JPH07153191A - 情報再生装置 - Google Patents

情報再生装置

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JPH07153191A
JPH07153191A JP29849793A JP29849793A JPH07153191A JP H07153191 A JPH07153191 A JP H07153191A JP 29849793 A JP29849793 A JP 29849793A JP 29849793 A JP29849793 A JP 29849793A JP H07153191 A JPH07153191 A JP H07153191A
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JP29849793A
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Inventor
Tatsuya Iijima
達也 飯島
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)
  • Signal Processing Not Specific To The Method Of Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 CDプレーヤ等の情報再生装置で、情報列が
再生されている場合に、再生位置を早送り又は巻戻しす
る場合の技術に関し、再生位置の変更時に変更前の情報
列と変更後の情報列を滑らかに連続再生可能とすること
を目的とする。 【構成】 FF/RWスイッチの操作に応じてアクセン
ト位置に同期したフェードアウト開始位置とフェードイ
ン開始位置が設定される。その後、再生位置がフェード
アウト開始位置に到達すると、CDからの音楽信号がフ
ェードアウトされると共に、RAMからフェードイン開
始位置から始まる音楽信号がフェードインされる。クロ
スフェード時間の経過後CDからの音楽信号の読み出し
が終了し、CD上で、フェードイン開始位置に対応する
記録位置から{クロスフェード時間+ディスクアクセス
時間}に対応する時間だけ進んだ記録位置がシークされ
る。この間、RAMからは、音楽信号の読み出しが続行
される。ディスクアクセス時間が経過すると、音楽信号
の読み出しが、RAMからCDに切り替えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】CDプレーヤ等の情報再生装置
で、情報列が再生されている場合に、再生位置を早送り
(先に進める)又は巻戻し(前に戻す)する場合の技術
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、CDプレーヤ等で音楽信号等の情
報列が再生されている場合に、再生位置を早送り(先に
進める)又は巻戻し(前に戻す)する際に、再生がいっ
たん中断され、早送りスイッチ又は巻戻しスイッチが離
されて、早送り又は巻戻しの操作(ディスクアクセス)
が完了した後に、再生が再開されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、早送り又は巻
戻しの時に生じる空白時間は、今まで曲に集中していた
気分を損ね、リスナーにとって非常に煩わしいものがあ
るという問題点を有している。
【0004】本発明の課題は、再生位置の変更時に、変
更前の情報列と変更後の情報列を滑らかに連続再生可能
とすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、まず、CDな
どの記録媒体に記録された音楽信号などの記録情報を順
次読み出す記録情報読み出し手段(情報読み取り部10
1)を有する。
【0006】次に、記録情報読み出し手段に記録情報の
読み出しを続行させながら、記録情報の読み出し位置の
変更を指示する読み出し位置変更指示手段(FFスイッ
チ、RWスイッチ、及び図12のステップ1030′〜
図13のステップ1055等に対応)を有する。
【0007】続いて、記録情報読み出し手段により読み
出された記録情報を予め記憶する記録情報記憶手段(第
2の記憶部105)を有する。また、記録情報読み出し
手段を介して記録情報の再生が続行されている最中に、
位置変更指示手段による記録情報の読み出し位置の変更
の指示が行われた後に、記録情報の再生位置が記録情報
に含まれるアクセントなどの周期情報に同期した第1の
記録位置に到達した時点から、記録情報読み出し手段に
より読み出される記録情報をフェードアウトさせながら
出力すると同時に、位置変更指示手段により指示された
記録情報の新たな読み出し位置の近傍の読み出し位置で
あって記録情報に含まれる周期情報に同期した第2の記
録位置から、記録情報記憶手段に記憶されている記録情
報をフェードインさせながら所定時間(クロスフェード
時間213+ディスクアクセス時間214)分だけ読み
出し、その記録情報をフェードアウトさせながら出力す
る記録情報と混合して出力するクロスフェード出力手段
(図18及び図19のクロスフェード処理に対応)を有
する。
【0008】更に、記録情報読み出し手段により読み出
されクロスフェード出力手段からフェードアウトさせら
れながら出力される記録情報の値が0になった後(クロ
スフェード時間213が経過した後)、クロスフェード
出力手段が記録情報記憶手段に記憶されている残りの記
録情報を出力している期間内(ディスクアクセス時間2
14の間)において、その記録情報に続く記録情報が記
録されている読み出し位置を、記録媒体上で検索する読
み出し位置検索手段(図19のステップ1824に対
応)を有する。
【0009】加えて、クロスフェード出力手段が記録情
報の出力を終了した時点で、記録情報読み出し手段に、
読み出し位置検索手段が検索した読み出し位置からの記
録情報の読み出しを指示する指示手段(図19のステッ
プ1825に対応)を有する。
【0010】そして、クロスフェード出力手段が記録情
報の出力を行っている期間はそのクロスフェード出力手
段の出力を選択して出力し、それ以外の期間は記録情報
読み出し手段の出力を選択して出力する出力切り替え手
段(図18のステップ1801、1803、及び図19
のステップ1808に対応)を有する。
【0011】上述の発明の構成において、クロスフェー
ドを行わない構成にすることもできる。また、位置変更
指示手段により指示された新たな読み出し位置が所定の
記録単位以降の記録単位(現在再生中の曲番号以降の曲
番号)の読み出し位置である場合には、単純に現在再生
中の曲番号の記録情報をフェードアウトさせながら新た
な曲番号の先頭の記録情報をフェードインさせるように
クロスフェード処理を行わせる構成にすることも可能で
ある。
【0012】更に、位置変更指示手段により指示された
新たな読み出し位置が所定の記録単位以前の記録単位
(現在再生中の曲番号以前の曲番号)の読み出し位置で
ある場合には、現在再生中の曲番号の記録情報に含まれ
る周期情報に同期するように現在再生中の記録情報をフ
ェードアウトさせながら現在再生中の曲番号の先頭の記
録情報をフェードインさせるようにクロスフェード処理
を行わせる構成にすることも可能である。
【0013】
【作用】本発明では、情報列の再生位置が変更される場
合において、記録情報に含まれる周期情報、例えば音楽
信号のアクセントタイミングに同期させた状態で、現在
再生中の変更前の記録位置の記録情報がフェードアウト
させられながら、変更後の記録位置の記録情報が記録情
報記憶手段からフェードインさせられながら再生され、
その間に、その変更後の記録情報が記録されている記録
媒体上の読み出し位置が検索される。そして、記録情報
記憶手段からの変更後の記録情報の出力が終了するのに
続き、記録媒体上で検索された読み出し位置からの記録
情報の読み出しが行われる。
【0014】この結果、記録情報の再生が突然寸断され
ることなく、速やかに再生位置を変更させることができ
る。更に、クロスフェードをさせない構成にした場合に
は、記録媒体へのアクセス時間に相当する待ち時間なし
に、瞬時に再生位置を変更することができる。
【0015】再生位置の変更により曲番号などの記録単
位が変化した場合には、現在の再生位置から変更後の記
録単位の先頭位置へのクロスフェード再生が実現でき
る。
【0016】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例に
つき詳細に説明する。 <構成>図1は、本発明の実施例の全体構成図である。
【0017】情報読み取り部101は、CD(Compact
Disc)等の記録媒体に記録された音楽信号等の情報を読
み出す装置である。このとき、音楽信号のほかに、曲番
号、タイムコードなどの情報も読み出される。
【0018】スイッチ群102は、CDの再生を開始、
終了するSTART、STOPスイッチ、曲番号を直接
指定して切り替えるテンキー、、現在再生中の次の曲、
或いは現在再生中の曲の先頭若しくは現在再生中の前の
曲に戻る+1、−1キー、再生位置を先に進める早送り
(FF)スイッチ、再生位置を前に戻す巻戻し(RW)
スイッチ、曲を変更する時にクロスフェード処理をする
か否かを選択するフェードスイッチ、曲中での早送り又
は巻戻し時にシンクロクロスフェード再生するか否かを
選択するシンクロフェード(以下、SFという)スイッ
チを有する。
【0019】CPU103は、情報読み取り部101に
対して、特には図示しないホルダーにセットされたCD
からの音楽信号の通常の再生動作、及び後述するクロス
フェード処理の動作等を制御する。
【0020】CPU103による後述する制御動作に基
づいて情報読み取り部101又は第2の記憶部105か
ら読み出された音楽信号は、D/A変換器106でアナ
ログ信号に変換され、アンプ107、スピーカ108を
介して対応する楽音が放音される。
【0021】第1の記憶部104(アクセントRAM)
には、各曲毎に、アクセントが存在する記録位置のタイ
ムコードが記憶される。第2の記憶部105(音楽RA
M)は、例えばハードディスク装置、実現可能ならRA
Mなどでもよく、各曲毎の音楽信号が記憶される。各記
憶部の記憶内容は、後述するクロスフェード再生及びシ
ンクロクロスフェード再生時に操作される。 <データ構成>次に、図2には、CPU103内のレジ
スタに記憶されているデータが示されている。
【0022】現在曲番号201は、現在再生中の曲番号
を示す。送り先タイムカウンタ202は、FFスイッチ
又はRWスイッチが押された時間に対応する値をカウン
トする。
【0023】再生中フラグ203は、現在曲が再生中か
否かを示す。フェードスイッチオンフラグ204は、ス
イッチ群102のフェードスイッチが押されたか否かを
示す。
【0024】フェードデータ書込済フラグ205は、第
2の記憶部105に各曲の先頭の部分が記憶済みか否か
を示す。SFスイッチオンフラグ206は、スイッチ群
102のSFスイッチが押されたか否かを示す。
【0025】SF曲番号選択中フラグ207は、SFス
イッチが押されて、テンキー、+1キー、又は−1キー
による曲番号の指定待ちの状態であるか否かを示す。前
回FFスイッチオンフラグ208と前回RWスイッチオ
ンフラグ209は、前回実行されたスイッチ取り込み処
理で、FFスイッチ及びRWスイッチが押されていたか
否かを示す。
【0026】SF開始フラグ210は、FFスイッチ又
はRWスイッチが離され、次のアクセント位置からシン
クロクロスフェード再生を開始することを指示する。ク
ロスフェードフラグ211は、現在、クロスフェード処
理が行われているか否かを示す。
【0027】音楽RAMアクセスフラグ212は、現在
第2の記憶部105(音楽RAM)から音楽信号を読み
出しているか否かを示す。クロスフェード時間213
は、クロスフェード再生又はシンクロクロスフェード再
生を行う時間に対応するブロック数を格納する。ここ
に、1ブロックは、1/75秒である。
【0028】ディスクアクセス時間214は、ディスク
アクセスに必要な時間に対応するブロック数を格納す
る。クロスフェードカウンタ215は、クロスフェード
処理時又はシンクロクロスフェード処理時に、クロスフ
ェード又はシンクロクロスフェードする時間に対応する
ブロック数をカウントする。
【0029】音楽RAMアクセスカウンタ216は、第
2の記憶部105から読み出される音楽信号の時間に対
応するブロック数をカウントする。音楽RAMアクセス
アドレス217は、現在アクセス中の第2の記憶部10
5のアドレスを記憶する。
【0030】音楽RAM未使用アドレス218は、第2
の記憶部105において使用されていない記憶領域の先
頭アドレスを記憶する。アクセントRAM書込アドレス
219は、第1の記憶部104(アクセントRAM)へ
のアクセントデータの書き込み時におけるアドレスを記
憶する。アクセントRAM読出アドレス220は、第1
の記憶部104からのアクセントデータの読み出し時に
おけるアドレスを記憶する。
【0031】アクセントRAM未使用アドレス221
は、第1の記憶部104において使用されていない記憶
領域の先頭アドレスを記憶する。アクセント開始位置2
22は、アクセント検出時に、アクセントの始まる記録
位置のタイムコード(曲の先頭からのブロック数で示さ
れる)を記憶する。アクセント終了位置223は、アク
セント検出時に、アクセントの終る記録位置のタイムコ
ード(曲の先頭からのブロック数で示される)を記憶す
る。アクセント領域数224は、アクセント開始位置2
22で示される記録位置からアクセント終了位置223
で示される記録位置までのブロック数を、アクセント領
域数として記憶する。
【0032】前回アクセント位置225は、アクセント
検出時に前回のアクセント位置を記憶する。今回アクセ
ント位置226は、アクセント検出時に今回のアクセン
ト位置を記憶する。
【0033】#1〜#Nの先頭アクセント227は、曲番号
#1から#Nのそれぞれの曲における最初のアクセント位置
を記憶する。#1〜#Nの曲時間228は、曲番号#1から#N
のそれぞれの曲の時間長(ブロック数)を記憶する。
【0034】フェードイン開始位置229は、早送り操
作又は巻戻し操作によって次に再生されるべき音楽信号
がフェードインされる位置を示す。フェードアウト開始
位置230は、早送り操作又は巻戻し操作によって現在
再生中の音楽信号がフェードアウトされる位置を示す。
【0035】次に、図3〜図5は、CDのデータフォー
マットを示した図である。まず、図3は、CDにおける
フレームの構成図である。1フレームは、サブコード3
02(1シンボル)、Lチャネル音楽信号303(12
シンボル(=6サンプル))、エラー訂正符号304
(4シンボル)、Rチャネル音楽信号305(12シン
ボル(=6サンプル))、エラー訂正符号306(4シ
ンボル)からなるデータ列の先頭に、同期信号301
(24ビット)が付加された構成を有する。
【0036】次に、図4は、CDにおけるサブコードの
構成図である。まず、図3に示される1フレーム内のサ
ブコード302(1シンボル)は、それぞれ1ビットか
らなるP、Q、R、S、T、U、V、Wの8チャネルの
意味付けされたデータから構成される。
【0037】そして、これらそれぞれ1ビットからなる
8チャネルのデータがそれぞれ98フレーム分収集され
ることにより、図4に示されるように、それぞれ98ビ
ットからなる8チャネルのサブコードデータが得られ
る。ここに、98フレームを1ブロックと呼ぶ。そし
て、この1ブロックの時間が1/75秒に相当してい
る。本発明の実施例では、このブロックを単位とする時
間によって、後述する各種の動作が制御される。
【0038】図4において、それぞれ98ビットからな
る各チャネルの先頭の2ビット(ビット0及びビット
