す
る左右一対の対物光学系と、これら対物光学系の光路上
に設けられ左右交互に開閉するシャッタと、前記左右一
対の対物光学系の光路上に設けられ左右の画像を交互に
結像させる単一の固定撮像素子と、この撮像素子からの
画像を表示するモニタと、前記シャッタと同期して切替
えられ前記モニタに表示される左右の画像に対応して交
互に開閉するシャッタとを具備したことを特徴とする。
【００１０】したがって、術者はモニタに表示された立
体画像を観察しながら術部の手術や処置を行う際に、患
部や術具の奥行き感覚が容易に捕らえることができ、手
術や処置が容易となる。
体画像を観察しながら術部の手術や処置を行う際に、患
部や術具の奥行き感覚が容易に捕らえることができ、手
術や処置が容易となる。
【００１１】
【実施例】以下、この発明の各実施例を図面に基づいて
説明する。図１および図２は第１の実施例を示す。図２
は立体視内視鏡の全体を示し、１は内視鏡本体で、この
内視鏡本体１には挿入部２が設けられ、この挿入部２の
先端部には先端構成部３が設けられている。さらに、内
視鏡本体１にはケーブル４を介して表示装置としてのモ
ニタ５が接続されている。
説明する。図１および図２は第１の実施例を示す。図２
は立体視内視鏡の全体を示し、１は内視鏡本体で、この
内視鏡本体１には挿入部２が設けられ、この挿入部２の
先端部には先端構成部３が設けられている。さらに、内
視鏡本体１にはケーブル４を介して表示装置としてのモ
ニタ５が接続されている。
【００１２】前記先端構成部３は図１に示すように、円
筒状に形成され、その前端面には被写体Ｏに対向し、左
右両眼に対応する左右一対の対物光学系６Ｌ，６Ｒが設
けられている。対物光学系６Ｌ，６Ｒの後方で、先端構
成部３の略中央部には１つのミラー７が設けられ、この
ミラー７には左側の対物光学系６Ｌの被写体像を反射す
る反射面８Ｌと右側の対物光学系６Ｒの被写体像を反射
する反射面８Ｒが設けられており、ミラー７は略三角柱
状に形成されている。
筒状に形成され、その前端面には被写体Ｏに対向し、左
右両眼に対応する左右一対の対物光学系６Ｌ，６Ｒが設
けられている。対物光学系６Ｌ，６Ｒの後方で、先端構
成部３の略中央部には１つのミラー７が設けられ、この
ミラー７には左側の対物光学系６Ｌの被写体像を反射す
る反射面８Ｌと右側の対物光学系６Ｒの被写体像を反射
する反射面８Ｒが設けられており、ミラー７は略三角柱
状に形成されている。
【００１３】ミラー７の反射面８Ｌ，８Ｒの反射光路に
対向する先端構成部３の内側壁には撮像手段としての左
右の固体撮像素子９Ｌ，９Ｒが設けられ、反射面８Ｌ，
８Ｒから反射された画像光線が結像される。
対向する先端構成部３の内側壁には撮像手段としての左
右の固体撮像素子９Ｌ，９Ｒが設けられ、反射面８Ｌ，
８Ｒから反射された画像光線が結像される。
【００１４】左右の固体撮像素子９Ｌ，９Ｒは画像光線
を電気信号に変換し、この映像信号は映像信号切替え手
段としての第１のスイッチ回路１０に入力される。この
第１のスイッチ回路１０は、高速の周期（例えば６０Ｈ
ｚ）で左側の固体撮像素子９Ｌによる映像信号と右側の
固体撮像素子９Ｌによる映像信号とを切替えてモニタ５
に出力するようになっており、モニタ５は左側の画像と
右側の画像が交互に高速で切替え表示される。
を電気信号に変換し、この映像信号は映像信号切替え手
段としての第１のスイッチ回路１０に入力される。この
第１のスイッチ回路１０は、高速の周期（例えば６０Ｈ
ｚ）で左側の固体撮像素子９Ｌによる映像信号と右側の
固体撮像素子９Ｌによる映像信号とを切替えてモニタ５
に出力するようになっており、モニタ５は左側の画像と
右側の画像が交互に高速で切替え表示される。
【００１５】また、第１のスイッチ回路１０は第２のス
イッチ回路１２を介してシャッタとしての液晶メガネ１
３に接続され、第２のスイッチ回路１２は第１のスイッ
チ回路１０による切替え周期に同期して切替え作動する
ようになっている。つまり、モニタ５に左側の画像が表
示されたときには左眼側のみが透視可能に開放して左眼
