JPH07155382A - ガイドワイヤーインサーター - Google Patents

ガイドワイヤーインサーター

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JPH07155382A
JPH07155382A JP5339313A JP33931393A JPH07155382A JP H07155382 A JPH07155382 A JP H07155382A JP 5339313 A JP5339313 A JP 5339313A JP 33931393 A JP33931393 A JP 33931393A JP H07155382 A JPH07155382 A JP H07155382A
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JP
Japan
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guide wire
inserter
end opening
tip
distal end
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Application number
JP5339313A
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English (en)
Inventor
Yukihiko Murata
幸彦 村田
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Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガイドワイヤー、特に、J型、ダブルアング
ル型、またはアングル型などの湾曲した先端部を有する
ガイドワイヤーを、容易にインサーター内に挿入できる
ガイドワイヤーインサーターを提供する。 【構成】 ガイドワイヤーインサーター1は、先端開口
2と、基端開口3と、先端開口2と基端開口3とを連通
するガイドワイヤー通路4とを有する筒状体である。イ
ンサーター1は、外壁に設けられ、基端開口3より先端
方向に延び、かつ、ガイドワイヤー通路4と連通するガ
イドワイヤー導入用切り欠き部5を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、湾曲した先端部を有す
るカテーテル用ガイドワイヤーを、導入針、カテーテル
またはシースに挿入する際に使用されるガイドワイヤー
インサーターに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、カテーテル用ガイドワイヤー
を、導入針、カテーテルまたはシースに挿入する場合
に、ガイドワイヤーインサーターが使用されている。こ
のガイドワイヤーインサーターは、湾曲した先端部を有
するガイドワイヤーの先端部を矯正するために用いられ
る。そして、ガイドワイヤーインサーターは、一般に、
先端部に設けられたガイドワイヤー導出口と、基端部に
設けられたガイドワイヤー導入口と、両者を連通するガ
イドワイヤー通路とを有する筒状体に形成されている。
そして、ガイドワイヤー導出口を、導入針、カテーテル
またはシースの基端部に当接させた状態にて、ガイドワ
イヤーを、ガイドワイヤー導入口より挿入し、ガイドワ
イヤー通路およびガイドワイヤー導出口を介して、導入
針、カテーテルまたはシース内に挿入することにより使
用されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなイ
ンサーターでは、湾曲した先端部を有するガイドワイヤ
ーを、インサーター内に挿入することが困難であった。
ガイドワイヤーの先端湾曲形状は、先端部が所定の血管
部位の形状となるように形成されており、例えば、J
型、ダブルアングル型、またはアングル型のガイドワイ
ヤーでは、それらの湾曲部を矯正しながら、インサータ
ー内に挿入することは極めて困難であった。そこで、本
発明の目的は、湾曲した先端部を有するガイドワイヤー
を、先端側より、インサーター内に容易に挿入できるガ
イドワイヤーインサーターを提供することにある。具体
的には、J型、ダブルアングル型、またはアングル型な
どのガイドワイヤーの湾曲部を矯正しながら、容易にイ
ンサーター内に挿入することができるガイドワイヤーイ
ンサーターを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するもの
は、先端開口と、基端開口と、該先端開口と該基端開口
とを連通するガイドワイヤー通路とを有する筒状ガイド
ワイヤーインサーターであって、該ガイドワイヤーイン
