JPH07147487A - 低温焼成セラミック多層配線基板 - Google Patents
低温焼成セラミック多層配線基板Info
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- JPH07147487A JPH07147487A JP33911393A JP33911393A JPH07147487A JP H07147487 A JPH07147487 A JP H07147487A JP 33911393 A JP33911393 A JP 33911393A JP 33911393 A JP33911393 A JP 33911393A JP H07147487 A JPH07147487 A JP H07147487A
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Landscapes
- Glass Compositions (AREA)
- Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 基板の誘電率を6以下に低くした低温焼成セ
ラミック多層配線基板を提供すること。 【構成】 組成としてSiO2が50〜65モル%、A
l2O3が5〜20モル%、MgOが5〜20モル%、
B2O3が1〜5モル%、ZnO、BaOのうちいずれ
か1種以上が7〜20モル%から成るガラスを作製し、
そのガラスを70〜90重量%、アルミナを5〜20重
量%、コーディエライトを5〜15重量%、ムライトを
0〜10重量%用いて作製する低温焼成多層配線基板と
した。
ラミック多層配線基板を提供すること。 【構成】 組成としてSiO2が50〜65モル%、A
l2O3が5〜20モル%、MgOが5〜20モル%、
B2O3が1〜5モル%、ZnO、BaOのうちいずれ
か1種以上が7〜20モル%から成るガラスを作製し、
そのガラスを70〜90重量%、アルミナを5〜20重
量%、コーディエライトを5〜15重量%、ムライトを
0〜10重量%用いて作製する低温焼成多層配線基板と
した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、セラミック基板に関
し、特に1000℃以下の温度で焼成できる低温焼成セ
ラミック多層配線基板に関する。
し、特に1000℃以下の温度で焼成できる低温焼成セ
ラミック多層配線基板に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のICや電子部品を実装する基板と
して、主にアルミナ基板が用いられていた。しかし、こ
のアルミナ基板は、配線導体として導通抵抗が大きいW
やMoが用いられ、さらに、基板の誘電率が9〜10と
高いため、高速処理が要求されるLSI搭載基板として
は限界があった。
して、主にアルミナ基板が用いられていた。しかし、こ
のアルミナ基板は、配線導体として導通抵抗が大きいW
やMoが用いられ、さらに、基板の誘電率が9〜10と
高いため、高速処理が要求されるLSI搭載基板として
は限界があった。
【0003】このような状況の中で、近年の電子機器の
高密度化、高速度化などの要求に伴い、電子部品を実装
する基板も種々の改良が為されてきた。その中で、アル
ミナ−ガラス系の低温焼成セラミック基板が開発され実
用化されている。
高密度化、高速度化などの要求に伴い、電子部品を実装
する基板も種々の改良が為されてきた。その中で、アル
ミナ−ガラス系の低温焼成セラミック基板が開発され実
用化されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これまでのアルミナ−
ガラス系の低温焼成セラミック基板は、1000℃以下
の低い温度で造られるため、配線導体として導通抵抗の
小さいAgやCu、Auなどを使用できるが、基板の誘
電率については6〜8とまだ高いという問題があった。
ガラス系の低温焼成セラミック基板は、1000℃以下
の低い温度で造られるため、配線導体として導通抵抗の
小さいAgやCu、Auなどを使用できるが、基板の誘
電率については6〜8とまだ高いという問題があった。
【0005】本発明は、上述した従来の低温焼成セラミ
ック基板が有する課題に鑑みなされたものであって、そ
の目的は、基板の誘電率を6以下に低くした低温焼成セ
ラミック多層配線基板を提供することにある。
ック基板が有する課題に鑑みなされたものであって、そ
の目的は、基板の誘電率を6以下に低くした低温焼成セ
ラミック多層配線基板を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記目的
を達成するため研究した結果、セラミック基板の作製に
使用する材料として、70〜90重量%のガラスを、5
〜20重量%のアルミナを、5〜15重量%のコーディ
