JPH0713876Y2 - プレスにおける成形品取出し装置 - Google Patents
プレスにおける成形品取出し装置Info
- Publication number
- JPH0713876Y2 JPH0713876Y2 JP5088489U JP5088489U JPH0713876Y2 JP H0713876 Y2 JPH0713876 Y2 JP H0713876Y2 JP 5088489 U JP5088489 U JP 5088489U JP 5088489 U JP5088489 U JP 5088489U JP H0713876 Y2 JPH0713876 Y2 JP H0713876Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- punch
- wrinkle retainer
- press
- steel plate
- molded product
- Prior art date
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- Expired - Fee Related
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- Presses And Accessory Devices Thereof (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はベンド型プレスにおける成形品の取出し装置に
関する。
関する。
(従来技術) プレスによって成形されたワークは、ときとしてポンチ
との間に介在する防錆油やプレス油により強く密着し、
バキュームカプラの吸着力では取出すことができないよ
うな場合が生じる。
との間に介在する防錆油やプレス油により強く密着し、
バキュームカプラの吸着力では取出すことができないよ
うな場合が生じる。
このような問題を解決するために、例えば実開昭63-116
199号公報に見られるように、金型に設けたリフトピン
を押上げてワークをポンチから分離するようにしたもの
は、ポンチ上で位置決めされたワークが押上げられた際
の振動や衝撃によって位置ズレを起こしたり脱落すると
いった不都合を起こし易い問題を有している。
199号公報に見られるように、金型に設けたリフトピン
を押上げてワークをポンチから分離するようにしたもの
は、ポンチ上で位置決めされたワークが押上げられた際
の振動や衝撃によって位置ズレを起こしたり脱落すると
いった不都合を起こし易い問題を有している。
(考案が解決しようとする課題) 本考案はこのような不都合に鑑みてなされたもので、そ
の目的とするところは、位置ズレ等を生じさせることな
くワークをポンチ上から離間させることのできる改良さ
れた装置を提供することにある。
の目的とするところは、位置ズレ等を生じさせることな
くワークをポンチ上から離間させることのできる改良さ
れた装置を提供することにある。
(課題を解決するための手段) すなわち、本考案はかかる課題を達成するためのワーク
取出し装置として、ポンチを取囲むようにして配設した
昇降動自在なしわ押えの下方に、下降端におけるしわ押
えの下面と接して上面が上記ポンチの先端を越えること
のない程度にこのしわ押えを押上げる弾性材よりなる柱
状部材を配設したものである。
取出し装置として、ポンチを取囲むようにして配設した
昇降動自在なしわ押えの下方に、下降端におけるしわ押
えの下面と接して上面が上記ポンチの先端を越えること
のない程度にこのしわ押えを押上げる弾性材よりなる柱
状部材を配設したものである。
(作用) このように構成したことにより、上型とともに下降して
鋼板へのベンド成形を終えたしわ押えを弾性柱状部材の
復元力により押上げ、成形後の鋼板を位置決めした状態
でポンチから離間させて、搬出に支障をきたさないよう
にする。
鋼板へのベンド成形を終えたしわ押えを弾性柱状部材の
復元力により押上げ、成形後の鋼板を位置決めした状態
でポンチから離間させて、搬出に支障をきたさないよう
にする。
(実施例) そこで以下に図示した実施例について説明する。
図に示したベンドプレスには、そのボルスタ1上に、ポ
ンチ2、2を立設したポンチ基板3が取付けられてお
り、またこの上には、ポンチ2を取囲むようにしてしわ
押え4がボルスタ1とポンチ基板3を貫通する数本のガ
イドピン5‥‥により案内されつつ昇降ロッド6に駆動
されて昇降動するよう取付けられている。
ンチ2、2を立設したポンチ基板3が取付けられてお
り、またこの上には、ポンチ2を取囲むようにしてしわ
押え4がボルスタ1とポンチ基板3を貫通する数本のガ
イドピン5‥‥により案内されつつ昇降ロッド6に駆動
されて昇降動するよう取付けられている。
ところで図中符号7‥‥はウレタン樹脂等によって形成
された弾性柱状部材で、これらの弾性柱状部材7‥‥
は、下降端におけるしわ押え4の下面4bより3cm乃至5cm
程度上方に突出するようにしてボルスタ1上に取付けら
れ、ベンドプレス上型10が最下端まで降下した際に生じ
る衝撃を吸収するとともに、第2図に示した如く、その
復元力によって下降端にあるしわ押え4を押上げ、その
上面4aをポンチ2の先端2aを越えない程度の高さにまで
上昇させることによって、ポンチ2により位置決めした
状態で鋼板Wポンチ2から離間させるように構成されて
いる。
された弾性柱状部材で、これらの弾性柱状部材7‥‥
は、下降端におけるしわ押え4の下面4bより3cm乃至5cm
程度上方に突出するようにしてボルスタ1上に取付けら
れ、ベンドプレス上型10が最下端まで降下した際に生じ
る衝撃を吸収するとともに、第2図に示した如く、その
復元力によって下降端にあるしわ押え4を押上げ、その
上面4aをポンチ2の先端2aを越えない程度の高さにまで
上昇させることによって、ポンチ2により位置決めした
状態で鋼板Wポンチ2から離間させるように構成されて
いる。
なお、図中符号11は上型昇降用のロッド、9はしわ押え
4の上面4aに突設した鋼板位置決め用のストッパプレー
ト、12は吸着カプラ13‥‥を備えた鋼板投入装置、14は
同じく吸着カプラ15‥‥を備えた成形鋼板Wの取出し装
置をそれぞれ示している。
4の上面4aに突設した鋼板位置決め用のストッパプレー
ト、12は吸着カプラ13‥‥を備えた鋼板投入装置、14は
同じく吸着カプラ15‥‥を備えた成形鋼板Wの取出し装
