JPH07145578A - 形付け素線収束コード及び車両用タイヤ - Google Patents
形付け素線収束コード及び車両用タイヤInfo
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- JPH07145578A JPH07145578A JP5313963A JP31396393A JPH07145578A JP H07145578 A JPH07145578 A JP H07145578A JP 5313963 A JP5313963 A JP 5313963A JP 31396393 A JP31396393 A JP 31396393A JP H07145578 A JPH07145578 A JP H07145578A
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-
- D—TEXTILES; PAPER
- D07—ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
- D07B—ROPES OR CABLES IN GENERAL
- D07B1/00—Constructional features of ropes or cables
- D07B1/06—Ropes or cables built-up from metal wires, e.g. of section wires around a hemp core
- D07B1/0606—Reinforcing cords for rubber or plastic articles
- D07B1/0646—Reinforcing cords for rubber or plastic articles comprising longitudinally preformed wires
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D07—ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
- D07B—ROPES OR CABLES IN GENERAL
- D07B2201/00—Ropes or cables
- D07B2201/20—Rope or cable components
- D07B2201/2001—Wires or filaments
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-
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- D07B2201/00—Ropes or cables
- D07B2201/20—Rope or cable components
- D07B2201/2095—Auxiliary components, e.g. electric conductors or light guides
- D07B2201/2097—Binding wires
-
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- D07B—ROPES OR CABLES IN GENERAL
- D07B7/00—Details of, or auxiliary devices incorporated in, rope- or cable-making machines; Auxiliary apparatus associated with such machines
- D07B7/02—Machine details; Auxiliary devices
- D07B7/025—Preforming the wires or strands prior to closing
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- Tires In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 素線相互の形付け態様を変え一平面内に平行
に配置して絡め収束し、高張力及び耐久性を高めるとと
もに、コード曲げ剛性を付加しタイヤベルト層の補強材
に好適とする。 【構成】 ２本以上の素線１ａ〜１ｄ，１１ａ〜１１ｃ
をそれぞれ平面波形状あるいはスパイラル状に形付けし
て、各素線の形付けの位相やピツチＰあるいはまた高さ
ｈを変え無撚りで一平面Ｘ−Ｘ上に平行に配置して収束
し、素線相互に非接触部αと接触部βをコード長さ方向
に交互に形成するとともに、接触部の少なくとも一部を
素線絡み部βに形成して収束した素線束に構成された形
付け素線収束コード３，１３に特徴を有し、また、収束
された素線束１ａ〜１ｄ，１１ａ〜１１ｃをラツピング
ワイヤ２，１２で束ねたことに特徴を有し、前記の形付
け素線収束コードをタイヤベルト層内に引き揃えて埋設
した車両用タイヤに特徴を有する。
に配置して絡め収束し、高張力及び耐久性を高めるとと
もに、コード曲げ剛性を付加しタイヤベルト層の補強材
に好適とする。 【構成】 ２本以上の素線１ａ〜１ｄ，１１ａ〜１１ｃ
をそれぞれ平面波形状あるいはスパイラル状に形付けし
て、各素線の形付けの位相やピツチＰあるいはまた高さ
ｈを変え無撚りで一平面Ｘ−Ｘ上に平行に配置して収束
し、素線相互に非接触部αと接触部βをコード長さ方向
に交互に形成するとともに、接触部の少なくとも一部を
素線絡み部βに形成して収束した素線束に構成された形
付け素線収束コード３，１３に特徴を有し、また、収束
された素線束１ａ〜１ｄ，１１ａ〜１１ｃをラツピング
