JPH07140332A - 面光源装置 - Google Patents

面光源装置

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JPH07140332A
JPH07140332A JP5306022A JP30602293A JPH07140332A JP H07140332 A JPH07140332 A JP H07140332A JP 5306022 A JP5306022 A JP 5306022A JP 30602293 A JP30602293 A JP 30602293A JP H07140332 A JPH07140332 A JP H07140332A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来のこの種の面光源装置においては、発光
部の両端に設けられている導入線のそれぞれにリード線
を接続する必要があり、特に電源装置などから離れる側
の導入線においてはリード線の振動により切損を生じて
信頼性を損なう問題点を生じていた。 【構成】 本発明により、光源取付部３は透明基板２の
端面２ａに開口部３ａで係着するように導電性部材で略
Ｕ字状に形成され且つこの光源取付部３には発光体４の
一方の導入線４ａが接続されて発光体給電部３ｃとされ
ている面光源装置１としたことで、電源装置７から離れ
る位置となる側である一方の導入線４ａを光源取付部３
に直接に取付けることで、一方の導入線４ａをリード線
６ａとの接続を行わないものとし、持ち歩き時などに生
じるより長いリード線の振動による導入線４ａの切断事
故を防止して課題を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ＯＡ機器、テレビジョ
ン受像機などにドットマトリックスの液晶表示パネルを
採用する際に、該液晶表示パネルのバックライトとして
使用されるライトガイドに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来のこの種のライトガイド９０の構成
の例を示すものが図３であり、樹脂など透明部材でパネ
ル状に形成された透明基板９１の端面には断面を略Ｕ字
状として光源取付穴９２ａが設けられた光源取付部９２
が同一部材で一体に成型され、この光源取付部９２の背
面にはアルミニウムの真空蒸着などにより反射膜９３が
形成されるものである。
【０００３】このように構成されたライトガイド９０の
透明基板９１の背面には反射板９４、前面には拡散板９
５が取付けられ、前記光源取付穴９２ａには冷陰極蛍光
燈など管状の発光体９６が挿入されて、このライトガイ
ド９０の前面に設置された液晶表示パネル８０の全面を
背面から均一な明るさで照明するものとなる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来の構成のライトガイド９０においては、発光体９
６の導入線９６ａは光源取付部９２の両端に位置するも
のとなるので、前記発光体９６に給電するための電源装
置９７をライトガイド９０の側方に設けた場合には、反
対側の導入線９６ａに対しては格段に長いリード線９８
で接続を行うものとなり、このライトガイド９０が設け
られる機器が携帯用である場合などには、携帯時の振動
で柔軟性に乏しい導入線９６ａに切損を生じて信頼性を
損なう問題点を生じ、この点の解決が課題とされてい
た。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は前記した従来の
課題を解決するための具体的な手段として、パネル状の
透明基板の端面に光源取付部をを設け管状の発光体を取
付けて成るライトガイドにおいて、前記光源取付部は前
記透明基板の前記端面に開口部で係着するように導電性
部材で略Ｕ字状に形成され且つこの光源取付部には前記
発光体の一方の導入線が接続されて発光体給電部とされ
ていることを特徴とするライトガイドを提供することで
課題を解決するものである。
【０００６】
【実施例】つぎに、本発明を図に示す一実施例に基づい
て詳細に説明する。図１および図２に符号１で示すもの
は本発明に係るライトガイドであり、このライトガイド
１も透明樹脂などでパネル状に形成された透明基板２の
