JPH07135530A - 会議端末および会議装置 - Google Patents

会議端末および会議装置

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JPH07135530A
JPH07135530A JP5282408A JP28240893A JPH07135530A JP H07135530 A JPH07135530 A JP H07135530A JP 5282408 A JP5282408 A JP 5282408A JP 28240893 A JP28240893 A JP 28240893A JP H07135530 A JPH07135530 A JP H07135530A
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JP
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conference
control unit
connection
user
terminal
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Application number
JP5282408A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Kato
等 加藤
Yoshisue Kaneko
惠季 金子
Georugu Miheritsuchi
ゲオルグ ミヘリッチ
Manabu Nakamura
学 中村
Motohiro Misawa
基宏 三沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP5282408A priority Critical patent/JPH07135530A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 会議に関する情報が集中的に扱われることに
より簡易な利用ができないという課題や、会議を接続す
る以前に相手と通信する機能が少ないという課題を解決
し、単純な構成の会議装置で、同一の会議環境での会議
を実現し、また会議への招待などの要求に対する実用的
な返答機能を実現する。 【構成】 会議資料などの会議情報や接続に関するメッ
セージ・データなどを受け取り通信の接続処理を実施し
てユーザへの出力や他の端末へメッセージを送信する接
続制御部103と、会議に参加しているユーザの接続制
御部103から送られてくるユーザ操作を順に処理して
全ユーザの接続制御部103に再度送信することにより
会議を管理する会議制御部104と、会議資料やメンバ
ー情報、現在の接続情報など、ある1つの会議に関する
情報を記憶している会議情報記憶部105を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、互いに離れた地点にい
る複数の使用者が同一の環境のもとで遠隔会議を円滑に
進めることを実現する会議端末および会議装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、会議装置は遠隔地どうしのコミュ
ニケーションを実現するうえで注目をあびている。この
会議装置としては、例えば×××社の×××××などが
知られている。このような会議装置に使われている技術
で、会議へ参加するなどの際の接続処理方式としては、
特許公開公報平02−101857号、特許公開公報平
04−358246号記載の方式などが代表的なもので
ある。
【0003】以下、図17と図3を参照しながら従来の
会議装置について説明する。図17は従来の会議装置の
構成を示すブロック図である。図17において、170
0a,bはそれぞれのユーザが用いる会議端末、170
1a,bはユーザの指示や資料編集操作などの入力を受
け付ける入力部、1702a,bはユーザに対して会議
資料や会議接続状況などの出力を表示する出力部、17
03a,bは入力部1701a,bからユーザの入力を
受け付け、通信制御部1705a,bから会議資料など
の会議情報やメッセージ・データを受け取り、接続処理
を実施し、通信制御部1705a,bへメッセージを送
信し、出力部1702a,bへユーザへの出力をする接
続制御部、1704a,bは接続制御部1703a,b
が通信制御部1705a,bを介して受け取った会議情
報の一部を記憶するための会議情報一時記憶部、170
5は会議端末または会議サーバごとにネットワークの制
御を行う通信制御部、1706は会議情報記憶部170
7に記憶されている会議情報をもとに、開催されている
会議ごとに、参加しているすべてのユーザの接続制御部
1703a,bから送られてくるユーザ操作を順に処理
して全ユーザの接続制御部1703a,bに再度送信す
ることにより、複数の会議を管理する会議制御部、17
07は会議資料やメンバー情報、現在の会議開***報な
ど、会議装置内のすべての会議、会議端末、ユーザに関
する情報を記憶している会議情報記憶部、1708は会
議サーバ、1709は複数の会議端末1700を結ぶネ
ットワーク装置である。 ここで、会議情報としては、
会議の資料や資料に関する情報、会議の音声記録や映像
記録、メンバ情報、セキュリティ情報などが考えられ
る。ただし、以下の例では主に会議資料を想定してい
る。
【0004】図3(a)は本発明及び従来技術における
会議情報のうち、現在の会議メンバリストを示す図であ
る。
【0005】図3(b)は本発明及び従来技術における
会議情報のうち、会議情報編集動作リストを示す図であ
る。
【0006】以上のように構成された会議装置につい
て、以下その動作の例について説明する。
【0007】まず、ユーザaとユーザbが共通の会議情
報のもとで会議するため、2つの会議端末をネットワー
ク上で接続する場合について説明する。
【0008】今、ユーザaが会議端末1700aを使用
しており、ユーザbが会議端末1700bを使用してい
るものとする。このとき、会議情報記憶部1707で
は、少なくともユーザaとユーザbが共にメンバーとし
て登録されている会議の情報が存在することを仮定す
る。 今、会議端末1700a上でユーザaが会議開催
を要求すると、その開催要求はまず入力部1701aを
通して接続制御部1703aへ届く。
【0009】接続制御部1703aでは、ユーザaの会
議開催要求を会議端末1700aの識別子およびユーザ
aの識別子を付加して開催要求メッセージを作成し、通
信制御部1705aに対して送信を要求する。通信制御
部1705aは接続制御部1703aが発した開催要求
メッセージをネットワーク・プロトコルに変換して会議
端末外のネットワーク装置1709に流すことにより、
会議サーバ1708に届ける。
【0010】会議サーバ1708では、通信制御部17
05においてネットワーク・プロトコルを解析して端末
1700aからの開催要求メッセージを取り出し、会議
制御部1706に渡す。会議制御部1706では、開催
要求元の会議端末識別子またはユーザaの識別子を得る
ことにより、誰からの開催要求メッセージかを認識し、
会議情報記憶部1707に問い合わせて該当の会議が開
催できる状態であれば開催することを決定して、開催了
承メッセージとともに該当の会議の資料など会議情報を
通信制御部1705、ネットワーク装置1709を通し
てユーザaの会議端末1700aに送り、会議情報記憶
部1707に記憶されている該当会議情報の現在の会議
メンバリストとして端末1700a上のユーザaが会議
を開催したことを記録する(図3(a))。この際にユ
ーザaが会議情報の読み出し権、書き込み権があること
は確認され、もしない場合は会議を開催できない。
【0011】会議端末1700aでは、会議サーバ17
08から開催了承メッセージを通信制御部1705aを
介して受け取ると、会議サーバ1708との接続を確立
して資料などの会議情報も同様に受け取り、会議情報は
会議情報一時記憶部1704aに格納する。格納された
会議情報は出力部1702aを通してユーザが見られる
ように表示される。
【0012】その後、ユーザbがユーザaと接続してユ
ーザaと会議をするためには、ユーザaあるいは会議制
御部1706がユーザbを呼び出して、ユーザbが自分
からユーザaが開催している会議に加わってもらう必要
がある。この例では何らかの方法でユーザbに通知して
ユーザaが開催している会議に加わることを想定する。
会議端末1700b上のユーザbが特定の会議に加わる
ことを要求すると、その開催要求はまず入力部1701
bを通して接続制御部1703bへ届く。
【0013】接続制御部1703bでは、ユーザbの会
議加入要求を会議端末1700b識別子およびユーザb
の識別子と加入したい会議の識別子を付加して開催要求
メッセージを作成し、通信制御部1705bに対して送
信を要求する。通信制御部1705bは接続制御部17
03bが発した会議加入要求メッセージをネットワーク
・プロトコルに変換して会議端末外のネットワーク装置
1709に流すことにより、会議サーバ1708に届け
る。
【0014】会議サーバ1708では、通信制御部17
05においてネットワーク・プロトコルを解析して端末
1700bからの会議加入要求メッセージを取り出し、