ワイヤ２，１２で束ねたことに特徴を有し、前記の形付
け素線収束コードをタイヤベルト層内に引き揃えて埋設
した車両用タイヤに特徴を有する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、各種の車両用タイヤや
搬送用ベルト等のゴム・コード複合体として適用され、
特にタイヤベルト層の補強材として好適な形付け素線収
束コード及び車両用タイヤに関するものである。
搬送用ベルト等のゴム・コード複合体として適用され、
特にタイヤベルト層の補強材として好適な形付け素線収
束コード及び車両用タイヤに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、各種の車両用タイヤにおいてその
タイヤベルト層に適用されている補強材は、複数本のブ
ラスメツキした素線を形付けして撚り合わせ、必要に応
じ断面楕円形状にして、素線相互に隙間を形成してゴム
浸透性を高めた１×ｎ構造のオープンスチールコードが
一般的になつており、また、複数本の素線をスパイラル
状に形付けして無撚りで平行に束ね、タイヤベルト層内
に引き揃えて埋設し、ゴムとのセパレーシヨンを防止し
た形付け素線収束コード（特公昭５７−１４３１０号公
報）や、複数本の素線を一平面上に平行に配置してラツ
ピングワイヤで収束し、コード曲げ剛性の方向性をつけ
て疲労性や操縦安定性を高めた素線収束コード（特願昭
６０−２８７９５８号）等が開発されて提案されてい
る。
タイヤベルト層に適用されている補強材は、複数本のブ
ラスメツキした素線を形付けして撚り合わせ、必要に応
じ断面楕円形状にして、素線相互に隙間を形成してゴム
浸透性を高めた１×ｎ構造のオープンスチールコードが
一般的になつており、また、複数本の素線をスパイラル
状に形付けして無撚りで平行に束ね、タイヤベルト層内
に引き揃えて埋設し、ゴムとのセパレーシヨンを防止し
た形付け素線収束コード（特公昭５７−１４３１０号公
報）や、複数本の素線を一平面上に平行に配置してラツ
ピングワイヤで収束し、コード曲げ剛性の方向性をつけ
て疲労性や操縦安定性を高めた素線収束コード（特願昭
６０−２８７９５８号）等が開発されて提案されてい
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来の補強材におい
て、前記の１×ｎ構造のオープンスチールコードは、バ
ンチャー撚り線機により複数本の素線を形付けした後、
さらに撚り合わせ加工するため、これらの塑性加工によ
り素線の靭性、張力が低下し、また、この撚り合わせに
よりコスト高になるとともに、ゴム浸透性や耐摩耗性等
には限界がある。さらに、車両の操縦安定性上からタイ
ヤベルト層の補強材として要求されるコード曲げ剛性に
方向性がないなどの課題がある。
て、前記の１×ｎ構造のオープンスチールコードは、バ
ンチャー撚り線機により複数本の素線を形付けした後、
さらに撚り合わせ加工するため、これらの塑性加工によ
り素線の靭性、張力が低下し、また、この撚り合わせに
よりコスト高になるとともに、ゴム浸透性や耐摩耗性等
には限界がある。さらに、車両の操縦安定性上からタイ
ヤベルト層の補強材として要求されるコード曲げ剛性に
方向性がないなどの課題がある。
【０００４】また、前記のような形付け素線収束コード
や素線収束コードは、無撚りで束ねられ張力（靭性）の
低下防止、コスト節減等の利点があるが、素線の全長に
わたり相互に線接触してゴム浸透性や耐摩耗性が低下す
るなどの課題がある。
や素線収束コードは、無撚りで束ねられ張力（靭性）の
低下防止、コスト節減等の利点があるが、素線の全長に
わたり相互に線接触してゴム浸透性や耐摩耗性が低下す
るなどの課題がある。
【０００５】本発明は、上記のような課題に対処するた
めに開発されてものであつて、その目的とする処は、素
線相互の形付け態様を変えて一平面内に平行に配置し絡
め収束して、高張力とし疲労性、腐食性、摩耗性等の耐
久性を高めるとともに、コード曲げ剛性に方向性を付加
してタイヤベルト層の補強材に好適とし乗心地や車両操
縦性を向上してコスト節減を可能にした形付け素線収束
コード及び車両用タイヤを提供するにある。
めに開発されてものであつて、その目的とする処は、素
線相互の形付け態様を変えて一平面内に平行に配置し絡
め収束して、高張力とし疲労性、腐食性、摩耗性等の耐
久性を高めるとともに、コード曲げ剛性に方向性を付加
してタイヤベルト層の補強材に好適とし乗心地や車両操
縦性を向上してコスト節減を可能にした形付け素線収束
コード及び車両用タイヤを提供するにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、２本以上の素
線をそれぞれ平面波形状に形付けして、この各素線の形
付けの位相やピツチあるいはまた高さを変え無撚りで一
平面上に平行に配置して収束し、素線相互に非接触部と
接触部をコード長さ方向に交互に形成するとともに、こ
の接触部の少なくとも一部を素線絡み部に形成して収束
した素線束に構成したコード形付け素線収束コードと
し、張力低下を防止し、ゴム浸透、付着性を高め、摩耗
を低減するとともに、コード曲げ剛性の方向性を付加し
タイヤベルト層の補強材としてのコード特性を高めてい
る。
線をそれぞれ平面波形状に形付けして、この各素線の形
付けの位相やピツチあるいはまた高さを変え無撚りで一
平面上に平行に配置して収束し、素線相互に非接触部と
接触部をコード長さ方向に交互に形成するとともに、こ
の接触部の少なくとも一部を素線絡み部に形成して収束
した素線束に構成したコード形付け素線収束コードと
し、張力低下を防止し、ゴム浸透、付着性を高め、摩耗
を低減するとともに、コード曲げ剛性の方向性を付加し
