JPH07155630A - 二軸破砕機 - Google Patents

二軸破砕機

Info

Publication number
JPH07155630A
JPH07155630A JP32581393A JP32581393A JPH07155630A JP H07155630 A JPH07155630 A JP H07155630A JP 32581393 A JP32581393 A JP 32581393A JP 32581393 A JP32581393 A JP 32581393A JP H07155630 A JPH07155630 A JP H07155630A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixed
blade
blades
rotary
drive shafts
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32581393A
Other languages
English (en)
Inventor
Matsuji Nakagome
松爾 中込
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissui Kako Co Ltd
Original Assignee
Nissui Kako Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissui Kako Co Ltd filed Critical Nissui Kako Co Ltd
Priority to JP32581393A priority Critical patent/JPH07155630A/ja
Publication of JPH07155630A publication Critical patent/JPH07155630A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Crushing And Pulverization Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明の二軸破砕機は、プラスチックや金
属罐等の廃棄物を再利用するために破砕する破砕機に係
るものであり、その目的とするところは、部品、種類数
を少なくし、また小型化し、さらに被破砕物の破砕効率
を向上する二軸破砕機を提供するものである。 【構成】 本発明の二軸破砕機は、複数の切断刃部が外
周上等分割となるよう配されるとともに、切断刃部と切
断刃部との間に破砕刃部を有する複数の回転刃を、駆動
軸に回転刃の幅よりわずか広くなるよう隙間を形成して
配し、他の一方の駆動軸に配された回転刃が、該隙間に
挟持されるようそれぞれ駆動軸に一体に固定し、双方の
駆動軸に固定された回転刃の軸間中央側に対向して回転
刃と同じ幅を有する回転刃を機枠内側に設けるものであ
る。そこで、回転刃は全て同一形状とし、互いに切断刃
部が配される開角の1/2前後の角度差でずれて駆動軸
に固定されるものである。また平行する一対の駆動軸に
ついて、間隔が回転刃の外径直径と切断刃の高さの差以
下とするものである。また、固定刃が機枠内縁から中央
部に向け下降斜面を形成すると良いものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラスチックや金属罐
等の廃棄物を再利用するために破砕する破砕機に係るも
のであり、詳しくはカッターを回転する駆動軸を二本に
した二軸破砕機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プラスチックや金属罐等の廃棄物
を破砕する破砕機は、一本の駆動軸に荒砕刃と細砕刃を
串通し状に固定し、荒砕刃、細砕刃と対向して固定櫛刃
を設け、プラスチック成形品等を破砕するものが知られ
ている(例えば実開昭61−3461号公報参照)。さ
らには互いに平行に支持した二本の駆動軸にシュレッド
用大カッタ、破砕用小カッタを串通し状に固定し、また
二本の駆動軸で対向された破砕用小カッタの間に設けら
れた固定刃を有し、二本の駆動軸を互いに反対方向に回
転させるものが知られている(例えば米国特許5201
475号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べたも
ののうち前者においては、駆動軸に設けられた荒砕刃と
細砕刃を一個の固定櫛刃に対向させているから、被破砕
物を破砕する際に荒砕刃と固定櫛刃、あるいは細砕刃と
固定櫛刃との間で被破砕物が衡衝力で飛翔して機枠内を
踊る。さらに荒砕刃に対し細砕刃の外周速度が小さいた
め破砕能力が大幅に低下したり、固定櫛刃に荒砕刃や細
砕刃の外径と隙間ない迄に被破砕物がこびりついたりす
ると、荒砕刃と固定櫛刃、細砕刃と固定櫛刃との間での
被破砕物の食い込みができなくなり、破砕能力がなくな
るため頻繁に固定櫛刃周辺の手入れが必要であった。
【0004】また後者においては、二本の平行に設けら
れた駆動軸にシュレッド用大カッタが、破砕用小カッタ
を挟持した状態で対向して固定されていることから、被
破砕物は縦長に切断され均一に細かく破砕することは困
難であった。
【0005】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、部品、種類数を少なくし、また小型化し、さら
に被破砕物の破砕効率を向上する二軸破砕機を提供しよ
うとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明における二軸破砕機は、複数の切断刃部が外
周上等分割となるよう配されるとともに、切断刃部と切
断刃部との間に破砕刃部を有する複数の回転刃を、駆動
軸に回転刃の幅よりわずか広くなるよう隙間を形成して
配し、他の一方の駆動軸に配された回転刃が、該隙間に
挟持されるようそれぞれ駆動軸に一体に固定し、双方の
駆動軸に固定された回転刃の軸間中央側に対向して回転
刃と同じ幅を有する回転刃を機枠内側に設けるものであ
る。
【0007】そこで、回転刃は全て同一形状とし、互い
に切断刃部が配される開角の1/2前後の角度差でずれ
て駆動軸に固定されるものである。
【0008】また平行する一対の駆動軸について、間隔
