JPH07150398A - スパーク疵検出装置 - Google Patents

スパーク疵検出装置

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JPH07150398A
JPH07150398A JP29833993A JP29833993A JPH07150398A JP H07150398 A JPH07150398 A JP H07150398A JP 29833993 A JP29833993 A JP 29833993A JP 29833993 A JP29833993 A JP 29833993A JP H07150398 A JPH07150398 A JP H07150398A
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JP
Japan
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spark
voltage
current
value
detecting means
Prior art date
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Pending
Application number
JP29833993A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Nakano
浩 中野
Shiyuuji Kaeriyama
周士 帰山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】従来よりも誤検知を抑えると共に、スパーク疵
検出の精度を向上させることを目的としている。 【構成】スパーク疵検出装置は、電流検出手段を構成す
る電流検出器6,電圧検出器7を構成する電圧検出器
7,及びコントローラ8から構成されている。所定時間
間隔単位毎に連続して電流値及び電圧値の変化を求め、
電流値が正に変化し且つ電圧値が負に変化したことを判
断することでスパーク疵発生の有無を検知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気メッキ処理の際
に、両極がショートすることで鋼板や設備などに発生す
るスパーク疵の検出を行うスパーク疵検出装置に係り、
特に、鋼板表面に対して連続的に亜鉛メッキ、合金メッ
キ等の金属メッキ等の電気メッキ処理を行う電気メッキ
ラインに適したスパーク疵検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電気メッキラインは、例えば特開平4−
191400号公報等に記載されているように、左側よ
り右側に向けて連続的に搬送される鋼板が、上下で対を
なす通電ロール及びバックアップロールに挟持されると
共に、鋼板の上下両面に、それぞれ所定間隔をあけて板
状の上部電極及び下部電極が対向配置されている。
【0003】また、交流電源の一端が各通電ロールに接
続され、他端部が整流回路を介して上部及び下部の電極
に接続されている。なお、上部及び下部の電極付近に
は、それぞれ鋼板表面に向けてメッキ液を噴出可能な複
数のノズルが配設され、また、鋼板の下方にそのメッキ
液を回収するメッキ液槽が配設されている。
【0004】そして、通電ロールと上下電極間を通電さ
せることで、連続的に搬送される鋼板の上下面に析出し
たメッキ層が形成され、搬送につれてそのメッキ層の厚
みが順次,増大していく。上記電気メッキラインで消費
される電力は、メッキ反応そのものに消費される電力以
外に、電極と鋼板との間の電気抵抗によるジュール熱と
して消費される電力がかなりの割合を占めている。
【0005】このため、近年、電気メッキラインにおけ
る省エネ対策として電極と鋼板との間隙を小さく設定す
る傾向にあり、電極と鋼板がショートすることで発生す
るスパーク疵が問題となっている。このようなスパーク
疵発生を検出する従来の装置としては、例えば、特開平
4−191400号公報等に記載されているものがあ
る。
【0006】これは、電極と鋼板とがショートすると一
時的に大量の電流が流れてスパーク疵が発生することを
利用したもので、電極と通電ロール間に流れる電流量を
電流検出手段で検出し、所定間隔単位で、その検出した
電流値をでデジタル値に変換しつつ、そのデジタル値に
おける前回値と今回値との差分を求め、その差分値の絶
対値が所定の閾値を超えたときにスパーク疵の発生と判
断している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなスパーク疵検出装置では、鋼板の板幅や目付量等
の変更や鋼板の搬送速度の変化等によるノイズが入力さ
れると、電極と通電ロール間に流れる電流量が変化し
て、スパーク疵発生と誤検知される恐れがある。また、
鋼板の振動等によってメッキ電圧が一時的に上昇して、
スパーク疵発生と誤検知される場合もある。
【0008】上記誤検知を回避するためには、上記閾値
を高くするしかないが、閾値を高くすると、スパーク疵
が発生しても検知できない場合が多くなる恐れがある。
本発明は、上記のような問題点に着目してなされたもの
で、従来よりも誤検知を抑えると共に、スパーク疵検出
の精度を向上させることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、スパーク疵検出装置は、電源の一方の極に接続され
鋼板表面と所定間隙をあけて対向配置する電極と、他方
の極に接続され上記鋼板に接触する通電ロールとを具備
する電気メッキラインに装備されて、スパーク疵の発生
を検出するスパーク疵検出装置において、上記電極と通
電ロール間の電流値を検出する電流検出手段と、該電極
と通電ロール間の電圧値を検出する電圧検出手段と、上
記電流検出手段と電圧検出手段とに接続されて、該電流
検出手段及び電圧検出手段からの信号をもとに、検出さ
れる電流値が正方向へ所定閾値以上に変化すると同時に
検出される電圧値が負方向へ所定閾値以上に変化したと
きに、スパーク疵発生と判断するコントローラとを備え
たことを特徴としている。
【0010】
【作用】スパーク疵が発生する際における、電極と通電
ロール間の電流値及び電圧値を調査した結果、電流値が
正方向へ変化すると同時に電圧値が負方向へ変化した際
にのみ、スパーク疵が発生することを確認した。この結
果をもとに、電極と通電ロール間の電流値及び電圧値を
検出しながら、検出している電流値が正方向へ所定閾値
以上に変化すると同時に電圧値が負方向へ所定閾値以上
に変化したときに、スパーク疵が発生したと判断するよ
