JPH07134833A - 対物レンズ駆動装置及び光学ヘッド駆動装置 - Google Patents

対物レンズ駆動装置及び光学ヘッド駆動装置

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JPH07134833A
JPH07134833A JP33482593A JP33482593A JPH07134833A JP H07134833 A JPH07134833 A JP H07134833A JP 33482593 A JP33482593 A JP 33482593A JP 33482593 A JP33482593 A JP 33482593A JP H07134833 A JPH07134833 A JP H07134833A
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JP
Japan
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printed wiring
wiring board
objective lens
optical head
wiring pattern
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Application number
JP33482593A
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English (en)
Inventor
Makoto Nagasato
誠 永里
Takahiro Kokubo
高弘 小久保
Mineharu Uchiyama
峰春 内山
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、各制御用駆動コイルに制御用の駆
動電流を供給するため接続線を用いる必要がなく、部品
点数の削減が図られ、さらに高次共振等を発生させるこ
となく対物レンズ若しくは光学ヘッドを駆動することが
できる駆動装置を提供することを目的とする。 【構成】 少なくとも一側面に配線パターンが形成され
た可撓性を有するプリント配線基板と、対物レンズを支
持するボビンとを有し、前記プリント配線基板の一端側
で前記ボビンを支持すると共に、他端側を支持基台に取
り付けて成る対物レンズ駆動装置において、前記ボビン
支持手段が前記プリント配線基板に形成された銅箔等の
導電体をバネ材として用いることを特徴とする。これは
光学ヘッド駆動装置にも適用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスク等の光記録
媒体に対して、情報信号の記録及び/又は再生を行う光
学情報記録/再生装置に用いられる対物レンズ駆動装置
及び光学ヘッド駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ディスク回転駆動装置に装着され
て回転操作される光ディスクの信号記録面に光ビームを
照射し、前記光ディスクに記録された情報信号を読取り
或いは前記光ディスクに所定の情報信号を書き込む手段
として光学ピックアップ装置が用いられている。この光
学ピックアップ装置としては、半導体レーザ素子等の光
源を有し、この光源より発せられる光ビームをコリメー
タレンズやビームスプリッタ等の所定の光学デバイス及
び対物レンズを介して光記録媒体となる光ディスクの信
号記録面上に集光させるとともに、該信号記録面により
反射された光ビームを光検出器により検出して、該信号
記録面に対し情報信号の書き込み及び/又は読み出しを
行うように構成されたものが提案されている。
【0003】このように光学ピックアップ装置において
は、前記対物レンズは、電磁的な駆動力をもって光軸方
向(すなわちフォーカス方向)及び光軸に直交する方向
(すなわちトラッキング方向)の2軸方向に変位駆動す
る対物レンズ駆動装置を有し、前記光ビームが光ディス
クの信号記録面に合焦して記録トラックを正確に走査す
るようになっている。
【0004】このような対物レンズ駆動装置において、
前記対物レンズを2軸方向に変位可能に支持する対物レ
ンズ支持部材としては、実開平1−24524号公報に
示す如き4本の丸棒材から成る支持アームや、特開平−
179932号公報に示す如き平行板バネを直交する方
向に組み合わせて成る支持アームにより対物レンズが取
り付けられるレンズボビンを駆動自在に支持するもの等
が知られている。
【0005】そして、このような支持アームを備えて成
る対物レンズ駆動装置においては、前記対物レンズを前
記光検出器の出力に基づいて駆動変位させて、いわゆる
フォーカスサーボ及びトラッキングサーボを行ってい
る。
【0006】すなわち、前記フォーカスサーボは、光デ
ィスクが回転駆動される際に、いわゆる面振れを起こし
ても、前記信号記録面に投射される光ビームが、常に該
信号記録面上に正確に集光されるようになすものであ
る。従って、このフォーカスサーボが作動されている時
には、前記対物レンズは、前記光ディスクとの間の距離
を常に所定の値に保つように駆動変位される。
【0007】また、前記トラッキングサーボは、前記光
ディスクが回転駆動される際に、いわゆる芯振れを起こ
しても、前記光ビームが集光されて成るビームスポット
が該信号記録面上に形成された記録トラックを正確にト
レースするようになすものである。
【0008】上述のように従来前記対物レンズ駆動装置
において前記レンズボビンを支持する支持アームとして
は、丸棒材や平行板バネから成るものがある。
【0009】しかし、前記丸棒材から成る4本の支持ア
ームにおいては、各支持アームをそれぞれ対物レンズに