タイヤベルト層の補強材としてのコード特性を高めてい
る。
【０００７】また、前記の形付け素線収束コードにおい
て、前記の各素線を平面波形状に代えスパイラル状に形
付けして、非接触部や素線絡み部の形成及びコード曲げ
剛性の方向性を付加等の特性をさらに高め、前記の素線
中の複数本の素線を他の素線と異なる形付けに形成し
て、コード形状を簡素化して整え、前記の収束した素線
束をラツピングワイヤで束ねて、コード保形性をさらに
高め、前記のようなコード特性、コーナーリンクー等の
運転操縦の信頼性をさらに高めている。
て、前記の各素線を平面波形状に代えスパイラル状に形
付けして、非接触部や素線絡み部の形成及びコード曲げ
剛性の方向性を付加等の特性をさらに高め、前記の素線
中の複数本の素線を他の素線と異なる形付けに形成し
て、コード形状を簡素化して整え、前記の収束した素線
束をラツピングワイヤで束ねて、コード保形性をさらに
高め、前記のようなコード特性、コーナーリンクー等の
運転操縦の信頼性をさらに高めている。
【０００８】さらに、前記の各形付け素線収束コードを
タイヤベルト層内に引き揃えて埋設した車両用タイヤと
し、車両の乗り心地や操縦性を高めている。
タイヤベルト層内に引き揃えて埋設した車両用タイヤと
し、車両の乗り心地や操縦性を高めている。
【０００９】
【作用】本発明の形付け素線収束コードは、各素線をそ
れぞれ形付機構のみで形付けしてその後の収束や矯正で
は格別に塑性加工されず高張力となり、優れた曲げ疲労
性を有し、平面波形状の各素線を無撚りで一平面上に平
行に配置し相互に非接触部と接触部を交互に形成し、か
つこの接触部の一部を素線絡み部に形成した収束の素線
束として、その素線絡みでコードとして保形し、ゴム浸
透性を格段に高め素線相互のフレツテイング摩耗を低減
して耐久性を向上している。
れぞれ形付機構のみで形付けしてその後の収束や矯正で
は格別に塑性加工されず高張力となり、優れた曲げ疲労
性を有し、平面波形状の各素線を無撚りで一平面上に平
行に配置し相互に非接触部と接触部を交互に形成し、か
つこの接触部の一部を素線絡み部に形成した収束の素線
束として、その素線絡みでコードとして保形し、ゴム浸
透性を格段に高め素線相互のフレツテイング摩耗を低減
して耐久性を向上している。
【００１０】また、各素線を平面波形状に代えスパイラ
ル状に形付けして、非接触部や素線絡み部の形成及びコ
ード曲げ剛性の方向性の付加しコード特性をさらに高
め、素線中の複数本の素線を他の素線と異なる型付けに
形成して、コード形状を簡素化して整え、収束した素線
束をラツピングワイヤで束ねて、コード保形性をさらに
高めるなどコード特性をさらに高めている。
ル状に形付けして、非接触部や素線絡み部の形成及びコ
ード曲げ剛性の方向性の付加しコード特性をさらに高
め、素線中の複数本の素線を他の素線と異なる型付けに
形成して、コード形状を簡素化して整え、収束した素線
束をラツピングワイヤで束ねて、コード保形性をさらに
高めるなどコード特性をさらに高めている。
【００１１】さらに、一方向は比較的に剛性に優れその
直角方向は柔軟性を有するコード曲げ剛性の方向性を付
加して、タイヤベルト層内に引き揃えて埋設すると、そ
の柔軟性で曲げ疲労性、乗り心地が高められ、その剛性
でコーナーリング等のハンドル操作性が高められるなど
優れた車両操作安定性が得られる。
直角方向は柔軟性を有するコード曲げ剛性の方向性を付
加して、タイヤベルト層内に引き揃えて埋設すると、そ
の柔軟性で曲げ疲労性、乗り心地が高められ、その剛性
でコーナーリング等のハンドル操作性が高められるなど
優れた車両操作安定性が得られる。
【００１２】
【実施例】図１（Ａ）に本発明の形付け素線収束コード
の第１実用例、図１（Ｂ）に第２実用例、図２に第１実
用例のコード製造装置、図３に第２実用例のコード製造
装置を示す。図１において１ａ〜１ｄはブラスメツキの
素線、２はラツピングワイヤ、αは素線相互の間に隙間
を設けて形成した非接触部、βは非接触部の間に適度の
絡み変形をさせて形成した素線の接触部即ち素線絡み
部、３は第１実施例の形付け素線収束コードであつて、
図１（Ａ）に示す第１実施例は、４本の素線をそれぞれ
平面波形状に形付けした実施例であり、４本の素線１ａ
〜１ｄをそれぞれ平面波形状に形付けして、この各素線
の形付けの位相を図示のように変え無撚りで一平面Ｘ−
Ｘ上に平行に配置して収束し、素線相互に非接触部αと
接触部βをコード長さ方向に交互に形成するとともに、
その接触部の少なくとも一部を素線絡み部βに形成して
収束した素線束に構成した形付け素線収束コード３にな
つている。
の第１実用例、図１（Ｂ）に第２実用例、図２に第１実
用例のコード製造装置、図３に第２実用例のコード製造
装置を示す。図１において１ａ〜１ｄはブラスメツキの
素線、２はラツピングワイヤ、αは素線相互の間に隙間
を設けて形成した非接触部、βは非接触部の間に適度の
絡み変形をさせて形成した素線の接触部即ち素線絡み
部、３は第１実施例の形付け素線収束コードであつて、
図１（Ａ）に示す第１実施例は、４本の素線をそれぞれ
平面波形状に形付けした実施例であり、４本の素線１ａ
〜１ｄをそれぞれ平面波形状に形付けして、この各素線
の形付けの位相を図示のように変え無撚りで一平面Ｘ−
Ｘ上に平行に配置して収束し、素線相互に非接触部αと
接触部βをコード長さ方向に交互に形成するとともに、
その接触部の少なくとも一部を素線絡み部βに形成して
収束した素線束に構成した形付け素線収束コード３にな
つている。
【００１３】前記の形付け素線収束コード３についてさ
らに詳述すると、例えば、図２に示すコード製造装置１
０によつて製造される。このコード製造装置１０は、３
本の素線を繰り出すブレーキ機構４ａ付きボビン４を具
