JPH07151076A - スクロール型圧縮機 - Google Patents

スクロール型圧縮機

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Publication number
JPH07151076A
JPH07151076A JP29823593A JP29823593A JPH07151076A JP H07151076 A JPH07151076 A JP H07151076A JP 29823593 A JP29823593 A JP 29823593A JP 29823593 A JP29823593 A JP 29823593A JP H07151076 A JPH07151076 A JP H07151076A
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JP
Japan
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chamber
discharge
valve
scroll
opening
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Pending
Application number
JP29823593A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Fujiwara
眞一 藤原
Hideki Wadayama
秀樹 和田山
Yoshiaki Koike
良明 小池
Tsutomu Asami
浅見  勉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP29823593A priority Critical patent/JPH07151076A/ja
Publication of JPH07151076A publication Critical patent/JPH07151076A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C29/00Component parts, details or accessories of pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C18/00 - F04C28/00
    • F04C29/02Lubrication; Lubricant separation
    • F04C29/028Means for improving or restricting lubricant flow

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Rotary Pumps (AREA)
  • Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】冷媒の吸入室への寝込みを防止し、運転開始時
におけるフォーミング現象を解消するとともに、吐出管
からのオイルの吐出量を減少させ、また、配管の振動及
び騒音を低減させるとともに、吐出室内の空間容積を減
少させて、密閉容器の外観寸法を小さくし、圧縮機全体
の小型化を図る。 【構成】密閉容器1内の吐出室1Aと吸入室1Bとの間
を連通するオイル戻し用小孔9に第1の弁機構20を設
け、この第1の弁機構20の遮断用プレートバルブ24
にて吐出室と吸入室とを遮断して、圧縮ガスが吸入室に
必要以上に流れるのを防止する。吐出室側に臨む吐出管
7の開口端部7aにエルボ管71を接続して、その開口
端部71aを上向きする。固定スクロール4の中心部4
aに設けた吐出ポート6に第2の弁機構30を設け、圧
縮ガスから発生する脈動圧力を減少させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば空調・冷凍機
等に搭載される密閉型のスクロール型圧縮機に関するも
のである。
【0002】従来、この種のスクロール型圧縮機におい
ては、図10に示すように、密閉容器1内を支持フレー