のみに認識され、逆にモニタ５に右側の画像が表示され
たときには右眼側のみが透視可能に開放して右眼のみに
認識される。
イッチ回路１２を介してシャッタとしての液晶メガネ１
３に接続され、第２のスイッチ回路１２は第１のスイッ
チ回路１０による切替え周期に同期して切替え作動する
ようになっている。つまり、モニタ５に左側の画像が表
示されたときには左眼側のみが透視可能に開放して左眼
のみに認識され、逆にモニタ５に右側の画像が表示され
たときには右眼側のみが透視可能に開放して右眼のみに
認識される。
【００１６】したがって、術者がこの液晶メガネ１３を
掛けてモニタ５に表示された画像を見ることにより画像
が立体感を持って認識される。このため、例えば体腔内
の患部等の手術部位等の被写体Ｏを観察しながら手術、
処置を行う場合、被写体Ｏの奥行き感覚が鮮明に認識で
き、手術、処置の容易化を図り、また安全性を向上でき
る。
掛けてモニタ５に表示された画像を見ることにより画像
が立体感を持って認識される。このため、例えば体腔内
の患部等の手術部位等の被写体Ｏを観察しながら手術、
処置を行う場合、被写体Ｏの奥行き感覚が鮮明に認識で
き、手術、処置の容易化を図り、また安全性を向上でき
る。
【００１７】図３は第２の実施例を示し、第１の実施例
と同一構成部分は同一番号を付す。内視鏡本体１の先端
構成部３の前端面には被写体Ｏに対向し、左右両眼に対
応する左右一対の対物光学系６Ｌ，６Ｒが設けられてい
る。対物光学系６Ｌ，６Ｒの後部には光路を開閉するシ
ャッタ１４Ｌ，１４Ｒが設けられ、これらシャッタ１４
Ｌ，１４Ｒはシャッタ駆動機構としてのアクチュエータ
１５Ｌ，１５Ｒによって駆動されるようになっている。
と同一構成部分は同一番号を付す。内視鏡本体１の先端
構成部３の前端面には被写体Ｏに対向し、左右両眼に対
応する左右一対の対物光学系６Ｌ，６Ｒが設けられてい
る。対物光学系６Ｌ，６Ｒの後部には光路を開閉するシ
ャッタ１４Ｌ，１４Ｒが設けられ、これらシャッタ１４
Ｌ，１４Ｒはシャッタ駆動機構としてのアクチュエータ
１５Ｌ，１５Ｒによって駆動されるようになっている。
【００１８】シャッタ１４Ｌ，１４Ｒの後方で、先端構
成部３の略中央部には対物光学系６Ｌ，６Ｒに対向する
撮像手段としての１つの固体撮像素子１６が設けられ、
対物光学系６Ｌ，６Ｒからの画像光線が交互に結像され
るようになっている。
成部３の略中央部には対物光学系６Ｌ，６Ｒに対向する
撮像手段としての１つの固体撮像素子１６が設けられ、
対物光学系６Ｌ，６Ｒからの画像光線が交互に結像され
るようになっている。
【００１９】固体撮像素子１６は画像光線を電気信号に
変換し、この映像信号は映像信号切替え手段としての第
１のスイッチ回路１０に入力される。この第１のスイッ
チ回路１０は、高速の周期（例えば６０Ｈｚ）で左側の
対物光学系６Ｌによる映像信号と右側の対物光学系６Ｒ
による映像信号とを切替えてモニタ５に出力するように
なっており、モニタ５は左側の画像と右側の画像が交互
に高速で切替え表示される。
変換し、この映像信号は映像信号切替え手段としての第
１のスイッチ回路１０に入力される。この第１のスイッ
チ回路１０は、高速の周期（例えば６０Ｈｚ）で左側の
対物光学系６Ｌによる映像信号と右側の対物光学系６Ｒ
による映像信号とを切替えてモニタ５に出力するように
なっており、モニタ５は左側の画像と右側の画像が交互
に高速で切替え表示される。
【００２０】また、第１のスイッチ回路１０はシャッタ
駆動回路１７を介してアクチュエータ１５Ｌ，１５Ｒに
接続されている。そして、第１のスイッチ回路１０によ
る切替え周期に同期してシャッタ駆動回路１７に駆動信
号を入力してアクチュエータ１５Ｌ，１５Ｒを作動する
ようになっている。つまり、アクチュエータ１５Ｌによ
ってシャッタ１４Ｌを開放したときには、被写体Ｏの左
側のみの画像光線が対物光学系６Ｌを介して固体撮像素
子１６に結像され、逆にアクチュエータ１５Ｒによって
シャッタ１４Ｒを開放したときには、被写体Ｏの右側の