が回転刃の外径直径と切断刃の高さの差以下とするもの
である。
【0009】また、固定刃が機枠内縁から中央部に向け
下降斜面を形成すると良いものである。
【0010】
【作用】図面を使って、本発明の作用を説明する。図1
は、本発明二軸破砕機の主要部説明図で、回転刃2a,
2b、固定刃3a,3bの組み合わせを示したものであ
る。回転刃2a,2bは一対の駆動軸6a,6bに一体
に固定され矢印A,A′方向にそれぞれ回転され、例え
ば一方の駆動軸6aにより回転される回転刃2aに設け
られる切断刃部7と、他方の駆動軸6bにより矢印A′
方向に回転される回転刃2bに形成される破砕刃部8と
は互いに隣接していて、回転刃2a,2bの厚さの2倍
以上の被破砕物は、必ず1つ以上の切断刃部7と、1つ
以上の破砕刃部8との間に挟持され、駆動軸6a,6b
の長手方向が回転刃2a,2bの厚さ以下に破砕され
る。
【0011】次に回転刃2a,2bが矢印A,A′方向
にさらに回転すると破砕された被破砕物5切断刃部7と
固定刃3bとの間で二本の駆動軸6a,6bの間隔幅方
向を、さらに細かく切断する。
【0012】下降斜面9は双方の固定刃3a,3bの側
上面に形成されるもので、破砕された被破砕物5が機枠
1内で駆動軸6a,6bの間に自重で寄せられ、破砕量
を多くすることができるようにする。
【0013】
【実施例】第2図は本発明二軸破砕機の内部平面図であ
る。機枠1内には、一対の駆動軸6a,6bが平行にま
た回転可能に遊嵌されている。駆動軸6a,6bの左端
には歯車10a,10bが嵌着されていて、互いに歯合
している。また駆動軸6bの右端にはモーター11が設
けられ矢印B′方向に回転され、同時に駆動軸6aは歯
車10a,10bの歯合を介して矢印B方向に回転され
る。したがって、被破砕物5は機枠1内にあって、固定
刃3a,3bの先端に向けて集められる。歯車10a,
10bおよびモーターは駆動装置4を構成する。
【0014】固定刃3aは回転刃2bと、固定刃3bは
回転刃2aとそれぞれ対峙されるよう機枠1に設けられ
ている。この場合固定刃3a,3bと駆動軸6b,6a
との重なりの問題が生ずるが、第3図に示されるよう
に、駆動軸6b,6aは固定刃3a,3bの中央に設け
られた軸通し孔12に遊嵌される。固定刃3a,3bは
機枠1に固定される刃ガイド部13と超硬質材などで成
形されたカッター14より構成され、カッター14は刃
ガイド部13の上面に螺子止め固定される。したがっ
て、駆動軸6b,6aを機枠1に設けた後、固定刃3
a,3bを機枠1に固定することも容易にできる。
【0015】第4図(a),(b),(c)は駆動軸6
a,6bに一体に固定された90°分割された回転刃2
a,2bの回転角と被破砕物5の切断破砕の過程説明図
である。
【0016】第4図(a),(b),(c)において、
駆動軸6a,6bには回転刃2a,2bが一体に固定さ
れ、被破砕物5を巻き込むよう矢印A,A′方向にそれ
ぞれ回転される。二本の駆動軸6a,6bの間隔は、切
断刃部7の先端の回転軌跡の直径と切断刃7の刃高さh
との差以下とすることにより被破砕物5が回転刃2a,
2bの幅より長い状態すなわち、駆動軸6a,6bの長
手方向の切断が未完3の状態で機枠1外へ送出されるこ
とのないようにしている。また、駆動軸6a,6bの間
隔が切断刃部7の先端の回転軌跡の直径の1/2以下と
なると、第4図(a)に示されるごとく、例えば一方の
回転刃2aの互いに隣接する切断刃部7の間に設けられ
た破砕破砕刃部8と、他方の回転刃2bに設けられる切
断刃部7の対向間隔が狭くなり、被破砕物5を大きく挟
めなくなる。
【0017】さらに第4図(a),(b),(c)にお
いては回転刃2a,2bに設けられる切断刃部7の位相
関係が45度ずれている。例えば第4図(a)に示すθ
1−θ2≒1/2Q。、この場合Q。は90度を示す。
すなわち切断刃部7のなす開角の約1/2が被破砕物5
を破砕刃部8と切断刃部7との間に大きく挟持する。
【0018】以上のように駆動軸6a,6bの間隔を定
めまた、回転刃2a,2bの回転角のずれを定めた状態
で、第4図(a)に示されるよう被破砕物5を回転刃2
aの破砕刃部8と回転刃2bの切断刃部7との間に挟持
する。
【0019】回転刃2a,2bがさらに矢印A,A′方
向に回転すると、第4図(b)に示されるように被破砕
物8を喰え込みながら回転刃2aの破砕刃部8と回転刃
2bの切断刃部7とが接するように近づく。第4図
(a)から第4図(b)に移行する間に被破砕物8は回
転刃2a,2bの厚さと同じ長さに少しずつ切断され
る。
【0020】さらに第4図(b)から第4図(c)に移
行する間に、回転刃2a,2bの厚さと同じ長さに切断
された被破砕物5を固定刃3aと切断刃部7との間でさ
らに回転刃2aの切断刃の開角の1/2の長さに切断さ
れる。
【0021】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いることから、以下に記載されるような効果を奏する。
【0022】互いに反対方向に回転する一対の駆動軸6
a,6bの間隔を狭め、双方の駆動軸6a,6bに一体
に固定された回転刃2a,2bと固定刃3a,3bを対
向して配することにより、従来用いられていた細砕刃を
不要にでき、回転刃2a,2bを共通にでき、部品管理
をしやすくできるほか、駆動軸6a,6bの間隔を狭め
た分小型化できる。
【0023】駆動軸6a,6bの間隔が、回転刃2a,
2bの外径と切断刃部7の長さhの差以下になること、
回転刃2a,2bの位相が切断刃部7の開角の約1/2
ずれることにより、被破砕物5を均一に切断、破砕する
ことができる。
【0024】固定刃3a,3bの上側面に下降斜面9を
設けることにより、被破砕物5を中央に寄せ、回転刃2
a,2bによる切断、破砕を効率良くできる、等の効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明二軸破砕機の主要部説明図である。
【図2】本発明二軸破砕機の内部平面図である。
【図3】固定刃部の一例説明図である。
【図4】被破砕物の切断、破砕説明図である。
【符号の説明】
1〜機枠 2a,2b〜回転刃 3a,3b〜固定刃 4〜駆動装置 5〜被破砕物 6a,6b〜駆動軸 7〜切断刃部 8〜破砕刃部 9〜下降斜面