ム2にて高圧な吐出室1Aと低圧な吸入室1Bとに区画
し、この支持フレーム2に吸入室1B側に配置された電
動要素(図示せず)にて駆動するスクロール圧縮要素3
を支持させ、このスクロール圧縮要素3を固定スクロー
ル4と揺動スクロール5とで形成してなる構成を有する
ものがある。
【0003】そして、このようなスクロール型圧縮機
は、前記スクロール圧縮要素3にて圧縮された高圧な圧
縮ガスを固定スクロール4の中心部4aに設けた吐出ポ
ート6からバッカーバルブからなる弁機構10を介して
吐出室1A側に吐出させるとともに、この圧縮ガスを吐
出室1A内にその開口端部7aを臨ませた吐出管7を介
して外部に吐出させるようになっている。
【0004】また、前記固定スクロール4の吐出室1A
側に面する上面外周部には、環状溝8が形成され、この
環状溝8に吐出室1Aと吸入室1Bとの間を連通するオ
イル戻し用小孔9を臨ませて設けることにより、環状溝
8に滞留するオイルを高低圧差にてオイル戻し用小孔9
を通して吸入室1B側に落下させている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来構造のスクロール型圧縮機にあっては、運転停止
時においても、圧縮ガスが吐出室1Aから吸入室1Bに
オイル戻し用小孔9を通して必要以上に流れて噴射し、
これによって、冷媒の吸入室への寝込み(オイル溜りへ
の冷媒の溶解)が発生し、運転開始時におけるフォーミ
ング現象を引き起こす原因となっている。
【0006】しかも、圧縮ガスを外部に吐出させる吐出
管7の開口端部7aは、単に、吐出室1A内に臨ませた
だけの配管状態となっていために、吐出ポート6から圧
縮ガスと共に吐出室1A側に吐出するオイルが吐出管7
から多量に吐出し易い。
【0007】一方、吐出ポート6から吐出室1A側に吐
出する圧縮ガスは、バッカーバルブからなる弁機構10
を介して断続的に吐出されるために、脈動成分を含んで
おり、そのまま吐出管7から外部に吐出されると、脈動
圧力が残って配管の振動及び騒音が増大するという問題
があった。
【0008】
【発明の目的】この発明の目的は、運転停止時に、吐出
室から吸入室に圧縮ガスが必要以上に流れるのを遮断し
て、冷媒の吸入室への寝込みを防止し、運転開始時にお
けるフォーミング現象を解消するとともに、吐出管から
のオイルの吐出量を減少させることができるようにした
スクロール型圧縮機を提供することにある。
【0009】また、この発明の他の目的は、圧縮ガスか
ら発生する脈動圧力を減少させて、配管の振動及び騒音
を低減させるとともに、吐出室内の空間容積を減少させ
て密閉容器の外観寸法を小さくし、圧縮機全体の小型化
を図ることができるようにしたスクロール型圧縮機を提
供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、この発明は、密閉容器内を固定スクロールと揺
動スクロールとからなるスクロール圧縮要素が支持され
る支持フレームにて高圧な吐出室と低圧な吸入室とに区
画し、かつこの吐出室側に前記スクロール圧縮要素にて
圧縮された圧縮ガスを前記固定スクロールの中心部に設
けた吐出ポートから弁機構を介して吐出させるととも
に、この圧縮ガスを前記密閉容器内の吐出室に開口端部
を臨ませた吐出管を介して外部に吐出させてなる一方、
前記吐出室と吸入室との間を連通するオイル戻し用小孔
を設けてなるスクロール型圧縮機において、前記オイル
戻し用小孔にスプリングにて開閉圧力が設定可能な遮断
用プレートバルブからなる第1の弁機構を設けてなる一
方、前記吐出室側に臨む吐出管の開口端部を上向きにし
てなる構成としたものである。
【0011】さらに、この発明は、上記した第1の弁機
構と共に、前記吐出ポートに第2の弁機構を設け、この
第2の弁機構は、一端が吐出室側から固定スクロールの
吐出ポートに着脱可能に挿着される弁室を有するホルダ
と、このホルダの挿着端部に設けた上流側開口部が前記
吐出ポートに連通しかつその下流側開口部を前記弁室に
臨ませて連通させた第1の吐出孔と、この第1の吐出孔
の前記弁室側に臨む下流側開口部よりも下流側に開口位
