JPH0713388Y2 - バンド用留め具 - Google Patents

バンド用留め具

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JPH0713388Y2
JPH0713388Y2 JP76693U JP76693U JPH0713388Y2 JP H0713388 Y2 JPH0713388 Y2 JP H0713388Y2 JP 76693 U JP76693 U JP 76693U JP 76693 U JP76693 U JP 76693U JP H0713388 Y2 JPH0713388 Y2 JP H0713388Y2
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JP
Japan
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band
tightening band
tightening
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hole
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JP76693U
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JPH0660244U (ja
Inventor
達穂 田中
Original Assignee
日動電工株式会社
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  • Clamps And Clips (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、主として、電柱のよう
な柱体の外周面に標識板などの比較的軽負荷の被装着物
をこれに巻回された締付けバンドにより締付け状態に固
定する際に使用されるバンド用留め具に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、電柱の外周面に標識板などの被装
着物を締付けバンドを介して固定する場合には、ステン
レス製の締付けバンドを使用するとともに、該バンドの
両端を引張って掛け止めするために、えび金具のような
雌雄の係合金具をもった金属製留め具を使用していた。
つまり、締付けバンドの一端側を繋いである締付けバン
ドの他端側を被装着物の上から電柱の外周に巻回させた
後、そのバンドの他端部を係合金具間に挿通させるとと
もに、引張り操作により締付けバンドを締め上げた状態
で、えび金具のような係合金具をその思案点を越える位
置まで回動操作することで圧着・固定するようになって
いた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記したような構成の
従来のバンド用留め具は、ステンレス製の締付けバンド
の他端部を引張り、その引張り反力に抗した大きな力で
えび金具のような係合金具を回動操作しなければなら
ず、操作性に欠けるだけでなく、バンドも金具も金属製
であるから、被装着物を固定する作業時に作業者がバン
ドや金具に当接したり、接触して怪我をしやすく、ま
た、装着後においても、子供などが触れて負傷しやすい
という問題があった。
【0004】本考案は上記のような問題点を解消するた
めになされたもので、締付けバンドの留め操作を少ない
労力にて容易、迅速に行なうことができ、しかも、締付
け作業時などに当接したり、接触しても負傷などを負う
ことがなくて、安全に使用することができるバンド用留
め具を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案に係るバンド用留め具は、柱体の外周面に装着
される被装着物の上から上記柱体の周りに巻回させた合
成樹脂製の締付けバンドを締付け状態に固定するバンド
用留め具であって、その裏面に幅方向に沿う多数の凹条
が長手方向に所定間隔で形成されている上記締付けバン
ドよりも広幅でかつ上記柱体の周方向へ延びる合成樹脂
製基体の一端部側には、上記締付けバンドの一端部を該
基体の表面側から裏面側へ挿通させる第1の挿通孔およ
びこの第1の挿通孔よりも上記基体の一端部側で上記第
1の挿通孔に挿通された上記締付けバンドの一端部を裏
面側から再び上記基体の表面側へ挿通させる第2の係合
孔が形成されているとともに、上記基体の他端部寄り箇
所には、上記締付けバンドの他端部を上記基体の他端部
側から挿通させる貫通孔が形成され、かつ、この貫通孔
の裏側内壁には弾性係合片が形成されており、さらに、
上記弾性係合片の裏面には、上記貫通孔に挿通されて突
出した締付けバンドの他端部を引張り操作した際に柱体
への押圧反力を受けて、上記弾性係合片を外方へ弾性変
形させて該弾性係合片の先端の爪部を締付けバンドの凹
条に係合させる突部を一体形成したものである。
【0006】
