JPH0715166Y2 - 電子機器用ケース - Google Patents

電子機器用ケース

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JPH0715166Y2
JPH0715166Y2 JP1987032212U JP3221287U JPH0715166Y2 JP H0715166 Y2 JPH0715166 Y2 JP H0715166Y2 JP 1987032212 U JP1987032212 U JP 1987032212U JP 3221287 U JP3221287 U JP 3221287U JP H0715166 Y2 JPH0715166 Y2 JP H0715166Y2
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JP
Japan
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bottom wall
electronic device
case
water
boom
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JP1987032212U
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JPS63191679U (ja
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隆史 為実
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Maspro Denkoh Corp
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Maspro Denkoh Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は電子部品が内蔵されるようにした電子機器ケ
ースに関し、詳しくは屋外において水平設置又は垂直設
置の何れの状態でも使用される電子機器用ケースに関す
るものである。
(従来の技術) 従来の電子機器用ケースにあって、底壁に外部との電気
接続具の受入部を備えたものは、該ケースを底壁が水平
状態となるように使う場合は比較的水の侵入はないが、
該ケースの底壁が垂直となる状態で使用されるときにそ
の受入部に雨水が侵入する。そうすると電子機器用ケー
ス内に雨水が溜まって電子部品等が浸水状態となり、電
気接続が劣化したりそれに錆を発生させてしまったりす
る問題点があった。
上記従来の問題点を除く為、電子機器用ケース内部に浸
水があった場合においても、電子機器用ケースの下部に
水抜き孔を設け、その水を速やかに逃がすことができて
電子機器用ケース内での電気接続の劣化や金属部の腐食
の防止を図ることができるようにした電子機器用ケース
が提供されている。(例えば特開昭59−134897号、実開
昭61−146986号公報参照)。
(考案が解決しようとする問題点) しかし上記電子機器用ケースが、底壁を下にして利用す
る場合と、底壁を垂直面に平行にして利用する等、二態
様に選択利用される場合があると、上記構成の電子機器
用ケースでは対応できない問題点がある。また電子機器
用ケース内に結露が生じた場合、これを早く乾燥させる
必要がある。
本願考案はこれらの問題点を解決するために電子機器用
ケースが底壁を下にして利用する場合と、底壁を垂直面
に平行にして利用する等、二態様に選択利用される場合
があって、夫々の様態に対応して排水が迅速かつ正確に
でき、電子機器用ケース内に結露が生じても、ケース内
に空気を流してこれを早く乾燥できるようにした構成の
電子機器用ケースを提供しようとするものである。
(問題点を解決する為の手段) 本願考案の電子機器用ケースは、底壁と、これに電子部
品収納用の空間を隔てて対向させた蓋と、底壁と蓋とを
連結し、内部に上記空間を形成する為の周側壁とから成
り、空間には電子部品を納める一方、上記底壁には水平
又は垂直に配置されるブーム又はマストを固定する為に
夫々軸線方向に長く形成してある固定部と、外部の給電
線に連なる電気接続具の受入部とを備えている電子機器
用ケースにおいて、上記底壁には、上記水平ブームの軸
線方向に長く形成してある固定部を挟んだ両側又は上記
