JP3773692B2 - ワークの打ち抜き成形装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、金属製板材から所定形状のワークを打ち抜いて形成するワークの打ち抜き成形装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のワークの打ち抜き成形装置としては、昇降自在の上型にワークの打ち抜き形状に対応する成形パンチを備え、下型に固定されたダイに向かって成形パンチを下降させることにより、ダイ上に載置された金属製板材から所定形状のワークを打ち抜いて形成するものが知られている。
【0003】
この種の装置においては、前記上型の成形パンチの外周に上下動可能なパッドが設けられている。該パッドは付勢手段により下方に付勢されており、前記上型の上昇位置においては、成形パンチの下端面と同一平面或いは成形パンチの下端面より僅かに突出するように設けられている。該パッドは、上型の下降によって成形パンチと共に下降され、ダイ上の金属製板材に成形パンチと同時或いは成形パンチよりも僅かに早く当接され、該金属製板材をダイ上に弾発的に押さえつける。成形パンチはパッドと相対的に更に下方に突出され、パッドによってダイ上に固定された金属製板材から所定のワーク形状の打ち抜き部分を押し下げる。
【0004】
一方、下型のダイには、前記成形パンチに対向して上下動自在に設けられたカウンターパンチが設けられている。該カウンターパンチは、上方に向かって付勢されており、その先端面がダイの上面と同一位置となるように設けられている。そして、該カウンターパンチは、成形パンチによるワークの押し下げによりワークの下面側に圧接した状態で下方に移動する。
【0005】
以上の構成による打ち抜き成形装置によりワークの打ち抜き成形を行った場合には、前記成形パンチは、ワークを打ち抜いた後に上昇され、該成形パンチが所定の高さ(例えば、ダイの上方に脱出した位置)まで上昇したとき、前記パッドの付勢が開放されて該パッドが金属製板材から離反する。しかし、前記カウンターパンチが上方に付勢されていることによって、成形パンチの上昇に伴ってワークをダイの上面位置まで押し上げる。このため、パッドが金属製板材から離反する前に、打ち抜き後の金属製板材にワークが押し戻されてしまい、ワークの外周端縁が打ち抜き後の金属製板材の切断端縁と接触して該ワークの外周端縁が損傷し、ワークの成形精度が低下する不都合がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
かかる不都合を解消して、本発明は、打ち抜き後の金属製板材に向かってワークが押し戻されることを防止して、精度の高いワークを打ち抜き成形することができるワークの打ち抜き成形装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、本発明は、ダイと、該ダイ上に載置された金属製板材を該ダイの下方に向かって押し下げて所定のワーク形状に打ち抜く成形パンチと、該成形パンチに対向して前記ダイに上下移動自在に設けられ、該成形パンチによるワークの打ち抜き押圧に追従してダイの下方に向かって下降するカウンターパンチと、該カウンタパンチを上方に付勢するカウンタパンチ付勢手段とを備えるワークの打ち抜き成形装置において、前記成形パンチによってワークを打ち抜き押圧した後、該成形パンチがワークから離反して所定の位置に上昇するまで前記カウンターパンチを所定の下降位置に保持する保持手段と、前記成形パンチが前記所定位置に上昇したとき、前記保持手段による保持を解除して打ち抜かれたワークを前記カウンターパンチによりダイ上に脱出させる保持解除手段とを備え、前記保持手段は、前記ダイの下方位置に上下動自在に設けられて前記カウンターパンチ付勢手段の付勢力を前記カウンターパンチに伝達する伝達部材と、該伝達部材と前記ダイとの間に傾動自在に設けられ、起立状態とされたとき該伝達部材の上昇を規制し、傾倒状態とされたとき前記伝達部材の上昇の規制を解除するカム部材と、前記成形パンチの押圧に伴う前記カウンターパンチの下降に追従して前記伝達部材が下降したとき、前記カム部材を起立状態とし、前記保持解除手段に連動して前記カム部材を傾倒状態とするカム部材駆動手段とを備えている
【0008】