保持するレンズボビンに取り付ける必要があり製造が困
難である。
【0010】また、可動部であるレンズボビンに設けら
れたフォーカスコイル及びトラッキングコイルに制御用
の駆動電流を供給するため、前記レンズボビンと固定部
間に亘って接続線を設ける必要がある。この接続線は前
記対物レンズの可動部に大きな負荷を与えることなくレ
ンズボビンに追従して変位可能な充分に可撓性を有する
極めて細いリッツ線の如き線材を用いる必要がある。こ
のリッツ線は細く機械的強度が充分でないため、接続作
業が困難である。
【0011】そこで、前記特開平−179932号公報
に示されるものがあり、図11のような構成になってい
た。すなわち、図11に示すように、対物レンズ31を
駆動する前記フォーカスコイル及び前記トラッキングコ
イルへの電源の供給は、平行板バネを直交する方向に組
み合わせて成る支持アーム33の表面にプリント配線基
板32を貼付けるようにしている。
【0012】しかし、このプリント配線基板自体の共振
が現れて、制御系が不安定になりやすいという問題点が
あり、また、このプリント配線基板を前記支持アームに
固定するための機構が複雑になるばかりか、部品点数の
増加を招き組み立てが困難となってしまうという問題点
があった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の対物レンズ駆動装置は、対物レンズを駆動するフォー
カスコイル及びトラッキングコイルへの電源の供給は、
平行板バネから成る支持体の表面にプリント配線基板を
貼付けているため、プリント配線基板自体の共振が現
れ、サーボ制御系が不安定になりやすいという問題点が
あり、また、プリント配線基板を支持アームに固定する
ための機構が複雑になるという問題点があった。
【0014】これは、光学ヘッド駆動装置においても、
同様な問題点があった。
【0015】本発明は、上述した問題点を解決し、部品
点数の削減が図られ且つ高次共振等が発生することがな
い対物レンズ駆動装置及び光学ヘッド駆動装置の提供を
目的とするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した目的
を達成するため、少なくとも一側面に銅箔等の導電体の
配線パターンが形成された可撓性を有するプリント配線
基板と、対物レンズを支持してなるボビンとを有し、前
記プリント配線基板の一端側で前記ボビンを支持すると
ともに、前記プリント配線基板の他端側を支持基台に取
り付けてなる対物レンズ駆動装置において、前記ボビン
支持手段が前記プリント配線基板に形成された銅箔等の
導電体をバネ材として用いることを特徴とするものであ
る。
【0017】また、本発明は、光記録媒体からの情報の
記録若しくは再生のうち、少なくとも一方を行う光学ヘ
ッド駆動装置において、同様にプリント配線基板を用い
ることを特徴とするものである。
【0018】また、本発明は、これらの対物レンズ駆動
装置及び光学ヘッド駆動装置において、プリント配線基
板として、フィルム基板の少なくとも一側面に配線パタ
ーンを形成し、この配線パターン上にカバーフィルムを
形成し、且つ前記フィルム基板と配線パターンとの間又
は前記配線パターンとカバーフィルムとの間を粘弾性体
で接合したものを用いることができる。
【0019】また、本発明は、上記の対物レンズ駆動装
置及び光学ヘッド駆動装置において、プリント配線基板
として、配線パターンをその弾性変位が必要な部分以外
の部分のパターン幅を広くして剛性が高くなるように形
成したものを用いることができる。
【0020】また、本発明は、上記の対物レンズ駆動装
置及び光学ヘッド駆動装置において、プリント配線基板
として、配線パターンが複数層に形成され、且つ折曲部
の外側に来る配線パターンの厚さを内側に来る配線パタ
ーンの厚さよりも大きくしたものを用いることができ
る。
【0021】
【作用】本発明では、少なくとも一側面にバネ材として
用いられる銅箔等の導電体の配線パターンが形成された
可撓性を有するプリント配線基板を用いて、対物レンズ
を支持するボビンを支持しているので、このボビンに取
り付けられるフォーカス制御用駆動コイル及びトラッキ
ング制御用駆動コイルに制御用の駆動電流を供給するた
め、前記ボビンと固定部間に亘って、リッツ線及び新た
なプリント配線基板の如き接続線を用いる必要がなく、
部品点数の削減が図られ且つ構造が簡単で組み立てが容
易であって、さらに高次共振等を発生させることなく制
御用の駆動電流に応答性良く対物レンズ又は光学ヘッド
を駆動することができる。
【0022】また、本発明では、プリント配線基板とし
て、フィルム基板の少なくとも一側面に配線パターンを
形成し、この配線パターン上にカバーフィルムを形成
し、且つ前記フィルム基板と配線パターンとの間又は前
記配線パターンとカバーフィルムとの間を粘弾性体で接
合したものを用いることにより、接合材として粘弾性体
の減衰効果によって主共振時のピークを抑えることがで
き、さらに高次共振などを発生させることなく制御用の
駆動電流に応答性良く対物レンズ又は光学ヘッドを駆動
することができる。
【0023】また、本発明では、プリント配線基板とし
て、配線パターンをその弾性変位が必要な部分以外の部
分のパターン幅を広くしたものを用いることにより、対
物レンズ又は光学ヘッドの駆動によって弾性変位が必要
な部分以外の剛性を高くすることができ、余分な変位が
発生するのを防ぐことによって対物レンズ又は光学ヘッ
ドの厳密な駆動制御が可能である。
【0024】また、本発明では、プリント配線基板とし
て、配線パターンが複数層に形成され、且つ折曲部の外
側に来る配線パターンの厚さを内側に来る配線パターン
