JPH07151016A - 負圧応動型キャブレタ - Google Patents

負圧応動型キャブレタ

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JPH07151016A
JPH07151016A JP5300014A JP30001493A JPH07151016A JP H07151016 A JPH07151016 A JP H07151016A JP 5300014 A JP5300014 A JP 5300014A JP 30001493 A JP30001493 A JP 30001493A JP H07151016 A JPH07151016 A JP H07151016A
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Japan
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diaphragm
negative pressure
carburetor
pressure responsive
fuel
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JP5300014A
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Tetsuo Nojima
徹男 野嶋
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Suzuki Motor Corp
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    • F02M7/14Other installations, with moving parts, for influencing fuel/air ratio, e.g. having valves with means for controlling cross-sectional area of fuel spray nozzle
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    • F02M7/17Other installations, with moving parts, for influencing fuel/air ratio, e.g. having valves with means for controlling cross-sectional area of fuel spray nozzle operated automatically, e.g. dependent on exhaust-gas analysis by a pneumatically adjustable piston-like element, e.g. constant depression carburettors
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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Abstract

(57)【要約】 【目的】粗悪なガソリンやハイオクガソリン、アルコー
ル燃料等に対するダイヤフラムの劣化を確実に防止する
とともに、スロットルレスポンスを良好に保つ。 【構成】スロットルバルブ7の開閉によって変化するベ
ンチュリ通路5内の圧力をダイヤフラム装置3に伝え、
該ダイヤフラム装置3内のダイヤフラム12に連動する
ピストンバルブ6を開閉させる負圧応動型キャブレタ1
において、上記ダイヤフラム12を水素添加NBRまた
は弗素ゴムによって形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ダイヤフラム装置を備
えた負圧応動型キャブレタに関する。
【0002】
【従来の技術】主に4サイクルエンジン搭載の自動二輪
車に用いられている負圧応動型のキャブレタは、スロッ
トルバルブの開閉によって変化するベンチュリ通路内の
圧力をダイヤフラム装置に伝え、該ダイヤフラム装置内
のダイヤフラムに連動するピストンバルブを開閉させる
構成となっている。
【0003】即ち、自動二輪車のスロットルグリップが
操作されると、ベンチュリ通路に設けられたバタフライ
式のスロットルバルブが開閉し、ベンチュリ通路内の圧
力が上下する。この圧力変化はダイヤフラム装置に伝え
られてゴムの薄膜であるダイヤフラムが動かされ、ダイ
ヤフラムに連動するピストンバルブがベンチュリ通路の
通路面積と燃料の吐出量を調整する。したがって、常に
スロットルバルブの開度に見合った最適な空燃比の混合
気がエンジン側に供給され、エンジン特性や燃費が良好
に保たれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記ダイヤ
