JPH07140900A - 自着性多色ステッカー - Google Patents

自着性多色ステッカー

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Publication number
JPH07140900A
JPH07140900A JP31447693A JP31447693A JPH07140900A JP H07140900 A JPH07140900 A JP H07140900A JP 31447693 A JP31447693 A JP 31447693A JP 31447693 A JP31447693 A JP 31447693A JP H07140900 A JPH07140900 A JP H07140900A
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JP
Japan
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layer
adhesive
sticker
colored
foam layer
Prior art date
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Pending
Application number
JP31447693A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshigo Ito
善吾 伊藤
Koichi Koizumi
浩一 小泉
Tsutomu Ugawa
勉 鵜川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOYO CHEMITEC KK
Original Assignee
TOYO CHEMITEC KK
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Publication date
Application filed by TOYO CHEMITEC KK filed Critical TOYO CHEMITEC KK
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Publication of JPH07140900A publication Critical patent/JPH07140900A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 接着剤を用いることなく、ガラス等の平滑面
を有する基盤に固着又は剥離が容易な表裏が異なった彩
色を有する多色性のステッカーを提供する。 【構成】 離型紙、内部及び表面に連続に連続気泡を有
する着色発泡層、接着剤、隠蔽力を有する不透明性下地
層、着色層が順次積層された自着性多色ステッカーであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シート状のステッカー
を任意の形状に切り取り、それをガラス等の平滑な平面
状に貼り付けて線画を構成するステッカー、特にステッ
カーに粘着剤を含む接着剤等を塗布することなく平面状
に付着することができ、かつ表裏の色彩が異なる自着性
のステッカーに関する。
【0002】
【従来の技術】ガラス等の平滑面にステッカーを貼り付
け、それによって任意の線画を構成し、宣伝、広告、案
内表示等を行なうことは行なわれているが、それらは一
面に接着剤が塗布され、離型紙によって保護された樹脂
性のシートをその接着剤の塗布面に貼り付けるものであ
った。樹脂性のシートとしては軟質材料、硬質材料双方
が用いられているが、いずれも着色性のものは一色のみ
に限られていた。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】上記従来のステッカ
ーは、接着剤又は粘着剤によって平滑面に付着させるも
のであるため、貼り付けの際にステッカーの平面性を確
保するために技術を要する。又、一度貼り付けた後、剥
離する必要が生じた場合、剥離に手間がかかり、さらに
平滑面に接着剤や粘着剤が残留したりする問題がある。
一度剥離したステッカーは再使用ができない。さらに従
来のステッカーは着色が一種であるため、ステッカーの
表裏を利用した多様な色構成ができず、ステッカーの表
裏は同一色彩とならざるを得ない。
【0004】本発明は、上記従来のステッカーの問題点
にかんがみ創作されたものであり、粘着剤等を用いるこ
となく簡単に平滑面に付着でき、かつ容易に剥離できる
シートであって、さらに再利用が可能なステッカーを提
供することを目的とするものである。又、本発明は、ス
テッカーの表裏の色彩を自由に選択して表裏の色彩が異
なった2色性のステッカーを提供することを目的とす
る。
【0005】
【問題を解決するための手段】本発明は離型紙、内部及
び表面に連続気泡を有する着色発泡層、隠弊力を有する
不透明性下地層、着色層が順次積層された自着性多色ス
テッカーである。下地層をはさんで一方の彩色を着色層
と、他方の彩色を着色発泡層とに構成されている。着色
発泡層は、そのバルク内及び表面に連続気泡を有してい
るため、下地層との固着は接着剤によっている。接着剤
は粘着剤を含み、固着能力を有するものであればよい。
【0006】
【作用】図1は本発明のステッカーの断面図を示すもの
である。同図において、符号1は透明フィルム、2は着
色層、3は下地層、4は接着剤層、5は着色発泡層、6
は離型層である。本発明のステッカーを表面が平滑な基
材、例えばガラスに貼り付ける場合は、シート状のステ
ッカーを任意の形状に切り取り、離型層6を取りはずし
た後、着色発泡層5をガラスに押しあてるだけでよい。