備し、各素線１ａ〜１ｃは、それぞれキヤプスタン５を
経て形付歯６ａ付き形付機構６により２次元方向（波付
け方向Ｙ−Ｙ，図１Ａの断面図の点線参照）に形付け、
即ち平面波形状（角波形状や方形状等を含む）に形付け
されて収束台７に送り込まれる。
らに詳述すると、例えば、図２に示すコード製造装置１
０によつて製造される。このコード製造装置１０は、３
本の素線を繰り出すブレーキ機構４ａ付きボビン４を具
備し、各素線１ａ〜１ｃは、それぞれキヤプスタン５を
経て形付歯６ａ付き形付機構６により２次元方向（波付
け方向Ｙ−Ｙ，図１Ａの断面図の点線参照）に形付け、
即ち平面波形状（角波形状や方形状等を含む）に形付け
されて収束台７に送り込まれる。
【００１４】前記の形付機構６は、少なくとも矢示方向
の回転位相を変え、又は、必要に応じ形付機構６の形付
歯６ａを異形に変えて、各素線１ａ〜１ｃの形付け位相
のみを変えたり（図１Ａの側面図参照）、形付けのピツ
チＰ１ａ〜Ｐ１ｄあるいはまたその高さｈを変えた多様
な形付け加工が可能である。また、収束台７は、平面波
形状に形付けされた各素線１ａ〜１ｃを無撚りで一平面
Ｘ−Ｘ上に平行に配置（各素線の波付け方向Ｙ−Ｙは収
束の方向Ｘ−Ｘに対し直交状に整列、図１Ａの断面図参
照）して収束し、次に、図示の矯正機８の各矯正ロール
８ａで矯正、整形して収束された素線束１ａ〜１ｃに形
成され、形付け素線収束コード３に製造されてキヤプス
タン５を経てボビン９に連続的に巻き取られる。
の回転位相を変え、又は、必要に応じ形付機構６の形付
歯６ａを異形に変えて、各素線１ａ〜１ｃの形付け位相
のみを変えたり（図１Ａの側面図参照）、形付けのピツ
チＰ１ａ〜Ｐ１ｄあるいはまたその高さｈを変えた多様
な形付け加工が可能である。また、収束台７は、平面波
形状に形付けされた各素線１ａ〜１ｃを無撚りで一平面
Ｘ−Ｘ上に平行に配置（各素線の波付け方向Ｙ−Ｙは収
束の方向Ｘ−Ｘに対し直交状に整列、図１Ａの断面図参
照）して収束し、次に、図示の矯正機８の各矯正ロール
８ａで矯正、整形して収束された素線束１ａ〜１ｃに形
成され、形付け素線収束コード３に製造されてキヤプス
タン５を経てボビン９に連続的に巻き取られる。
【００１５】前記の収束台７及び矯正機８は、収束され
た素線束１ａ〜１ｃを図示のＸ−Ｘ方向、Ｙ−Ｙ方向に
適宜に押圧して、この形付け素線収束コード３に非接触
部αと接触部βをコード長さ方向に交互に形成するとと
もに、その接触部の少なくとも一部を素線絡み部βに形
成する（図１Ａの断面図参照）。また、収束台７と矯正
機８の間に図３に示すラツピング機構３０を付設する
と、収束された素線束１ａ〜１ｃの周囲にラツピングワ
イヤ２を巻き付けてラツピングすることができる（図１
Ａ参照）。
た素線束１ａ〜１ｃを図示のＸ−Ｘ方向、Ｙ−Ｙ方向に
適宜に押圧して、この形付け素線収束コード３に非接触
部αと接触部βをコード長さ方向に交互に形成するとと
もに、その接触部の少なくとも一部を素線絡み部βに形
成する（図１Ａの断面図参照）。また、収束台７と矯正
機８の間に図３に示すラツピング機構３０を付設する
と、収束された素線束１ａ〜１ｃの周囲にラツピングワ
イヤ２を巻き付けてラツピングすることができる（図１
Ａ参照）。
【００１６】図１（Ｂ）に示す第２実施例は、３本の素
線１１ａ〜１１ｃをそれぞれスパイラル状に形付けした
実施例であり、前記の第１実施例の形付け素線収束コー
ドにおいて、３本の素線１１ａ〜１１ｃをそれぞれ前記
の平面波形状に変えてスパイラル状に形付けした形付け
素線収束コード１３になつている。
線１１ａ〜１１ｃをそれぞれスパイラル状に形付けした
実施例であり、前記の第１実施例の形付け素線収束コー
ドにおいて、３本の素線１１ａ〜１１ｃをそれぞれ前記
の平面波形状に変えてスパイラル状に形付けした形付け
素線収束コード１３になつている。
【００１７】この形付け素線収束コード１３についてさ
らに詳述すると、例えば、図３に示すコード製造装置２
０によつて製造される。このコード製造装置２０は、３
本の素線１１ａ〜１１ｃをそれぞれブレーキ機構付きボ
ビン１４から繰り出し、各素線１１ａ〜１１ｃは、それ
ぞれキヤプスタンを経て複数本の形付バー１５ａ付き形
付機構１５により３次元方向に形付け即ちスパイラル状
に形付けされて収束台１６に送り込まれる。
らに詳述すると、例えば、図３に示すコード製造装置２
０によつて製造される。このコード製造装置２０は、３
本の素線１１ａ〜１１ｃをそれぞれブレーキ機構付きボ
ビン１４から繰り出し、各素線１１ａ〜１１ｃは、それ
ぞれキヤプスタンを経て複数本の形付バー１５ａ付き形
付機構１５により３次元方向に形付け即ちスパイラル状
に形付けされて収束台１６に送り込まれる。
【００１８】形付機構１５は、形付バー１５ａの波付け
機能と矢示の回転速度を変えて、各素線１１ａ〜１１ｃ
においてその形付けの位相のみを変えたり、形付けのピ
ツチをＰ１１ａ，ｃとＰ１１ｂにあるいはまたその高さ
をｈａ，ｃとｈｂに変えた多様なスパイラル状に形付け
して収束台１６に送り込む。図示例では、素線１１ａと
１１ｃを同様な形付けピツチＰ１１ａ，ｃ、高さｈａ，
ｃに形付けして、他の素線１１ｂ（ピツチＰ１１ｂ、高
さｈｂ）と異なる形付けグループに型付けするととも
に、各素線１１ａ〜１１ｃの各形付け位相を図示のよう
に変えて収束台１６に送り込む態様になつている（図１
Ｂ参照）。
機能と矢示の回転速度を変えて、各素線１１ａ〜１１ｃ
においてその形付けの位相のみを変えたり、形付けのピ
ツチをＰ１１ａ，ｃとＰ１１ｂにあるいはまたその高さ
をｈａ，ｃとｈｂに変えた多様なスパイラル状に形付け
して収束台１６に送り込む。図示例では、素線１１ａと
１１ｃを同様な形付けピツチＰ１１ａ，ｃ、高さｈａ，
