JPH0714442U - カメラ用レンズシャッタの漏光防止機構 - Google Patents

カメラ用レンズシャッタの漏光防止機構

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JPH0714442U
JPH0714442U JP4333593U JP4333593U JPH0714442U JP H0714442 U JPH0714442 U JP H0714442U JP 4333593 U JP4333593 U JP 4333593U JP 4333593 U JP4333593 U JP 4333593U JP H0714442 U JPH0714442 U JP H0714442U
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JP
Japan
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shutter
plate
base plate
cover plate
opening
Prior art date
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Pending
Application number
JP4333593U
Other languages
English (en)
Inventor
清 當摩
啓輔 前田
Original Assignee
株式会社コパル
ミノルタ株式会社
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Publication date
Application filed by 株式会社コパル, ミノルタ株式会社 filed Critical 株式会社コパル
Priority to JP4333593U priority Critical patent/JPH0714442U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カメラ用レンズシャッタにおいて、シャッタ
羽根を収容している地板構成を、漏光防止を考慮しつつ
薄くすること。 【構成】 シャッタ地板1の開口1bと同様にカバー板
5にも開口5bを設ける。駆動ピン2aは開口1bを通
ってシャッタ羽根6,7のスロット6b,7bに嵌合
し、その先端は開口5bの中に入っている。駆動ピン2
aにはシャッタ羽根6とシャッタ羽根7との間に遮光板
8が回転可能に嵌合されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、カメラ用レンズシャッタの漏光防止機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
最近のコンパクトカメラは、オートフォーカス機構を初めとして多くの機能部 品を内蔵するようになってきた。これらの部品のうちシャッタやレンズに関係す る部品は、通常シャッタ羽根の作動面より前面に設けられており、その多くはシ ャッタ地板に取付けられている。そのためレンズシャッタの設計に当たっては、 種々のカメラに対して適用可能にするために、シャッタ地板の面積を出来るだけ 小さくする一方、光軸に沿った方向の長さを出来るだけ小さくすることが課題と なっている。そして、このような課題に対処する方法の一つとして、シャッタ羽 根を挟持するように収容しているシャッタ地板とカバー板を出来るだけ薄くする などして、シャッタ地板の被写体側の面からカバー板のフィルム側の面までの寸 法を小さくする努力が行われている。しかし、この場合の問題点は、シャッタ羽 根を開閉作動させるためにシャッタ羽根のスロットに嵌合している駆動ピンの先 端が如何にしてカバー板に当たらないようにするかということである。この点を 解決するために従来は主に次の二つの対策方法を講じていた。その一つは、駆動 ピンの先端の作動領域だけカバー板の一部をフィルム側に凹ませる方法である。 又、もう一つの方法は、シャッタ地板に設けた駆動ピン貫通用の開口と同様に、 カバー板にも駆動ピンの作動領域に亘って開口を設けてしまうことである。但し 、この場合にはシャッタ地板の前面(被写体側)の光が、シャッタ地板の開口、 シャッタ羽根のスロット、カバー板の開口を通って漏光し、カバー板の背面にあ るフィルム面に達するようになるため、通常は他の部分からの漏光を防止するた めにシャッタとフィルム面との間に設けられている遮光筒により、その影響を除 去するようにしていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】 然しながら、上記のようにカバー板に凹みを設けた場合には、漏光の心配は不 要となるが、凹ませた分だけ反対側に突き出ることになるため、そこに配置され る他のカメラ部品の構成に制約を与えることとなり、種々のカメラに組み込める ようにしようとするシャッタの設計上からは好ましいことではなかった。又、上 記のようにカバー板に開口を設けてしまい、遮光筒で漏光を防止するようにした ものは、最近のズーム化などによって遮光筒が可動の場合には前記の漏光の防止 効果まで期待することは難しく、シャッタの設計上からは独自の方法により遮光 する必要性が生じていた。
【0004】 本考案は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると ころは、シャッタ羽根がシャッタ地板とカバー板との間においてそれらの何れか 一方に枢支されており、またシャッタ羽根を開閉作動させる駆動ピンがシャッタ 地板とカバー板に設けられた開口内で往復作動可能とされ、且つシャッタ羽根に 設けられたスロットに嵌合するようになされたカメラ用レンズシャッタにおいて 、前記開口とスロットからの漏光を簡単な構造で防止できるようにすることであ る。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用】
上記の目的を達成させるために、本考案においては、シャッタ羽根が、シャッ タ地板とカバー板との間においてそれらの何れか一方に枢支されており、また前 記シャッタ羽根を開閉作動させる駆動ピンが、前記シャッタ地板と前記カバー板 とに夫々設けられた開口内で往復作動可能であり、且つ前記シャッタ羽根に設け られたスロットに嵌合するようにしたカメラ用レンズシャッタにおいて、前記シ ャッタ地板と前記カバー板との間において前記駆動ピンに回転可能に嵌合する遮 光板を設けるようにする。
【0006】
【実施例】第1実施例 本考案の第1実施例を図1乃至図3によって説明する。図1は分解斜視図であ り、図2は図1の要部断面図であり、図3は要部拡大平面図である。符号1はシ ャッタ地板であり、アパーチャー1a,開口1bを有し、台座1c,1dが一体 的に設けられている。2は周知のムービングマグネット型モータであり、往復回 動する駆動ピン2aを有しており、ネジ3,4によりシャッタ地板1の台座1c ,1dに取付けられている。5はカバー板であり、アパーチャー5a,開口5b を有し、ピン5c,5dを植立している。6,7はシャッタ羽根であり、夫々ピ ン5c,5dに回転可能に嵌合する穴6a,7a、及び駆動ピン2aと緩く嵌合 するスロット6b,7bを有している。8は円形をした遮光板であり、駆動ピン 2aと回転可能に嵌合する穴8aを有している。この実施例においては図2で良 く分かるように、遮光板8はシャッタ羽根6,7の間に配置されている。従って 、被写体側となる図の上方から入射した光は、シャッタ地板1の開口1bとシャ ッタ羽根6のスロット6bは通過するが、遮光板8によって進行を阻止される。 もし遮光板8が存在しない場合は、図3の要部拡大平面図で分るように、二つの スロット6b,7bが重なる部分であって駆動ピン2aの存在しない部分から光 が通過してしまうことになる。尚、この遮光板8は、シャッタ地板1とシャッタ 羽根6の間に配置してもよいし、シャッタ羽根7とカバー板5の間に配置しても 構わない。又、これらの部品間に複数枚配置しても構わない。
【0007】第2実施例 第2実施例を図4によって説明する。図4は図2と同様の要部断面図である。 この実施例においては、周知の開閉レバー9に駆動ピン9aが設けられており、 シャッタ地板1に、シャッタ羽根6,7の穴6a,7aと嵌合するピン1e,1 fが植立されている。その他の構成,作用については第1実施例の場合と同様で あるから説明を省略する。
【0008】第3実施例 第3実施例を図5によって説明する。図5は、図2及び図4同様の要部断面図 である。第1実施例及び第2実施例においては、何れもシャッタ羽根6,7に夫 々別のピン5c,5dを用意し、それらを支点としてシャッタ羽根6,7を開閉 作動させているが、この実施例においては、カバー板5に植立されたピン5eを 共通の支点として開閉作動させるものであり、図1において各シャッタ羽根6, 7の穴6a,7aとスロット6b,7bの位置を入れ替えた構成になっている。 従って、周知の開閉レバー9には2本の駆動ピン9b,9cが設けられており、 またシャッタ地板1とカバー板5にも夫々二つの開口1g,1h及び5f,5g が設けられている。そして、夫々の駆動ピン9b,9cに夫々の遮光板10,1 1が嵌合している。この実施例においては遮光板10をシャッタ地板1とシャッ タ羽根6の間に配置することは構わないが、遮光板11をシャッタ羽根7とカバ ー板5の間に配置することは余り好ましくない。
【0009】
【考案の効果】
上記のように本考案によれば、シャッタ地板とカバー板の間にシャッタ羽根を 配置し、そのシャッタ羽根を開閉作動させるために必要な駆動ピンをシャッタ地 板に設けられた開口を貫通させ且つシャッタ羽根のスロットに嵌合させるように 構成したカメラ用レンズシャッタにおいて、前記駆動ピンの先端部を逃げるため にカバー板にも開口を設け、且つ駆動ピンに遮光板を嵌合させたものであるから 、シャッタ羽根を包囲する地板構成を極めて薄くすることが可能となり、且つ漏 光の心配もないという効果がある。又、図2,図3に示すように、遮光板をシャ ッタ羽根の相互間に配置したときは、シャッタ羽根が相反した方向へ作動しても 摩擦ロスを受けにくく安定した作動が行える。尚、本考案はシャッタ羽根が1枚 の場合にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例の分解斜視図である。
【図2】本考案の第1実施例の要部断面図である。
【図3】本考案の第1実施例の要部拡大平面図である。
【図4】本考案の第2実施例を示す断面図である。
【図5】本考案の第3実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 シャッタ地板 1a,5a アパーチャー 1b,1g,1h,5b,5f,5g 開口 1c,1d 台座 1e,1f,5c,5d,5e ピン 2 ムービングマグネット型モータ 2a,9a,9b,9c 駆動ピン 3,4 ネジ 5 カバー板 6,7 シャッタ羽根 6a,7a,8a 穴 6b,7b スロット 8,10,11 遮光板 9 開閉レバー