会議制御部1706に渡す。会議制御部1706では、
加入要求元の会議端末識別子またはユーザbの識別子を
得ることにより、誰からの加入要求メッセージでどの会
議かを認識し、会議情報記憶部1707に問い合わせて
該当の会議にユーザbが加入できる状態であれば加入さ
せることを決定して、加入了承メッセージとともに該当
の会議の資料など会議情報を通信制御部1705、ネッ
トワーク装置1709を通してユーザbの会議端末17
00bに送り、会議情報記憶部1707に記憶されてい
る該当会議情報の現在の会議メンバリストとして端末1
700b上のユーザbが会議を開催したことを記録する
(図3(a))。この際にユーザbが会議情報の読み出
し権、書き込み権があることは確認され、もしない場合
は会議に加入できない。
【0015】会議端末1700bでは、会議端末170
0aと同様に会議サーバ1708から加入了承メッセー
ジを通信制御部1705bを介して受け取ると、会議サ
ーバ1708との接続を確立して資料などの会議情報も
同様に受け取り、会議情報は会議情報一時記憶部170
4bに格納する。格納された会議情報は出力部1702
bを通してユーザが見られるように表示される。
【0016】これ以降、会議端末1700a上で行われ
たユーザaの会議情報の編集操作と、会議端末1700
b上で行われたユーザbの編集操作はすべてが入力部1
701a,bを通じて接続制御部1703a,bに渡さ
れ、通信制御部1705a,b、ネットワーク装置17
09、会議サーバ1708上の通信制御部1705を順
に通り、会議制御部1706で処理される。
【0017】これによりユーザaとユーザbが接続で
き、資料などの会議情報を共有できる。なお、会議制御
部1706では、ユーザからの会議情報の編集動作を受
け取ると、それらをすべて会議情報編集動作リストとし
て会議情報記憶部1707内に保持し、ある順序に従い
これらを実行する(図3(b))。すでに実行された編
集動作は会議情報編集動作リストから消去される。
【0018】また、会議情報記憶部1707を参照して
接続されているすべてのユーザの接続制御部1703
a,bに対して、その操作を送る。各ユーザの接続制御
部1703a,bは、会議制御部1706からのユーザ
操作を受け取ると、その順に会議情報一時記憶部170
4a,bにある会議情報の更新操作を実施し、会議情報
記憶部1707に格納されている会議情報との一貫性を
保つ。なお、他のユーザについてもユーザaやユーザb
と同様に接続できることは明らかである。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の構
成では、会議に関する情報が集中的に扱われるため、会
議グループの管理やセキュリティ対策を必ず行わなけれ
ばならず、電話のような簡易な利用ができないという課
題や、同様の理由で会議装置のうち会議制御部や会議情
報記憶部の構築が複雑になるという課題、1人で会議資
料などの会議情報を編集する場合でもネットワーク装置
を経由するため、処理時間がかかるという課題、他ユー
ザとの接続処理に関しては、招待などの呼び出しやそれ
に対する実用的な返答機能がないという課題を有してい
た。
【0020】本発明は、このような従来の問題を解決す
るもので、第1の目的は、会議装置を単純な構成とし、
ユーザが1人で利用する際には端末で局所的に資料など
の会議情報を編集でき、2人以上で会議を開催する際に
は会議制御部や会議情報記憶部をネットワーク上で共有
することにより、同一の会議環境を実現し効果的な遠隔
会議の利用を提供することである。
【0021】本発明の第2の目的は、ユーザが1人で利
用する際には端末で局所的に資料などの会議情報を編集
でき、他ユーザから会議への参加要求を受けて会議に参
加した後に以前の編集状態に復帰することを可能にする
ことである。
【0022】本発明の第3の目的は、ユーザが各端末で
複数の会議情報を選択・編集でき、選択した任意の会議
を開催して他ユーザを招待することと、他ユーザから招
待を受けて会議をした後は再び端末上の複数の会議情報
のうちのいずれかを選択して以前の編集状態に復帰する
ことを可能にすることである。
【0023】本発明の第4の目的は、端末を使用してい
るユーザに対して会議への参加などの要求メッセージが
届いた際に、どのような理由で辞退するかを文字、音
声、動画映像などにより要求側に容易に知らせることを
可能にすることである。
【0024】本発明の第5の目的は、端末を使用してい
るユーザに対して会議への参加などの要求メッセージが
届いた際に、ユーザが在席していないときや何らかの理
由で応答できないときでもその旨を文字、音声、動画映
像などにより要求側に自動的に知らせることを可能にす
ることである。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の第1の会議装置は、それぞれのユーザが用
いる会議端末と、ユーザの指示や資料編集操作などの入
力を受け付ける入力部と、ユーザに対して会議資料や会
議接続状況などの出力を表示する出力部と、会議情報の
接続処理を実施する接続制御部と、ある1つの会議を管
理する会議制御部と、会議資料やメンバー情報、現在の
接続情報など、ある1つの会議に関する情報を記憶して
いる会議情報記憶部と、接続制御部が会議制御部から受
け取った会議情報の一部を記憶するための会議情報一時
記憶部と、会議端末ごとにネットワークの制御を行う通
信制御部と、複数の会議端末を結ぶネットワーク装置と
を備えた構成となっている。
【0026】また、本発明の第2の会議装置は、それぞ
れのユーザが用いる会議端末と、ユーザの指示や資料編
集操作などの入力を受け付ける入力部と、ユーザに対し
て会議資料や会議接続状況などの出力を表示する出力部
と、会議情報の接続処理を実施する接続制御部と、ある
1つの会議を管理する会議制御部と、会議資料やメンバ
ー情報、現在の接続情報など、ある1つの会議に関する
情報を記憶している会議情報記憶部と、接続制御部が会
議制御部から受け取った会議情報の一部を記憶する会議
情報一時記憶部と、自分の会議端末上にある会議制御部
の識別子を記憶している復帰先会議制御部記憶部と、会
議端末ごとにネットワークの制御を行う通信制御部と、
複数の会議端末を結ぶネットワーク装置とを備えた構成
となっている。
【0027】本発明の第3の会議装置は、それぞれのユ
ーザが用いる会議端末と、ユーザの指示や資料編集操作
などの入力を受け付ける入力部と、ユーザに対して会議
資料や会議接続状況などの出力を表示する出力部と、会
議情報の接続処理を実施する接続制御部と、ある1つの
会議を管理する会議制御部と、会議資料やメンバー情
報、現在の接続情報など、ある1つの会議に関する情報
を記憶している会議情報記憶部と、接続制御部が会議制
御部から受け取った会議情報の一部を記憶する会議情報
一時記憶部と、自分の会議端末上にあるすべての会議制
御部の識別子を記憶している会議制御部リスト記憶部
と、会議端末ごとにネットワークの制御を行う通信制御
部と、複数の会議端末を結ぶネットワーク装置とを備え
た構成となっている。
【0028】また、本発明の第4の構成は、それぞれの
ユーザが用いる会議端末と、ユーザの指示や資料編集操
作などの入力を受け付ける入力部と、ユーザに対して会
議資料や会議接続状況などの出力を表示する出力部と、
会議の接続処理を実施する接続制御部と、ユーザが会議
に参加しないときに要求元に返事として送信する接続応
答メッセージを記憶する応答メッセージ記憶部と、端末
装置ごとにネットワークの制御を行う通信制御部と、複
数の端末装置を結ぶネットワーク装置とを備えたもので
ある。
【0029】本発明の第5の構成は、それぞれのユーザ
が用いる会議端末と、ユーザの指示や資料編集操作など
の入力を受け付ける入力部と、ユーザに対して会議資料
や会議接続状況などの出力を表示する出力部と、会議の
接続処理を実施する接続制御部と、ユーザの設定によっ
て会議への招待メッセージが来たときに自動的に応答メ
ッセージを送るかどうかの設定と、設定がなされている
ときに要求元に返事として送信される自動応答メッセー
ジを記憶する自動応答設定記憶部と、端末装置ごとにネ
ットワークの制御を行う通信制御部と、複数の端末装置
を結ぶネットワーク装置とを備えたものである。
【0030】
【作用】本発明は、上記第1の構成により、ユーザが1
人で会議装置を利用する際には、そのユーザが使用して
いる前記会議端末内で、入力部がユーザの要求を受け取
って接続制御部に渡し、接続制御部はその要求に応じ
て、会議情報一時記憶部にある会議情報の一部を参照/
更新するとともに、会議制御部に対して会議資料などの
会議情報を参照/更新することを要求し、会議制御部は
会議情報記憶部から必要な会議情報を取り出して接続制
御部に渡したり、会議情報記憶部に格納されている会議
情報を更新し、接続制御部は動作の結果を前記出力部へ
渡し、出力部はユーザに結果を示すことによって会議資
料など会議情報の編集を実現することによりネットワー
クを介さず局所的に資料やメンバー情報などの会議情報
を編集できる。
【0031】また、複数のユーザが会議を行う場合に
は、ある1人のユーザから前記入力部を通して他のユー
ザを呼び出すことにより、接続制御部が通信制御部に要
求を出して前記ネットワーク装置を介して相手のユーザ
