JPH0713443A - 転写搬送ベルトユニット - Google Patents

転写搬送ベルトユニット

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JPH0713443A
JPH0713443A JP5157642A JP15764293A JPH0713443A JP H0713443 A JPH0713443 A JP H0713443A JP 5157642 A JP5157642 A JP 5157642A JP 15764293 A JP15764293 A JP 15764293A JP H0713443 A JPH0713443 A JP H0713443A
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JP
Japan
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transfer
value
unit
roller
transfer material
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Application number
JP5157642A
Other languages
English (en)
Inventor
Akio Kutsuwada
昭夫 轡田
Haruji Mizuishi
治司 水石
Yasushi Akiba
康 秋葉
Naoko Iwata
尚子 岩田
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】転写性能を向上することのできる転写搬送ベル
トユニットを提供すること。 【構成】駆動ローラ45と従動ローラ46間に巻き回さ
れている転写搬送ベルト53と、この転写搬送ベルトの
一端側がドラム状の感光体Aに圧接されて転写部を構成
しており、この転写部に送り込まれた転写材に、感光体
上に形成されたトナー像を転写すると共に、前記転写材
を次工程部に向けて搬送する転写搬送ベルトユニットで
あって、転写搬送ベルトの一端側にて電源より印加した
電流の電流値I1が、前記転写材の送り出し側では電流
値I2に変化して前記電源に還流する回路を構成し、I1
−I2=Kの値が一定になるように制御している転写搬
送ベルトユニットにおいて、Kの値を転写材の抵抗値に
より変化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、転写式の画像形成装置
に用いられる転写搬送ベルトユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】駆動ローラと従動ローラ間に巻き回され
ている転写搬送ベルトと、この転写搬送ベルトの一端側
がドラム状の感光体に圧接されて転写部を構成してお
り、この転写部に送り込まれた転写材に、感光体上に形
成されたトナー像を転写すると共に、前記転写材を次工
程部に向けて搬送する転写搬送ベルトユニットであっ
て、転写搬送ベルトの一端側にて電源より印加した電流
の電流値I1が、前記用紙の送り出し側では電流値I2
変化して前記電源に還流する回路を構成し、I1−I2
Kの値が一定になるように制御している転写搬送ベルト
ユニットがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来技術においては、
印加電流値I1と出力電流値I2の差分電流I1−I2の値
を常に一定に制御していたが、転写材によっては、その
ように制御しても転写率が低下して転写性能の点で問題
になるものがある。
【0004】従って本発明は、転写性能を向上すること
のできる転写搬送ベルトユニットを提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明は、次の何れかの構成とした。
【0006】(1).Kの値を転写材の抵抗値により変
化させる(請求項1)。
【0007】(2).(1)において、Kの値を転写材
の体積抵抗率1013Ωcmを境に変化させる(請求項
2)。
【0008】(3).(2)において、Kの値を転写材
の抵抗値の違いで変化させるのは、転写される感光体上
のトナーの比電荷が30μC/g以上のときとする(請
求項3)。
【0009】
【作用】転写材の物性に応じたKの値が選択される。
【0010】
【実施例】先ず、本発明が適用される画像形成装置の作
像系全体について、図1により説明する。本例は2色コ
ピー機に関するので、帯電チャージャ、書き込みユニッ
ト、現像ユニット等をそれぞれ2ユニットずつ備えてい
る。
【0011】1.単色コピー時の動作 先ず、単色コピーモード時の動作説明をする。図1にお
いて、除電ユニットBの除電ランプB−1及び除電チャ
ージャB−2により、感光体Aに光を照射し、感光体A
の表面電位を0〜−100Vの基準電位にする。
【0012】次に、第1帯電チャージャCにて感光体A
へチャージを与え、感光体表面電位を−850V前後と
する。露光による潜像担持に際しては、図示省略の装置
より送られてきたデジタル記録画像情報(黒画像情報)
は、第1書き込みユニットのラインドライバ回路(図示
省略)で受信され、レーザドライバ回路(不図示)にて
増幅される。
【0013】このデジタル記録画像情報は、1画素あた
り1ビット(記録/非記録)の2値化信号であり、前記