置させて前記ホルダの側壁部に前記弁室に連通させて設
けた第2の吐出孔と、この第2の吐出孔の開口部よりも
下流側に位置させて前記弁室内を移動自在に設けられ、
かつその中央部にて前記第1の吐出孔の下流側開口部を
閉塞可能にするとともに、その外周部に複数の小孔を貫
通させて設けたプレートバルブと、このプレートバルブ
を常に前記第1の吐出孔の閉塞方向に付勢して前記吐出
ポートを遮断可能にしたスプリングと、このスプリング
を前記第1の吐出孔の閉塞方向に押圧して前記ホルダの
他端側の弁室の開放部を閉塞するプラグとの組立一体構
造からなる構成としたものである。
【0012】
【作用】すなわち、この発明は、上記の構成を採用する
ことにより、吐出室と吸入室との間を連通するオイル戻
し用小孔にスプリングにて開閉圧力が設定可能な遮断用
プレートバルブからなる第1の弁機構を設けてなるため
に、遮断用プレートバルブにて吐出室と吸入室とが遮断
され、圧縮ガスが吸入室に必要以上に流れるのが防止さ
れる。
【0013】しかも、吐出室側に臨む吐出管の開口端部
を上向きにしてなるために、吐出ポートから吐出する圧
縮ガスが冷媒とオイルとに分離して、冷媒(ガス)のみ
が吐出管から吐出し、従前よりも吐出管からのオイルの
吐出量が減少する。
【0014】さらに、吐出室側にスクロール圧縮要素に
て圧縮された圧縮ガスを固定スクロールの中心部に設け
た吐出ポートから吐出させる第2の弁機構を、一端が吐
出室側から固定スクロールの吐出ポートに着脱可能に挿
着される弁室を有するホルダと、このホルダの挿着端部
に設けた上流側開口部が吐出ポートに連通しかつその下
流側開口部を弁室に臨ませて連通させた第1の吐出孔
と、この第1の吐出孔の弁室側に臨む下流側開口部より
もその開口部下流側に開口位置させてホルダの側壁部に
弁室に連通させて設けた第2の吐出孔と、この第2の吐
出孔の開口部よりも上流側に位置させて弁室内を移動自
在に設けられ、かつその中央部端面にて第1の吐出孔の
下流側開口部を閉塞可能にするとともに、その外周部に
複数の小孔を貫通させて設けたプレートバルブと、この
プレートバルブを常に第1の吐出孔の閉塞方向に付勢し
て吐出ポートを遮断可能にしたスプリングと、このスプ
リングを第1の吐出孔の閉塞方向に押圧してホルダの他
端側の弁室の開放部を閉塞するプラグとの組立一体構造
にしてなるために、圧縮ガスの吐出圧がスプリングの付
勢力よりも大きくなると、プレートバルブが移動して第
1の吐出孔が開かれて、圧縮ガスがプレートバルブの外
周部に設けた複数の小孔を通って絞られて通過し、この
ようなオリフィス現象によって、圧縮ガスが圧縮ガスか
ら発生する脈動圧力が減少し、配管の振動及び騒音が低
減し、しかも、吐出室内の空間容積が減少するために、
密閉容器の外観寸法を小さくすることが可能になり、圧
縮機全体の小型化が図れる。
【0015】
【実施例】以下、この発明を図1から図9に示す実施例
に基づいて詳細に説明する。なお、この発明に係る図示
の実施例において、図10に示す従来構造のスクロール
型圧縮機と構成が重複する部分は同一符号を用いて説明
する。
【0016】図1から図4は、この発明に係るスクロー
ル型圧縮機の第1実施例を示すもので、図1に示すよう
に、密閉容器1内に設けたオイル戻し用小孔9の吐出室
1A側開口端部9a内に第1の弁機構20を組込んでな
る一方、前記吐出室1A内側に臨む吐出管7の開口端部
7aにエルボ管71を接続して、その開口端部71aを
上向きにしてなる構成を有するものである。
【0017】そして、前記第1の弁機構20は、図2及
び図3に示すように、オイル戻し用小孔9の吐出室1A
側開口端部9aに形成した弁室21と、この弁室21の
開放端部21a側に螺合させて設けられかつその中心部
に第1のオイル孔23が貫通形成されたプラグ22と、
このプラグ22の第1のオイル孔23の弁室側開口端2
3aをその中央部端面24aにて開閉するように前記弁
室21に移動可能に配置されかつその外周部24bに複
数個(図示の実施例では2個)の微小な第2のオイル孔
25が貫通形成された遮断用プレートバルブ24と、こ
の遮断用プレートバルブ24を前記第1のオイル孔23