みの画像光線が対物光学系６Ｒを介して固体撮像素子１
６に結像される。
駆動回路１７を介してアクチュエータ１５Ｌ，１５Ｒに
接続されている。そして、第１のスイッチ回路１０によ
る切替え周期に同期してシャッタ駆動回路１７に駆動信
号を入力してアクチュエータ１５Ｌ，１５Ｒを作動する
ようになっている。つまり、アクチュエータ１５Ｌによ
ってシャッタ１４Ｌを開放したときには、被写体Ｏの左
側のみの画像光線が対物光学系６Ｌを介して固体撮像素
子１６に結像され、逆にアクチュエータ１５Ｒによって
シャッタ１４Ｒを開放したときには、被写体Ｏの右側の
みの画像光線が対物光学系６Ｒを介して固体撮像素子１
６に結像される。
【００２１】また、第１の実施例と同様に第１のスイッ
チ回路１０は第２のスイッチ回路１２を介してシャッタ
としての液晶メガネ１３に接続され、第２のスイッチ回
路１２は第１のスイッチ回路１０による切替え周期に同
期して切替え作動するようになっている。つまり、モニ
タ５に左側の画像が表示されたときには左眼側のみが透
視可能に開放して左眼のみに認識され、逆にモニタ５に
右側の画像が表示されたときには右眼側のみが透視可能
に開放して右眼のみに認識される。
チ回路１０は第２のスイッチ回路１２を介してシャッタ
としての液晶メガネ１３に接続され、第２のスイッチ回
路１２は第１のスイッチ回路１０による切替え周期に同
期して切替え作動するようになっている。つまり、モニ
タ５に左側の画像が表示されたときには左眼側のみが透
視可能に開放して左眼のみに認識され、逆にモニタ５に
右側の画像が表示されたときには右眼側のみが透視可能
に開放して右眼のみに認識される。
【００２２】したがって、術者がこの液晶メガネ１３を
掛けてモニタ５に表示された画像を見ることにより画像
が立体感を持って認識される。このため、例えば体腔内
の患部等の手術部位等の被写体Ｏを観察しながら手術、
処置を行う場合、被写体Ｏの奥行き感覚が鮮明に認識で
き、手術、処置の容易化を図り、また安全性を向上でき
る。
掛けてモニタ５に表示された画像を見ることにより画像
が立体感を持って認識される。このため、例えば体腔内
の患部等の手術部位等の被写体Ｏを観察しながら手術、
処置を行う場合、被写体Ｏの奥行き感覚が鮮明に認識で
き、手術、処置の容易化を図り、また安全性を向上でき
る。
【００２３】このように構成することによって、ミラー
が不要となるとともに、１つの固体撮像素子によって左
右画像を交互に得ることができ、先端構成部の細径化を
図ることができる。
が不要となるとともに、１つの固体撮像素子によって左
右画像を交互に得ることができ、先端構成部の細径化を
図ることができる。
【００２４】図４は第２の実施例の変形例を示し、同一
構成部分は同一番号を付して説明を省略する。内視鏡本
体１の先端構成部３の前端面には被写体Ｏに対向し、入
射光を平行光線にする１つの対物光学系１８が設けられ
ている。対物光学系１８の後部にはシャッタ付きマイク
ロアレイレンズ１９が設けられている。
構成部分は同一番号を付して説明を省略する。内視鏡本
体１の先端構成部３の前端面には被写体Ｏに対向し、入
射光を平行光線にする１つの対物光学系１８が設けられ
ている。対物光学系１８の後部にはシャッタ付きマイク
ロアレイレンズ１９が設けられている。
【００２５】このシャッタ付きマイクロアレイレンズ１
９は、レンズホルダ２０に支持された複数個の集光レン
ズ２１と、この各集光レンズ２１に対向するシャッタ２
２とから構成されている。そして、隣接する２つの集光
レンズ２１と２つのシャッタ２２を１組とし、シャッタ
２２が交互に開閉して対物光学系１８からの平行光線の
集光レンズ２１によって集光してシャッタ付きマイクロ
アレイレンズ１９の後方に設けられた１つの固体撮像素
子１６に結像されるようになっている。
９は、レンズホルダ２０に支持された複数個の集光レン
ズ２１と、この各集光レンズ２１に対向するシャッタ２
２とから構成されている。そして、隣接する２つの集光
レンズ２１と２つのシャッタ２２を１組とし、シャッタ