の厚さよりも大きくしたものを用いることにより、特に
一体折曲げ成形によって対物レンズ支持部材又は光学ヘ
ッド支持部材を形成した場合、大きな曲げ変形を受ける
配線パターンの外側に来る部分が断裂するのを防ぐこと
ができ、同時に折曲部の形状を安定させることができ、
動作の信頼性を高く保つことができる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の好適な一実施例を図面を参照
しながら説明する。
【0026】本発明に係わる対物レンズ駆動装置は、図
1に示すように、可撓性を有する合成樹脂製のフィルム
基板1の一側面にバネ材として用いられる複数本の配線
パターン2a、2b、2c、2dを形成し、前記配線パ
ターン2a、2b、2c、2dのそれぞれの両端に配設
されたコイル半田付け箇所となる傾斜部で示した複数の
ランド部4a、4bを除き、さらにその上に可撓性を有
する合成樹脂製の絶縁カバーフィルム3を形成したフレ
キシブルプリント配線基板5を用いて、図2及び図3に
示す対物レンズ6を取り付けたレンズボビン7を互いに
直交する2軸方向に可動自在に支持してなるものであ
る。
【0027】前記バネ材として用いられる複数本の配線
パターン2a、2b、2c、2dの材質は銅、ベリリウ
ム銅、及びリン青銅等の導電体が用いられる。また、前
記フィルム基板1及び前記絶縁カバーフィルム3は、耐
熱性を有し剛性があまり高くない合成樹脂フィルムを基
材にしたものが用いられる。たとえば、ポリイミドやポ
リアミドイミド、芳香族ポリアミド(耐熱性ナイロ
ン)、ポリテトラフルオロエチレン等のフッ素樹脂、ポ
リバラバン酸、ポリエチレンテレフタレート等のポリエ
ステル樹脂等の合成樹脂が用いられる。
【0028】前記対物レンズ駆動装置は、図2及び図3
に示すように、レンズボビン7に支持される対物レンズ
6と、この対物レンズ6を揺動自在に支持するフレキシ
ブルプリント配線基板5と、前記レンズボビン7に取り
付けられる駆動用コイル8、9と、この駆動用コイルに
対向配置されるマグネット10と、このマグネット10
を支持する磁気ヨーク11とを有して構成される。
【0029】すなわち、前記レンズボビン7は、枠体と
して形成された磁気ヨーク11内において、この磁気ヨ
ーク11内に取り付けられたマグネット10と対向する
ように前記フレキシブルプリント配線基板5により支持
される。
【0030】前記レンズボビン7には、前記対物レンズ
6の2軸方向への駆動用コイルとしてフォーカスコイル
8及びトラッキングコイル9が取り付けられている。そ
して、前記レンズボビン7に対向する位置で前記磁気ヨ
ーク11に取り付けられる前記マグネット10との間に
磁気回路を構成し得るようになされている。したがっ
て、前記磁気ヨーク11内で前記対物レンズ6が2軸方
向に駆動可能とされている。
【0031】次に、前記対物レンズ6を直交する2軸方
向に揺動可能に支持する前記フレキシブルプリント配線
基板5は、図1に示すように1枚の矩形枠状の前記フレ
キシブルプリント配線基板5を折曲して形成したもので
ある。
【0032】この折曲矩形枠状に形成された前記フレキ
シブルプリント配線基板5は、図1に示すように、一対
の支持アーム部21、21が互いに平行となるように一
対の連結部20、20に対して直角に90度折曲して形
成されている。この支持アーム部21、21は銅箔等の
導電体をバネ材として用いることにより、長手方向に板
バネとして機能し、厚み方向に弾性変位可能となってい
る。また、前記連結部20、20は銅箔等の導電体をバ
ネ材として用いることにより、前記支持アーム部21、
21の厚み方向の変位に直交する方向であってこの連結
部20、20の厚み方向にのみ弾性変位可能となってい
る。
【0033】前記連結部20、20の一部分が、図2及
び図3に示すように、それぞれ、固定部材22により前
記対物レンズ6を保持する前記レンズボビン7及び支持
部材12に固定される。この固定手段は、ビス止めや接
着剤の使用等、前記フレキシブルプリント配線基板5を
前記レンズボビン7及び支持部材12に強固に位置決め
固定するものであればいずれの手段であってもよい。
【0034】前記支持部材12は、前記フレキシブルプ
リント配線基板5を支持するためのものである。すなわ
ち、この支持部材12は、磁気ヨーク11に取り付けら
れることにより、前記フレキシブルプリント配線基板5
を支持している。なお、この実施例においては、前記レ
ンズボビン7の両側にそれぞれ前記フレキシブルプリン
ト配線基板5が取り付けられることによって前記対物レ
ンズ6を支持している。そしてこのとき、前記フレキシ
ブルプリント配線基板5に支持される前記レンズボビン
7に配設された前記フォーカスコイル8及び前記トラッ
キングコイル9が、前記磁気ヨーク11内において前記
マグネット10と対向するようになされている。そし
て、これら前記フォーカスコイル8、前記トラッキング
コイル9、前記マグネット10及び前記磁気ヨーク11
が磁気回路を構成している。
【0035】したがって、前記磁気ヨーク11内におい
て、前記フレキシブルプリント配線基板5により2軸方
向に揺動自在に支持された前記対物レンズ6は、前記フ
ォーカスコイル8に所定のフォーカス駆動電流が供給さ
れることにより、前記レンズボビン7が図2中矢印fで
示す前記対物レンズ6の光軸方向、すなわち、フォーカ
ス方向に駆動変位される。また、前記トラッキングコイ
ル9に所定のトラッキング駆動電流が供給されることに
より、前記レンズボビン7が図2中矢印tで示す、前記
対物レンズ6の光軸に直交する方向、すなわち、トラッ
キング方向に駆動変位される。
【0036】ここで、前記フォーカスコイル8及び前記