に通知し、相手のユーザ側の会議端末内では、通信制御
部を通して接続制御部が会議への招待を受け取り、ユー
ザの編集操作によって会議情報一時記憶部にある会議情
報の一部を参照/更新するとともに、呼び出したユーザ
の端末にある会議制御部に対して会議情報の参照/更新
要求を出すことによって自分の会議端末上あるいは接続
相手メンバーの端末上のいずれかにある会議制御部や会
議情報記憶部をネットワーク上で共有することにより、
単純な構成で同一の会議環境で効果的な遠隔会議を実現
できる。
【0032】また、本発明は上記第2の構成により、あ
るユーザが他のユーザに会議の招待を受けて会議を行う
場合には、通信制御部を通して接続制御部が会議への招
待を受け取り、それまで利用していた自分の会議端末上
の会議制御部の識別子を復帰先会議制御部記憶部へ格納
しておき、接続制御部がユーザの編集操作によって会議
情報一時記憶部にある会議情報の一部を参照/更新する
とともに、呼び出したユーザの端末にある会議制御部に
対して会議情報の参照/更新要求を出すことによって共
通の会議制御部および会議情報記憶部を利用した会議を
行い、会議相手との会議を終了する場合には、復帰先会
議制御部記憶部に格納されている会議制御部の識別子に
よって、もとの自分の会議端末上にある会議制御部に対
して会議資料などの会議情報を参照/更新することを要
求でき、相手との会議以前の会議情報を編集している状
態に復帰することが可能となる。
【0033】また、本発明は第3の構成により、1つの
会議端末内に複数組の前記会議制御部と前記会議情報記
憶部を備えることにより、ユーザが、複数の会議のそれ
ぞれに関する会議資料やメンバー情報などの会議情報を
扱い、それらの会議に対して他のユーザを入力部を通じ
て招待し、前記接続制御部が前記通信制御部に要求を出
して相手の会議端末と接続して会議を行うことが可能と
なり、ユーザが他のユーザに会議の招待を受けて会議を
行う場合には、前記接続制御部がユーザの編集操作によ
って前記会議情報一時記憶部にある会議情報の一部を参
照/更新するとともに、呼び出したユーザの端末にある
前記会議制御部に対して会議情報の参照/更新要求を出
すことによって共通の会議制御部および会議情報記憶部
を利用した会議を行い、会議相手との会議を終了する場
合には、前記会議制御部リスト記憶部に格納されている
会議制御部の識別子のリストからユーザが前記入力部か
ら選択することにって、自分の会議端末上の、ユーザが
望む会議情報を扱う会議制御部に対して会議資料などの
会議情報を参照/更新することを要求でき、任意の会議
情報を編集することが可能となるものである。
【0034】本発明は、上記第4の構成により、ユーザ
が他のユーザから会議の招待を受けた場合、前記通信制
御部が招待メッセージを受け取り前記接続制御部へ渡
し、接続制御部が前記出力部に渡して招待されたことを
表示させ、ユーザの意向を尋ねユーザの返事を入力部か
ら受け取る。会議をしない場合には、接続制御部が前記
応答メッセージ記憶部に記憶されている接続応答メッセ
ージを出力部を通して表示させ、ユーザの選択または新
たに記述、録音、録画されたメッセージを入力部から接
続制御部が受け取り、通信制御部に要求して招待元へ送
信することにより、参加を要求されたユーザがどのよう
な理由で辞退するかを文字、音声、動画映像などにより
要求側に容易に知らせることを実現できる。
【0035】本発明は、上記第5の構成によりユーザが
他のユーザから会議の招待を受けた場合、前記通信制御
部が招待メッセージを受け取り前記接続制部へ渡し、接
続制御部が前記自動応答設定記憶部に格納されている接
続応答設定を参照してユーザによって設定されていると
きは、同じく自動応答設定記憶部に格納されている自動
応答メッセージを通信制御部に要求して招待元へ送信す
ることにより、参加を要求されたユーザが在席していな
いときや何らかの理由で応答できないときでもその旨を
字、音声、動画映像などにより要求側に自動的に知らせ
ることを実現できる。
【0036】
【実施例】
(実施例1)以下、図1と図2と図3と図4を参照しな
がら本発明の第1の実施例について説明する。
【0037】図1は本発明の第1の実施例における会議
装置の構成を示すブロック図である。図1において、1
00a,bはそれぞれのユーザが用いる会議端末、10
1a,bはユーザの指示や資料編集操作などの入力を受
け付ける入力部、102a,bはユーザに対して会議資
料や会議接続状況などの出力を表示する出力部、103
a,bは入力部101a,bからユーザの入力を、会議
制御部104a,bから会議資料などの会議情報を、他
の接続制御部から接続に関するメッセージ・データをそ
れぞれ受け取り、会議のための資料データや映像など会
議情報の接続処理を実施し、他の接続制御部へメッセー
ジを送信し、出力部へユーザへの出力をする接続制御
部、104a,bは会議情報記憶部105a,bに記憶
されている会議情報をもとに、会議に参加しているユー
ザの接続制御部103a,bから送られてくるユーザ操
作を順に処理して全ユーザの接続制御部103a,bに
再度送信することにより、ある1つの会議を管理する会
議制御部、105a,bは資料やメンバー情報、現在の
接続情報など、ある1つの会議に関する情報を記憶して
いる会議情報記憶部、106a,bは接続制御部103
a,bが会議制御部104a,bから受け取った会議情
報の一部を記憶するための会議情報一時記憶部、107
a,bは会議端末ごとにネットワークの制御を行う通信
制御部、108は複数の会議端末100を結ぶネットワ
ーク装置である。
【0038】図2は上記第1の実施例における会議装置
の会議の接続処理に関するアルゴリズムを示すフローチ
ャートである。
【0039】図3(a)は本発明の実施例における会議
情報記憶部105a,bに記憶されている会議情報のう
ち、現在の会議メンバリストを示す図である。
【0040】図3(b)は本発明の実施例における会議
情報記憶部105a,bに記憶されている会議情報のう
ち、会議情報編集動作リストを示す図である。
【0041】図4は本発明の実施例における会議情報一
時記憶部106a,bに記憶されている会議情報のう
ち、現在の送信先会議制御部識別子を示す図である。
【0042】以上のような図1と図2と図3と図4の構
成において、以下、その動作について説明する。
【0043】会議端末100aにおいて、最初にユーザ
aが使い始めるときに会議制御部104aは会議情報記
憶部105a内の現在の会議メンバリストにユーザaを
登録する(図3(a))。また、接続制御部103a
は、会議情報一時記憶部106a内の現在の送信先会議
制御部IDとして端末100a上の会議制御部104a
の識別子を記録する(図4)。
【0044】まず、ユーザaが端末100aにおいて1
人で会議情報を編集することを想定する。会議情報の例
としては、会議のための資料および資料に関する情報、
会議のメンバに関する情報、会議状況の記録である映像
記録や音声記録などが考えられるが、ここでは会議資料
を編集するという例で説明する。
【0045】最初に入力部101aがユーザaの資料編
集要求を受け取り接続制御部103aに渡す。接続制御
部103aでは、ユーザからの要求を会議情報一時記憶
部106a内の現在の送信先会議制御部である会議制御
部104aへ送る。会議制御部104aではユーザから
の会議情報の編集動作を受け取ると、それらをすべて会
議情報編集動作リストとして会議情報記憶部105a内
に保持し、ある順序に従いこれらを実行する(図3
(b))。すでに実行された編集動作は会議情報編集動
作リストから消去される。
【0046】今、ユーザaから会議資料の編集要求を受
け取ったので、会議情報が格納されている会議情報記憶
部105aから会議資料の情報を取り出し接続制御部1
03aに渡す。接続制御部103aでは、受け取った会
議資料の情報の複製を会議情報一時記憶部106aへ格
納し、格納された資料情報は出力部102aを通してユ
ーザが見られるように表示する。以後、ユーザからの操
作は入力部101aを通して接続制御部103aに渡さ
れ、接続制御部103aではユーザの資料編集操作を現
在の送信先である会議制御部104aに送信する。会議
制御部104aでは、接続制御部103aから届くユー
ザ操作をすべて受信し、それらの操作をある順序で会議
情報記憶部105aに格納されている資料情報に対して
適用することにより、会議資料を更新する。さらに、会
議制御部104aが接続制御部103aへ適用したユー
ザ操作を適用した順に送ることにより、接続制御部10
3aは会議情報一時記憶部106aに格納されている会
議資料を会議制御部104aから送られてきたユーザ操
作の順に更新し、会議情報記憶部105aに格納されて
いる会議資料との一貫性を保つ。このとき、例えばユー
ザの保存操作によって、編集中の会議情報を会議情報記
憶部105aや会議情報一時記憶部106a以外のとこ
ろへ保存することももちろん可能である。
【0047】次に、図1と図2と図3と図4を参照しな
がらユーザaとユーザbが共通の会議情報のもとで会議
するため、2つの会議端末をネットワーク上で接続する
場合について説明する。
【0048】今、ユーザaが会議端末100a上で会議
情報である会議資料を編集しており、ユーザbが会議端
末100bを使用しているものとする。このとき、会議
端末100bにおいても会議端末100aと同様に、最
初にユーザbが使い始めるときに会議情報記憶部105
b内の現在の会議メンバリストにユーザb、会議情報一
時記憶部106b内の現在の送信先会議制御部として会
議端末100b上の会議制御部104bの識別子が記録
されているものとする。
【0049】会議端末100a上でユーザaがユーザb
への会議招待を要求すると、その接続要求はまず入力部
101aを通して接続制御部103aへ届く。接続制御
部103aでは、図2の201ステップにおいてユーザ
bが使用している会議端末が会議端末100bであるこ
とを何らかの方法によって知る。この情報は、例えば、
ユーザ情報として会議情報記憶部105aに記憶してお
く方法や、ユーザaが指定するなどの方法によって得
る。
【0050】その後、ステップ202において相手先会
議端末の識別子と、自分の会議端末100aまたはユー
ザaの識別子を付けた接続要求メッセージを作成し、通
信制御部107aに対して送信を要求する。その後、接
続制御部103aは、ステップ203において相手側会
議端末100bからの返事である接続応答メッセージを
待つ状態になる。このときユーザaは接続要求を中止す
ることも可能であり、そのときは接続制御部103aが
接続処理を終了する。通信制御部107aは接続制御部
103aが発した接続要求メッセージをネットワーク・
プロトコルに変換して会議端末外のネットワーク装置1
08に流すことにより、端末100bに届ける。
【0051】端末100bでは、通信制御部107bに
おいてネットワーク・プロトコルを解析して端末100
aからの接続要求メッセージを取り出し、接続制御部1
03bに渡す。接続制御部103bでは、ステップ21
1において接続要求元の端末識別子またはユーザaの識
別子を得ることにより、誰からの接続要求メッセージか
を認識し、ステップ212で、出力部102bを通して
会議端末を使用しているユーザbに通知する。その後、
ステップ213において自分の会議端末識別子およびユ
ーザbの識別しを付けた接続応答メッセージを作成して
通信制御部107b、ネットワーク装置108を通して
端末100aに送る。
【0052】端末100aでは、接続応答メッセージを
通信制御部107aが受け取り、ステップ204におい
て接続制御部103aがユーザbの端末100bおよび
ユーザbの識別子を会議制御部104aに伝達し、会議
制御部104aでは、ユーザbが会議端末100b上の
接続制御部103bによって接続されたことを会議情報
記憶部105a内の現在の会議メンバリストに記録す
る。
【0053】また会議端末100bにおいては、ステッ
プ214において会議情報一時記憶部106aが持つ現
在の送信先会議制御部のデータとして、会議端末100
b上の会議制御部104bではなく、会議端末100a
上の会議制御部104aの識別子を代入する。この結
果、接続制御部103bが今まで会議端末100b上の
会議制御部104bに送っていたユーザ操作などはすべ
て会議端末100a上の会議制御部104aに送られる
ようになる。その後、接続制御部103bはステップ2
15において、会議端末100a上の会議制御部104
aに要求を出し、会議情報記憶部105aに記憶されて
いる資料などの会議情報を転送してもらい、会議情報一
時記憶部106bに格納する。格納された資料情報は出
力部102bを通してユーザが見られるように表示され
る。
【0054】これ以降、会議端末100b上で行われた
ユーザbの操作は、入力部101bを通じて接続制御部
103bに渡され、通信制御部107b、ネットワーク
装置108、会議端末100a上の通信制御部107a
を順に通り、ユーザaの操作と同様に会議制御部104
aで処理される。会議端末b上の会議制御部104b、
会議情報記憶部105bはこの間用いられなくなる。こ
れによりユーザaとユーザbが接続でき、資料などの会
議情報を共有できる。なお、会議制御部104aでは、
接続されているすべてのユーザの接続制御部103から
ユーザ操作を受け取り順に処理することによって、資料
をはじめとする会議情報を更新し、会議情報記憶部10
5aを参照して接続されているすべてのユーザの接続制
御部103に対して、その操作を送る。各ユーザの接続
制御部103は、会議制御部104aからのユーザ操作
を受け取ると、その順に会議情報一時記憶部106にあ
る会議情報の更新操作を実施する。なお、他のユーザに
ついてもユーザbと同様に接続できることは明らかであ
る。
【0055】以上のように本実施例によれば、最初に接
続を要求したユーザの会議端末にある会議制御部104
の処理と会議情報記憶部105のデータを各参加ユーザ
がネットワーク装置を通して共有することにより、単純
な構成の会議装置で会議を進めることが可能となる。こ
の際に会議制御部104では、各参加ユーザの操作を順
に実施して各会議端末に送るため、どのユーザも同じ会
議情報を参照することになり同一の操作環境となる。ま
た、1人で資料などの会議情報を編集する際には各端末
上で局所的に操作できるため、ネットワーク処理の遅延
がなく迅速な処理が可能であり、また全く異なる別の編
集装置を用いる必要がない。
【0056】(実施例2)次に、図3と図4と図5と図
6と図7と図8を参照しながら本発明の第2の実施例に
ついて説明する。
【0057】図3(a)は本発明の実施例における会議
情報記憶部505a,bに記憶されている会議情報のう
ち、現在の会議メンバリストを示す図である。
【0058】図3(b)は本発明の実施例における会議
情報記憶部505a,bに記憶されている会議情報のう
ち、会議情報編集動作リストを示す図である。
【0059】図4は本発明の実施例における会議情報一
時記憶部506a,bに記憶されている会議情報のう
ち、現在の送信先会議制御部識別子を示す図である。
【0060】図5は本発明の第2の実施例における会議
装置の構成を示すブロック図である。図5において、5
00a,bはそれぞれのユーザが用いる会議端末、50
1a,bはユーザの指示や資料編集操作などの入力を受
け付ける入力部、502a,bはユーザに対して会議資
料や会議接続状況などの出力を表示する出力部、503
a,bは入力部501a,bからユーザの入力を、会議
制御部504a,bから会議資料などの会議情報を、他
の接続制御部から接続に関するメッセージ・データをそ
れぞれ受け取り、会議のための資料データや映像など会
議情報の接続処理を実施する接続制御部、504a,b
は会議情報記憶部505a,bに記憶されている会議情
報をもとに、会議に参加しているユーザの接続制御部5
03a,bから送られてくるユーザ操作を順に処理して
全ユーザの接続制御部503a,bに再度送信すること
により、ある1つの会議を管理する会議制御部、505
a,bは資料やメンバー情報、現在の接続情報など、あ
る1つの会議に関する情報を記憶している会議情報記憶
部、506a,bは接続制御部503a,bが会議制御
部504a,bから受け取った会議情報の一部を記憶す
るための会議情報一時記憶部、507a,bは自分の会
議端末上にある会議制御部504a,bの識別子を記憶
している復帰先会議制御部記憶部、508a,bは端末
装置ごとにネットワークの制御を行う通信制御部、50
9は複数の会議端末500a,bを結ぶネットワーク装
置である。
【0061】図6(a)は上記第2の実施例における会
議装置(接続要求側)の会議の接続処理に関するアルゴ
リズムを示すフローチャートである。
【0062】図6(b)は上記第2の実施例における会
議装置(被接続要求側)の会議の接続処理に関するアル
ゴリズムを示すフローチャートである。
【0063】図7は上記第2の実施例における会議装置
の会議の切断処理に関するアルゴリズムを示すフローチ
ャートである。
【0064】図8は上記第2の実施例における復帰先会
議制御部記憶部507bに記憶されている復帰先会議制
御部IDを示す図である。
【0065】以上のような図3と図4と図5と図6と図
7と図8の構成において、以下、その動作について説明
する。
【0066】会議端末500aにおいて、最初にユーザ
aが使い始めるときに会議制御部504aは会議情報記
憶部505a内の現在の会議メンバリストにユーザaを
登録する(図3(a))。接続制御部503aは、会議
情報一時記憶部506a内の現在の送信先会議制御部と
して会議端末500a上の会議制御部504aの識別子
を記録する(図4)。また、会議端末500bにおいて
も同様に、最初にユーザbが使い始めるときに会議情報
記憶部505b内の現在の会議メンバリストにユーザ
b、会議情報一時記憶部506b内の現在の送信先会議
制御部として会議端末500b上の会議制御部504b
の識別子が記録されているものとする。
【0067】ユーザaとユーザbが共通の会議情報のも
とで会議するため、2つの端末をネットワーク上で接続
する場合は実施例1と同じような処理を行う。まず、会
議端末500a上でユーザaがユーザbへの会議招待を
要求すると、その接続要求はまず入力部501aを通し
て接続制御部503aへ届く。接続制御部503aで
は、図6のステップ601においてユーザbが使用して
いる会議端末が会議端末500bであることを何らかの
方法によって知る。この情報は、例えば、ユーザ情報と