フラムは常にエンジンの燃料であるガソリンの雰囲気中
に晒されるため、ヒドリンゴムやNBR(ニトリルブタ
ジェンラバー)等の耐薬品性を持つゴム材料で形成され
ている。
【0005】しかしながら、諸外国においてはガソリン
の品質が日本国内よりも劣っている国があるため、この
ような国に輸出された車両にあっては、粗悪なガソリン
がダイヤフラムに付着することによってダイヤフラムの
劣化が促進される恐れがある。
【0006】例えば、ヒドリンゴムは粗悪なガソリンに
対して膨潤し易いため、ヒドリンゴムで形成されたダイ
ヤフラムは軟化劣化を起こして早期破断に至る恐れがあ
る。一方、NBRで形成されたダイヤフラムは粗悪なガ
ソリンに対して硬化劣化し易く、ピストンバルブのスム
ーズな摺動が妨げられる懸念がある。
【0007】また、一般にはレギュラーガソリンより
も、ハイオクガソリンやアルコール燃料の方がダイヤフ
ラムを劣化させ易い傾向にある。
【0008】そこで、従来ではダイヤフラムの膜厚を厚
くすることによって粗悪なガソリンやハイオクガソリ
ン、アルコール燃料等に対するダイヤフラムの劣化を遅
らせ、早期破断やピストンバルブの動作不良を防止して
いた。ところが、ダイヤフラムの膜厚を厚くした場合、
ダイヤフラムの剛性が上がって柔軟度が低くなるので、
ピストンバルブの摺動抵抗が大きくなる。したがって、
ピストンバルブが迅速に摺動することができなくなり、
スロットルレスポンスが損なわれてしまう。
【0009】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたもので、粗悪なガソリンやハイオクガソリ
ン、アルコール燃料等に対するダイヤフラムの劣化を確
実に防止するとともに、スロットルレスポンスを良好に
保つことのできる負圧応動型キャブレタを提供すること
を目的とする。
【0010】また、本発明のもう一つの目的は、Oリン
グやガスケット等のシール部材を、粗悪なガソリンやハ
イオクガソリン、アルコール燃料等に対する劣化から守
ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る負圧応動型キャブレタは、スロットル
バルブの開閉によって変化するベンチュリ通路内の圧力
をダイヤフラム装置に伝え、該ダイヤフラム装置内のダ
イヤフラムに連動するピストンバルブを開閉させる負圧
応動型キャブレタにおいて、上記ダイヤフラムと、ガス
ケットやOリング等のシール部材を水素添加NBRまた
は弗素ゴムによって形成した。
【0012】
【作用】水素添加NBRおよび弗素ゴムは、従来用いら
れていたヒドリンゴムやNBRよりも耐薬品性が高いた
め、このようなゴム材料でダイヤフラムを形成すれば、
粗悪なガソリンやハイオクガソリン、アルコール燃料等
に対するダイヤフラムの劣化が防止され、ダイヤフラム
の早期破断や硬化等が効果的に回避される。
【0013】また、ダイヤフラムの引張強度が従来より
も大幅に向上するので、ダイヤフラムの膜厚を従来より
も薄くしてダイヤフラムの剛性を低めることができる。
したがって、スロットルレスポンスが大幅に向上する。
【0014】さらに、ガスケットやOリング等のシール
部材を水素添加NBRまたは弗素ゴムによって形成すれ
ば、粗悪なガソリンやハイオクガソリン、アルコール燃
料等に対する上記シール部材の劣化がなくなり、燃料漏
れやセッティング不良等を確実に防止することができ
る。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本発明に係る負圧応動型キャブレタの縦
断面図である。この負圧応動型キャブレタ1は、例えば
自動二輪車等に用いられるもので、向かって右側がエア
クリーナ側、左側がエンジン側である。
【0016】負圧応動型キャブレタ1はキャブレタ本体
2を主体にしており、上記キャブレタ本体2の上部にダ
イヤフラム装置3が、下部にフロートチャンバ4が付設
されている。このキャブレタ本体2にはベンチュリ通路
5が横方向に貫通するように形成されており、このベン
チュリ通路5内にピストンバルブ6とバタフライ式のス
ロットルバルブ7とが設けられている。上記ピストンバ
ルブ6はベンチュリ通路5に直交するガイド通路8に沿
って昇降自在である。一方、上記スロットルバルブ7は
支軸9回りに回動自在である。
【0017】上記ダイヤフラム装置3は、キャブレタ本
体2の上部にダイヤフラムカバー11を液密に被装し、
その内部空間をゴム製の薄膜であるダイヤフラム12に
よって上室Aと下室Bとに二分した構造となっている。
ここで、上記ダイヤフラム12のゴム材料は水素添加N
BRまたは弗素ゴムとされている。
【0018】ダイヤフラム12は例えばドーナツ状の形
状を持ち、その外周部が上記ダイヤフラムカバー11と
キャブレタ本体2との間に挟持され、内周部が前記ピス
トンバルブ6の頭部に形成されたフランジ13の周囲に
嵌め込まれている。
【0019】ダイヤフラム装置3の上室Aは、ピストン
バルブ6に形成された連通路14によってベンチュリ通
