JPH07139307A - 制御弁用アクチュエータ - Google Patents

制御弁用アクチュエータ

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JPH07139307A
JPH07139307A JP6141948A JP14194894A JPH07139307A JP H07139307 A JPH07139307 A JP H07139307A JP 6141948 A JP6141948 A JP 6141948A JP 14194894 A JP14194894 A JP 14194894A JP H07139307 A JPH07139307 A JP H07139307A
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valve
chamber
actuator
control valve
plate
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Withdrawn
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JP6141948A
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English (en)
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Heinz Frey
ハインツ・フライ
Kamil Prochazka
カミル・プロチヤツカ
Franz Suter
フランツ・ズーター
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ABB Management AG
Original Assignee
ABB Management AG
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F15FLUID-PRESSURE ACTUATORS; HYDRAULICS OR PNEUMATICS IN GENERAL
    • F15BSYSTEMS ACTING BY MEANS OF FLUIDS IN GENERAL; FLUID-PRESSURE ACTUATORS, e.g. SERVOMOTORS; DETAILS OF FLUID-PRESSURE SYSTEMS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F15B13/00Details of servomotor systems ; Valves for servomotor systems
    • F15B13/02Fluid distribution or supply devices characterised by their adaptation to the control of servomotors
    • F15B13/04Fluid distribution or supply devices characterised by their adaptation to the control of servomotors for use with a single servomotor
    • F15B13/0401Valve members; Fluid interconnections therefor
    • F15B13/0405Valve members; Fluid interconnections therefor for seat valves, i.e. poppet valves
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05BINDEXING SCHEME RELATING TO WIND, SPRING, WEIGHT, INERTIA OR LIKE MOTORS, TO MACHINES OR ENGINES FOR LIQUIDS COVERED BY SUBCLASSES F03B, F03D AND F03G
    • F05B2220/00Application
    • F05B2220/30Application in turbines
    • F05B2220/301Application in turbines in steam turbines