垂直マストの軸線方向に長く形成してある固定部に平行
させた上下の側に、夫々周側壁内面に連なる孔縁を有す
る通気孔を設けたのである。
(作用) 電子機器用ケース内に雨水が侵入した場合、その雨水は
底壁に設けられた二つの通気孔(水逃がし孔)から排出
される。また二つの通気孔は空気が通過するので内部乾
燥は早くなる。
(実施例) 以下本願の実施例を示す図面について説明する。第1図
において、1はマスト、2はその上端に水平設置の状態
に取付けたアンテナを示す。このアンテナ2は周知の如
くブーム3及びそれに取付けた放射器4や導波器5、反
射器6等から成る。上記放射器4は周知の如く給電箱7
と給電箱7にその両側方に張り出す状態に取付けられた
アンテナ素子8,8とから成る。
上記給電箱7は電子機器ケースの一例として示すもの
で、以下第2図乃至第5図に基づき詳細に説明する。給
電箱7は夫々合成樹脂材料で形成された凹状の本体10及
びその上方開口部を塞ぐ蓋11から成る。上記本体10にお
いて、12は底壁、13はその周縁から立ち上げた周側壁
で、それらの内部に電子部品収納用の空間14が形成され
ている。15は底壁12及び周側壁13と一体に形成された保
持筒で、アンテナ素子8の元部が挿入され、止ねじ16に
よって固定されている。18は底壁12に埋込まれたブーム
用固定具としてのナットで、ブーム3に貫通させた固定
具としての取付ねじ19を螺合させることにより、ブーム
3を底壁12の固定部としての凹部12aに圧着し、本体10
をブーム3に固定するようになっている。また上記凹部
12aはブーム3の軸線方向に長い溝状になっている。20,
21は底壁12に設けられた通気孔で、底壁12の一端及び他
端において周側壁13の内面13aに孔縁20a,21aが沿う位置
に設けてある。22は底壁12の中間部に設けた凹部で、電
気接続具を受け入れる為のものである。この電気受入部
としての凹部22において、23は下端の周縁に設けられた
嵌合部、24は固定用のねじを螺着する為の螺着孔、25,2
6は電気接続片で、導電材料で形成されており、空間14
の側には接続端子25a,26aを夫々有している。27,28は水
逃がし孔で、夫々凹部の側壁において上記通気孔20,21
に近い側で、かつ底壁に沿う位置に設けられている。
次に空間14に備えられた電子部品について説明する。30
はインピーダンス整合用のバルンで、リード線31,33を
有している。リード線31はその先端にラグ端子32が接続
されており、該ラグ端子32は前記止具16によって保持筒
15に固定してあると共に、該止具16を介してアンテナ素
子8の元部に電気的に接続されている。又リード線33は
第3図に明示されるように前記接続端子25a,26aに半田
付けによって接続してある。34はトラップ用のコイル
で、止具26により保持筒15に固定されていると共に、該
止具16を介してアンテナ素子8の元部に電気的に接続さ
れている。
次に36は上記凹部に差し込む為の電気接続具を示す。こ
れにおいて、37は本体で、上記凹部22に向けて挿入する
ようにした部分であり、合成樹脂材料を型成形して製造
されている。38は本体37の元部に一体に備えたフランジ
で、その周縁は前記嵌合部23と嵌合するようになってい
る。39はフランジ38に設けた透孔で、固定用のねじ棒40
を挿通させる為のものであり、その透孔39の周縁からは
防水用の筒体41が垂設されている。42はフランジ38と一
体形成の防水キャップ嵌合部で、第2図に示されるよう
に二重筒状に形成してある。43は本体37に備えた外部導
体接続部を示す。これにおいて44aは金属材料製の接触
片、44bは金属材料で形成された外部導体押え具、45は
押え具44bを通して本体37に螺合させた押えねじを夫々
示す。次に46は本体37における上記外部導体接続部43と
フランジ38の間に設けた水切片で、鍔状に形成してあ
る。
上記構成のものにあって、給電線47を給電箱7の接続片
25,26に接続したい場合には、給電線47の先端部におい
て中心導体48や外部導体49を周知の如く露出させ、その
露出させた先端部を接続具36の本体37に挿通する。そし
て中心導体48は第4図に示されるように本体37の先端部
の側壁に沿って折り曲げ、又外部導体49は押えねじ45を
もって押え44bと接触片44aとの間に挾着する。又予め給
電線47を通しておいた防水キャップ50を嵌合部42に嵌合
させる。次に該接続具36を給電箱7の凹部22に挿入し、