1)401は、上述のブロック(=98フレーム)のう
ちの先頭フレームを示すビットであり、サブコードシン
クと呼ばれる。
【0039】Pチャネル(ビット2〜ビット97)に
は、曲の先頭を示す曲頭データ402が格納される。Q
チャネル(ビット2〜ビット97)には、4ビットのコ
ントロールコード403、4ビットのモード404、9
シンボルのQチャネルデータ405、及び2シンボルの
エラー訂正符号406が格納される。
【0040】また、R〜Wチャネルには、例えばグラフ
ィックデータが格納される。Qチャネルにおけるコント
ロールコード403は、図3のLチャネル音楽信号30
3及びRチャネル音楽信号305の領域に、音楽データ
が格納されているのか、CD−ROMデータが格納され
ているのかを示す。この実施例では、図3に示されるよ
うに、音楽データが格納されているため、コントロール
コード403はその旨を示すコードを表している。
【0041】Qチャネルにおけるモード404は、Qチ
ャネルデータ405の内容を示す。音楽用CDでは、こ
の値は通常0001に設定されている。この場合、図5
に示されるように、Qチャネルデータ405としては、
曲番号501、インデックス502、サブコード302
(図3)が含まれる曲の先頭からの相対時間を示すタイ
ムコード(分503、秒504、ブロック505)、及
びCDの先頭からの絶対時間を示すタイムコード(分5
07、秒508、ブロック509)が記録されている。
なお、領域506は使用されない。
【0042】次に、図6は、第1の記憶部104(図
1)のデータフォーマット図である。第1の記憶部10
4のアドレス000000H〜{4×(N−1)}Hに
は、各曲のアクセントデータの記憶領域の先頭アドレス
が、1曲目アクセントデータアドレス、2曲目アクセン
トデータアドレス、・・・、N曲目アクセントデータア
ドレスとして格納される。例えば、アドレス00000
0Hに記憶される1曲目アクセントデータアドレスとし
ては、1曲目のアクセントデータの記憶領域の先頭アド
レス000100Hが格納されている。
【0043】そして、上述のアクセントデータアドレス
で示される各記憶領域には、各曲のアクセントデータが
記憶される。これらのアクセントデータは、後述する図
15〜図17の動作フローチャートで示されるアクセン
トデータと音楽信号の書き込み処理により、第1の記憶
部104に記憶される。
【0044】次に、図7は、第2の記憶部105(図
1)のデータフォーマット図である。第2の記憶部10
5のアドレス000000H〜{4×(N−1)}Hに
は、各曲のフェードデータの記憶領域の先頭アドレス
が、1曲目フェードデータアドレス、2曲目フェードデ
ータアドレス、・・・、N曲目フェードデータアドレス
として格納される。例えば、アドレス000000Hに
記憶される1曲目フェードデータアドレスとしては、1
曲目のフェードデータの記憶領域の先頭アドレス000
100Hが格納されている。
【0045】そして、上述のフェードデータアドレスで
示される各記憶領域には、各曲のフェードデータが記憶
される。これらのフェードデータは、後述する図14の
動作フローチャートで示されるフェードデータ書き込み
処理により、第2の記憶部105に記憶される。これら
のフェードデータは、各曲の先頭の所定時間(クロスフ
ェード時間分)の音楽信号である。
【0046】また、第2の記憶部105のアドレス{4
×N}Hには、シンクロクロスフェード再生されるべき
曲の音楽信号の記憶領域の先頭アドレスが音楽信号アド
レスとして格納される。
【0047】そして、上述の音楽信号アドレスで示され
る記憶領域には、シンクロクロスフェード再生されるべ
き曲の1曲分の音楽信号が記憶される。この音楽信号
は、後述する図15〜図17の動作フローチャートで示
されるアクセントデータと音楽信号の書き込み処理によ
り、第2の記憶部105に記憶される。 <動作原理>上述の構成を有する本発明の実施例の動作
原理について以下に説明する。
【0048】まず、新しいCDが特には図示しないホル
ダーにセットされた後、図1のスイッチ群102におい
て、SFスイッチが押されずにSTARTスイッチが押
された場合には、通常のCD再生モードが開始され、C
PU103は、情報読み取り部101に対して、1曲目
の音楽信号の再生を指示する。この状態で、スイッチ群
102のテンキー、+1キー、又は−1キーにより曲番
号が変更された場合、CPU103は、情報読み取り部
101に対して通常の曲番号の変更及び変更された曲の
音楽信号の再生を指示する。
【0049】一方、新しいCDが特には図示しないホル
ダーにセットされた後に、図1のスイッチ群102にお
いてSFスイッチが押され、続けて、テンキー、+1キ
ー、又は−1キーによって曲番号が指定されると、CP
U103は、指定された曲番号の曲の全体にわたって音
楽信号の振幅エンベロープ値を検出し、アクセントが存
在する記録位置のタイムコードを第1の記憶部104に
書き込んでゆく。これと共に、CPU103は、指定さ
れた曲番号の曲の1曲分の音楽信号を、第2の記憶部1
05に書き込んでゆく。
【0050】この状態で、スイッチ群102のSTAR
Tスイッチが押されると、CPU103は、情報読み取
り部101を介して、指定曲の音楽信号を読み取り、そ
の再生を開始する。
【0051】指定曲の再生中にFFスイッチ又はRWス
イッチが押されると、以下のようにしてシンクロクロス
フェード再生の動作が実行される。図8は、このシンク
ロクロスフェード再生が実行されるときの動作の説明図
である。
【0052】まず、指定曲の音楽信号の再生中に、FF
スイッチ又はRWスイッチがオンされると、CPU10
3内のレジスタに記憶されている送り先タイムカウンタ
202に、再生中の曲のタイムコードがセットされる。
スイッチが押され続けると、送り先タイムカウンタ20
2の値が増加され(FFスイッチの場合)又は減少され
る(RWスイッチの場合)。
【0053】その後、スイッチがオフされると、CPU
103内のレジスタに記憶されているSF開始フラグ2
10が1にセットされると共に、現在再生中の音楽信号
サンプルの直後のアクセント位置がCPU103内のレ
ジスタにフェードアウト開始位置230としてセットさ
れ、送り先タイムカウンタ202として示される次に再
生されるべき音楽信号サンプルの直後のアクセント位置
がCPU103内のレジスタにフェードイン開始位置2
29としてセットされる。
【0054】再生位置が、上述のフェードアウト開始位
置230に対応する位置に到達すると、後述する図18
の動作フローチャートで示されるクロスフェード処理に
よって、CPU103内のレジスタに記憶されるクロス
フェードフラグ211と音楽RAMアクセスフラグ21
2が1にセットされる。
【0055】この結果、CPU103は、図18及び図
19の動作フローチャートで示されるクロスフェード処
理において、CDから情報読み取り部101を介して読
み出される指定曲の音楽信号をフェードアウトさせる。
これと同時に、CPU103は、上述のクロスフェード
処理において、第2の記憶部105に記憶されている指
定曲の1曲分の音楽信号のうち、フェードイン開始位置
229で示される位置以降の音楽信号をフェードインさ
せる。
【0056】ここで、フェードアウト開始位置230と
フェードイン開始位置229は、共にアクセント位置で
あるため、指定曲の送り側のアクセント位置と指定曲の
送り先のアクセント位置とが同期して、シンクロクロス
フェード再生されることになる。
【0057】続いて、CPU103内のレジスタに記憶
されているクロスフェード時間213に対応する時間が
経過すると、クロスフェードフラグ211が0にリセッ
トされて、CDからの指定曲の音楽信号の読み出しが終
了させられる。これと共に、CD上で、その指定曲の音
楽信号について、フェードイン開始位置229に対応す
る始めのアクセント位置から{クロスフェード時間21
3+ディスクアクセス時間214}に対応する時間だけ
進んだ記録位置がシークされる。この間、第2の記憶部
105からは、指定曲の音楽信号の読み出しが続行され
ている。この場合、クロスフェード処理は完了している
ため、第2の記憶部105から読み出される音楽信号の
振幅値は、もともとCDに記録されていた音楽信号の振
幅値そのものに等しい。
【0058】CPU103内のレジスタに記憶されてい
るディスクアクセス時間214に対応する時間が経過す
ると、音楽RAMアクセスフラグ212が0にリセット
されて、指定曲の音楽信号の読み出しが、第2の記憶部
105からの読み出しから、CDからの読み出しに切り
替えられる。
【0059】以上のようにして、同一曲内で、送り側か
ら送り先への滑らかなシンクロクロスフェード再生が実
現される。次に、上述の動作とは独立して、スイッチ群
102内のクロックフェードスイッチが押された後に、
曲の再生中にテンキー、+1キー、又は−1キーが操作
されることによって曲番号が変更された場合、又はFF
スイッチ又はRWスイッチが押され続けることにより曲
の終端又は先頭に達した場合には、再生される曲の変更
時に、以下に示すクロスフェード再生が行われる。
【0060】図9は、クロスフェード再生の動作説明図
である。まず、曲が再生されていないときにクロックフ
ェードスイッチが押されると、CPU103は、各曲の
先頭部分の音楽信号をフェードデータとして第2の記憶
部105に書き込んでゆく。
【0061】その後、例えば1曲目の音楽信号の再生中
に、テンキー、+1キー、又は−1キーが操作されるこ
とによって曲番号が2に変更された場合、又は例えばF
Fスイッチが押され続けることにより送り先タイムカウ
ンタ202の値が1曲目の終端を越えることによって曲
番号が2に変更された場合には、後述する図13の動作
フローチャートで示されるスイッチ取り込み処理によっ
て、CPU103内のレジスタに記憶されるクロスフェ
ードフラグ205とRAMアクセスフラグ206が1に
セットされる。
【0062】この結果、図18、図19の動作フローチ
ャートで示されるクロスフェード処理において、CDか
ら情報読み取り部101を介して読み出される1曲目の
音楽信号がフェードアウトさせられると共に、記憶部1
04(RAM)に記憶されている2曲目の先頭の部分の
音楽信号がフェードインさせられる。この結果、1曲目
の音楽信号と2曲目の音楽信号のクロスフェード再生が
実現される。
【0063】CPU103内のレジスタに記憶されてい
るクロスフェード時間207に対応する時間が経過する
と、クロスフェードフラグ205が0にリセットされ、
CDからの1曲目の音楽信号の読み出しが終了させられ
る。これと共に、CD上で、2曲目の音楽信号につい
て、その先頭の記録位置から{クロスフェード時間20
7+ディスクアクセス時間208}に対応する時間だけ
進んだ記録位置がシークされる。この間、記憶部104
からは、2曲目の音楽信号の読み出しが続行されてい
る。この場合、クロスフェード処理は完了しているた
め、記憶部104から読み出される音楽信号の振幅値
は、もともとCDに記録されていた音楽信号の振幅値そ
のものに等しい。
【0064】CPU103内のレジスタに記憶されてい
るディスクアクセス時間208に対応する時間が経過す
ると、RAMアクセスフラグ206が0にリセットさ
れ、2曲目の音楽信号の読み出しが、記憶部104から
の読み出しから、CDからの読み出しに切り替えられ
る。
【0065】以上のようにして、曲番号の変更時に、変
更前の曲と変更後の曲との間で、クロスフェード再生が
実現される。 <具体的動作>以上の動作原理に基づく本発明の実施例
の具体的動作について、以下に説明する。
【0066】本発明の実施例では、CPU103が、図
10〜図13の動作フローチャートで示されるスイッチ
取り込み処理と図18の動作フローチャートで示される
クロスフェード処理を繰り返し実行している。これらの
動作フローチャートで示される動作は、CPU103が
特には図示しないROM等に記憶された制御プログラム
を実行する動作として実現される。
【0067】図10〜図13のスイッチ取り込み処理で
は、図1のスイッチ群102の操作に対応する制御動作
が実行される。まず、ステップ1001では、スイッチ
群102(図1)がスキャンされる。
【0068】ステップ1002では、ステップ1001
でのキースキャンの結果に基づき、STARTスイッチ
(図1)がオンされたか否かが判定される。ステップ1
002の判定がYESならば、更にステップ1003
で、SF曲番号選択中フラグ207が1にセットされて
いるか否かが判定される。このフラグは、シンクロフェ
ード再生を行うためにSFスイッチがオンされた後の曲
番号指定待ちの状態にあるか否かを示している。
【0069】従って、現在SFスイッチがオンされた後
の曲番号指定待ちの状態にあり、ステップ1003の判
定がYESなら、STARTスイッチが押されても、ス
テップ1004〜1006のCDを再生状態にするため
の制御動作は実行されず、そのまま図10〜図13のス
イッチ取り込み処理を終了する。
【0070】一方、ステップ1003の判定がNOな
ら、ステップ1004で、現在曲が再生中であることを
示すために、CPU103内のレジスタに記憶されてい
る再生中フラグ203が1にセットされる。後述する
が、再生中フラグ203は、曲の再生中にSFスイッチ
の操作が有効とされないようにするために用いられる。
【0071】次に、ステップ1005で、SFスイッチ
オンフラグ206に1がセットされているか否かが判定
される。このフラグは、スイッチ群102のSFスイッ
チが押されシンクロクロスフェード再生をすべき状態に
あるか否かを示している。
【0072】そして、シンクロクロスフェード再生をす
べき状態においてSTARTスイッチが押され、ステッ
プ1005の判定がYESとなった場合には、既にシン
クロクロスフェード再生すべき曲番号は指定されている
ため(後述する図11のステップ1027参照)、ステ
ップ1006は実行されずにそのまま図10〜図13の
スイッチ取り込み処理を終了する。
【0073】一方、通常の状態においてSTARTスイ
ッチが押され、ステップ1005の判定がNOとなった
場合には、CPU103内のレジスタに記憶されている
現在曲番号201に1がセットされる。その後、図10
〜図13のスイッチ取り込み処理を終了する。この結
果、現在1曲目が再生中であることが示される。この場
合には、後述する図19のステップ1825で、現在曲
番号201に対応する曲番号の曲の通常の再生動作が、
情報読み取り部101に対して指示される。
【0074】以上のステップ1003〜1006が、S
TARTスイッチがオンされた場合の動作である。一
方、STARTスイッチがオンされておらず、ステップ
1002の判定がNOなら、ステップ1007で、ST
OPスイッチ(図1)がオンされたか否かが判定され
る。
【0075】ステップ1007の判定がYESなら、ス
テップ1008で、現在曲が再生されていないことを示
すために、再生中フラグ203が0にリセットされる。
この結果、後述する図19のステップ1825で、情報
読み取り部101に対して、音楽信号の再生停止が指示
される。
【0076】このステップ1008が、STOPスイッ
チがオンされた場合の動作である。その後、図10〜図
13のスイッチ取り込み処理を終了する。一方、STO
Pスイッチがオンされておらず、ステップ1007の判
定がNOなら、ステップ1009で、CPU103内の
レジスタに記憶されている再生中フラグ203が1にセ
ットされているか否かが判定される。
【0077】現在曲を再生中であり再生中フラグ203
に1がセットされていることによりステップ1009の
判定がYESの場合には、ステップ1021以降のSF
スイッチの操作に関する制御動作は行われない。即ち、
再生中は、SFスイッチの操作は無効とされる。