２２が交互に開閉して対物光学系１８からの平行光線の
集光レンズ２１によって集光してシャッタ付きマイクロ
アレイレンズ１９の後方に設けられた１つの固体撮像素
子１６に結像されるようになっている。
【００２６】すなわち、被写体Ｏの位置が右側に偏って
いるときにはシャッタ付きマイクロアレイレンズ１９の
右側エリア１９Ｒの２つの集光レンズ２１と２つのシャ
ッタ２２が選択され、被写体Ｏの位置が左側に偏ってい
るときにはシャッタ付きマイクロアレイレンズ１９の左
側エリア１９Ｌの２つの集光レンズ２１と２つのシャッ
タ２２が選択される。そして、２つの集光レンズ２１と
２つのシャッタ２２を１組として左右両眼に対応するよ
うになっており、シャッタ２２の交互の開閉によって対
物光学系１８からの画像光線が交互に固体撮像素子１６
に結像される。
いるときにはシャッタ付きマイクロアレイレンズ１９の
右側エリア１９Ｒの２つの集光レンズ２１と２つのシャ
ッタ２２が選択され、被写体Ｏの位置が左側に偏ってい
るときにはシャッタ付きマイクロアレイレンズ１９の左
側エリア１９Ｌの２つの集光レンズ２１と２つのシャッ
タ２２が選択される。そして、２つの集光レンズ２１と
２つのシャッタ２２を１組として左右両眼に対応するよ
うになっており、シャッタ２２の交互の開閉によって対
物光学系１８からの画像光線が交互に固体撮像素子１６
に結像される。
【００２７】固体撮像素子１６は画像光線を電気信号に
変換し、この映像信号は映像信号切替え手段としての第
１のスイッチ回路１０に入力される。この第１のスイッ
チ回路１０は、高速の周期（例えば６０Ｈｚ）で対物光
学系１８による左側の映像信号と右側の映像信号とを切
替えてモニタ５に出力するようになっており、モニタ５
は左側の画像と右側の画像が交互に高速で切替え表示さ
れる。
変換し、この映像信号は映像信号切替え手段としての第
１のスイッチ回路１０に入力される。この第１のスイッ
チ回路１０は、高速の周期（例えば６０Ｈｚ）で対物光
学系１８による左側の映像信号と右側の映像信号とを切
替えてモニタ５に出力するようになっており、モニタ５
は左側の画像と右側の画像が交互に高速で切替え表示さ
れる。
【００２８】また、第１のスイッチ回路１０はシャッタ
駆動回路２３を介してシャッタ駆動機構２４に接続され
ている。そして、第１のスイッチ回路１０による切替え
周期に同期してシャッタ駆動回路２３に駆動信号を入力
してシャッタ駆動機構２４を作動するようになってい
る。つまり、シャッタ駆動機構２４によってシャッタ２
２を交互に開放することにより、被写体Ｏの画像光線が
対物光学系１８を介して固体撮像素子１６に結像され
る。
駆動回路２３を介してシャッタ駆動機構２４に接続され
ている。そして、第１のスイッチ回路１０による切替え
周期に同期してシャッタ駆動回路２３に駆動信号を入力
してシャッタ駆動機構２４を作動するようになってい
る。つまり、シャッタ駆動機構２４によってシャッタ２
２を交互に開放することにより、被写体Ｏの画像光線が
対物光学系１８を介して固体撮像素子１６に結像され
る。
【００２９】また、第１の実施例と同様に第１のスイッ
チ回路１０は第２のスイッチ回路１２を介してシャッタ
としての液晶メガネ１３に接続され、第２のスイッチ回
路１２は第１のスイッチ回路１０による切替え周期に同
期して切替え作動するようになっている。つまり、モニ
タ５に左側の画像が表示されたときには左眼側のみが透
視可能に開放して左眼のみに認識され、逆にモニタ５に
右側の画像が表示されたときには右眼側のみが透視可能
に開放して右眼のみに認識される。
チ回路１０は第２のスイッチ回路１２を介してシャッタ
としての液晶メガネ１３に接続され、第２のスイッチ回
路１２は第１のスイッチ回路１０による切替え周期に同
期して切替え作動するようになっている。つまり、モニ
タ５に左側の画像が表示されたときには左眼側のみが透
視可能に開放して左眼のみに認識され、逆にモニタ５に
右側の画像が表示されたときには右眼側のみが透視可能
に開放して右眼のみに認識される。