本発明の装置によれば、成形パンチを下降させてダイ上に載置された金属製板材を所定のワーク形状に打ち抜く。成形パンチに対向するダイ側には前記カウンターパンチが設けられており、該カウンターパンチは成形パンチの押し下げにより該成形パンチとの間にワークを挟んだ状態で下降される。成形パンチが下降位置に達し、ワークが打ち抜かれると、該成形パンチが上昇する。このとき、前記保持手段によって、カウンターパンチは下降位置に止まった状態とされる。
【0009】
該保持手段は、成形パンチが下降位置に達したとき、カム部材駆動手段の駆動により、前記カム部材を起立状態とする。該カム部材が起立状態とされることで前記伝達部材の上昇が規制される。該伝達部材は前記カウンターパンチ付勢手段の付勢力を前記カウンターパンチに伝達するものであるため、該伝達部材の上昇が規制されることによって前記カウンターパンチの上昇が規制される。これにより、成形パンチが上昇しても、前記カウンターパンチは上昇せず、成形パンチのみを打ち抜かれたワークから離反させることができる。このように、打ち抜かれたワークはカウンターパンチによって押し上げられることがないので、打ち抜き後の金属製板材にワークが戻されることがなく、ワークの切断端縁が金属製板材に接触して当該端縁を損傷するといったことを防止することができる。
【0010】
そして、前記成形パンチがワークから離反して所定の位置に上昇されると、前記保持解除手段によって保持手段による保持が解除される。即ち、前記カム部材駆動手段は保持解除手段に連動してカム部材を傾倒状態とする。これにより、伝達部材の上昇の規制が解除され、伝達部材はカウンターパンチ付勢手段の付勢力をもってカウンターパンチを上昇させる。その結果、打ち抜かれたワークはカウンターパンチによって押し上げられるので、該ワークの高精度な打ち抜き形状を維持したまま円滑に該ワークをダイの内部から脱出させることができる。
【0011】
本発明において、前記カム部材駆動手段は、前記伝達部材と前記ダイとの間において水平方向に移動自在のスライダと、該スライダを一側方に付勢するスライダ付勢手段とを備え、前記カム部材は、該スライダと前記伝達部材との間において該カム部材の上半部と下半部とをそれぞれ前記スライダと前記伝達部材とに回動自在に係合させて前記スライダの移動に伴い傾動するように設けられている。
【0012】
構成によれば、前記カム部材を、前記スライダと前記伝達部材との間に設け、前記スライダ付勢手段により該スライダを水平移動させるだけで前記カム部材を傾倒状態から起立状態にすることができる。即ち、前記カム部材が傾倒状態にあって前記伝達部材の押圧を受けているときには、前記スライダ付勢手段の付勢に抗してカム部材の傾倒状態が維持され、前記カウンターパンチの下降によって伝達部材が下降されると、カム部材が開放されてスライダ付勢手段がスライダを水平移動させる。これにより、スライダの移動に伴ってカム部材を円滑に起立状態とすることができる。
【0013】
そして、この場合に前記保持解除手段は、前記成形パンチの上昇に連動して、前記スライダを前記スライダ付勢手段による付勢方向と逆方向に移動させるべく該スライダの他端を押圧する押圧手段を備えることを特徴とする。
【0014】
スライダの移動に伴って起立状態とされたカム部材は、伝達部材の上昇を規制すると同時に、伝達部材からはカウンターパンチ付勢手段の付勢力による押圧を受ける。これによってカム部材の起立状態が維持される。そして、前記成形パンチがワークから離反して所定の位置に上昇された際に、前記保持解除手段の押圧手段によって前記スライダを前記スライダ付勢手段による付勢方向と逆方向に移動させる。こうすることによって、スライダの移動に伴ってカム部材を傾倒させることができ、伝達部材の上昇規制を円滑に解除して、カウンターパンチを上昇させることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本実施形態の打ち抜き成形装置を示す説明的縦断面図、図2乃至図4は図1の装置におけるワークの打ち抜き成形時の作動を示す説明的縦断面図である。
【0016】
素材である金属製板材から所定形状のワークを成形する場合には、先ず、金属製板材に一部連結された状態でワークを打ち抜き、その後、連結部分を切断してワークを金属製板材から切り離すことが行われている。本実施形態のワークの打ち抜き成形装置は、金属製板材に一部連結された状態でワークを打ち抜く、所謂半打ち抜き成形を行うものである。