レーザドライバ回路が2値化信号に対応してレーザーダ
イオード(不図示)を発光付勢する。
【0014】このレーザダイオードより出射されたレー
ザー光Dは、回転多面鏡(不図示)で反射され、f−θ
レンズ(不図示)を通過し、第1ミラー(不図示)、第
2ミラー(不図示)を経て第3ミラーD−1で反射さ
れ、感光体Aに結像照射され、潜像が担持される。
【0015】ここで、光が照射された部分(画像部)の
感光体表面電位が0〜−100Vとなり、この画像部分
に次の第1現像ユニットEにて、上下の現像スリーブE
−1、E−2に−600V前後のバイアスがかけられる
ため、第1現像ユニットE内のトナーが付着して、潜像
が可視像化される。非画像部は、−850V前後のまま
なので、トナーは付着しない。
【0016】こうして、トナーにより可視像化された感
光体表面は、回転移動し、図示されない給紙部より、用
紙先端部と、画像先端部が、転写部で一致するようなタ
イミングで用紙が送られ、転写搬送ベルトユニットIを
構成する転写搬送ベルトI−1と、感光体Aとが接触す
る部分で、感光体表面のトナー像が、用紙に転写され
る。
【0017】転写後の用紙は、転写搬送ベルトI−1に
電気的に吸着されたまま、図中左方向に送られ、転写搬
送ベルトI−1の左端で曲率分離され、ここには図示さ
れない定着部に送られる。定着部では、熱と圧力により
トナーが用紙に融着され、コピーとして排出される。
【0018】一方、感光体Aに残った残留トナーは、ク
リーニングユニットJで、クリーニングブラシJ−1
と、クリーニングブレードJ−2により掻き落とされ、
感光体表面は、トナーのないまっさらな状態となり、再
び次の作像工程に移る。
【0019】2.2色コピーモード時の動作 前記単色コピーモード時の動作説明における第1現像ユ
ニットEで現像された後、さらに感光体表面は、第2帯
電チャージャFでチャージされ、再び表面電位が−85
0V前後になる。
【0020】ここには図示されない装置より送られてき
た、黒以外のデジタル画像情報が、第2書き込みユニッ
トGに送られ、この画像情報に対応し、LEDが発光付
勢され、感光体表面に結像照射され潜像が担持される。
【0021】これにより、光が照射された部分(画像部
分)の感光体表面電位は、0〜−100V前後となり、
この画像部分に次の第2現像ユニットHにて、現像スリ
ーブH−1に−700V前後のバイアスがかけられてい
るため、第2現像ユニットH内の色トナーが付着して可
視像化される。以後の動作は、前記した再び単色コピー
モード時と同じ工程とたどり、コピーが作られる。
【0022】以上のようにして、2色コピーモード時に
は、原稿内の黒画像部と他の色画像部を、感光体上で別
々に露光、現像して2色コピーを作る。
【0023】3.転写搬送ベルト全体ユニット 図3により転写搬送ベルトユニットについて説明する。
先ず、符号53は転写搬送ベルトを示す。この転写搬送
ベルト53は、表面抵抗が106〜1012Ω程度の抵抗
値を持つ。
【0024】この転写搬送ベルトは、作像時は、感光体
へ圧接され一方向に駆動される。符号45は駆動ローラ
を示す。この駆動ローラ45は、芯部分は金属ローラ
で、この金属ローラの外周に導電性のゴム剤が巻かれた
構成になっている。
【0025】芯部分が金属ローラのため、転写搬送ベル
ト53の張力による撓みを防ぎ、外周がゴムであるた
め、転写搬送ベルト53との摩擦係数を大きくすること
が可能となり、スリップすることなく、確実に転写搬送
ベルト53を駆動することが可能となる。
【0026】符号54は、転写搬送ベルト駆動ギヤを示
し、駆動ローラ45の駆動軸にD形係合され、Eリング
等で固定されている。そして、図示されない駆動源より
回転力が伝達されるようになっている。
【0027】符号46は従動ローラを示す。この従動ロ
ーラ46は、金属ローラであり、転写搬送ベルト53と
接する外周部分の長さは該転写搬送ベルトの幅より短く
なっている。
【0028】符号47、48はバックアップローラを示
し、駆動ローラ45側と、従動ローラ46側に各々対向
し、かつ、これらバックアップローラは、転写搬送ベル
ト53に接触する形で設けられている。
【0029】符号52は加圧ローラを示し、芯金部分は
金属ローラで、この金属ローラの外周に弾性スポンジ部
材が巻かれた構成になっている。芯金が金属なので、撓
むことがない。この弾性スポンジ部材は絶縁性であり、
その硬度は10゜〜50゜(ショア硬さ)の範囲がよ
い。また、この弾性スポンジローラの転写搬送ベルト5
3への喰込量は、0〜1.0mmが適当である。加圧ロ
ーラ52は、転写搬送ベルト53を感光体に押圧する役
割をする。
【0030】この加圧ローラ52により転写搬送ベルト
53を感光体に押しつけることができ、例えば、厚みの
ある転写紙が、転写搬送ベルト53と感光体との間に進
入してきても、従来技術のように、従動ローラ46とバ
ックアップローラ48が下方に押し下げられ、これら2
つのローラ間の転写搬送ベルト部の感光体への接触圧が
低下し、転写効率を下げるという不具合を防止すること
ができる。
【0031】バックアップローラ48、加圧ローラ52
等は転写搬送ベルト53を感光体Aに圧接させるベルト
押圧手段として機能している。
【0032】また、これらのローラが帯電し突発的に放
電を起して転写効率を下げるという不具合が、弾性スポ
ンジ部材を絶縁性とすることによって防止される。
