JPH07143416A - 放送受信機器 - Google Patents

放送受信機器

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JPH07143416A
JPH07143416A JP30707093A JP30707093A JPH07143416A JP H07143416 A JPH07143416 A JP H07143416A JP 30707093 A JP30707093 A JP 30707093A JP 30707093 A JP30707093 A JP 30707093A JP H07143416 A JPH07143416 A JP H07143416A
Authority
JP
Japan
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channel
data
preset
area code
broadcast
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JP30707093A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Akaike
和洋 赤池
Junya Saito
潤也 斉藤
Hitoshi Yoshinobu
仁司 吉信
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 放送受信機器において、予め地域ごとの受信
可能な放送局データが保持された放送局データROM1
1を設け、携帯電話制御信号受信部13及びエリアコー
ドデコード部14により受信して得られたエリアコード
に基き、放送局データROM11から適合する地域の放
送局データをプリセットメモリ部12にセットすること
ができるようにCPU8を構成する。 【効果】 例えば電源投入やプリセットキーの操作をす
るだけで、自動的に機器の設置地域に対応する放送局が
受信可能なようにチャンネルプリセットが行われるた
め、チャンネルプリセット操作が非常に簡略になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は放送受信機器に関し、特
にテレビジョン受像機やラジオ等のように地域ごとに受
信可能な放送局のチャンネルや周波数が異なる放送受信
機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、ラジオ等においては受信可能な
放送局の周波数が分かっていれば、この周波数をそれぞ
れプリセットナンバーごとに対応してプリセットしてお
き、以降はキー操作等によりプリセットナンバーを呼び
出せば、すぐに所望の放送局の放送を聞くことができる
ようにされているものが知られている。また、テレビジ
ョン受像機等においては、使用地域に対応してあらかじ
めUHF帯による放送が、VHF帯のチャンネルのいず
れかに割り当てられるようにプリセットすることが可能
なようにされているものが知られている。これによりV
HF帯の周波数の放送も、通常VHF帯に対応するチャ
ンネル選択に用いられる数字キーやチャンネルアップ・
ダウンキー等により選択が可能となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、テレビジョ
ン受像機やラジオなどでは地域ごとに受信可能な放送局
のチャンネルや周波数が異なっていたり、同じ放送局名
による同一放送であっても実際の放送チャンネルや周波
数が地域ごとに異なっていたりする。従って、例えばユ
ーザーが、今までとは異なる局や周波数による放送が行
われているような他の地域に移動したような場合、例え
ばラジオなどでは新たにその地域で受信できる放送局の
周波数を調べてプリセットをし直さなければならないこ
とになる。特に、車載用のラジオ等では比較的短時間で
長距離を移動しているような場合、すぐに現在走行中の
地域の放送局の周波数を知る事は困難であるため、結
局、放送帯域をすべて走査させてみて、受信可能な周波
数をプリセットしていかなければならなくなり、非常に
煩わしいという問題を有している。
【0004】また、テレビジョン受像機のユーザーが他
の放送地域に移動したような場合、当該地域におけるV
HF帯の放送はその周波数に応じたチャンネルで選択可