の弁室側開口端23aを閉塞する方向に常に付勢力して
押圧するスプリング26とからなる組立構造を有する。
【0018】すなわち、前記第1の弁機構20は、図2
に示すように、運転停止時において、吐出室1A側の吐
出圧力と吸入室1B側の吸入圧力との間の差圧が減少し
て、スプリング26の付勢力が上回ると、遮断用プレー
トバルブ24を押し上げて第1のオイル孔23の弁室側
開口端23aを閉塞し、これによって、吐出室1Aと吸
入室1Bとを遮断するため、吐出室1Aから吸入室1B
に必要以上の圧縮ガスが流れるのを防止している。
【0019】また、運転中において、吐出室1A側の吐
出圧力と吸入室1B側の吸入圧力との間の差圧が増大し
て、スプリング26の付勢力よりも上回ると、図4に示
すように、遮断用プレートバルブ24を押し下げて第1
のオイル孔23の弁室側開口端23aを開き、これによ
って、吐出室1A側のオイルを吸入室1Bに噴射状態で
滴下させるようになっているものである。
【0020】さらに、前記吐出室1A内側に臨む吐出管
7の開口端部7aをエルボ管71を介して上向きにして
なるために、吐出ポート6から吐出する圧縮ガスが冷媒
とオイルとに分離されて、吐出管7から冷媒(ガス)の
みが吐出されるようになっている。
【0021】図5から図8はこの発明に係る第2実施例
を示すもので、図5に示すように、前記スクロール圧縮
要素3にて圧縮された圧縮ガスを吐出室1A側に吐出さ
せる吐出ポート6に、従前のようなバッカーバルブに代
えて第2の弁機構30を設けてなるものである。
【0022】この第2の弁機構30は、図6及び図7に
示すように、一端31aが前記吐出室1A側から吐出ポ
ート6に螺合状態で着脱可能に挿着される弁室32を有
するホルダ31と、このホルダ31の挿着端部31aに
設けた上流側開口部33aが前記吐出ポート6に連通し
かつその下流側開口部33bを前記弁室32に臨ませて
連通させた第1の吐出孔33と、この第1の吐出孔33
の前記弁室32側に臨む下流側開口部33bよりもその
開口部34aを下流側に開口位置させて前記ホルダ31
の側壁部に前記弁室32に連通させて設けた第2の吐出
孔34と、この第2の吐出孔34の開口部34aよりも
上流側に位置させて前記弁室32内を移動自在に設けら
れ、かつその中央部端面35aにて前記第1の吐出孔3
3の下流側開口部33bを閉塞可能にするとともに、そ
の外周部35bに複数の小孔36を貫通させて設けたプ
レートバルブ35と、このプレートバルブ35を常に前
記第1の吐出孔33の閉塞方向に付勢して前記吐出ポー
ト6を遮断可能にしたスプリング37と、このスプリン
グ37を前記第1の吐出孔33の閉塞方向に押圧して前
記ホルダ31の他端31b側の弁室32の開放部32a
を螺合状態で閉塞するプラグ38との組立一体構造とな
っているものである。
【0023】すなわち、前記第2の弁機構30は、運転
停止時において、吐出室1A側の圧力と固定スクロール
4側内部の圧力との間の差圧が減少して、スプリング3
7の付勢力が上回ると、図6に示すように、プレートバ
ルブ35がスムーズに下降して、第1の吐出孔33の弁
室32側に臨む下流側開口部33bを閉塞し、吐出室1
Aと固定スクロール4側内部とを遮断する。
【0024】そして、運転中において、固定スクロール
4側内部の圧縮ガスの圧力が吐出室1A側の圧力よりも
増大して、スプリング37の付勢力よりも上回ると、図
8に示すように、プレートバルブ35を押し上げて第1
の吐出孔33の弁室側下流開口端33bを開き、これに
よって、圧縮ガスが第1の吐出孔33の上流側開口端3
3aからプレートバルブ35の外周部に設けた複数の小
孔36を通って絞られて通過し、弁室32及び第2の吐
出孔34を介して吐出室1Aに吐出させてなるもので、
このときのオリフィス現象によって、圧縮ガスの流れが
乱流から層流になり、圧縮ガスから発生する脈動成分
(圧力)が著しく減少する。
【0025】また、図9は異常な圧縮時におけるプレー
トバルブ35の動作を示すもので、液冷媒圧縮などの過
大冷媒量がプレートバルブ35の小孔36を通過しよう
とする場合に、プレートバルブ35をスプリング37の
付勢力に抗して第2の吐出孔34の開口部34aよりも
