JPH07162219A - 自動車用窓ガラスアンテナ - Google Patents

自動車用窓ガラスアンテナ

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JPH07162219A
JPH07162219A JP30399193A JP30399193A JPH07162219A JP H07162219 A JPH07162219 A JP H07162219A JP 30399193 A JP30399193 A JP 30399193A JP 30399193 A JP30399193 A JP 30399193A JP H07162219 A JPH07162219 A JP H07162219A
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JP
Japan
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antenna
wire
window glass
metal body
hot
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Withdrawn
Application number
JP30399193A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Kakizawa
均 柿沢
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Nippon Sheet Glass Co Ltd
Original Assignee
Nippon Sheet Glass Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Sheet Glass Co Ltd filed Critical Nippon Sheet Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 金属ボデイに直接接地しなくても略同等の接
地効果が得られる窓ガラスアンテナを提供すること。 【構成】 窓ガラス2に設けた防曇用熱線3の上方に逆
T字状のホット側アンテナ線条4を設け、その上方にア
ース側アンテナ線条5を設けた。そして、アース側線条
5を金属ボデイ8の上部水平辺8aと近接しかつこの水
平辺8aと略平行になるよう配置した。この構成によれ
ば、アース側線条5が金属ボディ8と容量結合されるた
め、アース側線条5はボディアースと略同等の接地効果
を発揮する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主にTV(テレビジョ
ン)又はFM放送受信用の自動車用窓ガラスアンテナの
改良に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の窓ガラスアンテナとして、たと
えば本出願人が出願した特公昭56−3628号公報又
は特公昭61−5282号公報が開示されている。これ
らのアンテナの概略パターン図を図7に示す。従来の窓
ガラスアンテナ100は、たとえば後部窓ガラス面10
1に設けられた防曇用熱線102の上方に逆T字状のア
ンテナ線条103が設けられ、このアンテナ線条103
の左端にホット側給電点104が設けられていた。そし
て、アース側給電点105は窓ガラス101が嵌め込ま
れた金属ボディ106に設けられていた。即ち、給電用
同軸ケーブルをこの給電点104,105に接続する場
合は、同軸ケーブルの芯線をホット側給電点104には
んだ付けする一方、同軸ケーブルの編組線を金属ボディ
106の給電点105に螺子止め等して取り付けてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、同軸ケーブル
の編組線を金属ボディ106の給電点105に螺子止め
等する作業は手間がかかり作業性が良くなかった。又、
ホット側給電点104が窓ガラス面101に設けられて
いたのに対し、アース側給電点105は金属ボディ10
6に設けられていたため、給電点104,105同士を
十分近接させることができなかった。このため、同軸ケ
ーブルの引き出しが長くなり、伝送損失が大きくなる一
因となっていた。そこで本発明の目的は、金属ボディに
直接接地する必要がなく、しかも金属ボディに接地した
のと略同等の接地効果が得られ、もって作業性の向上と
伝送損失の低減とを図ることができる窓ガラスアンテナ
を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明は、窓ガラス面の上下方向で金属ボディより遠
い側にホット側アンテナ線条を、金属ボディに近接する
側にアース側アンテナ線条をそれぞれ設けるとともに、
前記アース側アンテナ線条は、窓ガラスが嵌め込まれた
金属ボディ又は金属製窓枠の上部又は下部水平辺に近接
しかつ前記水平辺と略平行に設けられたことを特徴とす
る。
【0005】
【作用】金属ボディ又は金属製窓枠の上部又は下部水平
辺に近接しかつこの水平辺と略平行にアース側アンテナ
線条を設けることにより、アース側アンテナ線条が金属
ボディ又は金属製窓枠と容量結合され、金属ボディに接
地したのと略同等の接地効果(カウンターポイズ又はラ
ジアルとしての効果)が得られると考えられる。この構
成によれば、ホット側給電点のみならずアース側給電点
もガラス面に設けることができるため、両給電点を近接
させて配置することが可能となり、もって作業性の向上
と伝送損失の低減とを図ることができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例について添付図面を参
照しながら説明する。図1は本発明に係る自動車用窓ガ
ラスアンテナの一実施例の構成図である。一例としてF
M/TV(VHF帯)用アンテナについて説明する。
尚、この周波数帯の範囲であれば、FM/TV用に限ら
ず、たとえば150MHz帯の移動無線用アンテナとし
て構成することも可能である。
【0007】窓ガラスアンテナ1は、自動車の後部(前
部でもよい)窓ガラス面2の上下方向で金属ボディ8よ
り遠い側、即ち防曇用熱線3の上方に設けられた逆T字
状のホット側アンテナ線条4と、このホット側アンテナ
線条4より上方、即ち窓ガラス面2の金属ボディ8に近
接する側に設けられたアース側アンテナ線条5と、それ
ぞれのアンテナ線条4,5の左端に設けられた一対の給
