JPH07142979A - サンプル・ホールド回路 - Google Patents

サンプル・ホールド回路

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JPH07142979A
JPH07142979A JP5284951A JP28495193A JPH07142979A JP H07142979 A JPH07142979 A JP H07142979A JP 5284951 A JP5284951 A JP 5284951A JP 28495193 A JP28495193 A JP 28495193A JP H07142979 A JPH07142979 A JP H07142979A
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JP
Japan
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transmission gate
gate
mos
output
signal
Prior art date
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JP5284951A
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English (en)
Inventor
Koichi Hara
耕一 原
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Kyushu Fujitsu Electronics Ltd
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Kyushu Fujitsu Electronics Ltd
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 回路レイアウト面積が小さく、ホールド状態
からサンプリング状態に移る際の高速動作を可能にす
る。 【構成】 制御信号端子S1,S2をそれぞれH,Lレ
ベルにすることで、トランスミッションゲート1、ゲー
ト2がそれぞれオン、オフ状態になり、入力端子INか
らのデータがサンプリングされる。そして、制御信号端
子S1,S2をそれぞれH,Lレベルにすると、トラン
スミッションゲート1、ゲート2がそれぞれオフ、オン
状態になり、トランスミッションゲート2とC−MOS
インバータ3,4とでレープが形成されて、出力端子O
UTの電圧レベルがホールドされる。以上のように、デ
ータをホールドするため、ホールドからサンプリング動
作に移る際も、インバータが瞬時に動作するため高速動
作が可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば液晶表示装置の
ドライバーIC内に設けられ、アナログ入力信号による
データをサンプリング及びホールドする回路に関するも
のである。液晶表示装置は、X方向及びY方向の信号線
と、その交点にマトリクス状に配列される画素とを有
し、所望の信号線に信号を送って特定の画素を選択する
ことで、表示パネルに像を映し出すものである。
【0002】この時、複数の信号線に異なるタイミング
でデータが入力されるので、これらのデータを同時に出
力するため、データをサンプリングすると共に所定時間
だけ保持するサンプル・ホールド回路が必要になる。
【0003】
【従来の技術】図17に従来のサンプル・ホールド回路
を示す。図17に示すように、従来のサンプル・ホール
ド回路は、PMOSトランジスタTP11とNMOSト
ランジスタTN11とからなる一般的なC−MOSトラ
ンスミッションゲート51と、データホールドのための
容量素子C1を有している。
【0004】そして、PMOSトランジスタTP11、
及びNMOSトランジスタTN11のゲートには、それ
ぞれ制御信号端子S11,S12が接続されており、デ
ータ入力端子INから入力されるアナログ信号を制御し
て、出力端子OUTより出力データを出力する。尚、制
御信号端子S11,S12は反転論理、即ち一方が
“H”レベルの時は他方が“L”レベルとなるものであ
る。
【0005】以下に本回路の動作説明を行う。まず、入