ｃに形付けして、他の素線１１ｂ（ピツチＰ１１ｂ、高
さｈｂ）と異なる形付けグループに型付けするととも
に、各素線１１ａ〜１１ｃの各形付け位相を図示のよう
に変えて収束台１６に送り込む態様になつている（図１
Ｂ参照）。
【００１９】また、収束台１６は、スパイラル状に形付
けされた各素線１１ａ〜１１ｃを無撚りで一平面Ｘ−Ｘ
上に平行に配置して収束し、この素線束１１ａ〜１１ｃ
をラツピング機構３０を経て矯正機８に送り込む。ラツ
ピング機構３０は、その素線束１１ａ〜１１ｃを挿通す
る軸管３１を有し、その軸管３１に装着されモーター３
５で回転制御されるボビン３３からガイドローラー３４
を経て繰り出されるラッピングワイヤｃはラツピング機
構３０を経て矯正機８に送り込む。ラツピング機構３０
は、その素線束１１ａ〜１１ｃを挿通する軸管３１を有
し、その軸管３１に装着されモーター３５で回転制御さ
れるボビン３３からガイドローラー３４を経て繰り出さ
れるラッピングワイヤ１２を素線束１１ａ〜１１ｃの周
囲に巻き付けてラッピングする。このラッピングピツチ
Ｐ１２（Ｐ２）は、素線束１１ａ〜１１ｃの移送速度に
対応させて回転制御することにより調整される。さら
に、矯正機１８は、収束されかつラツピングされた素線
束１ａ〜１ｄを矯正ロール１８ａで矯正、整形して、収
束した素線束１１ａ〜１１ｃ即ち形付け素線収束コード
１３に製造しキヤプスタンを経てボビン１９に連続的に
巻き取る。前記の収束台１６及び矯正機１８は、素線束
１１ａ〜１１ｃを図示のＸ−Ｘ方向、Ｙ−Ｙ方向に適宜
に押圧して、この形付け素線収束コード１３に非接触部
αと接触部βをコード長さ方向に交互に形成するととも
に、その接触部の少なくとも一部を素線絡み部βに形成
する（図１Ｂの断面図参照）。
けされた各素線１１ａ〜１１ｃを無撚りで一平面Ｘ−Ｘ
上に平行に配置して収束し、この素線束１１ａ〜１１ｃ
をラツピング機構３０を経て矯正機８に送り込む。ラツ
ピング機構３０は、その素線束１１ａ〜１１ｃを挿通す
る軸管３１を有し、その軸管３１に装着されモーター３
５で回転制御されるボビン３３からガイドローラー３４
を経て繰り出されるラッピングワイヤｃはラツピング機
構３０を経て矯正機８に送り込む。ラツピング機構３０
は、その素線束１１ａ〜１１ｃを挿通する軸管３１を有
し、その軸管３１に装着されモーター３５で回転制御さ
れるボビン３３からガイドローラー３４を経て繰り出さ
れるラッピングワイヤ１２を素線束１１ａ〜１１ｃの周
囲に巻き付けてラッピングする。このラッピングピツチ
Ｐ１２（Ｐ２）は、素線束１１ａ〜１１ｃの移送速度に
対応させて回転制御することにより調整される。さら
に、矯正機１８は、収束されかつラツピングされた素線
束１ａ〜１ｄを矯正ロール１８ａで矯正、整形して、収
束した素線束１１ａ〜１１ｃ即ち形付け素線収束コード
１３に製造しキヤプスタンを経てボビン１９に連続的に
巻き取る。前記の収束台１６及び矯正機１８は、素線束
１１ａ〜１１ｃを図示のＸ−Ｘ方向、Ｙ−Ｙ方向に適宜
に押圧して、この形付け素線収束コード１３に非接触部
αと接触部βをコード長さ方向に交互に形成するととも
に、その接触部の少なくとも一部を素線絡み部βに形成
する（図１Ｂの断面図参照）。
【００２０】また、前記の各形付け素線収束コード３，
１３は、例えば、カレンダーシート内に引き揃えて埋め
込まれ、具体的にはその収束のＸ−Ｘ方向ををカレンダ
ーシートの平面に整合せしめ引き揃えて埋め込み、この
カレンダーシートによりタイヤベルト層に構成した車両
用タイヤとして適用される（図示省略）。
１３は、例えば、カレンダーシート内に引き揃えて埋め
込まれ、具体的にはその収束のＸ−Ｘ方向ををカレンダ
ーシートの平面に整合せしめ引き揃えて埋め込み、この
カレンダーシートによりタイヤベルト層に構成した車両
用タイヤとして適用される（図示省略）。
【００２１】前記の形付け素線収束コード３，１３は、
各素線１ａ〜１ｃ、１１ａ〜１１ｃをそれぞれ形付機構
６，１５のみで形付け加工して、その後の収束台７，１
６や矯正機８，１８による収束、矯正では格別に塑性加
工しないので、各素線の塑性加工が少なくなりその靭性
の低下が効果的に低減されて、その張力は３８００ＭＰ
ａ以上に確保されて曲げ疲労性が著しく高められてい
る。
各素線１ａ〜１ｃ、１１ａ〜１１ｃをそれぞれ形付機構
６，１５のみで形付け加工して、その後の収束台７，１
６や矯正機８，１８による収束、矯正では格別に塑性加
工しないので、各素線の塑性加工が少なくなりその靭性
の低下が効果的に低減されて、その張力は３８００ＭＰ
ａ以上に確保されて曲げ疲労性が著しく高められてい
る。
【００２２】また、各素線は前記のような平面波形状や
スパイラル状に形付けして、無撚りで一平面Ｘ−Ｘ上に
平行に配置して収束し、線相互に非接触部αと接触部β
をコード長さ方向に交互に形成するとともに、接触部の
少なくとも一部を素線絡み部βに形成しているため（図
１Ａ，Ｂ参照）、その適度の素線絡みによりコードとし
て保形力が得られ、能率良く低コストで提供され、コー
ド伸長、曲げに際しその非接触部（隙間）αは格別に低
減されず素線絡み部βは減少されて、従来例に比べゴム
浸透性、信頼性が格段に高められるとともに、素線相互
のフレツテイング摩耗が著しく低減されるなど耐久性が
大幅に向上される。
スパイラル状に形付けして、無撚りで一平面Ｘ−Ｘ上に
平行に配置して収束し、線相互に非接触部αと接触部β
をコード長さ方向に交互に形成するとともに、接触部の
少なくとも一部を素線絡み部βに形成しているため（図
１Ａ，Ｂ参照）、その適度の素線絡みによりコードとし
て保形力が得られ、能率良く低コストで提供され、コー
ド伸長、曲げに際しその非接触部（隙間）αは格別に低
減されず素線絡み部βは減少されて、従来例に比べゴム