【0017】
図1に示すように、本実施形態の装置1は、図示しない昇降シリンダによって昇降駆動される上型2と、図示しない基台上に固定された下型3とによって構成されている。前記上型2は、前記昇降シリンダに連結された上型ダイセット4と、該上型ダイセット4にバッキングプレート5を介して固定されたパンチプレート6とを備え、該パンチプレート6には、金属製板材W1 を所定のワーク形状に打ち抜く成形パンチ7と、該成形パンチ7による打ち抜き成形時にワークW2 (図4参照)を金属製板材W1 に連結状態とする連結部成形パンチ8とが固定して設けられている。また、上型ダイセット4には、リテーナ9を介してパッド10が上下動自在に連結されており、該パッド10は、バネ部材11によって下方に付勢されている。更に、該パッド10、前記パンチプレート6、及び前記バッキングプレート5を貫通して前記上型ダイセット4から下型3に向かって延びるガイドポスト12が設けられている。
【0018】
前記下型3は、下型ダイセット13と、該下型ダイセット13にバッキングプレート14を介して固定されたダイプレート15とを備え、該ダイプレート15の前記成形パンチ7に対応する位置にはワークW2 を押し下げつつ成形パンチ7が挿入されるダイ16が固定して設けられている。また、該下型ダイセット13には、金属製板材W1 を昇降自在に支持する該ガイドリフタ17が進退自在に突出して設けられている。該ガイドリフタ17はバネ部材18によって上方に付勢されている。該ガイドリフタ17は、前記パッド10に形成された押圧部19によって下方に押圧されるようになっており、パッド10の下降に伴って下方に後退して金属製板材W1 をダイ16上に載置し、前記パッド10の上昇に伴って上方に進出して金属製板材W1 をダイ16上から離反させる。
【0019】
また、前記成形パンチ7に対向する前記ダイ16の内部には、上下方向に摺動自在のカウンターパンチ20が設けられている。該カウンターパンチ20は、その下端が下型ダイセット13を貫通して下方に延びる第1プレッシャーピン21に接続されている。該第1プレッシャーピン21の下端には、セットプレート22の内部に上下動自在に支持されたプレッシャープレート23(伝達部材)が当接されている。該プレッシャープレート23は、一対の第2プレッシャーピン24を介して図示しないバネ部材或いはシリンダ等のカウンターパンチ付勢手段によって上方に付勢され、該カウンターパンチ付勢手段の付勢力を前記第1プレッシャーピン21を介して前記カウンターパンチ20に伝達する。
【0020】
更に、前記下型3は、図3に示すように、前記成形パンチ7によってワークW2 を打ち抜き押圧した後、該成形パンチ7がワークW2 から離反して所定の位置に上昇するまで前記カウンターパンチ20を所定の下降位置に保持する保持手段25を備えている。該保持手段25は、図1に示すように、前記下型ダイセット13と前記セットプレート22との間に固定されたスペーサプレート26を備え、該スペーサプレート26には、水平方向に移動自在のスライダ27が支持されている。該スライダ27と前記プレッシャープレート23との間にはカムリテーナ28及び該カムリテーナ28に支持された一対のカム部材29が設けられている。該カム部材29は、略下半部が大径に形成されて前記プレッシャープレート23に回動自在に係合され、略上半部が小径に形成されて前記スライダ27に回動自在に係合されている。該カム部材29は、スライダ27の移動と連動して図1示の傾倒姿勢及び図2示の起立姿勢となることができる。
【0021】
前記スライダ27は、その一側(図中左側)に設けられたバネ部材30(スライダ付勢手段)によってプッシャーピン31を介して他側(図中右側)に向かって付勢されている。該スライダ27とバネ部材30及びプッシャーピン31とは本発明のカム部材駆動手段を構成するものである。
【0022】
また、前記上型2には、図4に示すように、前記成形パンチ7が上昇したとき、前記保持手段25による保持を解除して打ち抜かれたワークW2 を前記カウンターパンチ20によりダイ16の上方に脱出させる保持解除手段32が設けられている。該保持解除手段32は、図1に示すように、前記上型ダイセット4の下方に延設されて該上型ダイセット4と一体に昇降されるドライバ33と、該ドライバ33の下端部に回転自在に支持されたカムローラ34とによって構成されている。該カムローラ34は、前記上型ダイセット4の上昇に伴って前記スライダ27の図中右端部に形成された傾斜部35に摺接し、該スライダ27を図中左方に向かって強制的に移動させることができるようになっている。前記カムローラ34は本発明の保持解除手段32における押圧手段を構成するものである。
