JPH07133324A - セラミックタイル接着剤のための熱可塑性アクリル及びスチレン/アクリルラテックスにおけるアセトアセトキシアルキル(メタ)アクリレート - Google Patents

セラミックタイル接着剤のための熱可塑性アクリル及びスチレン/アクリルラテックスにおけるアセトアセトキシアルキル(メタ)アクリレート

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JPH07133324A
JPH07133324A JP9654494A JP9654494A JPH07133324A JP H07133324 A JPH07133324 A JP H07133324A JP 9654494 A JP9654494 A JP 9654494A JP 9654494 A JP9654494 A JP 9654494A JP H07133324 A JPH07133324 A JP H07133324A
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    • C08F220/02Monocarboxylic acids having less than ten carbon atoms; Derivatives thereof
    • C08F220/10Esters
    • C08F220/12Esters of monohydric alcohols or phenols
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C09JADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
    • C09J133/00Adhesives based on homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by only one carboxyl radical, or of salts, anhydrides, esters, amides, imides, or nitriles thereof; Adhesives based on derivatives of such polymers
    • C09J133/04Homopolymers or copolymers of esters
    • C09J133/06Homopolymers or copolymers of esters of esters containing only carbon, hydrogen and oxygen, the oxygen atom being present only as part of the carboxyl radical
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 セラミックタイル接着剤に使用するための耐
水性ラテックスに関する。 【構成】 アクリル酸及びメタクリル酸のC1 −C12
ルキルエステル、スチレン、C1 −C4 アルキル置換ス
チレン及びハロゲン化されたスチレンから成る群から選
択された少なくとも1種のモノマー及びモノマー100
重量部当たり0.5〜5重量部1又は複数の2−アセト
アセトキシ−(C1 −C4 )アルキル−アクリレート又
は−メタクリレートの反応生成物を含んで成る、10°
〜40℃の範囲のガラス転移温度を有する熱可塑性エマ
ルジョンポリマーに関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、セラミックタイル接着剤に使用
するために耐水性プロモーターを含む、熱可塑性の純−
アクリルホモポリマー及びスチレン/アクリルコポリマ
ーラテックスに関する。
【0002】セラミックタイルは、耐水性が必要とされ
る多くの情況、たとえば浴室、台所に及び外装のために
使用される。純−アクリルホモポリマー及びスチレン/
アクリルコポリマーはタイルのための接着剤のために有
用な基材であることが知られているが、しかしそれらの
ポリマーは、高い湿度の条件下で適切な接着性及び凝集
性を示さない。
【0003】本発明は、良好な耐水性質を有し、そして
純−アクリルホモポリマー又はスチレン/アクリルコポ