エライトを、0〜10重量%のムライトを用いれば目的
を達成できるとの知見を得て、本発明を完成した。
を達成するため研究した結果、セラミック基板の作製に
使用する材料として、70〜90重量%のガラスを、5
〜20重量%のアルミナを、5〜15重量%のコーディ
エライトを、0〜10重量%のムライトを用いれば目的
を達成できるとの知見を得て、本発明を完成した。
【0007】上記のように、ガラスの割合を多くするこ
とで基板の誘電率を低くでき、しかも熱膨張率をLSI
チップであるSiの熱膨張率に近くまで低くできるが、
90重量%より多いと焼成時に基板が敷板であるセッタ
ーに付着するという問題があるので、ガラスの割合は9
0重量%が限度である。
とで基板の誘電率を低くでき、しかも熱膨張率をLSI
チップであるSiの熱膨張率に近くまで低くできるが、
90重量%より多いと焼成時に基板が敷板であるセッタ
ーに付着するという問題があるので、ガラスの割合は9
0重量%が限度である。
【0008】これに対しアルミナは、基板の強度を高め
る必要から必須な材料であるが、反面誘電率と熱膨張率
を高くしてしまうので、出来るだけ少なくする必要があ
り、5〜20重量%が好ましい。また、コーディエライ
トも、自身低誘電率、低熱膨張率の材料であることから
必須な材料であり多いほどよいが、多すぎると基板の焼
結性が悪くなるので、5〜15重量%が好ましい。ムラ
イトは、アルミナに比べて低誘電率、低熱膨張率の材料
であること、加えても焼結性をあまり損なわないことな
どから、アルミナの一部を基板の強度を損なわない程度
に置換してもよく、その量は0〜10重量%が好まし
い。
る必要から必須な材料であるが、反面誘電率と熱膨張率
を高くしてしまうので、出来るだけ少なくする必要があ
り、5〜20重量%が好ましい。また、コーディエライ
トも、自身低誘電率、低熱膨張率の材料であることから
必須な材料であり多いほどよいが、多すぎると基板の焼
結性が悪くなるので、5〜15重量%が好ましい。ムラ
イトは、アルミナに比べて低誘電率、低熱膨張率の材料
であること、加えても焼結性をあまり損なわないことな
どから、アルミナの一部を基板の強度を損なわない程度
に置換してもよく、その量は0〜10重量%が好まし
い。
【0009】また、上記ガラスの組成としては、焼成時
にコーディエライトの結晶が析出するものがよいので、
50〜65モル%のSiO2と、5〜20モル%のAl
2O3と、5〜20モル%のMgOと、1〜5モル%の
B2O3と、7〜20モル%のZnO、BaOのうちい
ずれか1種以上とであることとした。
にコーディエライトの結晶が析出するものがよいので、
50〜65モル%のSiO2と、5〜20モル%のAl
2O3と、5〜20モル%のMgOと、1〜5モル%の
B2O3と、7〜20モル%のZnO、BaOのうちい
ずれか1種以上とであることとした。
【0010】上記ガラスの組成の内SiO2は、その成
分が少ないとガラスの軟化点が下がり基板の収縮開始が
低温度で始まるため、脱バインダー時の温度を上げられ
ず、脱バインダー不足となることがあり、好ましくな
い。逆に多すぎるとガラスの溶融が困難となる。また、
ガラスからクリストバライトの結晶が析出しやすくな
り、熱膨張率を高めてしまう。よって50〜65モル%
の範囲がよい。また、Al2O3とMgOは、コーディ
エライト生成に必須であるため、各々5〜20モル%必
要である。
分が少ないとガラスの軟化点が下がり基板の収縮開始が
低温度で始まるため、脱バインダー時の温度を上げられ
ず、脱バインダー不足となることがあり、好ましくな
い。逆に多すぎるとガラスの溶融が困難となる。また、
ガラスからクリストバライトの結晶が析出しやすくな
り、熱膨張率を高めてしまう。よって50〜65モル%
の範囲がよい。また、Al2O3とMgOは、コーディ
エライト生成に必須であるため、各々5〜20モル%必
要である。
【0011】B2O3はコーディエライト生成には直接
関与しないが、添加することによりガラス化を容易にす
るため、基板の焼結性を向上させる。しかし、その量が
多すぎるとガラスの軟化温度が下がり過ぎることや、基
板を製造するのに必要なグリーンシートを成形する時に
用いるスラリーの流動性を悪化させ、グリーンシートの
成形に悪影響を与えることなどから限度があり、1〜5
モル%の範囲がよい。
関与しないが、添加することによりガラス化を容易にす
るため、基板の焼結性を向上させる。しかし、その量が
多すぎるとガラスの軟化温度が下がり過ぎることや、基
板を製造するのに必要なグリーンシートを成形する時に
用いるスラリーの流動性を悪化させ、グリーンシートの
成形に悪影響を与えることなどから限度があり、1〜5
モル%の範囲がよい。
【0012】また、ZnOとBaOは、ガラスの溶融を
容易にするのに効果があり、しかもそれぞれZnAl2
O4とBaAl2Si2O3の結晶を析出するので、ガ
