JPH0715862B2 - 電解コンデンサ - Google Patents
電解コンデンサInfo
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- JPH0715862B2 JPH0715862B2 JP19886387A JP19886387A JPH0715862B2 JP H0715862 B2 JPH0715862 B2 JP H0715862B2 JP 19886387 A JP19886387 A JP 19886387A JP 19886387 A JP19886387 A JP 19886387A JP H0715862 B2 JPH0715862 B2 JP H0715862B2
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- oxide film
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01G—CAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
- H01G9/00—Electrolytic capacitors, rectifiers, detectors, switching devices, light-sensitive or temperature-sensitive devices; Processes of their manufacture
- H01G9/004—Details
- H01G9/022—Electrolytes; Absorbents
- H01G9/025—Solid electrolytes
Landscapes
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- Power Engineering (AREA)
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- Polyoxymethylene Polymers And Polymers With Carbon-To-Carbon Bonds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、ポリピロール層を固体電解質として用いた電
解コンデンサに関する。
解コンデンサに関する。
(従来の技術) 従来のポリピロールを固体電解質とした電解コンデンサ
は、たとえば特開昭60−245209号公報に記載され、第4
図に示すような構成をしている。この第4図は積層形の
電解コンデンサ素子の斜視図を表わしている。この電解
コンデンサ素子では、アルミ箔の皮膜形成性金属11に誘
電体酸化皮膜12を形成し、この上に陽極引出部13を残し
てポリピロール層14を電解重合により形成する。さら
に、この上に陽極引出部13にはみ出さないようにグラフ
ァイト層15,銀ペースト層16,半田層17を形成する。この
構成においてポリピロール層は、電解コンデンサの固体
電解質として作用する。
は、たとえば特開昭60−245209号公報に記載され、第4
図に示すような構成をしている。この第4図は積層形の
電解コンデンサ素子の斜視図を表わしている。この電解
コンデンサ素子では、アルミ箔の皮膜形成性金属11に誘
電体酸化皮膜12を形成し、この上に陽極引出部13を残し
てポリピロール層14を電解重合により形成する。さら
に、この上に陽極引出部13にはみ出さないようにグラフ
ァイト層15,銀ペースト層16,半田層17を形成する。この
構成においてポリピロール層は、電解コンデンサの固体
電解質として作用する。
このような素子を複数枚積層して陽極引出部13と半田層
17より電極を引出し電解コンデンサを構成していた。
17より電極を引出し電解コンデンサを構成していた。
(発明が解決しようとする問題点) 前記の構成による電解コンデンサでは、各コンデンサ素
子に陽極引出部13をもつが、この部分は静電容量に寄与
しないので単位体積当たりの静電容量が減少する。この
傾向は、素子寸法が小さくなるにつれて顕著となる。陽
極引出部13の寸法は、素子寸法にかかわらず一定である
ため、このような現象が表われる。
子に陽極引出部13をもつが、この部分は静電容量に寄与
しないので単位体積当たりの静電容量が減少する。この
傾向は、素子寸法が小さくなるにつれて顕著となる。陽
極引出部13の寸法は、素子寸法にかかわらず一定である
ため、このような現象が表われる。
この発明は、ポリピロール層を固体電解質として用いる
電解コンデンサにおいて、単位体積当たりの静電容量を
高めるようにした電解コンデンサを提供しようとするも
のである。
電解コンデンサにおいて、単位体積当たりの静電容量を
高めるようにした電解コンデンサを提供しようとするも
のである。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) この発明になる電解コンデンサは皮膜形成性金属に誘電
体酸化皮膜を形成し、この誘電体酸化皮膜にあらかじめ
誘電体酸化皮膜を形成した引出端子を接続し、その後固
体電解質であるポリピロール層を形成するものであり、
このようにして作製したコンデンサ素子を巻回あるいは
折りたたんで電解コンデンサとするものである。
体酸化皮膜を形成し、この誘電体酸化皮膜にあらかじめ
誘電体酸化皮膜を形成した引出端子を接続し、その後固
体電解質であるポリピロール層を形成するものであり、
このようにして作製したコンデンサ素子を巻回あるいは
折りたたんで電解コンデンサとするものである。
(作用) この発明になる電解コンデンサでは、陽極引出端子を皮
膜形成性金属に接続したのちにポリピロール層を形成す
ることによって、積層形での各素子の陽極端子引出部が
不必要となるため単位体積当たりの静電容量を大きくす
ることが可能となる。
膜形成性金属に接続したのちにポリピロール層を形成す
ることによって、積層形での各素子の陽極端子引出部が
不必要となるため単位体積当たりの静電容量を大きくす
ることが可能となる。
(実施例) 以下、この発明を図面に示した実施例に基づき説明す
る。第1図はこの発明の電解コンデンサの実施例のポリ
ピロール層形成後の平面図を示している。第2図は第1
図のA−A′での断面図を示している。すなわち、皮膜
形成性金属1に陽極酸化によって誘電体酸化皮膜2を形
成する。この誘電体酸化皮膜2が形成された皮膜形成性
金属1にたとえば皮膜形成性金属よりなる引出端子3を
超音波溶接により接続し、引出端子3を接続後電解重合
によりポリピロール層4を形成する。第3図にこの発明
の電解コンデンサの実施例の断面図を示す。上記方法に
より作製した皮膜形成性金属を巻回し、陰極引出しのた
め銀ペースト層5を形成し陰極とする。
る。第1図はこの発明の電解コンデンサの実施例のポリ
ピロール層形成後の平面図を示している。第2図は第1
図のA−A′での断面図を示している。すなわち、皮膜
形成性金属1に陽極酸化によって誘電体酸化皮膜2を形
成する。この誘電体酸化皮膜2が形成された皮膜形成性
金属1にたとえば皮膜形成性金属よりなる引出端子3を
超音波溶接により接続し、引出端子3を接続後電解重合
によりポリピロール層4を形成する。第3図にこの発明
の電解コンデンサの実施例の断面図を示す。上記方法に
より作製した皮膜形成性金属を巻回し、陰極引出しのた
め銀ペースト層5を形成し陰極とする。
つぎに本発明と従来の参考例との比較の一例について述
べる。
べる。
実施例 化成電圧50Vで1cm2当たり12μFのアルミニウムの粗面
化箔を使用して定格電圧25V,定格容量10μFの電解コン
デンサを試作した。化成を行った粗面化箔を幅5mm,長さ
16.6mmに切断し、幅1mm,長さ7mmのアルミニウム製の引
出端子を第1図の如く超音波溶接で接続する。接続後ピ
ロールのアセトニトリル溶液中に粗面化箔を完全に入れ
引出端子を電源の陽極に接続し1mA/cm2の電流密度で電
解重合を行い、ポリピロール層を形成する。ポリピロー
ル層を形成後巻回を行い引出端子の出ている方向とは反
対の面に第3図の如く銀ペーストを塗布し乾燥を行っ
た。
化箔を使用して定格電圧25V,定格容量10μFの電解コン
デンサを試作した。化成を行った粗面化箔を幅5mm,長さ
16.6mmに切断し、幅1mm,長さ7mmのアルミニウム製の引
出端子を第1図の如く超音波溶接で接続する。接続後ピ
ロールのアセトニトリル溶液中に粗面化箔を完全に入れ
引出端子を電源の陽極に接続し1mA/cm2の電流密度で電
解重合を行い、ポリピロール層を形成する。ポリピロー
ル層を形成後巻回を行い引出端子の出ている方向とは反
対の面に第3図の如く銀ペーストを塗布し乾燥を行っ
た。
参考例 実施例と同じく化成を行った粗面化箔を幅5mm,長さ5.15
mmに切断しピロールのアセトニトリル溶液中に陽極引出
部として1mmを残して粗面化箔を入れ電流密度1mA/cm2の
電流密度で電解重合を行いポリピロール層を形成する。
このようにして作製した前述の第4図に示すような単位
素子を4枚積層し、陽極引出部およびその反対面に銀ペ
ーストを塗布・乾燥して陽極,陰極を形成する。
mmに切断しピロールのアセトニトリル溶液中に陽極引出
部として1mmを残して粗面化箔を入れ電流密度1mA/cm2の
電流密度で電解重合を行いポリピロール層を形成する。
このようにして作製した前述の第4図に示すような単位
素子を4枚積層し、陽極引出部およびその反対面に銀ペ
ーストを塗布・乾燥して陽極,陰極を形成する。
この場合において、前述の如くポリピロール層は陰極と
して作用するため、陽極引出端子の接続部を残してポリ
ピロール層を形成しなければならない。よってポリピロ
ール層形成時、金属箔の一端部を引出端子接続部として
残しても陽極,陰極の引出構造上大形化するので、第4
図の如き積層構造を参考例とした。
して作用するため、陽極引出端子の接続部を残してポリ
ピロール層を形成しなければならない。よってポリピロ
ール層形成時、金属箔の一端部を引出端子接続部として
残しても陽極,陰極の引出構造上大形化するので、第4
図の如き積層構造を参考例とした。
このように、上記本発明による実施例と参考例の体積を
計算すると、表1のようになる。
計算すると、表1のようになる。
体積当たりの静電容量では、本発明は参考例と比較して
23%も大きくなっており、本発明の優れた効果を実証し
た。
23%も大きくなっており、本発明の優れた効果を実証し
た。
[発明の効果] 本発明によれば、小形化はもとよりコストダウンに貢献
できる実用的価値の高い電解コンデンサを得ることがで
きる。
できる実用的価値の高い電解コンデンサを得ることがで
きる。
第1図は本発明の一実施例に係る電解コンデンサのポリ
ピロール層形成後の平面図、第2図は第1図のA−A′
での断面図、第3図は電解コンデンサの断面図、第4図
は従来の電解コンデンサ素子の斜視図である。 1……皮膜形成性金属 2……誘電体酸化皮膜 3……引出端子 4……ポリピロール層 5……銀ペースト層
ピロール層形成後の平面図、第2図は第1図のA−A′
での断面図、第3図は電解コンデンサの断面図、第4図
は従来の電解コンデンサ素子の斜視図である。 1……皮膜形成性金属 2……誘電体酸化皮膜 3……引出端子 4……ポリピロール層 5……銀ペースト層
Claims (1)
- 【請求項1】皮膜形成性金属に誘電体酸化皮膜を形成
し、この誘電体酸化皮膜上にポリピロール層を形成した
電極を用いる電解コンデンサにおいて、前記誘電体酸化
皮膜を形成した金属にあらかじめ誘電体酸化皮膜を形成
した引出端子を接続し、この金属および引出端子上にポ
リピロール層を形成したことを特徴とする電解コンデン
サ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19886387A JPH0715862B2 (ja) | 1987-08-07 | 1987-08-07 | 電解コンデンサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19886387A JPH0715862B2 (ja) | 1987-08-07 | 1987-08-07 | 電解コンデンサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6442113A JPS6442113A (en) | 1989-02-14 |
JPH0715862B2 true JPH0715862B2 (ja) | 1995-02-22 |
Family
ID=16398174
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19886387A Expired - Fee Related JPH0715862B2 (ja) | 1987-08-07 | 1987-08-07 | 電解コンデンサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0715862B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0471242A3 (en) * | 1990-08-13 | 1992-03-18 | Siemens Aktiengesellschaft | Solid electrolytic capacitor |
-
1987
- 1987-08-07 JP JP19886387A patent/JPH0715862B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6442113A (en) | 1989-02-14 |
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Legal Events
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