して会議情報記憶部505aに記憶しておく方法や、ユ
ーザaが指定するなどの方法によって得る。
【0068】その後、ステップ602において相手先会
議端末の識別子と、自分の会議端末500aまたはユー
ザaの識別子を付けた接続要求メッセージを作成し、通
信制御部508aに対して送信を要求する。その後、接
続制御部503aは、ステップ603において相手側会
議端末500bからの返事である接続応答メッセージを
待つ状態になる。このときユーザaは接続要求を中止す
ることも可能であり、そのときは接続制御部503aが
接続処理を終了する。通信制御部508aは接続制御部
503aが発した接続要求メッセージをネットワーク・
プロトコルに変換して会議端末外のネットワーク装置5
09に流すことにより、会議端末500bに届ける。
【0069】会議端末500bでは、通信制御部508
bにおいてネットワーク・プロトコルを解析して会議端
末500aからの接続要求メッセージを取り出し、接続
制御部503bに渡す。接続制御部503bでは、ステ
ップ611において接続要求元の端末識別子またはユー
ザaの識別子を得ることにより、誰からの接続要求メッ
セージかを認識し、ステップ612で、出力部502b
を通して会議端末を使用しているユーザbに通知する。
その後、613において自分の端末識別子およびユーザ
bの識別子を付けた接続応答メッセージを作成して通信
制御部508b、ネットワーク装置509を通して会議
端末500aに送る。
【0070】会議端末500aでは、接続応答メッセー
ジを通信制御部508aが受け取り、ステップ604に
おいて接続制御部503aがユーザbの会議端末500
bおよびユーザbの識別子を会議制御部504aに伝達
し、会議制御部504aでは、ユーザbが会議端末50
0b上の接続制御部503bによって接続されたことを
会議情報記憶部505a内の現在の会議メンバリストに
記録する。また会議端末500bにおいては、ステップ
614において復帰先会議制御部記憶部507bが持つ
復帰先会議制御部IDのデータとして、現在会議情報一
時記憶部506b内の現在の送信先会議制御部IDであ
る会議端末500b上の会議制御部504bの識別子を
代入しておく。また、ステップ615において会議情報
一時記憶部506bが持つ現在の送信先会議制御部のデ
ータとして、新たに会議端末500a上の会議制御部5
04aの識別子を代入する。
【0071】この結果、接続制御部503bが今まで会
議端末500b上の会議制御部504bに送っていたユ
ーザ操作などは、すべて会議端末500a上の会議制御
部504aに送るように切り換えられる。その後、接続
制御部503bはステップ616において、会議端末5
00a上の会議制御部504aに要求を出し、会議情報
記憶部505aに記憶されている資料などの会議情報を
転送してもらい、会議情報一時記憶部506bに格納す
る。格納された資料情報は出力部502bを通してユー
ザが見られるように表示される。
【0072】これ以降、会議端末500b上で行われた
ユーザbの操作は、入力部501bを通じて接続制御部
503bに渡され、通信制御部508b、ネットワーク
装置509、会議端末500a上の通信制御部508a
を順に通り、ユーザaの操作と同様に会議制御部504
aで処理される。端末b上の会議制御部504b、会議
情報記憶部505bはこの間用いられなくなるが、会議
情報記憶部505bに格納されている会議情報はリセッ
トされず、そのままである。他のユーザについてもユー
ザbと同様に接続できることは明らかである。
【0073】次に、会議端末500b上のユーザbが会
議終了のため、切断要求を出したとする。その切断要求
はまず入力部501bを通して接続制御部503bへ届
く。図7のステップ701において接続制御部503b
は、会議情報一時記憶部506b内の現在の送信先会議
制御部IDが自分の会議端末500b上にあるかどうか
を調べる。その結果、現在利用している会議制御部は端
末500a上の会議制御部504aであるから、自分の
端末上にないため、ステップ702において自分の会議
端末500bまたはユーザbの識別子を付けた切断要求
メッセージを作成し、会議端末500a上の会議制御部
504aに対して送るよう通信制御部508bに要求す
る。ステップ703で会議端末500aからの返事を待
つ状態になる。通信制御部508bは接続制御部503
aが発した切断要求メッセージをネットワーク・プロト
コルに変換して会議端末外のネットワーク装置509に
流すことにより、会議端末500aに届ける。
【0074】会議端末500aでは、通信制御部508
aにおいてネットワーク・プロトコルを解析して会議端
末500bからの切断要求メッセージを取り出し、会議
制御部504aに渡す。会議制御部504aでは、切断
要求元の端末識別子またはユーザbの識別子を得ること
により、誰からの切断要求メッセージかを認識し、その
ユーザを会議情報記憶部505a内にある現在の会議メ
ンバリストから消去する。この場合はメンバリストから
ユーザbが消去される。さらに、会議制御部504aで
は切断了承メッセージを返事として会議端末500bに
返すよう通信制御部508aに要求する。切断了承メッ
セージは通信制御部508a、ネットワーク装置50
9、通信制御部508bを経由して会議端末500b側
の接続制御部503bに届く。
【0075】接続制御部503bでは、ステップ704
で復帰先会議制御部記憶部507bに格納されている、
以前の会議制御部504bの識別子を得て、会議情報一
時記憶部506b上の現在の送信先会議制御部に格納す
る。その後、会議情報一時記憶部506b上の現在の送
信先会議制御部に格納された会議制御部504bに要求
を出し、会議情報記憶部505bから資料など会議情報
をもらい、その複製を会議情報一時記憶部506bに格
納してユーザが編集できるよう出力部502bを通して
表示する。このとき会議情報記憶部505bは、ユーザ
bがユーザaと接続する以前の会議情報を保持したまま
なので、ユーザbはユーザaと接続する以前の状態に戻
って資料など会議情報の編集作業が行うことが可能とな
る。
【0076】以上のように本実施例によれば、自分の会
議端末で会議情報を編集していて他のユーザから接続要
求を受け会議を行ったのち、接続を切断することにより
以前の編集状態に復帰することが可能となる。
【0077】(実施例3)次に、図3と図9と図10を
参照しながら本発明の第3の実施例について説明する。
【0078】図3(a)は本発明の実施例における会議
制御部内の現在の会議メンバリストを示す図である。
【0079】図3(b)は本発明の実施例における会議
制御部内の会議情報編集動作リストを示す図である。
【0080】図9は本発明の第3の実施例における会議
装置の1つの端末を示すブロック図である。図9におい
て、901はユーザの指示や資料編集操作などの入力を
受け付ける入力部、902はユーザに対して会議資料や
会議接続状況などの出力を表示する出力部、903は入
力部901からユーザの入力を、会議制御部904a,
b,..nから会議資料などの会議情報を、他の接続制
御部から接続に関するメッセージ・データをそれぞれ受
け取り、会議のための資料データや映像など会議情報の
接続処理を実施する接続制御部、904a〜nは会議情
報記憶部905a〜nに記憶されている会議情報をもと
に、会議に参加しているユーザの接続制御部903から
送られてくるユーザ操作を順に処理して全ユーザの接続
制御部に再度送信することにより、ある1つの会議を管
理する会議制御部、905a〜nは資料やメンバー情
報、現在の接続情報など、ある1つの会議に関する情報
を記憶している会議情報記憶部、906は接続制御部9
03が会議制御部から受け取った会議情報の一部を記憶
するための会議情報一時記憶部、907は自分の会議端
末上にあるすべての会議制御部の識別子を格納している
会議制御部リスト記憶部、908は端末装置ごとにネッ
トワークの制御を行う通信制御部、909は複数の端末
装置を結ぶネットワーク装置である。
【0081】図10は上記第3の実施例における会議制
御部リスト記憶部907に格納されている会議制御リス
トを示す図である。
【0082】以上のような図3と図9と図10の構成に
おいて、以下、その動作について説明する。
【0083】図9の会議端末において、最初にユーザが
使い始めるときにユーザが指定する1つの会議制御部9
04aは会議情報記憶部905a内の現在の会議メンバ
リストにユーザを登録する(図3(a))。接続制御部
903は、会議情報一時記憶部906内の現在の送信先
会議制御部としてこの会議端末上の会議制御部904a
の識別子を記録する(図4)。なお、ここではユーザが
最初の会議情報記憶部を指定するとしたが、会議装置の
方で決めても構わない。
【0084】まず、ユーザがこの会議端末において1人
で会議情報を編集することを想定する。会議情報として
は、ここでは会議資料を編集するという例で説明する。
【0085】最初に入力部901がユーザの資料編集要
求を受け取り接続制御部903に渡す。接続制御部90
3では、ユーザからの要求を会議情報一時記憶部906
内の現在の送信先会議制御部である会議制御部904a
へ送る。会議制御部904aではユーザからの会議情報