力データをサンプリングする場合は、一方の制御信号端
子S11を“L”レベルにする。この時他方のセレクト
端子は反転論理であるため、“H”レベルになる。従っ
て、C−MOSトランスミッションゲート51はオン状
態となり、入力端子INから入力される信号が、C−M
OSトランスミッションゲート51を介して容量素子C
1に充電されつつ、放電して出力データとなる。
【0006】次に、データホールド時においては、制御
信号端子S11を“H”レベルにすることで、C−MO
Sトランスミッションゲート51をオフ状態にする。C
−MOSトランスミッションゲート51がオフ状態であ
るため、入力端子INからの信号は入力されず、容量素
子C1に充電された信号(電荷)は保持され、出力端子
OUTから出力される。
【0007】保持状態において、容量素子C1に充電さ
れている電荷(信号)は、出力端子OUTから放電(出
力)されるが、完全に放電するまでの時間は長く、保持
状態を継続しておく時間はそれよりはるかに短い。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記図17に示すよう
なサンプル・ホールド回路においては、データホールド
用として容量素子C1を用いているため、図18に入出
力データ及び制御信号端子S11,S12の信号の変化
を示すタイミングチャートを示すが、サンプリング時の
充放電に時間を要し、出力データの応答が遅くなる。
【0009】また、データホールドのために必要な容
量、例えば10pFの容量素子を形成するには極めて広
いレイアウト面積が必要になる。更にC−MOSトラン
スミッションゲート51のオン抵抗、及び高耐圧構造の
PMOSトランジスタTP11側のオフセット抵抗をス
イッチング特性上、小さくするためにトランジスタサイ
ズを大きくしなければならない。
【0010】このことは、C−MOSトランスミッショ
ンゲート51を駆動するための素子の増大にもつなが
る。図19は、従来のサンプル・ホールド回路を含むシ
ステム構成図であり、サンプル・ホールド回路55、制
御回路56、出力回路57からなる液晶表示装置の1ビ
ットに対応するものである。
【0011】図19に示すように、C−MOSトランス
ミッションゲート51を駆動するための制御回路56に
おけるC−MOSインバータやレベルシフターもかなり
大きなものとなり、今や液晶表示装置における駆動回路
の出力数は、190ビットのもの等が主流であるため、
チップサイズは極めて大きいものとなる。本発明は、か
かる従来技術の問題に鑑みてなされたものであり、アナ
ログ信号のサンプリング或いはホールドを高速に行うと
共に、回路のレイアウト面積を小さくすることのできる
回路構成を実現することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明のサンプル・ホールド回路は、ゲートが制御信号端子
S1からの信号を受けることでオンオフ制御され、ソー
スに接続されるデータ入力端子INからの信号をドレイ
ンに接続される出力端子OUT側へ通過或いは遮断する
MOSトランジスタからなる第1のトランスミッション
ゲート1と、該第1のトランスミッションゲート1の出
力部に並列接続され、第1のトランスミッションゲート
1とは反転論理で動作するMOSトランジスタからなる
第2のトランスミッションゲート2と、該第2のトラン
スミッションゲート2に直列接続され、前記第1のトラ
ンスミッションゲート2の出力部における電位によって
ゲートの制御が行われる第1のC−MOSインバータ3
と、該第1のC−MOSインバータ3の出力部における
電位によってゲートの制御が行われる第2のC−MOS
インバータ4とを有し、前記第2のトランスミッション
ゲート2がオン状態の時に該トランスミッションゲート
2と前記第1のC−MOSインバータ3及び第2のイン
バータ4によって閉回路が形成されることを特徴として
いる。
【0013】
【作用】図1に示す本発明のサンプル・ホールド回路に
おいて、まず制御信号端子S1を“H”レベル(制御信
号端子S2を“L”レベル)にすることで、一方のトラ
ンスミッションゲート1がオン状態、他方のトランスミ
ッションゲート2がオフ状態になり、入力端子INから
のデータがサンプリングされる。
【0014】そして、制御信号端子S1を“L”レベル
