JPH071368Y2 - 繊維マット - Google Patents

繊維マット

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JPH071368Y2
JPH071368Y2 JP1989020933U JP2093389U JPH071368Y2 JP H071368 Y2 JPH071368 Y2 JP H071368Y2 JP 1989020933 U JP1989020933 U JP 1989020933U JP 2093389 U JP2093389 U JP 2093389U JP H071368 Y2 JPH071368 Y2 JP H071368Y2
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sheet material
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総一 足立
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産栄機設株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は表被材で繊維質を被覆した繊維マットの改良に
関するものである。
〔従来の技術〕
グラスウール、ロックウール等の無機質繊維は断熱、吸
音性等に優れ、建家断熱、吸音用等に広く用いられる
が、繊維特有のチクチクする刺激性、繊維の飛散防止、
透湿抵抗性能の向上、取付作業性の向上等のため、繊維
質本体を、プラスチックフィルム、アルミニウムフィル
ム、紙等の上部シート及び下部シート材で覆った繊維マ
ットが望まれ各種製造されている。
第7図は従来の繊維マットの一例の斜視図で、図示する
ように、グラスウール又はロックウール等によるマット
状の断熱材本体(1)の下面に、熱可塑性合成樹脂より
なる下部シート材(2)が、接着層(3)にて貼着さ
れ、この下部シート材(2)は本体(1)の左右両側縁
より外方に延設され、その端縁は内側に重ね合せて折ら
れ耳部(4)を形成している。本体(1)の上面には同
じく熱可塑性合成樹脂よりなる上部シート材(5)が接
着層(6)にて貼着され、また上部シート材(5)は、
本体(1)の左右両側縁より、下方に向かって本体
(1)を被覆するように、両側面(7)に沿って折り曲
げられて側端面(8)を形成するとともに、下端両側縁
にて外方に折り曲げられて端縁部(9)が延設されてい
る。この端縁部(9)は、下部シート材(2)の耳部
(4)の重ね合せ面の間に介在して、長手方向に両シー
ト材(2),(5)の接合部たるシール縁(10)を形成
している。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来の繊維マットは上記のように構成されており、樹脂
製のシール縁(10)の上下両面を挟んで押圧し、120〜1
80℃程度まで加熱して溶着させるか、又は超音波を照射
して長手方向に線状に溶着させている。ところが、押圧
加熱によるシート厚さの変化又はシート材の熱収縮等に
より、シール縁(10)は波をうった形状となり、平坦な
接合面を得ることは非常に困難であり、また線状の溶着
部(11)の強度が弱く、両シート材(2),(5)が離
れやすいという課題があった。
この熱による変形を抑制するため、両シート材(2),
(5)のうち一方のシート材をクラフト紙とした繊維マ
ットも提案されているが、これは接合部における歪みの
発生をある程度は防止できても、接合部の強度を向上さ
せることができなかった。また強度を向上させるために
溶着部を長手方向に帯状にすると、歪みの程度が大きく
なってしまうという課題があった。
本考案はかかる課題を解決するためになされたもので、
接合部の強度を著しく向上できるとともに、歪みの発生
を抑制できる繊維マットを得ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案に係る繊維マットは、繊維質本体と、この本体を
覆う上部シート材及び下部シート材とを備え、上記各シ
ート材の長手方向端縁を重ね合せるとともに単列又は複
数列の連続した波形線状に溶着したものである。
〔作用〕
本考案においては、溶着部が波形線状になっているの
で、両シート材の接合部における溶着部が波形の連続し
た補強部材(リブ)の機能を発揮するとともに、接合部
での長手方向単位長さ当りのリブとしての数が多くなっ
て接合部の剛性が向上する。
〔実施例〕
以下本考案の一実施例を第1〜4図に基づいて説明す
る。第1図は本考案に係る繊維マットの斜視図で、この
繊維マットはグラスウール、ロックウール、セラミッ
ク、布団綿、スフ等によるマット状の繊維質本体(21)
と、この本体(21)を覆う、上記第7図と同様の下部シ
ート材(2)及び上部シート材(5)とを備え、各シー
ト材(2),(5)の長手方向端縁(22)を重ね合せる
ととともに単列又は複数列の連続した波形線状に溶着し