能なので比較的問題にはならないが、UHF帯のチャン
ネル周波数で放送されているものについて、前述のよう
にVHF帯のチャンネル番号に対応させたいような場合
には新たにその設定をし直さねばならない。このような
設定の変更は比較的複雑な操作を要求することがあり、
一般のユーザーにとっては非常に煩わしいという問題を
有している。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は上記し
たような問題点を解決するため、移動体通信や測位シス
テムの送信信号を受信することのできる受信部と、この
受信部で受信された信号に基づき所定の地域範囲に対応
するエリアコードを得て出力するエリアコード出力部
と、エリアコードごとの地域範囲に対応する放送局の周
波数又はチャンネル番号が放送局データとして記憶され
ている放送局データ記憶部と、この放送局データ記憶部
のエリアコードに対応する放送局データをプリセットデ
ータとして記憶することのできるプリセットデータ記憶
部と、エリアコード出力部から得られたエリアコードに
対応する放送局データ記憶部における放送局データを、
プリセットデータ記憶部に記憶させることのできる制御
手段とを備えて放送受信機器を構成することとした。そ
して、受信部は携帯電話の移動通信制御局からの送信信
号を受信可能なように構成する、あるいはロランシステ
ムやGPSシステムの送信信号を受信可能なように構成
することとした。
【0006】
【作用】上記構成によれば、プリセットが行われていな
いような場合あるいはプリセットキーの操作により、携
帯電話等の移動体通信信号のエリアコードや、ロランあ
るいはGPS等の測位システムの現在位置情報により得
られたエリアコードに基づいて、現在機器を使用中の地
域で受信可能とされる放送の周波数を自動的にプリセッ
トすることが可能となる。
【0007】
【実施例】図1は、本発明の放送受信機器の一実施例の
構成を示すブロック回路図である。そして、この場合の
放送受信機器はテレビジョン受像機とされるが、受信/
選局および後述のプリセット機能に関する主要部分を示
し、他の表示や音声等に関する機能回路部については省
略している。
【0008】この図において、1は本実施例のテレビジ
ョン受像機と接続されるアンテナを示す。2はチューナ
ー部であり、アンテナ1にて受信された電波を入力して
選局を行い、例えば後段のIF(中間周波)増幅部に対
して出力する。3はチューナー部2の選局制御を行うシ
ンセサイザ部であり、このシンセサイザ部3内部の4は
選局すべきチャンネルの周波数に応じた分周比のデータ
が設定されているチャンネルデータレジスタ、5は選局
すべきチャンネルに応じた周波数帯(例えばVHF・U
HF)のデータが設定されているバンドデータレジスタ
を示す。6はテレビジョン受像機のパネルに設けられて
いるキー操作部を示し、この場合には例えばチャンネル
切り替えのための『1』〜『12』の数字キー6a、チ
ャンネル番号を順次切り替えていくアップキー6b/ダ
ウンキー6c、チャンネルチャンネルプリセットを行う
ためのプリセットキー6d、電源のオン/オフを行うた
めのパワーキー6e等が設けられている。なお、音量調
節その他のキーは省略して示している。
【0009】7は、少なくとも選局制御や後述するプリ
セット設定を行うことのできるシステムコントローラを
示す。このシステムコントローラ7の内部に示す8は、
実際に各種制御動作を行うCPUでありマイクロコンピ
ュータ等からなる。9は、キー操作部6から供給された
信号を入力してコマンドデータとしてCPU7に供給す
るキー入力部を示している。10はCPUが行う各種制
御動作のための処理動作のためのプログラムが保持され
るプログラムROMを示す。
【0010】システムコントローラ6の内部に設けられ
る11は放送局データROMである。この放送局データ
ROM11には、後述するエリアコードで示される地域
ごとに受信可能とされる放送局のチャンネルと周波数帯
の区分(バンド)が放送局データとして記憶保持されて
いる。そして、更にこれらの放送局データは例えばキー
操作部6の数字キー6aの数字『1』〜『12』に対応
するキー入力チャンネルナンバーごとに、所定の放送局
のチャンネルデータとバンドデータが設定されている。
【0011】図2は、放送局データROM11に記憶保