サーターは、該インサーター外壁に設けられ、前記基端
開口より先端方向に延び、かつ、前記ガイドワイヤー通
路と連通するガイドワイヤー導入用切り欠き部を有して
いることを特徴とするガイドワイヤーインサーターであ
る。
【0005】そして、前記ガイドワイヤー通路は、先端
方向に向かって縮径するテーパー部を有していることが
好ましい。また、前記ガイドワイヤー導入用切り欠き部
は、前記先端開口まで到達していないことが好ましい。
さらに、前記ガイドワイヤー導入用切り欠き部は、基端
部より前記テーパー部に至る部分まで形成されているこ
とが好ましい。さらに、前記ガイドワイヤー導入用切り
欠き部の先端部は、三角形状、半円状、R形状の切り欠
き部を有していることが好ましい。さらに、前記インサ
ーターは、前記ガイドワイヤー導入用切り欠き部の先端
部より長手方向に延びるスリットを有していることが好
ましい。そして、前記スリットの幅は、ガイドワイヤー
の外径より若干大きく形成されていることが好ましい。
【0006】
【作用】本発明のガイドワイヤーインサーターは、基端
開口より先端方向に延びる切り欠き部がガイドワイヤー
の先端挿入部として作用するので、ガイドワイヤーの湾
曲した先端を容易にインサーター内に導入することがで
きる。具体的には、本発明のガイドワイヤーインサータ
ー1内に、J型またはダブルアングル型の湾曲部を有す
るガイドワイヤー9を挿入する場合、図7に示すよう
に、ガイドワイヤー9の湾曲部9aの内側に、インサー
ター1の切り欠き部5の端部を形成する側部1cを位置
させ、図8に示すように、ガイドワイヤー9を起こすよ
うにしてE方向に移動させることにより、ガイドワイヤ
ー9の先端が、内部上面1aに当接し、さらに、屈曲し
た部位が内部底面1bに当接するため、湾曲部9aの導
入と矯正を同時に行うことができ、インサーター1内へ
の挿入が容易である。
【0007】また、本発明のガイドワイヤーインサータ
ー1内に、アングル型のガイドワイヤーを挿入する場合
には、図9に示すように、湾曲部を内部底面1bに押圧
して矯正しながら容易に挿入することができる。このよ
うに、本発明のインサーター1は、基端開口より先端方
向に延びる切り欠き部5を有しているので、切り欠き部
5より容易にガイドワイヤー9の先端を挿入でき、ま
た、湾曲部9aを有するガイドワイヤー9であっても、
切り欠き部5付近の内部上面1aおよび内部底面1bを
利用して、湾曲部9aの矯正と導入とを同時に行うこと
ができるため、ガイドワイヤーを容易に挿入することが
できる。
【0008】
【実施例】そこで、本発明のガイドワイヤーインサータ
ーを図面に示した実施例を用いて具体的に説明する。図
1は、本発明のガイドワイヤーインサーターの一実施例
の平面図であり、図2は、図1のA−A線断面図であ
る。そして、この実施例のガイドワイヤーインサーター
1は、先端開口2と、基端開口3と、先端開口2と基端
開口3とを連通するガイドワイヤー通路4とを有する筒
状ガイドワイヤーインサーター1であって、インサータ
ー1外壁に設けられ、基端開口3より先端方向に延び、
かつ、ガイドワイヤー通路4と連通するガイドワイヤー
導入用切り欠き部5を有している。
【0009】この実施例のガイドワイヤーインサーター
1は、図1および図2に示すように、先端に向かって縮
径する円筒形状を有している。ただし、本発明のインサ
ーターは、この形状に限定されるものではなく、筒状体
であれば、多角柱状、楕円柱状等であってもよい。そし
て、筒状体には、図2に示すように、ガイドワイヤー導
出口を形成する先端開口2と、基端開口3が設けられて
いる。先端開口2は、ガイドワイヤーを挿入するカテー
テル、導入針またはシースの基端開口部に当接させる部
位であり、インサーター1内に挿通されるガイドワイヤ
ーを外部に導出させる部位である。また、基端開口3
は、ガイドワイヤーを挿通させる際に、ガイドワイヤー
を順次通行させる部位である。なお、本発明のガイドワ
イヤーインサーターは、後述する切り欠き部5から、ガ
イドワイヤーの先端を挿入することができるので、必ず
しも、この基端開口3からガイドワイヤーの先端を挿入
するものではない。
【0010】そして、先端開口2および基端開口3は、
挿通するガイドワイヤーの外径より大きい開口面積を有
している。また、先端開口2は、図2に示すように、基
端開口3に比して小さいものであることが好ましい。こ
のように、先端開口2の開口面積を小さくすることによ
り、ガイドワイヤーをカテーテル、導入針またはシース
の基端開口部に正確に挿入できる。
【0011】さらに、インサーター1は、基端開口3よ
り先端開口2まで延びるガイドワイヤー通路4を有して
いる。ガイドワイヤー通路4は、ガイドワイヤーを挿通
させる部位であり、インサーター1の内部を貫通して形
成されている。そして、この実施例のガイドワイヤー通
路4は、図2に示すように、先端部付近と基端部付近で
は、内径が異なっている。すなわち、先端部付近の通路
4の内径は、基端部付近の通路4の内径に比して小さく
なるように形成されている。このように、先端部付近の
通路4を狭小なものとすることにより、ガイドワイヤー
の先端の矯正状態を保持させることができ、カテーテ
ル、導入針またはシースの基端開口部への挿入がより容
易となる。また、基端部付近の通路4の内径を比較的大
きくすることにより、ガイドワイヤーの先端の挿入、お
よび挿通作業を容易なものとすることができる。さら
に、ガイドワイヤー通路4は、先端方向に向かって縮径
するテーパー部6を有していることが好ましい。このよ
うなテーパー部6が形成されることにより、導入される
ガイドワイヤーの先端部は、その前方への進行ととも
に、徐々に直線的に矯正されることとなる。
【0012】ガイドワイヤー導入用切り欠き部5は、湾
曲した先端部を有するガイドワイヤーのインサーター1
内への挿入を容易にするためのものであり、図1に示す
ように、インサーター1の側壁を、基端開口3と連通
し、かつ、先端方向に所定長切り欠いて形成されてい
る。本発明のインサーター1は、このような切り欠き部
5を有するので、切り欠き部5よりガイドワイヤーの先
端を容易に挿入でき、また、湾曲部、言い換えれば、曲
折した先端部を有するガイドワイヤーであっても、切り
欠き部付近の内部上面または内部底面を利用して、矯正
しながら容易に挿入することができる。そして、切り欠
き部5の先端部(終端部)は、図1に示すような半球状
をしていることが好ましい。完全な半球状でなくてもよ
く、R形状を有し、切り欠き部の側面が滑らかに連続し
ていることが好ましい。このようにすることにより、ガ
イドワイヤーが引っ掛かることがなくなる。
【0013】切り欠き部5の長手方向の長さとしては、
3mm〜50mmであり、好ましくは、5mm〜25m
mである。また、切り欠き部5の幅としては、側壁の外
径の1/5〜3/5程度が好ましい。より好ましくは、
1/4〜1/2である。
【0014】そして、この切り欠き部5は、図2に示す
ように、基端部より前述したガイドワイヤー通路4のテ
ーパー部6に至る部分に形成されていることが好まし
い。これにより、切り欠き部5付近で、湾曲部9aを矯
正した後、ガイドワイヤー9を徐々に直線的に矯正する
ことができる。また、切り欠き部5は、インサーター1
の中心軸に平行に先端方向に延びていることが好ましい
が、緩やかな螺旋状となっていてもよい。さらに、切り
欠き部5は、挿入したガイドワイヤーが容易に抜去しな
いように、先端開口まで達していないことが好ましい。
【0015】インサーターの形成材料としては、特に限
定されないが、合成樹脂、金属等が好適であり、合成樹
脂としては、指等で押さえた時に、通路4が閉塞しない
程度の剛性を有する硬質または準硬質樹脂が好ましく、
そのようなものとして、ポリオレフィン(ポリエチレ
ン、ポリプロピレン)、スチレン系樹脂(ポリスチレ
ン、MS樹脂)、ポリエステル、ポリカーボネート、硬
質塩化ビニル樹脂などが好適である。金属としては、ス
テンレス、アルミ、銅などが使用できる。さらに、イン
サーターの内面の摩擦を減少させるために、内面を粗面
化すること、また、内面に摺動性向上物質を塗布あるい
は固定してもよい。内面の粗面化としては、プラズマ処
理、コロナ処理などが考えられ、摺動性向上物質として
は、テフロン、または、潤滑性付与剤である、ポリ(2
−ヒドロキシエチルメタクリレート)、ポリヒドロキシ
エチルアクリレート、ヒドロキシプロピルセルロース、
メチルビニルエーテル無水マレイン酸共重合体、ポリエ
チレングリコール、ポリアクリルアミド、ポリビニルピ
ロリドン等の親水性ポリマーが好適に使用される。
【0016】つぎに、本発明のガイドワイヤーインサー
ターの他の実施例を、図3を用いて説明する。図1およ
び図2に示したガイドワイヤー1と、この実施例のガイ
ドワイヤーインサーター20との相違は、切り欠き部の
形状のみであり、他は同じである。同一部分には同一符
号を付す。この実施例のインサーター20の切り欠き部
5の先端部は、三角形状の切り欠き部7(終端部7)が
設けられている。このような形状の切り欠き部7を設け
ることにより、切り欠き部5または基端開口3より挿入
したガイドワイヤー9を、三角形の頂点(最先端)付近
で係止させることができ、ガイドワイヤー9を三角形状
の切り欠き部7の両端縁部が支持するため、前述した湾
曲部9aの矯正がより容易となる。
【0017】さらに、本発明のガイドワイヤーインサー
ターの他の実施例を、図4を用いて説明する。図1およ
び図2に示したガイドワイヤー1と、この実施例のガイ
ドワイヤーインサーター30との相違は、切り欠き部の
形状のみであり、他は同じである。同一部分には同一符
号を付す。この実施例のインサーター30の切り欠き部
5の先端部には、三角形状の切り欠き部7が設けられて
いることに加え、さらにその先端部に、長手方向に延び
るスリット8が設けられている。このようなスリット8
が形成されることにより、切り欠き部5または基端開口
3より挿入したガイドワイヤー9を、スリット8内に位
置させることにより、ガイドワイヤー9をスリット8の
両端縁部が支持するため、湾曲部の矯正がより容易とな
る。さらに、このスリットの幅は、ガイドワイヤーの外
径より若干大きく形成されることが好ましい。スリット
の幅をそのような大きさとすることにより、スリット8
の両端縁部が確実にガイドワイヤー9を支持できる。な
お、図4のインサーター30は、切り欠き部5とスリッ
ト8との間に、三角形状の切り欠き部7を有している
が、切り欠き部7がないものであってもよい。ただし、
切り欠き部7介在させた方が、ガイドワイヤー9をスリ
ット8内に位置させることが容易となる。
【0018】さらに、本発明のガイドワイヤーインサー
ターの他の実施例を、図5および図6を用いて説明す
る。図5は、本発明のガイドワイヤーインサーターの他
の実施例の平面図であり、図6は、図5のB−B線断面
図である。図1および図2に示したガイドワイヤー1
と、この実施例のガイドワイヤーインサーター40との
相違は、切り欠き部5と向かい合うインサーターの内壁
面にガイドワイヤー誘導用の溝41を有する点のみであ
り、他は同じである。同一部分には同一符号を付す。
【0019】この実施例のインサーター41は、切り欠
き部5と向かい合うインサーターの内壁面にガイドワイ
ヤー誘導用の溝41を有しており、溝41は、切り欠き
部5の幅より若干狭い幅を持って、インサーター41の
基端3またはその付近より、先端側に向かって、切り欠
き部5と平行に延びている。そして、溝41の先端部4
1aは、インサーターの縮径したテーパー内面部6付近
にて、徐々に浅くなり、消滅しており、先端開口2まで
到達していない。溝41としては、先端部41a以外
は、ほぼ同じ深さであることが好ましい。
【0020】また、先端部41aの形状は、上述のよう
に徐々に浅くなって行くものが好適であり、幅も先端に
向かって徐々に狭くなるように形成してもよい。このよ
うな誘導用溝41を設けることにより、インサーターの
切り欠き部5内より挿入されたガイドワイヤーの先端部
の一部が、溝41内に入り、先端部がぶれることがな
く、溝41により誘導されながら先端側に進行するの
で、よりガイドワイヤーの先端部の導入が容易となる。
特に、上述のような形状に溝41の先端部41aを形成
することにより、先端部の誘導および矯正が自然に行わ
れ、また、導入されたガイドワイヤーのその後の進行作
業に、溝41が障害となることもない。
【0021】つぎに、本発明のガイドワイヤーインサー
ター1の使用方法を、図7ないし図11を用いて、カテ
ーテルを血管内の目的部位に留置させ、薬液等を供給す
る場合を例に説明する。まず、セルディンガー針(図示
せず)を大腿動脈13に穿刺し、抜去した後、穿刺部位
にダイレター(図示せず)を挿入し、穿刺部位を拡げ、
ダイレターを抜去した後、イントロデューサー10のシ
ース11の先端部を血管13内に留置させる。つぎに、
図10に示すように、ガイドワイヤーインサーター1の
先端部を、イントロデューサー10の基端部に当接させ
る。さらに、図11に示すように、ガイドワイヤーイン
サーター1の先端部を、イントロデューサー10の管体
挿入口14より挿入し、弁体16の手前付近に位置させ
る。
【0022】そして、ガイドワイヤー9をインサーター
1内に挿入する。このガイドワイヤー9の挿入は、図7
ないし図9に示すように行う。すなわち、J型またはダ
ブルアングル型の湾曲部を有するガイドワイヤー9で
は、まず、ガイドワイヤー9の先端を切り欠き部5また
は基端開口2よりインサーター1内に挿入し、図7に示
すように、湾曲部9aの内側にインサーター1の側部1
cを位置させる。そして、図8に示すように、ガイドワ
イヤー9を起こすように、図中E方向に移動させる。こ
の時、ガイドワイヤー9の先端は、内部上面1aに支持
され、かつ、屈曲した部位は内部底面1bに支持される
ので、湾曲部9aが矯正される。さらに、インサーター
1の先端方向にガイドワイヤー9を押圧しながら挿入し
ていく。
【0023】また、アングル型のガイドワイヤー9をイ
ンサーター1内に挿入する場合は、図9に示すように、
ガイドワイヤー9の先端を切り欠き部5よりインサータ
ー1内に挿入し、湾曲部を内部底面1aに押圧して矯正
しながら、インサーター1の先端方向に挿入していく。
このように、本発明のインサーター1は、基端部より先
