JP6752138B2 - 低放射性折板 - Google Patents
低放射性折板 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6752138B2 JP6752138B2 JP2016253749A JP2016253749A JP6752138B2 JP 6752138 B2 JP6752138 B2 JP 6752138B2 JP 2016253749 A JP2016253749 A JP 2016253749A JP 2016253749 A JP2016253749 A JP 2016253749A JP 6752138 B2 JP6752138 B2 JP 6752138B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- low
- folded plate
- radioactive
- metal plate
- heat insulating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 230000002285 radioactive effect Effects 0.000 title claims description 14
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims description 62
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 62
- 239000011810 insulating material Substances 0.000 claims description 42
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 claims description 38
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 38
- 239000011888 foil Substances 0.000 claims description 38
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 27
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 claims description 11
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 claims description 11
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 claims description 6
- -1 polyethylene terephthalate Polymers 0.000 claims description 5
- 239000003365 glass fiber Substances 0.000 claims description 4
- 229920000139 polyethylene terephthalate Polymers 0.000 claims description 3
- 239000005020 polyethylene terephthalate Substances 0.000 claims description 3
- 239000012857 radioactive material Substances 0.000 claims description 3
- 238000009434 installation Methods 0.000 claims 1
- 230000005855 radiation Effects 0.000 description 24
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 15
- 229920002799 BoPET Polymers 0.000 description 8
- 239000011491 glass wool Substances 0.000 description 6
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 6
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 4
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 4
- 229910001335 Galvanized steel Inorganic materials 0.000 description 3
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 3
- 239000008397 galvanized steel Substances 0.000 description 3
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 3