【0023】
また、前記保持手段25のカム部材29は、所謂トグル機構を形成する。即ち、図1示の傾倒姿勢にあるときのカム部材29は、前記カウンターパンチ付勢手段から第2プレッシャーピン24を介してプレッシャープレート23に付与される上方向への付勢によりスライダ27に押しつけられ、傾倒姿勢を維持してスライダ27の移動を規制する。また、詳しくは後述するが、プレッシャープレート23が下方に移動されたときには、傾倒姿勢のカム部材29のスライダ27への押しつけが解除されてカム部材29が傾動自在とされ、バネ部材30及びプッシャーピン31の押圧によるスライダ27の移動に追従して起立姿勢となる。そして、起立姿勢となったカム部材29にプレッシャープレート23からの付勢力が付与されると、起立姿勢のまま(実際にはバネ部材30及びプッシャーピン31の押圧方向に沿って僅かに傾き)スライダ27の移動を規制する。そして、前記カムローラ34の上昇時に、該カムローラ34がスライダ27の傾斜部35に摺接して該スライダ27を前記バネ部材30の付勢に対抗して移動させた際には、起立姿勢のカム部材29がスライダ27の移動方向に沿って傾倒し、図1示の傾倒姿勢を維持する。
【0024】
次に、本実施形態の装置1の作動を説明する。図1に示すように、金属製板材W1 がダイ16と成形パンチ7との間に投入され、該金属製板材W1 の一側がガイドリフタ17に支持されると上型2下型3に向かって下降を開始する。このときには、前記カム部材29が傾倒状態にあって、図示しないカウンターパンチ付勢手段の付勢力がプレッシャープレート23を介してカウンターパンチ20に付与されている。前記カム部材29は傾倒状態とされているので、前述したトグル機構の作用により、スライダ付勢手段であるバネ部材30の付勢に抗してスライダ27の移動が規制されている。
【0025】
次いで、上型2の下降によって、図2に示すように、パッド10と成形パンチ7とが下降され、先ず、パッド10がガイドリフタ17を押し下げつつ金属製板材W1 に当接して、ダイプレート15の上面に金属製板材W1 を押しつける。これにより、パッド10は前記バネ部材11の付勢によって弾発的に金属製板材W1 を押さえて下降が停止する。一方、パッド10と共に下降した成形パンチ7は、下降が停止したパッド10と相対的に下方に突出して、金属製板材W1 の打ち抜き部分を下方に押し下げ、ワークW2 を打ち抜く。このとき、成形パンチ7は、ワークW2 を介してカウンターパンチ20を押し下げる。押し下げられたカウンターパンチ20は、第1プレッシャーピン21を介してプレッシャープレート23を下降させる。プレッシャープレート23が下降されたことによって、前記カム部材29に対するプレッシャープレート23の押圧が解除されるので、該カム部材29によるスライダ27の規制が解除される。そして、スライダ27はスライダ付勢手段であるバネ部材30の付勢によって図中右方向に移動しつつ、カム部材29を起立方向に回動させる。
【0026】
この時点で、ワークW2 は連結部成形パンチ7によって形成された連結部W3 を介して金属製板材W1 に繋がった状態で成形パンチ7によるワークW2 の打ち抜きが完了し、続いて、上型2が上昇を開始する。
【0027】
図3に示すように、上型2が上昇すると、先ず、成形パンチ7が上昇し、カウンターパンチ20の押し下げを解除する。これによって、カウンターパンチ付勢手段の付勢がプレッシャープレート23を押し上げようとするが、前記カム部材29が起立状態にあることによってカム部材29に上昇が規制され、プレッシャープレート23は下降位置に止まる。このため、カウンターパンチ20にはカウンターパンチ付勢手段の付勢が伝達されず、カウンターパンチ20が下降位置に保持される。
【0028】
その結果、カウンターパンチ20は、成形パンチ7に追従して上昇せず、ワークW2 を押し上げることのない状態とされる。この間に成形パンチ7は上昇されるので、成形パンチ7はワークW2 から離反する。このように、カウンターパンチ20は、成形パンチ7に追従して上昇されないので、ワークW2 が金属製板材W1 に押し戻されることがなく、ワークW2 の切断端縁が金属製板材W1 に接触して損傷するといったことが防止されるので高精度に打ち抜かれた形状が維持される。