端方向に延びる切り欠き部5を有しているので、切り欠
き部5より容易にガイドワイヤー9を挿入でき、また、
切り欠き部5付近の内部上面1aおよび内部底面1bを
利用して、湾曲部9aを容易に矯正することができる。
【0024】そして、図11に示すように、ガイドワイ
ヤー9を、先端開口2、イントロデューサー10の弁体
16、管体通路15、シース11を介して、血管13内
に挿入する。ガイドワイヤー9を血管13内に留置した
後、インサーター1を、図11に示すF方向に移動さ
せ、ガイドワイヤー9より抜去して取り外す。さらに、
図12に示すように、カテーテル22をガイドワイヤー
17を被包するようにしてシース内11に挿入し、カテ
ーテルの先端より所定長ガイドワイヤー9を突出させた
状態で、ガイドワイヤーにて案内するようにして血管1
3内を進行させる。そして、目的部位に達した時点で、
ガイドワイヤー9を抜去して、カテーテル22の基端部
から薬液、造影剤等を供給する。なお、これらの手技の
途中に、供給管23より、カテーテル22と管体通路1
5との境界における血栓の発生を防止するために、ヘパ
リン等の抗凝固剤を供給してもよい。
【0025】
【発明の効果】本発明のガイドワイヤーインサーター
は、先端開口と、基端開口と、該先端開口と該基端開口
とを連通するガイドワイヤー通路とを有する筒状ガイド
ワイヤーインサーターであって、該ガイドワイヤーイン
サーターは、該インサーター外壁に設けられ、前記基端
開口より先端方向に延び、かつ、前記ガイドワイヤー通
路と連通するガイドワイヤー導入用切り欠き部を有して
いることを特徴とするガイドワイヤーインサーターであ
るので、ガイドワイヤーを容易にインサーター内に挿入
することができる。特に、J型、ダブルアングル型、ま
たはアングル型などの湾曲した先端部を有するガイドワ
イヤーであっても、湾曲した先端部を矯正しながら挿入
できるので、ガイドワイヤーの導入が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明のガイドワイヤーインサーター
の一実施例の平面図である。
【図2】図2は、図1のA−A線断面図である。
【図3】図3は、本発明のガイドワイヤーインサーター
の他の実施例の平面図である。
【図4】図4は、本発明のガイドワイヤーインサーター
の他の実施例の平面図である。
【図5】図5は、本発明のガイドワイヤーインサーター
の他の実施例の平面図である。
【図6】図6は、図5のB−B線断面図である。
【図7】図7は、本発明のガイドワイヤーインサーター
の作用を説明するための説明図である。
【図8】図8は、本発明のガイドワイヤーインサーター
の作用を説明するための説明図である。
【図9】図9は、本発明のガイドワイヤーインサーター
の作用を説明するための説明図である。
【図10】図10は、本発明のガイドワイヤーインサー
ターの使用方法を説明するための説明図である。
【図11】図11は、本発明のガイドワイヤーインサー
ターの使用方法を説明するための説明図である。
【図12】図12は、本発明のガイドワイヤーインサー
ターの使用方法を説明するための説明図である。
【符号の説明】
1 ガイドワイヤーインサーター 2 先端開口 3 基端開口 4 ガイドワイヤー通路 5 ガイドワイヤー導入用切り欠き部 6 テーパー部 7 三角形状切り欠き部 8 スリット 9 ガイドワイヤー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端開口と、基端開口と、該先端開口と
    該基端開口とを連通するガイドワイヤー通路とを有する
    筒状ガイドワイヤーインサーターであって、該ガイドワ
    イヤーインサーターは、該インサーター外壁に設けら
    れ、前記基端開口より先端方向に延び、かつ、前記ガイ
    ドワイヤー通路と連通するガイドワイヤー導入用切り欠
    き部を有していることを特徴とするガイドワイヤーイン
    サーター。
JP5339313A 1993-12-02 1993-12-02 ガイドワイヤーインサーター Pending JPH07155382A (ja)

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JP5339313A JPH07155382A (ja) 1993-12-02 1993-12-02 ガイドワイヤーインサーター

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JP5339313A JPH07155382A (ja) 1993-12-02 1993-12-02 ガイドワイヤーインサーター

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