下流側に移動させ、第1の吐出孔33からの圧縮ガスを
プレートバルブ35の小孔36を通過ざずに、直接第2
の吐出孔34から吐出室1A内に吐出させることによっ
て、弁組立構成部品の破損による危険性を解消し、安全
性及び信頼性を高めるようになっているものである。
【0026】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明は、吐出室と吸入室との間を連通するオイル戻し用小
孔にスプリングにて開閉圧力が設定可能な遮断用プレー
トバルブを設けてなることから、遮断用プレートバルブ
にて吐出室と吸入室とを遮断することができ、運転停止
時に、圧縮ガスが吸入室に必要以上に流れることがない
ために、従前のような冷媒の吸入室への寝込みを防止す
ることができ、これによって、運転開始時におけるフォ
ーミング現象を解消することができる。
【0027】しかも、吐出室側に臨む吐出管の開口端部
を上向きにしてなることから、吐出ポートから吐出する
圧縮ガスが冷媒とオイルとに分離して、冷媒(ガス)の
みを吐出管から吐出させることができるために、従前よ
りも吐出管からのオイルの吐出量を減少させることがで
きる。
【0028】また、請求項2において、この発明は、吐
出室側にスクロール圧縮要素にて圧縮された圧縮ガスを
固定スクロールの中心部に設けた吐出ポートから吐出さ
せる弁機構を、一端が吐出室側から固定スクロールの吐
出ポートに着脱可能に挿着される弁室を有するホルダ
と、このホルダの挿着端部に設けた上流側開口部が吐出
ポートに連通しかつその下流側開口部を弁室に臨ませて
連通させた第1の吐出孔と、この第1の吐出孔の弁室側
に臨む下流側開口部よりも下流側に開口位置させてホル
ダの側壁部に弁室に連通させて設けた第2の吐出孔と、
この第2の吐出孔の開口部よりも下流側に位置させて弁
室内を移動自在に設けられ、かつその中央部にて第1の
吐出孔の下流側開口部を閉塞可能にするとともに、その
外周部に複数の小孔を貫通させて設けたプレートバルブ
と、このプレートバルブを常に第1の吐出孔の閉塞方向
に付勢して吐出ポートを遮断可能にしたスプリングと、
このスプリングを第1の吐出孔の閉塞方向に押圧してホ
ルダの他端側の弁室の開放部を閉塞するプラグとの組立
一体構造にしてなる構成を有するために、圧縮ガスの吐
出圧がスプリングの付勢力よりも大きくなると、プレー
トバルブが移動して第1の吐出孔が開かれて、圧縮ガス
がプレートバルブの外周部に設けた複数の小孔を通って
絞られて通過し、このようなオリフィス現象によって、
圧縮ガスから発生する脈動圧力を減少させることができ
るために、配管の振動及び騒音を低減させることがで
き、しかも、吐出室内の空間容積を減少させることがで
きるために、密閉容器の外観寸法を小さくすることがで
き、これによって、圧縮機全体の小型化を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るスクロール型圧縮機の第1実施
例を示す概略的要部縦断側面図。
【図2】同じくオイル戻し用小孔に設けた第1の弁機構
の運転停止時における要部拡大断面図。
【図3】同じく第1の弁機構に用いられる遮断プレート
バルブの側面状態と平面状態とを示す説明図。
【図4】同じく第1の弁機構の運転中における遮断プレ
ートバルブ動作状態を示す要部拡大断面図。
【図5】この発明に係るスクロール型圧縮機の第2実施
例を示す概略的要部縦断側面図。
【図6】同じく吐出ポートに設けた第2の弁機構の運転
停止時における要部拡大断面図。
【図7】同じくプレートバルブを側面状態と平面状態に
して第2の弁機構を分解して示す説明図。
【図8】同じく第2の弁機構の運転中におけるプレート
バルブ動作状態を示す要部拡大断面図。
【図9】同じく第2の弁機構の異常な圧縮時におけるプ
レートバルブ動作状態を示す要部拡大断面図。
【図10】従来のスクロール型圧縮機の要部拡大断面
図。
【符号の説明】