持されている放送局データの一例を示している。放送局
データROM11には、先ず図2(a)に示すように1
〜nのエリアコードナンバーに対応して、それぞれ当該
エリアコードの示す地域で受信可能とされる複数の放送
局のチャンネルデータ及びバンドデータが記憶されてお
り、これらのデータを放送局データという。そして、例
えばエリアコードナンバー3において設定されている放
送局データの内容は図2(b)に示すようになってい
る。この図で最上列に示す『1』〜『12』はキー入力
チャンネルナンバーであり、この場合にはキー操作部6
の数字キー6aの数字『1』〜『12』に対応してい
る。そして、これらのキー入力チャンネルナンバーのそ
れぞれに対して、エリアコードナンバー3に対応する地
域で受信可能な放送局のチャンネルデータとバンドデー
タ(U・VはUHF・VHFを示す)が設定される。
【0012】例えば、このエリアコード3で示される地
域においては、チャンネル番号1、3、5、、9、11
(UHF)、35、46(VHF)で放送を行っている
放送局が受信可能とされている。そこでこの図からわか
るように、チャンネル番号1、3、5、9、11のVH
F帯で放送されている放送局は、そのまま「キー入力チ
ャンネル」のナンバー1、3、5、9、11にそれぞれ
対応させて、チャンネルデータを設定すると共にバンド
データにはVHFを示すデータを設定する。またチャン
ネル35、46のUHF帯で放送されているものについ
ては、例えばチャンネル番号35の放送局を空きチャン
ネルであるキー入力チャンネルナンバー7に対応させ
て、ここのチャンネルデータにチャンネル番号『35』
を設定し、バンドデータにはUHFを設定する。同様に
チャンネル番号46の放送局は空きチャンネルのキー入
力チャンネルナンバー12のアドレスのチャンネルデー
タに『46』を設定し、バンドデータにはUHFを設定
する。このようにして1つのエリアコードナンバーにお
ける放送局データが設定され、更に他のエリアコードナ
ンバーにおいても、それぞれ上記のようにしてその地域
に応じた放送局データが設定されているものである。
【0013】また、図1において12は、後述するチャ
ンネルプリセットモードにより、特定されたエリアコー
ドナンバーの放送局データがプリセットデータとして記
憶されるプリセットデータメモリ部であり、例えば不揮
発性メモリやEEP−ROM等によって構成される。例
えば、図2で説明したエリアコードナンバー3が、後述
のようにして受信されたエリアコードと対応したとすれ
ば、図2(b)に示した内容の放送局データがプリセッ
トデータとして保持されることとなる。
【0014】13は携帯電話用の移動通信制御局から送
信され、携帯電話による通信制御を行っている制御信号
を受信するために設けられた携帯電話制御信号受信部
で、14は受信した携帯電話制御信号からエリアコード
を示す信号を抽出/デコードし、エリアコードデータと
してCPU8に供給するエリアコードデコード部を示
す。なお、15はエリアコードエンコード部を、19は
携帯電話制御信号送信部を示しており、例えばIDデー
タの確認など移動通信制御局との通信が必要な場合に設
けられるが、その必要がないのであれば省略されていて
も構わない。
【0015】図4は携帯電話の通信制御システムを概念
的に示しており、Iは移動通信制御局をKは携帯電話
を、E1 、E2 、E3 は携帯電話の通信システムにおい
て設定されているエリアを示す。移動通信制御局Iから
は携帯電話通信用の制御信号が送信されており、この制
御信号の中にはエリアを示すデータであるエリアコード
も含まれている。ここで、図の破線に示すように携帯電
話KがエリアE1 からエリアE3 に移動したとする。す
ると携帯電話Kでは移動通信制御局Iからのエリアコー
ドデータが変化するため、これに基づき新たなエリア登
録を要求する信号を移動通信制御局Iに送信するように
している。
【0016】そこで、本実施例ではこのように携帯電話
通信用の移動通信制御局から各地域に出力されている制
御信号を携帯電話制御信号受信部13で受信し、この制
御信号に重畳されている当該地域のエリアコードをエリ
アコードデコード部14にてデコードして得るものであ
り、このようにして得たエリアコードに基づきチャンネ
ルプリセットを行うことが可能となる。なお、本実施例