路5に連通している。また、下室Bはキャブレタ本体2
に形成された連通路15によってエアクリーナ側(大気
圧側)に開放されている。
【0020】ダイヤフラムカバー11にはガイドロッド
16が固定され、このガイドロッド16の基端部とピス
トンバルブ6との間に弾装されたスプリング17がピス
トンバルブ6を下方に付勢している。したがって、ダイ
ヤフラム12の中央部も下方に付勢され、上室Aの容積
が下室Bの容積よりも大きくなっている。
【0021】一方、前記フロートチャンバ4はキャブレ
タ本体2の下部にチャンバボディ18を液密に被装して
構成され、その内部に設けられたノズル19から燃料2
1が供給される。この燃料の液面は図示しないフロート
装置によって常に一定に保たれる。なお、22はドレン
ボルトである。
【0022】キャブレタ本体2の下部には、フロートチ
ャンバ4内に延びるボス23が一体に設けられており、
このボス23内にベンチュリ通路5へ連通するサクショ
ン通路24が形成されている。上記サクション通路24
にはニードルジェット25が上方から挿入され、ニード
ルジェット25の下端部にメインジェット26が下方か
ら螺合される。ニードルジェット25には燃料が吸い上
げられる中心通路27(図2参照)が設けられており、
中心通路27の下部が上記メインジェット26により絞
られて燃料の流量調整がなされる。
【0023】ピストンバルブ6の下端部にはテーパー状
のニードルバルブ28が固定されており、ピストンバル
ブ6の昇降に伴って上記ニードルバルブが28前記ニー
ドルジェット25の中心通路27内に出入りするように
なっている。
【0024】ところで、キャブレタ本体2とチャンバボ
ディ18との合わせ目をシールするガスケット30や、
ニードルジェット25とメインジェット26の間に設け
られたOリング31、さらにフロートチャンバ4内のノ
ズル19やドレンボルト22に設けられたOリング3
2,33等のシール部材は、前記ダイヤフラム12と同
様に水素添加NBRまたは弗素ゴムによって形成されて
いる。
【0025】さて、前記スロットルバルブ7は自動二輪
車のハンドルバーに設けられたスロットルグリップの回
動量に応じて開かれる。また、ピストンバルブ6はベン
チュリ通路5内の圧力変化に応じて開く。即ち、図1に
示すようにスロットルバルブ7が閉じている場合には、
エンジンからの吸気負圧がベンチュリ通路5内に加わら
ないのでピストンバルブ6は上昇せず、ベンチュリ通路
5の通路面積は最小限となる。この時、フロートチャン
バ4内の燃料21は図示しないパイロットジェットから
スロットルバルブ7の下流側に吐出され、エンジンはア
イドリング回転数で回転する。
【0026】そして、図2に示すようにスロットルバル
ブ7が開くと、エンジンからの吸気負圧がベンチュリ通
路5内に加わる。この負圧はピストンバルブ6に設けら
れた連通路14によってダイヤフラム装置3の上室Aに
伝えられる。この時、ダイヤフラム装置3の下室Bには
連通路15からの大気圧が加わっているため、上室Aに
加わる負圧と下室Bに加わる大気圧の圧力差によってダ
イヤフラム12が引き上げられ、ダイヤフラム12に連
動してピストンバルブ6が上昇し、ベンチュリ通路5の
通路面積が拡げられる。ピストンバルブ6は、上室Aと
下室Bの圧力差がもたらす上昇力と、スプリング17の
付勢力とが釣り合う位置で静止する。
【0027】ピストンバルブ6が上昇すると、ニードル
バルブ28も上昇し、ニードルバルブ28がテーパー状
となっているためにニードルジェット25との間隙が大
きくなり、この間隙からフロートチャンバ4内の燃料2
1がベンチュリ通路5に吸い出される。吸い出された燃
料21は霧状に拡散して混合気となり、エンジンに吸入
されてエンジンの回転数を上昇させる。
【0028】このように、ベンチュリ通路5の通路面積
はピストンバルブ6によってスロットルバルブ7の開度
に見合った大きさに自動調整され、この通路面積に応じ
た量の燃料がベンチュリ通路5内に供給されるため、常
に最適な空燃比の混合気がエンジン側に供給される。
【0029】さて、この負圧応動型キャブレタ1は、前
述したようにダイヤフラム装置3のダイヤフラム12が
水素添加NBRまたは弗素ゴムによって形成されてい
る。下記表1は、水素添加NBRの特性を、従来の負圧
応動型キャブレタのダイヤフラムを形成していたヒドリ
ンゴムやNBRと比較したものである。
【0030】
【表1】
【0031】この表に示すように、水素添加NBRはヒ
ドリンゴムやNBRに対して引張強度が70〜100%
程度も高く、伸び率もヒドリンゴムに対して格段に優れ
ている。また、ある粗悪なガソリンを用いて膨潤量を試
験した所、水素添加NBRの膨潤量はヒドリンゴムの膨
潤量に対して約10%低い値を示した。
【0032】さらに、上記の粗悪ガソリンを用いてダイ
ヤフラムの耐久性を試験した所、水素添加NBRで形成
されたダイヤフラムの耐用変形数は約50万回を記録