トラッキングコイル9への駆動電流の供給は、前記フレ
キシブルプリント配線基板5に設けられた複数の前記ラ
ンド部4aと前記各コイル8、9から延長されたコイル
末端を半田付け等によってそれぞれ接続し、一方、前記
フレキシブルプリント配線基板5に受けられた複数の前
記ランド部4aと制御電流を供給する外部接続線を半田
付け等によってそれぞれ接続することによって行われ
る。
【0037】このように、折曲矩形枠体に形成された前
記フレキシブルプリント配線基板5は、図1に示すよう
に、一対の支持アーム部21、21が互いに平行となる
ように一対の連結部20、20に対して直角に90度折
曲形成するだけで、2軸方向に弾性変位可能となすこと
ができ、極めて簡単な構成の対物レンズ支持部材とする
ことができる。
【0038】また、前記フレキシブルプリント配線基板
5は、均一な材料により形成される銅箔等の導電体をバ
ネ材とし、それを折曲形成したものであって、2軸方向
ともに同一の部材により構成されてなるので、その共振
周波数は全体として一定となり部分的な有害な共振の発
生を防止することができる。
【0039】さらに、前記フレキシブルプリント配線基
板5は、前記支持アーム部21、21と前記連結部2
0、20の変位方向がそれぞれ他方に対して直交する方
向にのみ変位するので、前記対物レンズ6の駆動に際し
てねじれやひずみを防止でき、応答性の向上を図ること
ができる。
【0040】よって、前記駆動コイルに所定の駆動電流
を供給することにより、前記レンズボビン7を所定位置
に駆動してフォーカスサーボ及びトラッキングサーボを
確実に行うことができる。
【0041】したがって、上述した実施例によれば、少
なくとも一側面にバネ材として用いられる銅箔等の導電
性の配線パターンが形成された可撓性を有するプリント
配線基板を用いて対物レンズを支持するボビンを支持し
て成るので、このボビンに取り付けられるフォーカス制
御用駆動コイル及びトラッキング制御用駆動コイルに制
御用の駆動電流を供給するため、前記ボビンと固定部間
に亘ってリッツ線及び新たなプリント配線基板の如き接
続線を用いる必要がなく、部品点数の削減が図られ且つ
構造が簡単で組み立てが容易である。
【0042】また、折曲矩形枠状に形成されたフレキシ
ブルプリント配線基板は、一対の支持アーム部が互いに
平行となるように一対の連結部に対して直角に90度折
曲形成するだけで、2軸方向に弾性変位可能となること
ができ、際めて簡単な構成の対物レンズ支持部材とする
ことができる。
【0043】また、フレキシブルプリント配線基板は、
均一な材料により形成される銅箔等の導電体をバネ材と
し、それを折曲形成したものであって、2軸方向ともに
同一の部材により構成されてなるので、その共振周波数
は全体として一定となり部分的な有害な共振の発生を防
止することができる。
【0044】さらに、フレキシブルプリント配線基板
は、支持アーム部と連結部の変位方向がそれぞれ他方に
対して直交する方向にのみ変位するので、対物レンズの
駆動に際してねじれやひずみを防止でき、応答特性の向
上を図ることができる。
【0045】よって、駆動コイルに所定の駆動電流を供
給することにより、レンズボビンを所定位置に駆動して
フォーカスサーボ及びトラッキングサーボを確実に行う
ことができる。
【0046】次に、本発明の好適な一実施例として、光
学ヘッド駆動装置の例を図面を参照しながら説明する。
【0047】本実施例に係わる光学ヘッド駆動装置の1
例である記録及び/又は再生光学ヘッド2軸アクチュエ
ータは、図4及び図5に示すように可撓性を有する合成
樹脂製のフィルム基板41の両面にバネ材として用いら
れる複数本の配線パターン42a、42b、42c、4
2d、42e、…を形成し、前記配線パターン42a、
42b、42c、42d、42e、…それぞれの両端に
配設されたコイル半田付け箇所となる傾斜部で示した複
数のランド部44a、44b、44c、44d、44
e、…を除き、さらにその上に可撓性を有する合成樹脂
製の絶縁カバーフィルム43を形成したフレキシブルプ
リント配線基板45を用いて、図6及び図7に示す対物
レンズ46、半導体レーザ素子、コリメータレンズ、ビ
ームスプリッタ、プリズム、ホログラム光学素子(図示
せず)、光検出器(図示せず)等が内部に配設された情
報記号の記録及び/又は再生を行う一体型光学ヘッド部
47を互いに直交する2軸方向に可動自在に支持して成
るものである。
【0048】前記バネ材として用いられる複数本の前記
配線パターン42a、42b、42c、42d、42
e、…の材質は銅、ベリリウム銅、及びリン青銅等の導
電体が用いられる。また、前記フィルム基板41及び前
記絶縁カバーフィルム43は、耐熱性を有し剛性があま
り高くない合成樹脂フィルムを基材にしたものが用いら
れる。たとえば、ポリイミドやポリアミドイミド、芳香
族ポリアミド(耐熱性ナイロン)、ポリテトラフルオロ
エチレン等のフッ素樹脂、ポリバラバン酸、ポリエチレ
ンテレフタレート等のポリエステル樹脂等の合成樹脂が
用いられる。
【0049】前記記録及び/又は再生光学ヘッド2軸ア
クチュエータは、図6及び図7に示すように、対物レン
ズ46、半導体レーザ素子、コリメータレンズ、ビーム
スプリッタ、プリズム、ホログラム光学素子、光検出器
等(図示せず)が内部に配設された情報信号の記録及び
/又は再生を行う一体型光学ヘッド部47と、この情報
信号の記録及び/又は再生を行う一体型光学ヘッド部4
7を揺動自在に支持するフレキシブルプリント配線基板
45と、前記情報信号の記録及び/又は再生を行う一体
型光学ヘッド部47に取り付けられる駆動用コイル4
8、49と、この駆動用コイルに対向配置されるマグネ
ット410と、このマグネット410を支持する磁気ヨ
ーク411とを有して構成される。
【0050】すなわち、前記情報信号の記録及び/又は
再生を行う一体型光学ヘッド部47は、枠体として形成
された磁気ヨーク411内において、この磁気ヨーク4
11内に取り付けられたマグネット410と対向するよ
うに前記フレキシブルプリント配線基板45により支持
される。
【0051】前記情報信号の記録及び/又は再生を行う
一体型光学ヘッド部47には、2軸方向への駆動用コイ
ルとしてフォーカスコイル48及びトラッキングコイル
49が取り付けられている。そして、前記情報信号の記
録及び/又は再生を行う一体型光学ヘッド部47に対向
する位置で前記磁気ヨーク411に取り付けられる前記
マグネット410との間に磁気回路を構成し得るように
なされている。したがって、前記磁気ヨーク411内で
前記情報信号の記録及び/又は再生を行う一体型光学ヘ
ッド部47が2軸方向に駆動可能とされている。
【0052】次に、前記情報信号の記録及び/又は再生
を行う一体型光学ヘッド部47を直交する2軸方向に揺
動可能に支持する前記フレキシブルプリント配線基板4
5は、図5に示すような構造の1枚の矩形枠状の前記フ
レキシブルプリント配線基板を図4に示すように折曲し
て形成したものである。この折曲矩形枠状に形成された
前記フレキシブルプリント配線基板45は、図4に示す
ように、一対の支持アーム部421、421が互いに平
行となるように一対の連結部420、420に対して直
角に90度折曲して形成されている。この支持アーム部
421、421は銅箔等の導電体をバネ材として用いる
ことにより、長手方向の板バネとして機能し、厚み方向
に弾性変位可能となっている。また、前記連結部42
0、420は銅箔等の導電体をバネ材として用いること
により、前記支持アーム部421、421の厚み方向の
変位に直交する方向であってこの連結部420、420
の厚み方向にのみ弾性変位可能となっている。
【0053】また、このフレキシブルプリント配線基板
45は、連結部420、支持アーム部421それぞれに
おいて、弾性変形を受ける部分であるそれらの長手方向
の中間部の配線パターンの幅を細くし、それ以外の部分
を広くすることによって剛性を高くしている。
【0054】前記連結部420、420の一部分が、図
6及び図7に示すように、それぞれ、固定部材422に
より前記情報信号の記録及び/又は再生を行う一体型光
学ヘッド部47及び支持部材412に固定される。この
固定手段は、ビス止めや接着剤の使用等、前記フレキシ
ブルプリント配線基板45を前記情報信号の記録及び/
又は再生を行う一体型光学ヘッド部47及び支持部材4
12に強固に位置決め固定するものであればいずれの手
段であってもよい。
【0055】また、図8には、前記情報信号の記録及び
/又は再生を行う一体型光学ヘッド部47あるいは前記
支持部材412の少なくともどちらかが、高剛性、低線
膨脹率のエンジニアリングプラスチック材料であり、前
記連結部420、420の一部分と、射出成形により強
固に一体成型固着されてなる他の実施例を示す。
【0056】前記支持部材412は、前記フレキシブル
プリント配線基板45を支持するためのものである。す
なわち、この支持部材412は、磁気ヨーク411に取
り付けられることにより、前記フレキシブルプリント配
線基板45を支持している。なお、この実施例において
は、前記情報信号の記録及び/又は再生を行う一体型光
学ヘッド部47の両側にそれぞれ前記フレキシブルプリ
ント配線基板45が取り付けられることによって前記情
報信号の記録及び/又は再生を行う一体型光学ヘッド部
47を支持している。そしてこのとき、前記フレキシブ
ルプリント配線基板45に支持される前記情報信号の記
録及び/又は再生を行う一体型光学ヘッド部47に配設
された前記フォーカスコイル48及び前記トラッキング
コイル49が、前記磁気ヨーク411内において前記マ
グネット410と対向するようになされている。そし
て、これら前記フォーカスコイル48、前記トラッキン
グコイル49、前記マグネット410及び前記磁気ヨー
ク411が磁気回路を構成している。
【0057】したがって、前記磁気ヨーク411内にお
いて、前記フレキシブルプリント配線基板45により2
軸方向に揺動自在に支持された前記情報信号の記録及び
/又は再生を行う一体型光学ヘッド部47は、前記フォ
ーカスコイル48に所定のフォーカス駆動電流が供給さ
れることにより、前記情報信号の記録及び/又は再生を
行う一体型光学ヘッド部47が図6中矢印fで示す前記
対物レンズ46の光軸方向、すなわち、フォーカス方向
に駆動変位される。また、前記トラッキングコイル49
に所定のトラッキング駆動電流が供給されることによ
り、前記情報信号の記録及び/又は再生を行う一体型光
学ヘッド部47が図6中矢印tで示す。前記対物レンズ
46の光軸に直交する方向、すなわち、トラッキング方
向に駆動変位される。
【0058】ここで、前記フォーカスコイル48及び前
記トラッキングコイル49への駆動電流の供給は、前記
フレキシブルプリント配線基板45に設けられた複数の
前記ランド部44a、44b、44c、44d、44
e、…を用いて、前記各コイル48、49から延長され
たコイル末端と、制御電流を供給する外部接続線を半田
付け等によってそれぞれ接続することによって行われ
る。
【0059】ここで、少なくとも一側面に銅箔等の導電
体の配線パターンが形成された可撓性を有するプリント
配線基板を図6および図7に示すように左右対称に2つ
以上用い、光検出器からの信号線と、駆動コイルおよび
半導体レーザ素子制御用の駆動電流を供給するための駆
動電流線をそれぞれ異なる左右2つの前記フレキシブル
プリント配線基板45に分離して結線して、駆動電流線
