JPH07161469A - 高周波加熱装置 - Google Patents

高周波加熱装置

Info

Publication number
JPH07161469A
JPH07161469A JP31208093A JP31208093A JPH07161469A JP H07161469 A JPH07161469 A JP H07161469A JP 31208093 A JP31208093 A JP 31208093A JP 31208093 A JP31208093 A JP 31208093A JP H07161469 A JPH07161469 A JP H07161469A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
waveguide
annular
heating chamber
microwave
fixed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31208093A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuya Nakagawa
達也 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba AVE Co Ltd filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP31208093A priority Critical patent/JPH07161469A/ja
Priority to KR1019940030125A priority patent/KR950016447A/ko
Priority to CN94119349A priority patent/CN1096218C/zh
Priority to GB9423263A priority patent/GB2284133B/en
Publication of JPH07161469A publication Critical patent/JPH07161469A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、調理品目に対応した励振口位置の
選択を可能とし、局所加熱にも十分対応できて、被加熱
物を高効率で均一に加熱することを目的とする。 【構成】 マイクロ波電源で発振したマイクロ波を伝搬
する導波管の少なくとも一部を環状に形成するととも
に、この環状部1を周方向に沿って加熱室側に固定した
固定環状部1aと回動可能とした可動環状部1bとに分
離し、固定環状部1aにマイクロ波電源を接続し、可動
環状部1bに励振口11を接続したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加熱室に収容した被加
熱物にマイクロ波を照射して誘電加熱を行う高周波加熱
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の高周波加熱装置としては、例えば
特開平5−54965号公報に開示されたものがある。
この高周波加熱装置は、加熱室の底面ほぼ中央部に給電
口を開口し、マグネトロンで発振させたマイクロ波を導
波管を介してこの給電口まで導いている。また給電口内
に金属製回転軸を立設し、この金属製回転軸に金属製ス
ティを介してローラーを接続しローラースティを構成し
ている。そして、このローラースティを金属製回転軸の
回りに回転させてローラー上に載置した非金属製ターン
テーブルを回転させるとともに、給電口に供給されたマ
イクロ波を、回転輻射アンテナとして働くローラーステ
ィによって加熱室内へ輻射させるようにしている。また
被加熱物の形状が大きいときであっても効率よく加熱さ
れるように加熱室の天面又は側面に第2の給電口を設け
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の高周波加熱装置
は、加熱室底面とターンテーブルとの間に、金属製回転
軸、金属スティ及びローラーを備えたローラースティを
配設し、回転輻射アンテナとして働くこのローラーステ
ィを回転させることによりマイクロ波を加熱室内へ輻射
させるようにしているため、マイクロ波の放射面積が大
きく、酒かんの様な背の高い液体の加熱時、その底部の
みを加熱する事が難しく、上下の温度差が大きくなる。
又、天面又は側面に設けられた第2の給電口が有るが、
背の高い被加熱物、平面的な加熱物等、調理品目に対応
した加熱を選択する事が出来ず同じ加熱を行う事にな
る。さらに、ローラーステイを使用しているため、重量
センサの組込みも困難である。
【0004】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、調理品目に対応した励振口位置の選択が可能であ
り、背の高い容器に入った液体等の局所加熱にも十分対
応できてこれらの被加熱物を高効率で均一に加熱するこ
とができ、また小型化が可能で、重量センサの組込みも
可能な高周波加熱装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、第1に、マイクロ波電源で発振したマイ
クロ波を導波管で伝搬させて励振口から加熱室に放射
し、該加熱室に収容した被加熱物をマイクロ波加熱する
高周波加熱装置において、前記導波管の少なくとも一部
を環状に形成するとともに該環状部を周方向に沿って前
記加熱室側に固定した固定環状部と回動可能とした可動
環状部とに分離し、前記固定環状部に前記マイクロ波電
源を接続し、前記可動環状部に前記励振口を接続してな
ることを要旨とする。