し、ヒドリンゴムの約9万回や、NBRの約25万回を
大幅に上回った。
【0033】このように、水素添加NBRで形成された
ダイヤフラムは耐薬品性が高く、粗悪なガソリンに対し
ても劣化を起こしにくいため、ダイヤフラムの早期破断
や硬化等の弊害を効果的に回避することができる(弗素
ゴムの場合もほぼ同様である)。また、ハイオクガソリ
ン、アルコール燃料等に対しても劣化を起こしにくく、
高い耐久性が得られる。
【0034】しかも、水素添加NBRや弗素ゴムの引張
強度が高いことから、従来と同じ引張強度を得るのなら
ばダイヤフラムの膜厚を従来よりも薄くすることができ
る。ダイヤフラムの膜厚が薄くなれば、ダイヤフラムの
剛性が低下して柔軟度が高くなるのでピストンバルブ6
の上昇抵抗が小さくなり、図3に示すようにスロットル
バルブ7の開弁後におけるピストンバルブ6の上昇速度
が早められる(単位時間当たりのピストンバルブ6の上
昇量が多くなる)。したがって、スロットルレスポンス
を大きく向上させることができる。
【0035】さらに、この負圧応動型キャブレタ1は、
前記ガスケット30や、Oリング31,32,33等の
シール部材をダイヤフラム12と同様に水素添加NBR
または弗素ゴムによって形成したので、粗悪なガソリン
やハイオクガソリン、アルコール燃料等に対する上記各
シール部材30〜33の劣化がなくなり、燃料漏れやセ
ッティング不良等を確実に防止することができる。
【0036】なお、ダイヤフラム12やシール部材30
〜33のみに限らず、他に燃料が付着し易いゴム部品、
例えば2サイクルエンジンにおけるクランクシャフトの
オイルシールやエンジンのインテークパイプ等に水素添
加NBRや弗素ゴムを用いれば、燃料に対する劣化を阻
止して初期の性能を永く維持することができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る負圧
応動型キャブレタは、スロットルバルブの開閉によって
変化するベンチュリ通路内の圧力をダイヤフラム装置に
伝え、該ダイヤフラム装置内のダイヤフラムに連動する
ピストンバルブを開閉させる負圧応動型キャブレタにお
いて、上記ダイヤフラムを水素添加NBRまたは弗素ゴ
ムによって形成したものである。
【0038】水素添加NBRや弗素ゴムは、従来用いら
れていたヒドリンゴムやNBRよりも耐薬品性が高いた
め、このようなゴム材料でダイヤフラムを形成すれば、
粗悪なガソリンやハイオクガソリン、アルコール燃料等
に対するダイヤフラムの劣化を防止してダイヤフラムの
早期破断や硬化等を効果的に回避することができる。
【0039】また、ダイヤフラムの引張強度が従来より
も大幅に向上するので、ダイヤフラムの膜厚を従来より
も薄くしてダイヤフラムの剛性を低めることができる。
したがって、スロットルレスポンスが大幅に向上する。
【0040】さらに、本発明に係る負圧応動型キャブレ
タは、ガスケットやOリング等のシール部材を水素添加
NBRまたは弗素ゴムによって形成したので、粗悪なガ
ソリンやハイオクガソリン、アルコール燃料等に対する
上記シール部材の劣化をなくし、燃料漏れやセッティン
グ不良等を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す負圧応動型キャブレタ
の縦断面図。
【図2】ピストンバルブが上昇した状態を示す負圧応動
型キャブレタの縦断面図。
【図3】スロットルバルブ開弁後におけるピストンバル
ブの上昇加速度を示す図。
【符号の説明】
1 負圧応動型キャブレタ 2 キャブレタ本体 3 ダイヤフラム装置 4 フロートチャンバ 5 ベンチュリ通路 6 ピストンバルブ 7 スロットルバルブ 12 ダイヤフラム 17 スプリング 21 燃料 30 ガスケット 31〜32 Oリング

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スロットルバルブの開閉によって変化す
    るベンチュリ通路内の圧力をダイヤフラム装置に伝え、
    該ダイヤフラム装置内のダイヤフラムに連動するピスト
    ンバルブを開閉させる負圧応動型キャブレタにおいて、
    上記ダイヤフラムを水素添加NBRまたは弗素ゴムによ
    って形成したことを特徴とする負圧応動型キャブレタ。
  2. 【請求項2】 ガスケットやOリング等のシール部材を
    水素添加NBRまたは弗素ゴムによって形成した請求項
    1に記載の負圧応動型キャブレタ。
JP5300014A 1993-11-30 1993-11-30 負圧応動型キャブレタ Pending JPH07151016A (ja)

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JP5300014A JPH07151016A (ja) 1993-11-30 1993-11-30 負圧応動型キャブレタ
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