浸透性、信頼性が格段に高められるとともに、素線相互
のフレツテイング摩耗が著しく低減されるなど耐久性が
大幅に向上される。
【００２３】また、各素線をスパイラル状に形付けする
と、非接触部や素線絡み部の形成及びコード曲げ剛性の
方向性を付加等のコード特性がさらに高められ、素線中
の複数本の素線を他の素線と異なる形付け即ちグループ
に形成すると、コード形状が簡素化されて整えられ、収
束した素線束をラツピングワイヤで束ねると、コード保
形性がさらに高めるなどコード特性、品質の安定性がさ
らに高められる。
と、非接触部や素線絡み部の形成及びコード曲げ剛性の
方向性を付加等のコード特性がさらに高められ、素線中
の複数本の素線を他の素線と異なる形付け即ちグループ
に形成すると、コード形状が簡素化されて整えられ、収
束した素線束をラツピングワイヤで束ねると、コード保
形性がさらに高めるなどコード特性、品質の安定性がさ
らに高められる。
【００２４】また、図１（Ａ）（Ｂ）に示すような断面
形状に形成され、図示のＹ−Ｙ方向は比較的に柔軟性を
有し、Ｘ−Ｘ方向は比較的に剛性に優れたコードにな
り、タイヤベルト層において前記のＸ−Ｘ方向をその層
面方向に、前記のＹ−Ｙ方向を直角方向（タイヤ接地方
向）にして引き揃え埋設すると、そのＹ−Ｙ方向の柔軟
性で良好な繰返し曲げ応力が与えられて曲げ疲労性、乗
り心地が高められるとともに、Ｘ−Ｘ方向の剛性により
ハンドル操舵性が高められる。
形状に形成され、図示のＹ−Ｙ方向は比較的に柔軟性を
有し、Ｘ−Ｘ方向は比較的に剛性に優れたコードにな
り、タイヤベルト層において前記のＸ−Ｘ方向をその層
面方向に、前記のＹ−Ｙ方向を直角方向（タイヤ接地方
向）にして引き揃え埋設すると、そのＹ−Ｙ方向の柔軟
性で良好な繰返し曲げ応力が与えられて曲げ疲労性、乗
り心地が高められるとともに、Ｘ−Ｘ方向の剛性により
ハンドル操舵性が高められる。
【００２５】さらに、前記コード３，１３は、図１のよ
うにほぼ断面偏平状に形成され、各素線の型付け高さや
矯正により自在に偏平調整されて、カレンダーシートの
ゲージ厚さを適正に薄く対応せしめて調整できるなど、
車両用タイヤのタイヤベルト層における補強材として極
めて効果的に適用される。なお、その他各種のゴム補強
材として汎用される。
うにほぼ断面偏平状に形成され、各素線の型付け高さや
矯正により自在に偏平調整されて、カレンダーシートの
ゲージ厚さを適正に薄く対応せしめて調整できるなど、
車両用タイヤのタイヤベルト層における補強材として極
めて効果的に適用される。なお、その他各種のゴム補強
材として汎用される。
【００２６】前記の各形付け素線収束コードにおいて、
その素線数は少なくとも２本以上、好適には２ないし８
本を収束して構成され、各素線を全て同様な形付けにし
てそれらの位相のみを変えて収束したり、各素線を全て
異なる形付けのピツチあるいはまた高さを変えたり、ま
た、素線数３本の場合は、図１（Ｂ）に示すように２本
と１本を異なる形付けとし、素線数４本の場合は、２本
ごとに異なる形付けとし、素線数５本の場合は、２本と
３本を異なる形付けとし、又は、平面波形状の形付け素
線とスパイラル状の形付け素線との組み合わせも可能で
あり多様に構成される。さらに、素線径は０．０５〜
０．４mm、好適には０．１５〜０．４mmが適用され、図
示のラツピンクワイヤ２，１２は、素線に対し小径のも
のが適用されているが、必要に応じ同径のものも使用さ
れる。
その素線数は少なくとも２本以上、好適には２ないし８
本を収束して構成され、各素線を全て同様な形付けにし
てそれらの位相のみを変えて収束したり、各素線を全て
異なる形付けのピツチあるいはまた高さを変えたり、ま
た、素線数３本の場合は、図１（Ｂ）に示すように２本
と１本を異なる形付けとし、素線数４本の場合は、２本
ごとに異なる形付けとし、素線数５本の場合は、２本と
３本を異なる形付けとし、又は、平面波形状の形付け素
線とスパイラル状の形付け素線との組み合わせも可能で
あり多様に構成される。さらに、素線径は０．０５〜
０．４mm、好適には０．１５〜０．４mmが適用され、図
示のラツピンクワイヤ２，１２は、素線に対し小径のも
のが適用されているが、必要に応じ同径のものも使用さ
れる。
【００２７】例えば、４本の素線で形成する場合は、素
線径を０．２０mmや０．２２mmの素線を形付けピツチＰ
を１２mm、１０mm、形付け高さｈを０．０４mm、０．０
６mmに形付けして前記の形付け素線収束コードに製造さ
れ、このコード張力は３９００ＭＰａとなり曲げ疲労が
著しく向上され、素線の飛び出し変形やゴムのセパレー
シヨンは格別に認められないなどの品質特性を有する。
また、各種の試料を製造してテストした結果、各素線の
形付けピツチＰは、前記のように素線ごとに又はグルー
プごとに異なものとして、素線径ｄに対し２３ｄ≦Ｐ≦
６０ｄの範囲内にするのが好ましく、各素線の形付け高
さｈは、素線ごとに又はグループごとに異なるものとし
て、素線径ｄに対し１．０１ｄ≦ｈ≦２．００ｄの範囲
内にするのが好ましく、さらに、再外層のラツピンクワ
イヤの巻き付けピツチＰは、そのラツピンクワイヤ径Ｄ
とすると、２３Ｄ≦Ｐ≦６０Ｄの範囲内にするのが好ま
しく、これら数値範囲において前記の作用、効果が確認
されている。
線径を０．２０mmや０．２２mmの素線を形付けピツチＰ
を１２mm、１０mm、形付け高さｈを０．０４mm、０．０
６mmに形付けして前記の形付け素線収束コードに製造さ
れ、このコード張力は３９００ＭＰａとなり曲げ疲労が
著しく向上され、素線の飛び出し変形やゴムのセパレー
シヨンは格別に認められないなどの品質特性を有する。
また、各種の試料を製造してテストした結果、各素線の
