JPH07150630A - 柱・梁の接合部構造 - Google Patents
柱・梁の接合部構造Info
- Publication number
- JPH07150630A JPH07150630A JP32573893A JP32573893A JPH07150630A JP H07150630 A JPH07150630 A JP H07150630A JP 32573893 A JP32573893 A JP 32573893A JP 32573893 A JP32573893 A JP 32573893A JP H07150630 A JPH07150630 A JP H07150630A
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- JP
- Japan
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- column
- bars
- reinforcing bar
- joint structure
- steel
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 接合部におけるコンクリート打設の施工性が
よく、耐力を十分に保持することができる柱・梁の接合
部構造を提供する。 【構成】 １はＨ型鋼からなるＸ方向およびＹ方向の鉄
骨梁であって、鉄筋コンクリート柱との接合部は、囲み
板２により取り囲まれている。該囲み板２は、上記鉄骨
梁１に一体的に溶接されている。３は束ね鉄筋であっ
て、３本の鉄筋３ａを束ねて、スパイラル鉄筋４により
一体的に巻き付けられ、大断面の柱鉄筋を構成し、接合
部の四隅付近に配筋されている。該束ね鉄筋３は、接合
部から上下の柱部分にも延設して配筋されている。囲み
板２の内側面には、コッター５が、ほぼ水平方向に適宜
間隔を保って複数本ずつ付設されている。
よく、耐力を十分に保持することができる柱・梁の接合
部構造を提供する。 【構成】 １はＨ型鋼からなるＸ方向およびＹ方向の鉄
骨梁であって、鉄筋コンクリート柱との接合部は、囲み
板２により取り囲まれている。該囲み板２は、上記鉄骨
梁１に一体的に溶接されている。３は束ね鉄筋であっ
て、３本の鉄筋３ａを束ねて、スパイラル鉄筋４により
一体的に巻き付けられ、大断面の柱鉄筋を構成し、接合
部の四隅付近に配筋されている。該束ね鉄筋３は、接合
部から上下の柱部分にも延設して配筋されている。囲み
板２の内側面には、コッター５が、ほぼ水平方向に適宜
間隔を保って複数本ずつ付設されている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、柱・梁の接合部構造、
特に、鉄筋コンクリート柱あるいは鉄骨鉄筋コンクリー
ト柱と鉄骨梁との接合部の構造に関する。
特に、鉄筋コンクリート柱あるいは鉄骨鉄筋コンクリー
ト柱と鉄骨梁との接合部の構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】この種の従来の接合部構造として、例え
ば、図５に示すように、鉄筋コンクリート柱Ａと鉄骨梁
Ｂの接合部の周囲を囲み板Ｃにより取り囲んだものがあ
る。
ば、図５に示すように、鉄筋コンクリート柱Ａと鉄骨梁
Ｂの接合部の周囲を囲み板Ｃにより取り囲んだものがあ
る。
【０００３】しかしながら、上記構造のものは、上記接
合部内にも複数本の柱鉄筋Ｄが配筋されているため、コ
ンクリート打設時の施工性が悪く、その結果、接合部に
おけるコンクリート充填性に難点があった。
合部内にも複数本の柱鉄筋Ｄが配筋されているため、コ
ンクリート打設時の施工性が悪く、その結果、接合部に
おけるコンクリート充填性に難点があった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
問題点を解決するためになされたもので、その目的とす
るところは、接合部におけるコンクリート打設の施工性
がよく、耐力を十分に保持することができる柱・梁の接
合部構造を提供することにある。
問題点を解決するためになされたもので、その目的とす
るところは、接合部におけるコンクリート打設の施工性
がよく、耐力を十分に保持することができる柱・梁の接
合部構造を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の柱・梁の接合部
構造は、鉄筋コンクリート柱または鉄骨鉄筋コンクリー