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機枠の内部に回転刃と固定刃を設け、駆
    動装置により回転される回転刃と固定刃との間に介在す
    る被破砕物を破砕する破砕装置において、モーターや駆
    動力伝達とともに回転方向の変換を行なう歯車等よりな
    る駆動装置により、互いに反対方向に回転される一対の
    駆動軸と、複数の切断刃部が外周上等分割となるよう配
    されるとともに、該切断刃部と切断刃部との間に破砕刃
    部を有する複数の回転刃を、前記した駆動軸に回転刃の
    幅よりわずか広くなるよう隙間を形成して配し、他の一
    方の駆動軸に配された回転刃が該隙間に挟持されるよう
    それぞれ駆動軸に一体に固定し、双方の駆動軸に固定さ
    れた回転刃の軸間中央側に対向して回転刃と同じ幅を有
    する固定刃を機枠内側に設けたことを特徴とする二軸破
    砕機。
  2. 【請求項2】 一対の駆動軸に配される回転刃は、同一
    形状であり、互いに切断刃部が配される開角の1/2前
    後の角度差でずれて駆動軸に固定されたことを特徴とす
    る請求項1記載の二軸破砕機。
  3. 【請求項3】 平行する一対の駆動軸の間隔が、回転刃
    の外径直径と切断刃部の高さの差以下であることを特徴
    とする請求項1記載の二軸破砕機。
  4. 【請求項4】 対向する固定刃が機枠内縁から中央部に
    向け下降斜面を形成することを特徴とする請求項1記載
    の二軸破砕機。
JP32581393A 1993-11-30 1993-11-30 二軸破砕機 Pending JPH07155630A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32581393A JPH07155630A (ja) 1993-11-30 1993-11-30 二軸破砕機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32581393A JPH07155630A (ja) 1993-11-30 1993-11-30 二軸破砕機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07155630A true JPH07155630A (ja) 1995-06-20