(制御信号端子S2を“H”レベル)にすると、一方の
トランスミッションゲート1がオフ状態、他方のトラン
スミッションゲート2がオン状態になり、トランスミッ
ションゲート2とC−MOSインバータ3,4とでルー
プが形成されて、出力端子OUTの電圧レベルがホール
ドされる。
【0015】以上のように、2段のC−MOSインバー
タによって入力端子からのデータをホールドするため、
ホールドからサンプリング動作に移る際も、インバータ
が瞬時に動作するため高速動作が可能になると共に、容
量素子のように広いレイアウト面積を要することがない
ため、チップの小型化が可能となる。
【0016】
【実施例】以下に、本発明のサンプル・ホールド回路の
実施例を説明する。図2は、本発明の第一実施例を説明
するための回路図であり、液晶表示装置のドライバーI
Cの1ビット分に対応するものである。本回路は、本発
明の対象部分であるサンプル・ホールド回路5と、サン
プル・ホールド回路5のトランスミッションゲートを制
御するための制御回路6と、サンプル・ホールド回路5
から出力される信号を処理して所望の出力信号を得る出
力回路7とを有している。
【0017】本実施例のサンプル・ホールド回路5は、
PMOSトランジスタTP1とNMOSトランジスタT
N1とからなる第1のトランスミッションゲート11、
NMOSトランジスタTN2とPMOSトランジスタT
P2とからなる第2のトランスミッションゲート12、
PMOSトランジスタTP3,TP4及びNMOSトラ
ンジスタTN3,TN4とからなり、それぞれのPMO
SトランジスタTP3,TP4のソース側が第1のトラ
ンスミッションゲート11の出力部に接続されてなる一
対のC−MOSインバータ13,14とから構成されて
いる。
【0018】第1のC−MOSインバータ13のPMO
SトランジスタTP3とNMOSトランジスタTN3の
ゲートは第1のトランスミッションゲート11の出力部
に接続され、第2のC−MOSインバータ14のPMO
SトランジスタTP4,NMOSトランジスタTN4の
ゲートは第1のC−MOSインバータ13の出力部に接
続されて、それぞれの電位によってオンオフの切り換え
が行われる。
【0019】また、第2のC−MOSインバータ14の
出力部は、第2のトランスミッションゲート12に接続
され、第2のトランスミッションゲートがオン状態の時
には第1のC−MOSインバータ13及び第2のC−M
OSインバータ14とによって閉回路が形成される。
尚、第1,第2のトランスミッションゲートをそれぞれ
PMOSトランジスタとNMOSトランジスタを組み合
わせて構成しているのは、そのスイッチング特性を良好
にするためである。
【0020】次に図2における本実施例の動作説明を行
う。制御回路6によって、サンプル・ホールド回路5の
端子a,bのレベルを制御するが、まず端子a、即ちP
MOSトランジスタTP1とNMOSトランジスタTN
2のゲートに接続される点を“L”レベル、端子b、即
ちNMOSトランジスタTN1とPMOSトランジスタ
TP2のゲートに接続される点を“H”レベルとする。
【0021】尚、制御回路6は、その回路構成から明ら
かなとおり、それぞれの端子a,bが必ず逆のレベルと
なるように制御している。端子aが“L”レベル、端子
bが“H”レベルになると、第1のトランスミッション
ゲート11がオン状態、第2のトランスミッションゲー
ト12がオフ状態となる。
【0022】第1のトランスミッションゲート11がオ
ン状態であれば、このトランスミッションゲートに接続
されるデータ入力端子INからの入力信号は、サンプリ
ングされる。従って、データ入力信号INからのデータ
がそのまま出力回路7へ出力されることになる。次に、
制御回路6によって、端子aを“H”レベル、端子bを
“L”レベルにすると、第1のトランスミッションゲー
ト11がオフ状態、第2のトランスミッションゲート1
2がオン状態となる。
【0023】この時、制御回路6によって決定された電
圧レベル、即ち端子a,bのレベルを切り換える直前の
データ入力端子INからの入力信号の電圧レベルが第1
のC−MOSトランジスタ13のPMOSトランジスタ
TP3、NMOSトランジスタTN3のゲート電圧及び
ソース電圧となり、また第2のC−MOSインバータ1