電点6,7とにより構成される。又、アース側アンテナ
線条5は窓ガラス2を嵌め込んだ金属ボディ(又は金属
製窓枠)8の上部水平辺8aに対し25mmの間隔をも
って近接し、かつこの水平辺8aと略平行となるように
設けられている。尚、このアンテナ線条5と上部水平辺
8aとの間隔は10mm〜50mmの範囲内で設定する
ことが望ましい。又、両アンテナ線条4,5とも金属細
線で形成したが、金属細線に限らず、たとえば細い帯状
の導体パターンで形成してもよい。
【0008】又、前記防曇用熱線3の左右端には母線3
a,3bが設けられ、これらの母線3a,3bには電源
供給線10a,10b、チョークコイル11及び電源ス
イッチ12を介して熱線用バッテリ13が接続されてい
る。又、電源スイッチ12とアース間に接続されたコン
デンサ14は電源スイッチ12の開閉ノイズ防止用であ
る。
【0009】アンテナ1の寸法は、ホット側アンテナ線
条4の第1水平部4aが400mm、この第1水平部4
aの中点K(200mm地点)から垂直上方に延出した
垂直部4bが125mm、第2水平部4cが510mm
で、アース側アンテナ線条5が1020mmである。
【0010】このホット側アンテナ線条4は、その水平
部4aを防曇用熱線3に近接させることにより防曇用熱
線3と容量結合されている。そして、防曇用熱線3に誘
起されたFM/TV信号波がホット側アンテナ線条4を
介して給電点7に送られる。即ち、ホット側アンテナ線
条4で受信した信号のみならず防曇用熱線3に誘起され
た信号をも取り込むため受信感度を高めることができ
る。尚、チョークコイル11はこのFM/TV信号波が
バッテリ13側に流入するのを防止するためのものであ
る。
【0011】ところで、アース側アンテナ線条5と金属
ボディ8の上部水平辺8aとを近接させたため、アース
側アンテナ線条5と金属ボディ8とが容量結合される。
即ち、アース側アンテナ線条5は金属ボディ8に対し、
所謂カウンタポイズとして動作する。従って、このアー
ス側アンテナ線条5がボディアースの代りとなるため、
車体に直接アースする必要がなくなる。又、両給電点
6,7とも窓ガラス面2に設けることができるため、両
給電点6,7を近接させ、同軸ケーブルの引き出しを短
くして伝送損失を低減させ、もって受信感度を上げるこ
とができる。
【0012】尚、両給電点6,7は窓ガラス2の左側垂
直辺8c又は右側垂直辺8dに近接させて設けることが
望ましい。これは、後述する変形実施例においても同様
である。
【0013】図2及び図3にこの窓ガラスアンテナの受
信感度特性図を示す。これは、車両の進行方向から到来
する電波の受信感度を、標準ダイポールアンテナの利得
を0dBとして実測したものである。図2はFM放送帯
又はTV放送帯(1〜3チャンネル)の場合であり、図
3はTV放送帯(4〜12チャンネル)の場合である。
【0014】これらの特性図から、全体的に略平坦な受
信感度特性(約−15dB)が得られていることが分
る。
【0015】又、アース側アンテナ線条5を金属ボディ
8の上部水平辺8aに近接させかつ略平行に配置するこ
とで、金属ボディ8に接地したのと同様の効果が得られ
ることから、たとえば、アース側アンテナ線条5をシー
ル等で形成し、後工程にて窓ガラス面2に貼り付けた
り、アース側アンテナ線条5のみ後工程にてガラス面2
に印刷等にて取り付けることが可能となる。
【0016】次に、アンテナパターンの変形実施例につ
いて説明する。図4は第1変形実施例のアンテナパター
ン図である。この窓ガラスアンテナ21は、ホット側ア
ンテナ線条22とアース側アンテナ線条23とを、防曇
用熱線3に対し下側に配置したものである。又、両アン
テナ線条22,23の左端には前記窓ガラスアンテナ1
と同様の一対の給電点24,25が設けられている。こ
の場合は、アンテナ線条の取付位置が下側に変わること
から受信感度に変化が生じる場合もあり得るが、アース
側アンテナ線条23が金属ボディ8の下部水平辺8bに
近接してかつ略平行に設けられるため、アース効果とし
ては前記窓ガラスアンテナ1と同等となる。
【0017】図5は第2変形実施例のアンテナパターン
図である。このアンテナパターン31は前記窓ガラスア
ンテナ1と21を合せたものである。この実施例のよう
に2組のアンテナ線条の寸法を同一にすればダイバーシ
ティアンテナとなるが、寸法を異なるものにすれば2周
波数共用アンテナとなる。
【0018】図6は第3変形実施例のアンテナパターン
図である。このアンテナ41は、接地用アンテナ線条4
2を金属ボディ8の上部水平辺8aに近接させかつ略平
行に配置するとともに、この両端に2つのアース側給電
点43,44を設け、これらの給電点43,44に近接
させてそれぞれホット側給電点45,46を設け、これ
らのホット側給電点45,46から金属ボディ8の左側
垂直辺8c、右側垂直辺8dに近接させて2本のホット
側アンテナ線条47,48を配設したものである。この
アンテナ41の場合も、ホット側アンテナ線条47,4
8の寸法を同一にすればダイバーシティアンテナとな
り、異なるものにすれば2周波数共用アンテナとなる。
【0019】
【発明の効果】金属ボディ又は金属製窓枠の上部又は下
部水平辺に近接しかつこの水平辺と略平行にアース側ア
ンテナ線条を設けることにより、アース側アンテナ線条
が金属ボディ又は金属製窓枠と容量結合され、金属ボデ
ィに接地したのと略同等の接地効果(カウンターポイズ
又はラジアルとしての効果)が得られると考えられる。
この構成によれば、ホット側給電点のみならずアース側
給電点もガラス面に設けることができるため、両給電点
を近接させて配置することが可能となり、もって作業性
の向上と伝送損失の低減とを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動車用窓ガラスアンテナの一実
施例の構成図
【図2】同窓ガラスアンテナの受信感度特性図(FM/
TV1〜3ch)
【図3】同窓ガラスアンテナの受信感度特性図(TV4
〜12ch)
【図4】同窓ガラスアンテナの第1変形実施例のアンテ
ナパターン図
【図5】同窓ガラスアンテナの第2変形実施例のアンテ
ナパターン図
【図6】同窓ガラスアンテナの第3変形実施例のアンテ
ナパターン図
【図7】従来の窓ガラスアンテナの概略パターン図
【符号の説明】
1,21,31,41 窓ガラスアンテナ 2 後部窓ガラス 4,22,47,48 ホット側アンテナ線条 5,23,42 アース側アンテナ線条 8 金属ボディ(金属製窓枠) 8a 上部水平辺 8b 下部水平辺