【0033】加圧ローラ52、バックアップローラ4
8、従動ローラ46の各軸にギヤを固定し、これらギヤ
にタイミングベルトを掻け回して駆動することもでき
る。転写搬送ベルト53の摩擦による連れ回りだと、ス
リップにより加圧ローラ52、バックアップローラ48
が回転されなくなることがあり、かかる場合には該ベル
トの裏面が擦られて削られ、該ベルトの耐久性が著しく
損なわれることになるが、タイミングベルトによれば、
駆動力が確実に伝達されるのでかかる不都合は解消され
る。
【0034】さらに、バックアップローラ48と、加圧
ローラ52及び従動ローラ46の各々のローラの周速度
をV48、V52、V46としたとき、これらの周速度の関係
を、V48≧V52≧V46とし、各々のローラの周速度の増
加分を0〜1%に設定するとよい。
【0035】このように設定することにより、転写搬送
ベルト53の回転方向に対し、上流側より下流側に行く
に従い、ローラの周速度が同等又はそれ以上に増加して
いくため、ローラ間での転写搬送ベルトの撓みの発生が
防止される。
【0036】仮に撓みが発生した場合、転写搬送ベルト
53と感光体の間にギャップが生じ、このギャップに伴
う異常放電により転写不良を生ずるが、撓みが生じなけ
れば、かかる不具合も生じない。
【0037】転写搬送ベルト53は、駆動ローラ45、
従動ローラバックアップローラ47、48、加圧ローラ
52等のローラに巻き回されて装着され、駆動ローラ4
5により駆動される。バックアップローラ48には図示
省略の電源から電流が印加されるようになっており、駆
動ローラ45とバックアップローラ47は接地されてい
る。
【0038】図2に示す転写搬送ベルトユニットは、中
間部分より折曲されてベルトの交換等に際して便利にな
っているが、この折曲部の右側を右側支持手段と、左側
を左側支持手段と称する。
【0039】符号42は転写搬送ベルトユニットの右側
支持手段を構成する前側板を示す。符号44は右側支持
手段を構成する後側板を示す。これらの側板42、44
は従動ローラ46とバックアップローラ48を回転自在
に支持し、ステー部材49により一体的に構成されてい
る。
【0040】左側支持手段と右側支持手段とは、駆動ロ
ーラ45側のバックアップローラ47を介した形で連結
されている。
【0041】左側支持手段も前側板41と後側板43を
有し、これら両側板は駆動ローラ45とバックアップロ
ーラ47を回転自在に支持すると同時に、これらの各ロ
ーラにより両側板が連結される構成となっている。
【0042】転写搬送ベルトユニットの、左側支持手段
と右側支持手段は、通常、転写搬送ベルト53が張架さ
れた状態では、ねじ58等により完全に固定されてい
る。転写搬送ベルト53を外す場合には、ねじ58を外
し、図4に示すように左側支持手段をバックアップロー
ラ47の軸を回転中心にして同図中、時計回りの向きに
回転させ、各ローラで構成する周長を、転写搬送ベルト
の内周長より大幅に短くする。これにより、転写搬送ベ
ルト53を転写搬送ベルトユニットから外すことができ
る。
【0043】4.転写搬送ベルトユニットを保持する下
側ユニット 図5により、転写搬送ベルトユニットを保持する下側ユ
ニットについて説明する。図5(a)において、符号1
は下側ユニットの前側板、符号2は同後側板をそれぞれ
示す。
【0044】また、符号3はケーシングを示し、下側ユ
ニットの前後側板を支持し、構造体を構成している。符
号4は回転軸を示す。この回転軸4は、下側ユニットの
前側板1と後側板2間に回転自在に支持されている。
【0045】また、この回転軸4は転写搬送ベルトユニ
ットを駆動ローラ45の軸を回転中心として回転させて
転写搬送ベルトユニットの従動ローラ46側を感光体表
面に接離動作させるための部材を保持している。
【0046】図5(a)において、符号6−aは下アー
ムを示す。この下アーム6−aの基端部は回転軸4に支
持されている。この支持態様は、回転軸4の回りに空回
転しないように、回転軸4と係合する部分にD形の穴を
開け、回転軸4の端部もD形に加工し、これらD形同士
を嵌合させた上でねじにより固定する方法を採用してい
る。
【0047】図5(a)に示すように下アーム6−aは
下側ユニット中、手前側に配置されている。また、図8
に示すように、回転軸4の近傍手前側に設けられた光セ
ンサ5−1をオン、オフさせる役目をする遮蔽部6−a
1が一体的に形成されている。
【0048】図8は転写搬送ベルトユニットがセットさ
れている状態を示し、この時、遮蔽部6−a1は光セン
サ5−1から外れた位置にあり、センサはオフとなって
いる。図5(a)において、奥側にも光センサが設けら
れている。この光センサを符号5−2で示す。
【0049】図7において、下アーム6−bは図8に示
した下アーム6−aと遮蔽部6−b1の位置がずれてい
るだけで、他は同じである。つまり、遮蔽部6−b1
は、転写搬送ベルトユニットがセットされている状態
で、光センサ5−2をオフしない位置にあり、ジャム等
が発生したためこれを除去すべく転写搬送ベルトユニッ
トを大きく解除した際に、この解除の終了を検知すると
きに、光センサ5−2に重なり、該センサをオフするよ
うな位置に定められている。
【0050】図8において、上アーム7の右端には、軸
10を介してコロ8が保持されている。このコロ8は図
2に示すように軸10に回転自在に保持され、前記転写
搬送ベルトユニットの前側板42及び後側板44の底部