フランジ38の周縁を嵌合部23に嵌合させると共に、固定
用のねじ棒40を透孔39を通して螺着用の孔34に螺着し、
接続具36を給電箱7に固定する。この状態においては中
心導体48は接続片25と接触して電気的導通が果たされ、
又接触片44aは接続片26と接触してその電気的導通が図
られる。
上記のように電気的接続を行い第1図の如き状態で使用
する場合において、降雨があって雨水が給電箱7に降り
かかっても、その雨水は蓋11から本体10の側壁13に沿っ
て流れ落ち、給電箱7内部の防水状態が保たれる。
又外気温の変化により給電箱7の内部において蓋11の内
面や本体10の内面に結露が生じても、給電箱7内は複数
の通気孔20や21を通して第2図に矢印イで示すように外
部との空気の流通が可能となっている為、上記内面に付
着した露は速やかに乾燥される。又凹部22の内面に結露
した場合においても、水逃がし孔27或いは28を通して矢
印ロで示す如き空気の流通が可能である為、その部分の
露も速やかに乾燥される。尚上記のよう通気による露の
乾燥は、孔20と27、又は孔21と28の何れか一方のみが存
在する場合においても、そこを通して通気が行われるこ
とにより上記露の乾燥を行うことができる。
次に上記アンテナ2を垂直設置の状態で使用する場合に
は第6図の如き状態に設置がなされる。即ち、マスト1
の上部に水平方向の補助ブーム52が取付けられ、その補
助ブーム52の先端にアンテナ2のブーム3が取付けられ
る。その結果、放射器4、導波器5、反射器6等は全て
垂直状態となる。このような使用状態においては、給電
箱7内部の通気は前記水平状態での使用の場合と同様に
果たされ、結露が生じた場合における露の乾燥は迅速に
行われる。
又この状態においては、降雨があると第7図に矢印ハで
示されるように、雨水が上側に位置した状態となってい
る通気孔21から給電箱7の内部に入り込む。しかしその
雨水は上記通気孔21から入った後第7図及び第8図に矢
印ハで示されるように底壁12の内面を伝って下方へ流
れ、下側に位置した状態となっている通気孔20から排出
される。その結果給電箱7内部に雨水が溜まって、給電
箱7内の電子部品が水没状態となってしまう事故が防止
される。又上記のように降雨があった場合、その雨水は
嵌合部23とフランジ38の周縁との間から凹部22の内部に
向けて侵み込む場合もある。しかしその水はフランジ38
に沿って下方へ流下し、水逃がし孔27から底壁12の内面
に至って矢印ニで示されるように流れ落ちる。そしてそ
の水は上記通気孔20から排出される。その結果、凹部22
の内部に水が溜まって接続片26,25等が水びたしになっ
てしまうことが防止される。又この場合、フランジ38に
沿って下方へ流れ落ちる水が仮に外部導体接続部43の側
へ移行しようとしても、鍔状の水切片46の存在によって
水の移行が阻止され、阻止された水は水切片46から下方
の水逃がし孔27へ向けて滴下し、上記の場合と同様に通
気孔20から排出されてしまう。
尚本実施例においては、第6図乃至第8図の如き垂直使
用状態において底壁12の上端となる部分と下端となる部
分に夫々通気孔2,20を設け、又凹部22においてもそれら
の通気孔21,20と対応する側に水逃がし孔28,27を設けて
ある。従って上記の如き垂直設置の場合、第7図及び第
8図の状態とは全く逆に、通気孔20が上端となるように
設置されても、その通気孔20から入り込んだ雨水は底壁
12を通って他方の通気孔21から排出され、又凹部22内に
侵入した水は水逃がし孔28から通気孔21へ向けて排出さ
れる。従ってアンテナを何れの側が上の状態となるよう
に設置した場合においても、上記の如き侵入水の排出が
円滑に行われる。
次に第9図及び第10図は本願の他の実施例を示すもの
で、屋外において水平設置又は垂直設置の何れの状態で
も使用される電子機器用ケースとして、アンテナの近傍
に取付けて使用される増幅器のケースの例を示すもので
ある。図において、54は増幅器で、第9図に示されるよ
うにブーム3eに取付けて水平状態で使用されたり、第10
図に示されるようにマスト1eに取付けて垂直状態で使用
される。この増幅器54においては電気接続具受入用の凹
部が二箇所に設けられ、夫々アンテナに繋がるケーブル
55及び屋内の受信機に連なるケーブル56が前記の如き電
気接続具を用いて接続される。このような増幅器54にお