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 2
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000012784 inorganic fiber Substances 0.000 description 2
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 239000004698 Polyethylene Substances 0.000 description 1
- 239000004743 Polypropylene Substances 0.000 description 1
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 1
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 1
- 239000011230 binding agent Substances 0.000 description 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 238000009833 condensation Methods 0.000 description 1
- 230000005494 condensation Effects 0.000 description 1
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- PCHJSUWPFVWCPO-UHFFFAOYSA-N gold Chemical compound [Au] PCHJSUWPFVWCPO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052737 gold Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010931 gold Substances 0.000 description 1
- 230000013011 mating Effects 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
- 239000011490 mineral wool Substances 0.000 description 1
- 239000004745 nonwoven fabric Substances 0.000 description 1
- 239000003973 paint Substances 0.000 description 1
- 229920000728 polyester Polymers 0.000 description 1
- 229920000573 polyethylene Polymers 0.000 description 1
- 229920001155 polypropylene Polymers 0.000 description 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
- 229910052709 silver Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000004332 silver Substances 0.000 description 1
- 230000037303 wrinkles Effects 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Building Environments (AREA)
- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Description
また、特許文献2では、基材と低放射層とからなる野地板とこれの低放射層を設けた側を室内側に向けて使用した屋根仕上げ構造が記載されている。
しかし、いずれも断熱材を使用していないので、基材から遮熱材ないし低放射層への伝熱が大きく、遮熱材や低放射層そのものが高温となる。このため、これらの層が遮熱機能、低放射機能を有していても、これらが高温となることによる屋内側への熱対流を抑制することが出来ず、また、断熱材を使用しないため、冬季に室内側で結露を生じる可能性がある。
結局、遮熱板材としては基材と遮熱層との間に断熱層を設けることが好ましい。
この発明は、断熱層と共に遮熱層を有し、遮熱層に破損が生じにくい低放射性折板の提供を課題とする。
さらに、前記断熱材の屋内側面に低放射性シート(遮熱層)が接着されている。
低放射性シートは、伸展性を有する合成樹脂フィルムの一面に低放射性素材からなる放射層(アルミ箔などによる)を形成したものである。
前記放射層は、施工された折板の屋内側最表面となる配置で設けられている。
また、前記低放射性シートは、前記断熱材の屋内側面のうち、前記相互取付け箇所に重なる部分を除いた残りの部分に設けられたものとする。
なお、低放射性素材は、放射に対して低い放射率を有する素材であって、放射率が0.5以下あればよく、放射率が0.3以下のものが好ましい。
