JPH0714535Y2 - 外装材の目地部分の水仕舞い構造 - Google Patents

外装材の目地部分の水仕舞い構造

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JPH0714535Y2
JPH0714535Y2 JP1986079034U JP7903486U JPH0714535Y2 JP H0714535 Y2 JPH0714535 Y2 JP H0714535Y2 JP 1986079034 U JP1986079034 U JP 1986079034U JP 7903486 U JP7903486 U JP 7903486U JP H0714535 Y2 JPH0714535 Y2 JP H0714535Y2
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gasket
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drainer
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重徳 濱
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [技術分野] 本考案は、外装材と外装材との目地部分における水仕舞
いの技術に関する考案である。
[背景技術] 従来にあっては、第2図に示すように外装材4を壁下地
材1の前面に当て、外装材4に釘打ちを行って外装材4
を壁下地材1に取り付けていた。そして、外装材4と隣
りの外装材4との間にコーキング材12を充填して目地溝
8部分における防水処理を行っていた。ところが、従来
にあっては、コーキング材12を現場で充填する作業が面
倒であった。また従来にあっては、コーキング材12で1
重に防水していただけなので目地溝8部分における防水
が十分でなかった。更にまたコーキング材12の現場での
充填作業には作業者の能力や現場の状況によりばらつき
があり、この点においても防水性が十分であるとはいえ
なかった。また現場でコーキング材12の充填作業をしな
いため目地溝8部分にガスケットを弾性的に嵌め込むこ
とも考えられるが、このガスケットはガスケットの弾性
嵌め込み力のみで目地溝8内に保持されているものであ
って、ガスケットの保持力が弱く、ガスケットが目地溝
から外れやすいという問題があった。
そこで他の従来例として、例えば実開昭59−179929号公
報、実開昭55−71244号公報には、外装材の側端面部に
フィンを弾接させる横目地用シーリングを目地水切り金
具に係止させる構造が開示されているが、横目地用シー
リング材と外装材との間はフィンのみによる防水構造と
なっており、防水性が十分に高められないばかりか、横
目地用シーリング材は目地溝内の入り込んでおり、目地
溝部分の外観が損なわれるという欠点もある。
[考案の目的] 本考案は、上記の従来例の問題点に鑑みて考案したもの
であって、その目的とするところは、隣りあう外装材間
に形成される目地溝部分における防水を確実におこなう
ことができ、且つ隣合う外装材を相互に近接させてガス
ケットを確実に密着させることができると共に、目地水
切り金具を薄く形成して外装材を壁下地材に近接するよ
うに施行でき、これにより、外壁全体を薄く納めること
ができるようになり、またコーキング材の充填という面
倒な作業を現場で行う必要がなく現場作業を簡略化で
き、しかも、ガスケットを目地溝内に嵌め込むものであ
りながらガスケットが目地溝から外れたりするのを確実
に防止できる外装材の目地部分の水仕舞い構造を提供す
るにある。
[考案の開示] 本考案の外装材の目地部分の水仕舞い構造は、壁下地材
1の前面に縦長の目地水切り金具2を配設し、目地水切
り金具2の左右両側の表面側に長手方向の全長にわたっ
て水切り突条3を設け、目地水切り金具2の表面側の中
央部に係止部10を設け、目地水切り金具2の両側部の前
面側にそれぞれ隣り合う外装材4の端部を配設し、中央
縦部片5の両側にそれぞれ弾性ひれ片6を設け且つ中央
縦部片5の後端部に被係止部11を設けたゴムや合成樹脂
等の弾性を有する材料により形成された縦長のガスケッ
ト7の前端部には、目地溝8を前方から被覆する前面板
部13が設けられ、上記ガスケット7を隣り合う外装材4
の端部間に形成される目地溝8内に弾性的にはめ込んで
各弾性ひれ片6をそれぞれ外装材4の側端面部に弾接す
ると共にガスケット7の被係止部11を目地水切り金具2
の係止部10に係止し、上記目地水切り金具2の表面側の
中央部に形成される係止部10は単一の凸片形状に突設さ