端面２ａには光源取付部３が設けられ、該光源取付部３
内に収納される管状の発光体４により照明が行われるも
のである点は従来例のものと同様である。
【０００７】ここで本発明のライトガイド１において
は、従来例のように前記光源取付部３が透明基板２と同
一部材で一体に形成されることはなく、例えば真鍮板な
ど導電性部材で略Ｕ字状に形成されて、そのＵ字状の開
口部３ａで前記透明基板２の所定の端面２ａに形成され
た部材の弾性を利用して係着するものとされている。
【０００８】また、前記したＵ字状の内面にはクローム
鍍金、あるいはアルミニウムの真空蒸着により反射膜３
ｂが施され、発光体４からの光を効率良く端面２ａから
透明基板２内に入射させることが可能なものとされてい
る。
【０００９】一方、前記光源取付部３内に収納される発
光体４は前記光源取付部３が導電性部材で形成されたこ
とで、図２に示すように例えばシリコンゴムなど絶縁性
と柔軟性とを有する部材で適宜な形状として形成された
ホルダ５を介して前記光源取付部３内の所定の位置に配
置されるものと成っている。
【００１０】更に加えて、本発明では前記光源取付部３
には発光体４の一方の導入線４ａがハンダ付けあるいは
スポット溶接など適宜な手段で直接に接続され、この光
源取付部３は外側の全面が発光体給電部３ｃとされるも
のと成っている。尚、他の一方の導入線４ｂには従来通
りにリード線６ｂが接続されて電源装置７に接続される
ものとなっている。
【００１１】このとき持ち歩き時の振動などに耐えるた
めには、導入線４ｂに接続されるリード線６ｂは、その
長さが短いほど好ましく、従って、前記電源装置７はリ
ード線６ｂが接続される導入線４ｂの側に接近して設け
られるものと成る。そして導入線４ａの側の電源装置７
と接続するためのリード線６ａは前記したように光源取
付部３の外側の全面が発光体給電部３ｃとされているの
で、導入線４ｂに近接する側にも取付けることが可能で
あり、総合してリード線６ａ、６ｂを短いものとするこ
とが可能となる。
【００１２】また、前記電源装置７との接続を行う際
に、リード線６ａの側、即ち光源取付部３に接続されて
いる側を前記電源装置７の接地側とすれば、この光源取
付部３は接地が行われているものとなり、管内で点灯の
ための放電が行われている発光体４を外側から覆うもの
となり、放電により生じる電磁ノイズを遮蔽することが
可能となる。
【００１３】尚、前記透明基板２の背面側には反射板１
１が貼着など適宜な手段により取付けられ、また、前面
側には拡散板１２が取付けられ、前記拡散板１２の更に
前方には例えばドットマトリックス表示を行う液晶表示
パネル１２が設置され、ライトガイド１は前記液晶表示
パネル１３を背面から照明するものであることは言うま
でもない。
【００１４】
【発明の効果】以上に説明したように本発明により、光
源取付部は透明基板の端面に開口部で係着するように導
電性部材で略Ｕ字状に形成され且つこの光源取付部には
発光体の一方の導入線が接続されて発光体給電部とされ
ているライトガイドとしたことで、電源装置から離れる
位置となる側の導入線を光源取付部に直接に取付け発光
体給電部とし、一方の導入線をリード線との接続を行わ
ないものとし、持ち歩き時などに生じるより長いリード
線の振動による導入線の切断事故を防止し、信頼性の向
上に極めて優れた効果を奏するものである。
【００１５】また、前記発光体給電部、即ち、光源取付
部を接地側とすることで、点灯時の放電により誘導ノイ
ズを生じる発光体を接地電位とした光源取付部で覆うも
のとし、これにより発光体からのノイズを遮蔽して、こ
の種のライトガイドが採用されるＯＡ機器などのノイズ
による誤動作を防止する優れた効果も併せて奏するもの
となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明に係るライトガイドの一実施例を一部
を分解した状態で示す斜視図である。
【図２】 図１のＡ―Ａ線に沿う断面図である。
【図３】 従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
１……ライトガイド ２……透明基板 ２ａ……端部 ３……光源取付部 ３ａ……開口部 ３ｂ……反射膜 ３ｃ……発光体給電部 ４……発光体 ４ａ……一方の導入線 ４ｂ……他の一方の導入線 ５……ホルダ ６ａ、６ｂ……リード線 ７……電源装置 １１……反射板 １２……拡散板 １３……液晶表示パネル