【0078】また、ステップ1009の判定がYESの
場合には、ステップ1010で、テンキー、+1キー、
又は−1キーが操作されることによって、曲番号が変更
されたか否かが判定される。
【0079】曲番号が変更されておらず、ステップ10
10の判定がNOの場合には、図12、図13の、シン
クロクロスフェード再生時のFFスイッチ及びRWスイ
ッチに対する制御処理が実行される。この処理について
は後述する。
【0080】曲番号が変更されており、ステップ101
0の判定がYESの場合には、ステップ1011で、C
PU103内のレジスタに記憶されている現在曲番号2
01として、変更後の曲番号がセットされる。
【0081】次に、このように曲番号が変更された場合
には、現在シンクロクロスフェード再生が行われている
場合にそれを解除するために、ステップ1012で、S
Fスイッチオンフラグ206が0にリセットされる。な
お、SF曲番号選択中フラグ207は既に0にリセット
されている。
【0082】更に、ステップ1013では、フェードス
イッチ(図1)がオンされておりCPU103内のレジ
スタに記憶されているフェードスイッチオンフラグ20
4が1にセットされているか否か、即ち、曲番号変更時
のクロスフェード再生が指示されているか否かが判定さ
れる。
【0083】ステップ1013の判定がNOであるなら
ば、図10〜図13のスイッチ取り込み処理を終了す
る。以上の処理の結果、後述する図19のステップ18
25で、情報読み取り部101に対して、クロスフェー
ド再生を伴わない再生曲の変更が指示される。
【0084】一方、フェードスイッチ(図1)がオンさ
れてフェードスイッチオンフラグ204が1にセットさ
れており、ステップ1013の判定がYESなら、図1
3のステップ1058〜1060において、後述する曲
番号変更時のクロスフェード処理のための準備処理が実
行される。
【0085】即ちまず、ステップ1058で、第2の記
憶部105から次に再生されるべき曲の音楽信号を読み
出すための準備処理として、CPU103内のレジスタ
に記憶されている変更後の曲番号を示す現在曲番号20
1の値nに対応する第2の記憶部105のアドレス{4
×(n−1)}Hから、変更後の曲番号nに対応するn
曲目フェードデータアドレスが読み出され、これがCP
U103内のレジスタに、音楽RAMアクセスアドレス
217及びフェードイン開始位置229としてセットさ
れる。
【0086】次に、ステップ1059で、CPU103
内のレジスタに記憶されているクロスフェード時間21
3及びディスクアクセス時間214に基づいて、第2の
記憶部105から音楽信号を読み出す時間として、{ク
ロスフェード時間213+ディスクアクセス時間21
4}に対応する時間が、CPU103内のレジスタに音
楽RAMアクセスカウンタ216としてセットされる。
本発明の実施例では、1ブロック(=98フレーム)に
相当する時間1/75秒が経過する毎に、音楽RAMア
クセスカウンタ216がディクリメントされる。ステッ
プ1059では、上述の動作と同時に、第2の記憶部1
05から音楽信号が読み出されていることを示すため
に、CPU103内のレジスタに記憶されている音楽R
AMアクセスフラグ212に1がセットされる。
【0087】ステップ1060では、CPU103内の
レジスタに記憶されるクロスフェード時間213がクロ
スフェードカウンタ215としてセットされる。クロス
フェードカウンタ215も、1/75秒が経過する毎に
ディクリメントされる。ステップ1060では、上述の
動作と同時に、クロスフェード処理が実行されているこ
とを示すために、CPU103内のレジスタに記憶され
ているクロスフェードフラグ211に1がセットされ
る。
【0088】以上のステップ1058〜1060が、フ
ェードスイッチがオンされフェードスイッチオンフラグ
204に1がセットされている状態で曲番号が変更され
た場合の動作である。その後、図10〜図13に示され
るスイッチ取り込み処理を終了する。
【0089】上述したの処理の結果、後述する図19の
クロスフェード処理で、クロスフェード再生を伴う再生
曲の変更が行われる。以上の図10のステップ1010
〜1013、及び図13のステップ1058〜1060
が、音楽信号の再生中に曲番号が変更された場合の動作
である。
【0090】一方、現在曲を再生中ではなく再生中フラ
グ203に1がセットされていないことにより図10の
ステップ1009の判定がNOの場合は、ステップ10
14で、曲番号変更時のクロスフェード再生を指示する
ためのフェードスイッチ(図1)がオンされたか否かが
判定される。
【0091】ステップ1014の判定がYESの場合に
は、ステップ1015で、フェードスイッチがオンされ
たことを示すために、CPU103内のレジスタに記憶
されているフェードスイッチオンフラグ204に1がセ
ットされる。
【0092】ステップ1016では、CPU103内の
レジスタに記憶されているフェードデータ書込済フラグ
205に1がセットされているか否かが判定される。フ
ェードデータ書込済フラグ205は、セットされている
各曲のCDの各曲の先頭の部分の音楽信号が第2の記憶
部105に記憶済みか否かを示している。そして、CD
がセットされた初期状態では、フェードデータ書込済フ
ラグ205は0にリセットされており、第2の記憶部1
05には未だ各曲の先頭の部分の音楽信号が記憶されて
いないことを示している。
【0093】このような状態の場合には、ステップ10
16の判定がNOとなり、ステップ1017で、クロス
フェード再生のためのフェードデータの第2の記憶部1
05への書き込み処理が実行される。この処理の詳細
は、図14の動作フローチャートで示される。
【0094】図14において、まず、ステップ1401
で、CPU103内のレジスタに記憶されている現在曲
番号201(図2)に、1が設定され、情報読み取り部
101に対して、1曲目の先頭のシークが指示される。
【0095】ステップ1402では、第2の記憶部10
5上で1曲目のフェードデータが書き込まれるアドレス
(図6の例では000100H)が、第2の記憶部10
5の曲番号1に対応するアドレス000000Hに、1
曲目フェードデータアドレスとして設定される。また、
CPU103内のレジスタに記憶されている音楽RAM
アクセスアドレス217(図2)として、上述の1曲目
フェードデータアドレスが設定される。以後、このアド
レスから、順次、1曲目のフェードデータが書き込まれ
ることになる。
【0096】ステップ1403では、第2の記憶部10
5に書き込まれる各曲の先頭部分の時間として、{クロ
スフェード時間213+ディスクアクセス時間214}
に対応する時間が、CPU103内のレジスタに音楽R
AMアクセスカウンタ216としてセットされる。な
お、この時間の単位は、ブロックである。
【0097】ステップ1404では、CPU103内の
レジスタに記憶されている音楽RAMアクセスアドレス
217が示す第2の記憶部105のアドレス領域に、現
在情報読み取り部101がCDから読み出している1ブ
ロック(=1/75秒)分の音楽信号が書き込まれる。
【0098】ステップ1405では、1ブロックの音楽
信号の分だけ、CPU103内のレジスタに記憶されて
いる音楽RAMアクセスアドレス217が更新される。
ステップ1406では、CPU103内のレジスタに記
憶されている音楽RAMアクセスカウンタ216の値が
−1される。
【0099】ステップ1407では、音楽RAMアクセ
スカウンタ216の値が0になったか否かが判定され
る。そして、この判定がYESとなるまで、上述のステ
ップ1404〜1406の処理が繰り返される。この結
果、現在選択されている曲の先頭部分が、{クロスフェ
ード時間213+ディスクアクセス時間214}に対応
する時間の分だけ第2の記憶部105に書き込まれる。
【0100】ステップ1407の判定がYESとなる
と、ステップ1408で、CPU103内のレジスタに
記憶されている現在曲番号201の値が+1され、情報
読み取り部101に対し、新たな曲番号に対応する曲の
先頭のシークが指示される。
【0101】ステップ1409では、現在曲番号201
の値が判定されることにより、全ての曲が検索され終っ
たか否かが判定される。ステップ1409の判定がNO
なら、ステップ1410で、第2の記憶部105上で現
在曲番号201に相当するn曲目のフェードデータが書
き込まれるアドレスが、第2の記憶部105の曲番号n
に対応するアドレス{4×(n−1)}Hに、n曲目フ
ェードデータアドレスとして設定される。また、CPU
103内のレジスタに記憶されている音楽RAMアクセ
スアドレス217(図2)として、上述のn曲目フェー
ドデータアドレスが設定される。
【0102】これ以後は、前述したステップ1403〜
1407が繰り返されることによって、上述のn曲目フ
ェードデータアドレスから、順次、n曲目のフェードデ
ータが書き込まれることになる。
【0103】上述のステップ1410、1403〜14
07の動作が、ステップ1408で現在曲番号201が
+1ずつインクリメントされながら、ステップ1409
の判定がYESとなるまで繰り返される。
【0104】全ての曲が検索され終わり、ステップ14
09の判定がYESとなったら、図14の動作フローチ
ャートで示される図10のステップ1017のフェード
データ書き込み処理を終了する。
【0105】図10のステップ1017が実行された後
は、ステップ1018で、セットされている各曲のCD
の各曲の先頭の部分の音楽信号が第2の記憶部105に
記憶済みであることを示すために、フェードデータ書込
済フラグ205に1がセットされる。
【0106】一方、上述の書き込み処理が1回行われた
後、例えばいったんフェードスイッチがオフされ、その
後再び、フェードスイッチがオンされたような場合に
は、セットされている各曲のCDの各曲の先頭の部分の
音楽信号が第2の記憶部105に記憶済みであるため、
再度の書き込み処理を実行する必要はない。そこで、こ
の場合には、ステップ1016の判定がYESとなるこ
とにより、ステップ1017のフェードデータ書き込み
処理は実行されない。
【0107】以上のステップ1015〜1018が、フ
ェードスイッチがオンされた場合の動作である。ステッ
プ1018の後又はステップ1016の判定がYESと
なった後は、図10〜図13のスイッチ取り込み処理を
終了する。
【0108】次に、フェードスイッチがオンされておら
ずステップ1014の判定がNOの場合には、ステップ
1019で、フェードスイッチ(図1)がオフされたか
否かが判定される。
【0109】ステップ1019の判定がYESの場合に
は、ステップ1020で、フェードスイッチがオフされ
たことを示すために、CPU103内のレジスタに記憶
されているフェードスイッチオンフラグ204の値が0
にリセットされる。
【0110】このステップ1020が、フェードスイッ
チがオフされた場合の動作である。その後、図10〜図
13のスイッチ取り込み処理を終了する。続いて、フェ
ードスイッチがオフされておらずステップ1019の判
定がNOの場合には、シンクロクロスフェード再生を設
定するための制御処理が実行される。
【0111】まず、図11のステップ1021で、SF
スイッチがオフされることによりCPU103内のレジ
スタに記憶されているSFスイッチオンフラグ206が
0にリセットされたか否かが判定される。
【0112】SFスイッチがオフされ、ステップ102
1の判定がYESなら、ステップ1022で、SFスイ
ッチオンフラグ206とSF曲番号選択中フラグ207
が0にリセットされる。
【0113】上述のステップ1022が、SFスイッチ
がオフされた場合の動作である。その後、図10〜図1
3のスイッチ取り込み処理を終了する。一方、SFスイ
ッチがオフされず、ステップ1021の判定がNOなら
ば、ステップ1023で、SFスイッチがオンされてC
PU103内のレジスタに記憶されているSFスイッチ
オンフラグ206に1がセットされたか否かが判定され
る。
【0114】SFスイッチがオンされステップ1023
の判定がYESなら、ステップ1024で、SFスイッ
チがオンされ、かつこれ以後曲番号の指定待ちの状態に
なったことを示すために、SFスイッチオンフラグ20
6及びSF曲番号選択中フラグ207に1がセットされ
る。
【0115】このステップ1024が、SFスイッチが
オンされた場合の動作である。その後、図10〜図13
のスイッチ取り込み処理を終了する。SFスイッチがオ
ンされておらずステップ1023の判定がNOなら、ス
テップ1025で、SF曲番号選択中フラグ207に1
がセットされているか否かが判定される。
【0116】現在SFスイッチがオンされた後の曲番号
指定待ち状態にはなく、ステップ1025の判定がNO
の場合には、そのまま図10〜図13のスイッチ取り込
み処理を終了する。
【0117】一方、現在SFスイッチがオンされた後の
曲番号指定待ち状態にあり、ステップ1025の判定が
YESの場合には、ステップ1026で、テンキー、+
1キー、又は−1キー(図1のスイッチ群102)によ
って曲番号が指定されたか否かが判定される。
【0118】未だ曲番号が指定されておらず、ステップ
1026の判定がNOなら、そのまま図10〜図13の
スイッチ取り込み処理を終了し、次回のスイッチ取り込
み処理の実行を待つ。
【0119】曲番号が指定されて、ステップ1026の
判定がYESとなると、ステップ1027〜1030に
おいて、後述するシンクロクロスフェード再生のための
準備処理が実行される。
【0120】即ちまず、ステップ1027で、CPU1
03内のレジスタに記憶されている現在曲番号201と
して、テンキー、+1キー、又は−1キーにより指定さ
れた曲番号がセットされる。この曲番号をnとする。
【0121】ステップ1028では、曲番号指定待ち状
態が今回の処理で解除されることを示すために、SF曲
番号選択中フラグ207の値が0にリセットされる。ス
テップ1029では、CPU103内のレジスタに、指
定された曲番号nに対応するn曲目先頭アクセント22
7が記憶されているか否かが判定される。
【0122】今、CDがセットされた初期状態では、特
には図示しない初期化処理により、全ての曲の先頭アク
セント227の値は、記憶がなされていないことを示す
値であるヌル値に設定されている。
【0123】このような状態の場合には、ステップ10
29の判定がNOとなり、ステップ1030で、第1の
記憶部104へのアクセントデータと音楽信号の書き込
み処理が実行される。アクセントデータと音楽信号の書
き込み処理の詳細は図15〜図17の動作フローチャー
トで示される。
【0124】ステップ1030のアクセントデータと音
楽信号の書き込み処理の詳細について、図15〜図17
の動作フローチャートと、図20、図21の動作説明図
に基づいて説明する。
【0125】始めに、アクセントデータの書き込み処理
の概略について、図20、図21を用いて説明する。処理群1:アクセントデータの抽出処理 まず、指定された曲番号nの曲全体を通して、所定値以
上の振幅エンベロープ値を有する音楽信号のタイムコー
ド値Xが、第1の記憶部104に、n曲目アクセントデ
ータとして順次書き込まれて行く(図20(a) )。
【0126】この場合において、タイムコード値は、C
Dから情報読み取り部101を介して読み出されるサブ
コード302から抽出される、曲の先頭からの相対時間
を示すブロック505(図3、図5参照)である。
【0127】また、第1の記憶部104上でのn曲目ア
クセントデータの記憶領域の先頭アドレスは、第1の記
憶部104のアドレス{4×(n−1)}Hに記憶され
ているn曲目アクセントデータアドレスによって示され
る。
【0128】そして、上述のアクセントデータXは、図
20(a) に示されるように、適当なサンプル数ずつが時