4のPMOSトランジスタTP4、NMOSトランジス
タTN4のソース電圧となる。
【0024】仮にこの電圧レベルが10〔V〕であった
とすると、第1のC−MOSインバータ13のPMOS
トランジスタTP3がオフ状態、NMOSトランジスタ
TN3がオン状態となる。従って、第1のC−MOSイ
ンバータ13の出力は接地レベルになる。接地レベルが
ゲートに入力される第2のC−MOSインバータ14の
PMOSトランジスタTP4はオン状態、NMOSトラ
ンジスタTN4はオフ状態となって、第2のC−MOS
インバータ14からは、ソース電圧の10〔V〕が出力
される。
【0025】第2のC−MOSインバータ14の出力部
には第2のトランスミッションゲート12が接続されて
おり、これら第2のトランスミッションゲート12、第
1,第2のC−MOSインバータ13,14によって閉
回路が形成されて、サンプル・ホールド回路5の出力部
における電圧レベルが10〔V〕にホールドされる。以
上説明した本実施例によれば、ホールド用として容量素
子を必要とせず、ホールド状態からサンプリング状態に
切り換える場合も、C−MOSインバータを使用してい
ることから、論理変換が瞬時に行われ、高速動作を実現
することができる。
【0026】図3は、本実施例のサンプル・ホールド回
路における入出力データ及び制御回路6によって制御さ
れる端子a,bの信号の変化を示すタイミングチャート
である。図3に示すように、本実施例のサンプル・ホー
ルド回路の場合、端子aが“L”レベル、端子bが
“H”レベルのサンプリング時において入力信号INに
対する出力信号OUTの応答速度、即ちスイッチング特
性は従来のサンプル・ホールド回路に比べ高速になって
いる。
【0027】また、本実施例のサンプル・ホールド回路
を使用すれば、制御回路6の構成も簡単且つ小型にする
ことができ、従来のサンプル・ホールド回路を使用した
場合に比べて、そのチップサイズを半分程度にすること
ができる。次に、本発明の第2実施例を図4により説明
する。第1実施例と同様な構成部分には同じ符号を付し
ている図4に示すサンプル・ホールド回路においては、
図2で第1のトランスミッションゲート11の出力部に
接続されていた第1のC−MOSインバータ13のPM
OSトランジスタTP3のソースを電源VCCに接続して
いることを特徴としている。
【0028】このような構成とすることにより、PMO
SトランジスタTP3には、常時電源電圧がかかってお
り、第1のトランスミッションゲート11の出力部の電
位が上がり、PMOSトランジスタTP3がオン状態に
なった時に、電源VCCの電位が瞬時に出力され、第2の
C−MOSインバータ14へと入力される。従って、第
1のC−MOSインバータ13のスイッチング動作が高
速且つ安定したものとなる。
【0029】また、図5は、第2のC−MOSインバー
タ14におけるPMOSトランジスタTP4のソースを
電源VCCに接続した第3実施例であり、第2のC−MO
Sインバータ14が、電源レベル或いは接地レベルのい
ずれかを出力することになるため、デジタルの入力信号
を取り扱うことができる。更に、図示していないが、第
3実施例における第1のC−MOSインバータ13のP
MOSトランジスタTP3のソースを第2実施例同様電
源VCCに接続することで、デジタル入力信号を取り扱え
るサンプル・ホールド回路において、高速かつ安定した
スイッチング動作を行うことが可能となる。
【0030】図6は、本発明の第4実施例を説明するた
めの回路図であり、2段のC−MOSインバータ15,
16の入力、出力の方向が上述した第1〜第3実施例と
異なっている。第1〜第3実施例においては、第1のト
ランスミッションゲート11がオン状態のサンプリング
時にもC−MOSインバータは駆動する構成であるが、
本実施例によれば、第1のトランスミッションゲート1
1がオン状態のサンプリング時において、第2のトラン
スミッションゲート12は当然オフ状態であるので、2
段のC−MOSインバータ15,16にはその出力側に
電圧が加わるだけで、ゲートに電圧が加わることがな
く、電流を一切流さない。
【0031】従って、サンプリング時の消費電力を低減
することができる。図7は、本発明の第5実施例を説明
するための回路図であり、第1のトランスミッションゲ
ート11の出力部に2段のC−MOSインバータ17,