前記断熱材はガラス繊維を厚さ寸法5〜8mm程度のフェルト状としたものが好ましい。
本願の低放射性折板の製造方法は、少なくとも一方の側端部に、他の折板への取り付けに用いられる相互取付け箇所を備える折板を製造する方法である。本願の低放射性折板は、次のように製造される。
伸展性を有する合成樹脂フィルムにアルミ箔を接着して低放射性シートを形成する。これを断熱材の一面のうち、側端部を除いた残りの部分に接着して被覆材とする。
さらに、これをアルミ箔が最表面となる配置で金属板に接着する。
次いで、金属板のうち低放射性シートが重ならない部分に、相互取付け箇所が形成されるように、被覆材を接着した金属板を専用のロール成形機で折板形状に成形加工する。
放射層は屋内側の最表面となる配置であっても、伸展性を有する合成樹脂フィルムで補強されており、また、低放射性シートは、他の折板への取り付けに用いられる相互取付け箇所には存在しないので、両側の辺縁部で細かな屈曲が連なる形態へ加工する場合でも、専用のロール成形機によって低放射性シートが狭い領域を強く圧迫されたり、小さく屈曲されたりすることがないので、破損が生じにくい。
したがって、金属板に前記の被覆材(断熱材+低放射性シート)を接着したものをそのまま専用のロール成形機にかけて折板へ成形することができる。
また、成形された折板は従来の折板と同じ工程で施工することができる。
折板1は、金属板6と被覆体7とからなる(図2イ,ロ)。
金属板6は、ハゼ締めタイプであって、1個の逆台形谷部8を構成する底部9と左斜面部10および右斜面部11を主体として、左斜面部10の上端部から外側(左側)へ水平に突出する平坦な頂部20と、この頂部20に対して屈曲するとともに他の屈曲部分をさらに有するハゼ掛け部12(ハゼ部21)と、右斜面部11の上端部から外側(右側)へ水平に突出する平坦な頂部20と、この頂部20に対して屈曲するとともに他の屈曲部分をさらに有するハゼ受け部13(ハゼ部21)とを備える。この形態は、平板状の金属板18を被覆体7(後述)と共に専用のロール成形機に通過させることで、ロールによって少しずつ成形され、最終的に図2イの形態とされる。
前記の左側の頂部20とハゼ部21(ハゼ掛け部12)と、右側の頂部20とハゼ部21(ハゼ受け部13)(図2イにおいて破線で囲んだ部分)は、他の折板への取り付けに用いられる相互取付け箇所Aである。相互取付け箇所Aは、金属板6のうち、脚部42に重なる部分よりも外側の部分全体である。
被覆体7は、断熱材14(断熱層)と低放射性シート15(遮熱層)とからなり(図3イ,ロ)、低放射性シート15はさらにポリエチレンテレフタレートの合成樹脂フィルム16(PETフィルム16)とアルミ箔17(低放射性素材からなる放射層)とからなる。
PETフィルム16にアルミ箔17を接着して低放射性シート15を構成し、これを断熱材14の一面に接着して被覆体7を構成する。このとき、アルミ箔17を表面側とする。そして、被覆体7は、前記金属板6のうち、取付時に屋内側となる面に、アルミ箔17を最表面側として、接着してある。
合成樹脂フィルム16は、他にポリエチレンフィルムやポリプロピレンフィルムなどであってもよい。いずれにしても、伸展性があって薄く丈夫なものがよい。
放射層は、金や銀など、他の金属箔であってもよい。なお、アルミ蒸着フィルムも使用可能であるが、遠赤外線など電磁波の透過を防止するために蒸着層を通常よりも厚くすることが好ましい。
まず、所定寸法に形取りされた金属板18、断熱材14、低放射性シート15が準備される。
低放射性シート15は、PETフィルム16の一方の面全体にアルミ箔17を接着して準備される。
断熱材14に低放射性シート15を、アルミ箔17が表面となるようにして接着し、被覆体7を準備する。
金属板18に被覆体7を、アルミ箔17が最表面となるようにして接着する。このとき、被覆体7は、金属板18のうち、ハゼ部21の形成部分を除く残りの部分全体に、断熱材14が重なり、相互取付け箇所A(つまり頂部20とハゼ部21)の形成部分を除く残りの部分全体に、低放射性シート15が重なるように、金属板18に接着される。ここで、金属板18への被覆体7の接着は、例えば、接着剤を50〜80g/m2の塗布量で塗布することによって行われる。
ついで、被覆体7が接着された金属板18を専用のロール成形機(図示していない)にかける。
ロール成形機は、基本的に相互取付け箇所Aの形成部分と底部9の形成部分を上下で一対のローラーで挟みつけた状態で送り出す構造である。上下で一対のローラーは、被覆体7が接着された金属板18の進行方向に複数組、幅方向と上下方向に所定の変位を持って配置されている。これらの間を被覆体7が接着された金属板18が移動することで、折板1が成形される。
被覆体7が接着された金属板18は、例えば、金属板18が上側に位置し、被覆体7が下側に位置する姿勢で、ロール成形機に供給される。なお、被覆体7が接着された金属板18は、金属板18が下側に位置し、被覆体7が上側に位置する姿勢で、ロール成形機に供給されてもよい。
また、台形波形の屋根2を形成する折板1の取付け方式には、代表的なものとして他に重ねタイプ(図5イ)や嵌合タイプ(図5ロ)がある。図において丸囲みの部分はいずれも相互取付け箇所Aである。本願の折板1はこれらのタイプにおいても前記同様の効果を期待できる。