形付けピツチＰは、前記のように素線ごとに又はグルー
プごとに異なものとして、素線径ｄに対し２３ｄ≦Ｐ≦
６０ｄの範囲内にするのが好ましく、各素線の形付け高
さｈは、素線ごとに又はグループごとに異なるものとし
て、素線径ｄに対し１．０１ｄ≦ｈ≦２．００ｄの範囲
内にするのが好ましく、さらに、再外層のラツピンクワ
イヤの巻き付けピツチＰは、そのラツピンクワイヤ径Ｄ
とすると、２３Ｄ≦Ｐ≦６０Ｄの範囲内にするのが好ま
しく、これら数値範囲において前記の作用、効果が確認
されている。
【００２８】
【発明の効果】本発明の形付け素線収束コード及び車両
用タイヤは、前述のようにその各素線は形付け程度で撚
り減り少なく高張力となり、撚り加工がなく優れた曲げ
疲労性を有し、平面波形状に形付した各素線を無撚りで
一平面上に平行配置し相互に非接触部と接触部を交互に
形成しかつこの一部を素線絡み部に形成した収束の素線
束とし、ゴム浸透性を高め素線相互のフレツテイング摩
耗を低減して耐久性を高め、また、各素線をスパイラル
状に形付けして、非接触部、素線絡み部の形成やコード
曲げ剛性の方向性等の特性を高め、複数本の素線のみを
形付けグループ化してコード形状を簡素化し、収束した
素線束をラツピングワイヤで束ねコード保形性をさらに
高めるなどコード特性、品質安定性を著しく向上してい
る。
用タイヤは、前述のようにその各素線は形付け程度で撚
り減り少なく高張力となり、撚り加工がなく優れた曲げ
疲労性を有し、平面波形状に形付した各素線を無撚りで
一平面上に平行配置し相互に非接触部と接触部を交互に
形成しかつこの一部を素線絡み部に形成した収束の素線
束とし、ゴム浸透性を高め素線相互のフレツテイング摩
耗を低減して耐久性を高め、また、各素線をスパイラル
状に形付けして、非接触部、素線絡み部の形成やコード
曲げ剛性の方向性等の特性を高め、複数本の素線のみを
形付けグループ化してコード形状を簡素化し、収束した
素線束をラツピングワイヤで束ねコード保形性をさらに
高めるなどコード特性、品質安定性を著しく向上してい
る。
【００２９】さらに、一方向は剛性に優れその直角方向
は柔軟性を有するコード曲げ剛性の方向性が付加され、
タイヤベルト層に引き揃え補強材として埋設すると、そ
の柔軟性で曲げ疲労性、乗り心地が高められ、その剛性
でコーナーリング等のハンドル操作性が高められて、優
れた車両操作安定性が得られ車両用タイヤのタイヤベル
ト層における補強材として極めて効果的に機能し、運転
信頼性が著しく高められている。また、簡単な工程にて
容易に能率良く製造され低コストで提供されるなどの効
果を有する。
は柔軟性を有するコード曲げ剛性の方向性が付加され、
タイヤベルト層に引き揃え補強材として埋設すると、そ
の柔軟性で曲げ疲労性、乗り心地が高められ、その剛性
でコーナーリング等のハンドル操作性が高められて、優
れた車両操作安定性が得られ車両用タイヤのタイヤベル
ト層における補強材として極めて効果的に機能し、運転
信頼性が著しく高められている。また、簡単な工程にて
容易に能率良く製造され低コストで提供されるなどの効
果を有する。
【図１】本発明の第１実施例を示す側面・要部断面機構
図（Ａ）と第２実施例を示す側面・要部断面機構図
（Ｂ）
図（Ａ）と第２実施例を示す側面・要部断面機構図
（Ｂ）
【図２】第１実施例のコード製造装置の側視機構図
（Ａ）とその形付機構の要部拡大側視図（Ｂ）
（Ａ）とその形付機構の要部拡大側視図（Ｂ）
【図３】第２実施例のコード製造装置の側視機構図であ
る。
る。
１ａ〜１ｄ，１１ａ〜１１ｃ 素線 ２，１２ ラツピングワイヤ ３，１３ 形付け素線収束コード Ｘ−Ｘ 一平面 Ｐ 形付けピツチ ｈ 形付け高さ α 非接触部（隙間形成部） β 接触部，素線絡み部
Claims (5)
- 【請求項１】 ２本以上の素線をそれぞれ平面波形状に
形付けして、同各素線の形付けの位相やピツチあるいは
また高さを変え無撚りで一平面上に平行に配置して収束
し、素線相互に非接触部と接触部をコード長さ方向に交
互に形成するとともに、前記の接触部の少なくとも一部
を素線絡み部に形成して収束した素線束に構成したこと
を特徴とする形付け素線収束コード。 - 【請求項２】 請求項１に記載の形付け素線収束コード
において、前記の各素線を平面波形状に代えてスパイラ
ル状に形付けしたことを特徴とする形付け素線収束コー
ド。 - 【請求項３】 請求項１又は請求項２に記載の形付け素
線収束コードにおいて、前記の素線中の複数本の素線を
他の素線と異なる形付けに形成したことを特徴とする形
付け素線収束コード。 - 【請求項４】 請求項１、請求項２又は請求項３に記載
の形付け素線収束コードにおいて、前記の収束した素線
束をラツピングワイヤで束ねたことを特徴とする形付け
素線収束コード、 - 【請求項５】 請求項１、請求項２、請求項３又は請求
項４に記載の形付け素線収束コードにおいて、同型付け
素線収束コードをタイヤベルト層内に引き揃えて埋設し
たことを特徴とする車両用タイヤ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5313963A JP2995525B2 (ja) | 1993-11-22 | 1993-11-22 | 形付け素線収束コード及び車両用タイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5313963A JP2995525B2 (ja) | 1993-11-22 | 1993-11-22 | 形付け素線収束コード及び車両用タイヤ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07145578A true JPH07145578A (ja) | 1995-06-06 |