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窓ガラス面の上下方向で金属ボディより
    遠い側にホット側アンテナ線条を、金属ボディに近接す
    る側にアース側アンテナ線条をそれぞれ設けるととも
    に、前記アース側アンテナ線条は、窓ガラスが嵌め込ま
    れた金属ボディ又は金属製窓枠の上部又は下部水平辺に
    近接しかつ前記水平辺と略平行に設けられたことを特徴
    とする自動車用窓ガラスアンテナ。
JP30399193A 1993-12-03 1993-12-03 自動車用窓ガラスアンテナ Withdrawn JPH07162219A (ja)

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JP30399193A JPH07162219A (ja) 1993-12-03 1993-12-03 自動車用窓ガラスアンテナ

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JP30399193A JPH07162219A (ja) 1993-12-03 1993-12-03 自動車用窓ガラスアンテナ

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JPH07162219A true JPH07162219A (ja) 1995-06-23

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ID=17927736

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JP30399193A Withdrawn JPH07162219A (ja) 1993-12-03 1993-12-03 自動車用窓ガラスアンテナ

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR980006616A (ja) * 1996-06-20 1998-03-30
KR20020040493A (ko) * 2000-11-24 2002-05-30 박영만 선 바이저를 이용한 자동차용 안테나장치
US6822613B2 (en) 2002-07-03 2004-11-23 Asahi Glass Company, Limited High frequency wave glass antenna for an automobile
KR100890967B1 (ko) * 2005-11-28 2009-03-27 후지쓰 텐 가부시키가이샤 차량의 리어 글래스에 부착하는 루프 안테나
JP2016025604A (ja) * 2014-07-24 2016-02-08 セントラル硝子株式会社 ガラスアンテナ及びバックドア

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KR100890967B1 (ko) * 2005-11-28 2009-03-27 후지쓰 텐 가부시키가이샤 차량의 리어 글래스에 부착하는 루프 안테나
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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

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Effective date: 20010206