ラスの成分としては残る量は少なく、基板の強度を低下
させることなく焼結性を向上させる。しかし、多すぎる
とガラスの軟化点が低くなり脱バインダーに悪影響を及
ぼすので7〜20モル%含むことが好ましい。
容易にするのに効果があり、しかもそれぞれZnAl2
O4とBaAl2Si2O3の結晶を析出するので、ガ
ラスの成分としては残る量は少なく、基板の強度を低下
させることなく焼結性を向上させる。しかし、多すぎる
とガラスの軟化点が低くなり脱バインダーに悪影響を及
ぼすので7〜20モル%含むことが好ましい。
【0013】以上の材料を用いて好ましい比率で配合
し、グリーンシートを作製したのち、Ag、Ag−P
d、Au、Cu等の導電抵抗の低い内部導体を印刷し、
積層してプレス、脱バインダーを行い、1000℃以下
の温度で焼成して基板の誘電率が6以下でしかも熱膨張
率の低い、また基板の抗折強度も2000kg/cm2
以上の低温焼成セラミック多層配線基板を得ることが出
来る。
し、グリーンシートを作製したのち、Ag、Ag−P
d、Au、Cu等の導電抵抗の低い内部導体を印刷し、
積層してプレス、脱バインダーを行い、1000℃以下
の温度で焼成して基板の誘電率が6以下でしかも熱膨張
率の低い、また基板の抗折強度も2000kg/cm2
以上の低温焼成セラミック多層配線基板を得ることが出
来る。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を比較例と共に挙げ、
本発明をより詳細に説明する。
本発明をより詳細に説明する。
【0015】(実施例1〜18) (1)ガラスの作製 原料を表2に示す組成となるように配合して混合した
後、1400℃にて溶融した。溶融後急冷し、ボールミ
ルにて平均粒径が約2μmになるまで粉砕した。
後、1400℃にて溶融した。溶融後急冷し、ボールミ
ルにて平均粒径が約2μmになるまで粉砕した。
【0016】(2)基板の作製 作製したガラスとアルミナ、コーディエライト、ムライ
トなどのフィラーとを表1に示す割合となるように混合
して、これに溶剤とアクリルバインダーを加えスラリー
とし、ドクターブレード法にてグリーンシートを成形し
た。このグリーンシートを複数枚重ね、熱プレスにて圧
着した後、窒素雰囲気中において950℃で焼成して基
板を作製した。
トなどのフィラーとを表1に示す割合となるように混合
して、これに溶剤とアクリルバインダーを加えスラリー
とし、ドクターブレード法にてグリーンシートを成形し
た。このグリーンシートを複数枚重ね、熱プレスにて圧
着した後、窒素雰囲気中において950℃で焼成して基
板を作製した。
【0017】(3)評価 誘電率は、直径20mm、厚さ1mmの基板を作製し、
その両面にIn−Ga電極を塗布し、LCRメータ(ヒ
ューレットパッカード社製、4284A型)を用いて、
1MHz、1Vで容量を測定し、計算により誘電率を求
めた。基板の抗折強度は、幅10mm、長さ40mm、
厚さ1mmの基板を作製し、スパン30mmの3点曲げ
試験により強度を求めた。熱膨張率は、幅5mm、長さ
10mm、厚さ3mmの基板を作製し、それを熱機械分
析装置(セイコー電子工業社製、TMA300型)を用
いて5℃/minの昇温速度で測定し、30〜300℃
の平均熱膨張係数を求めた。得られた結果を表1及び表
2に示す。
その両面にIn−Ga電極を塗布し、LCRメータ(ヒ
ューレットパッカード社製、4284A型)を用いて、
1MHz、1Vで容量を測定し、計算により誘電率を求
めた。基板の抗折強度は、幅10mm、長さ40mm、
厚さ1mmの基板を作製し、スパン30mmの3点曲げ
試験により強度を求めた。熱膨張率は、幅5mm、長さ
10mm、厚さ3mmの基板を作製し、それを熱機械分
析装置(セイコー電子工業社製、TMA300型)を用
いて5℃/minの昇温速度で測定し、30〜300℃
の平均熱膨張係数を求めた。得られた結果を表1及び表
2に示す。
【0018】基板の収縮開始温度は、幅5mm、長さ1
5mm、厚さ5mmの生の積層板を作製し、これを5℃
/minの昇温速度で加熱していき、1%収縮した温度
を収縮開始温度として求めた。得られた結果を表2に示
す。
5mm、厚さ5mmの生の積層板を作製し、これを5℃
/minの昇温速度で加熱していき、1%収縮した温度
を収縮開始温度として求めた。得られた結果を表2に示
す。
【0019】(比較例1〜4)なお、比較のため、実施
例と同一の材料を用い、表1に示す割合で配合して混合
し、実施例と同じく低温焼成セラミック多層配線基板を
作製した。得られた基板に対して、同じく実施例と同様
に誘電率、抗折強度、熱膨張係数を求めた。その結果を
表1に示す。
例と同一の材料を用い、表1に示す割合で配合して混合
し、実施例と同じく低温焼成セラミック多層配線基板を
作製した。得られた基板に対して、同じく実施例と同様