【００３０】したがって、術者がこの液晶メガネ１３を
掛けてモニタ５に表示された画像を見ることにより画像
が立体感を持って認識される。このため、例えば体腔内
の患部等の手術部位等の被写体Ｏを観察しながら手術、
処置を行う場合、被写体Ｏの奥行き感覚が鮮明に認識で
き、手術、処置の容易化を図り、また安全性を向上でき
る。
掛けてモニタ５に表示された画像を見ることにより画像
が立体感を持って認識される。このため、例えば体腔内
の患部等の手術部位等の被写体Ｏを観察しながら手術、
処置を行う場合、被写体Ｏの奥行き感覚が鮮明に認識で
き、手術、処置の容易化を図り、また安全性を向上でき
る。
【００３１】このように構成することによって、内視鏡
本体１の先端構成部３を左右に移動させることなく、広
範囲の視野を観察でき、内視鏡の操作が容易となる。以
上、この発明の実施例について説明したが、この発明は
前記実施例に限定されるものではない。すなわち、前記
各実施例の構成要素を任意に選択的に組み合わせること
により、前記各実施例とは同等の機能もしくは異なる機
能を有する装置を構成することができる。したがって、
前記実施例の構成要素を任意に選択的に組み合わた実施
例を新たな実施例としてもよい。
本体１の先端構成部３を左右に移動させることなく、広
範囲の視野を観察でき、内視鏡の操作が容易となる。以
上、この発明の実施例について説明したが、この発明は
前記実施例に限定されるものではない。すなわち、前記
各実施例の構成要素を任意に選択的に組み合わせること
により、前記各実施例とは同等の機能もしくは異なる機
能を有する装置を構成することができる。したがって、
前記実施例の構成要素を任意に選択的に組み合わた実施
例を新たな実施例としてもよい。
【００３２】
【発明の効果】以上説明したように、この発明は、内視
鏡の先端構成部に設けられた左右一対の撮像手段からの
映像信号を所定の周期で切替え、切替えられた左右の撮
像手段による画像をモニタに表示し、前記映像信号の切
替えと同期してモニタに表示される左右の画像に対応し
てシャッタを交互に開閉することにより、立体画像を得
ることができる。
鏡の先端構成部に設けられた左右一対の撮像手段からの
映像信号を所定の周期で切替え、切替えられた左右の撮
像手段による画像をモニタに表示し、前記映像信号の切
替えと同期してモニタに表示される左右の画像に対応し
てシャッタを交互に開閉することにより、立体画像を得
ることができる。
【００３３】したがって、内視鏡を用いて術部の手術や
処置を行う際に、患部や術具の奥行き感覚が容易に捕ら
えることができ、手術や処置が容易となる。もう１つの
発明は、内視鏡の先端構成部に設けられた左右一対の対
物光学系の光路上に左右交互に開閉するシャッタを設け
るとともに、前記光路上に左右の画像を周期的に結像さ
せる単一の固定撮像素子を設けたことにある。したがっ
て、前記効果に加え固体撮像素子が１個で済み、内視鏡
の先端構成部の細径化を図ることができ、患者の苦痛を
軽減できるという効果がある。
処置を行う際に、患部や術具の奥行き感覚が容易に捕ら
えることができ、手術や処置が容易となる。もう１つの
発明は、内視鏡の先端構成部に設けられた左右一対の対
物光学系の光路上に左右交互に開閉するシャッタを設け
るとともに、前記光路上に左右の画像を周期的に結像さ
せる単一の固定撮像素子を設けたことにある。したがっ
て、前記効果に加え固体撮像素子が１個で済み、内視鏡
の先端構成部の細径化を図ることができ、患者の苦痛を
軽減できるという効果がある。
【図１】この発明の第１の実施例に係わる立体視内視鏡
の構成図。
の構成図。
【図２】同実施例に係わる立体視内視鏡の全体を示す側
面図。
面図。
【図３】この発明の第２の実施例に係わる立体視内視鏡
の構成図。
の構成図。
【図４】同実施例の変形例を示す立体視内視鏡の構成
図。
図。
３…先端構成部 ５…モニタ ６Ｌ，６Ｒ…対物光学系 ７…ミラー ８Ｌ，８Ｒ…反射面 １０…スイッチ回路（映像信号切替え手段） １３…液晶メガネ（シャッタ）