リマーと耐水性プロモーターとしての1又は複数の2−
アセトアセトキシC1 −C4 アルキルアクリレート又は
メタクリレートとの反応生成物を含んで成る、セラミッ
クタイル接着剤に使用するための熱可塑性エマルジョン
ポリマーに関する。純−アクリルポリマーを含んで成る
モノマーは、アクリル酸及びメタクリル酸のC1 −C4
アルキルエステルから成る群から選択される。スチレン
/アクリルポリマーを含んで成るモノマーは、アクリル
酸及びメタクリル酸のC1 −C4 アルキルエステル及び
スチレン又はC1 −C4 アルキル置換スチレンからなる
群から選択される。2−アセトアセトキシアルキルアク
リレート又はメタクリレートは、モノマー100重量部
当たり0.5〜5重量部の範囲で存在するであろう。
【0004】もう一つの態様においては、本発明は、ア
クリル酸及びメタクリル酸のC1 −C12アルキルエステ
ル、スチレン、C1 −C4 アルキル置換スチレン及びハ
ロゲン化されたスチレンから成る群から選択された少な
くとも1種のモノマー及びモノマー100重量部当たり
0.5〜5重量部の1又は複数の2−アセトアセトキシ
−(C1 −C4 )アルキル−アクリレート又は−メタク
リレートの反応生成物を含んで成る熱可塑性エマルジョ
ンポリマーを接着剤中に配合することを含んで成る、セ
ラミックタイル接着剤の耐水性を改良するための方法に
関する。
【0005】追加の態様においては、本発明は、耐水性
が必要とされる用途に使用される、それらのポリマーに
より製造されたセラミックタイル接着剤を包含する。
【0006】本発明のラテックスの熱可塑性ポリマー粒
子は、2−アセトアセトキシ(C1−C4 )アルキルア
クリレート又はメタクリレートに由来するアセトアセト
ネート成分を組込む、スチレン/アクリルコポリマー及
び純−アクリルホモポリマーとして広く特徴づけられ
る。前記アセトアセトネートは前記ポリマーに耐水性を
付与し、そしてモノマー100重量部当たり0.5〜
5.0重量部の量でポリマーに重合されるであろう。好
ましいアセトアセトネートモノマーは、アセトアセトキ
シプロピルメタクリレート、アセトアセトキシプロピル
アクリレート、及びアセトアセトキシエチルアクリレー
ト及びアセトアセトキシエチルメタクリレートを包含す
る。それらのモノマーは既知合成技法を用いて調製され
得;たとえば次の合成路が使用され得る:
【化1】 ここでRは水素又はメチルであり、そしてnは整数2又
は3である。
【0007】他方、アセトアセトキシアルキルアクリレ
ート又はメタクリレートは市販されており;たとえばア
セトアセトキシエチルメタクリレートは商標AAEMと
してEastman Chemical Compan
yから又は商標AAEMAとしてLonza Ltd.
から購入され得る。
【0008】ポリマーは、アクリルホモポリマー又はア
クリル/スチレンコポリマーとして調製される。モノマ
ーの特定の選択及び重量比は、ポリマーについての所望
するTg範囲に依存し、これはFoxの等式:
【数1】 を用いて計算され、ここでW(a) 及びW(b) はコモノマ
ー(a)及び(b)の重量分率であり、そしてTg(a)
及びTg(b) はそれぞれホモポリマー(a)及び(b)
についてのガラス転移温度である。種々のホモポリマー
についてのガラス転移温度は、多くの文献、たとえば
J.Brandup and E.H.Immergu
t,Polmer Handbook,第2版、Joh
n Wiley & Sons,New York,1
39〜192ページ(1975)に記載されている。
【0009】ラテックス粒子は好ましくは、10°〜4
0℃の範囲のガラス転移温度(Tg)を有するであろ
う。一般的に、ラテックスポリマーのTg値が10℃以
下である場合、接着剤の凝集及び接着強度及び耐水性は
低下し、そしてTgが40℃以上である場合、接着剤の
柔軟性は低められる。
【0010】適切なモノマーは、アクリル酸及びメタク
リル酸のC1 −C12アルキルエステル、好ましくはアク
リル酸及びメタクリル酸のC1 −C4 アルキルエステ
ル、スチレン、C1 −C4 アルキル置換されたスチレン
及びハロゲン化されたスチレン、たとえばα−メチルス
チレン、2−クロロスチレン、4−クロロスチレン、
2,5−ジクロロスチレン及び4−メトキシスチレンを