間的に連なって存在し、アクセント部分にある程度の幅
があることを示している。処理群2:代表的なアクセントデータの抽出処理 次に、上述のようにして第1の記憶部104に書き込ま
れたn曲目アクセントデータXから、各アクセント領域
を代表するアクセント位置のタイムコードが抽出され
る。
【0129】始めに、アクセントデータが時間的に連な
って存在するアクセント領域において、図20(d) に示
されるように、最初のアクセントデータがアクセント開
始位置222、最後のアクセントデータがアクセント終
了位置223、その間のアクセントデータの数がアクセ
ント領域数224とされて、CPU103内のレジスタ
に記憶される。
【0130】そして、以下の数1式により、アクセント
領域を代表するアクセント位置のタイムコード値X(単
位はブロック)が算出される。
【0131】
【数1】タイムコード値X=(アクセント開始位置22
2+アクセント終了位置223)/(アクセント領域数
224) このようにして算出された各アクセント領域を代表する
アクセント位置のタイムコード値Xによって、第1の記
憶部104に記憶されているn曲目アクセントデータが
書き直される(図20(a) →(b) )。処理群3:指定曲のテンポに同期したアクセントデータ
の抽出処理 続いて、指定曲のテンポに同期したアクセントデータ以
外のアクセントデータが除去される。曲の中には、曲の
テンポに同期したアクセント以外にも、アクセント(振
幅エンベロープ値の大きいデータ)が存在する。しか
し、大多数のアクセントデータは、曲のテンポに同期し
たものである。
【0132】そこで、上述の処理群2によって指定曲に
対応して第1の記憶部104に記憶されているアクセン
トデータXにおいて、互いに隣接するアクセントデータ
間の時間間隔(アクセント間隔)ΔXが全て算出され
て、それらΔXの平均値が算出される(図20(b) )。
【0133】次に、それぞれのアクセント間隔の平均値
に対するずれが算出され、大きくずれているアクセント
間隔に対応するアクセントデータは除去される。本実施
例では、まず、ずれ量として{平均値/4}が設定され
て一度処理が行われ、第1の記憶部104に記憶されて
いるn曲目アクセントデータが書き直される(図20
(b) →(c) )。
【0134】次に、その書き直された内容に対して、更
に、互いに隣接するアクセントデータ間のアクセント間
隔の平均値が算出され、ずれ量として{平均値/8}が
設定されて再び処理が行われ、第1の記憶部104に記
憶されているn曲目アクセントデータが書き直される
(図20(c) =図21(a) →(b) )。
【0135】このようにして、精度の良い各アクセント
位置のタイムコード値Xが算出される。処理群4:n曲目先頭アクセント227の算出処理 最後に、上述のようにして第1の記憶部104にn曲目
アクセントデータとして記憶された曲番号nに対応する
各アクセント位置のタイムコード値Xのうち、先頭のア
クセント位置のタイムコード値Xから、第1の記憶部1
04に記憶されている全てのアクセント間隔ΔXの平均
値として得られるアクセント間隔を減算して得られる位
置が、n曲目先頭アクセント227として、CPU10
3内のレジスタに記憶される(図21(c) )。以上の処
理群1〜4で示される概略処理に基づくn曲目のアクセ
ントデータの書き込み処理と、それと同時に実行される
n曲目の音楽信号の書き込み処理の詳細を、図15〜図
17の動作フローチャートに沿って説明する。
【0136】まず、図15のステップ1501〜150
9は、前述した処理群1として示したn曲目のアクセン
トデータの抽出処理と、それと同時に実行されるn曲目
の音楽信号の第2の記憶部105への書き込み処理に対
応する。
【0137】ステップ1501では、情報読み取り部1
01に対して、CPU103内のレジスタに記憶されて
いる現在曲番号201で示されるn曲目の曲頭のシーク
が指示される。
【0138】ステップ1502では、CPU103内の
レジスタに記憶されている音楽RAM未使用アドレス2
18が、第2の記憶部105のアドレス{4×N}Hに
音楽信号アドレス(図7)として、また、CPU103
内のレジスタに音楽RAMアクセスアドレス217(図
2)として、初期設定される。この結果、第2の記憶部
105において使用されていない記憶領域が、シンクロ
クロスフェード再生用のn曲目の音楽信号のために割り
当てられる。
【0139】ステップ1503においては、CPU10
3内のレジスタに記憶されているアクセントRAM未使
用アドレス221が、CPU103内のレジスタに記憶
されている現在曲番号201で示される曲番号nに対応
する第1の記憶部104のn曲目アクセントデータアド
レス(図6)として、また、CPU103のレジスタ内
のアクセントRAM書込アドレス219(図2)とし
て、初期設定される。この結果、第1の記憶部104に
おいて使用されていない記憶領域が、シンクロクロスフ
ェード再生用のn曲目アクセントデータのために割り当
てられる。
【0140】その後、情報読み取り部101に対して、
現在曲番号201で示される曲番号nに対応する音楽信
号の読み出しが指示され、ブロック単位で、以下のステ
ップ1504〜1508の処理が実行される。
【0141】即ち、ステップ1504では、1ブロック
(1/75秒)分の音楽信号がCDから情報読み取り部
101を介して抽出され、それが第2の記憶部105の
音楽RAMアクセスアドレス217が示す記憶領域に書
き込まれる。
【0142】ステップ1505では、1ブロックの音楽
信号の分だけ、CPU103内のレジスタに記憶されて
いる音楽RAMアクセスアドレス217が更新される。
次に、ステップ1506では、ステップ1504で抽出
された1ブロック分の音楽信号について、その振幅エン
ベロープ値が抽出される。
【0143】ステップ1507では、ステップ1506
で抽出された振幅エンベロープ値が所定値を越えている
か否かが判定される。ステップ1507の判定がYES
の場合には、ステップ1508で、CPU103内のレ
ジスタに記憶されているアクセントRAM書込アドレス
219に対応する第1の記憶部104上の記憶領域に、
CDから情報読み取り部101を介して読み出されてい
るサブコード302から抽出される、曲の先頭からの相
対時間を示すブロック505(図3、図5参照)が、タ
イムコード値Xとして書き込まれる。その後、アクセン
トRAM書込アドレス219の値が更新される。
【0144】上述の処理の後、又はステップ1507の
判定がNOの場合には、ステップ1509で、CPU1
03内のレジスタに記憶されている現在曲番号201で
示される曲番号nに対応する全ての音楽信号が取り込ま
れたか否かが判定される。この判定は、サブコード30
2から抽出される、曲の先頭からの相対時間を示すブロ
ック505の値が、0になったか否かを判定する動作と
して実現できる。
【0145】ステップ1509の判定がNOなら、ステ
ップ1504〜1508が再び繰り返される。以上の処
理により、指定された曲番号nの曲全体を通して、その
音楽信号が第2の記憶部105に順次書き込まれ、同時
に、所定値以上の振幅値を有する音楽信号のタイムコー
ド値Xが、第1の記憶部104に、n曲目アクセントデ
ータとして順次書き込まれて行く(図20(a) )。
【0146】ステップ1509の判定がYESとなる
と、ステップ1510で、CPU103内のレジスタに
記憶されている音楽RAMアクセスアドレス217の値
が、同じくCPU103内のレジスタに記憶されている
音楽RAM未使用アドレス218の値にセットされる。
【0147】ステップ1511では、上述のステップ1
504〜1509の繰返し処理により抽出されたn曲目
の曲時間(ブロック数)が、CPU103内のレジスタ
にn曲目曲時間228(図2)としてセットされる。こ
の曲時間は、ステップ1509の判定がYESとなった
時点において、CPU103内のレジスタに記憶されて
いる音楽RAMアクセスアドレス217の値から1を減
算して得られる値として算出できる。
【0148】続いて、ステップ1512〜1523にお
いて、前述の処理群2として示した代表的なアクセント
データの抽出処理と、前述の処理群3として示した処理
のうちの前半の処理であるアクセントデータ間のアクセ
ント間隔を算出する処理が実行される。
【0149】まず、ステップ1512では、CPU10
3内のレジスタに記憶されているアクセント領域数22
4の値が1にセットされる。ステップ1513では、C
PU103内のレジスタに記憶されているアクセントR
AM読出アドレス220とアクセントRAM書込アドレ
ス219の値が、それぞれ第1の記憶部104のアドレ
ス{4×(n−1)}Hに記憶されているn曲目アクセ
ントデータアドレスに対応する値に初期設定される。
【0150】ステップ1514では、アクセントRAM
読出アドレス220が示す第1の記憶部104上の記憶
領域から、1つ目のタイムコード値X(アクセントデー
タ)が読み出され、それがCPU103内のレジスタに
アクセント開始位置222及び前回アクセント位置22
5(図2)としてセットされる。その後、アクセントR
AM読出アドレス220が更新される。
【0151】ステップ1515では、アクセントRAM
読出アドレス220が示す第1の記憶部104の記憶領
域から、次のタイムコード値Xが読み出され、それがC
PU103内のレジスタに今回アクセント位置226
(図2)としてセットされる。その後、アクセントRA
M読出アドレス220が更新される。
【0152】ステップ1516では、今回アクセント位
置226が示すタイムコード値と前回アクセント位置2
25が示すタイムコード値との差が1であるか2以上で
あるかが判定される。
【0153】その差が1である場合には、ステップ15
17で、CPU103内のレジスタに記憶されているア
クセント領域数224の値が+1される。次に、ステッ
プ1522では、今回アクセント位置226の値が前回
アクセント位置225としてセットされる。
【0154】そして、ステップ1523では、第1の記
憶部104上の全てのn曲目アクセントデータについて
処理が行われたか否かが判定される。そして、全ての処
理が終了しておらず、ステップ1523の判定がNOな
ら、再びステップ1515〜1517、1522の処理
が繰り返される。
【0155】上述の一連の処理により、アクセントデー
タが時間的に連なって存在するアクセント領域が検出さ
れてゆく。上述の処理の繰り返しにおいて、ステップ1
516で、今回アクセント位置226が示すタイムコー
ド値と前回アクセント位置225が示すタイムコード値
との差が2以上であると判定された場合には、そこがア
クセント領域の境界とされて、以下のステップ1518
〜1522の処理が実行される。
【0156】即ち、ステップ1518においては、前回
アクセント位置225の値がCPU103内のレジスタ
にアクセント終了位置223としてセットされる。ステ
ップ1519では、前述した数1式により、上述のよう
にして検出されたアクセント領域を代表するアクセント
位置のタイムコード値Xが算出される。数1式から理解
されるように、このタイムコード値Xは、アクセント開
始位置222とアクセント終了位置223の中間点の値
として算出される。これと共に、このタイムコード値X
と、前回のステップ1519の実行時に算出されたタイ
ムコード値Xとの差が、アクセント間隔ΔXとして算出
される。このようにして算出されたタイムコード値Xと
アクセント間隔ΔXは、アクセントRAM書込アドレス
219が示す第1の記憶部104上の記憶領域に書き込
まれる。その後、アクセントRAM書込アドレス219
の値が更新される(図20(b) 参照)。
【0157】そして、次のアクセント領域のために、ス
テップ1520で、今回アクセント位置226の値がア
クセント開始位置222としてセットされ、ステップ1
521で、アクセント領域数224として1がセットさ
れる。
【0158】更に、ステップ1522では、今回アクセ
ント位置226の値が前回アクセント位置225として
セットされる。そして、第1の記憶部104上の全ての
n曲目アクセントデータについての処理が終了しておら
ず、ステップ1523の判定がNOなら、再びステップ
1515〜1517、1522の処理が繰り返される。
【0159】以上のステップ1512〜1523の一連
の処理の繰返しにより、アクセントデータが時間的に連
なって存在するアクセント領域が順次検出され、各アク
セント領域を代表するアクセント位置のタイムコード値
Xと、1つ手前のアクセント位置のタイムコード値Xと
の差であるアクセント間隔ΔXが算出され、それらのデ
ータ組によって第1の記憶部104上のn曲目アクセン
トデータが書き直される。
【0160】第1の記憶部104上の全てのn曲目アク
セントデータについての処理が終了し、ステップ152
3の判定がYESとなると、図17のステップ1524
で、今までステップ1519で順次算出されたアクセン
ト間隔ΔXの平均値が算出される。
【0161】以後、ステップ1525〜1529の処理
は、前述の処理群3として示した指定曲のテンポに同期
したアクセントデータの抽出処理のうちの後半の処理に
対応し、第1の記憶部104上のn曲目アクセントデー
タとして得られているアクセント間隔ΔXのうち、その
平均値とのずれ量が{平均値/4}以上のものを除去す
る処理である。
【0162】即ち、ステップ1525では、アクセント
RAM読出アドレス220の値が、第1の記憶部104
のアドレス{4×(n−1)}Hに記憶されているn曲
目アクセントデータアドレスに対応する値に+1して得
られる値に初期設定される。また、アクセントRAM書
込アドレス219の値が、上述のn曲目アクセントデー
タアドレスに対応する値に初期設定される。
【0163】ステップ1526では、アクセントRAM
読出アドレス220が示す第1の記憶部104上の記憶
領域からアクセント間隔ΔXが読み出され、ステップ1
524で算出された平均値との差が計算される。
【0164】ステップ1527では、この差が、{平均
値/4}より小さいか否かが判定される。ステップ15
27の判定がYESの場合には、ステップ1528で、
ステップ1526において読み出されたアクセント間隔
ΔXが、アクセントRAM書込アドレス219が示す第
1の記憶部104上の記憶領域に書き込まれる。その
後、アクセントRAM書込アドレス219の値が更新さ
れる。
【0165】ステップ1528の後又はステップ152
7の判定がNOの場合には、ステップ1529で、第1
の記憶部104上の全てのn曲目アクセントデータにつ
いて処理が行われたか否かが判定される。
【0166】そして、全ての処理が終了しておらず、ス
テップ1529の判定がNOなら、再びステップ152
6〜1529の処理が繰り返される。以上のステップ1
525〜1529の一連の処理により、第1の記憶部1
04上のn曲目アクセントデータとして得られているア
クセント間隔ΔXのうち、その平均値とのずれ量が{平
均値/4}以上のものが除去される(図20(b) →図2
0(c) )。
【0167】第1の記憶部104上の全てのn曲目アク
セントデータについての処理が終了し、ステップ152
9の判定がYESとなると、ステップ1530で、今ま
でステップ1528で第1の記憶部104に新たに書き
込まれたアクセント間隔ΔXの平均値が、再び算出され
る。
【0168】以後、ステップ1531〜1535の処理
は、前述の処理群3として示した指定曲のテンポに同期
したアクセントデータの抽出処理のうちの後半の処理に
対応し、平均値とのずれ量が{平均値/4}より小さく
なるように第1の記憶部104上のn曲目アクセントデ
ータとして得られたアクセント間隔ΔXのうち、更にそ
の平均値とのずれ量が{平均値/8}以上のものを除去
