JPH0713625U - 車両用ウォッシャ装置 - Google Patents

車両用ウォッシャ装置

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JPH0713625U
JPH0713625U JP4711393U JP4711393U JPH0713625U JP H0713625 U JPH0713625 U JP H0713625U JP 4711393 U JP4711393 U JP 4711393U JP 4711393 U JP4711393 U JP 4711393U JP H0713625 U JPH0713625 U JP H0713625U
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JP
Japan
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washer
nozzle
vehicle
washer device
washer liquid
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Pending
Application number
JP4711393U
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English (en)
Inventor
博之 中野
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Asmo Co Ltd
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Asmo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高速走行においてもガラス全面にウォッシャ
液を噴霧でき、ウォッシャ液で払拭するときの払拭性の
向上を図ることができると共に、ウォッシャ装置の配置
デザインを改良した車両用ウォッシャ装置の提供。 【構成】 ノズルからウインドシールドガラス22へウ
ォッシャ液14を噴射する車両用ウォッシャ装置10に
おいて、前記ノズルは車両のフロントボディー21の前
方位置に配設されいる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は車両用ウォッシャ装置に係り、特に車両走行においてワイパブレード で払拭するときの払拭性の向上を図った車両用ウォッシャ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、ウインドシールドガラスの汚れを洗浄するために、ウインドシール ドウォッシャ液によるウォッシャ装置を用いている。このウインドシールドウォ ッシャ装置は、ウォッシャタンク,ウォッシャポンプ,ノズル,これらの各要素 を連結するチューブ等によるパイピングを備えている。そしてウインドシールド ガラスのガラス面積,ウォッシャ液の噴出圧力,ノズル位置等によって、ウォッ シャ装置のノズルには、所望の噴射口数が形成されている。
【0003】 一般にウォッシャ装置は、ワイパブレードの基端側である車両のフロントボデ ィー後方位置に配置されており、ウォッシャ液の着水点は、停止状態から高速走 行状態まで対応できるように形成されている。
【0004】 例えば車両の停止状態或は低速走行状態では、ドライバー側の払拭範囲及びパ ッセンジャー側の払拭範囲のそれぞれの上端から150mm前後の位置と、下端 から5mm前後の位置であり、この着水点から、かけ上がって、ワイパブレード の揺動動作により、上記払拭範囲の全体にウォッシャ液が行きわたって十分な払 拭が可能となっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、一般にウォッシャ装置は、車両の停止状態から高速走行状態ま で対応できるように、着水点が予め設定されているために、着水点の設定自体に 制限がある。特に低速走行状態から高速走行状態となるときには、図8で示すよ うに、ウォッシャ液の噴出圧力よりも風圧等の影響が大きくなり、着水点がノズ ルの噴射口に徐々に近くなり、前記停止状態或は低速走行状態に到達していた着 水点には到達しなくなる。
【0006】 従ってワイパブレードの揺動によってもウォッシャ液はワイパブレードの基端 側だけを払拭して、ウォッシャ液が届かない範囲では、払拭することができなく なる。特にドライバー側の払拭範囲においては、風圧等の影響が顕著で、ウォッ シャ液がフロントウインドシールドガラスの側端部へ流れるため全く払拭できな いという不都合が生じてしまう。
【0007】 このように、従来のウォッシャ装置は、ガラス面との距離や、ノズルの穴数の 関係で、フロントウインドシールドガラス全面にウォッシャ液を噴射するのは困 難であり、車速が早くなると噴射ポイント(フロントウインドシールドガラス面 への着水点)が低くなるという不都合が生じていた。
【0008】 本考案の目的は、停止状態や低速走行状態においては勿論のこと高速走行状態 においても、ワイパブレードの払拭範囲にウォッシャ液が行きわたるようにした 車両用ウォッシャノズルの提供にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る車両用ウォッシャ装置は、ノズルからウインドシールドガラスへ ウォッシャ液を噴射する車両用ウォッシャ装置において、前記ノズルは車両のフ ロントボディー前方位置に配設されてなることを特徴とする。 また前記ノズルとは別に、車両のフロントボディー後方位置に第二のノズルを 配設すると好適である。