| JP2995525B2 JP2995525B2 (ja) | 1999-12-27 |
Family
ID=18047596
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5313963A Expired - Fee Related JP2995525B2 (ja) | 1993-11-22 | 1993-11-22 | 形付け素線収束コード及び車両用タイヤ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2995525B2 (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2018190308A1 (ja) * | 2017-04-11 | 2018-10-18 | 株式会社ブリヂストン | エラストマー－金属コード複合体およびこれを用いたタイヤ |
| WO2018190309A1 (ja) * | 2017-04-11 | 2018-10-18 | 株式会社ブリヂストン | エラストマー－金属コード複合体およびこれを用いたタイヤ |
| WO2020080445A1 (ja) * | 2018-10-17 | 2020-04-23 | 株式会社ブリヂストン | タイヤ |
| WO2020080444A1 (ja) * | 2018-10-17 | 2020-04-23 | 株式会社ブリヂストン | エラストマー－金属コード複合体およびこれを用いたタイヤ |
| WO2020080443A1 (ja) * | 2018-10-17 | 2020-04-23 | 株式会社ブリヂストン | タイヤ |
| WO2020080446A1 (ja) * | 2018-10-17 | 2020-04-23 | 株式会社ブリヂストン | タイヤ |
| WO2020080440A1 (ja) * | 2018-10-17 | 2020-04-23 | 株式会社ブリヂストン | エラストマー－金属コード複合体およびこれを用いたタイヤ |
| WO2020080442A1 (ja) * | 2018-10-17 | 2020-04-23 | 株式会社ブリヂストン | エラストマー－金属コード複合体およびこれを用いたタイヤ |
| WO2020080439A1 (ja) * | 2018-10-17 | 2020-04-23 | 株式会社ブリヂストン | タイヤ |
-
1993
- 1993-11-22 JP JP5313963A patent/JP2995525B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2018190308A1 (ja) * | 2017-04-11 | 2018-10-18 | 株式会社ブリヂストン | エラストマー－金属コード複合体およびこれを用いたタイヤ |
| WO2018190309A1 (ja) * | 2017-04-11 | 2018-10-18 | 株式会社ブリヂストン | エラストマー－金属コード複合体およびこれを用いたタイヤ |
| CN110494302A (zh) * | 2017-04-11 | 2019-11-22 | 株式会社普利司通 | 弹性体-金属帘线复合体和使用其的轮胎 |
| JPWO2018190309A1 (ja) * | 2017-04-11 | 2020-02-27 | 株式会社ブリヂストン | エラストマー−金属コード複合体およびこれを用いたタイヤ |
| JPWO2018190308A1 (ja) * | 2017-04-11 | 2020-02-27 | 株式会社ブリヂストン | エラストマー−金属コード複合体およびこれを用いたタイヤ |
| WO2020080445A1 (ja) * | 2018-10-17 | 2020-04-23 | 株式会社ブリヂストン | タイヤ |
| WO2020080444A1 (ja) * | 2018-10-17 | 2020-04-23 | 株式会社ブリヂストン | エラストマー－金属コード複合体およびこれを用いたタイヤ |
| WO2020080443A1 (ja) * | 2018-10-17 | 2020-04-23 | 株式会社ブリヂストン | タイヤ |
| WO2020080446A1 (ja) * | 2018-10-17 | 2020-04-23 | 株式会社ブリヂストン | タイヤ |
| WO2020080440A1 (ja) * | 2018-10-17 | 2020-04-23 | 株式会社ブリヂストン | エラストマー－金属コード複合体およびこれを用いたタイヤ |
| WO2020080442A1 (ja) * | 2018-10-17 | 2020-04-23 | 株式会社ブリヂストン | エラストマー－金属コード複合体およびこれを用いたタイヤ |
| WO2020080439A1 (ja) * | 2018-10-17 | 2020-04-23 | 株式会社ブリヂストン | タイヤ |
| CN112867609A (zh) * | 2018-10-17 | 2021-05-28 | 株式会社普利司通 | 轮胎 |
| US11833867B2 (en) | 2018-10-17 | 2023-12-05 | Bridgestone Corporation | Tire |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2995525B2 (ja) | 1999-12-27 |
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