する処理である。
【0169】ステップ1531〜1535の一連の処理
は、ずれ量の基準が{平均値/4}から{平均値/8}
に変更される以外は、前述したステップ1525〜15
29の一連の処理と同じである。
【0170】以上のようにして、各アクセント位置のタ
イムコード値Xが、第1の記憶部104上のn曲目アク
セントデータとして、精度良く得られる。ステップ15
35の判定がYESとなった後は、ステップ1536〜
1538が実行される。これらの処理は、前述した処理
群4として示したn曲目先頭アクセント227の算出処
理に対応する。
【0171】まず、ステップ1536においては、次回
のアクセントデータの書き込み処理のために、CPU1
03内のレジスタに記憶されているアクセントRAM書
込アドレス219の値が、第1の記憶部104上の使用
されていないアドレスにセットされる。
【0172】ステップ1537においては、第1の記憶
部104にn曲目アクセントデータとして記憶されてい
る各アクセント位置のアクセント間隔ΔXの平均値が算
出される。
【0173】そして、ステップ1538では、第1の記
憶部104にn曲目アクセントデータとして記憶された
曲番号nに対応する各アクセント位置のタイムコード値
Xのうち、先頭のアクセント位置のタイムコード値Xか
ら、ステップ1537で算出されたアクセント間隔の平
均値を減算して得られる位置が、n曲目先頭アクセント
227として、CPU103内のレジスタに記憶され
る。
【0174】以上説明した図15〜図17の動作フロー
チャートで示される図11のステップ1030のアクセ
ントデータと音楽信号の書き込み処理によって、ステッ
プ1026で指定された曲番号nに対応するn曲目先頭
アクセント227が、CPU103内のレジスタに得ら
れる。
【0175】ここで、ステップ1030の書き込み処理
が1回行われた後、他の曲番号が選択され、その後再び
SFスイッチがオンされ同じ曲番号nが選択されたよう
な場合は、その曲に対応するn曲目先頭アクセント22
7はCPU103内のレジスタに記憶済みであり、ま
た、その曲に対応する音楽信号は第2の記憶部105に
記憶済みであるため、再度の書き込み処理を実行する必
要はない。そこで、この場合には、ステップ1029の
判定がYESとなることにより、ステップ1030の書
き込み処理は実行されない。
【0176】以上の図11に示されるステップ1027
〜1030が、SFスイッチがオンされ曲番号が指定さ
れた場合の動作である。ステップ1030の後又はステ
ップ1029の判定がYESとなった後は、図10〜図
13のスイッチ取り込み処理を終了する。
【0177】SFスイッチがオンされ曲番号が選択され
た後にSTARTスイッチ(図1)がオンされると、前
述したように、図10のステップ1002の判定がYE
S、ステップ1003の判定がNOとなり、ステップ1
004で、現在曲が再生中であることを示すために、C
PU103内のレジスタに記憶されている再生中フラグ
203が1にセットされ、更にステップ1005の判定
がYESとなることにより、そのまま図10〜図13の
スイッチ取り込み処理を終了する。
【0178】これに続き、後述する説明する図18及び
図19の動作フローチャートで示されるクロスフェード
処理において、図18のステップ1801の判定がN
O、図19のステップ1808の判定がNOとなること
により、図19のステップ1825が実行される。この
結果、CPU103内のレジスタに記憶されている現在
曲番号201によって示される曲番号nの曲の再生動作
の開始が、情報読み取り部101に対して指示される。
【0179】次に、音楽信号の再生中に曲番号が変更さ
れていない状態で、FFスイッチ又はRWスイッチが押
された場合の動作について説明する。この場合には、図
10のステップ1009の判定がYES、ステップ10
10の判定がNOとなって、図12のステップ103
0′以降の処理が実行される。
【0180】まず、ステップ1030′では、CPU1
03内のレジスタに記憶されているSFスイッチオンフ
ラグ206が1であるか否かが判定される。SFスイッ
チが押されておらずシンクロクロスフェード再生が指示
されていない場合、即ち、SFスイッチオンフラグ20
6が0のままでステップ1030′の判定がNOの場合
には、そのまま図10〜図13のスイッチ取り込み処理
を終了する。即ち、シンクロクロスフェード再生が指示
されていない場合には、FFスイッチ又はRWスイッチ
の制御を行うためのステップ1031以降の処理が実行
されないため、FFスイッチ又はRWスイッチは機能し
ないことになる。
【0181】一方、SFスイッチが押されシンクロクロ
スフェード再生が指示された場合、即ち、SFスイッチ
オンフラグ206が1となっている場合(図11のステ
ップ1023、1024参照)は、更にステップ103
1で、CPU103内のレジスタに記憶されているSF
開始フラグ210が1であるか否かが判定される。後述
するように(図12のステップ1044、図13のステ
ップ1054参照)、SF開始フラグ210は、FFス
イッチ又はRWスイッチがオン続けてオフされると、1
にセットされる。この場合には、その操作に対応するシ
ンクロクロスフェード再生処理が終了するまでは、FF
スイッチ及びRWスイッチの操作に対して反応しないよ
うに制御する必要がある。
【0182】そこで、FFスイッチ又はRWスイッチが
オン続けてオフされた直後においてSF開始フラグ21
0の値が1でステップ1031の判定がYESの場合に
は、ステップ1032以降の処理は実行されずに、その
まま図10〜図13のスイッチ取り込み処理を終了す
る。
【0183】一方、SF開始フラグ210の値が0でス
テップ1031の判定がNOの場合には、ステップ10
32でCPU103内のレジスタに記憶されている音楽
RAMアクセスフラグ212に1がセットされているか
否かが判定される。上述のSF開始フラグ210は、後
述するように(図18のステップ1804参照)、シン
クロクロスフェード再生処理が開始されると0にリセッ
トされるが、上述したようにシンクロクロスフェード再
生処理が終了するまでは、FFスイッチ及びRWスイッ
チの操作に対して反応しないように制御する必要があ
る。ここで、シンクロクロスフェード再生処理が実行さ
れている間は音楽RAMアクセスフラグ212の値が1
に保持されている。
【0184】そこで、シンクロクロスフェード再生処理
中において音楽RAMアクセスフラグ212の値が1で
ステップ1032の判定がYESの場合には、ステップ
1033以降の処理は実行されずに、そのまま図10〜
図13のスイッチ取り込み処理を終了する。
【0185】一方、シンクロクロスフェード再生が指示
されておりステップ1030′の判定がYESで、かつ
ステップ1031及び1032の判定が共にNOの場合
は、ステップ1033以降のFFスイッチ及びRWスイ
ッチの操作に対応する制御動作が実行される。
【0186】まず、ステップ1033においては、FF
スイッチがオンされている否かが判定される。FFスイ
ッチがオンされておりステップ1033の判定がYES
ならば、ステップ1034で、CPU103内のレジス
タに記憶されている前回FFスイッチオンフラグ208
(図2)の値が1であるか否かが判定される。
【0187】今、FFスイッチが初めて押された場合に
は前回FFスイッチオンフラグ208の値が0になって
いる。従って、FFスイッチが初めて押されステップ1
034の判定がNOの場合には、ステップ1035で、
CPU103内のレジスタに記憶されている送り先タイ
ムカウンタ202(図2)に、現在再生中のn曲目の曲
の音楽信号のタイムコード値がセットされる。このタイ
ムコード値は、CDから情報読み取り部101を介して
読み出されるサブコード302から抽出される、曲の先
頭からの相対時間を示すブロック505(図3、図5参
照)である。
【0188】ステップ1038では、CPU103内の
レジスタに記憶されている前回FFスイッチオンフラグ
208の値が1にセットされる。その後、図10〜図1
3のスイッチ取り込み処理を終了する。
【0189】FFスイッチスイッチが押され続け、再び
スイッチ取り込み処理が実行され、ステップ1033の
判定がYESとなると、前回FFスイッチオンフラグ2
08は1となっているため、ステップ1034の判定は
YESとなる。
【0190】この結果、ステップ1036では、CPU
103内のレジスタに記憶されている送り先タイムカウ
ンタ202の値が、所定値だけ進められる。ステップ1
037では、この送り先タイムカウンタ202の値が、
現在再生中の曲時間長を示すCPU103内のレジスタ
に記憶されているn曲目曲時間228の値と比較され
る。
【0191】送り先タイムカウンタ202の値がn曲目
曲時間228の値の範囲内であるならば、ステップ10
38で前回FFスイッチオンフラグ208の値が1に維
持された後、図10〜図13のスイッチ取り込み処理を
終了する。
【0192】上述のようにしてFFスイッチスイッチが
押され続け、押している時間に応じて送り先タイムカウ
ンタ202の値が順次進められている状態で、FFスイ
ッチがオフされると、前回FFスイッチオンフラグ20
8の値1は1のままであるため、ステップ1033の判
定がNOとなった後、ステップ1041の判定がYES
となる。
【0193】この結果、ステップ1042で、第1の記
憶部104において、現在再生中の曲番号nに対応する
アドレス{4×(n−1)}Hに記憶されているn曲目
アクセントデータアドレスで示されるアドレスに記憶さ
れているn曲目アクセントデータが参照され、FFスイ
ッチが押され続けたことにより増加させられた送り先タ
イムカウンタ202の値の直後のアクセント位置が読み
取られる。そして、そのアクセント位置が、CPU10
3内のレジスタにフェードイン開始位置229(図2)
としてセットされる。
【0194】ステップ1043では、ステップ1042
の場合と同様に、第1の記憶部104のn曲目アクセン
トデータが参照され、現在再生中のn曲目の曲の音楽信
号のタイムコード値の直後のアクセント位置が読み取ら
れ、それが、CPU103内のレジスタにフェードアウ
ト開始位置230(図2)としてセットされる。ここ
で、上述のタイムコード値は、CDから情報読み取り部
101を介して読み出されるサブコード302から抽出
される、曲の先頭からの相対時間を示すブロック505
(図3、図5参照)である。
【0195】続いて、ステップ1044で、CPU10
3内のレジスタに記憶されているSF開始フラグ210
の値が1にセットされ、ステップ1045で、前回FF
スイッチオンフラグ208の値が0にセットせれて、図
10〜図13のスイッチ取り込み処理を終了する。これ
以後は、スイッチ取り込み処理が実行されても、前述し
たように、ステップ1031の判定がYESとなること
により、FFスイッチ及びRWスイッチに関する制御処
理は実行されなくなる。
【0196】上述のようにしてシンクロクロスフェード
再生のためのフェードイン開始位置229とフェードア
ウト開始位置230がセットされ、SF開始フラグ21
0が1にセットされた後、再生位置が、上述のフェード
アウト開始位置230に対応する位置に到達すると、後
述する図18の動作フローチャートで示されるクロスフ
ェード処理によって、CPU103内のレジスタに記憶
されるクロスフェードフラグ211と音楽RAMアクセ
スフラグ212が1にセットされ、FFスイッチの操作
に対応したシンクロクロスフェード再生が開始されるこ
とになる(図18のステップ1803〜1807参
照)。
【0197】以上説明したFFスイッチに関する制御動
作において、FFスイッチが押され続けている間に送り
先タイムカウンタ202の値がn曲目曲時間228の値
をオーバーした場合は、再生中の曲の曲番号をn曲目か
らn+1曲目に変化させるために、ステップ1039以
降の処理が実行される。この場合には、曲番号が、シン
クロクロスフェード再生が指定された曲番号から変化す
る。
【0198】このため、ステップ1039で、前回FF
スイッチオンフラグ208の値が0にリセットされた
後、ステップ1040で、CPU103内のレジスタに
記憶されている現在曲番号201の値が+1されること
により曲番号がnからn+1に変更され、更に、図10
のステップ1012にジャンプして、SFスイッチオン
フラグ206が0にリセットされる。この結果、シンク
ロクロスフェード再生の指定が解除される。
【0199】これ以後の動作は、再生中にテンキー等に
より曲番号が変更された場合の動作と同じである。即
ち、曲番号変更時のクロスフェード再生が指示されてい
ればステップ1013の判定がNOとなって図10〜図
13のスイッチ取り込み処理を終了した後、後述する図
19のステップ1825で、情報読み取り部101に対
して、クロスフェード再生を伴わない再生曲の変更が指
示される。また、クロスフェード再生が指示されていれ
ば、ステップ1013の判定がYESとなることによ
り、図13のステップ1058〜1060において、前
述した曲番号変更時のクロスフェード処理のための準備
処理が実行され、後述する図19のクロスフェード処理
で、クロスフェード再生を伴う再生曲の変更が行われ
る。
【0200】一方、シンクロクロスフェード再生が指示
されており図12のステップ1030′の判定がYES
で、かつステップ1031及び1032の判定が共にN
Oの場合において、FFスイッチではなくRWスイッチ
が押された場合には、ステップ1031〜1041の判
定が全てNOとなった後、図13のステップ1046の
判定がYESとなる。
【0201】RWスイッチがオンされておりステップ1
046の判定がYESならば、ステップ1047で、C
PU103内のレジスタに記憶されている前回RWスイ
ッチオンフラグ209(図2)の値が1であるか否かが
判定される。
【0202】今、RWスイッチが初めて押された場合に
は前回RWスイッチオンフラグ209の値が0になって
いる。従って、RWスイッチが初めて押されステップ1
047の判定がNOの場合には、FFスイッチが押され
た場合と同様に、ステップ1048で、CPU103内
のレジスタに記憶されている送り先タイムカウンタ20
2(図2)に、現在再生中のn曲目の曲の音楽信号のタ
イムコード値がセットされる。
【0203】ステップ1051では、CPU103内の
レジスタに記憶されている前回RWスイッチオンフラグ
209の値が1にセットされる。その後、図10〜図1
3のスイッチ取り込み処理を終了する。
【0204】RWスイッチスイッチが押され続け、再び
スイッチ取り込み処理が実行され、ステップ1046の
判定がYESとなると、前回RWスイッチオンフラグ2
09は1となっているため、ステップ1047の判定は
YESとなる。
【0205】この結果、ステップ1049では、CPU
103内のレジスタに記憶されている送り先タイムカウ
ンタ202の値が、所定値だけ戻される。ステップ10
50では、この送り先タイムカウンタ202の値が、曲
の先頭を示す値0を下回ったか否かが判定される。
【0206】送り先タイムカウンタ202の値が0より
大きければ、ステップ1051で前回RWスイッチオン
フラグ208の値が1に維持された後、図10〜図13
のスイッチ取り込み処理を終了する。
【0207】上述したようにしてRWスイッチスイッチ
が押され続け、押している時間に応じて送り先タイムカ
ウンタ202の値が順次戻されている状態で、RWスイ
ッチがオフされると、前回RWスイッチオンフラグ20
9の値1は1のままであるため、ステップ1046の判
定がNOとなった後、ステップ1056の判定がYES
となる。
【0208】この結果、ステップ1057で、FFスイ
ッチがオフされた場合と同様、第1の記憶部104にお
いて、現在再生中の曲番号nに対応するアドレス{4×