の携帯電話制御信号受信部13及びエリアコードデコー
ド部14としては、例えば従来の携帯電話に装備されて
いたと同様のものを付加すればよいことから特に新たな
部品開発等も必要ないため、コストも最小限に抑えるこ
とができる。
【0017】ここで、次に本実施例におけるチャンネル
プリセットについて説明する。例えば、ユーザーがキー
操作部6のパワーキー6eを操作してテレビジョン受像
機の電源をオンとした際に、まだチャンネルプリセット
がなされていない場合にはチャンネルプリセットモード
に入ることとなる。あるいは、キー操作部6のプリセッ
トキー6dが押圧操作されることによりチャンネルプリ
セットモードに入ることとなる。
【0018】上記のようにしてチャンネルプリセットモ
ードに入ると、前述のように携帯電話制御信号受信部1
3において、移動通信制御局Iから送信されている携帯
電話通信用の制御信号を受信する。そしてエリアコード
デコード部14において受信した制御信号からエリアコ
ードを抽出してこれを取り込む。前述のように、放送局
データROM11にはエリアコードナンバーごとに放送
局データが保持されている。そこで、CPU8は上記の
ようにして取り込んだエリアコードと対応する放送局デ
ータROM11のエリアコードナンバーを検索する。そ
して次に、CPU8は検索された放送局データROM1
1のエリアコードナンバーにおける放送局データより、
例えば図2に示したキー入力チャンネルごとに設定され
ているチャンネルデータとバンドデータを読み出して、
プリセットメモリ部12のキー入力チャンネルごとに設
けられたアドレスに対して順次セットしていく(以後、
上記キー入力チャンネルごとのプリセットメモリ部12
へのデータセットをチャンネル登録という)。
【0019】例えば、図2(a)に示したエリアコード
ナンバー3が検索され、図2(b)に示された内容に従
ってチャンネル登録をしていくとすると、例えばCPU
8では、先ず放送局データROM11からキー入力チャ
ンネル1におけるチャンネルデータとして『1』のデー
タを読み出し、更にバンドデータとして『VHF』のデ
ータを読み出し、これらのデータをプリセットメモリ部
12のキー入力チャンネル1におけるチャンネルデータ
及びバンドデータのそれぞれのアドレスにセットし、最
初のチャンネル登録を完了する。そして、次のチャンネ
ル登録としては放送局データROM11からキー入力チ
ャンネル2におけるチャンネル及びバンドデータをCP
U8が読み込むことになるが、この場合にはデータが設
定されておらず、チャンネル2により放送している局は
ないことから、例えばCPU8はプリセットメモリ部1
2のキー入力チャンネル2におけるチャンネルデータと
バンドデータのそれぞれのアドレスに対して、そのまま
『2』と『VHF』を示すデータをセットする。以下、
上記のようにしてキー入力チャンネル番号順にチャンネ
ル登録を行っていくが、例えばキー入力チャンネル7の
チャンネル登録においては、プリセットメモリ部12の
キー入力チャンネル7におけるチャンネルデータのアド
レスには『35』、バンドデータのアドレスには『UH
F』を示すデータがセットされる。このようにして、キ
ー入力チャンネル12までのチャンネル登録が終了する
と、チャンネルプリセットが完了したとして、CPU8
はチャンネルプリセットモードを抜ける。
【0020】そしてこの後、通常のモードにおいてチャ
ンネル切換のためにキー操作部6の数字キー6a、ある
いはアップ/ダウンキー6b、6cの操作がなされた場
合には、プリセットメモリ部12に保持されているチャ
ンネルプリセットデータに基づくチャンネル切換が行わ
れる。例えば、プリセットメモリ部12に対し、図2に
示した内容がプリセットされたとしてチャンネル切り替
えを行う場合を例として説明すると、例えば、ユーザー
のキー操作によりチャンネル1を選択した場合には、キ
ー入力部9を介してキー入力チャンネルデータ『1』が
CPU8に対して入力される。そこで、CPU8はプリ
セットメモリ部12からキー入力チャンネル1に対応す
るチャンネルデータ『1』及び『VHF』を示すバンド
データを読み出し、このチャンネルデータ『1』を示す
信号をシンセサイザ部3のチャンネルデータレジスタ4
に出力し、また読み出したバンドデータ『VHF』をシ
ンセサイザ部3のバンドデータレジスタ5に出力する。