れ、上記ガスケット7には目地水切り金具2の凸片形状
の係止部10の外側に嵌合され得る溝形状に形成された被
係止部11が設けられて成るものであって、このような構
成を採用することで、上記した本考案の目的を達成した
ものである。すなわち本考案にあっては、ガスケット7
と目地水切り金具2とで2重に目地溝8部分における水
の浸入を防止し、さらにガスケット7の前面板部13によ
っても水の浸入を防止する。また、上記前面板部13の両
端部13aを、目地水切り金具2とガスケット7との係止
力を利用して隣り合う外装材4の端部前面4aに夫々弾接
させることができ、現場作業の簡略化を図ることがで
き、且つ前面板部13による目地溝8部分の外観の良さを
確保でき、またガスケット7のはめ込みであるから従来
のようにコーキング材を現場で充填する面倒な手間がか
からないようになったものであり、更にガスケット7の
被係止部11を目地水切り金具2の係止部10に係止するこ
とで、目地溝8内に嵌め込んだガスケット7が目地溝8
内から外れないようになっているものである。
以下本考案を添付図面に示す実施例により詳述する。目
地水切り金具2は上下方向に長い固定板部9の前面中央
部に先端がやじり状となった係止部10を固定板部9の長
手方向にわたって突設して構成してある。ここで、図面
に示す実施例では目地水切り金具2は一枚の金属板を折
り曲げて形成してある。目地水切り金具2の固定板部9
の両端部にはそれぞれ水切り突条3が表面側に折り返し
て形成してある。また前面折り返して形成した水切り突
条3の付近に突起状の他の水切り突条3が形成したあ
る。外装材4はセメント系板のような窯業系材料により
形成してある。ガスケット7はゴムや合成樹脂等の弾性
を有する材料により縦に長く形成いてあり、縦長の縦部
片5の両側にそれぞれ縦長の弾性ひれ片6を前後に複数
列設けて形成してある。また縦部片5の後端部には入り
口が狭く内部が幅広となった溝状の被係止部11が設けて
ある。しかして、柱、間柱、下地板、下地パネル等の壁
下地材1の前面側に目地水切り金具2の固定板部9をビ
ス、釘等の固着具により固着して目地水切り金具2を取
り付ける。そして目地水切り金具2の両側の前面部にそ
れぞれ隣り合う外装材4の端部を配置し、この状態で外
装材4を釘、ビス等の固着具やあるはい取り付け金具等
により固着する。そして隣り合う外装材4間に形成され
る目地溝8内にガスケット7を弾性的にはめ込み、ガス
ケット7の両側にそれぞれ複数個設けた弾性ひれ片6の
先端部をそれぞれ外装材4の側端面部に弾接するもので
ある。またこの場合、ガスケット7の後端部に設けた被
係止部11を目地水切り金具2に設けた係止部10に係止す
るものである。つまり、第1図に示すように、目地水切
り金具2側の係止部10は単一の凸片形状に形成されてい
るため、ガスケット7の挿入方向と直交方向に対して薄
くすることができ、この係止部10の薄さに応じて、ガス
ケット7側の上記凸片形状の係止部10の外側に嵌合され
得る溝形状に形成された被係止部11全体を薄くすること
ができる。従って、ガスケット7の被係止部11を目地水
切り金具2の係止部10に係止させた状態では、隣合う外
装材4,4の端面を相互に近接させて、ガスケット7を目
地水切り金具2に対して確実に密着させることができ
る。また、目地水切り金具2の係止部10を除く部分をガ
スケット7の挿入方向に薄く形成できるので、隣合う外
装材4,4を壁下地材1に近接するようにして施工できる
結果、外壁全体を薄く納めることができるものである。
ここで、第1図に示すように、ガスケット7の前端部に
目地溝8を前方から被覆する前面板部13を設け、前面板
部13の両端部13aをガスケット7が目地水切り金具2に
係止した状態で隣り合う外装材4の端部前面4aに夫々弾
接させているから、ガスケット7と目地水切り金具2と
の係止力を利用して、ガスケット7の前面板部13aを隣
り合う外装材4の端部前面4aに夫々弾接させることがで
き、ガスケット7と外装材4との間が弾性ひれ片6によ
る防水だけでなく、前面板部13の両端部13aによっても
防水でき、目地溝8部分における防水性が十分に高めら
れる。また、ガスケット7と目地水切り金具2との係止
力を利用して、ガスケット7の前面板部13を外装材4の
端部前面4aに弾接させたことにより、前面板部13を釘打
ち等によって外装材4の端部前面4aに固定する必要がな
く、現場作業を簡略化できる一方で、前面板部13によっ
て目地溝8部分の外観を良くすることができる。なお、
第1図の実施例において上記の説明では外装材4を施工
した後に外装材4の側端部間に形成される目地溝8内に