からのノイズが光検出器からの信号線に悪影響を与えな
いようにしている。
【0060】また、左右2つの前記フレキシブルプリン
ト配線基板45は、良好なフォーカシング振動特性およ
びトラッキング振動特性が得られるように同一のもので
あることが望ましい。
【0061】このように、折曲矩形枠状に形成された前
記フレキシブルプリント配線基板45は、図4に示すよ
うに、一対の支持アーム部421、421が互いに平行
となるように一対の連結部420、420に対して直角
に90度折曲形成するだけで、2軸方向に弾性変位可能
となすことができ、極めて簡単な構成の情報信号の記録
及び/又は再生を行う一体型光学ヘッド支持部材とする
ことができる。
【0062】また、前記フレキシブルプリント配線基板
45は、均一な材料により形成される銅箔等の導電体を
バネ材とし、それを折曲形成したものであって、2軸方
向ともに同一の部材により構成されてなるので、その共
振周波数は全体として一定となり部分的な有害な共振の
発生を防止することができる。
【0063】また、前記フレキシブルプリント配線基板
45は、連結部420、支持アーム部421それぞれに
おいて、弾性変形を受ける部分であるそれらの長手方向
の中間部の配線パターンの幅を細くし、それ以外の部分
を広くすることによって剛性を高くしているので、一体
型光学ヘッド部47を容易に変位させることができ、し
かも十分な剛性を維持することができる。
【0064】さらに、前記フレキシブルプリント配線基
板45は、前記支持アーム部421、421と前記連結
部420、420の変位方向がそれぞれ他方に対して直
交する方向にのみ変位するので、前記情報信号の記録及
び/又は再生を行う一体型光学ヘッド部47の駆動に際
してねじれやひずみを防止でき、応答特性の向上を図る
ことができる。
【0065】よって、前記駆動コイルに所定の駆動電流
を供給することにより、前記情報信号の記録及び/又は
再生を行う一体型光学ヘッド部47を所定位置に駆動し
てフォーカスサーボ及びトラッキングサーボを確実に行
うことができる。
【0066】したがって、上記実施例によれば、少なく
とも一側面にバネ材として用いられる銅箔等の導電体の
配線パターンが形成された可撓性を有するプリント配線
基板を用いて情報信号の記録及び/又は再生を行う一体
型光学ヘッドを支持してなるので、この情報信号の記録
及び/又は再生を行う一体型光学ヘッドに取り付けられ
るフォーカス制御用駆動コイル及びトラッキング制御用
駆動コイルに制御用の駆動電流を供給するため、前記情
報信号の記録及び/又は再生を行う一体型光学ヘッドと
固定部間に亘って、リッツ線及び新たなプリント配線基
板の如き接続線を用いる必要がなく、部品点数の削減が
図られ且つ構造が簡単で組み立てが容易である。
【0067】また、少なくとも一側面に銅箔等の導電体
の配線パターンが形成された可撓性を有するプリント配
線基板を左右対称に2つ以上用い、光検出器からの信号
線と、駆動コイルおよび半導体レーザ素子制御用の駆動
電流を供給するための駆動電流線をそれぞれ異なる左右
2つのフレキシブルプリント配線基板に分離して結線し
て、駆動電流線からのノイズが光検出器からの信号線に
悪影響を与えないようにしている。
【0068】また、左右2つのフレキシブルプリント配
線基板として、同じフレキシブルプリント配線基板を用
いることにより良好なフォーカシング振動特性およびト
ラッキング振動特性が得られる。
【0069】また、折曲矩形枠状に形成されたフレキシ
ブルプリント配線基板は、一対の支持アーム部が互いに
平行となるように一対の連結部に対して直角に90度折
曲形成するだけで、2軸方向に弾性変位可能となること
ができ、極めて簡単な構成の情報信号の記録及び/又は
再生を行う一体型光学ヘッド支持部材とすることができ
る。
【0070】また、フレキシブルプリント配線基板は、
均一な材料により形成される銅箔等の導電体をバネ材と
し、それを折曲形成したものであって、2軸方向ともに
同一の部材により構成されてなるので、その共振周波数
は全体として一定となり部分的な有害な共振の発生を防
止することができる。
【0071】さらに、フレキシブルプリント配線基板
は、支持アーム部と連結部の変位方向がそれぞれ他方に
対して直交する方向のみに変位するので、情報信号の記
録及び/又は再生を行う一体型光学ヘッドの駆動に際し
てねじれやひずみを防止でき、応答特性の向上を図るこ
とができる。
【0072】よって、駆動コイルに所定の駆動電流を供
給することにより、情報信号の記録及び/又は再生を行
う一体型光学ヘッドを所定位置に駆動してフォーカスサ
ーボ及びトラッキングサーボを確実に行うことができ
る。
【0073】なお、上記実施例では、一体型光学ヘッド
部7について説明したが、対物レンズ6、立ち上げミラ
ー等と、半導体レーザ素子、光検出器等とに分離した分
離光学系にも適用可能である。
【0074】次に、本発明の他の実施例を図9に基づい
て説明する。この実施例の対物レンズ駆動装置は、フレ
キシブルプリント配線基板として、図1に示したフレキ
シブル配線基板1の連結部20及び支持アーム部21に
形成される導電体の配線パターン2a、2b、2c、2
d、…の形状を、特に対物レンズ6、レンズボビン7を
駆動制御する際に弾性変形を受ける部分であるそれらの
長手方向の中間部50、51のパターン幅を細くして変
形しやすくし、その他の部分のパターン幅を広くして剛
性を高くしたものを用いることを特徴とする。なお、そ
の他の部分の構成は図1に示した実施例と同じであり、
共通する部分に同一の符号を付すことによって説明を省
略する。
【0075】このように配線パターンの幅を変化させる