【0010】
【作用】
本考案では、ノズルからウインドシールドガラスへウォッシャ液を噴射する車 両用ウォッシャ装置において、停止状態及び低速走行状態は、車両のフロントボ ディー前方に配設されたノズルからウインドシールドガラスの所定の着水点に向 けてウォッシャ液を噴射する。停止状態及び低速走行状態は車両走行によって生 じる気流の風圧が小さいためウォッシャ液の噴射は所定の着水点に到達する。
【0011】 また車両が所定の速度以上のときには、車両走行によって生じる気流の速度が 早いフロントボディー前方位置にノズルが配設されているため、ノズルから噴射 されたウォッシャ液は速度が速い気流により拡散され霧状になり、その後気流に 乗りウインドシールドガラス全面に着水する。このように従来のウォッシャ装置 と異なり、噴射されたウォッシャ液が風圧に影響されて部分的な着水となり、払 拭不良を生じることがない。
【0012】 さらに前記ノズルとは別に、車両のフロントボディー後方位置に第二のノズル を配設すると、停止状態及び低速走行状態は、第二のノズルを用いて従来と同様 なウォッシャ装置とすることができるため、ウインドシールドガラスから遠いフ ロントボディー前方位置からウォッシャ液を噴射する必要がなくなる。従って、 停止状態及び低速走行状態は、ウォッシャ液の噴射圧力及び噴射流量が従来と同 様で良いため、ウォッシャ液の消費量が増すことがない。
【0013】
【実施例】
以下、本考案明の一実施例を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する 部材,配置等は本考案を限定するものでなく、本考案の趣旨の範囲内で種々改変 することができるものである。
【0014】 図1乃至図5は本考案の一実施例を示すものであり、図1はフロントフェンダ ー上の車幅ランプとウォッシャ装置のノズルを一体化した例の高速走行状態を示 す説明斜視図、図2は図1の要部拡大図、図3は停止状態或は低速走行状態にお けるウォッシャ液の流れを説明する説明図、図4は高速走行状態におけるウォッ シャ液の流れを説明する説明図である。
【0015】 図1及び図2において、符号20はフロントウインドシールドガラスを示し、 符号21はフロントボディーとしてのボンネットを示すものであり、フロントウ インドシールドガラス20とボンネット21との間には、ワイパブレード(図示 せず)が配設され、ワイパブレードはフロントウインドシールドガラス20を摺 動してガラス面22を払拭するように構成されている。
【0016】 本例のウォッシャ装置10は、ランプ一体型のウォッシャノズルを備えた例を 示すものであり、本例ではランプとして、ボンネット21の両側で車両前方の上 面側方に配設された車幅ランプ11を対象として、この車幅ランプ11にウォッ シャ装置10の噴射口13を形成したものである。即ち、図2で示すように車幅 ランプ11の取付け部12で、内側(車両中央側)に向けて噴射口13を開口し たウォッシャ装置10としている。また本例のウォッシャ装置10は、噴射口1 3を上向きにして形成されている。なお符号14はウォッシャ液である。
【0017】 また本例においては、従来と同様に、ワイパブレードの基端側でボンネット2 1にもウインドシールドウォッシャ装置23を形成している(図3参照)。なお 本例のウインドシールドウォッシャ装置23は、従来公知のように、上記ウォッ シャ装置10の他に、ウォッシャタンク,ウォッシャポンプ,ノズル,これらの 各要素を連結するチューブ等によるパイピング(これらはいずれも図示せず)を 備えている。
【0018】 次に上記構成からなる実施例の作用について、図3及び図4を参照して説明す る。停止状態及び低速走行状態においては、ウォッシャ液14の噴霧は、図3で 示すように、第二のノズルとしてのウインドシールドウォッシャ装置23を用い てフロントウインドシールドガラス面22側に噴射する。
【0019】 このように停止状態及び低速走行状態では、ウインドシールドウォッシャ装置 23を用いて従来と同様としているため、フロントウインドシールドガラス面2 2から遠いフロントボディーとてのボンネット21前方位置からウォッシャ液1 4を噴射する必要がなく、ウォッシャ液14の噴射圧力及び噴射流量が従来と同 様で良いため、ウォッシャ液の消費量が増すことがない。
【0020】 なお上記図3の例では、第二のノズルとしてのウインドシールドウォッシャ装 置23だけを用いた例を示しているが、ウォッシャ装置10を用いても、車両走 行によって生じる気流の風圧が小さいために、ウォッシャ装置10による噴射に よっても、フロントウインドシールドガラス面22の所定の着水点に到達させる ことができる。
【0021】 また車両が高速走行状態(所定の速度以上のとき、所定速度:60km/h) においては、図4で示すように、車両前方位置にあるウォッシャ装置10は、空 気の流速が速くなりやすい車両位置であるため、噴射口13から噴射されたウォ ッシャ液14が、乱流によって拡散され霧状になり、重量の小さくなった霧状の ウォッシャ液14は、気流にのってフロントウインドシールドガラス面22の全 面に着水する。
【0022】 このように車両のボンネット21前方位置に配設したノズルからウォッシャ液 14を噴射して、乱流により拡散させるとともに気流に乗せてフロントウインド シールドガラス面22の全面へ噴霧できため、従来のウォッシャ装置23のよう に、噴射されたウォッシャ液14が、風圧に影響されて部分的な着水となり、払 拭不良を生じることがない。
【0023】 以上のように高速走行状態においては、乱流によってウォッシャ液14を拡散 することができるので、上記実施例において、ウォッシャ装置10のノズルは拡 散ノズルに限定されないものである。
【0024】 図5乃至図7はそれぞれ本考案の他の例を示すものであり、本例では上記実施 例と同様部材には同一符号を付してその説明を省略する。図5は他の例を示すも ので、運転席側からみた要部拡大説明斜視図である。前記図1乃至図4の実施例 では、車幅ランプ11の取付け部12にウォッシャノズルを形成した例を示した が、本例では、フロントフェンダー上の車幅ランプ11とウォッシャ装置10を 一体化したものである。また本例においてはウォッシャ装置10のノズルとして 拡散ノズルを用いているが、拡散ノズルに限定されるものではない。
【0025】 即ち本例では、運転席側からみた右側の車幅ランプ11を示すものであり、拡 散ノズル16,17を内側(車両中央側)及び運転席側に且つノズルの噴射口1 3を上方に向けて配設したものである。本例のように構成すれば、ランプとノズ ルが一体化しており、寒冷地において、ランプ自体の発熱によりノズルの凍結を 防止できる。
【0026】 図6はフロントボディーのエンブレム18とウォッシャ装置10を一体化した 例を示したものである。本例では上方が斜めの2辺となったエンブレム18のそ れぞれの斜めの位置に拡散ノズルを配設した例を示すものである。
【0027】 以上のように、ウォッシャ装置10を車幅ランプ11やエンブレム18と一体 化すれば見映えが向上する。またワイパブレードの基端側にウォッシャノズルを 配置するという、従来におけるウォッシャノズルの配置に対するデザインの制限 がなくなり、デザインの自由度を十分確保することができる。
【0028】 図7は四輪駆動車のブッシュガード19の連結部上端にウォッシャ装置を形成 した例を示すものである。この例のように、泥汚水のかかりやすい四駆やラリー カー等は、図7の様なブッシュガード(カンガルーバー)19等に設置しても良 い。
【0029】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、停止状態及び低速走行状態においては、車両の フロントボディー前方に配設されたノズルからウインドシールドガラスの所定の 着水点に向けてウォッシャ液を噴射させて、所定の着水点に到達させることがで きる。また車両が所定の速度以上のときには、車両走行によって生じる気流の速 度が早いフロントボディー前方位置にノズルが配設されているため、ノズルから 噴射されたウォッシャ液は速度が速い気流により拡散され霧状になり、その後気 流に乗りウインドシールドガラス全面に着水する。そして従来のウォッシャ装置 と異なり、ガラス面の全面に噴霧できる為、洗浄性が向上する。
【0030】 このようにウォッシャ液の噴霧を車速による影響から遠ざけることができ、車 両が停止状態、低速走行状態、高速走行状態等のどのような状態であっても、ガ ラス面の払拭範囲全体を洗浄することができる。そして従来のウォッシャ装置と 異なり、噴射されたウォッシャ液が風圧に影響されて部分的な着水となり、払拭 不良を生じることがない。
【0031】 さらに前記ノズルとは別に、車両のフロントボディー後方位置に第二のノズル を配設すると、停止状態及び低速走行状態は、第二のノズルを用いて従来と同様 なウォッシャ装置とすることができるため、ウインドシールドガラスから遠いフ ロントボディー前方位置からウォッシャ液を噴射する必要がなくなる。従って、 停止状態及び低速走行状態は、ウォッシャ液の噴射圧力及び噴射流量が従来と同 様で良いため、ウォッシャ液の消費量が増すことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 フロントフェンダー上の車幅ランプとウォッ
シャ装置のノズルを一体化した例の高速走行状態を示す
説明斜視図である。
【図2】 図1の要部拡大図である。
【図3】 停止状態或は低速走行状態におけるウォッシ
ャ液の流れを説明する説明図である。
【図4】 高速走行状態におけるウォッシャ液の流れを
説明する説明図である。
【図5】 他の例を示すもので、運転席側からみた要部
拡大説明斜視図である。
【図6】 フロントのエンブレムとウォッシャ装置のノ
ズルを一体化した例を示した説明斜視図である。
【図7】 四輪駆動車のブッシュガードの連結部上端に
ノズルを形成した例を示す説明斜視図である。
【図8】従来例を示す説明図である。
【符号の説明】
10 ウォッシャ装置 11 車幅ランプ 12 取付け部 13 ノズル(噴射口) 14 ウォッシャ液 16,17 拡散ノズル 18 エンブレム 19 ブッシュガード 20 フロントウインドシールドガラス 21 ボンネット 22 ガラス面 23 ウォッシャ装置

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノズルからウインドシールドガラスへウ
    ォッシャ液を噴射する車両用ウォッシャ装置において、 前記ノズルは車両のフロントボディー前方位置に配設さ
    れてなることを特徴とする車両用ウォッシャ装置。
  2. 【請求項2】 前記ノズルとは別に、車両のフロントボ
    ディー後方位置に第二のノズルが配設されてなることを
    特徴とする請求項1記載の車両用ウォッシャ装置。
JP4711393U 1993-08-09 1993-08-09 車両用ウォッシャ装置 Pending JPH0713625U (ja)

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