図5イ,ロには、ハゼ締めタイプの折板1と同様の構成については、同じ符号を付している。
図5イに示す重ねタイプの折板1では、金属板6は、ハゼ部21の代わりに、左側の頂部20の左端から左下方に突出した端縁部22と、右側の頂部20の右端から右下方に突出した端縁部23を備える。重ねタイプの折板1では、右側の頂部20と端縁部22と、左側の頂部20と端縁部23が、他の折板1nへの取り付けに用いられる相互取付け箇所Aである。相互取付け箇所Aでは、金属板6のその他の箇所に比べて、屈曲部分の間隔が狭い。
重ねタイプの折板1においても、低放射性シート15は、断熱材14の屋内側面のうち、相互取付け箇所Aに重なる部分を除いた残りの部分に設けられている。断熱材14は、金属板6のうち、底部9、左斜面部10、右斜面部11、右側の頂部20、及び右側の端縁部23の屋内側面に接着されている。左側の頂部20及び左側の端縁部22の屋内側面には、断熱材14が接着されていない。なお、左側の頂部20及び左側の端縁部22の屋内側面にも、断熱材14を接着してもよい。
左右に隣接する2枚の重ねタイプの折板1は、左側の折板1の右側の頂部20を、タイトフレーム4の頂部41に載せ、その上に、右側の折板1の左側の頂部20を載せ、頂部41から上方に突出したボルト43に、2つの頂部20のそれぞれを挿通させた状態で、このボルト43にナット44を締めることで、タイトフレーム4に対して取り付けられる。
重ねタイプの折板1においても、ロール成形の際に、低放射性シート15のアルミ箔17が、金属板18のうち屈曲部分の間隔が狭い相互取付け箇所Aを除いた残りの部分に位置するため、アルミ箔17の破損が生じにくい。
また、図5ロに示す嵌合タイプの折板1では、金属板6は、ハゼ部21の代わりに、左側の頂部20に対して屈曲するとともに他の屈曲部分をさらに有する嵌合部24と、右側の頂部20に対して屈曲するとともに他の屈曲部分をさらに有する嵌合部25とを備える。嵌合タイプの折板1では、右側の頂部20と嵌合部24と、左側の頂部20と嵌合部25が、他の折板1nへの取り付けに用いられる相互取付け箇所Aである。相互取付け箇所Aでは、金属板6のその他の箇所に比べて、屈曲部分の間隔が狭い。
嵌合タイプの折板1においても、低放射性シート15は、断熱材14の屋内側面のうち、相互取付け箇所Aに重なる部分を除いた残りの部分に設けられている。断熱材14は、金属板6のうち、底部9、左斜面部10、右斜面部11、右側の頂部20、及び右側の頂部20の屋内側面に接着されている。左右の嵌合部24,25の屋内側面には、断熱材14が接着されていない。
左右に隣接する2枚の嵌合タイプの折板1は、左側の折板1の右側の頂部20を、タイトフレーム4の頂部41の左半部に載せ、右側の折板1の左側の頂部20を、頂部41の右半部に載せ、頂部41から上方に突出したボルト43に、ハット型の固定具45を挿通し、ボルト43にナット44を締めることで、固定具45のフランジ部分と頂部41との間に、2つの嵌合部24,25が挟み込まれた状態で、タイトフレーム4に対して取り付けられる。固定具45と2つの嵌合部24,25との嵌合箇所には、その上からキャップ46が取り付けられて覆われる。
嵌合タイプの折板1においても、ロール成形の際に、低放射性シート15のアルミ箔17が、金属板18のうち屈曲部分の間隔が狭い相互取付け箇所Aを除いた残りの部分に位置するため、アルミ箔17の破損が生じにくい。
厚さ0.8mmの形取りされた亜鉛めっき鋼板(金属板18)に被覆体7を接着し、被覆体7を接着した金属板18を折板専用のロール成形機にて折板1に成形した。
被覆体7は、市販の断熱材14である「スーパーフェルトン」(登録商標)と、PETフィルム16にアルミ箔17を接着した低放射性シート15を用い、スーパーフェルトン(登録商標)の屋内側となる面に低放射性シート15を接着した。低放射性シート15は、折板1のうち、相互取付け箇所Aを除いた残りの部分に接着した。スーパーフェルトン(登録商標)は、ガラス長繊維の積層体の表面をポリエステル不織布で被覆したものである。スーパーフェルトン(登録商標)は、その厚さ=5mm、幅=800mm、長さ=50mのロール巻きされたものから切り出した(形取りした)。
スーパーフェルトン(登録商標)は、せん断耐力=65.6N(25mm×25mm、JIS K6850)、180°引っ張り耐力=21.5N(25mm×350mm JIS K6854−2)であって、層間剥離耐力(繊維材剥離耐力)に優れる。
したがって、低放射性シート15を接着した断熱材14からなる被覆体7の厚さは、断熱材14そのものとほとんど変わらず、また、被覆体7の柔軟性も断熱材14とほとんど変わらない。
前記折板1と同様の構成であるが、被覆体7がスーパーフェルトン(登録商標)のみで低放射性シート15を備えない折板1a(図6イ)。
厚さ0.8mmの形取りされた亜鉛めっき鋼板(金属板18)に被覆体7aを接着して、被覆体7aを接着した金属板18を折板専用のロール成形機にて折板1b(図6ロ)に成形した。
被覆体7aは、断熱材14aとして市販のグラスウールを、また、低放射性シートとして前記のPETフィルム16にアルミ箔17を接着した低放射性シート15を使用し、断熱材14aの全面に低放射性シート15を接着したものである。低放射性シート15は、グラスウールの屋内側となる面に接着した。