18を直列に接続したものである。このような構成にす
ることによって、第1のトランスミッションゲート11
がオン状態のサンプリング時においても、その出力をC
−MOSインバータ17,18を介して行うことによっ
て、そのドライブ能力を向上させることができる。
【0032】即ち、データ入力端子INからの入力信号
は、トランスミッションゲート11のオン抵抗によっ
て、なまる(信号の立ち上がり、立ち下がりが緩慢にな
る)が本実施例によれば、C−MOSインバータ17,
18によって、このなまった信号を再び整成するため、
ドライブ能力が向上することになる。図8は、本発明の
第6実施例を説明するための回路図であり、第5実施例
の構成に対してC−MOSインバータ19を追加したも
ので、C−MOSインバータ17が2つのC−MOSイ
ンバータ18,19を駆動する構成となっている。
【0033】例えば、第5実施例の場合には、C−MO
Sインバータ18が出力端子OUTとオン抵抗及びオフ
セット抵抗の大きい第2のトランスミッションゲート1
2を駆動する構成でとなっているが、本実施例では、C
−MOSインバータ17がオン抵抗及びオフセット抵抗
の小さいC−MOSインバータ18,19を駆動するた
め、そのドライブ能力は高くなる。
【0034】図9は、本発明の第7実施例を説明するた
めの回路であり、第1実施例における第1のC−MOS
インバータを2入力NAND回路21に置き換えて、ク
リアー端子CLRを設けたものである。本実施例によれ
ば、ホールド状態からサンプリング動作に移る際に、ク
リアー端子CLRに“L”レベルを入力すことで、瞬時
に出力端子OUTが“L”レベルにクリアーされるた
め、データ入力端子INからの信号レベルを正確に取り
込むことができる。
【0035】従って、特にホールドされているデータ量
とこれからサンプリングしようとするデータ量が大きく
異なるような場合において、正確なサンプリングデータ
を出力することができる。図10は、第7実施例と同様
2入力NAND回路を用いたもので、本発明の第8実施
例を説明するための回路図である。
【0036】本実施例は、第1,第2のトランスミッシ
ョンゲート11,12と、2段のC−MOSインバータ
22,23及びクリアー端子を有する2入力NAND回
路24によって構成されている。本実施例によれば、ホ
ールド状態からサンプリング動作に移る際に、第7実施
例同様、クリアー端子CLRに“L”レベルを入力すこ
とで、瞬時に出力端子OUTが“L”レベルにクリアー
されるため、データ入力端子INからの信号レベルを正
確に取り込むことができ、更に、第1のトランスミッシ
ョンゲート11によってなまった信号をC−MOSイン
バータ22,23によって整成するため、出力の駆動能
力が向上する。
【0037】図11は、本発明のサンプル・ホールド回
路をフリップフロップ回路に適用した第9実施例を説明
するための回路図であり、それぞれサンプル・ホールド
回路である前段回路部25と後段回路部26とで構成さ
れ、後段回路部26のC−MOSインバータ35のソー
スをC−MOSインバータ33の出力部に接続してい
る。
【0038】本実施例において、クロック信号CLKに
よって、まずCKが“L”レベル、CKバーが“H”レ
ベルになると、第1のトランスミッションゲート27が
オン状態、第2,第3のトランスミッションゲート2
8,31がオフ状態になり、データ入力端子INからの
データが前段回路部25にサンプリングされる。そし
て、次のクロック信号CLKによって、CKが“H”レ
ベル、CKバーが“L”レベルになると、第1のトラン
スミッションゲート27がオフ状態、第2のトランスミ
ッションゲート28がオン状態になるため、入力された
データは第1,第2のC−MOSインバータ29,30
及び第2のトランスミッションゲート28によりホール
ドされ、オン状態となる第3のトランスミッションゲー
ト31を介して後段回路部26にサンプリングされ、出
力端子Q,QXより出力される。
【0039】更に、次のクロック信号CLKによって、
再びCKが“L”レベル、CKバーが“H”レベルにな
ると、データ入力端子INより新たなデータが第1のト
ランスミッションゲート27を介して前段回路部15に
サンプリングされると共に、前回のデータが後段回路部
26の第3,第4のC−MOSインバータ33,34及
び第4のトランスミッションゲート32によってホール
ドされ、データ入力端子INからの新たにデータに係わ
らずホールドされるデータが出力端子Q,QXより出力
される。
【0040】以上の説明のとおり本実施例によれば、後
段回路部26で出力されている電圧レベルと異なる電圧
レベルを前段回路部25に入力することができるので、
アナログ信号でのフリップフロップ動作を実現すること
ができる。図12は、第9実施例の応用例である第10
実施例を説明するための回路図である。
【0041】サンプル・ホールド回路である前段回路部
36及び後段回路部37における第1のトランスミッシ
ョンゲート27,31の出力部にそれぞれC−MOSイ
ンバータ38,40が設けられており、後段におけるC
−MOSインバータ35のソースはC−MOSインバー
タ40のゲートに接続されている。本実施例によれば、
アナログ信号を取り扱えるフリップフロップ回路で、サ
ンプリング時において、前段、後段の回路部ともC−M
OSインバータ38,40を介して信号が出力されるた
め、第1,第3のトランスミッションゲート27,31
の信号を整成して、スイッチング特性を向上させること
ができる。
【0042】図13は、やはり本発明のサンプル・ホー
ルド回路をフリップフロップ回路に適用した第11実施
例を説明するための回路図であり、第9実施例の前段,
後段回路部のそれぞれの第1のC−MOSインバータ2
9,33にかえてクリアー端子CLRを有する2入力N
AND回路42,43を設けていることを特徴にしてい
る。
【0043】本実施例によれば、アナログ信号を取り扱
えるフリップフロップ回路で、サンプリング開始時にク
リアー端子CLRを“L”レベルにすることで、出力端
子Q,QXの出力電圧レベルが瞬時にクリアーされるた
め、新たな入力電圧が正確に伝達される。図14は、本
発明の第12実施例を説明するための回路図であり、第
1,第2のトランスミッションゲート11,12及び第
1,第2のC−MOSインバータ13,14に加えて、
遅延回路44を設けたものである。
【0044】図14に示すように、第1のC−MOSイ
ンバータ13のゲート側に抵抗等の遅延回路44を設け
ることによって、入力データが非常に速く論理変換する
ような場合に、配線の引き回し等でソース電位がゲート
電位よりも遅れて決定されることを防止できる。図15
は、本発明の第13実施例を説明するための回路図であ
り、C−MOSインバータ45,46,47と、比較回
路48を組み合わせることにより、精度良い出力電圧を
得るものである。
【0045】本実施例によれば、高速に変化する入力電
圧の場合に、変化した電圧レベルを瞬時に出力しようと
する電圧レベルに設定することができため、精度の高い
出力電圧を得ることができる。図16は、アナログデー
タを両方向から入出力可能とする本発明の第14実施例
を説明するための回路図である。
【0046】本実施例は、第1,第2のトランスミッシ
ョンゲート11,12及び第1,第2のC−MOSイン
バータ13,14に加えて第3のトランスミッションゲ
ート49を設けることによって、両方向からの入出力を
可能としている。
【0047】
【効果】以上説明した本発明のサンプル・ホールド回路
によると、ホールド用の容量素子に代わり、C−MOS
インバータを組み合わせることで入力データのサンプリ
ング及びホールドを可能としており、ホールド状態から
サンプリング動作に移る際に、インバータが瞬時に動作
するため高速動作が可能になると共に、容量素子のよう
に広いレイアウト面積を要することがないため、チップ
の小型化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の第1実施例を説明するための回路図で
ある。
【図3】第1実施例における入出力データのタイミング
チャートを示す図である。
【図4】本発明の第2実施例を説明するための回路図で
ある。
【図5】本発明の第3実施例を説明するための回路図で
ある。
【図6】本発明の第4実施例を説明するための回路図で
ある。
【図7】本発明の第5実施例を説明するための回路図で
ある。
【図8】本発明の第6実施例を説明するための回路図で
ある。
【図9】本発明の第7実施例を説明するための回路図で
ある。