【手続補正書】
【提出日】平成６年１０月３日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 面光源装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ＯＡ機器、テレビジョ
ン受像機などにドットマトリックスの液晶表示パネルを
採用する際に、該液晶表示パネルのバックライトとして
使用される面光源装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来のこの種の面光源装置９０の構成の
例を示すものが図４であり、樹脂など透明部材でパネル
状に形成された透明基板９１の端面には断面を略Ｕ字状
として光源取付穴９２ａが設けられた光源取付部９２が
シリコンゴムなどで成型され、この光源取付部９２の背
面には、真鍮板にアルミニウムの真空蒸着などを行った
反射器９３が形成されて配設されている。
【０００３】このように構成された面光源装置９０の透
明基板９１の背面には反射板９４、前面には拡散板９５
が取付けられ、前記光源取付穴９２ａには冷陰極蛍光燈
など管状の発光体９６が挿入されて、この面光源装置９
０の前面に設置された液晶表示パネル８０の全面を背面
から均一な明るさで照明するものとなる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来の構成の面光源装置９０においては、発光体９６
の導入線９６ａは光源取付部９２の両端に位置するもの
となるので、前記発光体９６に給電するための電源装置
９７を面光源装置９０の側方に設けた場合には、反対側
の導入線９６ａに対しては格段に長いリード線９８で接
続を行うものとなり、この面光源装置９０が設けられる
機器が携帯用である場合などには、携帯時の振動で柔軟
性に乏しい導入線９６ａに切損を生じて信頼性を損なう
問題点を生じ、この点の解決が課題とされていた。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は前記した従来の
課題を解決するための具体的な手段として、パネル状の
透明基板の端面に光源取付部をを設け管状の発光体を取
付けて成る面光源装置において、前記光源取付部は前記
透明基板の前記端面に開口部で係着するように導電性部
材で略Ｕ字状に形成され且つこの光源取付部には前記発
光体の一方の導入線が接続されて発光体給電部とされて
いることを特徴とする面光源装置を提供することで課題
を解決するものである。
【０００６】
【実施例】つぎに、本発明を図に示す一実施例に基づい
て詳細に説明する。図１および図２に符号１で示すもの
は本発明に係る面光源装置であり、この面光源装置１も
透明樹脂などでパネル状に形成された透明基板２の端面
２ａには光源取付部３が設けられ、該光源取付部３内に
収納される管状の発光体４により照明が行われるもので
ある点は従来例のものと同様である。
【０００７】ここで本発明の面光源装置１においては、
例えば真鍮板など導電性部材で略Ｕ字状に形成されて、
そのＵ字状の開口部３ａで前記透明基板２の所定の端面
２ａに形成された部材の弾性を利用して係着するものと
されている。
【０００８】また、前記したＵ字状の内面にはクローム
鍍金、または、銀あるいはアルミニウムの真空蒸着によ
り反射膜３ｂが施され、発光体４からの光を効率良く端
面２ａから透明基板２内に入射させることが可能なもの
とされている。
【０００９】一方、前記光源取付部３内に収納される発
光体４は前記光源取付部３が導電性部材で形成されたこ
とで、図２に示すように例えばシリコンゴムなど絶縁性
と柔軟性とを有する部材で適宜な形状として形成された
ホルダ５を介して前記光源取付部３内の所定の位置に配
置されるものと成っている。
【００１０】更に加えて、本発明では前記光源取付部３
には発光体４の一方の導入線４ａがハンダ付けあるいは
スポット溶接など適宜な手段で直接に接続され、この光
源取付部３は外側の全面が発光体給電部３ｃとされるも
のと成っている。また、図３に示すように前記光源取付
部３には孔を有する略舌状に発光体給電部３ｄを設け、
