JPH0715578U - 箱入りのテイッシュ・ペーパーが箱の中に沈下するのを防止する取出し口のビニールの貼り方の改良 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】「箱入りティシュペーパー」を使用する際、使
用半ばから紙全部が箱の底に沈み込み、紙が箱の上に顔
を出さなくなる為、その度ごとに箱の裏の厚紙を内側に
折込み、箱の中から紙を引っ張り出す事となり、取扱い
が面倒であった。そこで、最後の１枚まで手間を掛けな
いで使用出来る「箱入りティシュペーパー」を提供す
る。 【構成】紙の沈み込みの原因は、取出し口の紙の保持力
が弱い為に起きている。そこで、それを強くする為に箱
の取出し口に貼っているビニールの貼り方を変え（図
１）の様にビニール部分を２枚貼り合わせ、開口部の中
央部分の最大巾のところの凡そ１／３を重ね合せること
とする《紙の最初の１枚を取出し易く（視認し易くる）
するために、ビニールを色違いとするのも１方法であ
る》

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

「箱入りティッシュペーパー」を使用する際、最後の１枚の紙まで何等手間を 掛ける事なく、次々と取り出すことができるものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来「箱入りティッシュペーパー」を使用するため、箱の中から紙を引っ張り 出す場合、最初のうちは次の紙が次々と箱の上に顔を出し、用を足す事が出来る が、残りの紙が少なくなると、中の紙と箱の上部の取出し口との間の空間が長く なり、又、残りの紙の重力で、箱の上に顔を出す筈の紙が箱の中に沈み込んでし まっていた。そこで、現在は、その打開策として、箱の裏の厚紙を内側へ折り込 んで残りの紙の中央を上部に持ち上げて紙の沈み込みを是正する方法が採られて いる。しかし、この方法も完全とはいえず途中で、再び、紙が底に沈み込む状態 が起きている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、その欠点を除くために考案したもので、紙が途中で箱の中に沈み込 むことなく、又、途中で箱の裏の厚紙を押し上げる必要もなく、最後の１枚まで 箱の上に顔が出て完全に用を足すことができるものである。

【０００４】

【問題を解決するための手段】

紙の沈み込みの原因は、取出し口がビニール１枚であり、かつ、ビニールを縦 に割いただけもので、紙の保持力が弱い為に起きている。そこで、保持力を強く する為に箱の取出し口に貼っているビニールの貼り方を変えるものである。

【０００５】

【実施例】

箱の上部の開口部の中央部分の最大巾のところ、凡そ１／３が重ね合わさる様 に、ビニールを２枚貼り合わせる《紙の一番最初の１枚を取り出し易く（視認 し易く）するために２枚のビニールを色違いとするのも１方法である》 《…付記…従来のビニールと同様のものを、同じ箇所に２枚重ねて貼るという方 法も紙の保持力を強くする一方法である。（この場合、ビニールの割き口を、一 番最初の紙を取り出し易くし、ビニールの破損を防ぐ為にも開口部一杯に迄広げ る方が良い》

【０００６】

【考案の効果】

紙は箱の上部の開口部の２枚のビニールの間から出てくるが、ビニールが２枚 重なっている為、ビニールの弾性により常に口を閉じ様とする力が働き、その為 に挟まれた紙を締めつける作用（ビニールと紙との摩擦が強くなる作用）が生じ その保持力が著しく高まり、紙が落下するのを防止する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案を箱の裏側から見た平面図である。

【図２】本考案を付けた箱の斜視図である。

【符号の説明】

（イ）１枚目のビニール （ロ）２枚目のビニール （ハ）２枚のビニールの重なり部分 （ニ）糊づけ部分（糊代）

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】「箱入りティッシュペーパー」の箱の取出
   し口につけているビニール部分を中央部が重なる様に２
   枚貼り合わせ、ティシュペーパー（以下“紙”と略す）
   の保持力を高め、紙全体が箱の中に沈下するのを防止す
   る。