【0021】そこで、上記のようにしてバンドデータが
入力されたバンドデータレジスタ5では、チューナー部
2に対してこのバンドデータ『VHF』に応じたバンド
切換信号を出力してVHF帯が選局可能なようにチュー
ナー部2のバンド切換を行い、更に『1』を示すチャン
ネルデータが入力されたチャンネルデータレジスタ4
は、このチャンネル1の周波数が選局されるための分周
比を示す制御信号を出力する。これにより、チューナー
部2では1チャンネルが選局されることから、例えばテ
レビジョン受像機には1チャンネルが表示されることと
なる。また、例えばキー操作によりユーザーが7チャン
ネルを選択した場合には、上記と同様にして、実際には
UHF帯の35チャンネルにより放送している局が選局
されることになる。
【0022】このように本実施例では、携帯電話のエリ
アコードに基づいて、あらかじめ放送局データROMに
記憶されている地域ごとの放送局データの中から適合す
るものをチャンネルプリセットデータとして選択するよ
うにしている。これにより、ユーザーは移動により受信
可能な放送局が変わった場合、例えば該当地域をサービ
スエリアとしている放送局のチャンネルを把握していな
くても、自動的にチャンネルプリセットがなされること
となる。特にテレビジョン受像機の場合、例えばUHF
帯の放送局をVHF帯の空きチャンネルのいずれかに割
り当て、通常のVHFのチャンネル選択用の数字キーに
より選局可能とするプリセット機能が知られているが、
本実施例の場合は例えば図2(b)のキー入力チャンネ
ル7及び12で示すように、このようなプリセットも共
に自動的に行われるようにすることが可能である。
【0023】次に、上記実施例のチャンネルプリセット
及び選局時におけるCPU8の処理動作について図3の
フローチャートを参照して説明する。例えば、この図の
ステップF101に示すように、テレビジョン受像機の電源
がオンとされるとCPU8はステップF102に進む。キー
操作部6のプリセットキー6dが操作されるとキー入力
部9を介してプリセットコマンドがCPU8に入力され
ることになるが、このステップF102ではプリセットコマ
ンドを入力して検知可能な状態としてステップF103に進
む。次に、ステップF103においてはCPU8に対してプ
リセットコマンドが入力されたかどうかを判別すること
になる。ここで、プリセットコマンドが入力されたと判
別されると、CPU8はステップF104に進んでチャンネ
ルプリセットモードを設定する。一方、プリセットコマ
ンドが入力されていないとされれば、ステップF114に進
み、既にチャンネルプリセットがなされているか、つま
りプリセットメモリ部12に放送局データが既に記憶保
持されているかどうかを判別し、まだチャンネルプリセ
ットがなされていないと判別されればステップF104に進
みチャンネルプリセットモードを設定するが、既にチャ
ンネルプリセットが済んでいると判別されればステップ
F115に進むこととなる。このように処理動作が行われる
ことでプリセットキー6dの操作がなされた、あるいは
電源投入後にチャンネルプリセットがされていない場合
にチャンネルプリセットモードに入るようにされる。
【0024】ステップF104でチャンネルプリセットモー
ドとされると、CPU8は次にステップF105に進み、携
帯電話制御信号受信部13を動作させて携帯電話の制御
信号を受信させる。そしてステップF106に進んで、エリ
アコードデコード部14で制御信号からエリアコードを
抽出して入力する。そして、次のステップF107では入力
したエリアコードに対応する放送局データROM11の
エリアコードナンバーを検索してステップF108に進む。
【0025】ステップF108では、キー入力チャンネルを
示す変数nについてn=1とし、ステップF109に進む。
そして、ステップF109では先のステップF107で検索され
たエリアコードナンバーが有する放送局データにおい
て、キー入力チャンネルnのチャンネルデータとバンド
データを、放送局データROM11の該当エリアコード
ナンバーのアドレスから読み出すこととなる。そして次
のステップF110ではチャンネル登録を実行する、つま
り、上記のようにして読み出したチャンネルデータとバ
ンドデータをプリセットメモリ部12のキー入力チャン
ネルnに対応するアドレスにセットする処理を行ってス
テップF111に進む。