【作用】本考案の構成によれば、基体の一端部側の第1
および第2の挿通孔に締付けバンドの一端部を順次挿通
させて該締付けバンドを折り返すことにより、該締付け
バンドの一端部が上記基体の一端部側に縫い込み状に繋
留される。この状態で締付けバンドを被装着物の上から
柱体の外周面に巻回し、その他端部を基体の貫通孔を挿
通させたうえ、該バンドを強く引張り操作して締付ける
と、弾性係合片の裏面側の突部が柱体への押圧反力を受
けて該弾性係合片が外方へ弾性変形して、その先端の爪
部が締付けバンドの裏面の凹条の一つに係合することに
なる。したがって、締付けバンドは締付け状態からの戻
りのないように抜け止めされ、これによって、上記被装
着物はバンドによる強力な締付け力にて堅固に柱体の外
周面に取り付けられる。この時、上記締付けバンドの他
端側を引張り操作するだけで抜け止めロック状態となる
ので、操作は容易であり、さらに締付けバンドと共に基
体も合成樹脂製であるから、作業中や装着後に手を傷つ
けたりするおそれも解消される。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面にもとづいて説
明する。図1は本考案の一実施例によるバンド用留め具
を示す斜視図である。
【0008】図1において、1は柱体としての電柱、2
は電柱1の外周面に装着される標識板のような比較的軽
負荷の被装着物、3は被装着物2を電柱1に締付け固定
するための締付けバンド、4は締付けバンド3の留め具
である。上記締付けバンド3は合成樹脂からなり、その
裏面には、幅方向に沿う凹条5が長手方向に比較的短い
所定間隔で形成されている。
【0009】上記留め具4の基体4Aは、合成樹脂から
なり、上記締付けバンド3よりは広幅で、かつその長手
方向の両端側が上記電柱1の周方向に沿って延ばされ
て、略半月状に形成されており、上記電柱1の外周面に
当てがうように配置される。この基体4の長手方向の一
端部4aには、図2および図3に示すように、締付けバ
ンド3の一端部3aを基体4Aの表面側から裏面側へ挿
入させるための第1の挿通孔6と、この第1の挿通孔6
よりも外端側に位置して上記締付けバンド3の一端部3
bを基体4Aの裏面側から再び表面側へ挿通させるため
の第2の挿通孔7が形成されている。
【0010】8は上記基体4の他端部4b寄り箇所に形
成されて、上記締付けバンド3の他端部をその幅方向の
両端縁を案内させて上記基体4の他端部側からその長手
方向に沿って挿通させる貫通孔であり、上記第1の挿通
孔6の表面側で折り返されて電柱1に巻回された締付け
バンド3の他端部3bを挿通させるためのものである。
この貫通孔8の裏側の内壁4Bには、図2に示すよう
に、長手方向の他端側を残すようにコ字形のすり割り溝
9が形成されており、このすり割り溝9で囲われた部位
により、先端に外向きの爪部10aを有する弾性係合片
10が構成されている(図4参照)。11は上記弾性係
合片10の裏面に形成された突部であり、上記貫通孔8
に挿通させた締付けバンド3の他端部3bを引張り操作
した際に電柱1への押圧反力を受けて、上記爪部10a
を締付バンド3の凹条5に係合させるように働くもので
ある。
【0011】このような構成のバンド用留め具の使用手
順を以下に説明する。まず、締付けバンド3の一端部3
aを、図5に示すように、バンド用留め具4の表面側か
ら第1の挿通孔6に挿通した後、該留め具4の裏面側か
ら第2の挿通孔7に挿通して表面側に引き出し、この状
態で上記締付けバンド3を外端側へ折り返して電柱1の
外周面に対して被装着物2の上から一巻きする。この
時、上記締付けバンド3の一端部3aは第1および第2
の挿通孔6,7に挿通され、該締付けバンド3が折り返
されるので、バンド用留め具4の一端側に対して縫い込
み状に繋留され、しかも、締付バンド3の折り返された
部分と上記一端部3aとが裏面同士で対面して重合して
それぞれの凸条同志が係合するので、締付けバンド3の
一端部3が不用意に離脱するおそれはない。なお、上記
第1および第2の挿通孔6,7間に位置して、図8に示
すような係合突部21を形成すれば、締付けバンド3の
一端部3a側の抜け止めが一層確実なものとなる。
【0012】上記のようにして、電柱1に一巻きした締
付けバンド3における他端部3bを図6に示すように、
バンド用留め具4の貫通孔8に挿通させたうえ、この一
端部3bを電柱1の径方向外方へ向けて引張り操作す
る。この引張力によって締付けバンド4が締められると
ともに、電柱1の外周面を突部11が押圧するので、そ
の押圧反力を受けて弾性係合片10が、図7に示すよう
に、径方向の外方へ弾性変形して、爪部10aが締付け
バンド3の凹条5に係合する。これにより、締付けバン
ド3が戻りのない抜止め状態に保たれる一方、被装着物
2は電柱1の外周面に対して締付け固定される。すなわ
ち、上記締付けバンド3の他端部3bを貫通孔8に挿通
させて引張力を与えれば、締付けおよび抜け止めが同時