ト柱と鉄骨梁との接合部を囲み板により取り囲んで構成
した柱・梁の接合部構造において、該接合部の四隅付近
に大断面の柱鉄筋を配筋すると共に、該囲み板の内面に
複数本のコッターを設けたことを特徴とする。上記大断
面の柱鉄筋としては、通常の太さの鉄筋を複数本束ねて
構成したり、１本の太径鉄筋により構成する。また、上
記柱鉄筋にはスパイラル鉄筋を巻き付ける。さらに、上
記コッターは囲み板に鉄筋を溶接して構成されたり、囲
み板を凹凸成形して構成されたものである。
構造は、鉄筋コンクリート柱または鉄骨鉄筋コンクリー
ト柱と鉄骨梁との接合部を囲み板により取り囲んで構成
した柱・梁の接合部構造において、該接合部の四隅付近
に大断面の柱鉄筋を配筋すると共に、該囲み板の内面に
複数本のコッターを設けたことを特徴とする。上記大断
面の柱鉄筋としては、通常の太さの鉄筋を複数本束ねて
構成したり、１本の太径鉄筋により構成する。また、上
記柱鉄筋にはスパイラル鉄筋を巻き付ける。さらに、上
記コッターは囲み板に鉄筋を溶接して構成されたり、囲
み板を凹凸成形して構成されたものである。
【０００６】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。図１において、１はＨ型鋼からなる
Ｘ方向およびＹ方向の鉄骨梁であって、鉄筋コンクリー
ト柱（図示せず）との接合部は、囲み板２により取り囲
まれている。該囲み板２は、上記鉄骨梁１に一体的に溶
接されている。
しながら説明する。図１において、１はＨ型鋼からなる
Ｘ方向およびＹ方向の鉄骨梁であって、鉄筋コンクリー
ト柱（図示せず）との接合部は、囲み板２により取り囲
まれている。該囲み板２は、上記鉄骨梁１に一体的に溶
接されている。
【０００７】３は束ね鉄筋であって、複数本（本実施例
では３本）の鉄筋３ａを束ねて、スパイラル鉄筋４によ
り一体的に巻き付けられ、大断面の柱鉄筋を構成し、接
合部の四隅付近に配筋されている。該束ね鉄筋３は、接
合部から上下の柱部分にも延設して配筋されている。
では３本）の鉄筋３ａを束ねて、スパイラル鉄筋４によ
り一体的に巻き付けられ、大断面の柱鉄筋を構成し、接
合部の四隅付近に配筋されている。該束ね鉄筋３は、接
合部から上下の柱部分にも延設して配筋されている。
【０００８】図２および図３からも明らかなように、上
記囲み板２の内側面には、コッター５が、ほぼ水平方向
に適宜間隔を保って複数本ずつ付設されている。本実施
例におけるコッター５は鉄筋を囲み板２の内側面に溶接
手段により一体的に付設して構成したものであるが、本
願発明のコッターはこの実施例に限定するものではな
く、例えば、図４に示すように、鋼板をプレス成形して
水平の凹凸リブＲを複数本形成したものであってもよ
い。なお、この場合、凹凸リブＲは所定長さを有し、ほ
ぼ水平に配向された形状であれば、いずれの配置態様で
あってもよいが、少なくとも各凹凸リブＲの左右両側部
分Ｆは必ず平面状態にして、凹凸リブＲが上下に広がる
ように変形するのを防止する。
記囲み板２の内側面には、コッター５が、ほぼ水平方向
に適宜間隔を保って複数本ずつ付設されている。本実施
例におけるコッター５は鉄筋を囲み板２の内側面に溶接
手段により一体的に付設して構成したものであるが、本
願発明のコッターはこの実施例に限定するものではな
く、例えば、図４に示すように、鋼板をプレス成形して
水平の凹凸リブＲを複数本形成したものであってもよ
い。なお、この場合、凹凸リブＲは所定長さを有し、ほ
ぼ水平に配向された形状であれば、いずれの配置態様で
あってもよいが、少なくとも各凹凸リブＲの左右両側部
分Ｆは必ず平面状態にして、凹凸リブＲが上下に広がる
ように変形するのを防止する。
【０００９】本実施例の接合部は以上のように構成され
ているので、接合部内に大空間が確保されて、コンクリ
ートの打設作業が容易となり、また、上記束ね鉄筋３が
大断面であり、しかも、周囲にスパイラル鉄筋４が巻き
付けられているので、コンクリートの定着力が強くて、
周囲のコンクリートに高い応力が働いても、上記コッタ
ー５により効果的な滑り抵抗を受けて接合部の変形性状
が著しく改善される。
ているので、接合部内に大空間が確保されて、コンクリ
ートの打設作業が容易となり、また、上記束ね鉄筋３が
大断面であり、しかも、周囲にスパイラル鉄筋４が巻き
付けられているので、コンクリートの定着力が強くて、
周囲のコンクリートに高い応力が働いても、上記コッタ
