JPH07158675A - 防振装置 - Google Patents

防振装置

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JPH07158675A
JPH07158675A JP30681893A JP30681893A JPH07158675A JP H07158675 A JPH07158675 A JP H07158675A JP 30681893 A JP30681893 A JP 30681893A JP 30681893 A JP30681893 A JP 30681893A JP H07158675 A JPH07158675 A JP H07158675A
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JP
Japan
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outer cylinder
vibration
cylinder
inner cylinder
stopper
Prior art date
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Pending
Application number
JP30681893A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiji Onnai
誠司 女井
Hiroshi Kojima
宏 小島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ストッパ部分を外筒と共に樹脂で成形するこ
とによって、部品点数及び加工工数を低減し、製造コス
トを下げる。 【構成】 内筒金具14と外筒12との間に、内筒金具
14の周囲から外筒12側に伸びる連結部16Aを有し
たゴム製の弾性体16が配設される。外筒12の内周面
側に、上部穴部22及び下部穴部24を介して内筒金具
14と対向するように、一対の凸部20が形成される。
従って、防振装置10の組立に際して、内筒金具14の
変位を制限するストッパ30を別個に製造する必要が無
くなると共に、外筒12にストッパ30を取り付ける工
程が不要となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、振動発生部からの振動
を吸収する防振装置に関し、例えば自動車、一般産業用
機械等に適用可能で、特にエンジンマウントに好適なも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車の車体とエンジンとの
間にエンジンマウントとしての防振装置が取り付けられ
ていることが、知られている。
【0003】このような防振装置の一例を図4に示し、
この図に基づき従来技術を説明する。
【0004】この図に示すように、この種の防振装置1
10は、エンジン側に取り付けられる内筒112と車体
側に取り付けられる鉄製の外筒114との間をゴム等で
構成される弾性体116で連結する構造となっている。
【0005】従って、この防振装置110では、自動車
のエンジンから伝達された振動によって生じる内外筒1
12、114間の上下方向への相対変位に伴って、弾性
体116が変形することで減衰力を生じさせ、エンジン
の振動を吸収して車体側に振動を伝達させないようにし
ていた。また、これに伴って、外筒114側に設置され
たストッパ120が弾性体116の変形を一定の範囲に
抑え、内筒112の過大な変位を防止していた。
【0006】一方、このような防振装置110の製造に
際しては、図4(b)に示すように、予め作成しておい
た外筒114に金具を溶接等で固着するか、或いは外筒
114をプレス加工等によりストッパ形状となるように
変形させて、外筒114の内周面にストッパ120を設
置している。そしてこの後、外筒114と内筒112と
の間を弾性体116で加硫接着させる。
【0007】従って、ストッパ用の金具を別途に製造す
ると共にこの金具を外筒に取り付けるか、或いは外筒を
プレス加工等する必要を有する為、部品点数及び加工工
数が増加し、製造コストが高くなるという欠点を有して
いた。
【0008】さらに、ブラケットと組み合わされた防振
装置の場合、外筒にストッパを設けてからゴムを加硫
し、この後この防振装置をブラケットへの組み込む工程
が必要となるので、さらに加工工数が増加することにな
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、ストッパ部分を外筒と共に樹脂で成形することに
よって、部品点数及び加工工数を低減し、製造コストを
下げる防振装置を提供することが目的である。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明による防振装置
は、振動発生部及び振動受け部の一方に連結され且つ樹
脂で一体的に成形される外筒と、振動発生部及び振動受
け部の他方に連結され且つ前記外筒の内側に配置される