【0029】
続いて、更に上型2が上昇すると、図4に示すように、パッド10が金属製板材W1 から離反して金属製板材W1 の押さえを解除すると共に、ガイドリフタ17から離反して該ガイドリフタ17の付勢を開放する。これにより、ガイドリフタ17が上昇して金属製板材W1 を持ち上げる。このとき同時にカウンターパンチ20が上昇し、ダイ16の内部からワークW2 を押し上げ脱出させる。このときのカウンターパンチ20の作動は、前記ドライバ33の上昇に連動する。即ち、該ドライバ33が上昇することによって、前記カムローラ34が前記スライダ27の傾斜部35を介して該スライダ27を図中左方に押圧し、スライダ27は強制的に移動される。それに伴い、カム部材29が傾倒されてプレッシャープレート23の規制が解除される。プレッシャープレート23は、カム部材29が傾倒姿勢となったことで、カウンターパンチ付勢手段の付勢力をカウンターパンチ20に伝達する。これにより、カウンターパンチ20が弾発的に上昇され、図4に示すようにワークW2 を押し上げる。
【0030】
その後、該ワークW2 は切断端縁を損傷することなく金属製板材W1 に繋がった半打ち抜き状態で払い出され、図示しない切断手段等によって金属製板材W1 から切り離される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の打ち抜き成形装置を示す説明的縦断面図。
【図2】図1の装置の作動を示す説明的縦断面図。
【図3】図2に続く作動を示す説明的縦断面図。
【図4】図3に続く作動を示す説明的縦断面図。
【符号の説明】
1 …金属製板材、W2 …ワーク、1…打ち抜き成形装置、7…成形パンチ、16…ダイ、20…カウンターパンチ、23…プレッシャープレート(伝達部材)、25…保持手段、27…スライダ、29…カム部材、30…バネ部材(スライダ付勢手段)、32…保持解除手段、34…カムローラ(押圧手段)。

Claims (1)

  1. ダイと、該ダイ上に載置された金属製板材を該ダイの下方に向かって押し下げて所定のワーク形状に打ち抜く成形パンチと、該成形パンチに対向して前記ダイに上下移動自在に設けられ、該成形パンチによるワークの打ち抜き押圧に追従してダイの下方に向かって下降するカウンターパンチと、該カウンタパンチを上方に付勢するカウンタパンチ付勢手段とを備えるワークの打ち抜き成形装置において、
    前記成形パンチによってワークを打ち抜き押圧した後、該成形パンチがワークから離反して所定の位置に上昇するまで前記カウンターパンチを所定の下降位置に保持する保持手段と、前記成形パンチが前記所定位置に上昇したとき、前記保持手段による保持を解除して打ち抜かれたワークを前記カウンターパンチによりダイ上に脱出させる保持解除手段とを備え、
    前記保持手段は、前記ダイの下方位置に上下動自在に設けられて前記カウンターパンチ付勢手段の付勢力を前記カウンターパンチに伝達する伝達部材と、該伝達部材と前記ダイとの間に傾動自在に設けられ、起立状態とされたとき該伝達部材の上昇を規制し、傾倒状態とされたとき前記伝達部材の上昇の規制を解除するカム部材と、前記成形パンチの押圧に伴う前記カウンターパンチの下降に追従して前記伝達部材が下降したとき、前記カム部材を起立状態とし、前記保持解除手段に連動して前記カム部材を傾倒状態とするカム部材駆動手段とを備え
    前記カム部材駆動手段は、前記伝達部材と前記ダイとの間において水平方向に移動自在のスライダと、該スライダを一側方に付勢するスライダ付勢手段とを備え、前記カム部材は、該スライダと前記伝達部材との間において該カム部材の上半部と下半部とをそれぞれ前記スライダと前記伝達部材とに回動自在に係合させて前記スライダの移動に伴い傾動するように設けられ、
    前記保持解除手段は、前記成形パンチの上昇に連動して、前記スライダを前記スライダ付勢手段による付勢方向と逆方向に移動させるべく該スライダの他端を押圧する押圧手段を備えていることを特徴とするワークの打ち抜き成形装置。
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