に誘電率、抗折強度、熱膨張係数を求めた。その結果を
表1に示す。
【0020】
【表1】
【0021】
【表2】
【0022】表1及び表2から明らかなように、実施例
1〜18においては、誘電率が6以下、基板の抗折強度
が2000kg/cm2以上、熱膨張係数が5ppm/
℃以下の基板となっている。これに対して比較例では、
表1のようにガラスの量が範囲外にあると誘電率が6を
超えてしまったり(比較例1)、ガラスの量が範囲内に
あってもコーディエライトを含まないとやはり誘電率が
6を超えてしまっている(比較例2)。また、アルミナ
を含まないと基板の抗折強度が2000kg/cm2を
割ってしまっており(比較例3、4)、いずれも満足な
結果は得られなかった。
1〜18においては、誘電率が6以下、基板の抗折強度
が2000kg/cm2以上、熱膨張係数が5ppm/
℃以下の基板となっている。これに対して比較例では、
表1のようにガラスの量が範囲外にあると誘電率が6を
超えてしまったり(比較例1)、ガラスの量が範囲内に
あってもコーディエライトを含まないとやはり誘電率が
6を超えてしまっている(比較例2)。また、アルミナ
を含まないと基板の抗折強度が2000kg/cm2を
割ってしまっており(比較例3、4)、いずれも満足な
結果は得られなかった。
【0023】
【発明の効果】以上の通り、本発明にかかる材料を所定
の範囲の割合で用いて低温焼成セラミック多層配線基板
を作製すれば、内部導体として低温度で焼成するAg、
Ag−Pd、Au、Cuなどが使用可能で、かつ基板の
誘電率が6以下、抗折強度が2000kg/cm2以
上、熱膨張係数が5ppm/℃以下の低温焼成セラミッ
ク多層配線基板を得ることが出来る。
の範囲の割合で用いて低温焼成セラミック多層配線基板
を作製すれば、内部導体として低温度で焼成するAg、
Ag−Pd、Au、Cuなどが使用可能で、かつ基板の
誘電率が6以下、抗折強度が2000kg/cm2以
上、熱膨張係数が5ppm/℃以下の低温焼成セラミッ
ク多層配線基板を得ることが出来る。
Claims (2)
- 【請求項1】 セラミック基板の作製に使用する材料と
して、70〜90重量%のガラスを、5〜20重量%の
アルミナを、5〜15重量%のコーディエライトを、0
〜10重量%のムライトを用いることを特徴とする低温
焼成セラミック多層配線基板。 - 【請求項2】 前記ガラスの組成が、50〜65モル%
のSiO2と、5〜20モル%のAl2O3と、5〜2
0モル%のMgOと、1〜5モル%のB2O3と、7〜
20モル%のZnO、BaOのうちいずれか1種以上と
であることを特徴とする請求項1記載の低温焼成セラミ
ック多層配線基板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33911393A JPH07147487A (ja) | 1993-11-25 | 1993-11-25 | 低温焼成セラミック多層配線基板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33911393A JPH07147487A (ja) | 1993-11-25 | 1993-11-25 | 低温焼成セラミック多層配線基板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07147487A true JPH07147487A (ja) | 1995-06-06 |
Family
ID=18324387
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33911393A Pending JPH07147487A (ja) | 1993-11-25 | 1993-11-25 | 低温焼成セラミック多層配線基板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07147487A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1443029A1 (en) * | 2001-11-05 | 2004-08-04 | Asahi Glass Company Ltd. | Glass ceramic composition |
-
1993
- 1993-11-25 JP JP33911393A patent/JPH07147487A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JPWO2003040057A1 (ja) * | 2001-11-05 | 2005-03-03 | 旭硝子株式会社 | ガラスセラミックス組成物 |
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