内筒と、前記外筒と前記内筒との間を梁状に繋ぐ連結部
を有して前記外筒と前記内筒との間に配設される弾性体
と、前記外筒の内周面側であって前記内筒との間に空間
を挟んで対向する位置に前記外筒より突出して形成され
る凸部と、を有することを特徴とする。
【0011】
【作用】弾性体が外筒と内筒との間を連結し、振動発生
部に内筒あるいは外筒が連結されている為、振動発生部
側から振動が内筒あるいは外筒に伝達されると、弾性体
が変形し、結果として弾性体の変形により振動が減衰し
て、外筒あるいは内筒に連結される振動受け部側に振動
が伝達され難くなる。
【0012】また、外筒が樹脂で一体的に成形され、こ
の外筒の内周側であって内筒との間に空間を挟んで対向
する位置に、外筒より突出して凸部が形成される。
【0013】従って、本発明に係る防振装置の製造に際
して、内筒の変位を制限するストッパを別個に製造する
必要が無くなると共に、外筒にストッパを取り付ける工
程が不要となる。
【0014】
【実施例】本発明の第1実施例に係る防振装置を図1及
び図2に示し、これらの図に基づき本実施例を説明す
る。
【0015】図1に示すように、本実施例の防振装置1
0は、合成樹脂により一体的に成形された円筒状の外筒
12を備えており、振動受け部としての自動車の車体
(図示せず)側へこの外筒12の外周側が嵌合されてい
る。従って、外筒12が車体に連結されることになる。
【0016】この外筒12の内側には、円管状に形成さ
れた内筒金具14が外筒12の軸線と平行となるように
配置されており、内筒金具14に図示しないボルトがね
じ込まれることにより、内筒金具14と振動発生部とな
るエンジン(図示せず)とが連結されることとなる。
【0017】一方、これら内筒金具14と外筒12との
間には、外筒12の内周面に沿うようにリング状に形成
される外周部16Bを有すると共に、内筒金具14の周
囲から外筒12側に梁状に伸びる一対の連結部16Aを
有したゴム製の弾性体16が、配設されている。そし
て、この弾性体16の外周側が外筒12の内周面全域に
わたって加硫接着されており、内周側が内筒金具14の
外周面へ加硫接着されている。
【0018】従って、この弾性体16の内筒金具14を
挟んだ上下の位置には、この防振装置10の主振動方向
である上下方向に内筒金具14を変位し易くする為、図
1(a)上、左右方向を長手方向とした上部穴部22及
び下部穴部24が、それぞれ内筒金具14の軸方向に延
びるように形成される形となっている。
【0019】また、外筒12の内周面側であって、それ
ぞれ上部穴部22及び下部穴部24を介して内筒金具1
4と対向する位置には、一対の凸部20が外筒12より
突出しつつ形成されている。
【0020】つまり、弾性体16の外周部16Bが外筒
12の凸部20に対応して部分的に内筒金具14側に突
出して突出部26を形成し、これら凸部20及び外周部
16Bの突出部26でストッパ30が構成されることに
なる。そして、このストッパ30で弾性体16の連結部
16Aの過大な変形が防がれて、外筒12に対する内筒
金具14の過大な変位が抑制される。この為、弾性体1
6の耐久性が向上するだけでなく、不要なエンジンの動
きを規制して、自動車の乗り心地を向上することができ
る。
【0021】次に本実施例に係る防振装置10の組立を
説明する。この防振装置10の組立に際しては、内筒金
具14側への突出部26を上部穴部22及び下部穴部2
4とそれぞれ対向して形成された外周部16B、及び連
結部16Aを有する弾性体16を、内筒金具14の周り
に加硫接着する。さらに、この弾性体16が接着された
状態の内筒金具14を、図2に示すような、上型32A
及び下型32Bより構成される成形金型32内に挿入
し、外周部16Bと成形金型32との間に樹脂材料を射
出することにより、樹脂製の外筒12が一体的に射出成
形される。そしてこの際、突出部26の周辺にも樹脂材
料が流れこんで凸部20が形成される。
【0022】さらに、このように完成された防振装置1
0の外筒12を自動車の車体側に連結し、また、内筒金
具14をボルトを介してエンジンに連結する。
【0023】次に本実施例の作用を説明する。エンジン
の振動が内筒金具14に伝達されると、弾性体16が変
形して振動が減衰され、外筒12に連結される車体側に
伝達される振動が小さくなる。
【0024】また、図1及び図2に示すように、防振装
置10の組立に際して、外筒12が樹脂材料で一体的に
成形され、この外筒12の内周面側であって、内筒金具
14との間に穴部22、24による空間を挟んで対向す
る位置に、凸部20が突出して形成されることになる。
この為、防振装置10の製造に際して、内筒金具14の
変位を制限するストッパ30を別個に製造する必要が無
くなると共に、外筒12にストッパ30を取り付ける工
程が不要となる。
【0025】従って、部品点数及び加工工数を低減し、
防振装置10の製造コストを下げることが可能となっ
た。
【0026】次に、本発明の第2実施例に係る防振装置
を図3に示し、この図に基づき本実施例を説明する。
尚、第1実施例で説明した部材と同一の部材には同一の