の編集動作を受け取ると、それらをすべて会議情報編集
動作リストとして会議情報記憶部905a内に保持し、
ある順序に従いこれらを実行する(図3(b))。すで
に実行された編集動作は会議情報編集動作リストから消
去される。
【0086】今、ユーザから会議資料の編集要求を受け
取ったので、会議情報が格納されている会議情報記憶部
905aから会議資料の情報を取り出し接続制御部90
3に渡す。接続制御部903では、受け取った会議資料
の情報の複製を会議情報一時記憶部906へ格納し、格
納された資料情報は出力部902を通してユーザが見ら
れるように表示する。以後、ユーザからの操作は入力部
901を通して接続制御部903に渡され、接続制御部
903ではユーザの資料編集操作を現在の送信先である
会議制御部904aに送信する。会議制御部904aで
は、接続制御部903から届くユーザ操作をすべて受信
し、それらの操作をある順序で会議情報記憶部905a
に格納されている資料情報に対して適用することによ
り、会議資料を更新する。さらに、会議制御部904a
が接続制御部903へユーザ操作を適用した順に送るこ
とにより、接続制御部903は会議情報一時記憶部90
6に格納されている会議資料を会議制御部904aから
送られてきたユーザ操作の順に更新し、会議情報記憶部
905aに格納されている会議資料との一貫性を保つ。
このとき、例えばユーザの保存操作によって、編集中の
会議情報を会議情報記憶部905aや会議情報一時記憶
部906以外のところへ保存することももちろん可能で
ある。
【0087】次に、ユーザが別の会議資料の編集を行い
たい場合、ユーザの要求は入力部901を通して接続制
御部903で処理される。接続制御部903では会議制
御部リスト記憶部907に記憶されている会議制御部リ
ストの内容を出力部902を通してユーザに提示してユ
ーザに選択してもらう。今、会議制御部は会議制御部9
04aから会議制御部904nまでのn個があるのでユ
ーザはこれらのうちから1つを選択する。または新しい
会議制御部904を作成することも可能である。今、ユ
ーザが会議制御部904bを選択したと仮定する。ユー
ザの指示は入力部901を通して接続制御部903に伝
えられる。接続制御部は会議情報一時記憶部906に記
憶されている現在の送信先会議制御部IDを会議制御部
904bの識別子に置き換える(図4)。
【0088】この結果、接続制御部903が今まで会議
制御部904aに送っていたユーザ操作などをすべて会
議制御部904bに送るように切り換える。その後、接
続制御部903は会議制御部904bに要求を出し、会
議情報記憶部905bに記憶されている資料などの会議
情報を転送してもらい、会議情報一時記憶部906に格
納する。格納された資料情報は出力部902を通してユ
ーザが見られるように表示される。これ以降、同端末上
で行われたユーザの操作は、入力部901を通じて接続
制御部903に渡され、会議制御部904bで処理され
る。会議制御部904a、会議情報記憶部905aはこ
の間用いられなくなるが、会議情報記憶部905aに格
納されている会議情報はリセットされず、そのままであ
る。
【0089】よって、ユーザはもう一度会議制御部を会
議制御部904aに切り替えることによって、以前編集
していた会議情報記憶部904aにある会議情報を編集
していた状態に戻ることもできる。
【0090】ユーザが、他のユーザ共通の会議情報のも
とで会議することは、2つの端末を例えば実施例1と同
様な接続処理によって可能であることは明らかである。
【0091】また、この会議端末上のユーザが別のユー
ザに招待されて会議を行った後、会議終了のため、切断
要求を出したとする。その切断要求は実施例2と同様に
処理されることにより、切断できることも明らかであ
る。その際、接続制御部903では、会議制御部リスト
記憶部907に記憶されている会議制御部リスト(図1
0)の内容を出力部902を通じてユーザに提示して、
選択してもらう。今、会議制御部は会議制御部904a
から会議制御部904nまでのn個があるのでユーザは
これらのうちから1つを選択する。または新しい会議制
御部904を作成することも可能である。今、ユーザが
会議制御部904aを選択したと仮定する。ユーザの指
示は入力部901を通して接続制御部903に伝えられ
る。接続制御部は会議情報一時記憶部906に記憶され
ている現在の送信先会議制御部IDを会議制御部904
aの識別子に置き換える(図4)。
【0092】この結果、接続制御部903が今まで他の
会議端末上の会議制御部904に送っていたユーザ操作
などをすべて会議制御部904aに送るように切り換え
る。その後、接続制御部903は会議制御部904aに
要求を出し、会議情報記憶部905aに記憶されている
資料などの会議情報を転送してもらい、会議情報一時記
憶部906に格納する。格納された資料情報は出力部9
02を通してユーザが見られるように表示される。これ
以降、同端末上で行われたユーザの操作は、入力部90
1を通じて接続制御部903に渡され、会議制御部90
4aで処理される。よって、以前編集していた会議情報
記憶部904aにある会議情報を編集していた状態に戻
ることが可能となる。
【0093】以上のように本実施例によれば、ユーザが
各端末で複数の会議情報を選択・編集でき、選択した任
意の会議を開催して他ユーザを招待すること、および他
ユーザから招待を受けて会議をした後は再び端末上の複
数の会議情報のうちのいずれかを選択して以前の編集状
態に復帰することが可能となる。
【0094】(実施例4)次に、図11と図12と図1
3を参照しながら本発明の第4の実施例について説明す
る。
【0095】図11は本発明の第4の実施例における会
議装置の1つの端末の構成を示すブロック図である。図
11において、1101はユーザの指示や資料編集操作
などの入力を受け付ける入力部、1102はユーザに対
して会議資料や会議接続状況などの出力を表示する出力
部、1103は入力部1101からユーザの入力を受け
取り、他の会議端末や会議装置から会議資料などの会議
情報を受け取り、他の会議端末から接続に関するメッセ
ージ・データを受け取り、会議のための資料データや映
像など会議情報の接続処理を実施する接続制御部、11
04はユーザが会議に参加しないときに要求元に返事と
して送信する接続応答メッセージのリストを記憶してい
る応答メッセージ記憶部、1105は端末装置ごとにネ
ットワークの制御を行う通信制御部、1106は複数の
端末装置を結ぶネットワーク装置である。
【0096】図12は本発明の第4の実施例における応
答メッセージ記憶部1104に記憶されている接続応答
メッセージリストを示す図である。
【0097】図13は本発明の第4の実施例における接
続制御部1103の接続応答処理の動作アルゴリズムを
示すフローチャートである。
【0098】以上のような図11と図12と図13の構
成において、以下、その動作について説明する。
【0099】図11の会議端末において、ユーザが他の
ユーザから会議に招待される場合を仮定する。該当する
会議に関する会議資料やメンバ管理などの会議情報は実
施例1のように本会議端末上にあっても、従来例のよう
にネットワーク上のどこかに集中的に管理されていても
よい。
【0100】会議に招待された場合、まずネットワーク
装置1106上のどこかにある会議情報を制御している
会議装置または招待したメンバの端末から接続要求メッ
セージが図11で示される会議端末に届く。図11にお
ける会議端末内では通信制御部1105が接続要求メッ
セージを受け取る。メッセージを受け取った本会議端末
では、通信制御部1105においてネットワーク・プロ
トコルを解析して他ユーザまたは会議装置からの接続要
求メッセージを取り出し、接続制御部1103に渡す。
【0101】接続制御部1103では、図13のステッ
プ1301において接続要求元の端末識別子または招待
したユーザの識別子を得ることにより、誰からの接続要
求メッセージかを認識し、ステップ1302で、出力部
1302を通して会議端末を使用しているユーザに会議
に参加するかどうかを尋ねる。
【0102】ユーザが会議に参加しないことを選択した
場合、そのユーザの意志は入力部1101を通して接続
制御部1103に伝えられる。接続制御部1103で
は、ステップ1304において応答メッセージ記憶部1
104に記憶されている接続応答メッセージリスト(図
12)を取り出し、ステップ1305において入力部1
101を通してユーザに表示し、どの接続応答メッセー
ジを用いて招待者に通知するかを選択してもらう。ユー
ザの選択は出力部1102を通じて接続制御部1103
に伝えられるので、接続制御部1103はステップ13
06、1307においてユーザが選択した接続応答メッ
セージに、自分の会議端末の識別子またはユーザの識別
子を付加し、通信制御部1105、ネットワーク装置1
106を通して接続要求元の会議装置または会議端末へ
送信する。ステップ1305において、ユーザが接続応
答メッセージリストに含まれるメッセージの中から選択
する例を示したが、この段階でユーザが希望すれば任意
のテキストやイメージを作成してもよいし、任意の音声
や動画画像を作成または指定してもかまわない。接続要
求元のユーザは、接続応答メッセージを解析することに
より、招待したユーザが何故会議に参加できないかを容
易に知ることができる。
【0103】ユーザが会議に参加することを選択した場
合、そのユーザの意志は入力部1101を通して接続制
御部1103に伝えられる。接続制御部1103では、
ステップ1308において、内容のない接続応答メッセ
ージに、自分の会議端末の識別子またはユーザの識別子
を付加し、通信制御部1105、ネットワーク装置11
06を通して接続要求元の会議装置または会議端末へ送
信することによって会議に参加することを伝える。その
後、接続要求元のユーザの会議端末または会議装置の指
示に従いステップ1309で接続処理を行う。この接続
処理は例えば実施例1のような方法によって実現され
る。
【0104】また、応答メッセージ記憶部1104内の
接続応答メッセージリストは、ユーザによって自由に設
定される。ユーザが接続応答メッセージリストの更新お
よび設定確認をする際には、入力部1101を通して接
続処理部1103に要求する。接続制御部1103は、
ユーザの要求に応じて、入力部1101や出力部110
2を通して、応答メッセージリスト記憶部1104に記
憶されている接続応答メッセージリスト更新あるいは表
示する。
【0105】以上のように本実施例によれば、端末を使
用しているユーザに対して会議への参加などの要求メッ
セージが届いた際に、どのような理由で辞退するかを容
易に接続要求側に知らせることが可能になる。
【0106】(実施例5)次に、図14と図15と図1
6を参照しながら本発明の第5の実施例について説明す
る。
【0107】図14は本発明の第5の実施例における会
議装置の1つの端末の構成を示すブロック図である。図
14において、1401はユーザの指示や資料編集操作
などの入力を受け付ける入力部、1402はユーザに対
して会議資料や会議接続状況などの出力を表示する出力
部、1403は入力部1401からユーザの入力を受け
取り、他の会議端末や会議装置から会議資料などの会議
情報を受け取り、他の会議端末から接続に関するメッセ
ージ・データを受け取り、会議のための資料データや映
像など会議情報の接続処理を実施し、他の会議端末や会
議装置にメッセージを送信し、出力部1402へ出力す
ることによってユーザに表示する接続制御部、1404
はユーザの設定によって会議への接続要求メッセージが
来たときに自動的にメッセージを送るかの設定と、設定
がなされているときに要求元に返事として送信する自動
応答メッセージを記憶している自動応答設定記憶部、1
405は端末装置ごとにネットワークの制御を行う通信
制御部、1406は複数の端末装置を結ぶネットワーク
装置である。
【0108】図15(a)は本発明の第5の実施例にお
ける自動応答設定記憶部1404に記憶されている自動
応答設定の内容を示す図である。
【0109】図15(b)は本発明の第5の実施例にお
ける自動応答設定記憶部1404に記憶されている自動
応答メッセージの内容を示す図である。
【0110】図16は本発明の第5の実施例における接
続制御部1403の自動応答処理の動作アルゴリズムを
示すフローチャートである。
【0111】以上のような図14と図15と図16の構
成において、以下、その動作について説明する。
【0112】図14の会議端末において、ユーザが他の
ユーザから会議に招待される場合を仮定する。該当する
会議に関する会議資料やメンバ管理などの会議情報は実
施例1のように本会議端末上にあっても、従来例のよう
にネットワーク上のどこかに集中的に管理されていても
よい。
【0113】会議に招待された場合、まずネットワーク
装置1406上のどこかにある会議情報を制御している
会議装置または招待したメンバの端末から接続要求メッ
セージが図14で示される会議端末に届く。図14にお
ける会議端末内では通信制御部1405が接続要求メッ
セージを受け取る。メッセージを受け取った本会議端末
では、通信制御部1405においてネットワーク・プロ
トコルを解析して他ユーザまたは会議装置からの接続要
求メッセージを取り出し、接続制御部1403に渡す。
【0114】接続制御部1403では、図16のステッ
プ1601において接続要求元の端末識別子または招待
したユーザの識別子を得ることにより、誰からの接続要
求メッセージかを認識し、ステップ1602で自動応答
設定記憶部1404に記憶されている自動応答設定(図
15(a))が設定中になっているかどうかを検査す
る。
【0115】今、ステップ1602において自動応答設
定が設定中になっていた場合、接続制御部1403で
は、ステップ1603において自動応答設定記憶部14
04に記憶されている自動応答メッセージ(図15
(b))を取り出し、ステップ1604、1605にお
いて自動応答メッセージを接続応答メッセージとして、
自分の会議端末の識別子またはユーザの識別子を付加
し、通信制御部1405、ネットワーク装置1406を
通して接続要求元の会議装置または会議端末へ送信す
る。このとき接続要求元のユーザは、接続応答メッセー
ジを解析することにより、招待したユーザからのメッセ
ージを受け取ることができる。
【0116】ステップ1602において自動応答設定が
設定中になっていなかった場合、接続制御部1403で
は、ステップ1606において会議への招待があったこ
とを出力部1402を通じてユーザに通知し、ステップ
1607において、内容のない接続応答メッセージに、
自分の会議端末の識別子またはユーザの識別子を付加
し、通信制御部1405、ネットワーク装置1406を
通して接続要求元の会議装置または会議端末へ送信する
ことによって会議に参加することを伝える。その後、接
続要求元のユーザの会議端末または会議装置の指示に従
いステップ1608で接続処理を行う。この接続処理は
例えば実施例1のような方法によって実現される。この
例では、自動応答設定が設定中でないときはユーザが会
議に参加するものとして接続処理を実施した例を示した
が、実施例4のようにユーザに会議に参加するかどうか
を確認して参加しない場合は接続応答メッセージまたは
自動応答メッセージを接続要求元に送信する方法でもよ
い。
【0117】また、自動応答設定記憶部1404内の自
動応答設定および自動応答メッセージは、ユーザによっ
て設定される。ユーザが自動応答の設定、解除および設
定確認をする際には、入力部1401を通して接続処理
部1403に要求する。接続制御部1403は、ユーザ
の要求に応じて、入力部1401や出力部1402を通
して、自動応答設定記憶部1404に記憶されている自
動応答設定および自動応答メッセージを更新あるいは表
示する。この段階でユーザが希望すれば任意のテキスト
やイメージを作成してもよいし、任意の音声や動画画像
を作成または指定してもかまわない。
【0118】以上のように本実施例によれば、端末を使
用しているユーザが自動応答を設定しておくことによ
り、ユーザに対して会議への参加などの要求メッセージ
が届いた際に、ユーザが在席していないときや何らかの
理由で応答できないときでもその旨を要求側に自動的に
知らせることを可能になる。
【0119】
【発明の効果】以上のように、本発明は以下のような効
果を有する。第1に、ユーザが1人で利用する際には、
そのユーザが使用している会議端末上にある、会議資料
などの会議情報を記憶している会議情報記憶部と、会議
に関する制御を行っている会議制御部を利用することに
より、ネットワークを介さず局所的に資料やメンバー情
報などの会議情報を編集でき、2人以上で会議を開催す
る際には、自分の会議端末上あるいは接続相手メンバー
の端末上のいずれかにある会議制御部や会議情報記憶部
をネットワーク上で共有することにより、単純な構成で
同一の会議環境で効果的な遠隔会議を実現できる。
【0120】第2に、ユーザが1人で利用する際にはそ
のユーザが使用している会議端末にある、会議資料など
の会議情報を記憶している会議情報記憶部と、会議に関
する制御を行っている会議制御部を利用することによ
り、ネットワークを介さず局所的に資料やメンバー情報
などの会議情報を編集でき、他ユーザから会議への参加
要求を受けて会議に参加する場合には復帰先会議制御部
記憶部に今までの編集作業をしていた自会議端末上の会
議制御部の識別子を記録することにより、他ユーザと会
議した後接続を切ると以前の編集状態に復帰することを
実現できる。
【0121】第3に、ユーザが使用している会議端末上
にある、会議資料などの会議情報を記憶している複数の
会議情報記憶部と、会議に関する制御を行っている複数
の会議制御部と、自会議端末上にあるすべての会議制御
部を記憶している会議制御部リスト記憶部を利用するこ
とにより、ユーザが希望する会議情報を選択・編集で
き、選択した任意の会議を開催して他ユーザを招待する
ことと、他ユーザから招待を受けて会議をした後は再び
端末上の複数の会議情報のうちのいずれかを選択して以
前の編集状態に復帰することを実現できる。
【0122】第4に、接続制御部が、会議端末を使用し
ているユーザに対して会議への参加などの要求メッセー
ジが届いた際に、要求に対応する接続応答メッセージを
いくつか記憶している応答メッセージ記憶部を利用し
て、ユーザに接続応答メッセージを選択してもらうこと
により、参加を要求されたユーザがどのような理由で辞
退するかを要求側に容易に知らせることを実現できる。
【0123】第5に、接続制御部が、会議端末を使用し