うにした。
【0011】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
まず電気メッキラインの構成を説明すると、図1に示す
ように、図中左側より右側に向けて連続的に供給される
鋼板1を、上下で対をなす通電ロール2及びバックアッ
プロール3が上下から挟持している。また、該鋼板1の
上下両面に対して、それぞれ上下方向に所定間隔をあけ
て板状の上部電極4及び下部電極4が対向配設されてい
る。
【0012】また、電源5の一端5aが各通電ロール2
に接続され、他端部5bが上部及び下部の電極4に接続
されている。図1では、一組のスパーク疵検出装置及び
電気メッキ装置部分のみを示している。なお、上部及び
下部の電極4付近から鋼板1表面に向けてメッキ液を噴
出する図示しない複数のノズルが配設され、また、鋼板
1の下方には、そのメッキ液を回収する図示しない液槽
が配設されている。
【0013】上記のような電気メッキ装置が、ラインに
沿って複数配設されていて、各通電ロール2と上下電極
4間を通電させることで、連続的に供給される鋼板1の
上下面に、析出したメッキ層が形成され、そのメッキ層
の厚みが右側に移動するほど順次,増大していく。そし
て、上記各電気メッキ装置に対して、スパーク疵検出装
置が設置されている。
【0014】そのスパーク疵検出装置は、電流検出手段
を構成する電流検出器6,電圧検出器7を構成する電圧
検出器7,及びコントローラ8から構成されている。電
流検出器6は、電源5の他端子と電極4に間に介装され
ていて、検出した電流値をコントローラ8に供給可能と
なっている。また、電圧検出器7は、通電ロール2と電
極4との間の電圧値を検出して、検出した電圧値をコン
トローラ8に供給可能となっている。
【0015】コントローラ8は、図2に示すように、上
記電流検出器6から電流値を入力し、その電流値を一時
的に記憶すると共に、一つ前に記憶した電流値との差分
値ΔIを求める。同時に、上記電圧検出器7から電圧値
を入力し、その電圧値を一時的に記憶すると共に、一つ
前に記憶した電圧値との差分値ΔVを求める(ステップ
1,ステップ2)。
【0016】次に、上記算出した電流値の差分値ΔI
を、予め設定されている正の閾値I0と比較し、閾値I
0 以下であれば正常と判定して、上記差分値算出の処理
に戻る(ステップ3)。上記電流値の差分値ΔIが閾値
0 よりおおきければ、上記算出した電圧値の差分値Δ
Vを、予め設定されている正の閾値V0 と比較し、閾値
0 以下であれば正常と判定して、上記差分値算出の処
理に戻る(ステップ4)。
【0017】上記電圧値の差分値ΔVが閾値V0 より大
きければ、スパーク疵発生と判断して、コントローラ8
はスパーク疵検出信号を出力するようになっている(ス
テップ5)。このようなスパーク疵検出装置では、連続
して搬送される鋼板1に対して、所定時間間隔単位毎に
連続して電流値及び電圧値の変化を求め、電流値が正に
変化し且つ電圧値が負に変化したことを判断することで
スパーク疵発生の有無を検知する。
【0018】そして、スパーク疵が発生したと判断した
ら、コントローラ8は、スパーク疵検出信号を、図示し
ない電気メッキラインのコントローラや異常表示装置に
供給する。例えば、図3に示すように、各時刻T1〜T
5までに電流値及び電圧値の変動が発生しても、従来誤
検出したT1やT2の時刻には、スパーク疵発生と判断
することなく、実際に発生した時刻T5のときにのみス
パーク疵発生と判断する。
【0019】このように、本実施例のスパーク疵検出装
置では、電流値の正方向への変化ばかりでなく電圧値の
負方向への変化を検出して判定するので、スパーク疵検
出の精度が高くなり、従来よりも鋼板の欠陥や電極の損
傷を抑えることができる。
【0020】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明のスパ
ーク疵検出装置は、従来に比べてスパーク疵の検知精度
が向上するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例の電気メッキライン及びス
パーク疵検出装置を示す概略構成図である。
【図2】本発明に係る実施例のコントローラの処理手順
を示す図である。
【図3】本発明に係る実施例の電流値及び電圧値の変化
例を示す図である。
【符号の説明】
1 鋼板 2 通電ロール 4 電極 5 電源 6 電流検出器 7 電圧検出器 8 コントローラ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源の一方の極に接続され鋼板表面と所
    定間隙をあけて対向配置する電極と、他方の極に接続さ
    れ上記鋼板に接触する通電ロールとを具備する電気メッ
    キラインに装備されて、スパーク疵の発生を検出するス
    パーク疵検出装置において、上記電極と通電ロール間の
    電流値を検出する電流検出手段と、該電極と通電ロール
    間の電圧値を検出する電圧検出手段と、上記電流検出手
    段と電圧検出手段とに接続されて、該電流検出手段及び
    電圧検出手段からの信号をもとに、検出される電流値が
    正方向へ所定閾値以上に変化すると同時に検出される電
    圧値が負方向へ所定閾値以上に変化したときに、スパー
    ク疵発生と判断するコントローラとを備えたことを特徴
    とするスパーク疵検出装置。
JP29833993A 1993-11-29 1993-11-29 スパーク疵検出装置 Pending JPH07150398A (ja)

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JPH07150398A true JPH07150398A (ja) 1995-06-13

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006265691A (ja) * 2005-03-25 2006-10-05 Jfe Steel Kk スパーク検出装置及び方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006265691A (ja) * 2005-03-25 2006-10-05 Jfe Steel Kk スパーク検出装置及び方法
JP4706297B2 (ja) * 2005-03-25 2011-06-22 Jfeスチール株式会社 スパーク検出装置及び方法

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