的に達成され、締付けバンド3の留め作業を容易に行な
える。また、締付けバンド3と共にバンド用留め具4の
基体4A全体が合成樹脂で形成されているので、締付け
作業時も装着後などに不用意に手を傷つけるおそれもな
く、安全性が確保される。
【0013】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、裏面に凹
条を有する合成樹脂製の締付けバンドの一端部を合成樹
脂製基体の一端側に縫い込み状に繋留させ、柱体の外周
に巻回させた上記締付バンドの他端部を上記基体に形成
した貫通孔を挿通させてから引張り操作して弾性係合片
に係合させるようにしたので、締付けバンドに対する締
付け固定操作を容易かつ迅速に行なうことができるとと
もに、締付け作業時や装着後などに誤って手などを傷付
けるおそれなくて、安全に使用することができるという
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例によるバンド用留め具を示す
斜視図である。
【図2】同実施例におけるバンド用留め具の裏側面図で
ある。
【図3】図1のA−A線に沿った断面図である。
【図4】図2のB−B線に沿った断面図である。
【図5】締付けバンドの一端部をバンド用留め具に繋留
した状態を示す断面図である。
【図6】締付けバンドの他端部をバンド用留め具の貫通
孔に貫通させた状態を示す断面図である。
【図7】締付けバンドの他端部をバンド用留め具に係合
させた状態を示す断面図である。
【図8】バンド用留め具の一部の変形構造を示す断面図
である。
【符号の説明】
1 柱体 2 被装着物 3 締付けバンド 3a 締付けバンドの一端部 3b 締付けバンドの他端部 4A 基体 4B 裏側内壁 4a 基体の一端部 4b 基体の他端部 5 凹条 6 第1の挿通孔 7 第2の挿通孔 8 貫通孔 9 すり割溝 10 弾性係合片 10a 爪部 11 突部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柱体の外周面に装着される被装着物の上
    から上記柱体の周りに巻回させた合成樹脂製の締付けバ
    ンドを締付け状態に固定するバンド用留め具であって、
    その裏面に幅方向に沿う多数の凹条が長手方向に所定間
    隔で形成されている上記締付けバンドよりも広幅でかつ
    上記柱体の周方向へ延びる合成樹脂製基体の一端部側に
    は、上記締付けバンドの一端部を該基体の表面側から裏
    面側へ挿通させる第1の挿通孔およびこの第1の挿通孔
    よりも上記基体の一端部側で上記第1の挿通孔に挿通さ
    れた上記締付けバンドの一端部を裏面側から再び上記基
    体の表面側へ挿通させる第2の係合孔が形成されている
    とともに、上記基体の他端部寄り箇所には、上記締付け
    バンドの他端部を上記基体の他端部側から挿通させる貫
    通孔が形成され、かつ、この貫通孔の裏側内壁には弾性
    係合片が形成されており、さらに、上記弾性係合片の裏
    面には、上記貫通孔に挿通されて突出した締付けバンド
    の他端部を引張り操作した際に柱体への押圧反力を受け
    て、上記弾性係合片を外方へ弾性変形させて該弾性係合
    片の先端の爪部を締付けバンドの凹条に係合させる突部
    を一体形成したことを特徴とするバンド用留め具。
JP76693U 1993-01-14 1993-01-14 バンド用留め具 Expired - Lifetime JPH0713388Y2 (ja)

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JP76693U JPH0713388Y2 (ja) 1993-01-14 1993-01-14 バンド用留め具

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JP76693U JPH0713388Y2 (ja) 1993-01-14 1993-01-14 バンド用留め具

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Publication Number Publication Date
JPH0660244U JPH0660244U (ja) 1994-08-19
JPH0713388Y2 true JPH0713388Y2 (ja) 1995-03-29

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ID=11482825

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JP5271836B2 (ja) * 2009-07-15 2013-08-21 日動電工株式会社 バンド用留め具

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