【0006】第2に、マイクロ波電源で発振したマイク
ロ波を導波管で伝搬させて励振口から加熱室に放射し、
該加熱室に収容した被加熱物をマイクロ波加熱する高周
波加熱装置において、前記導波管を矩形導波管で構成
し、該矩形導波管の少なくとも一部を環状に形成すると
ともに該環状部をH面略中央部で周方向に沿って前記加
熱室側に固定した固定環状部と回動可能とした可動環状
部とに分離し、前記固定環状部に前記マイクロ波電源を
接続し、前記可動環状部に前記励振口を接続してなるこ
とを要旨とする。
【0007】第3に、マイクロ波電源で発振したマイク
ロ波を導波管で伝搬させて励振口から加熱室に放射し、
該加熱室に収容した被加熱物をマイクロ波加熱する高周
波加熱装置において、前記導波管を矩形導波管で構成
し、該矩形導波管の少なくとも一部を環状で且つH面が
該環状の中心軸と直角をなすように形成し、当該環状部
をH面略中央部で周方向に沿って前記加熱室側に固定し
た固定環状部と回動可能とした可動環状部とに分離し、
前記固定環状部に前記マイクロ波電源を接続し、前記可
動環状部に前記励振口を接続してなることを要旨とす
る。
【0008】第4に、マイクロ波電源で発振したマイク
ロ波を導波管で伝搬させて励振口から加熱室に放射し、
該加熱室に収容した被加熱物をマイクロ波加熱する高周
波加熱装置において、前記導波管を矩形導波管で構成
し、該矩形導波管の少なくとも一部を環状で且つH面が
該環状の中心軸と直角をなすように形成し、当該環状部
をH面略中央部で周方向に沿って前記加熱室側に固定し
た固定環状部と回動可能とした可動環状部とに分離し、
前記固定環状部に前記マイクロ波電源を接続し、前記可
動環状部におけるE面をなす導波管壁に導波管を介して
又は介さずに前記励振口を接続してなることを要旨とす
る。
【0009】第5に、マイクロ波電源で発振したマイク
ロ波を導波管で伝搬させて励振口から加熱室に放射し、
該加熱室に収容した被加熱物をマイクロ波加熱する高周
波加熱装置において、前記導波管を矩形導波管で構成
し、該矩形導波管の少なくとも一部を環状で且つE面が
該環状の中心軸と直角をなすように形成し、当該環状部
をH面略中央部で周方向に沿って前記加熱室側に固定し
た固定環状部と回動可能とした可動環状部とに分離し、
前記固定環状部に前記マイクロ波電源を接続し、前記可
動環状部に前記励振口を接続してなることを要旨とす
る。
【0010】第6に、マイクロ波電源で発振したマイク
ロ波を導波管で伝搬させて励振口から加熱室に放射し、
該加熱室に収容した被加熱物をマイクロ波加熱する高周
波加熱装置において、前記導波管を矩形導波管で構成
し、該矩形導波管の少なくとも一部を環状で且つE面が
該環状の中心軸と直角をなすように形成し、当該環状部
をH面略中央部で周方向に沿って前記加熱室側に固定し
た固定環状部と回動可能とした可動環状部とに分離し、
前記固定環状部に前記マイクロ波電源を接続し、前記可
動環状部におけるH面をなす導波管壁に導波管を介して
又は介さずに前記励振口を接続してなることを要旨とす
る。
【0011】第7に、上記第2乃至第6の構成の何れか
において、前記環状部の一周の電気長を略n・λg/2
(但し、n;任意の整数、λg;管内波長)としてなる
ことを要旨とする。
【0012】第8に、上記第2乃至第6の構成の何れか
において、前記環状部の一周の電気長を(n+(1/
m))・λg(但し、n,m;任意の整数、λg;管内
波長)とし、前記励振口をm個設けてなることを要旨と
する。
【0013】第9に、上記第2乃至第8の構成の何れか
において、前記矩形導波管をリッジ導波管としてなるこ
とを要旨とする。
【0014】第10に、上記第2乃至第8の構成の何れ
かにおいて、前記環状部におけるH面略中央の分離部に
沿って管内に所要幅の折り曲げ部を形成してなることを
要旨とする。
【0015】
【作用】上記構成において、第1に、調理品目に応じて
可動環状部を適宜回動させることにより励振口位置を自
在に選択することが可能となる。環状導波管を加熱室底
面に設けるとともに可動環状部を内側とし、励振口を導
波管等を介して回転中心に位置させることにより底面中
心励振口が実現される。これにより背の高い容器に入っ
た液体等を高効率で均一に局所加熱することが可能とな
る。またこのように環状導波管を加熱室底面に設けた場
合においても、その回転中心軸部に重量センサを組込む
ことが可能となる。
【0016】第2に、導波管を矩形導波管とし、固定環
状部と可動環状部とは、その矩形導波管のH面略中心部
で周方向に沿って分離することにより、分離部からのマ
イクロ波の放射は非常に小さくなり、マイクロ波電源か
らのマイクロ波の殆んど全てを励振口から放射させるこ
とが可能となる。したがって前記のような調理品目に応
じた局所加熱等が適切に実現される。
【0017】第3に、環状矩形導波管をそのH面が環状
の中心軸と直角をなすように形成することにより、環状
矩形導波管が偏平となってその上面板を加熱室底面に兼
用させて加熱室底部への組込み容易性が得られる。した
がって背の高い容器に入った液体等の局所加熱構造を容
易に実現することが可能となる。
【0018】第4に、環状矩形導波管をそのH面が環状
の中心軸と直角をなすように形成し、励振口は可動環状
部におけるE面をなす導波管壁に導波管を介して又は介
さずに接続することにより、前記のように環状矩形導波
管の上面板を加熱室底面に兼用させて加熱室底部へ組込
むことが容易になるとともに、励振口を可動環状部の回
転中心近傍に位置させる構造が容易に実現される。
【0019】第5に、環状矩形導波管をそのE面が環状
の中心軸と直角をなすように形成することにより、環状
矩形導波管の外径が小さくなってその回転板部を加熱室
側壁面に兼用させて加熱室側部への組込み容易性が得ら
れる。
【0020】第6に、環状矩形導波管をそのE面が環状
の中心軸と直角をなすように形成し、励振口は可動環状
部におけるH面をなす導波管壁に導波管を介して又は介
さずに接続することにより、前記のように環状矩形導波
管の回転板を加熱室側壁面に兼用させて加熱室側部への
組込みが容易になるとともに、励振口を可動環状部とそ
の回転中心との間に位置させる構造が実現される。した
がって可動環状部を回動させることで加熱室側壁面上の
励振口の位置を変化させることが可能となり、調理品目
に応じて励振モードを可変することができて高効率で加
熱むらの少ない加熱調理が可能となる。
【0021】第7に、環状部の一周の電気長を略n・λ
g/2とすることにより、環状矩形導波管を時計方向に
進むマイクロ波と反時計方向に進むマイクロ波が同相と
なる場所がn箇所でき、この場所に励振口を位置させる
と加熱室へのマイクロ波出力が大になる。したがって可
動環状部を回動させて、時間経過等に伴ない励振口をこ
のn箇所の位置に切換えることにより調理品目に応じた
効率のよい加熱特性を得ることが可能となる。
【0022】第8に、環状部の一周の電気長を(n+
(1/m))・λgとし、いま例えばmを2に設定して
2個の励振口を回転軸の対称位置にλg/4位相がずれ
るように配置したとき、この2つの励振口は相補的に動
作し、一方のマイクロ波出力が大になり、他方のマイク
ロ波出力が小さくなる。したがって可動環状部の回転角
がどこにあっても、常に加熱室へのマイクロ波出力が可
能になり、均一な加熱が可能になるとともにマイクロ波
電源に対する動作点に変化を生じさせないようにするこ
とが可能になる。
【0023】第9に、矩形導波管をリッジ導波管とする
ことにより、同じ外形寸法の矩形導波管に比べ遮断周波
数が低くなり、同じ周波数のマイクロ波を伝搬させた場
合管内波長λgが短かくなる。したがって矩形導波管で
構成した同じ電気長の環状導波管に比べ小型化すること
が可能となり容易組込み性が得られる。
【0024】第10に、環状部におけるH面略中央の分
離部に沿って管内に所要幅の折り曲げ部を形成すること
により、上記リッジ導波管と同様の作用を得ることが可
能となる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1乃至図3は、本発明の第1実施例を示す図で
ある。図1は導波管部分の斜視図であり、板厚を無視し
分り易さのために一部を切り欠いている。図2は導波管
部分の断面図であり、分り易さのために一部の線を省略
している。図3は装置内部の要部構造を示す断面図であ
る。これらの図に従って装置構成を説明する。金属製導
波管上面板2は加熱室17の底面を兼ね、環状矩形導波
管1における固定側環状部1aの上面(H面)を構成し
ている。金属製導波管外壁面3は、金属製導波管上面板
2に接続され、固定側環状部1aの外側面(E面)を構
成している。金属製底面板4は金属製導波管外壁面3に
接続され、固定側環状部1aの下面(H面)を構成して
いる。この金属製底面板4の中央部円形凹部に回転可能
に配置された金属製回転底板5に金属製導波管内壁面6
を接続し、さらに金属製導波管内壁面6に金属製回転上
板7を接続することにより、環状矩形導波管1における
可動側環状部1bが構成されている。このように本実施
例では、環状矩形導波管1のH面がその環状の中心軸
(後述の軸13と同位置)と直角をなすように配置さ
れ、環状矩形導波管1がH面略中央部の分離線8で周方
向に沿って加熱室17側に固定された固定側環状部1a
と回動可能とされた可動側環状部1bとに分離されてい
る。そして固定側環状部1aのE面に導波管9を介して
マイクロ波電源であるマグネトロン18が接続されてい
る。9aはマグネトロン18に接続されるポート(開
口)である。導波管9の上面は金属製導波管上面板2で
兼用され、下面は金属製底面板4で兼用されている。ま
た可動側環状部1bのE面である金属製導波管内壁面6
の部分に、導波管10を介して励振口11(導波管10
の加熱室側開口)が接続されている。金属製回転底板
5、金属製導波管内壁面6、金属製回転上板7、導波管
10、励振口11からなる環状矩形導波管1の内側(以
下回転子12とも云う)の中心に、重量センサの検出軸
を兼ねた回転駆動系の軸13と取り外し可能に嵌合する
支え14が設けられている。軸13はモータ兼重量セン
サ15に接続されている。また回転駆動系の軸13の入
る金属製底面板4の孔の部分からのマイクロ波の漏れを
防止するために円形導波管形状のチョーク16が設けら
れている。図3において19はターンテーブルであり、
マイクロ波を透過可能な材料で構成されている。20は
被加熱物(図では液体)21の入った容器である。
【0026】次に、上述のように構成された高周波加熱
装置の作用を説明する。環状矩形導波管1は、その分離
線8が矩形導波管のH面略中央に形成されているため、
この部分からのマイクロ波の加熱室17内への放射は非
常に少ない。このためマグネトロン18で発振したマイ
クロ波の殆んど全てが励振口11から金属製の加熱室1
7に放射される。そして加熱室17の底面に励振口11
を設けた場合、被加熱物21のごく近傍に励振口11を
置く(被加熱物21を励振口11の近傍に置く)ことが
でき、局所加熱を行うことができる。この特性を例えば
背の高い容器20に入れた液体21の加熱に利用する
と、容器20の底部の部分の液体だけが温まり、温まっ
た液体は熱対流を起し、自ら撹拌することになるので上
下の温度差の少ない加熱を行うことができる。またこの
とき、励振口11から放射されるマイクロ波は加熱室1