(n−1)}Hに記憶されているn曲目アクセントデー
タアドレスで示されるアドレスに記憶されているn曲目
アクセントデータが参照され、RWスイッチが押され続
けたことにより減少させられた送り先タイムカウンタ2
02の値の直後のアクセント位置が読み取られる。そし
て、そのアクセント位置が、CPU103内のレジスタ
にフェードイン開始位置229(図2)としてセットさ
れる。
【0209】ステップ1053では、ステップ1057
の場合と同様に、第1の記憶部104のn曲目アクセン
トデータが参照され、現在再生中のn曲目の曲の音楽信
号のタイムコード値の直後のアクセント位置が読み取ら
れ、それが、CPU103内のレジスタにフェードアウ
ト開始位置230(図2)としてセットされる。
【0210】続いて、ステップ1054で、CPU10
3内のレジスタに記憶されているSF開始フラグ210
の値が1にセットされ、ステップ1055で、前回RW
スイッチオンフラグ209の値が0にセットされて、図
10〜図13のスイッチ取り込み処理を終了する。これ
以後は、スイッチ取り込み処理が実行されても、前述し
たように、ステップ1031の判定がYESとなること
により、FFスイッチ及びRWスイッチに関する制御処
理は実行されなくなる。
【0211】上述のようにしてシンクロクロスフェード
再生のためのフェードイン開始位置229とフェードア
ウト開始位置230がセットされ、SF開始フラグ21
0が1にセットされた後、再生位置が、上述のフェード
アウト開始位置230に対応する位置に到達すると、F
Fスイッチがオフされた場合と同様に、後述する図18
の動作フローチャートで示されるクロスフェード処理に
よって、CPU103内のレジスタに記憶されるクロス
フェードフラグ211と音楽RAMアクセスフラグ21
2が1にセットされて、RWスイッチの操作に対応した
シンクロクロスフェード再生が開始されることになる
(図18のステップ1803〜1807参照)。
【0212】以上説明したRWスイッチに関する制御動
作において、RWスイッチが押され続けている間に送り
先タイムカウンタ202の値が曲の先頭を示す値0を下
回ると、再生位置を曲の先頭に戻すために、次のような
処理が実行される。
【0213】即ち、まず、ステップ1052で、CPU
103内のレジスタに記憶されている現在曲番号201
の値nに対応する同じくCPU103内のレジスタに記
憶されているn曲目先頭アクセント227の値が、CP
U103内のレジスタにフェードイン開始位置229と
してセットされる。即ち、現在再生中の曲の先頭がフェ
ードイン開始位置になる。
【0214】その後、ステップ1053では、前述した
ように、現在再生中のn曲目の曲の音楽信号のタイムコ
ード値の直後のアクセント位置がフェードアウト開始位
置230としてセットされる。その後、ステップ105
4でSF開始フラグ210の値が1にセットされ、ステ
ップ1055で前回RWスイッチオンフラグ209の値
が0にセットされて、図10〜図13のスイッチ取り込
み処理を終了する。
【0215】この結果、現在再生中の曲の先頭へジャン
プするシンクロクロスフェード再生処理が実行されるこ
とになる。以上説明したようにして、音楽信号の再生中
に曲番号が変更されていない状態で、FFスイッチ又は
RWスイッチがオン続けてオフされることにより、図1
2及び図13のスイッチ取り込み処理において、シンク
ロクロスフェード再生のための準備処理が実行される。
【0216】次に、上述したスイッチ取り込み処理にお
いて、クロスフェード再生処理又はシンクロクロスフェ
ード再生処理を指示するための制御動作が実行される
と、それに応じて、スイッチ取り込み処理と共に繰り返
し実行される図18及び図19のクロスフェード処理に
よって、実際のクロスフェード再生処理又はシンクロク
ロスフェード再生処理が実現される。
【0217】以下に、図18及び図19の動作フローチ
ャートで示されるクロスフェード処理の詳細について説
明する。まず、図18のステップ1801においては、
CPU103内のレジスタに記憶されているSFスイッ
チオンフラグ206の値が1かつSF開始フラグ210
の値が1であるか否か、即ち、シンクロクロスフェード
再生が指示されている状態で、FFスイッチ又はRWス
イッチのオン操作に続いてオフ操作が実行されたか否か
が判定される。
【0218】ステップ1801の判定がNOなら、図1
9のステップ1808で、CPU103内のレジスタに
記憶されている音楽RAMアクセスフラグ212の値が
1であるか否かが判定される。このフラグの値は、後述
するようにクロスフェード再生又はシンクロクロスフェ
ード再生の開始を示すフラグである。
【0219】従って、ステップ1808の判定がNOな
らば、図19のステップ1825で通常のCDのアクセ
ス処理が実行され、情報読み取り部101を介してCD
から読み出された音楽信号がD/A変換器106に出力
される。この場合に、再生中にテンキー、+1キー、又
は−1キー(図1のスイッチ群102)によりCPU1
03内のレジスタに記憶されている現在曲番号201が
変更されれば(図10のステップ1011)、再生中の
曲がその曲番号に対応する曲に変更される。また、ST
OPスイッチ(図1のスイッチ群102)が押されるこ
とによりCPU103内のレジスタに記憶されている再
生中フラグ203が0にリセットされれば(図10のス
テップ1007、1008)、曲の再生が停止される。
【0220】一方、シンクロクロスフェード再生が指示
されている状態で、FFスイッチ又はRWスイッチのオ
ン操作に続いてオフ操作が実行されることにより、或い
は、RWスイッチが押され続けることにより巻戻し位置
が再生中の曲の先頭に戻ったことにより、ステップ18
01の判定がYESとなった場合は、ステップ1802
で、現在CDから情報読み取り部101を介して読み出
されているサブコード302から、曲の先頭からの相対
時間を示すブロック505の値であるタイムコード値が
抽出される(図3、図5参照)。
【0221】ステップ1803においては、ステップ1
802で抽出されたタイムコード値が、CPU103内
のレジスタに記憶されているフェードアウト開始位置2
30(図2)の値に到達したか否かが判定される。
【0222】この判定がNOなら、図19のステップ1
808で、CPU103内のレジスタに記憶されている
音楽RAMアクセスフラグ212の値が1であるか否か
が判定される。シンクロクロスフェード再生においてF
Fスイッチ又はRWスイッチがオン続けてオフされた
後、或いは、RWスイッチが押され続けることにより巻
戻し位置が再生中の曲の先頭に戻った後は、音楽RAM
アクセスフラグ212の値はステップ1803の判定が
YESとなった場合にステップ1806で1にセットさ
れる。今、上述するようにステップ1803の判定はま
だYESとなっていないため、ステップ1808の判定
がNOとなる。このようにして、再生位置がフェードア
ウト開始位置230の値に等しくなるまでは、図19の
ステップ1825で通常のCDのアクセス処理が実行さ
れ、情報読み取り部101を介してCDから読み出され
た音楽信号がD/A変換器106に出力される。
【0223】一方、現在の再生位置がフェードアウト開
始位置230の値に到達し前述した図18のステップ1
803の判定がYESとなると、ステップ1804〜1
807で示されるシンクロクロスフェード再生のための
準備処理が実行される。
【0224】即ち、まず、ステップ1804で、CPU
103内のレジスタに記憶されているSF開始フラグ2
10の値が0にリセットされる。これは、次回以後、ス
テップ1802〜1807の処理を実行させないための
処理である。
【0225】次に、ステップ1805では、第2の記憶
部105のアドレス{4×N}Hから、シンクロクロス
フェード再生用の音楽信号アドレス(図7)が読み出さ
れ、これがCPU103内のレジスタに音楽RAMアク
セスアドレス217としてセットされる。
【0226】続いて、ステップ1806で、CPU10
3内のレジスタに記憶されているクロスフェード時間2
13及びディスクアクセス時間214に基づき、第2の
記憶部105から音楽信号を読み出す時間として、{ク
ロスフェード時間213+ディスクアクセス時間21
4}に対応する時間が、音楽RAMアクセスカウンタ2
16としてセットされる。本発明の実施例では、1ブロ
ック(=98フレーム)に相当する時間1/75秒が経
過する毎に、音楽RAMアクセスカウンタ216がディ
クリメントされる。ステップ1806では、上述の動作
と同時に、第2の記憶部105から音楽信号が読み出さ
れていることを示すために、CPU103内のレジスタ
に記憶されている音楽RAMアクセスフラグ212に1
がセットされる。
【0227】そして、ステップ1807では、CPU1
03内のレジスタに記憶されるクロスフェード時間21
3がクロスフェードカウンタ215としてセットされ
る。クロスフェードカウンタ215も、1/75秒が経
過する毎にディクリメントされる。ステップ1807で
は、上述の動作と同時に、クロスフェード処理が実行さ
れていることを示すために、CPU103内のレジスタ
に記憶されているクロスフェードに1がセットされる。
【0228】上述のようにしてシンクロクロスフェード
再生が指示されている状態でFFスイッチ又はRWスイ
ッチが操作された後に再生位置がフェードイン開始位置
229の値に等しくなった場合(図18のステップ18
03の判定がYES)、又はRWスイッチが押され続け
ることにより巻戻し位置が再生中の曲の先頭に戻った後
に再生位置がフェードイン開始位置229の値に等しく
なった場合(同じく図18のステップ1803の判定が
YES)、或いは、クロスフェード再生が指示されてい
る場合において曲番号が変更された場合(図10のステ
ップ1010の判定がYES)、又はシンクロクロスフ
ェード再生が指示されている場合においてFFスイッチ
が押され続けることにより曲番号が変化した場合(図1
2のステップ1037→1039に変化)には、音楽R
AMアクセスフラグ212の値及びクロスフェードフラ
グ211の値は、上述した図18のステップ1806及
び1807、或いは、前述した図13のステップ105
9及び1060において、1にセットされる。
【0229】このようにしてシンクロクロスフェード再
生又はクロスフェード再生のための準備処理が実行され
て音楽RAMアクセスフラグ212及びクロスフェード
フラグ211の値が1になると、図19のステップ18
08及び1809の判定がYESとなる。
【0230】この結果、以下に説明するステップ181
0〜1815が実行されることにより、CDから情報読
み取り部101を介して読み出される現在再生中の曲の
音楽信号がフェードアウトさせられると共に、第2の記
憶部105に記憶されている送り先の音楽信号がフェー
ドインさせられる。
【0231】即ちまず、ステップ1810では、情報読
み取り部101を介して、CDから指定曲の音楽信号
が、引き続き読み出される。ステップ1811では、C
Dから読み出された指定曲の音楽信号がフェードアウト
されるように、その音楽信号に対しエンベロープ処理が
実行される。このエンベロープ処理は、音楽信号の振幅
値に、以下の数2式で示される、CPU103内のレジ
スタに記憶されている現在のクロスフェードカウンタ2
15の値を、CPU103内のレジスタに記憶されてい
るクロスフェードの全体の時間を示すクロスフェード時
間213の値で除算して得られる係数Aを乗算する処理
として実現される。
【0232】
【数2】A=(クロスフェードカウンタ215の値)/
(クロスフェード時間213の値) ステップ1812では、音楽RAMアクセスアドレス2
17が示す第2の記憶部105のアドレス領域から、音
楽信号が読み出される。音楽RAMアクセスアドレス2
17には、シンクロクロスフェード再生の状態でのFF
スイッチ又はRWスイッチのオン操作続けてオフ操作が
行われた場合、並びにRWスイッチが押され続けること
により再生中の曲の先頭に戻った場合には、前述した図
18のステップ1805によって、現在再生中の曲番号
nに対応する音楽信号の送り先のフェードイン開始位置
がセットされ、一方、クロスフェード再生の状態でのテ
ンキー等による曲番号の変更時又はシンクロクロスフェ
ード再生でのFFスイッチが押され続けることによる曲
番号の変更時には、前述した図13のステップ1058
によって、変更後の曲番号に対応する曲の先頭部分のフ
ェードデータの先頭アドレスがセットされている。従っ
て、ステップ1812の処理により、それぞれのクロス
フェード状態に応じたデータが、第2の記憶部105か
ら読み出されることになる。
【0233】ステップ1813では、データの読み出し
毎に、音楽RAMアクセスアドレス217が更新され
る。ステップ1814では、第2の記憶部105から読
み出されたデータがフェードインされるように、その音
楽信号に対してエンベロープ処理が実行される。このエ
ンベロープ処理は、音楽信号の振幅値に、以下の数3式
で示される、CPU103内のレジスタに記憶されてい
る現在のクロスフェードカウンタ215の値を、CPU
103内のレジスタに記憶されているクロスフェードの
全体の時間を示すクロスフェード時間213の値で除算
して得られる比を、1から減算して得られる係数Bを乗
算する処理として実現される。
【0234】
【数3】B=1−(クロスフェードカウンタ215の
値)/(クロスフェード時間213の値) ステップ1815では、ステップ1811及びステップ
1814でエンベロープ処理されたフェードアウトされ
るべき音楽信号とフェードインされるべき音楽信号が混
合(MIX)され、D/A変換器106(図1)に出力
される。
【0235】上述のステップ1810〜1815の処理
は、ステレオの音楽信号の各チャネルに対して並列に実
行される。以上のようにして、シンクロクロスフェード
再生又はクロスフェード再生が実現される。この場合、
特に、FFスイッチ又はRWスイッチのオン及びオフ操
作に基づく指定曲内での早送り又は巻戻し操作時のシン
クロクロスフェード再生、或いは、シンクロクロスフェ
ード再生時にRWスイッチが押され続けることにより巻
戻し位置が再生中の曲の先頭に戻った場合には、再生位
置が図13のステップ1053でフェードアウト開始位
置230としてセットされたアクセント位置に到達した
ときにフェードアウトが開始され、かつ、第2の記憶部
105に記憶されている音楽信号は、図13のステップ
1057でフェードイン開始位置229としてセットさ
れたアクセント位置に対応する位置からフェードインさ
れる。このため、フェードアウトされるアクセント位置
とフェードインされるアクセント位置とがが同期して、
シンクロクロスフェード再生されることになる。
【0236】ステップ1818では、特には図示しない
タイマの値が判定されることによって、このステップが
SFスイッチ又はフェードスイッチがオンにされてから
初めて実行される場合には、SFスイッチ又はフェード
スイッチがオンにされた時点から1ブロック(=1/7
5秒)分の時間が経過したか否か、また、このステップ
がSFスイッチ又はフェードスイッチがオンにされてか
ら初めて実行されるのでない場合には、前回にこのステ
ップ1818の判定がYESとなった時点から1ブロッ
ク(=1/75秒)分の時間が経過したか否かが判定さ
れる。
【0237】ステップ1818の判定がNOならば、図
18及び図19のクロスフェード処理を終了する。そし
て、次回に図18及ぶ図19の動作フローチャートで示
されるクロスフェード処理が実行されると、再びステッ
プ1810〜1815が実行されることにより、現在の
ブロック内の音楽信号に対してクロスフェード再生処理
又はシンクロクロスフェード再生処理が実行される。
【0238】ステップ1818の判定がYESになった
なら、ステップ1819で、CPU103内のレジスタ
に記憶されている音楽RAMアクセスカウンタ216の
値が−1される。
【0239】そして、音楽RAMアクセスカウンタ21
6の値が0になっていなければ、ステップ1821で、
CPU103内のレジスタに記憶されているクロスフェ
ードフラグ211の値が0か否かが判定される。
【0240】ステップ1821の判定がYESなら、シ
ンクロクロスフェード再生又はクロスフェード再生の処
理が終了しているので、クロスフェードカウンタ215
をディクリメントする必要はなく、そのまま図18及び
図19のクロスフェード処理を終了する。
【0241】ステップ1821の判定がNOなら、ステ
ップ1822で、CPU103内のレジスタに記憶され
ているクロスフェードカウンタ215の値が−1だけデ
ィクリメントされる。
【0242】そして、クロスフェードカウンタ215の
値が0にならなければ、図18及び図19のクロスフェ
ード処理を終了する。以上のステップ1818、181
9、1821及び1822が実行されることによって、
クロスフェード処理される音楽信号のブロックがインク
リメントされる。
【0243】今、CPU103内のレジスタに記憶され
ているクロスフェードカウンタ215の値は、図13の
ステップ1060又は図18のステップ1807におい
て、CPU103内のレジスタに記憶されているクロス
フェード時間213の値にセットされる。従って、クロ
スフェード時間213に対応する時間が経過すると、ク
ロスフェードカウンタ215の値が0になり、この結
果、ステップ1822の実行後にステップ1823が実
行され、ここでCPU103内のレジスタに記憶されて
いるクロスフェードフラグ211の値が0にリセットさ
れる。この結果、図8に示されるように、CDからの指
定曲の音楽信号の読み出しが終了させられる。
【0244】これと共に、ステップ1824において、
情報読み取り部101に指示が出されることにより、情
報読み取り部101は、CD上で、図13のステップ1
058、図13のステップ1057、又は図13のステ
ップ1052においてセットされCPU103内のレジ
スタに記憶されているフェードイン開始位置229に対
応する記録位置から{クロスフェード時間213+ディ
スクアクセス時間214}に対応する時間だけ進んだ記
録位置をシークする。
【0245】これ以後、図18及び図19の動作フロー
チャートで示されるクロスフェード処理が実行される毎
に、ステップ1809の判定がNOとなることにより、
ステップ1816で、音楽RAMアクセスアドレス21
7が示す第2の記憶部105のアドレス領域から、音楽
信号のデータが引き続き読み出される。そして、その音
楽信号に対しては前述(ステップ1814)したエンベ
ロープ処理は実行されずに、その音楽信号がそのままD
/A変換器106(図1)に出力される。続いて、ステ
ップ1817で、音楽RAMアクセスアドレス217が
更新された後、前述のステップ1818が実行される。
なお、ステップ1816の処理は、ステレオの音楽信号
の各チャネルに対して並列に実行される。
【0246】このようにして、CD上で音楽信号のシー
クが行われる間に、第2の記憶部105から、音楽信号
の読み出しが続行される。そして、この場合、クロスフ
ェード処理は完了しているため、第2の記憶部105か
ら読み出される音楽信号の振幅値は、もともとCDに記
録されていた音楽信号の振幅値そのものに等しいものと
なっている。
【0247】前述したように、CPU103内のレジス
タに記憶されているクロスフェードカウンタ215の値
は、図13のステップ1060又は図18のステップ1
807において、CPU103内のレジスタに記憶され
ているクロスフェード時間213の値にセットされる。
また、CPU103内のレジスタに記憶されている音楽
RAMアクセスカウンタ216の値としては、前述した
図13のステップ1059又は図18のステップ180
6により、CPU103内のレジスタに記憶されている
{クロスフェード時間213+ディスクアクセス時間2
14}に対応する値にセットされている。従って、クロ
スフェード時間213の値に対応する時間が経過した
後、更にディスクアクセス時間214の値に対応する時
間が経過すると、音楽RAMアクセスカウンタ216の
値が0になり、この結果、ステップ1819の実行後に
ステップ1820が実行され、ここで音楽RAMアクセ
スフラグ212の値が0にリセットされる。この結果、
図8又は図9に示されるように、音楽信号の読み出し
が、第2の記憶部105からの読み出しから、CDから
の読み出しに切り替えられる。 <他の実施例>以上説明した実施例において、クロスフ
ェード時間213を0にし、記憶部104にはディスク
アクセス時間214に相当する各曲の先頭の部分の音楽
信号のみを記憶させるように構成すれば、シンクロクロ
スフェード再生時又はクロスフェード再生時に、ディス
クアクセスのための待ち時間なしに、かつシンクロクロ
スフェード再生時にはアクセントを同期させて、瞬時に
再生位置を変更することができる。
【0248】また、上述の実施例は、CDに記録された
音楽信号が再生される場合について説明されているが、
本発明はこれに限られない。例えば、CD以外に、ディ
ジタルオーディオテープレコーダ(DAT)、ミニディ
スクプレーヤ(MD)、レーザディスクプレーヤ(L
D)など、様々な音楽信号又は映像信号などのディジタ
ル情報を再生する装置に適用できる。この場合には、音
楽信号のアクセントのみならず、曲のコード進行や映像
の場面の変化などに同期させるように構成されてもよ
い。
【0249】更に、シンクロクロスフェード再生時の指
定曲内のアクセントデータを幾つかおきに制限して、第
2の記憶部105には、1曲分全部の音楽信号ではな
く、制限された幾つかおきのアクセントデータから始ま
る複数組のクロスフェード時間分の音楽信号を記憶する
ようにしてもよい。この場合には、第2の記憶部105
の記憶容量が少なくて済み、RAMなどにより構成する
こともできる。
【0250】加えて、上述した実施例では、各曲のフェ
ードイン開始アクセント及びフェードアウト開始アクセ
ントが、アクセントデータと音楽信号の書き込み処理に
よって抽出するように構成されたが、これらは、例え
ば、各曲に対応するCDのサブコード302に予め書き
込まれ、それを読み出して利用するように構成されても
よい。
【0251】
【発明の効果】本発明によれば、情報列の再生位置が変
更される場合に、記録情報の再生が突然寸断されること
なく、速やかに再生位置を変更することが可能となる。
【0252】この場合特に、変更前の再生位置と変更後
の再生位置は、共に記録情報に含まれる周期情報、例え
ば音楽信号のアクセントタイミングに同期した位置であ
るため、記録情報におけるアクセントなどの周期状態を
崩さずに、今まで曲に集中していた気分を損ねることな
く、再生位置を変更することが可能となる。
【0253】また、変更前の再生位置の記録情報と変更
後の再生位置の記録情報とがクロスフェードして再生さ
れることにより、聴覚上又は視覚上、心地好い効果を付
加させることが可能となる。
【0254】更に、クロスフェードをさせない構成の場
合には、記録媒体へのアクセス時間に相当する待ち時間
なしに、瞬時に再生位置を変更することが可能となる。
加えて、再生位置の変更により曲番号などの記録単位が
変化した場合には、現在の再生位置から変更後の記録単
位の先頭位置へのクロスフェード再生が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の全体構成図である。
【図2】レジスタの構成図である。
【図3】CDにおけるフレームの構成図である。
【図4】CDにおけるサブコード(98フレーム単位)
の構成図である。
【図5】CDにおけるQチャネルデータ(モード000
1)の構成図である。
【図6】第1の記憶部のデータフォーマット図である。
【図7】第2の記憶部のデータフォーマット図である。
【図8】シンクロクロスフェード再生の動作説明図であ
る。
【図9】クロスフェード再生の動作説明図である。
【図10】スイッチ取り込み処理の動作フローチャート
(その1)である。
【図11】スイッチ取り込み処理の動作フローチャート
(その2)である。
【図12】スイッチ取り込み処理の動作フローチャート
(その3)である。
【図13】スイッチ取り込み処理の動作フローチャート
(その4)である。
【図14】フェードデータ書き込み処理の動作フローチ
ャートである。
【図15】アクセントデータと音楽信号の書き込み処理
の動作フローチャート(その1)である。
【図16】アクセントデータと音楽信号の書き込み処理
の動作フローチャート(その2)である。
【図17】アクセントデータと音楽信号の書き込み処理
の動作フローチャート(その3)である。
【図18】クロスフェード処理の動作フローチャート
(その1)である。
【図19】クロスフェード処理の動作フローチャート
(その2)である。
【図20】アクセント位置を検出する動作の説明図(そ
の1)である。
【図21】アクセント位置を検出する動作の説明図(そ
の2)である。
【符号の説明】
101 情報読み取り部 102 スイッチ群 103 CPU 104 第1の記憶部(アクセントRAM) 105 第2の記憶部(音楽RAM) 106 D/A変換器 107 アンプ 108 スピーカ 201 現在曲番号 202 送り先タイムカウンタ 203 再生中フラグ 204 フェードスイッチオンフラグ 205 フェードデータ書込済フラグ 206 SFスイッチオンフラグ 207 SF曲番号選択中フラグ 208 前回FFスイッチオンフラグ 209 前回RWスイッチオンフラグ 210 SF開始フラグ 211 クロスフェードフラグ 212 音楽RAMアクセスフラグ 213 クロスフェード時間 214 ディスクアクセス時間 215 クロスフェードカウンタ 216 音楽RAMアクセスカウンタ 217 音楽RAMアクセスアドレス 218 音楽RAM未使用アドレス 219 アクセントRAM書込アドレス 220 アクセントRAM読出アドレス 221 アクセントRAM未使用アドレス 222 アクセント開始位置 223 アクセント終了位置 224 アクセント領域数 225 前回アクセント位置 226 今回アクセント位置 227 先頭アクセント 228 曲時間 229 フェードイン開始位置 230 フェードアウト開始位置 301 同期信号 302 サブコード 303 Lチャネル音楽信号 304、306 エラー訂正符号 305 Rチャネル音楽信号 401 サブコードシンク 402 曲頭データ 403 コントロールコード 404 モード 405 Qチャネルデータ 406 エラー訂正符号 501 曲番号 502 インデックス 503、507 分 504、508 秒 505、509 ブロック

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に記録された記録情報を順次読
    み出す記録情報読み出し手段と、 該記録情報読み出し手段に前記記録情報の読み出しを続
    行させながら、前記記録情報の読み出し位置の変更を指
    示する読み出し位置変更指示手段と、 前記記録情報読み出し手段により読み出された前記記録
    情報を予め記憶する記録情報記憶手段と、 前記記録情報読み出し手段を介して前記記録情報の再生
    が続行されている最中に、前記位置変更指示手段による
    前記記録情報の読み出し位置の変更の指示が行われた後
    に、前記記録情報の再生位置が前記記録情報に含まれる
    周期情報に同期した第1の記録位置に到達した時点か
    ら、前記記録情報読み出し手段により読み出される記録
    情報をフェードアウトさせながら出力すると同時に、前
    記位置変更指示手段により指示された前記記録情報の新
    たな読み出し位置の近傍の読み出し位置であって前記記
    録情報に含まれる周期情報に同期した第2の記録位置か
    ら、前記記録情報記憶手段に記憶されている前記記録情
    報をフェードインさせながら所定時間分だけ読み出し、
    該記録情報を前記フェードアウトさせながら出力する記
    録情報と混合して出力するクロスフェード出力手段と、 前記記録情報読み出し手段により読み出され前記クロス
    フェード出力手段からフェードアウトさせられながら出
    力される記録情報の値が0になった後、前記クロスフェ
    ード出力手段が前記記録情報記憶手段に記憶されている
    記録情報の残りの記録情報を出力している期間におい
    て、該記録情報に続く記録情報が記録されている読み出
    し位置を、前記記録媒体上で検索する読み出し位置検索
    手段と、 前記クロスフェード出力手段が前記記録情報の出力を終
    了した時点で、前記記録情報読み出し手段に、前記読み
    出し位置検索手段が検索した読み出し位置からの前記記
    録情報の読み出しを指示する指示手段と、 前記クロスフェード出力手段が前記記録情報の出力を行
    っている期間は該クロスフェード出力手段の出力を選択
    して出力し、それ以外の期間は前記記録情報読み出し手
    段の出力を選択して出力する出力切り替え手段と、 を有することを特徴とする情報再生装置。
  2. 【請求項2】 記録媒体に記録された記録情報を順次読
    み出す記録情報読み出し手段と、 該記録情報読み出し手段に前記記録情報の読み出しを続
    行させながら、前記記録情報の読み出し位置の変更を指
    示する読み出し位置変更指示手段と、 前記記録情報読み出し手段により読み出された前記記録
    情報を予め記憶する記録情報記憶手段と、 前記記録情報読み出し手段を介して前記記録情報の再生
    が続行されている最中に、前記位置変更指示手段による
    前記記録情報の読み出し位置の変更の指示が行われた後
    に、前記記録情報の再生位置が前記記録情報に含まれる
    周期情報に同期した第1の記録位置に到達した時点か
    ら、前記位置変更指示手段により指示された前記記録情
    報の新たな読み出し位置の近傍の読み出し位置であって
    前記記録情報に含まれる周期情報に同期した第2の記録
    位置から、前記記録情報記憶手段に記憶されている前記
    記録情報を所定時間分だけ読み出して出力する記録情報
    出力手段と、 該記録情報出力手段が前記記録情報記憶手段に記憶され
    ている記録情報を出力している期間において、該記録情
    報に続く記録情報が記録されている読み出し位置を、前
    記記録媒体上で検索する読み出し位置検索手段と、 前記記録情報出力手段が前記記録情報の出力を終了した
    時点で、前記記録情報読み出し手段に、前記読み出し位
    置検索手段が検索した読み出し位置からの前記記録情報
    の読み出しを指示する指示手段と、 前記記録情報出力手段が前記記録情報の出力を行ってい
    る期間は該記録情報出力手段の出力を選択して出力し、
    それ以外の期間は前記記録情報読み出し手段の出力を選
    択して出力する出力切り替え手段と、 を有することを特徴とする情報再生装置。
  3. 【請求項3】 記録媒体に記録された複数の記録単位の
    記録情報のうち何れかの記録単位の記録情報を順次読み
    出す記録情報読み出し手段と、 該記録情報読み出し手段に所定の記録単位の記録情報の
    読み出しを続行させながら、前記記録情報の読み出し位
    置の変更を指示する読み出し位置変更指示手段と、 前記記録情報読み出し手段により読み出された前記所定
    の記録単位の記録情報を予め記憶する記録情報記憶手段
    と、 前記各記録単位のそれぞれ所定の一部分である部分記録