グラスウールは、ガラス繊維を絡ませ、合成樹脂バインダーで軽く結合させてフェルト状に成形したものである。その厚さ=15mm、幅=800mm、長さ=50mのロール巻きされたものから形取りした。
前記折板1bと同様の構成であるが、被覆体7がグラスウールのみで低放射性シート15を備えない折板1c(図6ハ)。
実施例の折板1、比較例1の折板1a、比較例2の折板1bおよび比較例3の折板1cを用いて、実験室内にそれぞれ高さ4.1m、屋根の屋内側面における低放射性シート15の面積を90m2(9×10m)として屋根を構築し、これらを同じ条件で床面から2mの位置に設置したグローブ温度計の数値(気温+放射による上昇分)を記録した。測定時の空気温度は32.4℃であった。表1はその結果である。
以上の結果を見ると、屋内側への放射熱量(輻射量)は比較例2がもっとも少なく、ついで実施例の順となっている。しかし、グローブ温度は実施例の方が低い。これは比較例2では、断熱層が厚いことで低放射性シート15への伝熱が実施例よりも少なく、低放射性シート15の温度が低いためと、低放射性シート15が断熱材14aの全面に配置され、実施例の場合と違って、相互取付け箇所Aにも低放射性シート15が存在するためと考えられる。
また、比較例2のグローブ温度が実施例の場合と同じ程度であるのは、低放射性シート15による放射量の低減というよりも厚い断熱層による屋内側空気への伝熱量が減少したことによる効果と考えられる。
低放射性シート15を用いない比較例1や比較例3では放射熱量が実施例や比較例2に比べて明らかに高く、低放射性シート15によって屋内側への輻射量が低減されている効果が明らかである。
すなわち、本願の発明に相当する前記実施例が、断熱層と共に遮熱層を有して低放射性を発揮する低放射性折板であると同時に、遮熱層(アルミ箔)に破損が生じにくい低放射性折板を提供するものであって、本願発明の課題を解決するものである。
2 屋根
3 梁
4 タイトフレーム
5 建物躯体
6 金属板
7 被覆体
8 逆台形谷部
9 底部
10 左斜面部
11 右斜面部
12 ハゼ掛け部
13 ハゼ受け部
14 断熱材
15 低放射性シート
16 合成樹脂フィルム(PETフィルム)
17 アルミ箔
18 金属板
20 頂部
21 ハゼ部
Claims (6)
- 少なくとも一方の側端部に、他の折板への取り付けに用いられる相互取付け箇所を有する金属板を備える低放射性折板であって、前記金属板のうち取付け時に屋内側となる面に断熱材が貼り付けられており、
前記断熱材の屋内側面に、伸展性を有する合成樹脂フィルムの一面に低放射性素材からなる放射層が形成された低放射性シートを前記放射層が屋内側の最表面となる配置で設けられており、
前記低放射性シートは、前記断熱材の屋内側面のうち、前記相互取付け箇所を除いた残りの部分に設けられていることを特徴とした低放射性折板。 - 前記相互取付け箇所は、平坦な頂部と、前記頂部に対して屈曲するとともに他の屈曲部分をさらに有するハゼ部を備え、
前記断熱材は、前記金属板の前記屋内側となる面のうち、前記ハゼ部を除いた残りの部分に貼り付けられていることを特徴とした請求項1に記載の低放射性折板。 - 前記伸展性を有する合成樹脂フィルムはポリエチレンテレフタレートを素材としたフィルムであり、前記低放射性素材はアルミ箔であることを特徴とした請求項1または2に記載の低放射性折板。
- 前記断熱材はガラス繊維を厚さ寸法5〜8mm程度のフェルト状としたものであることを特徴とした請求項1または2に記載の低放射性折板。
- 少なくとも一方の側端部に、他の折板への取り付けに用いられる相互取付け箇所を備える低放射性折板を製造する方法であって、
伸展性を有する合成樹脂フィルムにアルミ箔を接着して低放射性シートを形成し、
断熱材の一面に少なくとも前記相互取り付け箇所に重なる部分を除いた残りの部分に前記低放射性シートを配置することにより被覆体を構成し、
金属板に前記アルミ箔を最表面となる配置で前記被覆体を接着し、
前記金属板を前記被覆体と共に折板形状に加工する
ことを特徴とした低放射性折板の製造方法。 - 前記相互取付け箇所は、平坦な頂部と、前記頂部に対して屈曲するとともに他の屈曲部分をさらに有するハゼ部を備え、
前記金属板に前記被覆体を接着する際に、前記金属板のうち側端部を除いた残りの部分に、前記被覆体を接着し、
前記金属板の前記側端部で、前記ハゼ部を形成するように加工することを特徴とした請求項5に記載の低放射性折板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016253749A JP6752138B2 (ja) | 2016-12-27 | 2016-12-27 | 低放射性折板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016253749A JP6752138B2 (ja) | 2016-12-27 | 2016-12-27 | 低放射性折板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018105034A JP2018105034A (ja) | 2018-07-05 |
JP6752138B2 true JP6752138B2 (ja) | 2020-09-09 |
Family