ガスケット7を嵌め込んだ実施例を示したが、壁下地材
1の前面部に目地水切り金具2を固着し、この目地水切
り金具2に係止部10にあらかじめガスケット7の被係止
部11を係止しておいて、その後に目地水切り金具2の両
側の前面部にそれぞれ隣り合う外装材4の端部を配置し
て外装材4を取り付けるようにしてもよい。この場合外
装材4の側端部を目地水切り金具2に取り付けているガ
スケット7の弾性ひれ片6に弾接するようにして外装材
4を施工するものである。
[考案の効果] 本考案にあっては、叙述のように、目地水切り金具の表
面側の中央部に形成される係止部は単一の凸片形状に突
設され、上記ガスケットには目地水切り金具の凸片形状
の係止部の外側に嵌合され得る溝形状に形成された被係
止部が設けられているので、隣合う外装材の端面を相互
に近接させて、ガスケットを目地水切り金具に対して確
実に密着させることができるとともに、目地水切り金具
の係止部を除く部分を薄く形成できるので、隣合う外装
材を壁下地材に近接するようにして施工でき、これによ
り、外壁全体を薄く納めることができ、また弾性を有す
る前面板部による外装材の前面への弾接、弾性ひれ片に
よる外装材の側端面部への弾接、水切り突条による水切
りという3つの異なる水の浸入防止手段により水の浸入
を防止できて水仕舞いが確実にできるものであり、更に
また目地溝にはガスケットをはめ込むので従来のように
コーキング材を現場で充填するという面倒な手間がかか
らないようになったものであり、更にまた目地水切り金
具の表面側の中央部に係止部を設け、中央縦部片の後端
部に被係止部を設け、ガスケットの被係止部を目地水切
り金具の係止部に係止したので、目地溝にガスケットを
嵌め込むようにしたものであるにもかかわらず、ガスケ
ットを目地水切り金具に係止して目地溝より抜けないよ
うにできるものであり、また、ガスケットがゴムや合成
樹脂等の弾性を有する材料により形成してあり、ガスケ
ットの被係止部を目地水切り金具の係止部に係止し、上
記目地水切り金具の表面側の中央部に形成される係止部
は単一の凸片形状に突設され、上記ガスケットには目地
水切り金具の凸片形状の係止部の外側に嵌合され得る溝
形状に形成された被係止部が設けらているので、被係止
部は係止部が挿入係合される前は溝状の被係止部部分が
縮小変形可能であってガスケットの縦部片を目地溝に挿
入し易く、また被係止部に係止部が挿入係合された後は
溝状の被係止部が縮小変形することなくガスケットが目
地溝内に確実に固定されるものであり、このようにガス
ケットの縦部片が目地溝内に挿入し易く、且つ目地溝か
ら抜けにくいように取り付けることができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の断面図、第2図は従来例の
断面図であって、1は壁下地材、2は目地水切り金具、
3は水切り突条、4は外装材、5は縦部片、6は弾性ひ
れ片、7はガスケット、8は目地溝、10は係止部、11は
被係止部である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】壁下地材の前面に縦長の目地水切り金具を
    配設し、目地水切り金具の左右両側の表面側に長手方向
    の全長にわたって水切り突条を設け、目地水切り金具の
    表面側の中央部に係止部を設け、目地水切り金具の両側
    部の前面側にそれぞれ隣り合う外装材の端部を配設し、
    中央縦部片の両側にそれぞれ弾性ひれ片を設け且つ中央
    縦部片の後端部に被係止部を設けたゴムや合成樹脂等の
    弾性を有する材料により形成された縦長のガスケットの
    前端部には、目地溝を前方から被覆する前面板部が設け
    られ、上記ガスケットを隣り合う外装材の端部間に形成
    される目地溝内に弾性的にはめ込んで各弾性ひれ片をそ
    れぞれ外装材の側端面部に弾接すると共にガスケットの
    被係止部を目地水切り金具の係止部に係止し、上記目地
    水切り金具の表面側の中央部に形成される係止部は単一
    の凸片形状に突設され、上記ガスケットには目地水切り
    金具の凸片形状の係止部の外側に嵌合され得る溝形状に
    形成された被係止部が設けられて成る外装材の目地部分
    の水仕舞い構造。
JP1986079034U 1986-05-26 1986-05-26 外装材の目地部分の水仕舞い構造 Expired - Lifetime JPH0714535Y2 (ja)

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