【0026】ステップF111では現在の変数nが最大数と
されているかどうかを判別しており、例えば図2にて説
明したような放送局データ内容である場合には、キー入
力チャンネルは1〜12とされているから最大数は12
となる。ここで、変数nが最大数ではないと判別された
場合にはステップF112に進んで変数n=n+1とインク
リメントしてステップF109に戻る。この処理により、キ
ー入力チャンネル順にチャンネル登録が行われていくこ
ととなる。そして、ステップF111で変数nが最大数であ
ると判別された場合には、すべてのチャンネル登録が完
了したとして、F113に進んでチャンネルプリセットモー
ドを解除し、チャンネル切り替え等の処理が行われる通
常モードとして、ステップF115に進む。
【0027】ステップF115では、例えばキー操作部6の
数字キー6aやアップキー6b及びダウンキー6cの操
作によるチャンネル切換えコマンドを検知する状態には
いり、次のステップF116でチャンネルコマンドがCPU
8に対して入力されたかどうかを判別している。そして
このステップで、チャンネル切換えコマンドが入力され
ない場合には、ステップF115→F116の処理を繰り返して
チャンネル切換えコマンドの入力を待機している状態と
なる。一方、このステップF116でチャンネル切換えコマ
ンドが入力されたと判別されると、ステップF117に進ん
で入力されたチャンネル切換えコマンドに対応するキー
入力チャンネルの有するチャンネルデータをプリセット
メモリ部12から読み出してステップF118に進み、シン
セサイザ部3のチャンネルデータレジスタ4に対して読
み出されたチャンネルデータをセットする。そして次の
ステップF119においては、同様に入力されたチャンネル
切換えコマンドに対応するキー入力チャンネルの有する
バンドデータをプリセットメモリ部12から読み出して
ステップF120に進み、ここで読み出したバンドデータを
バンドデータレジスタ5に対してセットすることとな
る。これによりチューナー部2ではチャンネルデータレ
ジスタ4から出力されるチャンネル選択のための制御信
号と、バンドデータレジスタ5から供給されるバンド切
換え信号に基づいて選局が行われる。なお、実際の通常
モード時においての処理としては、ほかに音量調整その
他の処理も行われるものとされるが、この場合にはこれ
らを省略しチャンネル切換えに関する処理のみを示して
いる。
【0028】ところで、上記実施例において放送受信機
器はテレビジョン受像機として説明したが、ラジオ等の
他の放送受信機器に対しても適用することができる。例
えば、ラジオに対して上記実施例が適用される場合に
は、チューナー部2がラジオ放送に対応するように構成
され、放送局データROM11にはキー入力ナンバー
(テレビジョン受像機のキー入力チャンネルナンバーと
同義)に対応して、チャンネルデータの代わりに地域ご
との放送局の周波数データがセットされ、バンドデータ
には当該ラジオの仕様に応じてFM、AM、更には、特
に当該地域範囲で有効に受信可能な局があるような時に
はSW(短波)等の放送帯域を示すデータがセットさ
れ、これらが放送局データとされることになる。
【0029】そして、上述したと同様に受信したエリア
コードに対応する放送局データを放送局データROM1
1から読み出して、このデータを順次キー入力ナンバー
ごとにプリセットメモリ部12にセットすることで、こ
の場合には放送局プリセットが行われる。そして、選局
時にはキー操作部の数字キー6aやアップキー6b及び
ダウンキー6cにより選局を行うようにすることができ
る。したがって、ラジオに対して本発明を適用した場合
も、ユーザーは当該地域で受信可能な放送局の周波数を
一切把握していなくても、電源オンあるいはプリセット
キーの操作1つでチャンネルプリセットが自動的に行わ
れることになる。更に本実施例の場合には、ユーザーは
現地の放送局の周波数を特に把握していなくとも、選局
操作を上記のような数字キー、アップ/ダウンキー操作
により次々に呼び出すことができる。
【0030】次に、図5を参照して本発明における他の
実施例について説明する。この図は他の実施例の構成を
示すブロック図であり、図1と同一部分は同一符合を付
して説明を省略する。本実施例においては、ロラン(L
ORAN Long Range Navigation System)による測位