に接している。
【0051】図10において、符号32は緊縮性のばね
を示し、下アーム6−aにねじ込まれたビス100と、
上アーム7の左端に架張されている。このばね32は上
アーム7の軸9を中心を回転中心として、反時計回りの
向きに回転させようとする加圧力を発生し、コロ8を介
して、転写搬送ベルトユニットの前後側板42、44を
押し上げている。
【0052】図5(a)において、図7、図8に示した
光センサ5−1、5−2は下アーム6−a,6−bの位
置を検知するもので、前後に各1個ずつ設けられ、ケー
シング3にビス止め固定されている。
【0053】図5(a)において、回転軸4の前側に
は、ギヤ15がD形係合され、Eリング等で固定されて
いる。又、後側には、回転軸4を回転駆動する駆動ギヤ
11がD形係合され、Eリング等で固定されている。
【0054】ここで、転写搬送ベルトユニットを下側ユ
ニットへ取付ける場合は、図5にその全体を示す下側ユ
ニットの前側板1と後側板2にそれぞれ形成された、上
部が切り欠かれた小判型部分102両端部に、図3に示
す転写搬送ベルトユニットの駆動ローラ45の両端部を
落とし込み、前記小判型形状と外周形状が同じ軸受を両
サイドから入れ込み、Eリング等で固定する。こうして
2つのユニットが組み合わされたときのユニット全体を
図2に示す。
【0055】5.回動駆動源 図5(a)において、符号25はモータを示し、ブラケ
ット26により後側板2にビス等により固定されてい
る。符号23はウオームを示し、ブラケット24に保持
され、ブラケット24は後側板2にビス止め固定されて
いる。
【0056】符号12は中継ギヤを示し、ウオームと噛
み合うはすば歯車部と平歯車部との複合ギヤであり、ウ
オーム23の回転を駆動ギヤ11に伝達する役目をす
る。この中継ギヤ12は、後側板2にインサートされて
いる軸30に回転自在にEリング等で取り付けられてい
る。
【0057】連結部材28は、モータ25の軸とウオー
ム23を連結し、モータ25の回転力を回転軸4に伝達
する。ウオーム23があることで、中継ギヤ12の逆転
が防止されている。よって、コピー中つまり、機械動作
中は、転写搬送ベルトユニットが離間するのを防止する
機構を非常に容易な構成で達成できたことになる。
【0058】6.クリーニング部 クリーニング装置が設けられているのは、転写搬送ベル
ト53が用紙を介さないで直接感光体表面に接する場合
があり、このとき、転写搬送ベルト53に感光体上のト
ナーが転写されることがあり、この転写搬送ベルト53
に感光体上のトナーが転写されるときに該転写搬送ベル
ト上のトナーを掻き取るためである。
【0059】図6(a)において、符号13はクリーニ
ングブレートを示し、ゴム等の弾性体からなる。このク
リーニングブレード13は転写搬送ベルト53に圧接
し、トナーを掻き落とす働きをする。
【0060】符号14はクリーニングブレードを保持す
るクリーニングブレード保持部材を示し、クリーニング
ブレード13が両面テープ等の接着剤により貼り付けら
れている。符号27はブラケットを示し、前後に軸がか
しめられ、下側ユニットの前後側板1、2に、回動自在
に支持されている。このブラケット27には、クリーニ
ングブレード13を保持したクリーニングブレード保持
部材14がねじ等により取り付けられている。なお、こ
のクリーニングブレード保持部材14は交換自在であ
る。
【0061】図11において、符号33は毛ブラシを示
し、クリーニングブレード13のエッジ部に付着した紙
粉等の異物を掻き取る、紙粉除去機能を有する。この毛
ブラシ部材33が必要とされるのは、クリーニングブレ
ード13が転写搬送ベルト53と接するエッジ部に、紙
粉等の異物が経時的に挾み込まれ、クリーニングブレー
ド13のエッジと、転写搬送ベルトとの間に微かな隙間
を生じ、この隙間からトナーが洩れ出し、クリーニング
不良が発生することを防止するためである。
【0062】クリーニングブレード13のエッジは、こ
のクリーニングブレード13の解除動作時に、毛ブラシ
33に擦りつけられることにより清掃される。
【0063】7.クリーニング加圧機構 図6(a)において、回転軸4にはギヤ15がD形係合
され、Eリング等により止められている。図11に示す
ように、ギヤ16はギヤ15と噛み合い、軸22にEリ
ングにより止められ、D形係合されている。
【0064】ギヤ16の側面部には、ピン16−aが植
設されている。符号17はピン16−aに、回転自在に
Eリング止めされている加圧調整板を示す。この加圧調
整板17の他端側はU字形にカットされ、該U字部にピ
ン19−aが係合している。このピン19−aは加圧板
19に植設されている。加圧板19は軸27−aとD形
係合し、Eリング止めされている。
【0065】図11において、符号18はクリーニング
ブレード13の加圧ばねを示し、ピン19−aとピン1
6−aとの間に架張されている。この加圧ばね18によ
り、加圧板19を介して、クリーニングブレード13
に、時計回りの向きに回転力が与えられ、これが加圧力
として作用する。
【0066】8.トナー排出部 図6(a)において、符号29はトナー排出コイルを示
し、クリーニングブレード13で掻き落とされたトナー
をユニットの外に排出するものである。図6(b)に示
すように、このトナー排出コイル29には軸部29−a
が溶接されている。図3において、駆動伝達ギヤ55は
駆動ローラ45の軸にD形係合され、Eリングで止めら