ー５により効果的な滑り抵抗を受けて接合部の変形性状
が著しく改善される。
【００１０】上記実施例では複数本の通常の太さの鉄筋
を束ねて大断面に構成したが、本発明はこれに限定する
ものではなく、太径の１本の鉄筋により構成してもよ
い。
を束ねて大断面に構成したが、本発明はこれに限定する
ものではなく、太径の１本の鉄筋により構成してもよ
い。
【００１１】
【発明の効果】接合部の四隅付近に大断面の柱鉄筋を配
筋すると共に、接合部を取り囲む囲み板の内面に複数本
のコッターを設けたので、コンクリート打設時の施工が
容易で充填性がよく、また、接合部の変形性状が著しく
改善することができる。
筋すると共に、接合部を取り囲む囲み板の内面に複数本
のコッターを設けたので、コンクリート打設時の施工が
容易で充填性がよく、また、接合部の変形性状が著しく
改善することができる。
【図１】本願発明の接合部構造の一実施例を示す斜視図
である。
である。
【図２】図１の要部の平面図である。
【図３】図２のイーイ線に沿った断面図である。
【図４】コッターの別の実施例を示す一部破断斜視図で
ある。
ある。
【図５】従来の接合部構造の斜視図である。
１ 鉄骨梁 ２ 囲み板 ３ 束ね鉄筋 ３ａ 鉄筋 ４ スパイラル鉄筋 ５ コッター Ｒ 凹凸リブ
Claims (6)
- 【請求項１】 鉄筋コンクリート柱または鉄骨鉄筋コン
クリート柱と鉄骨梁との接合部を囲み板により取り囲ん
で構成した柱・梁の接合部構造において、該接合部の四
隅付近に大断面の柱鉄筋を配筋すると共に、該囲み板の
内面に複数本のコッターを設けたことを特徴とする柱・
梁の接合部構造。 - 【請求項２】 上記大断面の柱鉄筋が、通常の太さの鉄
筋を複数本束ねて構成されていることを特徴とする請求
項１に記載の柱・梁の接合部構造。 - 【請求項３】 上記大断面の柱鉄筋が、１本の太径鉄筋
であることを特徴とする請求項１に記載の柱・梁の接合
部構造。 - 【請求項４】 上記柱鉄筋にスパイラル鉄筋を巻き付け
たことを特徴とする請求項１、２あるいは３に記載の柱
・梁の接合部構造。 - 【請求項５】 上記コッターが囲み板に鉄筋を溶接して
構成されたものであることを特徴とする請求項１、２、
３あるいは４に記載の柱・梁の接合部構造。 - 【請求項６】 上記コッターが囲み板を凹凸成形して構
成されたものであることを特徴とする請求項１、２、３
あるいは４に記載の柱・梁の接合部構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32573893A JPH07150630A (ja) | 1993-12-01 | 1993-12-01 | 柱・梁の接合部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32573893A JPH07150630A (ja) | 1993-12-01 | 1993-12-01 | 柱・梁の接合部構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07150630A true JPH07150630A (ja) | 1995-06-13 |
Family
ID=18180114
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32573893A Pending JPH07150630A (ja) | 1993-12-01 | 1993-12-01 | 柱・梁の接合部構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07150630A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007247173A (ja) * | 2006-03-14 | 2007-09-27 | Fujita Corp | 柱梁接合部の構造 |
-
1993
- 1993-12-01 JP JP32573893A patent/JPH07150630A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007247173A (ja) * | 2006-03-14 | 2007-09-27 | Fujita Corp | 柱梁接合部の構造 |
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