包含する。好ましいモノマーは、メチルアクリレート、
エチルアクリレート、ブチルアクリレート、2−エチル
ヘキシルアクリレート、デシルアクリレート、メチルメ
タクリレート、エチルメタクリレート、スチレン及び前
記置換されたスチレンである。
【0011】究極的なセラミックタイル接着剤組成物の
接着性質及び凝集性質を最適化するためには、ポリマー
はまた、不飽和カルボン酸モノマー又は不飽和アミドモ
ノマー又は両者の組合せを含むことができる。それらの
官能モノマーは、高い充填(顔料充填)セラミックタイ
ル接着剤組成物におけるポリマー粒子の結合能力を強
め、そしてまた、ラテックス粒子の機械安定性及びコロ
イド安定性を強める。適切なカルボン酸モノマーの例
は、C3 −C6 モノカルボン酸、たとえばメタクリル
酸、アクリル酸、モノ−メチルマレエート、及びモノ−
エチルマレエート及びC4 −C6 ジカルボン酸、たとえ
ばフマル酸、マレイン酸及びイタコン酸、及びそれらの
1 −C4 半エステルである。カルボン酸モノマーが使
用される場合、それらは、モノマー100重量部当たり
2〜10重量部、好ましくは3〜7重量部の量で存在す
る。適切なアミドの例はアクリルアミド及びメタクリル
アミドである。アミドモノマーが使用される場合、それ
らはモノマー100重量部当たり0.5〜3重量部、好
ましくは0.5〜1重量部の量で存在する。
【0012】凝集性を助けるために、ポリマーはまた、
分子当たり複数の重合可能炭素−炭素二重結合を有する
低レベルの多官能架橋モノマー、たとえばビニル又はア
リルアクリレート又はメタクリレート、ジオール多官能
アクリレート及びメタクリレート、メチレン−ビス−ア
クリルアミド、ジアリルマレエート、ジアリルフタレー
ト、トリアリルシアヌレート、及びトリアリルイソシア
ヌレートを含んで成る、多官能モノマーは、モノマー1
00重量部当たり0.002〜1重量部の量で存在する
であろう。
【0013】ポリマーの重合は、水性エマルジョンにお
いて重合についての既知方法により達成され得る。場合
によっては、従来の播種方法が、重合を調節することに
おいて、所望する平均粒子サイズ及び粒子サイズ分布を
達成する目的のために使用され得る。播種が使用される
場合、ポリマー種は合計ポリマーの約0.1〜8重量%
に対応する量で存在し、そして形成されるポリマー粒子
の直径の約20%〜60%のサイズの範囲であろう。種
ラテックスは、前もって調製されたラテックス又はポリ
マー粒子を構成することができ、又はそれは現場で調製
され得る。種ラテックスのモノマー組成は種々である
が、しかしながら、好ましくは、それはポリマーの組成
と実質的に同じである。
【0014】モノマー又はコモノマー及び場合によって
は、ポリマーの調製に使用される種は、混合物を乳化す
るために十分、撹伴により水中に分散される。水性媒体
はまた、遊離基重合触媒、乳化剤(すなわち界面活性
剤)、又は乳化重合助剤として当業者において知られ、
そして従来使用されて来た他の成分も含むことができ
る。
【0015】適切な遊離基重合触媒は、乳化重合を促進
することが知られている触媒であり、そして水溶性酸化
剤、たとえば有機過酸化物(たとえばt−ブチルヒドロ
ペルオキシド、クメンヒドロペルオキシド、等)無機酸
化剤(たとえば過酸化水素、過硫酸カリウム、過硫酸ナ
トリウム、過硫酸アンモニウム、等)及び水溶性還元剤
により水相において活性化される触媒を包含する。その
ような触媒は、重合を引き起こすのに十分な触媒量で使
用される。一般的には、触媒量は、モノマー100重量
部当たり約0.01〜5重量部の範囲である。重合を活
性化するために加熱し、又は触媒化合物の代用物とし
て、他の遊離基生成手段、たとえば活性化放射線への暴
露が用いられ得る。
【0016】適切な乳化剤は、乳化重合に通常使用され
る、アニオン、カチオン、及び非イオン性乳化剤を包含
する。通常、少なくとも1種のアニオン性乳化剤が使用
され、そして1又は複数の非イオン性乳化剤もまた使用
され得る。代表的なアニオン性乳化剤は、アルキルアリ
ールスルホネート、アルカリ金属アルキルスルフェー
ト、スルホン化されたアルキルエステル、及び脂肪酸石
鹸である。特定の例として、ナトリウムドデシルベンゼ
ンスルホネート、ナトリウムブチルナフタレンスルホネ
ート、ナトリウムラウリルスルフェート、ジナトリウム