れている。
【0067】図2において、中継ギヤ21は駆動伝達ギ
ヤ55と噛み合い、トナー排出コイル駆動ギヤ20に回
転を伝達する。トナー排出コイル駆動ギヤ20は、図6
の軸27−aにD形係合し、中継ギヤ21と噛み合い、
伝達されてくる回転力をトナー排出コイル29へ伝達す
る。
【0068】9.動作について コピー動作時において、プリントボタンがオンされる
と、図5(a)に示す下アーム6−aの位置が検知さ
れ、転写搬送ベルトユニットが解除状態の場合、モータ
25がオンされ、下アーム6−aを反時計回りの向きに
回動させ、転写搬送ベルトユニットをセット状態にす
る。
【0069】このときの動作を図9を参照しつつ説明す
る。先ず、モータ25が回転すると、連結部材28を介
してウオーム23が回転し、中継ギヤ12が時計回りの
向きに回転する。この回転力がギヤ11を介して回転軸
4に伝えられ、回転軸4は反時計回りの向きに回転す
る。
【0070】図10において、下アーム6−aの基端部
は回転軸4に固定されているので、共に反時計回りの向
きに回転し、コロ8が前側板42の底部に接した後、さ
らに回転すると、上アーム7が軸9を回転中心として時
計回りの向きに回転し、ばね32が伸ばされ、遮蔽部6
−a1がセンサ5−1をオフにすると、モータ25の回
転が停止する。
【0071】このとき、ばね32の張力により軸9を介
して前後のコロ8に上方向へ押しつける力が生まれ、転
写搬送ベルトユニットの各側板42、44に形成された
位置決め部80(図3参照)を、図示省略の感光体ユニ
ット前後側板に形成された位置決め部に確実に接触させ
ることができる。この接触状態を図10に実線で示す。
【0072】10.請求項1〜3に対応する説明 図10において、転写搬送ベルト53が感光体Aに当接
すると、バックアップローラ48に、図示省略の電源よ
り端子51(図3参照)を介して電流が印加される。転
写搬送ベルト53は、電気抵抗として、106〜1012
Ω程度の中抵抗のものを使用しているため、駆動ローラ
45の方向に行くに従い電荷が流れ、電圧は降下してい
く。
【0073】感光体Aの近傍では、従動ローラ46によ
り付与された電荷により、感光体A上に、転写搬送ベル
ト53に印加した極性と逆極性のトナーが用紙上に転写
される。
【0074】印加方式は、ここには図示されない電源に
よりバックアップローラに送る電流値をI1とし、駆動
ローラ45とバックアップローラ47より流れてくる電
流値をI2としたとき、I2を電源に戻し、I1−I2が一
定となるように制御している。
【0075】紙分離、搬送に関しては、印加した電荷の
帯電により用紙が分極し、転写搬送ベルト上の真電荷と
用紙の分離電荷とにより静電気力を発生し、用紙は転写
搬送ベルトに吸着される。
【0076】転写後、搬送される用紙は、搬送中に駆動
ローラ45から除々に、中抵抗の転写搬送ベルトを通し
て帯電量が緩和される。その用紙の帯電量が緩和される
スピードは、用紙の持つ抵抗値:Rと静電容量:Cによ
って大きく左右され、τ=CRからなる時定数τで表す
ことができる。
【0077】静電引力の弱まった用紙は駆動ローラ45
部で、用紙の腰による曲率分離により、転写搬送ベルト
53より離れ、用紙はここには図示されない定着部に送
られる。この曲率分離に適する駆動ローラ45の径は1
4〜16mmと思われる。
【0078】転写搬送ベルト53の駆動は、図3におい
てここには図示されない駆動源により、転写搬送ベルト
駆動ギヤへ、図中、反時計回りの向きに回転力が与えら
れることにより行なわれる。
【0079】前記説明の中のI1−I2=Kの値につい
て、感光体表面に付着したトナーの比電荷が転写部前で
30μc/g以上のときで転写材の体積抵抗率が1013
Ωcm以上の場合、比電荷が30μc/g以下のときと
同じI1−I2の値では、転写率が低くなる。I1−I2
Kの値を30μc/g以下のときより高くすると転写率
は上がる。
【0080】従って、転写材の抵抗値が低い場合と、高
い場合とで、このKの値を変え、一定の転写率を保つよ
うにする。これより、転写材の抵抗値が高くなっても、
転写率は良好に維持される。
【0081】前記転写材の体積抵抗率が1013Ωcm以
上となるのは、オーバーヘッドプロジェクター(以下、
OHPという)シートのような、透明な薄板状の樹脂部
材に限られる。従って、給紙部で反射率を測定すれば、
他の転写材との区別は簡単につけられる。
【0082】そこで、転写材の抵抗値を反射率におきか
え、透過する場合は、I1−I2=Kの値を高めに設定変
更するように制御する。これにより、給紙部等で転写材
の透過性又は反射率の検知によりKの値を切り換えでき
るので、わざわざ転写材の抵抗値を図る必要がなくな
る。
【0083】トナー比電荷に関しては、前記全体説明の
中で、感光体上の比電荷が30μc/gを越えるのは、
第2帯電チャージャFがオンしたときのみである。よっ
て、この第2帯電チャージャFがオンしたことを検知す
ることにより、トナー比電荷が30μc/g以上になっ
ていることを検知できる。この時のトナーは黒トナーの
ことである。
【0084】よって、第2帯電チャージャFがオンした
時に、OHPシートのような透明部材が転写材として用
いられた場合、先のI1−I2=Kの値を変化させるよう
に制御する。これは、転写材の抵抗値が転写材に影響を
及ぼすのは、トナーの比電荷が30μc/g以下のとき
にKの値を切り換えると異常画像が発生してしまうから
である。
【0085】なお、色トナーの方は、比電荷が非常に低
いので、転写材の抵抗値及びI1−I2=Kの影響はほと
んど受けず、前記黒トナーのために、Kの値を換えても
転写率に変化はない。
【0086】11.解除時について 図12に示す定着・排紙部近傍のセンサS103が、転
写紙後端(リピート時は最終紙後端)を検知したと同時
に、図5(a)に示すモータ25をセット時と反対の向
きに回転させ、下アーム6−a,6−bを時計回りの向
きに回動させる。この回動時間は、予め設定された時
間、つまり、転写搬送ベルト53を感光体より僅かに離
間させるに要する時間(2sec以下)とする。
【0087】定着・排紙部とコピートレイの距離が殆ど
なく、解除時間がとれない場合は、各種サイズの転写紙
先端を、定着・排紙部近傍のセンサが検知し、各転写紙
後端が、転写部(転写搬送ベルトと感光体と接触部)よ
り外れるまでの時間が経過した後、解除方向にモータ2
5を回転させることも可能である。
【0088】この場合、紙サイズ毎に制御量を変える必
要があるので、さらに、図12のレジストローラ104
近傍のセンサS104が各種サイズの転写紙の後端を検
知し、各転写紙の後端が前記転写部より外れるまでの時
間が経過した後、解除方向にモータ25を回転させるこ
とも可能である。
【0089】ここで、機械動作時以外、転写搬送ベルト
53を感光体より僅かに離間させるのは、接触したまま
の状態にしておくと、転写搬送ベルトが変質等の異常を
起し、正常な機能を果たさなくなるのを避けるためであ
る。
【0090】この離間の距離は、転写搬送ベルト53と
感光体とが接触しなければよいという程度のもので、そ
れ程の精度は要しない。ただ、離間距離が僅かなので、
2つのセンサでこの離間した位置を検知するのは難し
い。従って、センサで行なう場合は、もう一つ追加する
必要がある。
【0091】しかし、本例のように、予め設定した時
間、モータを回転させ、解除させるようにすれば、余分
なセンサをつけなくともよくなる。
【0092】12.ジャム時の解除について 先ず、図12で、レジストローラ104部近傍のセンサ
S104が、用紙先端を検知していないときのような、
つまり、転写搬送ベルトユニットに至る前の工程部分に
てジャムが発生したときは、転写搬送ベルトユニットを
解除してもジャム紙の除去はできない訳であるから、転
写搬送ベルトユニットを解除しない。
【0093】これにより、不必要な動作がなくなり、各
部品の摩耗量が減少し、耐久性が向上する。転写搬送ベ
ルトユニット近傍でジャムが発生した場合、ジャムを検
知したと同時に図5に示すモータ25を、当該ユニット
の解除方向に回転させる。
【0094】図7に示す遮蔽部6−b1がセンサ5−2
をオフにしたら、モータ25の回転を停止する。この状
態を図10に2点鎖線で示す。この場合、図示省略の前
カバーが解除途中で開けられたときは、解除中にも拘ら
ずすぐにジャム紙を取ろうとして手を機内に差し入れる
ことも考えられるので、安全面を考え、モータ25の駆
動を停止させる。さらに解除させたいときは、再び、前
カバーを閉じる。解除が完了したら、光又は音で知らせ
る。
【0095】例えば、前カバーが大きく、操作性が悪い
場合でさらに解除させるときには、転写搬送ベルトユニ
ット解除ボタン(図示省略)を押すことによりモータ2
5を解除方向へ回転させ、転写搬送ベルトユニットが解
除中であることを操作者に知らせる。
【0096】このとき、操作者が、その場を離れ、別の
人がジャム処理を行なうことが考えられる。つまり、別
の人が解除中にうっかり機内に手を差し入れるというこ
とも考えられるので、前記解除ボタンを押しているとき
だけモータ25を解除方向に回転させ、遮蔽部6−b1
がセンサ5−2をオフするまでの間、転写搬送ベルトユ
ニットが解除中であることを、ここには図示されない本
体側操作部の表示部に表示して操作者に知らせて、解除
が完了するまで前カバーを開けないようにしてもらえ
ば、安全性を保ちつつジャム処理時間を短縮することが
可能となる。
【0097】また、さらに、転写搬送ベルトが解除中で
あることを音で知らせることで、操作者の認知度を高め
ることもできる。この音に関して、合成語で、転写搬送
ベルトが解除中であるということを発声してさらに操作
者の認知度を高め、解除中に誤って前カバーを開けると
いう誤操作を防ぎ、ジャム処理時間を短縮することがで
きる。
【0098】前記操作者への認知手段の他に、前カバー
を、転写搬送ベルトユニット解除中に開けるという誤操
作を防ぐ手段として、解除中、前カバーを強制的にロッ
クし、開けなくする方法もある。
【0099】即ち、図13(a),(b)に示すように
前カバー105に穴106を有する突部107を設け、
この穴106にピン65が出し入れ可能となるように
し、このピン65が植設された支持板61を軸63に回
動自在に支持しておく。
【0100】支持板61の右端はソレノイド60のプラ
ンジャーに連結し、左端は軸64に一端を掛け等れた緊
縮性のばね62で引くようにしておく。
【0101】かかる構成において、モータ25が回転を
始めると同時に、ソレノイド60をオンにする。する
と、支持板61が時計回りの向きに回転し、ピン65が
前カバー105と一体の突部107の穴106に入り込
む(図13(a)参照)。この状態で、前カバー105
は、外から開けることができなくなる。
【0102】図5(a)に示す下アーム6−bの遮蔽部
6−b1(図7参照)がセンサ5−2をオフにし、転写
搬送ベルトユニットの解除が完了したら、図13(a)
に示す状態からソレノイド60をオフする。すると、支
持板61がばね62で引かれ、ピン65が穴106から
外れ、前カバー104が外から開けられるようになる。
かかる構成により、解除中に前カバーを開けるという誤
操作を完全になくすことができる。
【0103】13.クリーニングブレードの動きについ
て 図11において、クリーニングブレード13の加圧状態
を実線で示す。この状態において、加圧ばね18の張力
が加圧板19とブラケット27を介しクリーニングブレ
ードエッジ13に当接力として伝達されている。
【0104】次に、クリーニングブレード13の交換時
又は、クリーニングブレードエッジ清掃時に、クリーニ
ングブレードを解除する時の動作について説明する。
【0105】この動作は前記の、ジャム時に転写搬送ベ
ルトユニットを解除する時の動作と連動するようになっ
ている。図6(a)において、回転軸4が時計回りの向
きに回転すると、ギヤ15を介してギヤ16が反時計回
りの向きに回動する。ギヤ16が反時計回りの向きに回
動すると、ピン16−aも同方向に回動し、該ピン16
−aとピン19−aの間隔が縮まっていく。
【0106】さらにギヤ16が回動すると、加圧調整板
17が図中、上方に押し上げられ、加圧調整板17の他
端に形成されているU字形の切欠部の底部がピン19−
aに当る。
【0107】この状態になったときに、加圧板19が加
圧調整板17に押される形で、図中反時計回りの向きに
回動し、ブラケット27を介してクリーニングブレード
13が同方向へ回動を開始し、図11に2点鎖線で示す
ように、クリーニングブレード13が完全に解除された
状態になる。
【0108】このとき、クリーニングブレード13のエ
ッジ部が毛ブラシ33に擦り付けられることになり、エ
ッジ部が清掃され、エッジ部に付着した紙粉等の異物が
掻き落とされる。
【0109】クリーニングブレード13の交換時、ジャ
ムしたとき以外のときは、転写搬送ベルトユニットの解
除量は、ごく僅かである。しかしその状態ではクリーニ
ングブレード13は、転写搬送ベルト53へ当接したま
まであり、当該転写搬送ベルトの脱着がしにくい。
【0110】よって、この場合、図5(a)に示す連結
部材28の途中に図5(b)に示すように大径の外輪2
8’を設けて、低負荷で手動で回転できるようにし、ク
リーニングブレード13を完全に解除することも可能で
ある。この外輪28’の外周に凹凸を設け、回すときに
スリップするのを防止することもできる。
【0111】さらに又、ここには図示しないが、図5の
ウオーム23とモータ25及び連結部材28を上下に移
動可能にし、クリーニングブレード13の交換時に、転
写搬送ベルトユニット全体を機械本体より取り出した
後、前記の部材を上方にずらして、ウオーム23と中継
ギヤ12を離間させ、転写搬送ベルトユニットの自重で
回転軸4を時計回りの向きに回転させ、クリーニングブ
レード13を完全に解除することもできる。
【0112】この時、ウオーム23、モータ25、連結
部材28の部品は、機械本体セット時は、スプリング等
の弾性部材で下方へ押しつけられ、ウオーム23と中継
ギヤ12とは噛み合っている。
【0113】14.クリーニングブレードエッジ清掃の
動作について クリーニングブレード13のエッジ部に付着した紙粉等
の異物は、定期的に取り除く必要がある。この場合、前
記説明のように、図5(a)に示すモータ25を回転さ
せることにより異物除去が可能である。
【0114】この動作をさせるタイミングは、一日当り
取られるコピーの枚数が100枚以下というように非常
に少ない場合は、電源スイッチを最初にオンしたときに
モータ25を正逆転させ、図11に示すようにクリーニ
ングブレード13のエッジを毛ブラシ33に擦りつけ、
清掃すればよい。
【0115】さらに、コピー枚数が多い場合には、クリ
ーニングブレードのエッジに異物が溜り、クリーニング
不良が発生する枚数(エッジ清掃語カウントした枚数)
より少ない予め設定された枚数経過後は、該枚数の経過
毎にモータ25を正逆転させ、クリーニングブレードエ
ッジの清掃動作を行なわせる。
【0116】これで、一日当りのコピー枚数がどんなに
多くても、定期的にエッジの清掃が行なわれるので、ク
リーニング不良の発生の防止を図ることができる。
【0117】前記のクリーニングブレードのエッジ清掃
動作は、連続コピーが行なわれている途中に、予め設定
された枚数に達する場合、その連続コピーのジョブが終
了した後、行なうこととする。
【0118】これにより、連続コピーを中断させ、操作
者を待たせるという不具合をなくすことができる。前記
の、予め設定される枚数のメモリーは、、ジャム時等
で、クリーニングブレードのエッジ清掃動作が行なわれ
た場合にはリセットされ、エッジ清掃後から再びカウン
トを開始するようにして必要以上の動作を省けば、機械
の耐久性が高められる。
【0119】さらに、この予め設定される枚数は、クリ
ーニングブレード13のエッジの摩耗量に反比例して短
くなる。従って、この設定される枚数は、クリーニング
ブレードが新品状態のとき(摩耗量=0)をn枚とする
と、このクリーニングブレード13でコピーされる枚数
の増加に従い、除々にnを少なくするように設定し、初