Family

ID=18180889

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32581393A Pending JPH07155630A (ja) 1993-11-30 1993-11-30 二軸破砕機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07155630A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006132100A1 (ja) * 2005-06-06 2006-12-14 Max Co., Ltd. トイレ装置
JP2009226302A (ja) * 2008-03-21 2009-10-08 Nippon Magnetic Dressing Co Ltd 廃プリント基板の処理方法
WO2009140064A3 (en) * 2008-05-14 2010-03-11 Infection Management, Inc. Cutting system
CN102990803A (zh) * 2011-09-09 2013-03-27 上海振华科技开发有限公司 回收废旧轮胎整胎破碎设备
CN103191811A (zh) * 2013-04-16 2013-07-10 上海绿环机械有限公司 一种粉碎装置及带粉碎装置的垃圾压缩机
CN103230821A (zh) * 2013-04-17 2013-08-07 王雪芬 一种碎纸机的机芯
CN104492568A (zh) * 2014-12-22 2015-04-08 中山市奥美森工业有限公司 一种新型定刀固定结构

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006132100A1 (ja) * 2005-06-06 2006-12-14 Max Co., Ltd. トイレ装置
JP2006336429A (ja) * 2005-06-06 2006-12-14 Max Co Ltd トイレ装置
JP2009226302A (ja) * 2008-03-21 2009-10-08 Nippon Magnetic Dressing Co Ltd 廃プリント基板の処理方法
WO2009140064A3 (en) * 2008-05-14 2010-03-11 Infection Management, Inc. Cutting system
CN102056685A (zh) * 2008-05-14 2011-05-11 影响力管理有限公司 切割***
CN102990803A (zh) * 2011-09-09 2013-03-27 上海振华科技开发有限公司 回收废旧轮胎整胎破碎设备
CN103191811A (zh) * 2013-04-16 2013-07-10 上海绿环机械有限公司 一种粉碎装置及带粉碎装置的垃圾压缩机
CN103230821A (zh) * 2013-04-17 2013-08-07 王雪芬 一种碎纸机的机芯
CN104492568A (zh) * 2014-12-22 2015-04-08 中山市奥美森工业有限公司 一种新型定刀固定结构

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3188909B2 (ja) 2軸破砕機
US3960335A (en) Comminution device for scrap plastics
US5680999A (en) Shredder
JPS583654A (ja) ランナ−粗砕機
JPH07155630A (ja) 二軸破砕機
JP2002001147A (ja) 粗砕刃とこれを用いた粉砕装置
JPH08117629A (ja) 二軸破砕機
JPS59175996A (ja) 切断装置
JPH086496Y2 (ja) 樹脂成形不要品の破砕装置
JPS6129476Y2 (ja)
JPH0376183B2 (ja)
JPH01171658A (ja) 注射器等の破砕機
JPS6028507Y2 (ja) 凍結食品用破砕機
JPH115217A (ja) 熱成形装置におけるスクラップシートの処理機
JPH09150071A (ja) 破砕装置
JPH0520442Y2 (ja)
JPH0515800A (ja) 粉砕装置
JPH11128762A (ja) 粗大物破砕装置
JPH069790Y2 (ja) 成形余り材粗砕機
JP2003225580A (ja) 廃材破砕機
JP2002301389A (ja) 粗大物破砕装置
JPH06142543A (ja) ランナ破砕機
GB2198681A (en) Paper shredding apparatus
JPS6129479Y2 (ja)
JPH0857339A (ja) シュレッダー