【図10】本発明の第8実施例を説明するための回路図
である。
【図11】本発明の第9実施例を説明するための回路図
である。
【図12】本発明の第10実施例を説明するための回路
図である。
【図13】本発明の第11実施例を説明するための回路
図である。
【図14】本発明の第12実施例を説明するための回路
図である。
【図15】本発明の第13実施例を説明するための回路
図である。
【図16】本発明の第5実施例を説明するための回路図
である。
【図17】従来のサンプル・ホールド回路を示す図であ
る。
【図18】従来のサンプル・ホールド回路における入出
力データのタイムチャートを示す図である。
【図19】従来のサンプル・ホールド回路を含むシステ
ム構成図である。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゲートが制御信号端子(S1)からの信
    号を受けることでオンオフ制御され、ソースに接続され
    るデータ入力端子(IN)からの信号をドレインに接続
    される出力端子(OUT)側へ通過或いは遮断するMO
    Sトランジスタからなる第1のトランスミッションゲー
    ト(1)と、 該第1のトランスミッションゲート(1)の出力部に並
    列接続され、第1のトランスミッションゲート(1)と
    は反転論理で動作するMOSトランジスタからなる第2
    のトランスミッションゲート(2)と、 前記第1のトランスミッションゲート(1)の出力部に
    おける電位によってゲートの制御が行われる第1のC−
    MOSインバータ(3)と、 該第1のC−MOSインバータ(3)の出力部における
    電位によってゲートの制御が行われる第2のC−MOS
    インバータ(4)とを有し、 前記第2のトランスミッションゲート(2)がオン状態
    の時に該トランスミッションゲート(2)と前記第1の
    C−MOSインバータ(3)及び第2のインバータ
    (4)によって閉回路が形成されることを特徴とするサ
    ンプル・ホールド回路。
  2. 【請求項2】 前記第1,第2トランスミッションゲー
    ト(11,12)はそれぞれPMOSトランジスタ(T
    P1,TP2)とNMOSトランジスタ(TN1,TN
    2)とからなっていることを特徴とする請求項1記載の
    サンプル・ホールド回路
  3. 【請求項3】 前記第2のトランスミッションゲート
    (12)がオン状態の時に該第2のトランスミッション
    ゲート(12)を介して前記第1のトランスミッション
    ゲート(11)の出力部の電位がソースに入力される第
    1のC−MOSトランジスタ(15)と該C−MOSト
    ランジスタ(15)の出力の電位によってゲートを制御
    される第2のC−MOSトランジスタ(16)を有する
    ことを特徴とする請求項1記載のサンプル・ホールド回
    路。
  4. 【請求項4】 ゲートが制御信号端子(S1)からの信
    号を受けることでオンオフ制御され、ソースに接続され
    るデータ入力端子(IN)からの信号をドレインに接続
    される出力端子(OUT)側へ通過或いは遮断するMO
    Sトランジスタからなる第1のトランスミッションゲー
    ト(11)と、 該第1のトランスミッションゲート(11)の出力部に
    並列接続され、第1のトランスミッションゲート(1
    1)とは反転論理で動作するMOSトランジスタからな
    る第2のトランスミッションゲート(12)と、 該第1のトランスミッションゲート(11)の出力部に
    おける電位によってゲートの制御が行われると共に、ク
    リアー端子(CLR)を有する2入力NAND回路(2
    1)と、 該2入力NAND回路(21)の出力部における電位に
    よってゲートの制御が行われるC−MOSインバータ
    (20)とを有し、 前記第2のトランスミッションゲート(2)がオン状態
    の時に、該トランスミッションゲート(12)と2入力
    NAND回路(21)及びC−MOSインバータ(2
    0)によって閉回路が形成されることを特徴とするサン
    プル・ホールド回路。
  5. 【請求項5】 請求項2記載のサンプル・ホールド回路