7壁面に反射されること無く被加熱物21に吸収される
率が高く、効率の良い加熱を行える。また電子レンジ調
理などで液体の食品がふきこぼれた場合、金属製底面板
4の中央部円形凹部にたまるため、マイクロ波回路への
影響は小さくなる。さらに、底面中央に励振口11を設
けたにも関わらず、重量センサの使用が簡単になる。
【0027】図4乃至図6には、本発明の第2実施例を
示す。本実施例は、環状矩形導波管のE面がその環状の
中心軸と直角をなすように形成され、また可動側環状部
におけるH面をな導波管壁に導波管を介して励振口が接
続されている。図4は導波管部分の斜視図であり、板厚
を無視し分り易さのために一部を切り欠いている。図5
は導波管部分の断面図であり、分り易さのために一部の
線を省略している。図6は加熱室に対する導波管部分の
配置態様を示している。これらの図に従って装置構成を
説明する。ポート26a(導波管26の開口)は図示し
ないマイクロ波電源に接続されている。金属製外壁板2
3は導波管26に接続される環状の溝部を有し、この溝
部により環状矩形導波管22における固定側環状部22
aが構成されている。固定側環状部22aとなる溝部の
上部に円形の凹み部23aがあり、この凹み部23aに
回転可能にはまり込むように金属製の回転子24が構成
されている。回転子24の回転板部24aは加熱室17
の壁面を兼ね、回転板部24aの周囲に接する溝部によ
り可動側環状部22bが構成されている。このように、
本実施例では、環状矩形導波管22のE面がその環状の
中心軸(後述の回転軸29と同位置)と直角をなすよう
に配置され、環状矩形導波管22がH面略中央部の分離
線25で固定側環状部22aと可動側環状部22bとに
分離されている。そして固定側環状部のH面をなす導波
管壁に前記の導波管26が接続されている。励振口28
は回転板部24aに開口され、導波管27で可動側環状
部22bのH面をなす導波管壁に接続されている。回転
板部24aの中心は回転軸29を介して、回転駆動機構
30に取り付けられている。回転軸29には回転角検出
器(例えばアプソリュート・ロータリー・エンコーダ)
31が接続され、回転子24の回転角、即ち励振口28
の回転位置が検出できるようになっている。なお、本実
施例では励振口28は導波管27を介して可動側環状部
22bの導波管壁に接続しているが、励振口28は回転
板部24aの上で且つ可動側環状部22bのE面に直接
開口してもよい。
【0028】次に、上述のように構成された高周波加熱
装置の作用を説明する。環状矩形導波管22は、その分
離線25が矩形導波管のH面略中央に形成されているた
め、この部分からのマイクロ波の加熱室17への放射は
非常に少ない。このためマグネトロンで発振したマイク
ロ波の殆んど全てが励振口28から加熱室17内へ放射
される。また、回転子24を回転することで加熱室17
壁面上の励振口28の位置を変化させることができる。
このため、調理品目に対応して加熱室17の励振モード
を変えることができる。例えば、酒燗、牛乳の温め等、
液体21の加熱を、背の高い容器20で行うような調理
品目の場合、励振口28を最も低い位置に移動し、加熱
することで上下の温度むらの少ない加熱を行える。ま
た、シュウマイの解凍加熱などの調理品目では励振口2
8を連続的に回転することによりスタラーファンの効果
を得ることができる。このように調理品目に対応して加
熱室の励振モードを変えることにより、高効率で、加熱
むらの少ない調理を行うことが可能となる。
【0029】図7には、本発明の第3実施例を示す。図
7は、本実施例を前記図1の環状矩形導波管1に適用し
た場合を示し、その環状矩形導波管1の一周の電気長の
管内波長をλgとして3.5λg(n・λg/2におい
てn=7に設定)としている。一周の電気長を3.5λ
gとするために、マグネトロンで発振されるマイクロ波
の周波数を2.45[GHz]として導波管の幅を78
[mm]とすると管内波長λgは約212[mm]となり、
3.5λgは742[mm]となる。この周長の半径は約
118[mm]となり、このときの環状矩形導波管1の外
半径r2 は157[mm]、内半径r1 は79[mm]とな
る。矩形導波管が直線状に無いときには管内波長の計算
は以上進めて来たほど単純ではないが、数波長程度の環
状部の設計にはこの程度の精度で十分である。
【0030】上述のように、環状矩形導波管1の一周の
電気長をn・λg/2とすると、環状矩形導波管1を時
計方向に進むマイクロ波と反時計方向に進むマイクロ波
が同相となる場所がn箇所できる。この同相となる場所
にマイクロ波の出口となる励振口11に接続する導波管
10を位置させるとき、励振口11へのマイクロ波出力
が大きくなる。つまり、本実施例に示したようにnを7
としたとき、マイクロ波出力に適した位置が、7点得ら
れ、一周の電気長をn・λg/2とした時にはマイクロ
波出力に適した位置が、n点得られる。このn点の励振
口11の位置のそれぞれは加熱室に対する励振モードが
異なり、それぞれ異なった加熱特性(加熱パターン)が
得られる。これを、単独で、あるいは、時間経過にとも
なって切り換え、組み合わせて用いることで所望の加熱
特性を得ることが可能となる。
【0031】図8には、本発明の第4実施例を示す。図
8は、本実施例を前記図1の環状矩形導波管1に適用し
た場合を示し、その環状矩形導波管1の一周の電気長の
管内波長をλgとして3.5λg((n+(1/m))
・λgにおいてn=3,m=2に設定)としている。そ
して、第1の励振口32と第2の励振口33と2個の励
振口を設けている。それぞれの励振口32,33は互い
に、図示しない回転軸に対して対称の位置にあり、電気
的にはそれぞれの励振口32,33に接続される導波管
が環状矩形導波管1に接続される位置がλg/4位相が
ずれるように構成している。つまり、一方が定在波の腹
にある時、他方は定在波の節にある。
【0032】上述のように、環状矩形導波管1の一周の
電気長を(n+(1/2))・λgとすると環状矩形導
波管1を時計方向に進むマイクロ波と反時計方向に進む
マイクロ波が同相となる場所が(2×n+1)箇所でき
る。この同相となる場所にマイクロ波の出口となる励振
口に接続する導波管を位置させるとき、励振口へのマイ
クロ波出力が大きくなる。実施例に示すように、第1、
第2の励振口32,33を設けたとき、2つある励振口
の一方がマイクロ波出力が大きくなり、もう一方はマイ
クロ波出力が小さくなる。このように2つの励振口3
2,33が相補的に動作し励振口の回転角がどこにあっ
ても、常にマイクロ波出力が可能になる。つまり、マグ
ネトロンを動作状態に置いたまま励振口を回転してもマ
グネトロンに対する動作点はあまり変化しない。そし
て、前記第1実施例で述べたように、励振口を加熱室の
底面ほぼ中央部に位置させた場合の局所加熱特性と上記
2つの励振口による加熱特性とを組み合わせることによ
り平面的な被加熱物をも均一に加熱することが可能とな
る。
【0033】図9には、本発明の第5実施例を示す。図
9は、本実施例を前記図8の環状矩形導波管1に適用し
た場合を示し、その環状矩形導波管1をリッジ導波管と
したものである。ここでリッジ導波管は図に示すよう
に、導波管のH面中央部に凹み34を設けてその中央部
の高さを減少させた矩形導波管である。なお、リッジ導
波管はH面の上下を対称に凹ませてもよいし、対称でな
く凹ませてもよい。図9のように上側のH面を凹ませた
場合は、環状矩形導波管1に上面の分離線8部分から進
入した異物(液体状の食品などの被加熱物)が下面の分
離線部分からさらに下部に流れ出し易くなる。そしてリ
ッジ導波管は、同じ外形寸法の矩形導波管に比べ遮断周
波数が低く、同じ周波数のマイクロ波を伝搬させた場合
管内波長λgが短かくなる。このため、矩形導波管で構
成した同じ電気長の環状矩形導波管に比べ小型化するこ
とができる。
【0034】図10には、本発明の第6実施例を示す。
図10は、本実施例を前記第2実施例と同様に、E面が
環状部の軸と直角をなす環状矩形導波管に適用されてい
る。本実施例では、環状矩形導波管22が、そのH面略
中央の分離線の部分に沿って管内に所要幅の折り曲げ部
35が形成されている。回転板部24aは加熱室の壁面
に当り、励振口28は回転板部24aの上で且つ可動側
環状部22bのE面に直接開口されている。励振口28
の位置は回転軸に対して回転可能であり、回転軸には、
前記第2実施例と同様に、回転駆動機構、回転角検出機
構が接続されている。本実施例は、前記第2実施例の作
用、効果に加えて、図10中、dで示す寸法をhで示す
寸法に比べ小さくするとリッジ導波管と同様の動作とな
り、管内波長は短くなり、外形寸法r2 を小さくするこ
とが可能となる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第1に、導波管の少なくとも一部を環状に形成するとと
もに該環状部を周方向に沿って加熱室側に固定した固定
環状部と回動可能とした可動環状部とに分離し、固定環
状部にマイクロ波電源を接続し、可動環状部に励振口を
接続するようにしたため、調理品目に応じて可動環状部
を適宜回動させることにより励振口位置を自在に選択す
ることができる。また環状導波管を加熱室底面に設ける
とともに可動環状部を内側とし、励振口を導波管等を介
して回転中心に位置させることにより底面中心励振口を
実現することができ、背の高い容器に入った液体等を高
効率で均一に局所加熱することができる。さらに、この
ように環状導波管を加熱室底面に設けた場合において
も、その回転中心軸部に重量センサを組込むことができ
る。
【0036】第2に、導波管を矩形導波管で構成し、該
矩形導波管の少なくとも一部を環状に形成するとともに
該環状部をH面略中央部で周方向に沿って加熱室側に固
定した固定環状部と回動可能とした可動環状部とに分離
し、固定環状部にマイクロ波電源を接続し、可動環状部
に励振口を接続するようにしたため、分離部からのマイ
クロ波の放射が非常に小さくなり、マイクロ波電源から
のマイクロ波の殆んど全てを励振口から放射させること
ができる。したがって前記のような調理品目に応じた局
所加熱等を適切に実現することができる。
【0037】第3に、導波管を矩形導波管で構成し、該
矩形導波管の少なくとも一部を環状で且つH面が該環状
の中心軸と直角をなすように形成し、当該環状部をH面
略中央部で周方向に沿って加熱室側に固定した固定環状
部と回動可能とした可動環状部とに分離し、固定環状部
にマイクロ波電源を接続し、可動環状部に励振口を接続
するようにしたため、環状矩形導波管が偏平形状となっ
てその上面板を加熱室底面に兼用させて加熱室底部への
組込み容易性を得ることができる。したがって背の高い
容器に入った液体等の局所加熱構造を容易に実現するこ
とができる。
【0038】第4に、導波管を矩形導波管で構成し、該
矩形導波管の少なくとも一部を環状で且つH面が該環状
の中心軸と直角をなすように形成し、当該環状部をH面
略中央部で周方向に沿って加熱室側に固定した固定環状
部と回動可能とした可動環状部とに分離し、固定環状部
にマイクロ波電源を接続し、可動環状部におけるE面を
なす導波管壁に導波管を介して又は介さずに励振口を接
続するようにしたため、前記のように、環状矩形導波管
の上面板を加熱室底面に兼用させて加熱室底部への組込
み容易性を得ることができるとともに励振口を可動環状
の回転中心近傍に位置させる構造を容易に実現すること