システムの受信が可能なロラン受信部20及び、ロラン
受信部20により得られた現在位置情報と対応するエリ
アコードが記憶保持されているエリアコードROM21
が設けられる。このロランとは現在知られている測位シ
ステムの1つで、ロランCの他ロランAシステムが知ら
れている。このロランシステムは双曲線航法原理に基づ
いており、複数の局から送信される電波を受信した際の
時間差により現在位置を測定するもので、例えば船舶の
ナビゲーションシステムとして利用されている。
【0031】そこで、本実施例ではロラン受信部20で
ロランシステムの局からの送信電波を受信して現在位置
を算出してこのデータをCPU8に入力する。CPU8
では入力された現在位置データが対応するエリアコード
をエリアコードROM21から検索する。そして、この
ようにして得られたエリアコードに基づいて、上記実施
例と同様に放送局データROM11の対応する放送局デ
ータをプリセットメモリ部12にセットすることでチャ
ンネルプリセットを実行することができる。
【0032】したがって、本実施例のCPU8プリセッ
トモード時の処理動作としては、図3に示したフローチ
ャートのステップF105、F106の代わりに上記したロラン
受信部20による電波受信及び現在位置算出制御、そし
て現在位置データとエリアコードROM21のエリアコ
ードデータとの照合のための処理が行われることとな
る。なお、本実施例のロラン受信部20はロランA、ロ
ランCのいずれに対応するものであっても構わないし、
ロランA、C両者のシステムが利用可能なように構成さ
れていることも考えられる。また、本発明もテレビジョ
ン受像機に限定されずラジオなどの他の放送受信機器に
適用して好適なものとされる。
【0033】次に、図6を参照してさらに他の実施例に
ついて説明する。この図は本実施例の構成を示すブロッ
ク図であり、図1及び図5と同一部分は同一符合を付し
て説明を省略する。本実施例においてはGPS受信部2
2が設けられている。現在GPS(GlobalPositioning
System)による測位システムが知られており、少なくと
も3つのGPS用衛星からの信号を受信して現在位置を
測定するもので、例えば近年においては自動車等の移動
体のナビゲーションシステムとしても利用されている。
【0034】そこで、本実施例ではGPS受信部22で
衛星からの信号を受信して現在位置を算出し、このデー
タをCPU8に入力し、CPU8は入力された現在位置
データが対応するエリアコードをエリアコードROM2
1から検索する。そして、このようにして得られたエリ
アコードに基づいて、上記実施例と同様に放送局データ
ROM11の対応する放送局データをプリセットメモリ
部12にセットすることでチャンネルプリセットを実行
するようにするものである。
【0035】したがって、本実施例のCPU8のプリセ
ットモード時の処理動作としては、図3に示したフロー
チャートのステップF105、F106の代わりに上記したGP
S受信部22による電波受信及び現在位置算出制御、そ
して現在位置データとエリアコードROM21のエリア
コードデータとの照合のための処理が行われることとな
る。なお、本発明も先の実施例と同様、テレビジョン受
像機に限定されずラジオなどの他の放送受信機器に適用
して好適なものとされる。
【0036】また、本発明は上記各実施例で述べた通信
システムや測位システムに限定されるものではなく、放
送局データROMにおける1つのエリアコードナンバー
を特定できるのであれば、例えば従来から知られている
デッカやオメガ等の測位システム等をを利用することが
可能であり、また、将来的に他の通信システムや測位シ
ステムが実現された場合にもこれらを利用することがで
きる。また、上述してきた移動体通信及び測位システム
の受信装置のなかから任意に複数を選択して設けること
も考えられる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明の放送受信機
器は、予め地域ごとの受信可能な放送局のチャンネル
(周波数)のデータが保持された放送局データROMを
設け、受信部により受信して得られたエリアコードに基
づいて放送局データROMから適合する地域の放送局デ
ータがチャンネルプリセットされるようにしたことで、