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    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 比較的に簡単な手段によって動作挙動を改善
することができる制御弁用アクチュエータを提供する。 【構成】 制御弁2用アクチュエータ1は、上位の設備
制御装置によって設定された目標値に相応してアクチュ
エータ1をセットする制御回路を備えている。アクチュ
エータは更に、主シリンダ5内で滑動する主ピストン6
と、主ピストン6の片側に設けられた、制御して圧油で
付勢可能な駆動室7と、駆動室7の手前に接続配置され
た板弁17とを備えている。板弁17はドレン装置に接
続された、板弁17から流出する油のための別個の貯蔵
室を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、上位の設備制御装置に
よって設定された目標値に相応してアクチュエータを調
整する制御回路と、主シリンダ内で滑動する主ピストン
と、主ピストンの片側に設けられた、制御して圧油で付
勢可能な駆動室と、駆動室の手前に接続配置された板弁
とを備えた制御弁用のアクチュエータに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば発電所のタービンへの蒸気供給を
制御する制御弁を操作するためのアクチュエータは、制
御弁の操作棒に連結されたピストン−シリンダ−装置の
主ピストンを備えている。この主ピストンは一方ではば
ね力によって付勢され、他方では圧油で付勢されてい
る。開放方向へ主ピストンを付勢する油の圧力が低下す
ると、ばね力は制御弁を確実に閉鎖し、それによって蒸
気の供給が遮断される。これにより、油圧が低下して
も、タービンは制御不能とならない。主ピストンに作用
し、この主ピストンを介して制御弁を操作する駆動室内
の油圧は、電気油圧式コンバータによって発生する。開
放方向への制御弁の動作の際に、圧油は駆動室に供給さ
れる。なぜなら、この動作が比較的にゆっくり行われ、
油を供給するために比較的に小さな横断面積で充分であ
るからである。しかしながら、制御弁の閉鎖動作は、約
10倍以上の速さで行わなければならない。そのために
は比較的に迅速に駆動室を空にする必要がある。しか
し、これは油供給部の横断面積が小さいので達成できな
い。
【0003】更に、タービン出力を増大させるために
は、制御弁とそれを操作するアクチュエータを大きくま
たは強力に設計しなければならないことが判った。アク
チュエータを相応して大きくすることは、操作のために
比較的に多量の圧油を必要とする構造となる。市販の弁
では、このような多量の油を制御することは困難であ
り、加えてアクチュエータの動作も一層困難である。
【0004】ヨーロッパ特許出願第0430089号明
細書により、比較的に良好に動作するアクチュエータが
知られている。このアクチュエータはピストン−シリン
ダ−装置を備えている。このピストン−シリンダ−装置
の場合には、主ピストンの片側に、制御して圧油で付勢
可能な駆動室が設けられ、他方の側に油を充填した緩衝
室が設けられている。このアクチュエータの場合には、
ピストン−シリンダ−装置に直接取付けられた板弁によ
って、駆動室から、ピストン−シリンダ−装置に直接取
付けられた大きな横断面積の接続管を経て、油が緩衝室
に流れる。従って、制御弁は非常に迅速に操作される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】既存のアクチュエータ
が改装作業と関連して改良されると、そのために、完全
に新しいピストン−シリンダ−装置を使用しなければな
らない。これは比較的に大きなコストを必要とする。ヨ
ーロッパ特許出願第0430089号明細書で提案され
た解決策の場合には、往々にしてスペースがないので、
コストのかかる他の解決策を用いなければならない。
【0006】そこで本発明は対策を講じようとするもの
である。本発明の課題は、比較的に簡単な手段によって
動作挙動を改善することができる制御弁用アクチュエー
タを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題は、冒頭に述べ
た種類のアクチュエータにおいて、板弁がドレン装置に
接続された、板弁から流出する油のための別個の貯蔵室
を備えていることによって解決される。
【0008】本発明によって得られる効果は実質的に、
アクチュエータが比較的に簡単でかつ確実に作動するよ
う構成可能である点に存する。制御弁用のこのアクチュ
エータは制御回路を備えている。この制御回路は、上位
の設備制御装置によって設定された目標値にアクチュエ