ができる。
【0039】第5に、導波管を矩形導波管で構成し、該
矩形導波管の少なくとも一部を環状で且つE面が該環状
の中心軸と直角をなすように形成し、当該環状部をH面
略中央部で周方向に沿って加熱室側に固定した固定環状
部と回動可能とした可動環状部とに分離し、固定環状部
にマイクロ波電源を接続し、可動環状部に励振口を接続
するようにしたため、環状矩形導波管の外径寸法が小さ
くなってその回転板部を加熱室側壁面に兼用させて加熱
室側部への組込み容易性を得ることができる。
【0040】第6に、導波管を矩形導波管で構成し、該
矩形導波管の少なくとも一部を環状で且つE面が該環状
の中心軸と直角をなすように形成し、当該環状部をH面
略中央部で周方向に沿って加熱室側に固定した固定環状
部と回動可能とした可動環状部とに分離し、固定環状部
にマイクロ波電源を接続し、可動環状部におけるH面を
なす導波管壁に導波管を介して又は介さずに励振口を接
続するようにしたため、前記のように、環状矩形導波管
の回転板を加熱室側壁面に兼用させて加熱室側部への組
込み容易性を得ることができるとともに、励振口を可動
環状部とその回転中心との間に位置させた構造を実現す
ることができる。したがって可動環状部を回動させるこ
とにより加熱室側壁面上の励振口の位置を変化させるこ
とができ、調理品目に応じた励振モードとすることがで
きて高効率で加熱むらの少ない加熱調理を行うことがで
きる。
【0041】第7に、環状部の一周の電気長を略n・λ
g/2(但し、n;任意の整数、λg;管内波長)とし
たため、環状矩形導波管を時計方向に進むマイクロ波と
反時計方向に進むマイクロ波とが同相になる場所がn箇
所でき、この場所に励振口を位置させると加熱室へのマ
イクロ波出力が大になる。したがって時間経過等に伴な
い可動環状部を回動させて励振口をこのn箇所の位置に
切換えることにより高効率で均一な加熱特性を得ること
ができる。
【0042】第8に、環状部の一周の電気長を(n+
(1/m))・λg(但し、n,m;任意の整数、λ
g;管内波長)とし、励振口をm個設けることにより、
このm個の励振口を相補的に動作させて一方がマイクロ
波出力が大のときは他方はマイクロ波出力が小となるよ
うにすることが可能となる。したがって可動環状部の回
転角がどこにあっても、常に加熱室へのマイクロ波出力
が可能になり、均一加熱ができるとともにマイクロ波電
源に対する動作点に変化を生じないようにすることがで
きる。
【0043】第9に、矩形導波管をリッジ導波管とした
ため、同じ外形寸法の矩形導波管に比べ遮断周波数が低
くなって同じ周波数のマイクロ波を伝搬させた場合管内
波長λgを短かくすることができる。したがって環状矩
形導波管を小型化することができて容易組込み性を得る
ことができる。
【0044】第10に、環状部におけるH面略中央の分
離部に沿って管内に所要幅の折り曲げ部を形成したた
め、上記リッジ導波管を用いた場合と同様の効果を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る高周波加熱装置の第1実施例にお
ける環状矩形導波管部分を一部切り欠いて示す斜視図で
ある。
【図2】上記第1実施例における環状矩形導波管部分の
縦断面図である。
【図3】上記第1実施例において加熱室に対する環状矩
形導波管の取付け態様を示す断面図である。
【図4】本発明の第2実施例における環状矩形導波管部
分を一部切り欠いて示す斜視図である。
【図5】上記第2実施例における環状矩形導波管部分の
縦断面図である。
【図6】上記第2実施例において加熱室に対する環状矩
形導波管の取付け態様を示す断面図である。
【図7】本発明の第3実施例における環状矩形導波管部
分を一部切り欠いて示す斜視図である。
【図8】本発明の第4実施例における環状矩形導波管部
分を一部切り欠いて示す斜視図である。
【図9】本発明の第5実施例における環状矩形導波管部
分を一部切り欠いて示す斜視図である。
【図10】本発明の第6実施例における環状矩形導波管
部分を一部切り欠いて示す斜視図である。
【符号の説明】
1,22 環状矩形導波管 1a,22a 固定側環状部 1b,22b 可動側環状部 8,25 分離線 9,10,26,27 導波管 11,28,32,33 励振口 13 軸 15 モータ兼重量センサ 17 加熱室 18 マグネトロン(マイクロ波電源) 20 容器 21 被加熱物 34 リッジ導波管に設けられたH面中央部の凹み 35 折り曲げ部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロ波電源で発振したマイクロ波を
    導波管で伝搬させて励振口から加熱室に放射し、該加熱
    室に収容した被加熱物をマイクロ波加熱する高周波加熱
    装置において、前記導波管の少なくとも一部を環状に形
    成するとともに該環状部を周方向に沿って前記加熱室側
    に固定した固定環状部と回動可能とした可動環状部とに
    分離し、前記固定環状部に前記マイクロ波電源を接続
    し、前記可動環状部に前記励振口を接続してなることを
    特徴とする高周波加熱装置。
  2. 【請求項2】 マイクロ波電源で発振したマイクロ波を
    導波管で伝搬させて励振口から加熱室に放射し、該加熱
    室に収容した被加熱物をマイクロ波加熱する高周波加熱
    装置において、前記導波管を矩形導波管で構成し、該矩
    形導波管の少なくとも一部を環状に形成するとともに該
    環状部をH面略中央部で周方向に沿って前記加熱室側に
    固定した固定環状部と回動可能とした可動環状部とに分
    離し、前記固定環状部に前記マイクロ波電源を接続し、
    前記可動環状部に前記励振口を接続してなることを特徴
    とする高周波加熱装置。
  3. 【請求項3】 マイクロ波電源で発振したマイクロ波を
    導波管で伝搬させて励振口から加熱室に放射し、該加熱
    室に収容した被加熱物をマイクロ波加熱する高周波加熱
    装置において、前記導波管を矩形導波管で構成し、該矩
    形導波管の少なくとも一部を環状で且つH面が該環状の
    中心軸と直角をなすように形成し、当該環状部をH面略
    中央部で周方向に沿って前記加熱室側に固定した固定環
    状部と回動可能とした可動環状部とに分離し、前記固定
    環状部に前記マイクロ波電源を接続し、前記可動環状部
    に前記励振口を接続してなることを特徴とする高周波加
    熱装置。
  4. 【請求項4】 マイクロ波電源で発振したマイクロ波を
    導波管で伝搬させて励振口から加熱室に放射し、該加熱
    室に収容した被加熱物をマイクロ波加熱する高周波加熱
    装置において、前記導波管を矩形導波管で構成し、該矩
    形導波管の少なくとも一部を環状で且つH面が該環状の
    中心軸と直角をなすように形成し、当該環状部をH面略
    中央部で周方向に沿って前記加熱室側に固定した固定環
    状部と回動可能とした可動環状部とに分離し、前記固定
    環状部に前記マイクロ波電源を接続し、前記可動環状部
    におけるE面をなす導波管壁に導波管を介して又は介さ
    ずに前記励振口を接続してなることを特徴とする高周波
    加熱装置。
  5. 【請求項5】 マイクロ波電源で発振したマイクロ波を
    導波管で伝搬させて励振口から加熱室に放射し、該加熱
    室に収容した被加熱物をマイクロ波加熱する高周波加熱
    装置において、前記導波管を矩形導波管で構成し、該矩
    形導波管の少なくとも一部を環状で且つE面が該環状の
    中心軸と直角をなすように形成し、当該環状部をH面略
    中央部で周方向に沿って前記加熱室側に固定した固定環
    状部と回動可能とした可動環状部とに分離し、前記固定
    環状部に前記マイクロ波電源を接続し、前記可動環状部
    に前記励振口を接続してなることを特徴とする高周波加
    熱装置。
  6. 【請求項6】 マイクロ波電源で発振したマイクロ波を
    導波管で伝搬させて励振口から加熱室に放射し、該加熱
    室に収容した被加熱物をマイクロ波加熱する高周波加熱
    装置において、前記導波管を矩形導波管で構成し、該矩
    形導波管の少なくとも一部を環状で且つE面が該環状の
    中心軸と直角をなすように形成し、当該環状部をH面略
    中央部で周方向に沿って前記加熱室側に固定した固定環
    状部と回動可能とした可動環状部とに分離し、前記固定
    環状部に前記マイクロ波電源を接続し、前記可動環状部
    におけるH面をなす導波管壁に導波管を介して又は介さ
    ずに前記励振口を接続してなることを特徴とする高周波
    加熱装置。
  7. 【請求項7】 前記環状部の一周の電気長を略n・λg
    /2(但し、n;任意の整数、λg;管内波長)として
    なることを特徴とする請求項2乃至6の何れかに記載の
    高周波加熱装置。
  8. 【請求項8】 前記環状部の一周の電気長を(n+(1
    /m))・λg(但し、n,m;任意の整数、λg;管
    内波長)とし、前記励振口をm個設けてなることを特徴
    とする請求項2乃至6の何れかに記載の高周波加熱装
    置。
  9. 【請求項9】 前記矩形導波管をリッジ導波管としてな
    ることを特徴とする請求項2乃至8の何れかに記載の高
    周波加熱装置。
  10. 【請求項10】 前記環状部におけるH面略中央の分離
    部に沿って管内に所要幅の折り曲げ部を形成してなるこ
    とを特徴とする請求項2乃至8の何れかに記載の高周波
    加熱装置。
JP31208093A 1993-11-15 1993-12-13 高周波加熱装置 Pending JPH07161469A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31208093A JPH07161469A (ja) 1993-12-13 1993-12-13 高周波加熱装置
KR1019940030125A KR950016447A (ko) 1993-11-15 1994-11-15 고주파 가열장치 및 그 제어방법
CN94119349A CN1096218C (zh) 1993-11-15 1994-11-15 高频加热装置
GB9423263A GB2284133B (en) 1993-11-15 1994-11-15 High-frequency heater and method of controlling same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31208093A JPH07161469A (ja) 1993-12-13 1993-12-13 高周波加熱装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07161469A true JPH07161469A (ja) 1995-06-23

Family

ID=18025000

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31208093A Pending JPH07161469A (ja) 1993-11-15 1993-12-13 高周波加熱装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07161469A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996013140A1 (en) * 1994-10-20 1996-05-02 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. High-frequency heating device
US6274859B1 (en) 1994-04-07 2001-08-14 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. High frequency heating apparatus for selective heating of a desired portion of an object
JP2009181728A (ja) * 2008-01-29 2009-08-13 Panasonic Corp マイクロ波処理装置
JP2009181727A (ja) * 2008-01-29 2009-08-13 Panasonic Corp マイクロ波処理装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6172348B1 (en) 1994-04-07 2001-01-09 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. High frequency heating apparatus
US6274859B1 (en) 1994-04-07 2001-08-14 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. High frequency heating apparatus for selective heating of a desired portion of an object
WO1996013140A1 (en) * 1994-10-20 1996-05-02 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. High-frequency heating device
US5986249A (en) * 1994-10-20 1999-11-16 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. High frequency heating apparatus for providing a uniform heating of an object
JP2009181728A (ja) * 2008-01-29 2009-08-13 Panasonic Corp マイクロ波処理装置
JP2009181727A (ja) * 2008-01-29 2009-08-13 Panasonic Corp マイクロ波処理装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100565657B1 (ko) 전자레인지
US5632921A (en) Cylindrical microwave heating applicator with only two modes
US6008483A (en) Apparatus for supplying microwave energy to a cavity
US4335290A (en) Microwave oven blower radiator
US4431888A (en) Microwave oven with improved feed structure
JP3617224B2 (ja) 高周波加熱装置
US4284868A (en) Microwave oven
WO2012137447A1 (ja) マイクロ波加熱装置
WO1999052327A1 (en) Apparatus for supplying microwave energy to a cavity
US3467803A (en) Apparatus for dielectric heating
US4463239A (en) Rotating slot antenna arrangement for microwave oven
CA1105567A (en) Radiating mode stirrer for microwave heating system
US3439143A (en) Microwave oven having a mode stirrer located within the waveguide
JPH07161469A (ja) 高周波加熱装置
WO2013005438A1 (ja) マイクロ波加熱装置
US4414453A (en) Microwave oven feed apparatus
JP2008166090A (ja) マイクロ波加熱装置
JP2016213099A (ja) 加熱調理器
JPS6337472B2 (ja)
EP0277689B1 (en) A feeding arrangement for a microwave oven
JP3627447B2 (ja) 高周波加熱装置用放射アンテナ
JP2008166092A (ja) マイクロ波加熱装置
JP4966648B2 (ja) マイクロ波加熱装置
JP2003217820A (ja) 高周波加熱装置
JPH0917569A (ja) マイクロ波食品解凍加熱装置及び食品自動販売機