この発光体給電部３ｄを内側に折り曲げることで導入線
４ａに曲げ加工を不要なものとしても良い。尚、他の一
方の導入線４ｂには従米通りにリード線６ｂが接続され
て電源装置７に接続されるものとなっている。
【００１１】このとき持ち歩き時の振動などに耐えるた
めには、導入線４ｂに接続されるリード線６ｂは、その
長さが短いほど好ましく、従って、前記電源装置７はリ
ード線６ｂが接続される導入線４ｂの側に接近して設け
られるものと成る。そして導入線４ａの側の電源装置７
と接続するためのリード線６ａは前記したように光源取
付部３の外側の全面が発光体給電部３ｃとされているの
で、導入線４ｂに近接する側にも取付けることが可能で
あり、総合してリード線６ａ、６ｂを短いものとするこ
とが可能となる。
【００１２】また、前記電源装置７との接続を行う際
に、リード線６ａの側、即ち光源取付部３に接続されて
いる側を前記電源装置７の接地側とすれば、この光源取
付部３は接地が行われているものとなり、管内で点灯の
ための放電が行われている発光体４を外側から覆うもの
となり、放電により生じる電磁ノイズを遮蔽することが
可能となる。
【００１３】尚、前記透明基板２の背面側には反射板１
１が貼着など適宜な手段により取付けられ、また、前面
側には拡散板１２が取付けられ、前記拡散板１２の更に
前方には例えばドットマトリックス表示を行う液晶表示
パネル１３が設置され、面光源装置１は前記液晶表示パ
ネル１３を背面から照明するものであることは言うまで
もない。
【００１４】
【発明の効果】以上に説明したように本発明により、光
源取付部は透明基板の端面に開口部で係着するように導
電性部材で略Ｕ字状に形成され且つこの光源取付部には
発光体の一方の導入線が接続されて発光体給電部とされ
ている面光源装置としたことで、電源装置から離れる位
置となる側の導入線を光源取付部に直接に取付け発光体
給電部とし、一方の導入線をリード線との接続を行わな
いものとし、持ち歩き時などに生じるより長いリード線
の振動による導入線の切断事故を防止し、信頼性の向上
に極めて優れた効果を奏するものである。
【００１５】また、前記発光体給電部、即ち、光源取付
部を接地側とすることで、点灯時の放電により誘導ノイ
ズを生じる発光体を接地電位とした光源取付部で覆うも
のとし、これにより発光体からのノイズを遮蔽して、こ
の種の面光源装置が採用されるＯＡ機器などのノイズに
よる誤動作を防止する優れた効果も併せて奏するものと
なる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明に係る面光源装置の一実施例を一部を
分解した状態で示す斜視図である。
【図２】 図１のＡ−Ａ線に沿う断面図である。
【図３】 同じく本発明に係る面光源装置の別の実施例
を要部で示す斜視図である。
【図４】 従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】 １……面光源装置 ２……透明基板 ２ａ……端部 ３……光源取付部 ３ａ……開口部 ３ｂ……反射膜 ３ｃ、３ｄ……発光体給電部 ４……発光体 ４ａ……一方の導入線 ４ｂ……他の一方の導入線 ５……ホルダ ６ａ、６ｂ……リード線 ７……電源装置 １１……反射板 １２……拡散板 １３……液晶表示パネル
【手続補正２】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図２】
【図３】
【図１】
【図４】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 パネル状の透明基板の端面に光源取付部
    をを設け管状の発光体を取付けて成るライトガイドにお
    いて、前記光源取付部は前記透明基板の前記端面に開口
    部で係着するように導電性部材で略Ｕ字状に形成され且
    つこの光源取付部には前記発光体の一方の導入線が接続
    されて発光体給電部とされていることを特徴とするライ
    トガイド。
  2. 【請求項２】 前記発光体給電部は接地側とされている
    ことを特徴とする請求項１記載のライトガイド。
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