    を2段接続して、データ入力端子(IN)に接続される
    第1のトランスミッションゲート(27)と、該第1の
    トランスミッションゲート(27)がオフ状態の時に、
    閉回路を形成する第2のトランスミッションゲート(2
    8)及び第1,第2のC−MOSインバータ(29,3
    0)とからなる前段回路部(25)と、 前段回路部(25)の出力部に接続される第3のトラン
    スミッションゲート(31)と、該第3のトランスミッ
    ションゲート(31)がオフ状態の時に、閉回路を形成
    する第4のトランスミッションゲート(32)及び第
    3,第4のC−MOSインバータ(33,34)とから
    なる後段回路部26とを構成し、 クロック信号(CLK)によって、前記第1のトランス
    ミッションゲート(27)がオン状態の時に、前記第
    2,第3のトランスミッションゲート(28,31)が
    オフ状態に、前記第4のトランスミッションゲート(3
    5)がオン状態となるよう制御されることを特徴とする
    サンプル・ホールド回路。
  6. 【請求項6】 請求項2記載の第1のC−MOSインバ
    ータ(13)に入力部と第1のトランスミッションゲー
    ト(11)との間に遅延回路(44)を備えていること
    を特徴とする請求項2記載のサンプル・ホールド回路。
  7. 【請求項7】 ゲートが制御信号端子(S1)からの信
    号を受けることでオンオフ制御され、ソースに接続され
    るデータ入力端子(IN)からの信号をドレインに接続
    される出力端子(OUT)側へ通過或いは遮断するMO
    Sトランジスタからなる第1のトランスミッションゲー
    ト(11)と、 該第1のトランスミッションゲート(11)の出力部に
    並列接続され、第1のトランスミッションゲート(1
    1)とは反転論理で動作するMOSトランジスタからな
    る第2のトランスミッションゲート(12)と、 並列接続され、それぞれ前記第1のトランスミッション
    ゲート(11)の出力部の電位によってゲートを制御さ
    れる第1,第2のC−MOSインバータ(46,47)
    と、 該第1のC−MOSインバータ(46)の出力部の電位
    によってゲートを制御される第3のC−MOSインバー
    タ(45)と、 前記第2のC−MOSインバータ(47)と前記第1の
    トランスミッションゲート(11)の出力部の信号を比
    較して前記第3のC−MOSインバータ(45)に入力
    する比較回路(48)とを備えることを特徴とするサン
    プル・ホールド回路。
  8. 【請求項8】 ゲートが制御信号端子(S1,S2)か
    らの信号を受けることでオンオフ制御され、データ入出
    力端子(D1)からの信号を通過或いは遮断するMOS
    トランジスタからなる第1のトランスミッションゲート
    (11)と、 該第1のトランスミッションゲート(11)とは対向し
    て、ゲートが制御信号端子(S3,S4)からの信号を
    受けることでオンオフ制御され、データ入出力端子(D
    2)からの信号を通過或いは遮断するMOSトランジス
    タからなる第2のトランスミッションゲート(49)
    と、 第1,第2のトランスミッションゲート(11,49)
    間にあり、制御信号端子(S5,S6)からの信号を受
    けることでオンオフ制御される第3のトランスミッショ
    ンゲート(12)と、該第3のトランスミッショッゲー
    ト(12)がオン状態の時に、該第3のトランスミッシ
    ョンゲート(12)を介して閉回路を形成する第1,第
    2のC−MOSインバータ(13,14)とを備えるこ
    とを特徴とするサンプル・ホールド回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1728328A1 (en) * 2004-03-24 2006-12-06 Analog Devices, Inc. Programmable input range adc
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