JPH07137667A - トラック用キャブサスペンション装置 - Google Patents
トラック用キャブサスペンション装置Info
- Publication number
- JPH07137667A JPH07137667A JP5307041A JP30704193A JPH07137667A JP H07137667 A JPH07137667 A JP H07137667A JP 5307041 A JP5307041 A JP 5307041A JP 30704193 A JP30704193 A JP 30704193A JP H07137667 A JPH07137667 A JP H07137667A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cab
- shock absorber
- suspension device
- truck
- support member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Fluid-Damping Devices (AREA)
- Body Structure For Vehicles (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、エアフローティングキャブサスペン
ションにおいて、キャブローリングを有効に抑制するこ
とを目的とする。 【構成】キャブ3をエアベローズ5と軸線方向に伸縮し
て振動を減衰するショックアブソーバ7とによって支持
したエアフローティングキャブサスペンションにおい
て、前記ショックアブソーバ7を鉛直軸線に対しキャブ
3の左右方向の中心線に向かって傾斜角度θを持たせて
配置した構成を特徴とする。
ションにおいて、キャブローリングを有効に抑制するこ
とを目的とする。 【構成】キャブ3をエアベローズ5と軸線方向に伸縮し
て振動を減衰するショックアブソーバ7とによって支持
したエアフローティングキャブサスペンションにおい
て、前記ショックアブソーバ7を鉛直軸線に対しキャブ
3の左右方向の中心線に向かって傾斜角度θを持たせて
配置した構成を特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ティルト可能なトラッ
ク用キャブサスペンション装置に関するものである。
ク用キャブサスペンション装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ティルト可能なトラック用キャブは、乗
り心地を向上するために、上下方向の振動とキャブロー
リング方向の振動を減衰するサスペンション装置が用い
られている。従来のサスペンション装置は、シャシフレ
ームに枢軸によってティルト可能に軸支したキャブと前
記枢軸との間に上下方向の振動を減衰するエアベローズ
と、軸線方向に伸縮してキャブローリング方向の振動を
減衰するショックアブソーバとを備えた構造である。
り心地を向上するために、上下方向の振動とキャブロー
リング方向の振動を減衰するサスペンション装置が用い
られている。従来のサスペンション装置は、シャシフレ
ームに枢軸によってティルト可能に軸支したキャブと前
記枢軸との間に上下方向の振動を減衰するエアベローズ
と、軸線方向に伸縮してキャブローリング方向の振動を
減衰するショックアブソーバとを備えた構造である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のトラック用
キャブサスペンション装置において、キャブローリング
方向の振動を減衰するショックアブソーバは、その軸線
を鉛直方向に配置している。
キャブサスペンション装置において、キャブローリング
方向の振動を減衰するショックアブソーバは、その軸線
を鉛直方向に配置している。
【0004】ところで、エアベローズによるエアフロー
ティングキャブサスペンションは、コイルサスペンショ
ンに比べてバネ定数が大幅に低減され、キャブの固有値
(ローリング方向)が下がる傾向にあり、前記鉛直軸線
方向のショックアブソーバでは左右方向の減衰力作用を
得ることが困難であった。
ティングキャブサスペンションは、コイルサスペンショ
ンに比べてバネ定数が大幅に低減され、キャブの固有値
(ローリング方向)が下がる傾向にあり、前記鉛直軸線
方向のショックアブソーバでは左右方向の減衰力作用を
得ることが困難であった。
【0005】本発明の目的は、上記の問題点を解消した
トラック用キャブサスペンション装置を提供することで
ある。
トラック用キャブサスペンション装置を提供することで
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の特徴とする構成は、シャシフレームの左右
両側に固着されたキャブマウントブラケット上にエアベ
ローズが設置され、このエアベローズ上にキャブ支持部
材を備え、このキャブ支持部材と前記キャブマウントブ
ラケットとの間に軸線方向に伸縮して振動を減衰するシ
ョックアブソーバを連結したトラック用キャブサスペン
ション装置において、前記ショックアブソーバを鉛直軸