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小梛 浩信 神奈川県横浜市磯子区新磯子町33番地 株 式会社東芝生産技術研究所内
Claims (5)
- 【請求項１】 内視鏡の先端構成部に設けられ被写体の
左右像を結像させて映像信号を出力する左右一対の撮像
手段と、この左右の撮像手段からの映像信号を所定の周
期で切替える映像信号切替え手段と、この映像信号切替
え手段によって切替えられた左右の撮像手段による画像
を表示するモニタと、前記映像信号切替え手段と同期し
て切替えられ前記モニタに表示される左右の画像に対応
して交互に開閉するシャッタとを具備したことを特徴と
する立体視内視鏡。 - 【請求項２】 前記撮像手段は、内視鏡の先端構成部に
設けらた左右一対の対物光学系と、この対物光学系から
画像光線を反射する２つの反射面を有するミラーと、こ
のミラーの反射面から反射された画像光線を結像させる
固体撮像素子とから構成されていることを特徴とする請
求項１記載の立体視内視鏡。 - 【請求項３】 前記映像信号切替え手段は、高速に切替
えられるスイッチ回路であることを特徴とする請求項１
記載の立体視内視鏡。 - 【請求項４】 前記シャッタは、液晶メガネであること
を特徴とする請求項１記載の立体視内視鏡。 - 【請求項５】 内視鏡の先端構成部に設けられ被写体の
左右像を結像させて映像信号を出力する左右一対の対物
光学系と、これら対物光学系の光路上に設けられ左右交
互に開閉するシャッタと、前記左右一対の対物光学系の
光路上に設けられ左右の画像を交互に結像させる単一の
固定撮像素子と、この撮像素子からの画像を表示するモ
ニタと、前記シャッタと同期して切替えられ前記モニタ
に表示される左右の画像に対応して交互に開閉するシャ
ッタとを具備したことを特徴とする立体視内視鏡。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5311737A JPH07163517A (ja) | 1993-12-13 | 1993-12-13 | 立体視内視鏡 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5311737A JPH07163517A (ja) | 1993-12-13 | 1993-12-13 | 立体視内視鏡 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07163517A true JPH07163517A (ja) | 1995-06-27 |
Family
ID=18020872
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5311737A Pending JPH07163517A (ja) | 1993-12-13 | 1993-12-13 | 立体視内視鏡 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07163517A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10145820A (ja) * | 1996-11-15 | 1998-05-29 | Canon Inc | 撮像装置 |
| US7758499B2 (en) | 2001-08-10 | 2010-07-20 | C2Cure, Inc. | Method and apparatus for viewing through blood |
| US8194121B2 (en) | 2002-05-16 | 2012-06-05 | C2Cure, Inc. | Miniature camera head |
| JP2014140594A (ja) * | 2013-01-25 | 2014-08-07 | Fujifilm Corp | 立体内視鏡装置 |