ータをセットする。アクチュエータは更に、液圧シリン
ダ内を滑動する主ピストンと、この主ピストンの片側に
設けられた、制御して圧油で付勢可能な駆動室と、駆動
室の手前に接続配置された板弁を備えている。板弁がド
レン装置に接続された別個の貯蔵室を備えていると非常
に有利であることが判った。これにより、板弁はアクチ
ュエータのピストン−シリンダ−装置の範囲の任意の個
所に設けることができる。
【0009】駆動室と板弁の間には接続管が設けられて
いる。この接続管は接続短管によって板弁のばね室に開
口している。別個の貯蔵室がばね室の周りに同心的に設
けられていると特に有利であることが判った。これによ
り、圧力下にあるばね室と、板弁のシール個所は、低い
圧力で付勢された室によって完全に取り囲まれている。
故障時に、高い圧力の油がばね室から逃げると、この油
は前記の室に逃げるので、二次故障が確実に回避され
る。
【0010】本発明の他の実施形は従属請求項の対象と
なっている。
【0011】
【実施例】次に、実施例を示す図に基づいて、本発明、
本発明の他の実施形およびそれによって得られる効果に
ついて詳しく説明する。
【0012】すべての図において、同じように作用する
要素には同じ参照符号が付けてある。図2では、見易く
するために、目に見えるエッジは省略されている。図1
は制御弁2を操作するアクチュエータ1を示している。
この制御弁は高温蒸気管3を通って図示していないター
ビンへ流れる高温蒸気量を制御する。制御弁2は弁スピ
ンドル4によって、液圧シリンダ5内を滑動する主ピス
トン6に連結されている。主ピストン6の下方には、圧
力下の油によって付勢される駆動室7が設けられてい
る。油の代わりの他の圧液または気体の媒体を使用可能
である。主ピストン6の上方には、油を充填した緩衝室
8が設けられている。この緩衝室内には更に、ばね9が
設けられている。このばねは駆動室7内の油圧に反作用
する。緩衝室8から図示していないドレン装置まで管5
2が延びている。主ピストン6には、ばね側にロッド1
0が設けられている。このロッドは主ピストンを変位測
定装置11に連結している。この変位測定装置11は主
ピストン6の行程を監視し、その位置を、作用線40で
示すように、位置コントローラ33に連続的に報告す
る。ロッド10と弁スピンドル4は反対側で主シリンダ
5を貫通している。圧力を漏らさないように形成された
この穿孔部の構造的な実施形は知れられているので、こ
こではこれ以上説明しない。変位測定装置11は主シリ
ンダ5の外側の範囲において弁スピンドル4に直接取り
つけることができる。
【0013】主シリンダ5には、駆動室7の端面側の範
囲において接続管15が接続されている。この接続管は
比較的に大きな横断面積を有し、主シリンダ5の駆動室
5を、この主シリンダから空間的に分離配置された板弁
17に接続している。板弁17は図2に幾らか詳細に示
してある。板弁17はケーシング22を備えている。こ
のケーシングは片側がキャップ22aによって閉鎖され
ている。このキャップ22aは中間室24を包囲してい
る。キャップ22aにはドレン管24aが設けられてい
る。このドレン管には管が接続され、この管は中間室2
4と、図示していない油用ドレン装置に連通する。この
ケーシング22には接続短管14を、圧力を漏らさぬよ
うに挿入可能である。板弁17は接続管15の図示して
いない接続フランジにフランジ止めされ、接続短管14
の端部14aは圧力を漏らさぬよう接続管15に連結さ
れている。管状に形成された接続短管14は他端に、円
筒状に形成されたシール座14bを備えている。板弁1
7は例えばオリフィス70を有する板18を備えてい
る。この板は圧縮ばね19によってシール座14bに押
しつけられ、同時にケーシング22内に嵌め込まれたシ
ール部材23に押しつけられる。閉鎖状態では、板18
はばね室20から、接続短管14を同心的に取り囲む室
21への油の流出を阻止する。室21は中間室24に移
行している。この両室はばね室20と板弁17のシール
個所を同心的に取り囲んでいる。図示した運転状態にお
いて圧力下の油によって付勢されたばね室20は、ばね
室カバー20aによって中間室24に対して閉鎖されて
いる。板18は締付けられないように形成されている。
圧縮ばね19は穴12と開口19を経て圧力下の油によ
って付勢されるばね室20内に設けられている。ばね室
20はそれが作用接続している駆動室7の約1000分
の1のオーダーの大きさに形成されている。ばね室20
は更に、管47を介して比例−方向制御弁25に作用接
続されている。
【0014】比例−方向制御弁25としては例えば、D
6380 バート ハンブルグ v.d.Hのビッカース システ
ムズ ゲーエムベーハー社(Vikers Systems GmbH)のタ
イプKFDG 4V - 3/5 , シリーズ20の位置制御部を備えた
直接操作される比例−方向制御弁が使用される。比例−
方向制御弁25は二つの操作磁石26,27を備えてい
る。この操作磁石は図示していない戻しばねと協働し、
この場合3個の液圧接続部28,29,30を備えてい
る。図1において、比例−方向制御弁25はいわゆる
“フェールセーフ”位置が示してある。比例−方向制御
弁25は弁のスライダに連結された行程測定装置31を
備えている。この行程測定装置はスライダのその都度の
位置を測定し、作用線32によって示すように、この情
報を、出力増幅器を統合した位置コントローラ33に伝
える。操作磁石26,27は作用線34,35によって
示すように、出力増幅器を統合したこの位置コントロー
ラ33から命令を得る。更に、位置コントローラ33
は、作用線40によって示すように、変位測定装置11
から供給された電気的信号を入力するための入力部を備
えている。位置コントローラ33としては例えば、D 63
80 バート ハンブルグv.d.H のビッカース システム
ズ ゲーエムベーハー社の、比例−方向制御弁25に特
別に合わせられた出力増幅器EEA-PAM-533-A ,シリーズ
20を使用することができる。この位置コントローラ33
は作用線37で示すように、上位のコントローラ36と
協働する。コントローラ36は他の入力部38を備えて
いる。この入力部によって、発電所設備全体を制御する
上位の設備制御装置からの情報や命令が供給可能であ
る。
【0015】圧力下の油が管45を経て供給され、必要
な油圧は図示していないポンプによって発生する。油の
流量は或る特別な場合には、管45に設けられたオリフ
ィス46によって最大量に制限される。しかしながら、
通常は、油の流量は板弁17の板18に設けたオリフィ
ス70によって制限されるので、オリフィス46は省略
可能である。管45は比例−方向制御弁25の接続部2
8に通じている。この接続部は図1では接続部29に接
続されていない。接続部29は一方では管47に接続さ
れ、他方では管48に接続されている。管47は板弁1
7のばね室20に通じる穴12に接続されている。管4
8は通常閉じていて板弁として形成された安全弁49に
通じている。安全弁49の後で、管50が板弁17の中
間室24に案内されている。管50の最後の部分は図2
において、ケーシング22の壁を貫通する穴として示し
てある。管51は管50から分岐し、比例−方向制御弁
25の接続部30に接続されている。管50,51はケ
ーシング22に穴として形成されている。これは、比例
−方向制御弁25と安全弁49が直接かつ圧力を漏らさ
ぬようケーシング22にフランジ止めされ、それによっ
て一体構造の弁ブロックが形成されるので可能である。
中間室24からドレン管24aが延びている。このドレ
ン管は図示していないドレン装置に通じている。このド
レン装置から、前記のポンプによって油が管45に戻さ
れる。
【0016】安全弁49は板弁として形成されている。
この板弁はシリンダ53を備え、その室55は安全油回
路から管54を経て圧油によって付勢される。この室5
5は弁板56によって画成されている。板弁は更に、弁
板56に作用する油圧に反作用する弁ばね57を備えて
いる。安全弁49の略示からは判らないが、弁板56は
それが引っ掛かって動かなくなることがないように形成
されている。管54は普通の場合には方向制御弁58を
通って案内され、この方向制御弁を室55に接続してい
る。方向制御弁58は電磁石59によって操作される。
作用線60は電磁石59のための開始命令の経路を示し
ている。
【0017】板弁17がすべての設備においてそれぞれ
の主シリンダ5の構造と無関係に使用可能であると特に
有利である。管15は通常は比較的に短く形成可能であ
るので、油を充填した管容積は相応して小さくなり、動
力学的特性を高めるので有利である。しかし、アクチュ
エータ1の運転上の要求から所望である場合には、板弁
17に加えて、1個または複数の他の弁を設けることが
できる。同様に、アクチュエータまたはその動的な挙動
を所定の運転条件に適合させるために、比例−方向制御
弁25を、少なくとも1個の電気油圧式弁によってある
いは異なる電気油圧式弁の組み合わせによって置き換え
ることができる。従って、アクチュエータは多方面で使
用可能である。
【0018】制御回路の共通の電子的制御装置として
の、統合されたコントローラ36および出力増幅器と位
置コントローラ33とを協働させることは特に有利であ
る。なぜなら、位置コントローラ33が比例−方向制御
弁25に特別に適合し、付加的な適合または調整が不要
であるからである。しかしながら、例えば発電所の保安
構想が必要とする場合には、この電子的な制御装置を他
の要素から構成することあるいはその機能を上位の設備
制御装置に移すことができる。変位測定装置11と行程
測定装置31によってもたらされる信号は、上位の設備
制御装置によって設定された少なくとも一つの目標値と
共に、電子的な制御装置で所定のロジックに従って処理
される。この目標値からずれているときには、この制御
装置は補正信号を発生する。この補正信号は比例−方向
制御弁25の操作磁石26,27に作用し、この比例−
方向制御弁を適切に制御する。
【0019】図3には板弁17の板18の一部が断面図
で略示してある。ばね室側の板18の面65は右側に配
置されている。これは次の図4〜6についても当てはま
る。板18の穿孔部は円筒状の穴66を備えている。こ
の穴は円錐状の拡大部に接続している。板18に連結さ
れた保持部材69に支持されたばね68によって、球6
7がこの円錐状拡大部内に押し込まれ、穴66を閉じて
いる。ばね68の力と球67に作用している油圧に打ち
勝つのに充分な大きさの圧力差が生じるや否や、圧油が
穴66を通って接続短管14に流れ、この接続短管およ
び接続管15を通って駆動室7に流れる。
【0020】図4は図3に似ている。この場合、板18
を通る穴66を備えた穿孔部は次のように形成されてい
る。すなわち、駆動室7からの油が接続管15と接続短
管14を通ってばね室20に流れ得るように形成されて
いる。更に、固定されたオリフィス70が設けられてい
る。このオリフィスは両方向への油の流れを許容する。
オリフィス70の横断面積は穴66の横断面積よりもは
るかに小さい。
【0021】勿論、図5に示すように、固定されたオリ
フィス70だけを穿孔部として板18に設け、このオリ
フィスによって油の通過を制限することもできる。図6
は図3に示すような弁装置を二つ備えた板18を示して
いる。この弁装置はしかし、適当な差圧が生じたときに
反対方向において油の通過を許容する。駆動室7からば
ね室20に通じる穴66は、第2の穴66よりもはるか
に大きな横断面積を有する。
【0022】図1に基づいて作用を詳しく説明する。制
御弁2は運転中比較的に迅速に閉鎖可能でなければなら
ない。閉鎖速度は通常の場合には約1m/秒の範囲であ
り、これに対して開放速度としては約0.02m/秒の範囲
の速度が要求される。この速度データはガイドラインで
あり、発電所の設計に応じて、このデータから大きなず
れが生じることがあり得る。アクチュエータ1は比較的
に小さなコストで、その都度の運転条件に適合可能であ
る。制御弁2が開放方向に動くと、比例−方向制御弁2
5が位置コントローラ33によって操作され、しかも記
入した位置の左側の位置が生じるように制御される。そ
して、接続部28,29が接続され、圧油が管45から
比例−方向制御弁25を通って流れる。通常の運転時に
は油は管48を通って流れない。なぜなら、安全弁49
がこの管48を閉鎖するからである。油は管47、穴1
2および穴13を通って板弁17のばね室20に流れ、
そこから更に板18の穿孔部、接続短管14および接続
管15を通って駆動室7に流れる。駆動室7内の油圧は
主ピストン6を上方へ動かし、それによって弁スピンド
ル4を介して制御弁2を開放方向へ動かす。変位測定装
置11は主ピストン6の行程を監視し、作用線40によ
って示すように、その位置を連続的に位置コントローラ
33に報告する。行程の所定の目標値が達成されると、
位置コントローラ33は比例−方向制御弁25を非作動
状態にし、油の流れを遮断する。行程測定装置31 −
その信号は位置コントローラ33で処理される −
は、比例−方向制御弁25の運転状態を監視する。主ピ
ストン6の運動は同時にこの非作用状態によって終了す
る。
【0023】これに対して、制御弁2が開放位置から閉
鎖状態に迅速に移行すると、比例−方向制御弁25が切
換えられ、図示位置の右側にある状態が生じる。接続部
29,30が互いに接続され、油がばね室20から管4
7、比例−方向制御弁25、管51,50、緩衝室8お
よび管52を通ってドレン装置に流出する。しかし、こ
の流れは非常に短い時間しか続かない。なぜなら、ばね
室20内の圧力が駆動室7内の圧力よりも小さくなる
と、板18がばね19の押圧力に抗して下方へ移動し、
油が駆動室7から室21と中間室24に流れ、そこから
更にドレン装置に流出するからである。ばね9は主ピス
トン6を下方へ押し、それによって制御弁2の最終位置
が達成されるまで、油が駆動室7から流れる。油の流出
はきわめて迅速に行われる。なぜなら、板弁17によっ
て開放される横断面積が比較的に大きいので、流れがこ
の板弁によって不利な影響を受けないからである。
【0024】駆動室7のこのような迅速な圧力逃がし
と、駆動室からの油のこのような迅速な流出は、管4
7,51,50の比較的に小さな横断面積では不可能で
ある。この横断面積と比例−方向制御弁25を適当に拡
大しても、多量の油を比較的に長い距離にわたって動か
さなければならないので、本発明による実施形のような
アクチュエータ1の良好な動作は達成されない。
【0025】駆動室7に比較して非常に小さなばね室2
0を付勢するには、比較的に少量の圧油しか必要としな
い。従って、適当な制御命令が比例−方向制御弁25に
達するときに、管47,51,50によってこのばね室
20の圧力が非常に迅速に低下する。その結果、制御命
令のすぐ後で、板弁17が開放し、主ピストン6ひいて
は制御弁2の迅速な閉鎖運動が開始される。従って、管
47,51,50の容積はアクチュエータの動作に不利
な影響を与えないかまたはきわめて少ししか不利な影響
を与えない。
【0026】普通の運転の場合には、目標値からの小さ
な偏差がコントローラ36によって認識され、適当な補
正信号が位置コントローラ33を介して比例−方向制御
弁25に伝達される。制御弁2が幾分開放すると、目標
値が再び達成されるまで、少量の圧油が駆動室7に補給
される。制御弁の開放運動のためには、図3の穴66、
図4と5のオリフィス70および図6の上側の穴66の
ような、板18の少なくとも一つの穿孔部によって充分
である。板18が図3のように形成されていると、制御
弁の閉鎖運動は上述のように、ばね室20内の油圧の低
下によって開始される。それに基づいて、閉鎖方向に短
い行程運動が達成されるだけで、板弁17は短時間開放
し、油が室21と中間室24に短時間だけ逃げる。目標
値に達するや否や、板弁17は直ちに再び閉じる。
【0027】図4の板18の実施例の場合には、板弁1
7を開放しないで少しだけ閉鎖運動を行うことができ
る。なぜなら、目標値が達成されるや否や圧力が釣り合
うまで、油が駆動室7から穴66とオリフィス70を通
ってばね室20に流出するからである。この場合、大き
な目標値偏差が保証されると、穴66とオリフィス70
の横断面積が充分でない場合には、板弁17が付加的に
短時間開放する。図5の実施例の場合には、図4の実施
例の場合と同様に、閉鎖運動が行われる。
【0028】図6の板18の実施例は同様に、小さな閉
鎖運動を可能にする。この場合にも、主ピストンの大き
な行程のために、板弁17の開放が必要である。比例−
方向制御弁25は図1において中間位置が示してある。
例えば停電によって操作磁石26,27に電圧が加えら
れないときに、比例−方向制御弁はこの中間位置を占め
る。この中間位置は、あらゆる状態で、比例−方向制御
弁25の内部に設けられたばねの弾性力によって保持さ
れる。この位置では、ばね室20から管47,51,5
0を経て圧力が逃げるので、板弁17が開放する。これ
は上述のように、制御弁2を迅速に閉鎖することにな
る。これにより、故障の場合にも常に制御弁2が完全に
閉じるので、アクチュエータ1の故障によってタービン
が損傷することは決してない。
【0029】安全弁49は通常の場合に、ドレン装置の
方への管48の圧力低下を防止する。しかし、安全油回
路内の圧力が低下すると、室55内の圧力が下がり、比
例−方向制御弁25の位置に関係なく、安全弁49が管
48を開放するので、板弁17のばね室20から管4
7,48,50を経て圧力が逃げる。従って、上述のよ
うに、制御弁2の迅速な閉鎖が開始される。この手段
も、いかなる場合でもタービンの蒸気供給の確実な遮断
を達成する。
【0030】始動試験の際に、安全油回路に圧力が加え
られないかまたは圧力を加えることができないことが起
こった。この場合には方向制御弁58が組み込まれる。
この方向制御弁は、図示位置から右側の位置へ電磁的に
切り換えるや否や、圧油が管45から管61と方向制御
弁58を通って室55に流れ、安全弁49を閉じること
を可能にする。しかしながら、方向制御弁58の命令経
路は、作用線60によって示すように、普通の運転に切
換えられるや否や、遮断しなければならない。なぜな
ら、もしそうしないと、安全弁49に対する安全油回路
の作用がもはや不可能になるので、この回路の保護機能
がもはや保証されないからである。
【0031】古いアクチュエータを動作的および安全技
術的に改良する場合には、板弁17、比例−方向制御弁
25および安全弁49を連結して一体ユニットとするこ
とが重要である。このユニットは充分のスペースが存在
するアクチュエータのピストン−シリンダ−装置の領域
に取付けられる。
【0032】圧力下にあるばね室20と板弁17のシー
ル個所は、低い圧力で付勢された室によって完全に取り
囲まれている。故障時に高い圧力の油がばね室20から
逃げると、この油は前記の室に逃げるので、二次損傷が
確実に避けられる。
【0033】
【発明の効果】本発明による制御弁用アクチュエータ
は、比較的に簡単な手段によって動作挙動を改善するこ
とができ、かつアクチュエータが比較的に簡単でかつ確
実に作動するよう構成可能であるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるアクチュエータの原理図である。
【図2】本発明による図1のアクチュエータの細部を示
す図である。
【図3】板弁の細部の第1の実施例を示す図である。
【図4】板弁の細部の第2の実施例を示す図である。
【図5】板弁の細部の第3の実施例を示す図である。
【図6】板弁の細部の第4の実施例を示す図である。
【符号の説明】
1 アクチュエータ 2 制御弁 3 高温蒸気管 4 弁スピンドル 5 主シリンダ 6 主ピストン 7 駆動室 8 緩衝室 9 ばね 10 ロッド 11 変位測定装置 12 穴 13 穴 14 接続短管 14a 端部 14b シール座 15 接続管 17 板弁 18 板 19 圧縮ばね 20 ばね室 20a ばね室カバー 21 室 22 ケーシング 22a キャップ 23 シール部材 24 中間室 24a ドレン短管 25 比例−方向制御弁 26,27 操作磁石 28,29,30 接続部 31 行程測定装置 32 作用線 33 位置コントローラ 34,35 作用線 36 コントローラ 37 作用線 38 入力部 40 作用線 45 管 46 オリフィス 47,48 管 49 安全弁 50 管 51,52 管 53 シリンダ 54 管 55 室 56 弁板 57 弁ばね 58 方向制御弁 59 電磁石 60 作用線 61 管 65 面 66 穴 67 球 68 ばね 69 保持部材 70 オリフィス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フランツ・ズーター スイス国、5200 ゲーベンシユトルフ、ラ イヒストラーセ、29

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上位の設備制御装置によって設定された
    目標値に相応してアクチュエータ(1)を調整する制御
    回路と、主シリンダ(5)内で滑動する主ピストン
    (6)と、主ピストン(6)の片側に設けられた、制御
    して圧油で付勢可能な駆動室(7)と、駆動室(7)の
    手前に接続配置された板弁(17)とを備えた制御弁
    (2)用のアクチュエータ(1)において、板弁(1
    7)がドレン装置に接続された、板弁(17)から流出
    する油のための別個の貯蔵室(21,24)を備えてい
    ることを特徴とするアクチュエータ。
  2. 【請求項2】 駆動室(7)と板弁(17)の間に接続
    管(15)が設けられ、この接続管が接続短管(14)
    によって板弁(17)のばね室(20)に開口している
    ことを特徴とする請求項1のアクチュエータ。
  3. 【請求項3】 別個の貯蔵室(21,24)がばね室
    (20)の周りに同心的に配置されていることを特徴と
    する請求項2のアクチュエータ。
JP6141948A 1993-06-24 1994-06-23 制御弁用アクチュエータ Withdrawn JPH07139307A (ja)

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JP6141948A Withdrawn JPH07139307A (ja) 1993-06-24 1994-06-23 制御弁用アクチュエータ

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US5467683A (en) 1995-11-21
DE4320937A1 (de) 1995-01-05
EP0631056B2 (de) 1999-05-12
EP0631056B1 (de) 1996-05-01
CN1102233A (zh) 1995-05-03
EP0631056A1 (de) 1994-12-28

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