JPH07148867A - プラスチック段ボール及びその製造方法 - Google Patents

プラスチック段ボール及びその製造方法

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JPH07148867A
JPH07148867A JP5326046A JP32604693A JPH07148867A JP H07148867 A JPH07148867 A JP H07148867A JP 5326046 A JP5326046 A JP 5326046A JP 32604693 A JP32604693 A JP 32604693A JP H07148867 A JPH07148867 A JP H07148867A
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JP
Japan
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plastic
flute
base paper
paper
corrugated
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Pending
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JP5326046A
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English (en)
Inventor
Hideshi Iwata
英志 岩田
Morinori Sakihara
盛徳 崎原
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Individual
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D24/00Producing articles with hollow walls
    • B29D24/002Producing articles with hollow walls formed with structures, e.g. cores placed between two plates or sheets, e.g. partially filled
    • B29D24/008Producing articles with hollow walls formed with structures, e.g. cores placed between two plates or sheets, e.g. partially filled the structure having hollow ridges, ribs or cores

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Making Paper Articles (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 適度の堅固性及び強度性を有すると共に、可
撓性も良好で、特に液体容器に利用して優れるプラスチ
ック段ボール及びその製造方法を得る。 【構成】 紙製の芯材11の両面に低密度のポリエチレ
ン樹脂で被覆して表裏両面にポリエチレンのプラスチッ
ク層12,13を設けたプラスチック原紙1と、プラス
チック原紙1と同一構成のプラスチック原紙を、加熱し
た段ロール3,4に通すことで段ロールの突帯31,4
1により波状成形したプラスチックフルート2とを形成
し、一方の段ロール4の突帯41でフルート溝を保持し
ながらプラスチックフルート2を送って、受けロール6
で送られたプラスチック原紙1とをその片面のプラスチ
ック層13とフルート外底面のプラスチック層230と
で接面し、夫々約220゜Cに加熱した突帯41と受け
ロール6間に通して接合部のプラスチック層130,2
30を加熱溶融し、突帯41で押圧して互いに溶着させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、防水性に優れるプラス
チック段ボール及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のいわゆるプラスチック段ボールは
プラスチックシートと、プラスチックフルートとを接着
剤で接着したものであり、剛性に優れたプラスチック段
ボールでは可撓性が不良でヒビ割れし易く、可撓性に優
れるプラスチック段ボールでは保形性、堅固性に欠ける
問題点があり、しかもコスト高なものとなっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで本考案は、適度
の堅固性及び強度性を有すると共に、可撓性も良好で、
特に液体容器に好適なプラスチック段ボール及びその製
造方法を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】このため本発明のプラス
チック段ボールは、紙製の芯材の両面に互いに溶着でき
る熱溶着性プラスチックで被覆して表裏両面にプラスチ
ック層を設けて成るプラスチック原紙と、該原紙を波状
に成形したプラスチックフルートとを形成し、片面側の
プラスチック層で合わせ加熱押圧して溶着させた構成の
プラスチック段ボールである。なお、プラスチック層を
低密度のポリエチレン、或いはポリプロピレンで形成す
ることが最適である。
【0005】また、本方法発明は、紙製芯材の両面に互
いに溶着できる熱溶着性プラスチックで被覆して表裏両
面にプラスチック層を設けたプラスチック原紙を形成
し、他方、外周に突帯を有する加熱した段ロール間に該
プラスチック原紙を通すことで波状となったプラスチッ
クフルートを成形し、該フルート溝を一方の段ロールの
突帯で保持しながら送られたプラスチックフルートと、
加熱した受けロールで送られたプラスチック原紙とを夫
々片面側のプラスチック層で接合させ、該プラスチック
の溶融温度以上に加熱された突帯で押圧することで接合