| CN105358040A (zh) * | 2013-07-04 | 2016-02-24 | 奥林巴斯株式会社 | 内窥镜装置 |
| EP3536217A1 (en) * | 2018-03-06 | 2019-09-11 | Leica Instruments (Singapore) Pte. Ltd. | Catadioptric medical imaging system for observing the inside wall of a surgical cavity |
-
1993
- 1993-12-13 JP JP5311737A patent/JPH07163517A/ja active Pending
Cited By (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10145820A (ja) * | 1996-11-15 | 1998-05-29 | Canon Inc | 撮像装置 |
| US7758499B2 (en) | 2001-08-10 | 2010-07-20 | C2Cure, Inc. | Method and apparatus for viewing through blood |
| US8194121B2 (en) | 2002-05-16 | 2012-06-05 | C2Cure, Inc. | Miniature camera head |
| EP2759248A3 (en) * | 2013-01-25 | 2017-01-11 | FUJIFILM Corporation | Stereoscopic endoscope device |
| JP2014140594A (ja) * | 2013-01-25 | 2014-08-07 | Fujifilm Corp | 立体内視鏡装置 |
| CN105358040A (zh) * | 2013-07-04 | 2016-02-24 | 奥林巴斯株式会社 | 内窥镜装置 |
| EP3017747A1 (en) * | 2013-07-04 | 2016-05-11 | Olympus Corporation | Endoscope |
| JPWO2015001852A1 (ja) * | 2013-07-04 | 2017-02-23 | オリンパス株式会社 | 内視鏡装置 |
| EP3017747A4 (en) * | 2013-07-04 | 2017-04-05 | Olympus Corporation | Endoscope |
| US9967442B2 (en) | 2013-07-04 | 2018-05-08 | Olympus Corporation | Endoscope apparatus |
| EP3536217A1 (en) * | 2018-03-06 | 2019-09-11 | Leica Instruments (Singapore) Pte. Ltd. | Catadioptric medical imaging system for observing the inside wall of a surgical cavity |
| JP2019159324A (ja) * | 2018-03-06 | 2019-09-19 | ライカ インストゥルメンツ （シンガポール） プライヴェット リミテッドＬｅｉｃａ Ｉｎｓｔｒｕｍｅｎｔｓ （Ｓｉｎｇａｐｏｒｅ） Ｐｔｅ． Ｌｔｄ． | 手術腔の内腔壁を観察するための反射屈折型の医療用イメージングシステム |
| US11042014B2 (en) | 2018-03-06 | 2021-06-22 | Leica Instruments (Singapore) Pte. Ltd. | Catadioptric medical imaging system for observing the inside wall of a surgical cavity |
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