ているユーザに対して会議への参加などの要求メッセー
ジが届いた際に、自動応答を設定しているかどうかや、
設定している自動応答メッセージを記憶している自動応
答設定記憶部を利用して、ユーザが在席していないとき
や何らかの理由で応答できないときでもその旨を要求側
に自動的に知らせることを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における会議装置の構成
を示すブロック図
【図2】(a) 本発明の第1の実施例における接続要
求側の接続処理に関するアルゴリズムを示すフローチャ
ート (b) 本発明の第1の実施例における接続被要求側の
接続処理に関するアルゴリズムを示すフローチャート
【図3】(a)(b) 本発明および従来技術における
会議情報を示す概念図
【図4】本発明の実施例における会議情報一時記憶部に
記憶されている会議情報の現在の送信先会議制御部識別
子を示す概念図
【図5】本発明の第2の実施例における会議装置の構成
を示すブロック図
【図6】(a) 本発明の第2の実施例における接続要
求側の接続処理に関するアルゴリズムを示すフローチャ
ート (b) 本発明の第2の実施例における接続被要求側の
接続処理に関するアルゴリズムを示すフローチャート
【図7】本発明の第2の実施例における会議装置の会議
の切続処理に関するアルゴリズムを示すフローチャート
【図8】本発明の第2の実施例における復帰先会議制御
部に記憶されている復帰先会議制御部識別子を示す概念
【図9】本発明の第3の実施例における会議装置の構成
を示すブロック図
【図10】本発明の第3の実施例における会議制御部リ
スト記憶部に記憶されている会議制御部リストを示す概
念図
【図11】本発明の第4の実施例における会議装置の構
成を示すブロック図
【図12】本発明の第4の実施例における応答メッセー
ジ記憶部の記憶内容を示す概念図
【図13】本発明の第4の実施例における接続制御部の
接続応答処理に関するアルゴリズムを示すフローチャー
【図14】本発明の第5の実施例における会議装置の構
成を示すブロック図
【図15】(a) 本発明の第5の実施例における自動
応答設定記憶部に記憶された自動応答設定を示す概念図 (b) 本発明の第5の実施例における自動応答設定記
憶部に記憶された自動応答メッセージを示す概念図
【図16】本発明の第5の実施例における接続制御部の
自動応答処理に関するアルゴリズムを示すフローチャー
【図17】従来例における会議装置の構成を示すブロッ
ク図
【符号の説明】
100a 会議端末 100b 会議端末 101a 入力部 101b 入力部 102a 出力部 102b 出力部 103a 接続制御部 103b 接続制御部 104a 会議制御部 104b 会議制御部 105a 会議情報記憶部 105b 会議情報記憶部 106a 会議情報一時記憶部 106b 会議情報一時記憶部 107a 通信制御部 107b 通信制御部 108 ネットワーク装置 500a 会議端末 500b 会議端末 501a 入力部 501b 入力部 502a 出力部 502b 出力部 503a 接続制御部 503b 接続制御部 504a 会議制御部 504b 会議制御部 505a 会議情報記憶部 505b 会議情報記憶部 506a 会議情報一時記憶部 506b 会議情報一時記憶部 507a 復帰先会議制御部記憶部 507b 復帰先会議制御部記憶部 508a 通信制御部 508b 通信制御部 509 ネットワーク装置 900 会議端末 901 入力部 902 出力部 903 接続制御部 904a 会議制御部 904b 会議制御部 904n 会議制御部 905a 会議情報記憶部 905b 会議情報記憶部 905n 会議情報記憶部 906 会議情報一時記憶部 907 会議制御部リスト記憶部 908 通信制御部 909 ネットワーク装置 1100 会議端末 1101 入力部 1102 出力部 1103 接続制御部 1104 応答メッセージ記憶部 1105 通信制御部 1106 ネットワーク装置 1400 会議端末 1401 入力部 1402 出力部 1403 接続制御部 1404 応答メッセージ記憶部 1405 通信制御部 1406 ネットワーク装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 学 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 三沢 基宏 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 会議に関する情報を記憶する会議情報記
    憶部と、前記会議情報記憶部に記憶された会議情報の制
    御を行う会議制御部と、前記会議情報記憶部に記憶され
    た会議情報の接続処理を実施する接続制御部と、前記接
    続処理を介して処理される前記会議情報記憶部に格納さ
    れた会議情報の一部を記憶する会議情報一時記憶部と、
    ネットワークを介して他の会議端末との通信を制御する
    通信制御部からなる会議端末。
  2. 【請求項2】 会議に関する情報を記憶する会議情報記
    憶部と、前記会議情報記憶部に記憶された会議情報の制
    御を行う会議制御部と、前記会議情報記憶部に記憶され
    た会議情報の接続処理を実施する接続制御部と、前記接
    続処理を介して処理される前記会議情報記憶部に格納さ
    れた会議情報の一部を記憶する会議情報一時記憶部と、
    ネットワークを介して他の会議端末との通信を制御する
    通信制御部から会議端末を構成し、一つの会議端末の会
    議制御部の制御により自端末内の接続制御部およびネッ
    トワークを介して接続された他端末内の接続制御部の指
    示に従い自端末内の会議情報記憶部に記憶された会議情
    報を制御して会議を行うとともに自端末の会議情報記憶
    部に記憶された会議情報の編集を自端末内の処理として
    行うことを特徴とする会議装置。
  3. 【請求項3】 自端末内にある会議制御部の識別子を記
    憶する復帰先会議制御部記憶部を備え、接続制御部が他
    端末からの会議要請に対し自端末の会議制御部の識別子
    を前記復帰先会議制御部記憶部に格納し、接続制御部が
    他端末との会議終了に対し、前記復帰先会議制御部記憶
    部に格納されている会議制御部の識別子に基づき会議制
    御部の切り替えを行うことを特徴とする請求項2記載の
    会議装置。
  4. 【請求項4】 自端末内に存在するすべての会議制御部
    の識別子を記憶する会議制御部リスト記憶部と、会議制
    御部と前記会議制御部により制御される会議情報記憶部
    とを複数備え、前記会議制御部リスト記憶部に格納され
    た会議制御部の識別子を指定することにより任意の会議
    情報の編集と任意の会議情報に基づく会議を実現するこ
    とを特徴とした請求項2記載の会議装置。
  5. 【請求項5】 会議情報を記憶する会議情報一時記憶部
    と、前記会議情報一時記憶部に記憶された会議情報に基
    づき他の会議端末との接続処理を実施する接続制御部
    と、ネットワークを介して他の会議端末との通信を制御
    する通信制御部と、会議要求に対する接続応答メッセー
    ジを記憶する応答メッセージ記憶部を備え、前記接続処
    理部がユーザが指定した前記応答メッセージ記憶部に記
    憶された応答メッセージを会議要求端末に返信すること
    を特徴とする会議端末。
  6. 【請求項6】 会議情報を記憶する会議情報一時記憶部
    と、前記会議情報一時記憶部に記憶された会議情報に基
    づき他の会議端末との接続処理を実施する接続制御部
    と、ネットワークを介して他の会議端末との通信を制御
    する通信制御部と、会議要求に対する接続応答メッセー
    ジと前記接続応答メッセージの返信の可否と記憶する自
    動応答記憶部を備え、前記接続処理部が前記自動応答設
    定部に記憶された応答の可否に基づき会議要求端末に前
    記接続応答メッセージの返信を行うことを特徴とする会
    議端末。
JP5282408A 1993-11-11 1993-11-11 会議端末および会議装置 Pending JPH07135530A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6880168B2 (en) 2000-11-17 2005-04-12 Kabushiki Kaisha Square Enix Chat application for video game machine
JP2011175654A (ja) * 1999-07-19 2011-09-08 Microsoft Corp ピア・ツー・ピア型コラボレーションシステムで使用するエンドポイントに称呼を割り当てるための分散型の方法
JP2015222900A (ja) * 2014-05-23 2015-12-10 Necエンジニアリング株式会社 遠隔会議システム、遠隔会議サーバ、遠隔会議方法及びプログラム

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