JPH07132200A - 衣類乾燥機 - Google Patents

衣類乾燥機

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Publication number
JPH07132200A
JPH07132200A JP5280835A JP28083593A JPH07132200A JP H07132200 A JPH07132200 A JP H07132200A JP 5280835 A JP5280835 A JP 5280835A JP 28083593 A JP28083593 A JP 28083593A JP H07132200 A JPH07132200 A JP H07132200A
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JP
Japan
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temperature
rotary drum
clothes
output
control means
Prior art date
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Pending
Application number
JP5280835A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisashi Hagiwara
久 萩原
Shoichi Matsui
正一 松井
Mitsusachi Kiuchi
光幸 木内
Hiroyuki Michihashi
裕行 道端
Toshio Yoshida
俊雄 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication of JPH07132200A publication Critical patent/JPH07132200A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 モータで回転駆動される回転ドラム内の温風
を循環して衣類を乾燥させる衣類乾燥機において、雑菌
などの菌が付着した衣類を乾燥するとき、除菌効果を向
上する。 【構成】 衣類を乾燥させる回転ドラム1内へ熱交換型
両翼ファンにより温風を循環させ、回転ドラム1内への
送風経路にPTCヒータ3を設け、回転ドラム1と熱交
換型両翼ファンとをモータ5により回転駆動する。所定
のタイミングで回転ドラム1内の温度を温度検知手段6
で検知して、制御手段10により検知した温度に基づい
て回転ドラム1内の温度の上限値を再設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はモータで回転駆動される
回転ドラム内へ温風を循環して衣類を乾燥させる衣類乾
燥機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、家庭用の衣類乾燥機は広く普及し
きているが、衛生志向が高まるとともに、洗濯後の衣類
に付着している雑菌、だになどを退治し、天日乾燥より
も除菌効果が高い衣類乾燥機が提案されている。
【0003】従来、この種の衣類乾燥機は、回転ドラム
内の温度の上限値を運転コースごとに定め、回転ドラム
をほぼ一定の回転数で制御することにより、布を傷めな
い程度の高温の温風を循環させ、予熱乾燥期間、恒率乾
燥期間、減率乾燥期間を経てできる限り短時間で乾燥運
転を終了させるのが一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の衣類
乾燥機では、所定温度の湿熱状態(回転ドラム内の空気
が湿っている状態)が所定時間維持できる恒率乾燥時間
が存在する場合は、衣類に付着している雑菌などの除菌
を行うことができる。ここで、恒率乾燥温度が高ければ
高いほど、また恒率乾燥時間が長ければ長いほど除菌効
果が向上することが知られている。しかし、乾燥効率を
向上させるため回転ドラム内の空気循環をできるかぎり
高温で行うので、乾燥する衣類の量や、衣類の湿り度合
い、また使用される場所の室温によっては、恒率乾燥時
間がほとんどない場合があり、このような場合には、衣
類に付着している雑菌などの除菌効果が低下するという
問題があった。
【0005】本発明は上記課題を解決するもので、乾燥
する衣類の量や、衣類の湿り度合い、また使用される場
所の室温が違っても、所定の除菌効果を維持できるよう
にし、また、おむつなどの衛生志向の強い衣類を乾燥す
るときに、除菌効果をさらに向上させることを目的とし
ている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、衣類を乾燥させる回転ドラムと、前記回転
ドラム内へ温風を循環させる送風手段と、前記回転ドラ
ム内への送風経路に設けた加熱手段と、前記送風手段お
よび前記回転ドラムを回転駆動するモータと、前記回転
ドラム内温度を検知する温度検知手段と、前記モータの
回転数または加熱手段を制御する制御手段とを備え、前
記制御手段は、所定のタイミングでの温度検知手段の出
力により前記回転ドラム内の上限温度を可変するように
したことを第1の課題解決手段としている。
【0007】また、上記第1の課題解決手段に加えて、
制御手段に接続され複数種類の運転コースなどを操作表
示する操作表示手段を備え、前記制御手段は、前記操作
表示段により通常コースより設定回転数が低い運転コー
スに設定されたとき、所定のタイミングでの温度検知手
段の出力により回転ドラム内の上限温度を可変するよう
にしたことを第2の課題解決手段としている。
【0008】また、上記第1または第2の課題解決手段
の制御手段は、温度検知手段の出力により回転ドラム内
の衣類の乾燥状態を検知し、恒率乾燥状態と検知したと
きを所定のタイミングとしたことを第3の解決手段とし
ている。
【0009】また、上記第1から第3の課題解決手段の
制御手段は、所定のタイミングでの温度検知手段の出力
を基準温度として、基準温度に一定値を加算した値を回
転ドラム内の温度の上限値としたことを第4の解決手段
としている。
【0010】また、上記第1から第3の課題解決手段の
制御手段は、所定のタイミングでの温度検知手段の出力
に下限設定温度を設け、前記温度検知手段の出力が下限
設定温度以下の場合は、下限設定温度に一定値を加算し
た値を回転ドラム内の温度の上限値としたことを第5の
解決手段としている。
【0011】さらに、衣類を乾燥させる回転ドラムと、
前記回転ドラム内へ温風を循環させる送風手段と、前記
回転ドラム内への送風経路に設けた加熱手段と、前記送
風手段および前記回転ドラムを回転駆動するモータと、
前記回転ドラム内温度を検知する温度検知手段と、前記
モータの回転数または加熱手段を制御する制御手段とを
備え、前記制御手段は、前記温度検知手段の出力により
前記回転ドラム内の衣類の乾燥状態を検知し、恒率乾燥
状態を検知できなかったときは、前記回転ドラム内の温
度の上限値を予め決められた所定値にしたことを第6の
解決手段としている。
【0012】
【作用】本発明は上記した第1の課題解決手段により、
運転開始からの所定のタイミングでの回転ドラム内の温
度により回転ドラム内の上限温度が設定でき、この上限
温度を従来の乾燥運転での上限温度より低めに設定する
ことにより、恒率乾燥時間を長くすることができるの
で、乾燥する衣類の量や質、そして使用されてる場所の
違いに関係なく、所定の除菌効果が維持でき、さらにそ
の性能を向上することができる。
【0013】また、第2の課題解決手段により、送風手
段または回転ドラムの回転数が通常回転数より低い回転
数の運転コースを設定できるようにし、その運転コース
が設定されたときに、送風手段または回転手段の回転数
を低くすることにより、熱交換率、すなわち乾燥効率を
低減することができ、さらに恒率乾燥時間を長くするこ
とができるので、より一層の除菌効果を得ることができ
る。
【0014】また、第3の課題解決手段により、恒率乾
燥状態を検知したタイミングでの回転ドラム内の温度を
基準に、回転ドラム内の衣類の乾燥状態に合わせた回転
ドラム内の温度上限値を設定できるので、恒率乾燥状態
で加熱手段をオフすることなく必要以上に乾燥時間が長
くなることはない。
【0015】また、第4の課題解決手段により、恒率乾
燥期間が終わってからは、加熱手段を制御して回転ドラ
ム内の温度上昇を抑えるので、恒率乾燥から減率乾燥ま
での過度期間を長くすることができ、除菌効果を向上す
ることができる。
【0016】また、第5の課題解決手段により、除菌に
最小限必要な回転ドラム内の温度を確保できるので、使
用される場所が低温であっても、除菌効果を維持でき
る。
【0017】さらに、第6の課題解決手段により、恒率
乾燥状態を検知できないときでも、回転ドラム内の温度
の上限値を所定値に規定しておくことで、回転ドラム内
の異常温度上昇を回避できる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1および図2を
参照しながら説明する。
【0019】図に示すように、回転ドラム1は、被乾燥
物(衣類)を収容して乾燥させるもので、熱交換型両翼
ファン(送風手段)2により回転ドラム1内に温風を循
環させる。熱交換型両翼ファン2は、回転ドラム1内に
温風を循環させると同時に外部からの空気を取り入れて
ファンを冷却し、回転ドラム1の循環空気を除湿する。
PTCヒータ(加熱手段)3は、回転ドラム1への送風
経路、すなわち循環空気取入れ口に配設して循環空気を
加熱する。フィルター4は熱交換型両翼ファン2の送風
経路、すなわち回転ドラム1内の空気の排気口に設け
て、循環空気中の糸屑などを回収するようにしている。
【0020】モータ5は、回転ドラム1と熱交換型両翼
ファン2を回転駆動させるもので、モータ5の回転数を
制御することにより回転ドラム1と熱交換型両翼ファン
2の回転数を制御でき、PTCヒータ3の発熱量を制御
できて電流制御が可能となる。第1のサーミスタ6aと
第2のサーミスタ6bは、それぞれ熱交換型両翼ファン
2で熱交換される前と後の空気温度を検出するもので、
これらで温度検知手段6を構成している。
【0021】回転ドラム1に取り付けられた磁石7と本
体部に固定された磁気センサ8とにより、回転ドラム1
の回転数に応じたパルス信号が発生し、回転数検知手段
9はそのパルス信号を入力し、そのパルスの周期より回
転ドラム1の回転数を検知する。
【0022】制御手段10は、モータ5の回転数とPT
Cヒータ3とを制御するもので、回転数検知手段9と、
ドラム1の回転数を設定する回転数設定手段11と、回
転数検知手段9の出力と回転数設定手段11の出力を比
較する回転数比較手段12と、回転数比較手段12の出
力によりモータ5に直列に接続した双方向性サイリスタ
13の導通角を制御する導通時間制御手段14と、電流
検知手段15の出力を入力する電流比較設定手段16
と、温度検知手段6の出力により回転ドラム1内の衣類
の乾燥状態を検知する乾燥状態検知手段17と、温度検
知手段6の出力を入力する温度制御手段18とで構成し
ている。
【0023】そして、回転数検知手段9により検知した
回転ドラム1の回転数と回転数設定手段11からの設定
回転数との差を回転数比較手段12により比較し、導通
時間制御手段14により双方向性サイリスタ13を制御
してモータ5の回転数を制御する。最も簡単な導通時間
制御方法として位相制御が考えられる。インバータの場
合は導通時間だけでなく周波数も制御できる。
【0024】乾燥状態検知手段17は、回転ドラム1へ
の循環空気の温度を検知する第1のサーミスタ6aの出
力と第2のサーミスタ6bの出力を入力し、第1のサー
ミスタ6aの出力と第2のサーミスタ6bの出力の差
と、運転開始からの経過時間により、回転ドラム1内の
衣類が、予熱乾燥期間か、恒率乾燥期間か、または、減
率乾燥期間であるかを検知する。
【0025】温度制御手段18は、回転ドラム1への循
環空気を検知する温度検知手段6の出力を入力して、こ
の入力値と、所定の回転ドラム1内の上限温度(温度調
節温度)により、PTCヒータ3a、3bにそれぞれ接
続したリレー接点19a、19bを制御し、PTCヒー
タ3a、3bをオン、オフ制御して循環空気の温度を制
御する。また、温度検知手段6の出力により、回転ドラ
ム1内の衣類の乾燥状態が恒率乾燥状態になったとき、
回転ドラム1内の上限温度(温度調節温度)を可変する
ようにしている。
【0026】電流検知手段15は、カレントトランス2
0と電流−電圧変換回路21とで構成し、PTCヒータ
3の入力電流を検知し、その出力を電流比較設定手段1
6に入力する。電流比較設定手段16は、PTCヒータ
3の設定電流値と電流検知手段15の出力を比較し、そ
の出力を回転数設定手段11に入力して設定回転数を制
御する。ここで、回転数設定手段11により設定される
設定回転数は、PTCヒータ3の電流が所定の電流値以
上または以下にならない風量になるように設定する。
【0027】操作表示手段22は、制御手段10に接続
され複数種類の運転コースなどを操作表示するもので、
温度制御手段18に入力して回転ドラム1内の上限温度
を各コースごとに設定できるようするとともに、回転数
設定手段11に入力して回転ドラム1の回転数が通常の
回転数より低い回転数の運転コース(おむつコース)を
設定できるようにしている。
【0028】上記構成において図3および図4を参照し
ながら動作を説明すると、図3は本発明の一実施例の動
作フローチャートで、ステップ30で開始し、ステップ
31で初期設定した後、ステップ32で操作表示手段2
2の入力キーを受け付ける。ステップ33でスタートキ
ーがオンされると、ステップ34に進み、「おむつコー
ス」が設定されたがどうかを判定し、「おむつコース」
が設定された場合はステップ35に進み、通常の回転数
(たとえば44rpm)より低い回転数(たとえば30
rpm)に設定する。「おむつコース」以外のコースで
は、ステップ36で通常の回転数(44rpm)に設定
しステップ37に進む。
【0029】ステップ37では、PTCヒータ3の上限
温度(温度調節温度)TO1を設定する。ここで設定する
温度調節温度TO1は、一般に回転ドラム1内の異常温度
上昇を回避するための歯止め温度である。そして、ステ
ップ38でモータ5をオンし、ステップ39でPTCヒ
ータ3をオンする。つぎに、ステップ40でPTCヒー
タ3の電流を検知してモータ5の設定回転数を制御し、
ステップ41でこの設定回転数によりモータ5の回転数
を制御する。
【0030】ステップ42では、第1のサーミスタ6a
と第2のサーミスタ6bにより回転ドラム1内を循環す
る温風の温度を数分ごとに検知する。そして、ステップ
43では、ステップ42で検知した温度により、乾燥状
態検知手段17により回転ドラム1内の衣類が恒率乾燥
期間であるかを検知する。すなわち、恒率乾燥検知を行
う。恒率乾燥期間とは、図4に示すように、PTCヒー
タ3による加熱量が回転ドラム1内の被乾燥物の水分を
気化させるための気化熱と回転ドラム1内から外部に放
出する熱量の和とほぼ釣りあって、回転ドラム1内の温
度変化が殆どない期間のことをいい、たとえば、第1の
サーミスタ6aまたは第2のサーミスタ6bの温度変
化、あるいは第1のサーミスタ6aと第2のサーミスタ
6bとの差温の変化が殆どない期間のことである。
【0031】恒率乾燥期間が検知できたならば、ステッ
プ44で恒率乾燥期間になったときの、第1のサーミス
タ6aが検知した温度Tsetを基準に、温度調節温度TO
2を再設定する。このとき、温度調節温度TO2は、 TO2=Tset+α(一定値) とする。ただし、温度Tsetが、下限設定温度Tmin以下
の場合は、 TO2=Tmin+β(一定値) とする。
【0032】図4を用いて具体的に説明すると、予熱乾
燥期間から恒率乾燥期間に移り変わるときの温度Tset
により、それ以降の温度調節温度TO2を設定する。下限
設定温度Tminより温度Tsetが高いときには、TO2=T
set+αとし、下限設定温度Tminより低いときには、T
O2=Tmin+βとする。以降この温度調節温度TO2で、
乾燥運転を継続する。
【0033】ステップ43で、恒率乾燥期間が検知でき
なかった場合は、ステップ37で回転ドラム1内の異常
温度上昇回避用に設定しておいた温度調節温度TO1を変
えることなくステップ45に進む。ステップ45では、
温度制御手段18で、第1のサーミスタ6aにより検知
した温度T1と、温度調節温度TO2とを比較し、比較し
た結果に基づいてPTCヒータ3に接続したリレー接点
19を制御し、PTCヒータ3をオン、オフ制御する。
これにより、回転ドラム1内の温度を制御する。ステッ
プ46で、乾燥運転を終了すべきかどうかを判断し、乾
燥運転を継続する場合にはステップ40に戻り、乾燥運
転が終了するまで、ステップ40からステップ45を繰
り返す。
【0034】なお、上記実施例では、回転ドラム1と熱
交換型両翼ファン2を1個のモータ5で駆動する場合を
示したが、それぞれにモータを設けた2モータでも効果
は同じである。
【0035】
【発明の効果】以上の実施例から明かなように本発明に
よれば、衣類を乾燥させる回転ドラムと、前記回転ドラ
ム内へ温風を循環させる送風手段と、前記回転ドラム内
への送風経路に設けた加熱手段と、前記送風手段および
前記回転ドラムを回転駆動するモータと、前記回転ドラ
ム内温度を検知する温度検知手段と、前記モータの回転
数または加熱手段を制御する制御手段とを備え、前記制
御手段は、所定のタイミングでの温度検知手段の出力に
より前記回転ドラム内の上限温度を可変するようにした
から、運転開始からの所定のタイミングでの回転ドラム
内の温度により回転ドラム内の上限温度が設定でき、こ
の上限温度を従来の乾燥運転での上限温度より低めに設
定することにより、恒率乾燥時間長くすることができる
ので、乾燥する衣類の量や質、そして使用されてる場所
の違いに関係なく、所定の除菌効果が維持でき、さらに
その性能を向上することができる。
【0036】また、制御手段に接続され複数種類の運転
コースなどを操作表示する操作表示手段を備え、前記制
御手段は、前記操作表示段により通常コースより設定回
転数が低い運転コースに設定されたとき、所定のタイミ
ングでの温度検知手段の出力により回転ドラム内の上限
温度を可変するようにしたから、送風手段または回転ド
ラムの回転数が通常回転数より低い回転数の運転コース
が設定されたとき、送風手段または回転手段の回転数を
低くしたことにより、熱交換率すなわち乾燥効率を低減
することができ、さらに恒率乾燥時間を長くすることが
できので、より一層の除菌効果を得ることができる。
【0037】また、制御手段は、温度検知手段の出力に
より回転ドラム内の衣類の乾燥状態を検知し、恒率乾燥
状態と検知したときを所定のタイミングとしたから、恒
率乾燥状態を検知したタイミングでの回転ドラム内の温
度を基準に、回転ドラム内の衣類の乾燥状態に合わせた
回転ドラム内の温度上限値を設定できるので、恒率乾燥
状態で加熱手段をオフすることなく必要以上に乾燥時間
が長くなることを防ぐことができる。
【0038】また、制御手段は、所定のタイミングでの
温度検知手段の出力を基準温度として、基準温度に一定
値を加算した値を回転ドラム内の温度の上限値としたか
ら、恒率乾燥期間が終わってからは、加熱手段を制御し
て回転ドラム内の温度上昇を抑えるので、恒率乾燥から
減率乾燥までの過度期間を長くすることができ、除菌効
果を向上することができる。
【0039】また、制御手段は、所定のタイミングでの
温度検知手段の出力に下限設定温度を設け、前記温度検
知手段の出力が下限設定温度以下の場合は、下限設定温
度に一定値を加算した値を回転ドラム内の温度の上限値
としたから、除菌に最小限必要な回転ドラム内の温度を
確保できるので、使用される場所が低温であっても、除
菌効果を維持できる。
【0040】さらに、衣類を乾燥させる回転ドラムと、
前記回転ドラム内へ温風を循環させる送風手段と、前記
回転ドラム内への送風経路に設けた加熱手段と、前記送
風手段および前記回転ドラムを回転駆動するモータと、
前記回転ドラム内温度を検知する温度検知手段と、前記
モータの回転数または加熱手段を制御する制御手段とを
備え、前記制御手段は、前記温度検知手段の出力により
前記回転ドラム内の衣類の乾燥状態を検知し、恒率乾燥
状態を検知できなかったときは、前記回転ドラム内の温
度の上限値を予め決められた所定値にしたから、恒率乾
燥状態を検知できないときでも、回転ドラム内の温度の
上限値を所定値に規定しておくことで、回転ドラム内の
異常温度上昇を回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の衣類乾燥機のブロック図
【図2】同衣類乾燥機の断面図
【図3】同衣類乾燥機の動作フローチャート
【図4】同衣類乾燥機の回転ドラム内の温度変化と差温
変化を示す図
【符号の説明】
1 回転ドラム 2 熱交換型両翼ファン(送風手段) 3 PTCヒータ(加熱手段) 5 モータ 6 温度検知手段 10 制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 道端 裕行 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 吉田 俊雄 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衣類を乾燥させる回転ドラムと、前記回
    転ドラム内へ温風を循環させる送風手段と、前記回転ド
    ラム内への送風経路に設けた加熱手段と、前記送風手段
    および前記回転ドラムを回転駆動するモータと、前記回
    転ドラム内温度を検知する温度検知手段と、前記モータ
    の回転数または加熱手段を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、所定のタイミングでの温度検知手段の
    出力により前記回転ドラム内の上限温度を可変するよう
    にした衣類乾燥機。
  2. 【請求項2】 制御手段に接続され複数種類の運転コー
    スなどを操作表示する操作表示手段を備え、前記制御手
    段は、前記操作表示段により通常コースより設定回転数
    が低い運転コースに設定されたとき、所定のタイミング
    での温度検知手段の出力により回転ドラム内の上限温度
    を可変するようにした請求項1記載の衣類乾燥機。
  3. 【請求項3】 制御手段は、温度検知手段の出力により
    回転ドラム内の衣類の乾燥状態を検知し、恒率乾燥状態
    と検知したときを所定のタイミングとした請求項1また
    は請求項2記載の衣類乾燥機。
  4. 【請求項4】 制御手段は、所定のタイミングでの温度
    検知手段の出力を基準温度として、基準温度に一定値を
    加算した値を回転ドラム内の温度の上限値とした請求項
    1〜3のいずれか1項に記載の衣類乾燥機。
  5. 【請求項5】 制御手段は、所定のタイミングでの温度
    検知手段の出力に下限設定温度を設け、前記温度検知手
    段の出力が下限設定温度以下の場合は、下限設定温度に
    一定値を加算した値を回転ドラム内の温度の上限値とし
    た請求項1〜3のいずれか1項に記載の衣類乾燥機。
  6. 【請求項6】 衣類を乾燥させる回転ドラムと、前記回
    転ドラム内へ温風を循環させる送風手段と、前記回転ド
    ラム内への送風経路に設けた加熱手段と、前記送風手段
    および前記回転ドラムを回転駆動するモータと、前記回
    転ドラム内温度を検知する温度検知手段と、前記モータ
    の回転数または加熱手段を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、前記温度検知手段の出力により前記回
    転ドラム内の衣類の乾燥状態を検知し、恒率乾燥状態を
    検知できなかったときは、前記回転ドラム内の温度の上
    限値を予め決められた所定値にした衣類乾燥機。
JP5280835A 1993-11-10 1993-11-10 衣類乾燥機 Pending JPH07132200A (ja)

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JP5280835A JPH07132200A (ja) 1993-11-10 1993-11-10 衣類乾燥機

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JP5280835A Pending JPH07132200A (ja) 1993-11-10 1993-11-10 衣類乾燥機

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20110116340A (ko) * 2010-04-19 2011-10-26 엘지전자 주식회사 의류장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20110116340A (ko) * 2010-04-19 2011-10-26 엘지전자 주식회사 의류장치

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