線に対しキャブの左右方向の中心線に向かって傾斜角度
を持たせて連結したものである。
めの本発明の特徴とする構成は、シャシフレームの左右
両側に固着されたキャブマウントブラケット上にエアベ
ローズが設置され、このエアベローズ上にキャブ支持部
材を備え、このキャブ支持部材と前記キャブマウントブ
ラケットとの間に軸線方向に伸縮して振動を減衰するシ
ョックアブソーバを連結したトラック用キャブサスペン
ション装置において、前記ショックアブソーバを鉛直軸
線に対しキャブの左右方向の中心線に向かって傾斜角度
を持たせて連結したものである。
【0007】
【作用】上記の構成により、キャブ支持部材と前記キャ
ブマウントブラケットとの間に鉛直軸線に対しキャブの
左右方向に中心線に向かって傾斜角度を持たせて連結し
たショックアブソーバによってキャブの左右方向の減衰
力が作用し、キャブローリングを有効に抑制する。
ブマウントブラケットとの間に鉛直軸線に対しキャブの
左右方向に中心線に向かって傾斜角度を持たせて連結し
たショックアブソーバによってキャブの左右方向の減衰
力が作用し、キャブローリングを有効に抑制する。
【0008】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1において、1はシャシフレームであり、2は前
記シャシフレーム1の左右両側に固着されたキャブマウ
ントブラケットである。このキャブマウントブラケット
2にはキャブスタビライザ4の左右両端が回動自在に軸
支されている。
る。図1において、1はシャシフレームであり、2は前
記シャシフレーム1の左右両側に固着されたキャブマウ
ントブラケットである。このキャブマウントブラケット
2にはキャブスタビライザ4の左右両端が回動自在に軸
支されている。
【0009】前記キャブスタビライザ4の左右両端上に
はキャブ3の上下方向の振動を減衰するエアベローズ5
が設置され、このエアベローズ5上にキャブ支持部材6
が設けられている。このキャブ支持部材6は、前記キャ
ブ3の左右両側下面に突設したキャブ支持脚3aが固定
され、キャブ3を支持するものである。
はキャブ3の上下方向の振動を減衰するエアベローズ5
が設置され、このエアベローズ5上にキャブ支持部材6
が設けられている。このキャブ支持部材6は、前記キャ
ブ3の左右両側下面に突設したキャブ支持脚3aが固定
され、キャブ3を支持するものである。
【0010】キャブ3を前傾(ティルト)したときは、
前記キャブマウントブラケット2とキャブスタビライザ
4の軸支点を中心に、エアベローズ5,キャブ支持部材
6,キャブ支持脚3aが一体となって回動する。
前記キャブマウントブラケット2とキャブスタビライザ
4の軸支点を中心に、エアベローズ5,キャブ支持部材
6,キャブ支持脚3aが一体となって回動する。
【0011】7は軸線方向に伸縮してキャブローリング
方向の振動を減衰するショックアブソーバであり、前記
キャブ支持部材6とキャブマウントブラケット2に固定
されているキャブスタビライザ4端との間で鉛直軸線に
対しキャブの左右方向の中心線に向かって傾斜角度θを
持たせて連結されている。前記傾斜角度θは20°〜2
5°または40°〜45°が適当である。
方向の振動を減衰するショックアブソーバであり、前記
キャブ支持部材6とキャブマウントブラケット2に固定
されているキャブスタビライザ4端との間で鉛直軸線に
対しキャブの左右方向の中心線に向かって傾斜角度θを
持たせて連結されている。前記傾斜角度θは20°〜2
5°または40°〜45°が適当である。
【0012】上記の構成において、周知のように、図略
のティルトシリンダが短縮しているときにはキャブ3は
図1で示すように正規の位置に下降してキャブ3の左右
両側下面に突設したキャブ支持脚3a,キャブ支持部材
6,エアベローズ5を介してキャブマウントブラケット
2がキャブ3を支持している。
のティルトシリンダが短縮しているときにはキャブ3は
図1で示すように正規の位置に下降してキャブ3の左右
両側下面に突設したキャブ支持脚3a,キャブ支持部材
6,エアベローズ5を介してキャブマウントブラケット
2がキャブ3を支持している。
【0013】前記キャブ3が下降している正規の位置に
おいて、キャブ3の上下方向の振動はエアベローズ5に
よって減衰し、キャブ3のローリング方向の振動はショ
ックアブソーバ7によって減衰する。
おいて、キャブ3の上下方向の振動はエアベローズ5に
よって減衰し、キャブ3のローリング方向の振動はショ
ックアブソーバ7によって減衰する。
【0014】そこで、本発明装置は、前記ショックアブ
ソーバ7を、その軸線を鉛直軸線に対しキャブ3の左右
方向の中心線に向かって傾斜角度θを持たせて連結され
ているため、このショックアブソーバ7ではキャブ3の
左右方向に減衰力が作用し、キャブローリングを有効に
抑制する。
ソーバ7を、その軸線を鉛直軸線に対しキャブ3の左右
方向の中心線に向かって傾斜角度θを持たせて連結され
ているため、このショックアブソーバ7ではキャブ3の
左右方向に減衰力が作用し、キャブローリングを有効に
抑制する。
【0015】因みに、鉛直軸線方向に連結した従来のシ