例えば電源投入やプリセットキーの操作をするだけで、
自動的に機器の設置地域に対応する放送局が受信可能な
ようにチャンネルプリセットが行われるため、チャンネ
ルプリセット操作が非常に簡略になる。そして、本発明
を例えばテレビジョン受像機に適用したのであれば、V
HF帯の放送局もUHF帯の空きチャンネルを指定する
と選局されるようにセットすることができる。これによ
り、チャンネルプリセット時に一々ユーザーが放送チャ
ンネルを確認しながら手動でプリセット作業を行う必要
がなくなり、プリセットに要する時間も著しく短縮され
るので、ユーザーのプリセットに関わる負担が解消され
るという効果を有している。また、本発明をラジオに適
用したような場合、選局時においても周波数によりチュ
ーニングせずに数字キー等の操作により即座に指定する
ことが可能となり、ユーザーの使い勝手もよくなるとい
う効果を有しており、特に長距離移動の可能性の高い携
帯用や車載用等のラジオに有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の放送受信機器の実施例の構成を示すブ
ロック図である。
【図2】放送局データROMのデータ内容を示す説明図
である。
【図3】本実施例のCPUのチャンネルプリセット及び
チャンネル切換え時の処理動作を示すフローチャートで
ある。
【図4】携帯電話のシステムを概念的に示す説明図であ
る。
【図5】他の実施例における放送受信機器の構成を示す
ブロック図である。
【図6】更に他の実施例における放送受信機器の構成を
示すブロック図である。
【符号の説明】
2 チューナー部 3 シンセサイザ部 4 チャンネルデータレジスタ 5 バンドデータレジスタ 6 キー操作部 6a 数字キー 6b アップキー 6c ダウンキー 6d プリセットキー 6e パワーキー 7 システムコントローラ 8 CPU 9 キー入力部 10 プログラムROM 11 放送局データROM 12 プリセットメモリ部 13 携帯電話制御信号受信部 14 エリアコードデコード部 20 ロラン受信部 21 エリアコードROM 22 GPS受信部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放送電波を受信/選局するチューナーを
    備えている放送受信機器において、 移動体通信及び/又は測位システムの送信信号を受信す
    ることのできる受信部と、 前記受信部で受信された信号に基づき、所定の地域範囲
    に対応するエリアコードを得てこれを出力するエリアコ
    ード出力手段と、 前記エリアコードごとの地域範囲に対応する放送局の周
    波数又はチャンネル番号が放送局データとして記憶され
    ている放送局データ記憶手段と、 前記放送局データ記憶手段のエリアコードに対応する放
    送局データをプリセットデータとして記憶することので
    きるプリセットデータ記憶手段と、 前記エリアコード出力手段から得られたエリアコードに
    対応する前記放送局データ記憶手段における放送局デー
    タを、前記プリセットデータ記憶手段に記憶させること
    のできる制御手段と、 を備えていることを特徴とする放送受信機器。
  2. 【請求項2】 前記受信部は携帯電話の移動通信制御局
    からの送信信号を受信可能なように構成されていること
    を特徴とする請求項1に記載の放送受信機器。
  3. 【請求項3】 前記受信部はロランシステムによる送信
    信号を受信可能なように構成されていることを特徴とす
    る請求項1又は請求項2に記載の放送受信機器。
  4. 【請求項4】 前記受信部はGPSシステムによる送信
    信号を受信可能なように構成されていることを特徴とす
    る請求項1又は請求項2又は請求項3に記載の放送受信
    機器。
JP30707093A 1993-11-15 1993-11-15 放送受信機器 Withdrawn JPH07143416A (ja)

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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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