ID=62786862
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016253749A Active JP6752138B2 (ja) | 2016-12-27 | 2016-12-27 | 低放射性折板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6752138B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5479690B2 (ja) * | 2008-04-30 | 2014-04-23 | 古河電気工業株式会社 | 耐火性金属折板屋根積層構造体 |
JP6190731B2 (ja) * | 2014-01-30 | 2017-08-30 | 古河電気工業株式会社 | 複合構造体 |
JP6804826B2 (ja) * | 2015-03-31 | 2020-12-23 | 大和ハウス工業株式会社 | 屋根構造 |
-
2016
- 2016-12-27 JP JP2016253749A patent/JP6752138B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2018105034A (ja) | 2018-07-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100741951B1 (ko) | 건축물 내·외벽용 반사단열재 | |
US9023444B2 (en) | Thermal insulating material | |
JP5027677B2 (ja) | シート防水屋根 | |
JPH10317548A (ja) | 壁構造体 | |
US9216560B2 (en) | Reflective insulation products and methods for manufacturing the same | |
JP6752138B2 (ja) | 低放射性折板 | |
JP6912202B2 (ja) | ダクト | |
JP2018507373A (ja) | 外部空調ダクト用のパネル及び類似の製品 | |
JP2007138409A (ja) | 遮熱シートおよび屋根裏の遮熱構造 | |
JP5683897B2 (ja) | 複合断熱材を用いた建築物、および建築物の断熱工法 | |
US6351914B1 (en) | Light-transmitting building construction element | |
ITMI20121999A1 (it) | Laminato multistrato per la fabbricazione di pannelli coibentati | |
JP2839230B2 (ja) | 屋根用断熱材及び屋根の断熱構造 | |
KR200350887Y1 (ko) | 알루미늄 보강박지가 부착된 건축용 발포성 단열재 | |
TWI428493B (zh) | 耐火隔熱壁、及建築構造物 | |
GB2177048A (en) | Mineral fibre insulating laminates | |
PT2059641E (pt) | Material de revestimento de edifícios, isolante térmico e de preferência igualmente acústico | |
JP3186878U (ja) | 金属屋根用通気性遮熱断熱材 | |
RU107200U1 (ru) | Композитная облицовочная панель (варианты) | |
RU2361984C1 (ru) | Стеклопанель для заполнения проемов фасадных систем | |
JP2014009501A (ja) | 保護シート | |
KR200350888Y1 (ko) | 건축용 벽체 판넬 | |
HRP980453A2 (en) | Roof and wall cladding | |
HRP980452A2 (en) | Roof and wall cladding | |
JP2017075523A (ja) | 樹脂ボードとその使用方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190613 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190628 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200611 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200728 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200818 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6752138 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |