JP2000076672A - 光ピックアップ及びその組立方法 - Google Patents

光ピックアップ及びその組立方法

Info

Publication number
JP2000076672A
JP2000076672A JP10240465A JP24046598A JP2000076672A JP 2000076672 A JP2000076672 A JP 2000076672A JP 10240465 A JP10240465 A JP 10240465A JP 24046598 A JP24046598 A JP 24046598A JP 2000076672 A JP2000076672 A JP 2000076672A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
objective lens
lens holder
optical pickup
auxiliary lens
wire
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10240465A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Ueki
泰弘 植木
Hideichiro Chaen
秀一郎 茶圓
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Victor Company of Japan Ltd filed Critical Victor Company of Japan Ltd
Priority to JP10240465A priority Critical patent/JP2000076672A/ja
Publication of JP2000076672A publication Critical patent/JP2000076672A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Optical Head (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 対物レンズホルダのベース部材に対する支持
手段、及び、フォーカス・トラッキング用アクチュエー
タへの電源供給手段を部品点数が少なく単純な構成で、
且つ、コスト安に構成する。 【解決手段】 光ビームを記録媒体に対物レンズ50と
補助レンズ51の2群レンズ構成で集光させ、対物レン
ズ50を保持する対物レンズホルダ60をベース部材5
2に対して移動可能に支持し、対物レンズホルダ60を
フォーカス方向及びトラッキング方向に移動させるフォ
ーカス・トラッキング用アクチュエータ65を設けた光
ピックアップにおいて、対物レンズホルダ60のベース
部材52に対する支持は対物レンズホルダ60とベース
部材52との間を8本の導電性の第1ワイヤ57a〜5
7hで連結することで行い、且つフォーカス・トラッキ
ング用アクチュエータ65への電力供給は第1ワイヤ5
7a〜57hを介して行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、対物レンズと補助
レンズとから成る2群レンズにて光ビームを記録媒体に
集光させる光ピックアップ及びその組立方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の光ピックアップの一例としては、
特開平9−243805号公報に開示されたものがあ
り、その光ピックアップのアクチュエータ部の概略断面
図が図26に示されている。図26において、図示しな
いベース部材の一対のレンズ支持部間にはレンズブロッ
ク体140が配置され、このレンズブロック体140の
対物レンズホルダ141はベース部材に対して図示しな
い支持部材によって一定の支持力で支持されている。ベ
ース部材の一対のレンズ支持部にはマグネット142が
固定され、このマグネット142の対向位置の対物レン
ズホルダ141にはフォーカス用及びトラッキング用コ
イル143が配置されている。
【0003】つまり、フォーカス用及びトラッキング用
コイル143、マグネット142等によってフォーカス
・トラッキング用アクチュエータ144が構成され、こ
のフォーカス・トラッキング用アクチュエータ144は
レンズブロック体140を電磁力でディスク151に対
してフォーカス方向及びトラッキング方向に移動できる
ように構成されている。
【0004】対物レンズホルダ141の内周側には対物
レンズ145が取付けられ、この対物レンズホルダ14
1の先端側には補助レンズホルダ147が図示しない支
持部材で支持されている。補助レンズホルダ147は補
助レンズ146を保持し、補助レンズ146は球面と平
面で構成されるソリッドイマージョンレンズ、又は、球
面ではない曲面と平面で構成される非球面レンズ等にて
構成される。又、対物レンズホルダ141の内周側には
マグネット148が固定され、このマグネット148の
対向位置の補助レンズホルダ147には補助レンズ用コ
イル149が配置されている。
【0005】つまり、補助レンズ用コイル149とマグ
ネット148等によって補助レンズ用アクチュエータ1
50が構成され、この補助レンズ用アクチュエータ15
0は補助レンズホルダ147と共に補助レンズ146を
電磁力で光軸方向に移動できるように構成されている。
【0006】上記構成において、フォーカス・トラッキ
ング用アクチュエータ144が駆動されると、レンズブ
ロック体140の全体が移動し、これによって対物レン
ズ145及び補助レンズ146がフォーカス方向及びト
ラッキング方向に移動される。この移動によってフォー
カス制御及びトラッキング制御がなされる。そして、対
物レンズ145と補助レンズ146の2群レンズ構成と
することにより対物レンズ145の径を大きくすること
なく高開口数を実現できる。
【0007】また、補助レンズ用アクチュエータ150
が駆動されると、補助レンズ146が光軸方向に移動
し、補助レンズ146と対物レンズ145との間の距離
が可変される。つまり、記録媒体であるディスク151
の種類によってディスク151の厚さが異なる場合にお
いて、対物レンズ145と補助レンズ146との距離が
同じであると大きな球面収差が発生し、この球面収差が
再生信号の外乱として作用するが、ディスク151の基
板の厚さによって対物レンズ145と補助レンズ146
との間の距離を調整することで球面収差を小さく抑える
ことできる。又、補助レンズ146の厚さにバラツキが
ある場合にも球面収差が大きくなるが、この場合にも対
物レンズ145と補助レンズ146との間の距離を調整
することで球面収差を小さく抑えることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
9−243805号公報に開示された従来の光プックア
ップにおいては、対物レンズホルダ141のベース部材
(図示せず)に対する支持手段、及び、フォーカス・ト
ラッキング用アクチュエータ144への電源供給手段が
何も開示されておらず、上記手段を部品点数が少なく単
純な構成で、且つ、コスト安に構成できることが望まし
い。
【0009】また、フォーカス・トラッキング用アクチ
ュエータ144の磁気回路と補助レンズ用アクチュエー
タ150の磁気回路とが相互に磁気的に干渉するという
問題がある。例えば、外乱や制御時に一方のマグネット
142,148から発生する磁界や、一方のコイル14
3,149から発生する磁界により他方のコイル14
3,149が動いたり、振動したりする事態が考えられ
る。このような事態は装置を小型化する場合に特に顕著
になるため、その対策が望まれている。
【0010】そこで、本発明は、前記した課題を解決す
べくなされたものであり、対物レンズホルダのベース部
材に対する支持手段、及び、フォーカス・トラッキング
用アクチュエータへの電源供給手段を部品点数が少なく
単純な構成で、且つ、コスト安に構成できる光ピックア
ップを提供することを目的とする。又、本発明は、対物
レンズホルダのベース部材に対する支持工程が容易であ
る光ピックアップの組立方法を提供することを目的とす
る。更に、本発明は、フォーカス・トラッキング用アク
チュエータの磁気回路と補助レンズ用アクチュエータの
磁気回路との相互の磁気的干渉を極力防止できる光ピッ
クアップを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、光ビ
ームを記録媒体に対物レンズと補助レンズの2群レンズ
構成で集光させ、前記対物レンズを保持する対物レンズ
ホルダをベース部材に対して移動可能に支持し、前記対
物レンズホルダをフォーカス方向及びトラッキング方向
に移動させるフォーカス・トラッキング用アクチュエー
タを設けた光ピックアップにおいて、前記対物レンズホ
ルダのベース部材に対する支持は、前記対物レンズホル
ダとベース部材との間を偶数本の導電性の第1ワイヤで
連結することで行い、且つ、前記フォーカス・トラッキ
ング用アクチュエータへの電力供給は、前記第1ワイヤ
を介して行うように構成したことを特徴とする光ピック
アップである。
【0012】請求項2の発明は、請求項1に記載の光ピ
ックアップにおいて、前記補助レンズを保持する補助レ
ンズホルダを前記対物レンズホルダに対して移動可能に
支持し、前記補助レンズホルダを光軸方向に移動させる
補助レンズ用アクチュエータを設け、前記補助レンズホ
ルダの対物レンズホルダに対する支持は、前記補助レン
ズホルダと対物レンズホルダとの間を複数本の導電性の
第2ワイヤで連結することで行い、且つ、前記補助レン
ズ用アクチュエータへの電力供給は、前記第2ワイヤを
介して行うように構成したことを特徴とする光ピックア
ップである。
【0013】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
に記載の光ピックアップにおいて、前記補助レンズ側に
は前記補助レンズと共に移動する磁界発生手段を装着
し、この磁界発生手段への電力供給は、前記第2ワイヤ
を介して行うように構成したことを特徴とする。
【0014】請求項4の発明は、請求項2に記載の光ピ
ックアップにおいて、前記補助レンズ用アクチュエータ
は、光軸を中心として略対称位置に配置された複数のも
ので構成し、この各補助レンズ用アクチュエータを別個
独立に制御可能に構成したことを特徴とする。
【0015】請求項5の発明は、請求項1に記載の光ピ
ックアップにおいて、前記補助レンズを保持する補助レ
ンズホルダと前記対物レンズホルダとを光軸を中心とし
て略対称位置に配置された複数の圧電素子を介して連結
し、この各圧電素子を制御可能に構成したことを特徴と
する。
【0016】請求項6の発明は、光ビームを記録媒体に
対物レンズと補助レンズの2群レンズ構成で集光させ、
前記対物レンズを保持する対物レンズホルダをベース部
材に対して移動可能に支持し、前記対物レンズホルダを
フォーカス方向及びトラッキング方向に移動させるフォ
ーカス・トラッキング用アクチュエータを設けた光ピッ
クアップの組立方法において、前記ベース部材の略左右
対称位置に一対のベース側基板を設けると共に、前記対
物レンズホルダに前記フォーカス・トラッキング用アク
チュエータへの電力供給に利用する可動側基板を設け、
前記一対のベース側基板間に複数の導電性のワイヤを渡
すワイヤ渡し工程と、この各ワイヤの両端を前記一対の
ベース側基板にハンダ付けするベース側ハンダ付け工程
及び各ワイヤの中間部分の2箇所を前記対物レンズホル
ダの前記可動側基板にハンダ付けする可動側ハンダ付け
工程と、この可動側ハンダ付け工程後に、前記可動側基
板にハンダ付けした2箇所の間のワイヤ部分をカットす
るワイヤカット工程とから成ることを特徴とする光ピッ
クアップの組立方法である。
【0017】請求項7の発明は、光ビームを記録媒体に
対物レンズと補助レンズの2群レンズ構成で集光させ、
前記対物レンズを保持する対物レンズホルダをベース部
材に対して移動可能に支持し、前記対物レンズホルダを
フォーカス方向及びトラッキング方向に電磁力で移動さ
せるフォーカス・トラッキング用アクチュエータを設
け、前記補助レンズを保持する補助レンズホルダを前記
対物レンズホルダに対して移動可能に支持し、前記補助
レンズホルダを光軸方向に電磁力で移動させる補助レン
ズ用アクチュエータを設けた光ピックアップにおいて、
前記フォーカス・トラッキング用アクチュエータが構成
する磁気回路と前記補助レンズ用アクチュエータが構成
する磁気回路とを直交するように配置したことを特徴と
する光ピックアップである。
【0018】請求項8の発明は、請求項7に記載の光ピ
ックアップにおいて、前記対物レンズホルダのベース部
材に対する支持は、前記対物レンズホルダとベース部材
との間を偶数本の導電性の第1ワイヤで連結することで
行い、且つ、前記フォーカス・トラッキング用アクチュ
エータへの電力供給は、前記第1ワイヤを介して行うよ
うに構成したことを特徴とする。
【0019】請求項9の発明は、請求項8に記載の光ピ
ックアップにおいて、前記補助レンズホルダの対物レン
ズホルダに対する支持は、前記補助レンズホルダと対物
レンズホルダとの間を複数本の導電性の第2ワイヤで連
結することで行い、且つ、前記補助レンズ用アクチュエ
ータへの電力供給は、前記第2ワイヤを介して行うよう
に構成したことを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0021】(第1実施形態)図1〜図7は本発明の第
1実施形態を示し、この第1実施形態では本発明を記録
媒体再生装置の光ピックアップに適用した場合が示され
ている。図7は記録媒体再生装置の回路ブロック図であ
る。図7において、スピンドルモータ1は、記録媒体で
あるディスク2を回転するように構成され、回転制御回
路3からの駆動信号によってディスク2を回転させる。
回転制御回路3はコントロール回路4からの指令信号に
よってスピンドルモータ1の回転を制御する。
【0022】スレッドモータ5は、光ピックアップ6を
ディスク(記録媒体)2の半径方向に移動するように構
成され、スレッドモータ制御回路7からの駆動信号によ
って光ピックアップ6を移動させる。光ピックアップ6
は、レーザ光を発生させるレーザダイオードと、このレ
ーザ光に所定の光学的処理を施す入射光処理手段と、こ
の入射光処理手段からのレーザ光をディスク2に集光さ
せる対物レンズ50と補助レンズ51との2群レンズを
有するアクチュエータ部Fと、ディスク2からの反射光
に所定の光学的処理を施す反射光処理手段と、この反射
光処理手段で処理された光を電気信号に変換するフォト
ディテクタとから構成され、前記アクチュエータ部Fの
構成は下記に詳述する。スレッドモータ制御回路7はコ
ントロール回路4からの指令信号によってスレッドモー
タ5の駆動を制御する。
【0023】ピックアップ制御回路8は、コントロール
回路4からの指令信号に基づいて下記するフォーカス・
トラッキング用アクチュエータ65の駆動を制御する。
又、ピックアップ制御回路8は、コントロール回路4か
らの制御信号に基づいて下記する補助レンズ用アクチュ
エータ72を制御する。
【0024】信号処理回路9は、光ピックアップ6から
の再生信号に復調処理、エラー処理等を施す。又、信号
処理回路9は、光ピックアップ6からの再生RF信号を
エンベロープ検波しこの検波信号の振幅を抽出するRF
振幅抽出手段と、RF信号を波形等化するEQ手段と、
この信号にPLL(フェーズロックループ)をかけて再
生クロックを抽出し、この再生クロックと二値化したデ
ータとのジッタ成分を検出するジッタ検出手段とを有
し、これらの検出信号をコントロール回路4に出力す
る。
【0025】コントロール回路4は、外部インタフェー
ス10を介して入力される命令に基づいて上記の各回路
に指令信号を出力する。又、コントロール回路4は、信
号処理回路9から入力される再生信号を外部インタフェ
ース10を介して外部装置に出力する。更に、コントロ
ール回路4は、RF振幅抽出手段からの振幅信号より振
幅を測定し、この振幅値が最大になるようピックアップ
制御回路8を介して補助レンズ用アクチュエータ72を
制御する。尚、ジッタ検出回路からのジッタ成分値が最
小になるよう制御するように構成しても良い。
【0026】図1は前記光ピックアップ6のアクチュエ
ータ部Fの斜視図、図2はその背面図、図3はその平面
図、図4はその正面図、図5(a)は補助レンズ51付
近の平面図、図5(b)はその正面図、図5(c)はそ
の右側面図である。
【0027】図1〜図5において、ベース部材52は図
示しない光路用穴を有する下面プレート部52aとこれ
の両端よりそれぞれ上方に立設された一対の立設部52
b,52bとから構成され、この各立設部52bにはワ
イヤ支持部材53とベース側プリント基板(ベース側基
板)54とがそれぞれネジ55で締結されている。一対
のワイヤ支持部材53,53と一対のベース側プリント
基板54,54の対向する4箇所にはそれぞれ孔53
a,53a及びワイヤ貫通孔(特に符号を付さず)が形
成され、この各ワイヤ支持部材53の孔53aには弾性
を有するダンパー56が充填されている。
【0028】ダンパー56はワイヤ57a〜57hとベ
ース側プリント基板54との接続状態における高次の共
振をダンピングするためのゲル状の部材である。ベース
側プリント基板54はフォーカス、トラッキング方向に
変位した場合に、ワイヤ57a〜57hのテンションを
補償するよう変形可能なガラスエポキシ等の基板にて構
成されている。
【0029】一対の立設部52b,52b内の左右位置
には一対の内側ヨーク部材58a,58aと外側ヨーク
部材58b,58bがそれぞれ固定され、この各一対の
ヨーク部材58a,58bの対向面にはマグネット5
9,59がそれぞれ固定されている。
【0030】対物レンズホルダ60は左右対称形状を有
し、その中心に光路用穴60aが、その左右両側にヨー
ク・マグネット用穴60bがそれぞれ形成されている。
光路用穴60aには対物レンズ50が配置され、この対
物レンズ50は対物レンズホルダ60に保持されてい
る。左右のヨーク・マグネット用穴60bには上記左右
の内側ヨーク部材58aとマグネット59が配置されて
いる。
【0031】又、対物レンズホルダ60の前面と後面の
中央部には左右一対のワイヤ支持部60c,60cが突
出して設けられ、この前後の一対のワイヤ支持部60
c,60c間には可動側プリント基板(可動側基板)6
1がそれぞれ設けられている。この一対のワイヤ支持部
60c,60cの対向する2箇所にはワイヤ貫通孔(図
示せず)が設けられており、対向するワイヤ貫通孔(図
示せず)間は空間スペースとして構成されている。対物
レンズホルダ60の正規の支持位置では、対物レンズホ
ルダ60側のワイヤ貫通孔(図示せず)とベース部材5
2のワイヤ支持部材53のワイヤ貫通孔53aとは互い
に対向する位置に配置される。
【0032】可動側プリント基板61は対物レンズホル
ダ60より上方まで延設され、その上端部は左右に広い
幅広部61aとして構成されている。又、可動側プリン
ト基板61は段差を有する形状を有し、この段差形状と
するために、例えばガラスエポキシで裏打ちしたフレキ
シブル基板にて構成されている。
【0033】計8本の導電性の第1ワイヤ57a〜57
hは、その一端側が対物レンズホルダ60のワイヤ貫通
穴にそれぞれ挿入され、この他端側がベース部材52と
ベース側プリント基板54のワイヤ貫通穴53a、(図
示せず)に挿入されている。そして、各ワイヤ57a〜
57hの両端はそれぞれハンダ付け部62a、62bに
よって可動側プリント基板61とベース側プリント基板
54に固定されている。
【0034】つまり、対物レンズホルダ60はベース部
材52との間を8本の導電性の第1ワイヤ57a〜57
hにて連結することによってベース部材52に支持され
ている。第1ワイヤ57a〜57hは、この第1実施形
態では、燐青銅の棒状の線材にて構成されているが、例
えば板状のバネ材をエッチングし、これを2本、4本の
一体ものとし、これをさらに組み合わせて構成しても良
い。後述する第2ワイヤ70a〜70dも同様である。
【0035】また、対物レンズホルダ60の左右の上面
側にはフォーカス用コイル63がそれぞれ固定され、
又、対物レンズホルダ60の左右の側面にはトラッキン
グ用コイル64がそれぞれ固定されている。つまり、フ
ォーカス用コイル63、トラッキング用コイル64、ヨ
ーク部材58a,58b、マグネット59等から左右一
対のフォーカス・トラッキング用アクチュエータ65,
65が構成されている。フォーカス用コイル63に通電
されると、対物レンズホルダ60がフォーカス方向に電
磁力で移動され、トラッキング用コイル64に通電され
ると、対物レンズホルダ60がトラッキング方向に電磁
力で移動される。
【0036】図5(a),(b),(c)に詳しく示す
ように、前記各可動側プリント基板61の幅広部61a
の左右端部にはワイヤ貫通孔(特に符号を付さず)がそ
れぞれ設けられている。又、一対の可動側プリント基板
61,61の幅広部61aの内面にはコ字状のヨーク部
材66がそれぞれ固定され、この各ヨーク部材66の一
内面にはマグネット67が固定されている。
【0037】補助レンズホルダ68は、一対の可動側プ
リント基板61,61の上端部間に配置され、この中央
にはレンズ用穴(特に符号を付さず)が形成されてい
る。このレンズ用穴に補助レンズ51が配置され、補助
レンズ51は補助レンズホルダ68に保持されている。
補助レンズ51は、球面と平面で構成されるソリッドイ
マージョンレンズ、又は、球面ではない曲面と平面で構
成される非球面レンズ等にて構成される。
【0038】4本の導電性の第2ワイヤ70a〜70d
は、その一端がハンダ付け部69aによって補助レンズ
ホルダ68の4箇所にそれぞれ固定され、その他端が可
動側プリント基板61のワイヤ貫通孔(図示せず)に挿
入され、且つ、ハンダ付け部69bによって可動側プリ
ント基板61にそれぞれ固定されている。つまり、補助
レンズホルダ68は対物レンズホルダ60側の一対の可
動側プリント基板61,61との間を4本の導電性の第
2ワイヤ70a〜70dにて連結することによって対物
レンズホルダ60に支持されている。
【0039】又、補助レンズホルダ70a〜70dの前
後端部には補助レンズ用コイル71が固定され、2つの
補助レンズ用コイル71はこの第1実施形態では、1本
の電線で構成されている。各補助レンズ用コイル71の
外周部はコ字状のヨーク部材66の内部空間に配置され
ている。
【0040】つまり、補助レンズ用コイル71、ヨーク
部材66、マグネット67等から一対の補助レンズ用ア
クチュエータ72が構成されている。補助レンズ用コイ
ル71に通電されると、補助レンズホルダ68と一体に
補助レンズ51が光軸方向(フォーカス方向)に電磁力
で移動される。これによって、補助レンズ51と対物レ
ンズ50との間の距離調整がなされる。
【0041】この前後一対の補助レンズ用アクチュエー
タ72,72の磁気回路はそれぞれ前後方向に配置さ
れ、又、前記左右一対のフォーカス・トラッキング用ア
クチュエータ65,65の磁気回路はそれぞれ左右方向
に配置されている。つまり、双方の磁気回路は、平面視
した場合に互いに重複しないエリアで、且つ、略直交す
る方向に配置されている。
【0042】次に、補助レンズ用アクチュエータ72と
フォーカス・トラッキング用アクチュエータ65の電力
供給手段について説明する。補助レンズ用アクチュエー
タ72については、補助レンズホルダ68上で互いに対
向して設けた一対の補助レンズコイル71,71はワイ
ヤ接続されており、且つ、補助レンズ用コイル71の一
端は補助レンズホルダ68上の第1導電性パタ−ン73
a(図5)、ハンダ付け部69a、第2ワイヤ70aを
介して可動側プリント基板61に電気的に接続されてい
る。そして、ハンダ付け部69b、可動側プリント基板
61の第1導電性パターン74a,第1ワイヤ57aを
介してベース側プリント基板54に電気的に接続されて
いる。
【0043】補助レンズ用コイル71の他端は補助レン
ズホルダ68上の第2導電性パタ−ン73b(図5)、
ハンダ付け部69a、第2ワイヤ70bを介して可動側
プリント基板61に電気的に接続されている。そして、
ハンダ付け部69b、可動側プリント基板61の第2導
電性パターン74b,第1ワイヤ57bを介してベース
側プリント基板54に電気的に接続されている。
【0044】フォーカス・トラッキング用アクチュエー
タ65については、フォーカス用コイル63の一端は可
動側プリント基板61の第3導電性パターン74c、ハ
ンダ付け部62a、第1ワイヤ57cを介してベース側
プリント基板54に電気的に接続されている。フォーカ
ス用コイル63の他端は可動側プリント基板61の第4
導電性パターン74d、ハンダ付け部62a、第1ワイ
ヤ57dを介してベース側プリント基板54に電気的に
接続されている。
【0045】トラッキング用コイル64の4つの端部は
可動側プリント基板61の第5〜8導電性パターン74
e〜74h、ハンダ付け部62a、第1ワイヤ57e〜
57hを介してそれぞれベース側プリント基板54に電
気的に接続されている。
【0046】図6は第1実施形態に係るアクチュエータ
部Fの概念断面図である。図6において、図1〜図5の
構成対応箇所に同一符号を付すことによって説明を省略
する。
【0047】上記構成において、フォーカス用コイル6
3に通電されると、対物レンズホルダ60が電磁力で8
本の第1ワイヤ57a〜57hの支持力に抗して光軸方
向に移動し、上記ピックアップ制御回路8によってフォ
ーカス制御がなされる。トラッキング用コイル64に通
電されると、対物レンズホルダ60が電磁力で8本の第
1ワイヤ57a〜57hの支持力に抗して光軸方向と直
交する方向に移動し、上記ピックアップ制御回路8によ
ってトラッキング制御がなされる。
【0048】そして、対物レンズホルダ60のベース部
材52に対する支持は、前記対物レンズホルダ60とベ
ース部材52との間を8本(偶数本)の導電性の第1ワ
イヤ57a〜57hで連結することで行い、且つ、フォ
ーカス・トラッキング用アクチュエータ65への電力供
給は、第1ワイヤ57a〜57hのいずれかを介して行
うように構成したので、第1ワイヤ57a〜57hが対
物レンズホルダ60の支持手段とフォーカス・トラッキ
ング用アクチュエータ65への電源供給手段とを兼用す
るため、部品点数が少なく単純な構成で、且つ、コスト
安に構成できる。
【0049】また、補助レンズ用コイル71に通電され
ると、補助レンズホルダ68が電磁力で4本の第2ワイ
ヤ70a〜70hの支持力に抗して光軸方向に移動し、
これによって補助レンズ51と対物レンズ50との間の
距離調整がなされる。
【0050】つまり、記録媒体であるディスク2の種類
によってディスク2の厚さが異なる場合において、対物
レンズ50と補助レンズ51との距離が同じであると大
きな球面収差が発生し、この球面収差が再生信号の外乱
として作用するが、ディスク2の基板の厚さによって対
物レンズ50と補助レンズ51との間の距離を調整する
ことで球面収差を小さく抑えることできる。又、補助レ
ンズ51の厚さにバラツキがある場合にも球面収差が大
きくなるが、この場合にも対物レンズ50と補助レンズ
51との間の距離を調整することで球面収差を小さく抑
えることができる。
【0051】そして、補助レンズホルダ68の対物レン
ズホルダ60に対する支持は、補助レンズホルダ68と
対物レンズホルダ60との間を4本(偶数本)の導電性
の第2ワイヤ70a〜70dで連結することで行い、且
つ、補助レンズ用アクチュエータ72への電力供給は、
第2ワイヤ70a〜70dのいずれかを介して行うよう
に構成したので、第2ワイヤ70a〜70dが補助レン
ズホルダ68の支持手段と補助レンズ用アクチュエータ
72への電源供給手段とを兼用するため、部品点数が少
なく単純な構成で、且つ、コスト安に構成できる。
【0052】また、左右一対のフォーカス・トラッキン
グ用アクチュエータ65,65の磁気回路はそれぞれ左
右方向(図3にてB矢印方向)に配置され、これと同方
向に第1ワイヤ57a〜57hが配置され、且つ、左右
対称の本数で支持されているため、効率良く対物レンズ
ホルダ60の支持がなされる。
【0053】さらに、前後一対の補助レンズ用アクチュ
エータ72,72の磁気回路の方向(ヨーク部材66、
マグネット67、補助レンズ用コイル71の並び方向)
はそれぞれ前後方向(図3にてA矢印方向)に配置さ
れ、又、前記左右一対のフォーカス・トラッキング用ア
クチュエータ65,65の磁気回路の方向(内側ヨーク
部材58a、マグネット59、外側ヨーク部材58b、
フォーカス用コイル63、トラッキング用コイル64の
並び方向)はそれぞれ左右方向(図3にてB矢印方向)
に配置されて、双方の磁気回路は略直交する方向に配置
されている。
【0054】ここで、マグネット59やトラッキング用
コイル64から発生する磁界は、本来磁気回路の中で閉
じているべきであるが、補助レンズ51の方向に漏れ磁
束として発生し、また、フォーカス用コイル63から発
生する磁界は、そのまま縦方向のものであるが、かかる
磁界によっては直交関係にある補助レンズ用アクチュエ
ータ72の磁気回路が影響されず、この逆の関係も成り
立つために相互の磁気的干渉が十分に軽減される。
【0055】つまり、一方のマグネット59(又は6
7)から発生する磁界や、一方のコイル63,64(又
は71)から発生する磁界により他方のコイル71(又
は63,64)が動いたり、振動したりすることがな
い。
【0056】尚、双方の磁気回路は略直交する方向に配
置されることが好ましいが、双方の磁気回路間の距離や
発生する磁界の強さによっては45度方向でも十分に相
互干渉を回避できる場合もある。
【0057】尚、上記第1実施形態では、第1ワイヤ5
7a〜57hの数は、8本であるが各コイル63,6
4,71を接続できるように偶数本あれば良い。
【0058】また、上記第1実施形態では、第1ワイヤ
57a〜57hは、左右方向に同じ本数(片側4本づ
つ)として構成したが、両方向の比率を6本と2本とす
るように比率を異ならせて構成しても良い。このように
片側の剛性を強くし、他方のものを補助的な支持として
も良い。但し、両方向の比率を同じに構成すれば、支持
力が左右対称となりバランスがとれ、好ましい。しか
し、下記する第5実施形態のようにワイヤを片側のみに
配置して支持するように構成しても良く、このように構
成すれば部品点数の削減、構造の簡略化、小型化等にな
る。
【0059】さらに、上記第1実施形態では、第1ワイ
ヤ57a〜57hの支持間隔について、上下に位置する
もの同士(第1ワイヤ57aと第1ワイヤ57e、第1
ワイヤ57bと第1ワイヤ57f、第1ワイヤ57cと
第1ワイヤ57g、第1ワイヤ57dと第1ワイヤ57
h)を平行に配置したが、対物レンズホルダ60からベ
−ス部材52のワイヤ支持部材53に向かうに従って間
隔を広く配置しても良い。このように配置すれば、サー
チ時のトラッキング方向の振動を軽減することができ
る。以上のことは、第2ワイヤ70a〜70dについて
も略同様のことがいえる。
【0060】(第2実施形態)図8〜図12は本発明の
第2実施形態を示し、この第2実施形態では本発明を記
録媒体記録再生装置の光ピックアップに適用した場合が
示されている。図8は光ピックアップのアクチュエータ
部Gの背面図、図9はその平面図、図10はその正面
図、図11(a)は補助レンズ51付近の平面図、図1
1(b)はその正面図、図11(c)はその右側面図、
図11(d)はその背面図である。
【0061】図8〜図11において、この第2実施形態
にあって前記第1実施形態と同一構成部分は図面に同一
符号を付してその説明を省略し、異なる構成部分のみを
説明する。
【0062】即ち、補助レンズ51の上面外周側には磁
界発生手段である磁界変調コイル75が固定されてい
る。この磁界変調コイル75の一端は第2ワイヤ70c
と一体にハンダ付け部69aに接続され、磁界変調コイ
ル75の他端は第2ワイヤ70dと一体にハンダ付け部
69aに接続されている。つまり、磁界変調コイル75
の電力供給も第2ワイヤ70c,70dを介して行うよ
う構成されている。
【0063】可動側プリント基板61の第3導電性パタ
ーン74c,74dは第2ワイヤ70c,70dと第1
ワイヤ57c,57dとをハンダ付け部69b,62a
を介して接続するように構成されており、第1ワイヤ5
7c,57dを介してベース側プリント基板54に接続
されている。
【0064】そして、トラッキング用コイル64の接続
は前記第1実施形態では4本の第1ワイヤ57e〜57
hで行っていたが、この第2実施形態では2本の第1ワ
イヤ57e,57fでのみ行うように構成されている。
又、第2実施形態では、フォーカス用コイル63の接続
は第1ワイヤ57c,57dから第1ワイヤ57g,5
7hに変更となっている。
【0065】また、電気回路は、磁界変調コイル75に
外部装置からの記録信号に対応する記録電流を供給でき
るように構成されている。
【0066】図12は第2実施形態に係る光ピックアッ
プのアクチュエータGの概念断面図である。図12にお
いて、図8〜図11に示す構成に対応する部分には同一
符号を付してその説明を省略する。
【0067】上記構成においても、前記第1実施形態と
同様な作用・効果を有する。又、記録モード時では、対
物レンズ50及び補助レンズ51によって光ビームがデ
ィスク2に集光されると共に磁界変調コイル75が磁界
をディスク2に印加してディスク2にデータが記録され
る。
【0068】ここで、補助レンズ51に磁界変調コイル
75が装着されているので、レーザ光の照射位置と磁界
の印加位置を正確に一致させることができるため、比較
的弱い磁界でも記録でき、省電力化となる。又、光学系
と磁界変調コイル75が一体となって駆動されるので、
駆動系が単純になり、装置が小型軽量化できる。そし
て、この第2実施形態によれば、磁界変調コイル75の
電力供給も第2ワイヤ70c,70d及び第1ワイヤ5
7c,57dを介して行うことができるので、さらに部
品点数が少なく単純な構成で、且つ、コスト安に構成で
きる。
【0069】(第3実施形態)図13〜図16は本発明
の第3実施形態を示し、この第3実施形態では本発明を
記録媒体再生装置の光プックアップに適用した場合が示
されている。図13は光ピックアップのアクチュエータ
部Hの平面図、図14はその正面図、図15(a)は補
助レンズ51付近の平面図、図15(b)はその正面
図、図15(c)はその右側面図である。
【0070】図13〜図15において、この第3実施形
態にあって前記第1実施形態と同一構成部分は図面に同
一符号を付してその説明を省略し、異なる構成部分のみ
を説明する。
【0071】即ち、補助レンズホルダ68の対物レンズ
ホルダ60に対する支持は、第2ワイヤではなく、補助
レンズホルダ68と対物レンズホルダ60側の可動側プ
リント基板61との間に介在された前後一対の圧電素子
76,76にて行われている。一対の圧電素子76,7
6は例えば電圧印加によって光軸方向に伸長する圧電セ
ラミックスにてそれぞれ構成される。つまり、この第3
実施形態では一対の圧電素子76,76にて補助レンズ
用アクチュエータ72が構成されている。
【0072】前記圧電セラミックスは、例えば厚みの薄
いPZT(ジルコン酸チタン酸鉛:電子工学性のセラミ
ック)を積層し、且つ、各PZT層の間に電極部を介在
し、この各電極部を1つ置きに交互に接続し、一方を+
電極、他方を−電極とすることによって構成される。
【0073】一方の圧電素子76,76の電力供給は、
可動側プリント基板61の第1導電性パターン74a,
74bを介して第1ワイヤ57a,57bを用い、他方
の圧電素子76の電力供給は、可動側プリント基板61
の第1導電性パターン74c,74dを介して第1ワイ
ヤ57c、57dを用いてそれぞれなされており、各圧
電素子76はそれぞれ別個独立に制御できるように構成
されている。
【0074】図16は第3実施形態に係る光ピックアッ
プのアクチュエータHの概念断面図である。図16にお
いて、図13〜図15に示す構成に対応する部分には同
一符号を付してその説明を省略する。
【0075】上記構成において、一対の圧電素子76,
76に同一レベルの電圧を供給することにより対物レン
ズ50と補助レンズ51間の距離調整がなされ、又、一
対の圧電素子76,76に異なるレベルの電圧を供給す
ることにより補助レンズ51の傾斜が可変するため、補
助レンズ51のチルト調整ができるものである。補助レ
ンズ51の傾斜検出は、例えば複数のフォトディテクタ
から再生信号を得るように構成し、この複数の再生信号
から傾きを検出する。
【0076】また、第3実施形態では一対の圧電素子7
6,76にて補助レンズ用アクチュエータ72が構成さ
れているので、フォーカス・トラッキング用アクチュエ
ータ65との相互の磁気的干渉が全くないという利点も
ある。
【0077】(第4実施形態)図17は本発明の第4実
施形態を示し、この第4実施形態では本発明を記録媒体
再生装置の光ピックアップに適用した場合が示されてい
る。図17(a)は光ピックアップのアクチュエータ部
の補助レンズ51付近の平面図、図17(b)はその正
面図、図17(c)はその右側面図、図17(d)はそ
の背面図である。
【0078】図17(a)〜(d)において、この第4
実施形態にあって前記第1実施形態と同一構成部分は図
面に同一符号を付してその説明を省略し、異なる構成部
分のみを説明する。
【0079】即ち、この第4実施形態にあっては、前後
一対の補助レンズ用コイル71,71は2本の電線にて
別個に構成され、且つ、一方の補助レンズ用コイル71
の電力供給が第2ワイヤ70a,70bを用いて、他方
の補助レンズ用コイル71の電力供給が第2ワイヤ70
c,70dを用いてそれぞれなされており、各補助レン
ズ用コイル71はそれぞれ別個独立に制御できるように
構成されている。
【0080】上記構成において、一対の補助レンズ用コ
イル71,71に同一レベルの電圧を供給することによ
り対物レンズ50と補助レンズ51間の距離調整がなさ
れ、又、一対の補助レンズ用コイル71,71に異なる
レベルの電圧を供給することにより補助レンズ51のチ
ルト調整ができるものである。
【0081】(第5実施形態)図18〜図21は本発明
の第5実施形態を示し、この第5実施形態では本発明を
記録媒体再生装置の光ピックアップに適用した場合が示
されている。図18は光ピックアップのアクチュエータ
部Jの背面図、図19はその平面図、図20はその正面
図、図21(a)は補助レンズ51付近の平面図、図2
1(b)はその正面図、図21(c)はその右側面図で
ある。
【0082】図18〜図21において、この第5実施形
態にあって前記第1実施形態と同一構成部分は図面に同
一符号を付してその説明を省略し、異なる構成部分のみ
を説明する。
【0083】即ち、ベース部材52は図示しない光路用
穴を有する下面プレート部52aとこれの一端より上方
に立設された立設部52bとから構成され、下面プレー
ト部52aの左右方向の大きさは前記第1実施形態のも
のと比較して略半分に設定されている。対物レンズホル
ダ60は光路用穴60aと1つのヨーク・マグネット用
穴60bが形成されているのみで、その左右方向の大き
さは前記第1実施形態のものと比較して略半分に設定さ
れている。
【0084】そして、対物レンズホルダ60はベース部
材52に対して片側6本の第1ワイヤ57a,57d,
57e,57h,57i,57jを介してのみ支持され
ている。つまり、前記第1〜第4実施形態では両側計8
本の第1ワイヤ57a〜57hで、ワイヤ自体の剛性と
ワイヤの張力によって支持されていたが、この第5実施
形態では片側6本のワイヤ自体の剛性のみで支持されて
いる。
【0085】又、フォーカス・トラッキング用アクチュ
エータ65は片側1個のみである。
【0086】(第1〜第4実施形態の第1ワイヤの組み
付け方法)図22〜図25はそれぞれ第1ワイヤ57a
〜57hの組み付け工程を示す。図22に示すように、
1本の導電性のワイヤ77を一方のベース側プリント基
板(ベース側基板)54のワイヤ貫通孔(図示せず)、
一方のワイヤ支持部材53のワイヤ貫通孔53aに通
す。図23に示すように、このワイヤ77を対物レンズ
ホルダ60の一対のワイヤ支持部60c,60cのワイ
ヤ貫通孔(図示せず)、他方のワイヤ支持部材53のワ
イヤ貫通孔53a、他方のベース側プリント基板(ベー
ス側基板)54のワイヤ貫通孔(図示せず)の順に通す
ワイヤ渡し工程を行う。
【0087】次に、図24に示すように、ワイヤ77を
所定のテンションで支持し、ワイヤ77の両端を左右両
側のベース側プリント基板54にハンダ付けしてハンダ
付け部62bで固定するベース側ハンダ付け工程を行
う。
【0088】次に、ベース側ハンダ付け工程後に、各ワ
イヤ77の中間部分の2箇所を前記対物レンズホルダ6
0の前記可動側プリント基板61にハンダ付けしてハン
ダ付け部62aで固定する可動側ハンダ付け工程を行
う。これにより、対物レンズホルダ60はワイヤ77で
固定される。
【0089】次に、図25に示すように、前記対物レン
ズホルダ60の一対のワイヤ支持部60c,60cのワ
イヤ貫通孔(図示せず)間に配置されたワイヤ部分、つ
まり、可動側プリント基板61にハンダ付けした2箇所
の間のワイヤ部分をカッター78でカットするワイヤカ
ット工程を行う。このような工程を4本のワイヤ77に
ついて行えば完了する。
【0090】尚、この実施形態では、対物レンズホルダ
60に一対のワイヤ支持部60c,60cを設けたが、
一対のワイヤ支持部60c,60cは必ずしも設ける必
要がない。この場合には、ワイヤ77を一対のワイヤ支
持部60c,60cのワイヤ貫通孔(図示せず)に通す
必要がないためワイヤ渡し工程が単純化される。
【0091】また、この実施形態では、ベース側プリン
ト基板54やワイヤ支持部53にはワイヤ貫通孔(図示
せず),53aを設けているが、ワイヤ77をベース側
に仮位置決めできるものであれば良く、例えば、ワイヤ
位置決め用の溝を設けても良い。
【0092】上記組付け方法において、1本のワイヤ7
7で同時に2本の第1ワイヤ57a〜57hの組付けが
できるため、対物レンズホルダ60のベース部材52に
対する支持工程が容易である。また、ハンダ付けによっ
て対物レンズホルダ60の機械的な支持を行うと共にハ
ンダ付けによるハンダ付け部62a,62bが電気的な
接続に利用されるため、全体としての組付け工程の単純
化・簡略化になる。又、左右の対称位置に配置される各
第1ワイヤ57a〜57hのテンションが対称となりバ
ランスが非常に良い。
【0093】尚、前記各実施形態によれば、記録媒体と
してディスク2を用いているが、情報を記録再生できる
ものであれば良く、記録媒体としてカード等を用いても
良い。
【0094】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、光ビームを記録媒体に対物レンズと補助レンズ
の2群レンズ構成で集光させ、該対物レンズを保持する
対物レンズホルダをベース部材に対して移動可能に支持
し、前記対物レンズホルダをフォーカス方向及びトラッ
キング方向に移動させるフォーカス・トラッキング用ア
クチュエータを設けた光ピックアップにおいて、対物レ
ンズホルダのベース部材に対する支持は、前記対物レン
ズホルダとベース部材との間を偶数本の導電性の第1ワ
イヤで連結することで行い、且つ、前記フォーカス・ト
ラッキング用アクチュエータへの電力供給は、前記第1
ワイヤを介して行うように構成したので、第1ワイヤが
対物レンズホルダの支持手段とフォーカス・トラッキン
グ用アクチュエータへの電源供給手段とを兼用するた
め、部品点数が少なく単純な構成で、且つ、コスト安に
構成できる。
【0095】請求項2の発明によれば、請求項1に記載
の光ピックアップにおいて、補助レンズを保持する補助
レンズホルダを前記対物レンズホルダに対して移動可能
に支持し、前記補助レンズホルダを光軸方向に移動させ
る補助レンズ用アクチュエータを設け、前記補助レンズ
ホルダの対物レンズホルダに対する支持は、前記補助レ
ンズホルダと対物レンズホルダとの間を偶数本の導電性
の第2ワイヤで連結することで行い、且つ、前記補助レ
ンズ用アクチュエータへの電力供給は、前記第2ワイヤ
を介して行うように構成したので、第2ワイヤが補助レ
ンズホルダの支持手段と補助レンズ用アクチュエータへ
の電源供給手段とを兼用するため、部品点数が少なく単
純な構成で、且つ、コスト安に構成できる。
【0096】請求項3の発明によれば、請求項1又は請
求項2に記載の光ピックアップにおいて、補助レンズ側
には前記補助レンズと共に移動する磁界発生手段を装着
し、この磁界発生手段への電力供給は、前記第2ワイヤ
を介して行うように構成したので、請求項1又は請求項
2の発明の効果に加え、レーザ光の照射位置と磁界の印
加位置を正確に一致させることができるため、比較的弱
い磁界でも記録でき、省電力化となり、又、光学系と磁
界変調コイルが一体となって駆動されるため、駆動系が
単純になり、装置が小型軽量化できる。
【0097】請求項4の発明によれば、請求項2に記載
の光ピックアップにおいて、前記補助レンズ用アクチュ
エータは、光軸を中心として略対称位置に配置された複
数のもので構成し、この各補助レンズ用アクチュエータ
を別個独立に制御可能に構成したので、請求項2の発明
の効果に加え、補助レンズの傾斜方向を可変できるた
め、補助レンズのチルト調整ができる。
【0098】請求項5の発明によれば、請求項1に記載
の光ピックアップにおいて、前記補助レンズを保持する
補助レンズホルダと前記対物レンズホルダとを光軸を中
心として略対称位置に配置された複数の圧電素子を介し
て連結し、この各圧電素子を制御可能に構成したので、
請求項1の発明の効果に加え、補助レンズの傾斜方向を
可変できるため、補助レンズのチルト調整ができる。
【0099】請求項6の発明によれば、光ビームを記録
媒体に対物レンズと補助レンズの2群レンズ構成で集光
させ、前記対物レンズを保持する対物レンズホルダをベ
ース部材に対して移動可能に支持し、前記対物レンズホ
ルダをフォーカス方向及びトラッキング方向に移動させ
るフォーカス・トラッキング用アクチュエータを設けた
光ピックアップの組立方法において、前記ベース部材の
略左右対称位置に一対のベース側基板を設けると共に、
前記対物レンズホルダに前記フォーカス・トラッキング
用アクチュエータへの電力供給に利用する可動側基板を
設け、前記一対のベース側基板間に複数の導電性のワイ
ヤを渡すワイヤ渡し工程と、この各ワイヤの両端を前記
一対のベース側基板にハンダ付けするベース側ハンダ付
け工程及び各ワイヤの中間部分の2箇所を前記対物レン
ズホルダの前記可動側基板にハンダ付けする可動側ハン
ダ付け工程と、この可動側ハンダ付け工程後に、前記可
動側基板にハンダ付けした2箇所の間のワイヤ部分をカ
ットするワイヤカット工程とから構成したので、1本の
ワイヤで同時に2本の第1ワイヤの組付けができるた
め、対物レンズホルダのベース部材に対する支持工程が
容易であり、又、左右の対称位置に配置される各第1ワ
イヤのテンションが対称となりバランスが非常に良い。
【0100】請求項7の発明によれば、光ビームを記録
媒体に対物レンズと補助レンズの2群レンズ構成で集光
させ、前記対物レンズを保持する対物レンズホルダをベ
ース部材に対して移動可能に支持し、前記対物レンズホ
ルダをフォーカス方向及びトラッキング方向に電磁力で
移動させるフォーカス・トラッキング用アクチュエータ
を設け、前記補助レンズを保持する補助レンズホルダを
前記対物レンズホルダに対して移動可能に支持し、前記
補助レンズホルダを光軸方向に電磁力で移動させる補助
レンズ用アクチュエータを設けた光ピックアップにおい
て、前記フォーカス・トラッキング用アクチュエータが
構成する磁気回路と前記補助レンズ用アクチュエータが
構成する磁気回路とを略直交するように配置したので、
相互の磁気的干渉が十分に軽減される。
【0101】請求項8の発明によれば、請求項7に記載
の光ピックアップにおいて、前記対物レンズホルダのベ
ース部材に対する支持は、前記対物レンズホルダとベー
ス部材との間を偶数本の導電性の第1ワイヤで連結する
ことで行い、且つ、前記フォーカス・トラッキング用ア
クチュエータへの電力供給は、前記第1ワイヤを介して
行うように構成したので、請求項7の発明の効果に加
え、第1ワイヤが対物レンズホルダの支持手段とフォー
カス・トラッキング用アクチュエータへの電源供給手段
とを兼用するため、部品点数が少なく単純な構成で、且
つ、コスト安に構成できる。
【0102】請求項9の発明によれば、請求項8に記載
の光ピックアップにおいて、前記補助レンズホルダの対
物レンズホルダに対する支持は、前記補助レンズホルダ
と対物レンズホルダとの間を複数本の導電性の第2ワイ
ヤで連結することで行い、且つ、前記補助レンズ用アク
チュエータへの電力供給は、前記第2ワイヤを介して行
うように構成したので、請求項8の発明の効果に加え、
第2ワイヤが補助レンズホルダの支持手段と補助レンズ
用アクチュエータへの電源供給手段とを兼用するため、
部品点数が少なく単純な構成で、且つ、コスト安に構成
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る光ピックアップの
アクチュエータ部の斜視図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る光ピックアップの
アクチュエータ部の背面図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係る光ピックアップの
アクチュエータ部の平面図である。
【図4】本発明の第1実施形態に係る光ピックアップの
アクチュエータ部の正面図である。
【図5】(a)は本発明の第1実施形態に係る光ピック
アップの補助レンズ付近の平面図、(b)はその正面
図、(c)はその右側面図である。
【図6】本発明の第1実施形態に係る光ピックアップの
アクチュエータ部の概念断面図である。
【図7】本発明の第1実施形態に係る記録媒体再生装置
の回路ブロック図である。
【図8】本発明の第2実施形態に係る記録媒体記録再生
装置の光ピックアップのアクチュエータ部の背面図であ
る。
【図9】本発明の第2実施形態に係る記録媒体再生装置
の光ピックアップのアクチュエータ部の平面図である。
【図10】本発明の第2実施形態に係る記録媒体再生装
置の光ピックアップのアクチュエータ部の正面図であ
る。
【図11】(a)は本発明の第2実施形態に係る補助レ
ンズ付近の平面図、(b)はその正面図、(c)はその
右側面図、(d)はその背面図である。
【図12】第2実施形態に係る光ピックアップのアクチ
ュエータの概念断面図である。
【図13】本発明の第3実施形態に係る記録媒体再生装
置の光ピックアップのアクチュエータ部の平面図であ
る。
【図14】本発明の第3実施形態に係る記録媒体再生装
置の光ピックアップのアクチュエータ部の正面図であ
る。
【図15】(a)は本発明の第3実施形態に係る補助レ
ンズ付近の平面図、図15(b)はその正面図、図15
(c)はその右側面図である。
【図16】本発明の第3実施形態に係る光ピックアップ
のアクチュエータの概念断面図である。
【図17】(a)は本発明の第4実施形態に係る光ピッ
クアップのアクチュエータ部の補助レンズ51付近の平
面図、(b)はその正面図、(c)はその右側面図、
(d)はその左側面図、(e)はその背面図である。
【図18】本発明の第5実施形態に係る記録媒体再生装
置の光ピックアップのアクチュエータ部の背面図であ
る。
【図19】本発明の第5実施形態に係る記録媒体再生装
置の光ピックアップのアクチュエータ部の平面図であ
る。
【図20】本発明の第5実施形態に係る記録媒体再生装
置の光ピックアップのアクチュエータ部の正面図であ
る。
【図21】(a)は本発明の第5実施形態に係る補助レ
ンズ付近の平面図、(b)はその正面図、(c)はその
右側面図である。
【図22】本発明の第1〜第4実施形態の第1ワイヤの
組み付け工程を示す図である。
【図23】本発明の第1〜第4実施形態の第1ワイヤの
組み付け工程を示す図である。
【図24】本発明の第1〜第4実施形態の第1ワイヤの
組み付け工程を示す図である。
【図25】本発明の第1〜第4実施形態の第1ワイヤの
組み付け工程を示す図である。
【図26】従来例の光ピックアップのアクチュエータ部
の概略断面図である。
【符号の説明】
2 ディスク(記録媒体) 6 光ピックアップ 50 対物レンズ 51 補助レンズ 52 ベース部材 54,54 一対のベース側プリント基板(ベース側基
板) 57a〜57h 第1ワイヤ 60 対物レンズホルダ 61 可動側プリント基板(可動側基板) 62a,62b,69a,69b ハンダ付け部 65 フォーカス・トラッキング用アクチュエータ 68 補助レンズホルダ 70a〜70d 第2ワイヤ 72 補助レンズ用アクチュエータ 75 磁界変調コイル(磁界発生手段) 76 圧電素子 77 ワイヤ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D090 AA01 CC01 CC04 CC16 EE01 EE11 FF02 FF05 LL01 LL07 5D118 AA03 AA06 AA13 BA01 BB02 DC03 EA02 EA11 EB15 EC04 EC07 EC09 ED02 ED05 EE05 EF07 FA29 FA30 FB12 FB19 5D119 AA04 AA09 AA22 AA38 BA01 JA44 JA51 JC04 NA07

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ビームを記録媒体に対物レンズと補助
    レンズの2群レンズ構成で集光させ、前記対物レンズを
    保持する対物レンズホルダをベース部材に対して移動可
    能に支持し、前記対物レンズホルダをフォーカス方向及
    びトラッキング方向に移動させるフォーカス・トラッキ
    ング用アクチュエータを設けた光ピックアップにおい
    て、 前記対物レンズホルダのベース部材に対する支持は、前
    記対物レンズホルダとベース部材との間を偶数本の導電
    性の第1ワイヤで連結することで行い、且つ、前記フォ
    ーカス・トラッキング用アクチュエータへの電力供給
    は、前記第1ワイヤを介して行うように構成したことを
    特徴とする光ピックアップ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の光ピックアップにおい
    て、 前記補助レンズを保持する補助レンズホルダを前記対物
    レンズホルダに対して移動可能に支持し、前記補助レン
    ズホルダを光軸方向に移動させる補助レンズ用アクチュ
    エータを設け、前記補助レンズホルダの対物レンズホル
    ダに対する支持は、前記補助レンズホルダと対物レンズ
    ホルダとの間を複数本の導電性の第2ワイヤで連結する
    ことで行い、且つ、前記補助レンズ用アクチュエータへ
    の電力供給は、前記第2ワイヤを介して行うように構成
    したことを特徴とする光ピックアップ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の光ピック
    アップにおいて、 前記補助レンズ側には前記補助レンズと共に移動する磁
    界発生手段を装着し、この磁界発生手段への電力供給
    は、前記第2ワイヤを介して行うように構成したことを
    特徴とする光ピックアップ。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の光ピックアップにおい
    て、 前記補助レンズ用アクチュエータは、光軸を中心として
    略対称位置に配置された複数のもので構成し、この各補
    助レンズ用アクチュエータを別個独立に制御可能に構成
    したことを特徴とする光ピックアップ。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の光ピックアップにおい
    て、 前記補助レンズを保持する補助レンズホルダと前記対物
    レンズホルダとを光軸を中心として略対称位置に配置さ
    れた複数の圧電素子を介して連結し、この各圧電素子を
    制御可能に構成したことを特徴とする光ピックアップ。
  6. 【請求項6】 光ビームを記録媒体に対物レンズと補助
    レンズの2群レンズ構成で集光させ、前記対物レンズを
    保持する対物レンズホルダをベース部材に対して移動可
    能に支持し、前記対物レンズホルダをフォーカス方向及
    びトラッキング方向に移動させるフォーカス・トラッキ
    ング用アクチュエータを設けた光ピックアップの組立方
    法において、 前記ベース部材の略左右対称位置に一対のベース側基板
    を設けると共に、前記対物レンズホルダに前記フォーカ
    ス・トラッキング用アクチュエータへの電力供給に利用
    する可動側基板を設け、 前記一対のベース側基板間に複数の導電性のワイヤを渡
    すワイヤ渡し工程と、 この各ワイヤの両端を前記一対のベース側基板にハンダ
    付けするベース側ハンダ付け工程及び各ワイヤの中間部
    分の2箇所を前記対物レンズホルダの前記可動側基板に
    ハンダ付けする可動側ハンダ付け工程と、 この可動側ハンダ付け工程後に、前記可動側基板にハン
    ダ付けした2箇所の間のワイヤ部分をカットするワイヤ
    カット工程とから成ることを特徴とする光ピックアップ
    の組立方法。
  7. 【請求項7】 光ビームを記録媒体に対物レンズと補助
    レンズの2群レンズ構成で集光させ、前記対物レンズを
    保持する対物レンズホルダをベース部材に対して移動可
    能に支持し、前記対物レンズホルダをフォーカス方向及
    びトラッキング方向に電磁力で移動させるフォーカス・
    トラッキング用アクチュエータを設け、前記補助レンズ
    を保持する補助レンズホルダを前記対物レンズホルダに
    対して移動可能に支持し、前記補助レンズホルダを光軸
    方向に電磁力で移動させる補助レンズ用アクチュエータ
    を設けた光ピックアップにおいて、 前記フォーカス・トラッキング用アクチュエータが構成
    する磁気回路と前記補助レンズ用アクチュエータが構成
    する磁気回路とを略直交するように配置したことを特徴
    とする光ピックアップ。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の光ピックアップにおい
    て、 前記対物レンズホルダのベース部材に対する支持は、前
    記対物レンズホルダとベース部材との間を偶数本の導電
    性の第1ワイヤで連結することで行い、且つ、前記フォ
    ーカス・トラッキング用アクチュエータへの電力供給
    は、前記第1ワイヤを介して行うように構成したことを
    特徴とする光ピックアップ。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の光ピックアップにおい
    て、 前記補助レンズホルダの対物レンズホルダに対する支持
    は、前記補助レンズホルダと対物レンズホルダとの間を
    複数本の導電性の第2ワイヤで連結することで行い、且
    つ、前記補助レンズ用アクチュエータへの電力供給は、
    前記第2ワイヤを介して行うように構成したことを特徴
    とする光ピックアップ。
JP10240465A 1998-08-26 1998-08-26 光ピックアップ及びその組立方法 Pending JP2000076672A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10240465A JP2000076672A (ja) 1998-08-26 1998-08-26 光ピックアップ及びその組立方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10240465A JP2000076672A (ja) 1998-08-26 1998-08-26 光ピックアップ及びその組立方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000076672A true JP2000076672A (ja) 2000-03-14

Family

ID=17059922

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10240465A Pending JP2000076672A (ja) 1998-08-26 1998-08-26 光ピックアップ及びその組立方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000076672A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040037893A (ko) * 2002-10-30 2004-05-08 삼성전자주식회사 광픽업용 액츄에이터와 광픽업장치 및 이를 채용한광기록재생장치
KR100487800B1 (ko) * 2002-07-06 2005-05-06 엘지전자 주식회사 광픽업용 엑츄에이터의 전원공급구조
JP2006344263A (ja) * 2005-06-07 2006-12-21 Sony Corp 光ディスク装置
US7287264B2 (en) 2002-06-06 2007-10-23 Ricoh Company, Ltd. Objective lens drive apparatus with objective lens portion movable along support member axial direction
JP2018116295A (ja) * 2009-11-17 2018-07-26 台湾東電化股▲ふん▼有限公司 レンズ駆動装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7287264B2 (en) 2002-06-06 2007-10-23 Ricoh Company, Ltd. Objective lens drive apparatus with objective lens portion movable along support member axial direction
KR100487800B1 (ko) * 2002-07-06 2005-05-06 엘지전자 주식회사 광픽업용 엑츄에이터의 전원공급구조
KR20040037893A (ko) * 2002-10-30 2004-05-08 삼성전자주식회사 광픽업용 액츄에이터와 광픽업장치 및 이를 채용한광기록재생장치
JP2006344263A (ja) * 2005-06-07 2006-12-21 Sony Corp 光ディスク装置
JP4544042B2 (ja) * 2005-06-07 2010-09-15 ソニー株式会社 光ディスク装置
JP2018116295A (ja) * 2009-11-17 2018-07-26 台湾東電化股▲ふん▼有限公司 レンズ駆動装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3246140B2 (ja) 対物レンズ駆動装置
US7028318B2 (en) Optical head with lens holder supported by suspension wires at central and end portions
JP4533325B2 (ja) 対物レンズ駆動装置
KR20030009197A (ko) 광 픽업 액츄에이터
EP0773539B1 (en) Optical pickup and supporting method therefor
KR20030077449A (ko) 대물 렌즈 구동 장치
JP4724308B2 (ja) ガルバノミラー
JP2000076672A (ja) 光ピックアップ及びその組立方法
JP3733183B2 (ja) 対物レンズ駆動装置
JPH11306570A (ja) 対物レンズ駆動装置
US6421191B1 (en) Apparatus for driving an objective lens
JP3500094B2 (ja) 光ピックアップ
JPH09219031A (ja) 対物レンズ駆動装置
JP4064731B2 (ja) 対物レンズ駆動装置、光ピックアップ装置及び光ディスク装置
JP4118174B2 (ja) 対物レンズ駆動装置、光ヘッドおよび光ディスク装置
KR20010092180A (ko) 광 픽업 엑츄에이터
JP3317519B2 (ja) 光学系駆動装置
JP2004152421A (ja) 光ピックアップ
JP3440461B2 (ja) 二軸アクチュエータ
JP2002352456A (ja) 光ヘッド装置
JP2000076674A (ja) 光ピックアップ及び記録媒体記録再生装置
JP2001243645A (ja) 光ピックアップ
JP2005018837A (ja) 対物レンズ駆動装置
JP3570838B2 (ja) 対物レンズ駆動装置
JP2000123382A (ja) 対物レンズ用アクチュエータ