ことによって、特に変形を受ける部分が電磁的な力によ
って容易に変形し、他方、その他の部分の剛性を高く保
つことができ、フォーカシング、トラッキング性能を維
持しつつ全体の強度を高く保つことができるようにな
る。
【0076】次に、本発明のさらに他の実施例を図10
に基づいて説明する。この実施例の対物レンズ駆動装置
は、図1及び図9に示したフレキシブルプリント配線基
板5の構造に特徴を有しており、図10に示すように、
ベース基板1の少なくとも一側面に(この実施例では両
側面に)導電体の配線パターン2a、2b、2c、…を
形成し、さらにこれらの配線パターン上に接合材として
粘弾性体60を介して絶縁カバーフィルム3を形成した
構造である。この粘弾性体60は、従来用いられている
ような熱硬化性のエポキシ系接着剤ではなく、たとえ
ば、シリコンゲルやシリコンゴムなどの熱によって硬化
せず、経時変化の小さな材質のものが用いられる。
【0077】このような構造にフレキシブルプリント配
線基板5を用いるならば、粘弾性体60の有する減衰効
果によって主共振時のピークを抑えることができ、さら
に高次共振などを発生させることがなくて制御用の駆動
電流に応答性良く対物レンズ6及びレンズボビン7を駆
動することができるようになる。
【0078】なお、この図10に示した断面構造のフレ
キシブルプリント配線基板5は図5に示した光学ヘッド
駆動装置のフレキシブルプリント配線基板45に代えて
利用することができ、それによって粘弾性体60の有す
る減衰効果によって主共振時のピークを抑えることがで
き、さらに高次共振などを発生させることがなくて、図
6及び図7に示した一体型光学ヘッド47を制御用の駆
動電流に応答性良く駆動することができるようになる。
【0079】次に、本発明のさらに他の実施例について
図11に基づいて説明する。この実施例の対物レンズ駆
動装置は、フレキシブルプリント配線基板5の構造に特
徴を有し、ベース基板1の一側面の配線パターン2a、
2bを形成する導電体の厚さを薄く、ベース基板1の他
側面の配線パターン2c、2dを形成する導電体の厚さ
を厚く形成し、さらにそれらの外側に粘弾性体60の接
合材を介して絶縁カバーフィルム3を接合した構造にし
て、厚さが薄い配線パターン2a、2bが形成されてい
る側を内側、厚さが厚い配線パターン2c、2dが形成
されている側を外側にして一体折曲加工によって図1に
示す折曲矩形枠状に形成したフレキシブルプリント配線
基板5を用いている。
【0080】このような構造のフレキシブルプリント配
線基板5を用いることにより、大きな曲げ変形を受ける
配線パターンの外側に来る部分が断裂するのを防ぐこと
ができ、同時に折曲部の形状を安定させることができ、
図2及び図3に示した対物レンズ6及びヘッドボビン7
の動作の信頼性を高く保つことができるようになる。
【0081】なお、この実施例において粘弾性体60を
接合材として用いず、従来の熱硬化性接着剤で配線パタ
ーンと絶縁カバーフィルムを接合する構造であってもよ
い。
【0082】また、この図11に示した断面構造のフレ
キシブルプリント配線基板5は図5に示した光学ヘッド
駆動装置のフレキシブルプリント配線基板45に代えて
利用することができ、それによって大きな曲げ変形を受
ける配線パターンの外側に来る部分が断裂するのを防ぐ
ことができ、同時に折曲部の形状を安定させることがで
き、図6及び図7に示した一体型光学ヘッド47の動作
の信頼性を高く保つことができるようになる。
【0083】
【発明の効果】本発明の対物レンズ駆動装置及び光学ヘ
ッド駆動装置によれば、部品点数の削減を図れ、かつ構
造が簡単で組み立てが容易であって、さらに高次共振等
が発生することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係わる対物レンズ支持部材で
あるフレキシブルプリント配線基板の斜視図。
【図2】本発明の実施例の対物レンズ駆動装置の斜視
図。
【図3】図2の分解斜視図。
【図4】本発明の実施例に係わる光学ヘッド支持部材で
あるフレキシブルプリント配線基板の斜視図。
【図5】図4の一部断面構成図。
【図6】本発明の実施例に係わる光学ヘッド2軸アクチ
ュエータの斜視図。
【図7】図6の分解斜視図。
【図8】本発明の他の実施例に係わる光学ヘッド2軸ア
クチュエータの斜視図。
【図9】本発明の実施例に係わる対物レンズ支持部材で
あるフレキシブルプリント配線基板の他の例の斜視図。
【図10】本発明の実施例に係わる対物レンズ支持部材
であるフレキシブルプリント配線基板の構造を示す断面
図。
【図11】本発明の実施例に係わる対物レンズ支持部材
であるフレキシブルプリント基板の構造を示す断面図。
【図12】従来の対物レンズ駆動装置の斜視図。
【符号の説明】
1、41 フィルム基板1 2a、2b、2c、2d、42a、42b、42c、4
2d、42e 配線パターン 3、43 絶縁カバーフィルム 4a、4b、44a、44b、44c、44d、44e
ランド部 5、45 フレキシブルプリント配線基板 6、46 対物レンズ 7 レンズボビン 47 光学ヘッド部 8、48 フォーカスコイル 9、49 トラッキングコイル 10、410 マグネット 11、411 磁気ヨーク 12、412 支持部材 20、420 連結部 21、421 支持アーム部 22、422 固定部材 30 対物レンズ駆動装置 31 対物レンズ 32 プリント配線基板 33 支持アーム 34 レンズボビン 35 磁気ヨーク 50、51…中間部 60…粘弾性体

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光記録媒体からの情報の記録若しくは再
    生の少なくとも一方を行うために、該光記録媒体への光