ている。
本実施例においては、繊維質本体(21)として断熱材を
用いた場合を示しており、この本体(21)の下面には、
熱可塑性合成樹脂よりなる下部シート材(2)が接着層
(3)により貼着され、この下部シート材(2)は本体
(21)の左右両側縁より外方に延設され、その長手方向
端縁は内側に重ね合せて折られ耳部(4)を形成してい
る。本体(21)の上面には熱可塑性合成樹脂よりなる上
部シート材(5)が接着層(6)により貼着され、また
上部シート材(5)は、本体(21)の左右両側縁より下
方に向かって本体(21)を被覆して、両側面(7)に沿
って折り曲げられて側端面(8)を形成するとともに、
この側端面(8)の下端両側縁にて外方に折り曲げられ
て端縁部(9)が延設されている。この端縁部(9)
は、下部シート材(2)の耳部(4)の重ね合せ面の間
に介在して、長手方向に両シート材(2),(5)の接
合部としてのシール縁(23)を形成している。このシー
ル縁(23)において、下部シート材(2)の耳部(4)
と、上部シート材(5)の端縁部(9)とは2列の連続
した波形線状部(24)により溶着されている。
第2〜4図は繊維質本体(21)に両シート材(2),
(5)を被覆する装置を示しており、矢印A方向から本
体(21)が送られてくるとともに、下部からはロール状
に巻かれた下部シート材(2)が矢印Bのように供給さ
れ、上部からは同じくロール状に巻かれた上部シート材
(5)が矢印Cのように供給されて、本体(21)を被覆
し、かつ上部シート材(5)の長手方向の端縁部(9)
は、下部シート材(2)の耳部(4)に挟着されてシー
ル縁(23)が形成される。また、この左右両側の各シー
ル縁(23)を挟んで、下部に超音波を発振する発振器
(31)、上部に該超音波を受信する受信器(32)がそれ
ぞれ配設された左右一対の超音波溶着装置(33)が、シ
ール縁(23)の通過部に設けられており、シール縁(2
3)は、この溶着装置(33)により、2列のギザギザの
連続した波形線状に溶着され、これれによりシール縁
(23)の剛性が向上し、被取付部への繊維マットの取付
け、施行等がより安定化するという効果がある。
第5図(a)〜(e)はシール縁(23)の構造を示して
おり、同図(a)のように両シート材(2),(5)の
端縁部を上下に単に重ね合せてもよく、同図(b)のよ
うに、上部シート材(5)の左右両端縁を下方に重ね合
せて折った耳部(41)を設けるとともに、この耳部(4
1)の重ね合せ面の間に下部シート材(2)の端縁部を
介在させてもよい。また同図(c)〜(e)に示すよう
に、シート部材(42)を覆設すれば、シール縁(23)の
剛性をさらに向上させることができる。
第6図(a)は上記実施例における溶着部の波形線状部
(24)としてのこぎり状(24a)の形状を示している
が、同図(b),(c)に示すように、SIN曲線(24
b)、円形(24c)の曲線を適用したものであってもよ
い。
なお、上記実施例では溶着方式として作業性が良好な超
音波溶着装置(33)を用いたが、インパルスヒータ方
式、熱溶着方式を用いてもよい。
また、波形線状の溶着部は長手方向に2列に限られるも
のではなく1列又は3列以上の複数列であってもよい。
また繊維質本体(21)の材質としては、無機繊維の他、
有機繊維であってもよい。
さらに、上記実施例におけ接着層(3),(6)は、一
方又は両方を省略してもよい。
〔考案の効果〕
本考案は以上説明したとおり、上下シート材の長手方向
端縁を重ね合せて単列又は複数列の連続した波形線状に
溶着したことから、この波形線状の溶着部が補強部材と
して機能して接合部の剛性が向上することとなり、繊維
マットの強度が向上し歪みの発生を抑制することができ
る。
【図面の簡単な説明】 第1図〜第6図(a)〜(c)は本考案の一実施例を示
す図で、第1図は繊維マットの斜視図、第2図,第3図
は、繊維質本体にシート材を被覆するための製造装置を
示す平面図,正面図、第4図は第2図中のIV−IV線断面
図、第5図(a)〜(e)はシール縁の構造を示す説明
図、第6図(a)〜(c)は溶着部の波形線状の形状を
示す説明図、第7図は従来の繊維マットの斜視図で第1
図相当図である。 (2)……下部シート材、(5)……上部シート材、
(21)……繊維質本体、(22)……長手方向端縁、(2
4)……波形線状部。 なお、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】繊維質本体と、この本体を覆う上部シート
    材及び下部シート材とを備え、上記各シート材の長手方
    向端縁を重ね合せるとともに単列又は複数列の連続した
    波形線状に溶着したことを特徴とする繊維マット。
JP1989020933U 1989-02-23 1989-02-23 繊維マット Expired - Fee Related JPH071368Y2 (ja)

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