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャッタ羽根が、シャッタ地板とカバー
    板との間においてそれらの何れか一方に枢支されてお
    り、また前記シャッタ羽根を開閉作動させる駆動ピン
    が、前記シャッタ地板と前記カバー板とに夫々設けられ
    た開口内で往復作動可能とされ、且つ前記シャッタ羽根
    に設けられたスロットに嵌合するようにしたカメラ用レ
    ンズシャッタにおいて、前記シャッタ地板と前記カバー
    板との間において前記駆動ピンに回転可能に嵌合する遮
    光板を設けたことを特徴とする漏光防止機構。
  2. 【請求項2】 前記シャッタ羽根が複数枚であって、前
    記遮光板が前記シャッタ羽根の間に配置されたことを特
    徴とする請求項1に記載のカメラ用レンズシャッタの漏
    光防止機構。
  3. 【請求項3】 前記遮光板が、前記シャッタ地板及び前
    記カバー板の何れか一方と前記シャッタ羽根との間に配
    置されたことを特徴とする請求項1又は2に記載のカメ
    ラ用レンズシャッタの漏光防止機構。
  4. 【請求項4】 前記駆動ピンが複数であり、夫々が別の
    シャッタ羽根のスロットと別の遮光板に嵌合するように
    したことを特徴とする請求項1又は3に記載のカメラ用
    レンズシャッタの漏光防止機構。
JP4333593U 1993-08-06 1993-08-06 カメラ用レンズシャッタの漏光防止機構 Pending JPH0714442U (ja)

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JP4333593U JPH0714442U (ja) 1993-08-06 1993-08-06 カメラ用レンズシャッタの漏光防止機構

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009014849A (ja) * 2007-07-02 2009-01-22 Nidec Copal Corp 絞り装置
JP2017156640A (ja) * 2016-03-03 2017-09-07 キヤノン株式会社 シャッタユニット、リソグラフィ装置、インプリント装置、及び物品の製造方法

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