軟質性の着色発泡層5は、その拡大断面図である図2に
示すようにガラス7の平面に対し、連続気泡10が接し
ている。そのため吸盤作用によって付着することができ
る。着色発泡層5の内部の気泡は独立した気泡ではなく
気泡どおしが三次元的に連通しているので、ガラス等の
平滑面において、吸盤の開きが大きい。そのためわずか
の押圧力によって吸盤作用を発生させることができる。
【0007】着色層2は、着色発泡層5とは異なる色彩
が着色された樹脂製の層であって透明、不透明の如何を
問わない。下地層3は不透明な塗料で塗布され形成され
たものであって、着色剤に対して隠蔽力ある塗料、例え
ばポリエステルに酸化チタン粉末を混合したものが用い
られている。下地層3の隠蔽力によって、着色層2と着
色発泡層5の各着色は相互に影響を与えることはない。
【0008】
【実施例】本発明を以下、実施例に基づき説明する。本
発明の多色ステッカーを構成する着色層2、下地層3、
着色発泡層5の各層は、基本的に塗布工程によって形成
される。塗布工程に利用される塗布機はロールコータ
ー、リバースコーター、コンマーコーター、ドクターコ
ーター等が用いられる。本発明の多色ステッカーの製造
の一実施例として以下の工程が採用される。
【0009】(1)透明フィルム1、着色層2、下地層
3の積層を製造する工程。 透明フィルム1は、プラスチック透明フィルム材質が用
いられ、これを支持体としてその表面上に着色層2が塗
布されるものである。透明フィルムは、厚さ10〜10
0μのポリエステルフィルム又は延伸ポリプロピレンフ
ィルムとし、その塗布側表面に密着性向上のためコロナ
表面処理がほどこされている。着色層は蛍光又は非蛍光
性の塗料、顔料が用いられ、塗布機によって、透明フィ
ルムを支持体としてその表面にドライ厚で10〜80μ
塗布し、乾燥される。次いで着色層上に下地層をドライ
厚で20〜60μ塗布、乾燥する。下地層として白色、
グレー又はアイボリー等の色彩の塗料が用いられポリエ
ステルに酸化チタンを混合した不透明材料が用いられ
る。
【0010】(2)離型層と着色発泡層の積層を製造す
る工程。 離型層としてポリエステルフィルム又は離型紙が用いら
れ、これを塗布工程の支持体として着色発泡層が塗布さ
れる。着色発泡層は合成樹脂エマルジョンを機械発泡さ
せドライ厚0.2〜3.0mm塗布される。発泡機とし
てはオークスミキサーが利用される。合成樹脂エマルジ
ョンとして、アクリル樹脂、EVA(エチレンビニルア
セテート)、PVC(塩化ビニル)、ウレタン樹脂等の
エマルジョンが利用できる。着色発泡層の原料の代表的
配合割合を合成樹脂エマルジョンを100としたときの
重量比率を以下に示す。 エマルジョン 100 泡安定剤 0.5 架橋剤 3.0 粘度調整剤 0.2 着色剤(水性) 0.01〜3.0
【0011】(3)上記(1)、(2)の各工程で形成
された各積層物を貼り合わせる工程。 (1)の工程で形成した下地層の表面に接着剤を塗布、
乾燥し、接着剤層を形成する。次いで、その接着剤層と
(2)の工程で形成された着色発泡層とを押圧によって
貼り合わせて本発明の多色ステッカーが製造される。接
着剤は、着色発泡層に塗布した場合はその連続発泡体に
吸収するので、下地層に接着剤を塗布することが望まし
い。
【0012】本発明の製造方法において、着色発泡層が
使用の際、平滑面に密着する面すなわち離型紙6との境
界面は平滑性が要求されるので、離型紙6を支持体とし
てその表面上に着色発泡層を塗布する工程が望ましい。
しかし、その後着色発泡層上に順次接着剤層、下地層、
着色層を塗布して本発明の多色ステッカーを製造する場
合は、前述のとおり、着色発泡層と接着剤の境界におい
て、接着剤が連続気泡中に浸潤する可能性がある。接着
強度が十分であれば問題はないが、本実施例のように前
記(1)工程と前記(2)工程を分離して製造するほう
がより良好な結果を得る。逆に、透明フィルム上に順
次、着色層、下地層、着色発泡層を塗布し、その後離型
紙を着色発泡層に積層する製造も採用できる。この場合
は、離型紙は着色発泡層を塗布した後、ロールで巻き取
る前に適宜押圧して貼り合わせることにより、平滑性あ
る連続気泡が境界面で形成することができる。この工程
によって製造される場合は、接着剤層のない自着性ステ
ッカーを形成することが可能である。
【0013】本発明のステッカーの性能としては、以下
の特徴を有する。 着色発泡層から離型紙を剥がし、平滑面を有する基材
(例えばガラス)に着色発泡層を押圧するだけで固着す
る。 固着に際し、接着剤を使用していないので簡単に剥離
することができる。 一度剥離してもゴミやホコリ等で連続気泡がつまらな
い限り、再使用ができる。 再使用までの期間、保存に耐えられる。
【0014】表1は本発明のステッカーの平滑面の固着
性を測定したものである。測定方法はJISに基づき角
度90゜、連度300mm/minにて行った。
【0015】
【表1】
【0016】
【発明の効果】従来のステッカーは粘着剤等が塗布され
たシートを切り抜いた後、粘着剤によって貼り付けるも
のであるのに対し、本発明は粘着剤が有する上記種々の
問題が生ぜず、強い固着強度のもとに簡易に貼り付け、
剥離がなされる。本発明は多色性なため、窓ガラス等の
透明物に貼り付けた場合、内側に例えば蛍光色、外側に
異なった色彩の発泡体カラーが表示できる。利用分野と
しては、一般のディスプレイ用ばかりではなく教材用、
学習用にも応用できる。又、使用方法が簡易なため、熟
練を要しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のステッカーの断面図。
【図2】着色発泡層の部分拡大図。
【符号の説明】
1 透明フィルム 2 着色層 3 下地層 4 接着剤層 5 着色発泡層 6 離型層

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 離型紙、内部及び表面に連続気泡を有す
    る着色発泡層、隠弊力を有する不透明性下地層、着色層
    が順次積層された自着性多色ステッカー。
  2. 【請求項2】 着色発泡層は合成樹脂エマルジョンを連
    続発泡させた請求項1記載の自着性多色ステッカー。
  3. 【請求項3】 離型紙、内部及び表面に連続気泡を有す
    る着色発泡層、接着剤層、隠弊力を有する不透明性下地
    層、着色層が順次積層された自着性多色ステッカー。
  4. 【請求項4】 着色発泡層は合成樹脂エマルジョンを連
    続発泡させた請求項3記載の自着性多色ステッカー。
  5. 【請求項5】 透明フィルム上に着色層、下地層、接着
    剤層を順次塗布する工程、離型紙上に着色発泡層を塗布
    する工程を含み、その後接着剤層と着色発泡層を固着す
    ることを特徴とする請求項3記載の自着性多色ステッカ
    ー。
  6. 【請求項6】 離型紙、内部及び表面に連続気泡を有す
    る着色発泡層、隠蔽力を有する不透明性下地層、着色層
    が順次積層された自着性多色ステッカー。
  7. 【請求項7】 透明フィルム上に、着色層、下地層、着
    色発泡層を順次塗布し、その後離型紙を着色発泡層の表
    面に押圧することを特徴とする請求項3記載の自着性多
    色ステッカーの製造方法。
JP31447693A 1993-11-19 1993-11-19 自着性多色ステッカー Pending JPH07140900A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004066707A (ja) * 2002-08-08 2004-03-04 Jsp Corp 着色合成樹脂発泡板を基板とするパネル
KR100476073B1 (ko) * 2002-03-22 2005-04-07 평세에이치앤티 주식회사 우레탄 양면 스티커

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100476073B1 (ko) * 2002-03-22 2005-04-07 평세에이치앤티 주식회사 우레탄 양면 스티커
JP2004066707A (ja) * 2002-08-08 2004-03-04 Jsp Corp 着色合成樹脂発泡板を基板とするパネル

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19971014