期と経時で、その枚数を変え、クリーニングブレード新
品時に、無駄な解除動作をなくし、機械の耐久性を高め
る。
【0120】15.トナー排出部の動作について 図2、図6に示すように、トナー排出部においては、駆
動伝達ギヤ55の回転力が中継ギヤ21を介してトナー
排出コイル駆動ギヤ20に伝わり、図6(b)に示す軸
部29−aを介して、トナー排出コイル29を回転さ
せ、廃トナーをユニット外へ排出するようにしている。
【0121】
【発明の効果】本発明によれば、転写材の値が高くなっ
ても転写率を良好に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される画像形成装置の作像系全体
について説明した図である。
【図2】転写搬送ベルトユニットの全体を説明した斜視
図である。
【図3】転写搬送ベルトユニットのベルト支持部を説明
した斜視図である。
【図4】転写搬送ベルトユニットのベルト交換時におけ
る状態を説明した図である。
【図5】下側ユニットの斜視図である。
【図6】クリーニングユニット部に斜視図である。
【図7】下アームの斜視図である。
【図8】下アームの斜視図である。
【図9】転写搬送ベルトの加圧、解除駆動機構の説明図
である。
【図10】転写搬送ベルトの加圧及び解除の状態を説明
した図である。
【図11】クリーニングブレードの加圧及び解除の状態
を説明した図である。
【図12】用紙搬送系の説明図である。
【図13】前カバーのロック機構を説明した図である。
【符号の説明】
45 駆動ローラ 46 従動ローラ 53 転写搬送ベルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩田 尚子 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動ローラと従動ローラ間に巻き回されて
    いる転写搬送ベルトと、この転写搬送ベルトの一端側が
    ドラム状の感光体に圧接されて転写部を構成しており、
    この転写部に送り込まれた転写材に、感光体上に形成さ
    れたトナー像を転写すると共に、前記転写材を次工程部
    に向けて搬送する転写搬送ベルトユニットであって、転
    写搬送ベルトの一端側にて電源より印加した電流の電流
    値I1が、前記転写材の送り出し側では電流値I2に変化
    して前記電源に還流する回路を構成し、I1−I2=Kの
    値が一定になるように制御している転写搬送ベルトユニ
    ットにおいて、 前記Kの値を転写材の抵抗値により変
    化させることを特徴とする転写搬送ベルトユニット。
  2. 【請求項2】請求項1において、Kの値を転写材の体積
    抵抗率1013Ωcmを境に変化させることを特徴とする
    転写搬送ベルトユニット。
  3. 【請求項3】請求項2において、Kの値を転写材の抵抗
    値の違いで変化させるのは、転写される感光体上のトナ
    ーの比電荷が30μC/g以上のときとした。
JP5157642A 1993-06-28 1993-06-28 転写搬送ベルトユニット Pending JPH0713443A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5157642A JPH0713443A (ja) 1993-06-28 1993-06-28 転写搬送ベルトユニット

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JP5157642A JPH0713443A (ja) 1993-06-28 1993-06-28 転写搬送ベルトユニット

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JPH0713443A true JPH0713443A (ja) 1995-01-17

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ID=15654192

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JP5157642A Pending JPH0713443A (ja) 1993-06-28 1993-06-28 転写搬送ベルトユニット

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JP (1) JPH0713443A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5833150A (en) * 1995-01-23 1998-11-10 Komatsu Ltd. Mobile crusher and crusher control method
JP2018031999A (ja) * 2016-08-26 2018-03-01 株式会社リコー 加圧装置及び転写装置及び画像形成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5833150A (en) * 1995-01-23 1998-11-10 Komatsu Ltd. Mobile crusher and crusher control method
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