ていも前実施例の如き通気孔と水逃がし孔を設けること
により、上記の如き露の蒸発と侵入水の排出を良好に行
わすことができる。
なお、機能上前図のものと同一又は均等構成と考えられ
る部分には、前図と同一の符号にアルファベットのeを
付して重複する説明を省略した。
(考案の効果) 以上のように本考案にあっては、底壁12が第2図のよう
に水平又は第6図のように垂直となるいずれの使用態様
においても、寒暖の変化によってケース内部に結露した
場合、二つの通気孔20,21を通してのケース内外間での
通気により水を速やかに蒸発させられる特長がある。
その上底壁12の左、又は右側が上になる垂直の使用態様
が選択された場合においては、降雨により電気受入部22
からケース内部に雨水が侵入しても、その侵入した雨水
を上記通気孔20,21の内いずれか下方に位置することに
なる通気孔から排出させることができ、雨水の停滞によ
る電気接続の劣化や金属部分の腐食を防止できる効果が
ある。
しかもその場合、通気孔20,21の孔縁20a,21aは周側壁13
の内面13aに連なっているから水はケース内に残ること
なく排水できる効果もある。
【図面の簡単な説明】
図面は本願の実施例を示すもので、第1図はアンテナの
水平設置の状態を示す斜視図、第2図は第1図の状態に
おける給電箱の縦断面図(第3図におけるII−II線断面
図)、第3図はIII−III線位置でケースの本体を破断し
た状態の平面図、第4図は接続具を接続する前の状態を
示すIV−IV線断面図、第5図はV−V線断面図、第6図
はアンテナの垂直設置の状態を示す斜視図、第7図は第
6図の状態における水の侵入、排出を説明する為の縦断
面図、第8図は同じ説明の為のVIII−VIII線断面図、第
9図は増幅器の水平設置の状態を示す斜視図、第10図は
増幅器の垂直設置の状態を示す斜視図。 7……給電箱、12……底壁、20,21……通気孔、22……
凹部、27,28……水逃がし孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】底壁と、これに電子部品収納用の空間を隔
    てて対向させた蓋と、底壁と蓋とを連結し、内部に上記
    空間を形成する為の周側壁とから成り、空間には電子部
    品を納める一方、上記底壁には水平又は垂直に配置され
    るブーム又はマストを固定する為に夫々軸線方向に長く
    形成してある固定部と、外部の給電線に連なる電気接続
    具の受入部とを備えている電子機器用ケースにおいて、
    上記底壁には、上記水平ブームの軸線方向に長く形成し
    てある固定部を挟んだ両側又は上記垂直マストの軸線方
    向に長く形成してある固定部に平行させた上下の側に、
    夫々周側壁内面に連なる孔縁を有する通気孔を備えさせ
    たことを特徴とする電子機器用ケース。
JP1987032212U 1987-03-05 1987-03-05 電子機器用ケース Expired - Lifetime JPH0715166Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1987032212U JPH0715166Y2 (ja) 1987-03-05 1987-03-05 電子機器用ケース

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JPS63191679U JPS63191679U (ja) 1988-12-09
JPH0715166Y2 true JPH0715166Y2 (ja) 1995-04-10

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ID=30838676

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59134897A (ja) * 1983-01-20 1984-08-02 松下電器産業株式会社 電気器具の排水装置
JPS61146986U (ja) * 1985-03-04 1986-09-10

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JPS63191679U (ja) 1988-12-09

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