ドデシルジフェニルエーテルジスルホネート、N−オク
タデシルジナトリウムスルホスクシネート及びジオクチ
ルナトリウムスルホスクシネートを挙げることができ
る。乳化剤は、適切な乳化を達成し、そして所望する粒
子サイズ及び粒子サイズ分布を提供する量で使用され
る。
【0017】乳化重合において種々の特定の目的のため
に有用である、当業者において知られている他の成分、
たとえば酸、塩、直鎖移動剤、及びキレート化剤もま
た、ポリマーの調製に使用され得る。たとえば、重合性
成分がモノエチレン性不飽和カルボン酸コモノマーを含
む場合、酸性条件(pH2〜7、好ましくは2〜4)下で
の重合が好ましい。そのような場合、水性媒体は、所望
するpH範囲での緩衝化されたシステムを提供するために
通常使用される既知の弱酸及びそれらの塩を含むことが
できる。
【0018】重合成分を組合す態様は、種々の既知のモ
ノマー供給法、たとえば連続モノマー添加、インクレメ
ントモノマー添加又は全量のモノマーの一回の充填での
添加によってである。重合添加物を含む水性媒体の全量
は、モノマーの導入の前、重合容器に存在でき、又は他
方、その水性媒体又はその一部は、重合の進行の間、連
続的に又はインクレメント的に添加され得る。
【0019】重合は、乳化された混合物を、通常約50
〜110℃、好ましくは60〜100℃の温度に連続し
た撹伴を伴って加熱することによって開始される。重合
は、ポリマーへのモノマーの転換が達成されるまで、そ
の選択された温度で、乳化された混合物を維持すること
によって続けられる。
【0020】重合に続いて、その得られる水性不均質ポ
リマーラテックスの固形面は、水の添加により又は蒸留
による水の除去により所望するレベルに調節され得る。
一般的に、ポリマー固形分の所望レベルは、合計重量に
基づいて約20〜60重量%である。
【0021】ポリマー粒子のサイズは種々であるが、し
かしながら、最適な耐水性セラミックタイル接着剤特徴
のためには、好ましくは、その粒子は250ナノメータ
ー以下の平均直径を有する。一般的には、本発明のポリ
マーのためには、平均粒子サイズが小さいほど、より耐
水性のポリマーが得られる。適切な粒子サイズは一般的
に、重合から直接的に達成され得る。しかしながら、所
望するサイズ範囲外の粒子を除去し、そして従って粒子
サイズ分布を制限するためへのその得られるラテックス
のスクリーニングが使用され得る。
【0022】種々の適用のためには、ラテックスに導入
される少量の添加剤、たとえば界面活性剤、殺菌剤(た
とえばホルムアルデヒド)、pH調整剤、及び消泡剤を有
することが時々、所望され、そしてこれは従来の態様
で、及びラテックスの調製におけるいづれかの便利な点
で行なわれ得る。
【0023】
【実施例】
例1:耐水性促進モノマーとしての2−アセトアセトキ
シエチルメタクリレート(Lonza Ltd.の製
品)、アニオン性界面活性剤、すなわちFenopon
EP−110(Rhone Pouleneの製品)
及び非イオン性界面活性剤、すなわちX−165(Un
ion Carbideの製品)を含む一連のスチレン
−アクリル及び純−アクリルラテックスを、次の一般的
な方法に従って調製した。
【0024】
【表1】
【0025】還流冷却器、添加用漏斗及び撹伴機を備え
た3lの反応容器において、水、アニオン性及び非イオ
ン性界面活性剤及び消泡剤の初期充填物を軽く撹伴し、
そして78℃に加熱した。次にモノマー混合物52.0
g及び触媒溶液8.0gを反応容器に充填し、そしてそ
の反応混合物を同じ温度で20分間保持した。第1段階
のモノマー混合物の残りを、4時間にわたって反応物中
に計量添加した。
【0026】触媒溶液を4.5時間にわたって反応器に
供給し、そして反応を完結せしめた。次に、その反応を
78℃で10分間維持し、そして室温に冷却した。反応
混合物が冷却するにつれて、0.5gの第三ブチルヒド
ロペルオキシド及び0.2gのナトリウムホルムアルデ
ヒドスルホキシレートを添加し、この場合、温度は65
℃に達した。得られたラテックスのpHを、26.6%の
水酸化アンモニウム水溶液の添加により7〜8の間に調
節した。
【0027】得られたラテックスを1Aと命名し、そし
て次の物性を有した:51.4%の固形分;131nmの
粒子サイズ(PS);750mPa.sの粘度;pH8.
0;18.5℃のTg(DSC)。モノマー100重量
部当たり3.0重量部で2−アセトアセトキシエチルメ
タクリレートを用いる第二スチレン−アクリルラテック
スを合成した。そのラテックスを1Bと命名し、そして
次の物性を有した:50%の固形分;127nmのPS;
880mPa.sの粘度;pH8.0;20.0℃のTg
(DSC)。
【0028】対照として、耐水性コモノマーを含まない
スチレン−アクリルラテックス(1Cと命名される)
を、例1の重合方法に従って合成した。ラテックスの性
質及びモノマー組成が下記表2に示される。
【0029】
【表2】
【0030】例2:モノマー100重量部当たり2重量
部で2−アセトアセトキシエチルメタクリレートを含む
純−アクリルラテックスを、例1における生合法に従っ
て合成し、そしてラテックス2Aと命名した。対照とし
て、2−アセトアセトキシエチルメタクリレートコモノ
マーを含まない純−アクリルラテックスを例1の方法に
従って合成し、そして2Bと命名した。ラテックスの性
質及びモノマー組成は下記表3に示される。
【0031】
【表3】
【0032】例3:例1及び2のラテックスを、表3に
示されるようにしてセラミックタイル接着剤中に配合し
た。
【表4】
【0033】1.Igepal CO 630は、酸化
エチレン9〜10モルを含む、エトキシル化されたノニ
ルフェノール界面活性剤であり、Rhone−Poul
encの製品である。 2.Alco L 11は、水基材の流動学的変性剤で
あり、Alco Chemical Ltdの製品であ
る。 3.Nopco NDWは、分散剤であり、Henke
l Chemicalsの製品である。 4.Natrosol 250HRはヒドロキシエチル
セルロースであり、Aqualon Companyの
製品である。 5.Kathon LXは、14%までの量で存在する
活性成分、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリ
ン−3−オン及び2−メチル−4−イソチアゾリン−3
−オンを有する殺菌剤であり、Rhom & Haas
の製品である。 6.Omyacard #10は、炭酸カルシウムであ
り、Omyaの製品である。 7.Gammasperseは、炭酸カルシウム顔料で
あり、GeorgiaMarble Corpの製品で
ある。
【0034】例4:セラミックタイル接着剤組成物を、
セラミックタイルタイプI接着剤、ANSI 136.
1の設置について、有機接着剤についてのAmeric
anNational Standardに概略される
ような次の試験方法に従って試験した。
【0035】ASTM C373に従って、8mmの通常
の厚さ及び13〜15%の水吸収性を有する艶付壁用セ
ラミックタイル(108×108mm)を用いた。鋳型を
試験タイルの艶付けされていない裏側に配置した。十分
な接着剤を鋳型に塗布し、そしてきれいにスクリーンし
た。スペーサー棒を挿入し、そして接着剤が適用された
後、正確に2分後、塗布されていないタイルを、塗布さ
れたタイルに、個々のタイルが他のタイルの端上で正確
に6mmオーバーラップするような態様で、平行且つ向か
い合って並べられたバックパターンリブを伴って接触せ
しめた。結合されたタイルアセンブリーを、6.8kgの
合計負荷に3分間ゆだねた。そのアセンブリーを、50
±5%の相対湿度(RH)の雰囲気及び室温で72時
間、状態調整した。その結合されたアセンブリーを、空
気循環オーブン中で21日間、水平位置でエージング
し、23℃で7日間含浸し、そして引張りテスターCo
nten Model 10を用いて剪断強さについて
試験した。
【0036】
【表5】 a:ポリマーを鎖上の2−アセトアセトキシエチルメタ
クリレート。 b:対照−ラテックス粒子上に2−アセトアセトキシエ
チルメタクリレートを有さない。
【0037】表5に示される結果は、2−アセトアセト
キシエチルメタクリレートを含むラテックスを用いて製
造されたセラミックタイル接着剤の剪断強さは、2−ア
セトアセトキシエチルメタクリレートを含まないラテッ
クスにより製造された接着剤よりも卓越していることを
示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウィリアム カーリー カナダ国,ケベック エヌ3ビー 2ジー 3,エルミラ,バウマン ストリート 7 (72)発明者 ミシェル ゼレイ カナダ国,ケベック 83ビー 2エヌ6, モントリオール,ドーバー 2325

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクリル酸及びメタクリル酸のC1 −C
    12アルキルエステル、スチレン、C1 −C4 アルキル置
    換スチレン及びハロゲン化されたスチレンから成る群か
    ら選択された少なくとも1種のモノマー及びモノマー1
    00重量部当たり0.5〜5重量部の1又は複数の2−
    アセトアセトキシ−(C1 −C4 )アルキル−アクリレ
    ート又は−メタクリレートの反応生成物を含んで成る、
    10°〜40℃の範囲のガラス転移温度を有する熱可塑
    性エマルジョンポリマー。
  2. 【請求項2】 モノマー100重量部当たり2〜10重
    量部の1又は複数の不飽和C3 −C6 モノカルボン酸、
    4 −C6 ジカルボン酸及びそれらのC1 −C4 半エス
    テルをさらに含んで成る請求項1記載のエマルジョンポ
    リマー。
  3. 【請求項3】 モノマー100重量部当たり0.5〜3
    重量部の1又は複数の不飽和C3 −C4 アミドをさらに
    含んで成る請求項1記載のエマルジョンポリマー。
  4. 【請求項4】 モノマー100重量部当たり0.002
    〜1重量部の、分子当たり複数の重合可能炭素−炭素二
    重結合を有する1又は複数の多官能価架橋モノマーをさ
    らに含んで成る請求項1記載のエマルジョンポリマー。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のエマルジョンポリマーを
    含んで成るセラミックタイル接着剤。
  6. 【請求項6】 前記エマルジョンポリマーが、モノマー
    100重量部当たり2〜10重量部の1又は複数の不飽
    和C3 −C3 モノカルボン酸、C4 −C6 ジカルボン酸
    及びそれらのC1 −C4 半エステルをさらに含んで成る
    請求項5記載のセラミックタイル接着剤。
  7. 【請求項7】 前記エマルジョンポリマーがモノマー1
    00重量部当たり0.5〜3重量部の1又は複数の不飽
    和C3 −C4 アミドをさらに含んで成る請求項5記載の
    セラミックタイル接着剤。
  8. 【請求項8】 モノマー100重量部当たり0.002
    〜1重量部の、分子当たり複数の重合可能炭素−炭素二
    重結合を有する1又は複数の多官能価架橋モノマーをさ
    らに含んで成る請求項5記載のセラミックタイル接着
    剤。
  9. 【請求項9】 アクリル酸及びメタクリル酸のC1 −C
    12アルキルエステル、スチレン、C1 −C4 アルキル置
    換スチレン及びハロゲン化されたスチレンから成る群か
    ら選択された少なくとも1種のモノマー及びモノマー1
    00重量部当たり0.5〜5重量部の1又は複数の2−
    アセトアセトキシ−(C1 −C4 )アルキル−アクリレ
    ート又は−メタクリレートの反応生成物を含んで成る熱
    可塑性エマルジョンポリマーをセラミックタイル接着剤
    中に配合することを含んで成る、セラミックタイル接着
    剤の耐水性を改良するための方法。
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