部のプラスチック層を溶融して相互に溶着させるプラス
チック段ボールの製造方法である。
【0006】
【作用】本発明プラスチック段ボールでは、紙製の芯材
を用い、それをプラスチックでコーティングした原紙と
フルートのため適度の堅固性及び強度性を有し、夫々片
面側のプラスチック層で合わせ加熱押圧することで互い
のプラスチック層が溶着して一体となるため段ボールが
形成されるのである。
【0007】また本方法発明では、紙製芯材の両面にプ
ラスチック層を設けたプラスチック原紙を形成し、他
方、加熱した段ロール間に該原紙を通すことでプラスチ
ック層が軟質となることから波状形成が容易となり、プ
ラスチック原紙とプラスチックフルートとを片面側のプ
ラスチック層で接合させ、プラスチックの溶融温度以上
に加熱した一方の段ロールと受けロール間に通すことで
接合部のプラスチック層が溶融圧接して相互に溶着する
のである。
【0008】この際、熱の逃げ場の少ない内部の接合し
たプラスチック層に、段ロールの突帯及び受けロールか
ら迅速に熱伝導することで内部の接合したプラスチック
層の温度が瞬時に上昇して溶融し、両ロールから離れて
冷えることで相互に溶着するのである。
【0009】
【実施例】以下、本発明プラスチック段ボールの図示実
施例を説明し、合わせてその方法発明も説明する。図1
に示す本例において、1はプラスチック原紙、2はプラ
スチックフルートである。プラスチック原紙1は、図2
で示すように、紙製の芯材11の両面に低密度のポリエ
チレン樹脂を溶融状態で接着被覆して表裏両面にポリエ
チレンのプラスチック層12,13を設けたもので、芯
材11はアメリカ産の松を主原料にした晒しクラフトパ
ルプを使用して形成したものである。なお、厚みは、芯
材11が0.4mmで夫々のプラスチック層12,13が
0.15mmであり、全体として約0.7mmである。
【0010】プラスチックフルート2は、図3のよう
に、プラスチック原紙1と同一構成のプラスチック原紙
を、外周に突帯31,41が突設された段ロール3,4
に通すことで波状に成形したものである。即ち、同一の
紙製の芯材21の両面に低密度のポリエチレン樹脂で被
覆して表裏両面にポリエチレンのプラスチック層22,
23を設けたプラスチック原紙を用いたものである。
【0011】そして、図3のように、一方のプラスチッ
クフルート2を段ロール3,4で成形した後、一方の段
ロール4の突帯41でフルート溝をそのまま保持しなが
らプラスチックフルート2を送ると共に、送りロール5
で送られ加熱された受けロール6でプラスチック原紙1
を送って、片面のプラスチック層13とフルート外底面
のプラスチック層230とでプラスチック原紙1とプラ
スチックフルート2とを接面し、夫々外周温度を約22
0゜Cに加熱した段ロール4と受けロール6との間に通
して突帯41で押圧することで接合部のプラスチック層
130,230を加熱溶融して互いに溶着させるのであ
る。なお、加熱温度は200゜C〜250゜C位が適当
である。
【0012】このように、本例段ボールによると、相互
に溶着できるポリエチレンのプラスチック層130,2
30で溶着したためプラスチック原紙1とプラスチック
フルート2とが一体となり、また夫々芯材11,21の
介在で適度の堅固性と強度が確保され、箱等への折曲加
工に支障がなく、さらに内外面がプラスチックのため浸
透が阻止されることから飲料のパック等に最適となる。
【0013】なお、加熱した段ロール3,4間にプラス
チック原紙2を通すことでプラスチック層22,23が
軟質となることから波状形成が容易となる。また、加熱
した段ロール4と受けロール6間に通すことにより、熱
の逃げ場の少ない内部の接合したプラスチック層に、両
面から迅速に熱伝導することで内部の接合したプラスチ
ック層130,230の温度が瞬時に上昇して溶融し、
受けロール6から離れて冷えることで相互に溶着するの
である。
【0014】本例は上記のように構成したが、本発明に
おいてはこれに限定されない。例えば、本発明のプラス
チック段ボールにあっては紙製芯材の種類や厚みは問わ
ず、複合芯材でもよい。また、芯材の両面に被覆するプ
ラスチックも互いに溶着できる熱溶着性プラスチックで
あればよく、ポリプロピレン等が使用できる。さらに、
そのプラスチック層の厚みやフルートの高さ及び間隔も
適宜である。
【0015】また本方法発明では、紙製芯材の両面への
熱溶着性プラスチックの被覆方法も限定されない。段ロ
ール及び受けロールの加熱温度は、段ロールの突帯と受
けロールの外周温度が使用するプラスチック材の溶融温
度以上であれば最適であるが、受けロールの外周温度は
少し低くてもよい。
【0016】
【発明の効果】本発明プラスチック段ボールの請求項1
によると、相互に溶着できるポリエチレンのプラスチッ
ク層で溶着したためプラスチック原紙とプラスチックフ
ルートとが一体となり、また夫々芯材の介在で適度の堅
固性と強度が確保される効果が大きく、折曲加工に適
し、内外面がプラスチックのため液体浸透が阻止される
ことから飲料や医療廃棄物のパック等に最適である。ま
た請求項2では安価で溶着性が良好であり、請求項3で
は取り扱いが容易となるのである。
【0017】また、本方法発明の請求項4では、加熱し
た段ロール間にプラスチック原紙を通すことでプラスチ
ック層の軟質化によりフルート形成が容易となり、加熱
した一方の段ロールと受けロール間に通して突帯で押圧
することにより、接着剤を要せずに接合したプラスチッ
ク層で相互に溶着できるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明プラスチック段ボールの一実施例の要部
拡大縦断面図である。
【図2】そのプラスチック原紙の要部拡大縦断面図であ
る。
【図3】その段ボールの成形を示す概略側面図である。
【符号の説明】
1 プラスチック原紙、 11 芯材 12,13 プラスチック層 130 フルート外底面と接合するプラスチック層 2 プラスチックフルート 21 芯材 22,23 プラスチック層 230 フルート外底面のプラスチック層 3,4 段ロール 6 受けロール