    の集光を行う対物レンズを駆動する対物レンズ駆動装置
    であって、 少なくとも一側面に導電体の配線パターンが形成された
    矩形枠状の可撓性を有するプリント配線基板を互いに平
    行となるように折曲形成した一対の支持アーム部と、こ
    れら支持アーム部の両端部とつながっている一対の連結
    部とから成り、前記対物レンズを支持する対物レンズ支
    持部材と、 この対物レンズ支持部材で支持される対物レンズを駆動
    する駆動コイルを備え、前記対物レンズ支持部材の連結
    部に取り付けられて前記支持アーム部の厚み方向と前記
    連結板部の厚み方向との2軸方向に変位自在に支持され
    るレンズボビンと、 このレンズボビンの駆動コイルに対向配置されるマグネ
    ットとを具備し、 前記対物レンズ支持部材の前記支持アーム部を、前記プ
    リント配線基板の厚み方向にのみ弾性変位可能とすると
    ともに、前記連結部を、該連結部のプリント配線基板の
    厚み方向及び前記支持アーム部のプリント配線基板の厚
    み方向の変位に直交する方向のみ弾性変位可能に構成し
    たことを特徴とする対物レンズ駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記プリント配線基板として、フィルム
    基板の少なくとも一側面に配線パターンを、その弾性変
    位が必要な部分以外の部分のパターン幅を広くして剛性
    が高くなるように形成し、前記配線パターン上にカバー
    フィルムを形成し、且つ前記フィルム基板と配線パター
    ンとの間又は前記配線パターンとカバーフィルムとの間
    を粘弾性体で接合したものを用いたことを特徴とする請
    求項1記載の対物レンズ駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記プリント配線基板として、配線パタ
    ーンが複数層に形成され、且つ折曲部の外側に来る配線
    パターンの厚さを内側に来る配線パターンの厚さよりも
    大きくしたものを用いたことを特徴とする請求項2記載
    の対物レンズ駆動装置。
  4. 【請求項4】 光記録媒体からの情報の記録若しくは再
    生のうち、少なくとも一方を行う光学ヘッドを駆動する
    光学ヘッド駆動装置であって、 少なくとも一側面に導電体の配線パターンが形成された
    矩形枠状の可撓性を有するプリント配線基板を互いに平
    行となるように折曲形成した一対の支持アーム部と、こ
    れら支持アーム部の両端部とつながっている一対の連結
    部とから成り、前記光学ヘッドを支持する光学ヘッド支
    持部材と、 この光学ヘッド支持部材の連結部に、前記支持アーム部
    の厚み方向及び前記連結部のプリント配線基板の厚み方
    向2軸方向に変位自在に支持された光学ヘッドの側面に
    取り付けられた駆動コイルに対向配置させるマグネット
    とを備え、 前記光学ヘッド支持部材の支持アーム部を、前記プリン
    ト配線基板の厚み方向にのみ弾性変位可能とするととも
    に、前記連結部を、該連結部のプリント配線基板の厚み
    方向及び前記支持アーム部のプリント配線基板の厚み方
    向の変位に直交する方向にのみ弾性変位可能に構成した
    ことを特徴とする光学ヘッド駆動装置。
  5. 【請求項5】 前記プリント配線基板として、フィルム
    基板の少なくとも一側面に配線パターンを、その弾性変
    位が必要な部分以外の部分のパターン幅を広くして剛性
    が高くなるように形成し、前記配線パターン上にカバー
    フィルムを形成し、且つ前記フィルム基板と配線パター
    ンとの間又は前記配線パターンとカバーフィルムとの間
    を粘弾性体で接合したものを用いたことを特徴とする請
    求項4記載の光学ヘッド駆動装置。
  6. 【請求項6】 前記プリント配線基板として、配線パタ
    ーンが複数層に形成され、且つ折曲部の外側に来る配線
    パターンの厚さを内側に来る配線パターンの厚さよりも
    大きくしたものを用いたことを特徴とする請求項5記載
    の光学ヘッド駆動装置。
JP33482593A 1993-09-14 1993-12-28 対物レンズ駆動装置及び光学ヘッド駆動装置 Pending JPH07134833A (ja)

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EP94112522A EP0643386A1 (en) 1993-09-14 1994-08-10 Objective lens driving apparatus and optical head driving apparatus
KR1019940020207A KR950009569A (ko) 1993-09-14 1994-08-13 대물렌즈 구동 장치 및 광학 헤드 구동 장치
US08/576,059 US5715231A (en) 1993-09-14 1995-12-21 Objective lens driving apparatus and optical head driving apparatus

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100459388B1 (ko) * 1996-11-25 2005-01-27 엘지전자 주식회사 디스크재생기의픽업이송장치

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