ョックアブソーバの配置と、本発明装置による鉛直軸線
に対し40°〜45°の傾斜角度θを持たせたショック
アブソーバの配置とによる車両をコンクリート路面で8
0Km/hでの比較実験の結果、キャブのローリング方
向の振動レベル周波数分析では、図2で示すように、従
来配置ではB曲線であったが本発明配置ではA曲線が得
られ、キャブローリングを有効に抑制することが実証さ
れた。また、図2では省略されているが、20°〜25
°の傾斜角度θでは、前記A曲線とB曲線との中間にA
曲線と同様な波型曲線が得られた。
ョックアブソーバの配置と、本発明装置による鉛直軸線
に対し40°〜45°の傾斜角度θを持たせたショック
アブソーバの配置とによる車両をコンクリート路面で8
0Km/hでの比較実験の結果、キャブのローリング方
向の振動レベル周波数分析では、図2で示すように、従
来配置ではB曲線であったが本発明配置ではA曲線が得
られ、キャブローリングを有効に抑制することが実証さ
れた。また、図2では省略されているが、20°〜25
°の傾斜角度θでは、前記A曲線とB曲線との中間にA
曲線と同様な波型曲線が得られた。
【0016】
【発明の効果】以上述べたように本発明によると、ティ
ルトキャブをエアベローズと軸線方向に伸縮して振動を
減衰するショックアブソーバとによって支持したエアフ
ローティングキャブサスペンションにおいて、前記ショ
ックアブソーバを鉛直軸線に対しキャブの左右方向の中
心線に向かって傾斜角度を持たせて配置した構成である
から、キャブの左右方向のローリングに対して減衰力が
作用し、キャブローリングを有効に抑制する格別な効果
がある。
ルトキャブをエアベローズと軸線方向に伸縮して振動を
減衰するショックアブソーバとによって支持したエアフ
ローティングキャブサスペンションにおいて、前記ショ
ックアブソーバを鉛直軸線に対しキャブの左右方向の中
心線に向かって傾斜角度を持たせて配置した構成である
から、キャブの左右方向のローリングに対して減衰力が
作用し、キャブローリングを有効に抑制する格別な効果
がある。
【図1】本発明装置の正面図
【図2】本発明装置と従来装置とのキャブのローリング
方向の振動レベル周波数分析比較実験グラフ
方向の振動レベル周波数分析比較実験グラフ
1 シャシフレーム 2 キャブマウントブラケット 3 キャブ 3a キャブ支持脚 4 キャブスタビライザ 5 エアベローズ 6 キャブ支持部材 7 ショックアブソーバ
Claims (1)
- 【請求項1】 シャシフレームの左右両側に固着された
キャブマウントブラケット上にエアベローズが設置さ
れ、このエアベローズ上にキャブ支持部材を備え、この
キャブ支持部材と前記キャブマウントブラケットとの間
に軸線方向に伸縮して振動を減衰するショックアブソー
バを連結したトラック用キャブサスペンション装置にお
いて、前記ショックアブソーバを鉛直軸線に対しキャブ
の左右方向の中心線に向かって傾斜角度を持たせて連結
したことを特徴とするトラック用キャブサスペンション
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5307041A JPH07137667A (ja) | 1993-11-15 | 1993-11-15 | トラック用キャブサスペンション装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5307041A JPH07137667A (ja) | 1993-11-15 | 1993-11-15 | トラック用キャブサスペンション装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07137667A true JPH07137667A (ja) | 1995-05-30 |
Family
ID=17964340
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5307041A Pending JPH07137667A (ja) | 1993-11-15 | 1993-11-15 | トラック用キャブサスペンション装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07137667A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019088108A1 (ja) | 2017-10-31 | 2019-05-09 | 三菱ふそうトラック・バス株式会社 | 樹脂製ブラケット |
-
1993
- 1993-11-15 JP JP5307041A patent/JPH07137667A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019088108A1 (ja) | 2017-10-31 | 2019-05-09 | 三菱ふそうトラック・バス株式会社 | 樹脂製ブラケット |
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