    情報群を記憶する部分記録情報群記憶手段と、 前記記録情報読み出し手段を介して前記所定の記録単位
    の記録情報の再生が続行されている最中に、前記位置変
    更指示手段による前記記録情報の読み出し位置の変更の
    指示が行われた後に、該指示が行われた新たな読み出し
    位置が前記所定の記録単位内の読み出し位置である場合
    には、前記記録情報の再生位置が前記記録情報に含まれ
    る周期情報に同期した第1の記録位置に到達した時点か
    ら、前記記録情報読み出し手段により読み出される記録
    情報をフェードアウトさせながら出力すると同時に、前
    記位置変更指示手段により指示された前記記録情報の新
    たな読み出し位置の近傍の読み出し位置であって前記記
    録情報に含まれる周期情報に同期した第2の記録位置か
    ら、前記記録情報記憶手段に記憶されている前記記録情
    報をフェードインさせながら所定時間分だけ読み出し、
    該記録情報を前記フェードアウトさせながら出力する記
    録情報と混合して出力する第1のクロスフェード出力動
    作を実行し、前記記録情報読み出し手段を介して前記所
    定の記録単位の記録情報の再生が続行されている最中
    に、前記位置変更指示手段による前記記録情報の読み出
    し位置の変更の指示が行われた後に、該指示が行われた
    新たな読み出し位置が前記所定の記録単位以外の記録単
    位の読み出し位置である場合には、前記記録情報読み出
    し手段により読み出される記録情報をフェードアウトさ
    せながら出力すると同時に、前記部分記録情報群記憶手
    段から前記位置変更指示手段により指示された新たな記
    録単位に対応する前記部分記録情報群の記録情報をフェ
    ードインさせながら読み出し、該記録情報を前記フェー
    ドアウトさせながら出力する記録情報と混合して出力す
    る第2のクロスフェード出力動作を実行するクロスフェ
    ード出力手段と、 前記記録情報読み出し手段により読み出され前記クロス
    フェード出力手段からフェードアウトさせられながら出
    力される記録情報の値が0になった後、前記クロスフェ
    ード出力手段が前記記録情報記憶手段に記憶されている
    記録情報の残りの記録情報を出力している期間におい
    て、該記録情報に続く記録情報が記録されている読み出
    し位置を、前記記録媒体上で検索する読み出し位置検索
    手段と、 前記クロスフェード出力手段が前記記録情報の出力を終
    了した時点で、前記記録情報読み出し手段に、前記読み
    出し位置検索手段が検索した読み出し位置からの前記記
    録情報の読み出しを指示する指示手段と、 前記クロスフェード出力手段が前記記録情報の出力を行
    っている期間は該クロスフェード出力手段の出力を選択
    して出力し、それ以外の期間は前記記録情報読み出し手
    段の出力を選択して出力する出力切り替え手段と、 を有することを特徴とする情報再生装置。
  4. 【請求項4】 記録媒体に記録された複数の記録単位の
    記録情報のうち何れかの記録単位の記録情報を順次読み
    出す記録情報読み出し手段と、 該記録情報読み出し手段に所定の記録単位の記録情報の
    読み出しを続行させながら、前記記録情報の読み出し位
    置の変更を指示する読み出し位置変更指示手段と、 前記記録情報読み出し手段により読み出された前記所定
    の記録単位の記録情報を予め記憶する記録情報記憶手段
    と、 前記各記録単位のそれぞれ所定の一部分である部分記録
    情報群を記憶する部分記録情報群記憶手段と、 前記記録情報読み出し手段を介して前記所定の記録単位
    の記録情報の再生が続行されている最中に、前記位置変
    更指示手段による前記記録情報の読み出し位置の変更の
    指示が行われた後に、該指示が行われた新たな読み出し
    位置が前記所定の記録単位内の読み出し位置である場合
    には、前記記録情報の再生位置が前記記録情報に含まれ
    る周期情報に同期した第1の記録位置に到達した時点か
    ら、前記位置変更指示手段により指示された前記記録情
    報の新たな読み出し位置の近傍の読み出し位置であって
    前記記録情報に含まれる周期情報に同期した第2の記録
    位置から、前記記録情報記憶手段に記憶されている前記
    記録情報を所定時間分だけ読み出して出力する第1の出
    力動作を実行し、前記記録情報読み出し手段を介して前
    記所定の記録単位の記録情報の再生が続行されている最
    中に、前記位置変更指示手段による前記記録情報の読み
    出し位置の変更の指示が行われた後に、該指示が行われ
    た新たな読み出し位置が前記所定の記録単位以外の記録
    単位の読み出し位置である場合には、前記部分記録情報
    群記憶手段から前記位置変更指示手段により指示された
    新たな記録単位に対応する前記部分記録情報群の記録情
    報を読み出して出力する第2の出力動作を実行する記録
    情報出力手段と、 前記記録情報出力手段が前記記録情報記憶手段に記憶さ
    れている記録情報を出力している期間において、該記録
    情報に続く記録情報が記録されている読み出し位置を、
    前記記録媒体上で検索する読み出し位置検索手段と、 前記記録情報出力手段が前記記録情報の出力を終了した
    時点で、前記記録情報読み出し手段に、前記読み出し位
    置検索手段が検索した読み出し位置からの前記記録情報
    の読み出しを指示する指示手段と、 前記記録情報出力手段が前記記録情報の出力を行ってい
    る期間は該記録情報出力手段の出力を選択して出力し、
    それ以外の期間は前記記録情報読み出し手段の出力を選
    択して出力する出力切り替え手段と、 を有することを特徴とする情報再生装置。
  5. 【請求項5】 記録媒体に記録された複数の記録単位の
    記録情報のうち何れかの記録単位の記録情報を順次読み
    出す記録情報読み出し手段と、 該記録情報読み出し手段に所定の記録単位の記録情報の
    読み出しを続行させながら、前記記録情報の読み出し位
    置の変更を指示する読み出し位置変更指示手段と、 前記記録情報読み出し手段により読み出された前記所定
    の記録単位の記録情報を予め記憶する記録情報記憶手段
    と、 前記各記録単位のそれぞれ所定の一部分である部分記録
    情報群を記憶する部分記録情報群記憶手段と、 前記記録情報読み出し手段を介して前記所定の記録単位
    の記録情報の再生が続行されている最中に、前記位置変
    更指示手段による前記記録情報の読み出し位置の変更の
    指示が行われた後に、該指示が行われた新たな読み出し
    位置が前記所定の記録単位内の読み出し位置である場合
    には、前記記録情報の再生位置が前記記録情報に含まれ
    る周期情報に同期した第1の記録位置に到達した時点か
    ら、前記記録情報読み出し手段により読み出される記録
    情報をフェードアウトさせながら出力すると同時に、前
    記位置変更指示手段により指示された前記記録情報の新
    たな読み出し位置の近傍の読み出し位置であって前記記
    録情報に含まれる周期情報に同期した第2の記録位置か
    ら、前記記録情報記憶手段に記憶されている前記記録情
    報をフェードインさせながら所定時間分だけ読み出し、
    該記録情報を前記フェードアウトさせながら出力する記
    録情報と混合して出力する第1のクロスフェード出力動
    作を実行し、前記記録情報読み出し手段を介して前記所
    定の記録単位の記録情報の再生が続行されている最中
    に、前記位置変更指示手段による前記記録情報の読み出
    し位置の変更の指示が行われた後に、該指示が行われた
    新たな読み出し位置が前記所定の記録単位以降の記録単
    位の読み出し位置である場合には、前記記録情報読み出
    し手段により読み出される記録情報をフェードアウトさ
    せながら出力すると同時に、前記部分記録情報群記憶手
    段から前記位置変更指示手段により指示された新たな記
    録単位に対応する前記部分記録情報群の記録情報をフェ
    ードインさせながら読み出し、該記録情報を前記フェー
    ドアウトさせながら出力する記録情報と混合して出力す
    る第2のクロスフェード出力動作を実行し、前記記録情
    報読み出し手段を介して前記所定の記録単位の記録情報
    の再生が続行されている最中に、前記位置変更指示手段
    による前記記録情報の読み出し位置の変更の指示が行わ
    れた後に、該指示が行われた新たな読み出し位置が前記
    所定の記録単位以前の記録単位の読み出し位置である場
    合には、前記記録情報の再生位置が前記記録情報に含ま
    れる周期情報に同期した第1の記録位置に到達した時点
    から、前記記録情報読み出し手段により読み出される記
    録情報をフェードアウトさせながら出力すると同時に、
    現在再生中の記録単位の先頭の近傍の読み出し位置であ
    って現在再生中の記録単位の記録情報に含まれる周期情
    報に同期した第2の記録位置から、前記部分記録情報群
    記憶手段に記憶されている前記部分記録情報群の記録情
    報をフェードインさせながら読み出し、該記録情報を前
    記フェードアウトさせながら出力する記録情報と混合し
    て出力する第3のクロスフェード出力動作を実行するク
    ロスフェード出力手段と、 前記記録情報読み出し手段により読み出され前記クロス
    フェード出力手段からフェードアウトさせられながら出
    力される記録情報の値が0になった後、前記クロスフェ
    ード出力手段が前記記録情報記憶手段に記憶されている
    記録情報の残りの記録情報を出力している期間におい
    て、該記録情報に続く記録情報が記録されている読み出
    し位置を、前記記録媒体上で検索する読み出し位置検索
    手段と、 前記クロスフェード出力手段が前記記録情報の出力を終
    了した時点で、前記記録情報読み出し手段に、前記読み
    出し位置検索手段が検索した読み出し位置からの前記記
    録情報の読み出しを指示する指示手段と、 前記クロスフェード出力手段が前記記録情報の出力を行
    っている期間は該クロスフェード出力手段の出力を選択
    して出力し、それ以外の期間は前記記録情報読み出し手
    段の出力を選択して出力する出力切り替え手段と、 を有することを特徴とする情報再生装置。
  6. 【請求項6】 記録媒体に記録された複数の記録単位の
    記録情報のうち何れかの記録単位の記録情報を順次読み
    出す記録情報読み出し手段と、 該記録情報読み出し手段に所定の記録単位の記録情報の
    読み出しを続行させながら、前記記録情報の読み出し位
    置の変更を指示する読み出し位置変更指示手段と、 前記記録情報読み出し手段により読み出された前記所定
    の記録単位の記録情報を予め記憶する記録情報記憶手段
    と、 前記各記録単位のそれぞれ所定の一部分である部分記録
    情報群を記憶する部分記録情報群記憶手段と、 前記記録情報読み出し手段を介して前記所定の記録単位
    の記録情報の再生が続行されている最中に、前記位置変
    更指示手段による前記記録情報の読み出し位置の変更の
    指示が行われた後に、該指示が行われた新たな読み出し
    位置が前記所定の記録単位内の読み出し位置である場合
    には、前記記録情報の再生位置が前記記録情報に含まれ
    る周期情報に同期した第1の記録位置に到達した時点か
    ら、前記位置変更指示手段により指示された前記記録情
    報の新たな読み出し位置の近傍の読み出し位置であって
    前記記録情報に含まれる周期情報に同期した第2の記録
    位置から、前記記録情報記憶手段に記憶されている前記
    記録情報を所定時間分だけ読み出して出力する第1の出
    力動作を実行し、前記記録情報読み出し手段を介して前
    記所定の記録単位の記録情報の再生が続行されている最
    中に、前記位置変更指示手段による前記記録情報の読み
    出し位置の変更の指示が行われた後に、該指示が行われ
    た新たな読み出し位置が前記所定の記録単位以降の記録
    単位の読み出し位置である場合には、前記部分記録情報
    群記憶手段から前記位置変更指示手段により指示された
    新たな記録単位に対応する前記部分記録情報群の記録情
    報を読み出して出力する第2の出力動作を実行し、前記
    記録情報読み出し手段を介して前記所定の記録単位の記
    録情報の再生が続行されている最中に、前記位置変更指
    示手段による前記記録情報の読み出し位置の変更の指示
    が行われた後に、該指示が行われた新たな読み出し位置
    が前記所定の記録単位以前の記録単位の読み出し位置で
    ある場合には、前記記録情報の再生位置が前記記録情報
    に含まれる周期情報に同期した第1の記録位置に到達し
    た時点から、現在再生中の記録単位の先頭の近傍の読み
    出し位置であって現在再生中の記録単位の記録情報に含
    まれる周期情報に同期した第2の記録位置から、前記部
    分記録情報群記憶手段に記憶されている前記部分記録情
    報群の記録情報を読み出して出力する第3の出力動作を
    実行する記録情報出力手段と、 前記記録情報出力手段が前記記録情報記憶手段に記憶さ
    れている記録情報を出力している期間において、該記録
    情報に続く記録情報が記録されている読み出し位置を、
    前記記録媒体上で検索する読み出し位置検索手段と、 前記記録情報出力手段が前記記録情報の出力を終了した
    時点で、前記記録情報読み出し手段に、前記読み出し位
    置検索手段が検索した読み出し位置からの前記記録情報
    の読み出しを指示する指示手段と、 前記記録情報出力手段が前記記録情報の出力を行ってい
    る期間は該記録情報出力手段の出力を選択して出力し、
    それ以外の期間は前記記録情報読み出し手段の出力を選
    択して出力する出力切り替え手段と、 を有することを特徴とする情報再生装置。
  7. 【請求項7】 前記記録情報は音楽信号であり、 前記記録情報に含まれる周期情報はアクセント情報であ
    る、 ことを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の
    情報再生装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001041139A1 (fr) * 1999-12-02 2001-06-07 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Support de disque optique, procede d'enregistrement associe et enregistreur

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US7038993B2 (en) 1999-12-02 2006-05-02 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Optical disc medium having a plurality of sector groups, a recording method thereof and recorder
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