1・・・密閉容器、 1A・・・吐出室(高圧室)、 1B・・・吸入室(低圧室)、 3・・・スクロール圧縮要素、 4・・・固定スクロール、 5・・・揺動スクロール、 6・・・吐出ポート、 7・・・吐出管、 7a・・・開口端部、 71・・・エルボ管、 71a・・・開口端、 9・・・オイル戻し用小孔、 9a・・・開口端部、 20・・・第1の弁機構、 21・・・弁室、 22・・・プラグ、 23・・・第1のオイル孔、 23a・・・弁室側開口端、 24・・・遮断用プレートバルブ、 24a・・・中央部端面、 24b・・・外周部、 25・・・第2のオイル孔、 26・・・スプリング、 30・・・第2の弁機構、 31・・・ホルダ、 31a・・・一端(挿着端部)、 31b・・・他端、 32・・・弁室、 32a・・・開放部、 33・・・第1の吐出孔、 33a・・・上流側開口端部、 33b・・・下流側開口端部、 34・・・第2の吐出孔、 34a・・・開口部、 35・・・プレートバルブ、 35a・・・中央部端面、 35b・・・外周部、 36・・・小孔、 37・・・スプリング、 38・・・プラグ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅見 勉 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】密閉容器内を固定スクロールと揺動スクロ
    ールとからなるスクロール圧縮要素が支持される支持フ
    レームにて高圧な吐出室と低圧な吸入室とに区画し、か
    つこの吐出室側に前記スクロール圧縮要素にて圧縮され
    た圧縮ガスを前記固定スクロールの中心部に設けた吐出
    ポートから弁機構を介して吐出させるとともに、この圧
    縮ガスを前記密閉容器内の吐出室に開口端部を臨ませた
    吐出管を介して外部に吐出させてなる一方、前記吐出室
    と吸入室との間を連通するオイル戻し用小孔を設けてな
    るスクロール型圧縮機において、 前記オイル戻し用小孔にスプリングにて開閉圧力が設定
    可能な遮断用プレートバルブからなる第1の弁機構を設
    けてなる一方、 前記吐出室内側に臨む吐出管の開口端部を上向きにした
    ことを特徴とするスクロール型圧縮機。
  2. 【請求項2】密閉容器内を固定スクロールと揺動スクロ
    ールとからなるスクロール圧縮要素が支持される支持フ
    レームにて高圧な吐出室と低圧な吸入室とに区画し、か
    つこの吐出室側に前記スクロール圧縮要素にて圧縮され
    た圧縮ガスを前記固定スクロールの中心部に設けた吐出
    ポートから弁機構を介して吐出させるとともに、この圧
    縮ガスを前記密閉容器内の吐出室に開口端部を臨ませた
    吐出管を介して外部に吐出させてなる一方、前記吐出室
    と吸入室との間を連通するオイル戻し用小孔を設けてな
    るスクロール型圧縮機において、 前記オイル戻し用小孔にスプリングにて開閉圧力が設定
    可能な遮断用プレートバルブからなる第1の弁機構と、
    前記吐出ポートに設けた第2の弁機構とを設けるととも
    に、 この第2の弁機構は、一端が吐出室側から固定スクロー
    ルの吐出ポートに着脱可能に挿着される弁室を有するホ
    ルダと、 このホルダの挿着端部に設けた上流側開口部が吐出ポー
    トに連通しかつその下流側開口部を弁室に臨ませて連通
    させた第1の吐出孔と、 この第1の吐出孔の弁室側に臨む下流側開口部よりもそ
    の開口部下流側に開口位置させてホルダの側壁部に弁室
    に連通させて設けた第2の吐出孔と、 この第2の吐出孔の開口部よりも上流側に位置させて弁
    室内を移動自在に設けられ、かつその中央部端面にて第
    1の吐出孔の下流側開口部を閉塞可能にするとともに、
    その外周部に複数の小孔を貫通させて設けたプレートバ
    ルブと、 このプレートバルブを常に第1の吐出孔の閉塞方向に付
    勢して吐出ポートを遮断可能にしたスプリングと、 このスプリングを第1の吐出孔の閉塞方向に押圧してホ
    ルダの他端側の弁室の開放部を閉塞するプラグとの組立
    一体構造からなることを特徴とするスクロール型圧縮
    機。
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