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙製の芯材の両面に互いに溶着できる熱
    溶着性プラスチックで被覆して表裏両面にプラスチック
    層を設けて成るプラスチック原紙と、該原紙を波状に成
    形したプラスチックフルートとを形成し、片面側のプラ
    スチック層で合わせ加熱押圧して溶着させたことを特徴
    とするプラスチック段ボール。
  2. 【請求項2】 プラスチック層を低密度のポリエチレン
    で形成した請求項1のプラスチック段ボール。
  3. 【請求項3】 プラスチック層をポリプロピレンで形成
    した請求項1のプラスチック段ボール。
  4. 【請求項4】 紙製芯材の両面に互いに溶着できる熱溶
    着性プラスチックで被覆して表裏両面にプラスチック層
    を設けたプラスチック原紙を形成し、他方、外周に突帯
    を有する加熱した段ロール間に該プラスチック原紙を通
    すことで波状となったプラスチックフルートを成形し、
    該成形されたフルート溝を一方の段ロールの突帯で保持
    しながら送られたプラスチックフルートと、加熱した受
    けロールで送られたプラスチック原紙とを夫々片面側の
    プラスチック層で接合させ、該プラスチックの溶融温度
    以上に加熱された突帯で押圧することで接合部のプラス
    チック層を溶融して相互に溶着させることを特徴とする
    プラスチック段ボールの製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004052659A (ja) * 2002-07-19 2004-02-19 Fts:Kk 樹脂製燃料タンク構造体およびその製造方法
EP3643471A1 (en) 2018-10-26 2020-04-29 Morita Giken Inc. Plastic laminated structure and method for producing the same
JP2020066219A (ja) * 2018-10-26 2020-04-30 森田技研工業株式会社 プラスチック積層体の製造方法

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