符号を付し、重複した説明を省略する。
【0027】図3に示すように、本実施例の防振装置1
0は、従来の外筒とブラケットを一体としたブラケット
40が外周側に配置される構造となっている。
【0028】従って、この防振装置10の組立に際して
は、第1実施例と同様に弾性体16が接着された状態の
内筒金具14を成形金型32に挿入して、樹脂製のブラ
ケット40を射出成形する。そして、このブラケット4
0を自動車の車体側に連結し、内筒金具14を図示しな
いボルトを介してエンジンに連結する。
【0029】以上より、第1実施例と同様に、ストッパ
30を別個に製造する必要が無くなると共に、外筒12
にストッパ30を取り付ける工程が不要となり、部品点
数及び加工工数を低減し、防振装置10の製造コストを
下げることが可能となった。
【0030】尚、上記実施例において、振動受け部とな
る車体側に外筒12或いはブラケット40を連結し、振
動発生部となるエンジン側に内筒金具14を連結するよ
うな構成としたが、この逆の構成としても良い。
【0031】また、上記実施例において、凸部20を弾
性体16で覆うような構成としたが、凸部20を弾性体
16で覆わないようにしてもよく、さらに、上記実施例
で用いられる樹脂材料の種類としては、ガラス繊維補強
ポリアミド樹脂(例えばナイロン等)の他、熱可塑性樹
脂が使用できるが、これらに制限されるものではない。
【0032】他方、実施例において、自動車に搭載され
るエンジンの防振を目的としたが、本発明の防振装置は
例えば自動車のボディマウント等、あるいは自動車以外
の他の用途にも用いられることはいうまでもなく、ま
た、弾性体、ストッパ等の形状及び寸法なども実施例の
ものに限定されるものではない。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の防振装置
は、ストッパ部分を外筒と共に樹脂で成形することによ
って、部品点数及び加工工数が低減され、製造コストが
下げられるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る防振装置を示す図で
あって、(a)は正面図であり、(b)は断面図であ
る。
【図2】本発明の第1実施例に係る防振装置の製造を示
す概念図である。
【図3】本発明の第2実施例に係る防振装置の正面図で
ある。
【図4】従来技術に係る防振装置を示す図であって、
(a)は正面図であり、(b)は断面図である。
【符号の説明】
10 防振装置 12 外筒 14 内筒金具(内筒) 16 弾性体 16A 連結部 20 凸部 30 ストッパ 40 ブラケット(外筒)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動発生部及び振動受け部の一方に連結
    され且つ樹脂で一体的に成形される外筒と、 振動発生部及び振動受け部の他方に連結され且つ前記外
    筒の内側に配置される内筒と、 前記外筒と前記内筒との間を梁状に繋ぐ連結部を有して
    前記外筒と前記内筒との間に配設される弾性体と、 前記外筒の内周面側であって前記内筒との間に空間を挟
    んで対向する位置に前記外筒より突出して形成される凸
    部と、を有することを特徴とする防振装置。
JP30681893A 1993-12-07 1993-12-07 防振装置 Pending JPH07158675A (ja)

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JP30681893A JPH07158675A (ja) 1993-12-07 1993-12-07 防振装置

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JP30681893A JPH07158675A (ja) 1993-12-07 1993-12-07 防振装置

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ID=17961635

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997003307A1 (en) * 1995-07-13 1997-01-30 E.I. Du Pont De Nemours And Company Mounting device and process for manufacture thereof
WO2002027209A3 (en) * 2000-09-28 2002-07-04 Honeywell Int Inc Radial snubber for vibration isolator
JP2011027167A (ja) * 2009-07-24 2011-02-10 Bridgestone Corp 防振装置
JP2016049852A (ja) * 2014-08-29 2016-04-11 三菱自動車工業株式会社 車両の衝撃低減装置

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