置をそれぞれ示している。
このように構成されたベンドプレスは、第1図に示した
ようにしわ押え4が昇降ロッド6により押上げられ、そ
の上面4aをポンチ2の先端2aより上方に位置させて待機
している。この状態において鋼板投入装置12が吸着カプ
ラ13によって吸着した鋼板Wをベンドプレス10内に搬入
し、その先端をストッパプレート9に当接させて位置決
めしつつしわ押え4上に載置すると、つぎに上型10が下
降してその下面10aとしわ押え4の上面4aとの間で鋼板
Wを挟み込み、そのまましわ押え板4を押下げながらさ
らに下降して、鋼板Wにポンチ2によるベンド成形を行
う。
ようにしわ押え4が昇降ロッド6により押上げられ、そ
の上面4aをポンチ2の先端2aより上方に位置させて待機
している。この状態において鋼板投入装置12が吸着カプ
ラ13によって吸着した鋼板Wをベンドプレス10内に搬入
し、その先端をストッパプレート9に当接させて位置決
めしつつしわ押え4上に載置すると、つぎに上型10が下
降してその下面10aとしわ押え4の上面4aとの間で鋼板
Wを挟み込み、そのまましわ押え板4を押下げながらさ
らに下降して、鋼板Wにポンチ2によるベンド成形を行
う。
一方、ボルスタ1上の弾性柱状部材7はこの段階でしわ
押え4の下面4bと接触し、上型10とともにしわ押え4が
下降端に達した際強く圧縮されてこの際の反発力により
衝撃を吸収する。そしてベンド成形後に上型10が上昇す
ると、押圧を解かれたこの弾性柱状部材7は、その際の
復元力によって上面4aがポンチ2の先端2aを越えない程
度までしわ押え4を緩やかに押上げ、成形された鋼板W
とポンチ2とを離間させる(第2図)。
押え4の下面4bと接触し、上型10とともにしわ押え4が
下降端に達した際強く圧縮されてこの際の反発力により
衝撃を吸収する。そしてベンド成形後に上型10が上昇す
ると、押圧を解かれたこの弾性柱状部材7は、その際の
復元力によって上面4aがポンチ2の先端2aを越えない程
度までしわ押え4を緩やかに押上げ、成形された鋼板W
とポンチ2とを離間させる(第2図)。
したがって、つぎに取出し装置14がベンドプレス内に入
り、その吸着カプラ15によって鋼板Wを引上げれば、鋼
板Wがポンチ2から簡単に外されてプレス外に排出され
る。
り、その吸着カプラ15によって鋼板Wを引上げれば、鋼
板Wがポンチ2から簡単に外されてプレス外に排出され
る。
(効果) 以上述べたように本考案によれば、下降端にあるしわ押
えをポンチの先端を越えない程度に押上げる弾性柱状部
材をしわ押えの直下に配設したので、上型とともに下降
して鋼板へのベンド成形を終えたしわ押えを自己の復元
力により押上げ、防錆油の粘性等に抗して成形後の鋼板
をポンチから確実に離間させるとともに、この際の押上
げ高さをポンチより低くすることによって、離間させた
鋼板をそのままポンチにより正確に位置決め保持させる
ことができる。
えをポンチの先端を越えない程度に押上げる弾性柱状部
材をしわ押えの直下に配設したので、上型とともに下降
して鋼板へのベンド成形を終えたしわ押えを自己の復元
力により押上げ、防錆油の粘性等に抗して成形後の鋼板
をポンチから確実に離間させるとともに、この際の押上
げ高さをポンチより低くすることによって、離間させた
鋼板をそのままポンチにより正確に位置決め保持させる
ことができる。
しかも、上型の下降端においては、これとともに下降し
たしわ押えにより柱状部材が最大限に圧縮されるため、
その大きな反発力によって下降端において生じる衝撃を
効果的に吸収し、昇降ロッド等の変形、破損を未然に防
止することができる。
たしわ押えにより柱状部材が最大限に圧縮されるため、
その大きな反発力によって下降端において生じる衝撃を
効果的に吸収し、昇降ロッド等の変形、破損を未然に防
止することができる。
第1図、第2図はベンド成形前後の状態をもって示した
本考案の一実施例をなす装置の断面図である。 1……ボルスタ、2……ポンチ 3……しわ押え、7……弾性柱状部材 10……上型、W……鋼板
本考案の一実施例をなす装置の断面図である。 1……ボルスタ、2……ポンチ 3……しわ押え、7……弾性柱状部材 10……上型、W……鋼板
Claims (1)
- 【請求項1】ポンチを取囲むようにして配設した昇降動
自在なしわ押えの下方に、下降端における上記しわ押え
の下面と接して該しわ押えの上面が上記ポンチの先端を
越えることのない程度に該しわ押えを押上げる弾性材よ
りなる柱状部材を配設したことを特徴とするプレスにお
ける成形品取出し装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5088489U JPH0713876Y2 (ja) | 1989-04-28 | 1989-04-28 | プレスにおける成形品取出し装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5088489U JPH0713876Y2 (ja) | 1989-04-28 | 1989-04-28 | プレスにおける成形品取出し装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02144230U JPH02144230U (ja) | 1990-12-06 |
JPH0713876Y2 true JPH0713876Y2 (ja) | 1995-04-05 |
Family
ID=31569819
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5088489U Expired - Fee Related JPH0713876Y2 (ja) | 1989-04-28 | 1989-04-28 | プレスにおける成形品取出し装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0713876Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-04-28 JP JP5088489U patent/JPH0713876Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02144230U (ja) | 1990-12-06 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |