JPH07131592A - カラー画像読み取り装置 - Google Patents

カラー画像読み取り装置

Info

Publication number
JPH07131592A
JPH07131592A JP5272256A JP27225693A JPH07131592A JP H07131592 A JPH07131592 A JP H07131592A JP 5272256 A JP5272256 A JP 5272256A JP 27225693 A JP27225693 A JP 27225693A JP H07131592 A JPH07131592 A JP H07131592A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
original
color
receiving element
light receiving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5272256A
Other languages
English (en)
Inventor
Taizo Saito
泰三 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP5272256A priority Critical patent/JPH07131592A/ja
Publication of JPH07131592A publication Critical patent/JPH07131592A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像読み取りに要する時間を短縮し、しかも
画像劣化の少ない、低価格のカラー画像読み取り装置を
得る。 【構成】 1チップ上に3つの一次元画素列41、4
2、43を並列して形成した受光素子40と、上記画素
列個々に対応する読み取り領域21、22、23をそれ
ぞれ分離して照明する三原色の原稿照明光R、G、B
と、上記照明光により照明された原稿20からの各反射
光を集光して上記画素列上に結像させるレンズ30とに
より構成され、上記照明光により上記原稿面を走査する
ようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は原稿の持つカラー情報
を色分解して読み取る、カラースキャナ、カラーファク
シミリ等のカラー画像読み取り装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から使用されているカラー画像読み
取り装置としては図5〜図9に示すようなものがある。
図5は特公昭62−62101号公報に示されたもの
で、赤(R)、緑(G)、青(B)の各波長の光りを発
する光源1a、1b、1cを有しており、原稿設置ガラ
ス2上に設置された原稿3を各色毎に切り替えてスリッ
ト照明する。
【0003】原稿3によって反射された各色毎の情報を
持つ反射光は、結像レンズ4によって受光素子5にライ
ン状に集光される。受光素子5はCCDラインセンサ等
の一次元センサであり、主走査方向に配列され、原稿全
体の情報が読み取られる。
【0004】光源の切り替えは、1ライン毎に3回ずつ
行う方法と、各色毎に1頁分走査を繰り返す方法とがあ
る。しかし、前者の方法による場合には、光源として利
用される蛍光管の残光を考慮して切り替える必要があ
り、また、後者の方法による場合には、原稿の走査を1
頁につき3回繰り返さなければならず、モノクロによる
場合の3倍の時間がかかる。
【0005】図6に示した別の従来装置は、可視域をほ
ぼカバーする白色光源1により原稿3を照明し、原稿3
と結像レンズ4との間に設けられた波長選択性のフィル
タ6により反射光を色分解して、受像素子5上において
原稿像をライン状に結像させる。フィルタ6はR、G、
Bの各色について設けられており、円盤状のホルダ6a
により支持されている。フィルタの切り替えは、上述の
光源の切り替えと同様に1ライン毎あるいは1頁毎で行
う方法がある。しかし、この装置による場合にも、前者
の方法によればフィルタの安定に要する時間を確保する
必要があり、後者の場合にも上記と同様、原稿の走査を
1頁につき3回繰り返さなければならず、モノクロによ
る場合の3倍の時間がかかるという問題がある。
【0006】これに対し図7に示した装置は、白色光源
1を用いて原稿3を照明し、結像レンズ4と受光素子5
との間に設けられた色分解プリズム7によって反射光を
各色毎に分解し、各々を独立の受光素子5で受光する構
成としており、このような構成にすれば読み取り速度の
低下の問題は解決する。
【0007】しかし、3つの受光素子5をそれぞれ光学
的に等価な位置に配置する必要があり、素子相互の位置
決め精度が高く要求される。また、受光素子5自体にも
個々の製品で画素間のピッチにばらつきがあるため、原
稿上の同一点の像が素子によって異なるアドレスの画素
上に形成され、読み取った情報を再現した際に色ずれの
問題が発生する場合がある。
【0008】また、図8は特開平2−180465号公
報に示されたもので、読み取り速度低下の問題と、色ず
れの問題を解決するために1つの受光素子5で1回の読
み取りを完了できるように構成されている。
【0009】即ち、図7と同様に白色光源1を用いて原
稿3を照明し、原稿3からの反射光を結像レンズ4によ
り集光した後、結像レンズ4と受光素子5との間に設け
られた2枚のダイクロイックミラーを張り合わせた2組
のダイクロイックミラー6と7により集束光を各色毎に
分解する。
【0010】次に、色分解された各色は受光素子の1チ
ップ上に並列する3列の一次元画素列5a、5b、5c
により各色独立に受光される。例えば、結像レンズ4か
らの集束光の青(B)成分はミラー6の6a面で反射
し、次のミラー7の7a面と7b面は透過し、7cで反
射して受光素子5の画素列5aで受光される。
【0011】結像レンズ4からの集束光の緑(G)成分
はミラー6の6a面は透過して6b面で反射し、次のミ
ラー7の7a面は透過し7b面で反射して受光素子5の
画素列5bで受光される。
【0012】結像レンズ4からの集束光の赤(R)成分
はミラー6の6a面と6b面は透過し6c面で反射し、
次のミラー7の7a面で反射して受光素子5の画素列5
cで受光される。
【0013】以上のように、選択的に各色を反射するダ
イクロイックコーティングが各ミラー面に施されること
で各色は独立に受光される。本従来例では図7の例に比
較して、各色対応の一次元画素列は受光素子の1チップ
上に並列されて画素列を形成しているため、色ずれの問
題を防止することができる。
【0014】しかし、光学系の結像レンズの光路中に2
組の張り合わされたミラー6、7が配置されているた
め、高精度なミラーの張り合わせ技術が要求され、張り
合わせ精度が悪いと結像性能に劣化が生じる。また、ミ
ラーの厚さにばらつきがあると、各色の光路長の差や各
色の光路ずれが生じ、各色によって結像性能にばらつき
が生じるだけでなく、各色の読み取り幅の差や、前記例
同様の色ずれの問題が発生する。
【0015】図9も図8と同様に、読み取り速度低下の
問題と、色ずれの問題を解決するために1つの受光素子
5で1回の読み取りを完了できるように構成されてい
る。即ち、受光素子1チップ上には並列する3列の一次
元画素列5a、5b、5cが配置されており、各画素列
はそれぞれが、赤(R)フィルタ、緑(G)フィルタ、
青(B)フィルタを有している。
【0016】白色光源1により照明された原稿3の反射
光は、結像レンズ4を透過し受光素子の各画素列に結像
され、各フィルタの効果により各色毎の電気信号に変換
される。各画素列5a、5b、5cは機械的に間隔をも
って、受光素子の1チップ上に配置されているため、原
稿上では、上記間隔にレンズの倍率を乗じた間隔Lだけ
ずれた3本のライン状の像を読み取ることになり、原稿
全体を読み取るために、原稿が画素列と直交する副走査
方向に相対的に走査されると、原稿上の同一ラインの像
は各色により副走査方向の走査速度に前期原稿上の間隔
Lを乗じた時間だけずれて電気信号として出力されるこ
とになる。そこで、2つの画素列分以上の電気的メモリ
を持つことで図8の例と同様な信号出力を得ることがで
きる。
【0017】しかし、受光素子の各フィルタは、色素顔
料を含んだ吸収型のフィルタであり、また製造工程上も
厚さの管理は難しいため、透過率のばらつきが大きくな
る。従って、低透過率の場合は受光素子の感度が低くな
りノイズが目立ち易くなるし、また、フィルタは受光素
子に密着しているため、色素顔料中に塵などが混入した
場合はその画素は欠落し、画像不良となる。
【0018】以上の問題は受光素子の製造上の歩留まり
に関係し、受光素子は高価な部品であるだけに製品の価
格に与える影響も大きいといった問題がある。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】上述のように従来の装
置では、原稿の走査を1頁につき3回繰り返さなければ
ならず、モノクロによる場合の3倍の時間がかかるとい
う問題がある。
【0020】また、3個の受光素子を用いた場合、受光
素子自体にも個々の製品で画素間のピッチにばらつきが
あるため、原稿上の同一点の像が素子によって異なるア
ドレスの画素上に形成され、読み取った情報を再現した
際に色ずれの問題が発生することがある。
【0021】また、光学系の結像レンズの光路中に2組
の張り合わされたミラーが配置された場合、高精度なミ
ラーの張り合わせ技術が要求され、張り合わせ精度が悪
いと結像性能に劣化が生じる。また、ミラーの厚さにば
らつきがあると、各色の光路長の差や各色の光路ずれが
生じ、各色によって結像性能にばらつきが生じるだけで
なく、各色の読み取り幅の差や、色ずれの問題が発生す
る。
【0022】さらにまた、受光素子の表面に色フィルタ
を形成するものでは、受光素子の各フィルタは、色素顔
料を含んだ吸収型のフィルタであり、製造工程上も厚さ
の管理は難しいため、透過率のばらつきが大きくなる。
従って、低透過率の場合は受光素子の感度が低くなりノ
イズが目立ち易くなるし、また、フィルタは受光素子に
密着しているため、色素顔料中に塵などが混入した場合
はその画素は欠落し、画像不良となる。この問題は受光
素子の製造上の歩留まりに関係し、受光素子は高価な部
品であるだけに製品の価格に与える影響も大きいといっ
た問題がある。
【0023】この発明は上述した各問題点に鑑みてなさ
れたもので、読み取りに要する時間を短縮し、しかも画
像劣化の少ない低価格のカラー画像読み取り装置を提供
することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】この発明に係るカラー画
像読み取り装置は、1チップ上に複数の一次元画素列が
並設された受光素子と、この受光素子の各画素列に対応
する読み取り領域をそれぞれ分離して照明する原稿照明
手段と、この原稿照明手段によって照明された原稿から
の反射光を集光して画素列上に結像させるレンズとを備
えたものである。
【0025】また、1チップ上に並設された3つの一次
元画素列を有する受光素子の各画素列に対応する原稿の
読み取り領域を、それぞれ分離して三原色の照明光で照
明し、この照明光により照明された原稿からの各反射光
をレンズによって集光して画素列上に結像させたもので
ある。
【0026】また、原稿照明光を得る光源は、発光光束
が可視波長域のほぼ全域を含む白色光源とし、この白色
光源からの光束を色分解手段により三原色に色分解し、
上記3つの画素列個々に対応する読み取り領域をそれぞ
れ照明するようにする。
【0027】さらに、白色光源と色分解手段との間に、
受光素子の画素列の長手方向と直交する方向にパワーを
有するシリンドリカルレンズを配置する。
【0028】さらにまた、三原色の原稿照明光を得る光
源は、それぞれの原色を発光する少なくとも3つの光源
とする。
【0029】
【作用】この発明におけるカラー画像読み取り装置は、
三原色の原稿照明光で、原稿の読み取り領域をそれぞれ
分離して照明し、その反射光を1つのチップ上に形成さ
れた3つの画素列で受光するようにしているため、1回
の走査で画像の読み取りができる。また、画素列が1つ
のチップに形成されているため、画素列間のピッチずれ
がなく、さらに、原稿と受光素子との間の光路中に色分
解の光学素子を介在させないため、結像性能が劣化しな
い。
【0030】また、シリンドリカルレンズは原稿読み取
り領域をスリット照明する作用を有し、光源の光量を効
果的に原稿読み取り領域に集光する。
【0031】
【実施例】実施例1.以下この発明の実施例を図につい
て説明する。図1はこの発明の一実施例を示す光学系全
体を示すものであり、図2はその受光素子を示す正面図
である。本実施例に係る装置は、発光光束が可視波長域
のほぼ全域を含む白色光源10と、原稿20が設置され
る原稿設置ガラス21と、原稿20からの反射光を集光
させる結像レンズ30と、一次元画素列41、42、4
3が並列に設けられている受光素子40と、光源10か
ら発光された白色光を、赤(R)、緑(G)、青(B)
の三原色に色分解して、並列した3本のライン状の原稿
読み取り領域22、23、24を照明するダイクロイッ
クミラー50と、光源10からの発光の発散を制限し原
稿読み取り領域をスリット照明するスリット11から構
成されている。
【0032】ダイクロイックミラー50は、ダイクロイ
ックミラー51とダイクロイックミラー52とを張り合
わせて構成されており、第1反射面53は、光源10か
らの光の赤(R)成分のみを選択的に反射し、第2反射
面54は同様に緑(G)成分のみを反射し、第3反射面
55は青(B)成分のみを反射する。
【0033】スリット11は、光源10からの光の発散
を制限し、光束がダイクロイックミラー50により反射
された後、ライン状の原稿読み取り領域22、23、2
4をスリット照明するように導くためのものである。
【0034】次に本実施例の動作を説明する。光源10
から発光された光束は、スリット11により発散を制限
され、ダイクロイックミラー50に導かれる。光束の赤
(R)の成分は、ダイクロイックミラー50の第1反射
面53で反射した後、受光素子40上の赤成分を受光す
る画素列41に対応するライン状の原稿読み取り領域2
2をスリット照明する。
【0035】光束の緑(G)成分は、ダイクロイックミ
ラー50の第1反射面53を透過し、第2反射面54で
反射した後、受光素子40上の緑成分を受光する画素列
42に対応するライン状の原稿読み取り領域23をスリ
ット照明する。
【0036】光束の青(B)成分は、ダイクロイックミ
ラー50の第1反射面53と第2反射面54を透過し、
第3反射面55で反射した後、受光素子40上の青成分
を受光する画素列43に対応するライン状の原稿読み取
り領域24をスリット照明する。
【0037】原稿20上のライン状の原稿読み取り領域
22、23、24を照明した赤成分、緑成分、青成分の
光束は、それぞれ原稿20により反射され、各色成分毎
の情報を持って、結像レンズ30によって受光素子40
上のそれぞれの色成分に対応する一次元画素列41、4
2、43にライン状に集光され、画像は結像する。
【0038】各画素列41、42、43は、機械的に間
隔をもって受光素子の1チップ上に配置されているた
め、原稿上ではその間隔にレンズの倍率を乗じた間隔L
だけずれた3本のライン状の像を読み取ることになり、
原稿全体を読み取るために、原稿が画素列と直交する副
走査方向に相対的に走査されると、原稿上の同一ライン
の像は各色により副走査方向の走査速度に前記原稿上の
間隔Lを乗じた時間だけずれて電気信号として出力され
ることになる。そこで、2つの画素列分以上の電気的メ
モリを持つことで正確にカラー画像を読み取る信号出力
を得ることができる。
【0039】本実施例によれば、従来例である図7〜図
10の様に原稿より受光素子に至る光路中に色分解のた
めの光学素子であるフィルタ、プリズム、ダイクロイッ
クミラー等が一切ないため、結像性能を劣化させること
なく画像を読み取ることが可能であり、また、各色対応
の一次元画素列は受光素子の1チップ上に並列されて画
素列を形成しているため、色ずれの問題を防止すること
ができる。
【0040】また、図10の従来例同様に原稿20と光
学系は相対的に副走査方向へ1回のみで3色読み取るこ
とができるため、読み取り速度低下の問題を解決するこ
とができる。
【0041】実施例2.図3はこの発明の他の実施例を
示すもので、実施例1の光源10と原稿20との間に受
光素子の画素列の長手方向と直交する方向にパワーを有
するシリンドリカルレンズ60を配置した構成とし、光
源10からの光束を集光して原稿読み取り領域22、2
3、24をスリット照明するようにしたものである。
【0042】本実施例のシリンドリカルレンズ60は、
上記実施例1のスリット11と同様に原稿読み取り領域
をスリット照明する作用を有するが、光源10のアパー
チャー12の開口幅、シリンドリカルレンズ60の焦点
距離の設定を最適化すること、また光源と原稿読み取り
領域を光学的に共役関係にするなどにより、実施例1に
比較して光源の光量を効果的に原稿読み取り領域22、
23、24に集光することが可能となる。
【0043】実施例3.図4はこの発明の他の実施例を
示すもので、光源は13、14、15の3個で構成さ
れ、個々の光源の色は三原色の一つであり、光源13は
赤(R)成分を、光源14は緑(G)成分を、光源15
は青(B)成分を個々に発光し、実施例1及び2同様
に、スリット11もしくはシリンドリカルレンズ60に
より原稿読み取り領域22、23、24をスリット照明
する構成としている。なお、各色の光源は白色光源に三
原色の各々が得られるフィルタを装着しても同等の効果
を得ることができる。
【0044】ファクシミリ等のように光源の発光強度の
立ち上がり時間を短くする要求がある場合、赤(R)、
緑(G)、青(B)3種類の色のLEDアレーランプを
用いて本実施例の構成とすることで、光源の発光強度の
立ち上がり時間を短くすることが可能である。
【0045】
【発明の効果】この発明は以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0046】1つの光源もしくは複数の光源を用いて1
回の走査で画像の読み取りを行うことができ、フィル
タ、光源を切り替えて読み取りを行う従来装置と比較し
て読み取り速度を高めることができる。
【0047】また、1チップ上に複数の画素列を形成し
た受光素子を用いているため、色分解した光束を独立し
た複数の受光素子で受光する従来構成と比較すると、素
子間相互の位置関係を考慮する必要がなく、画素列間の
ピッチずれも抑えることができる。
【0048】従って、受光素子の位置決めが容易とな
り、再生画像の色ずれを防止することが可能となると同
時に、組立コストを大幅に削減することができ、低価格
のカラー画像読み取り装置を提供することが可能とな
る。
【0049】また、原稿より受光素子に至る光路中に色
分解のための光学素子であるフィルタ、プリズム、ダイ
クロイックミラー等が一切ないため、結像性能を劣化さ
せることなく画像を読み取ることができる。
【0050】従ってまた、実施例1で使用する色分解用
のダイクロイックミラーは、結像性能に無関係であるた
め、高精度の画精度は必要なく、図9のダイクロイック
ミラーよりも低価格のものでよく、コストを下げること
が可能となる。
【0051】さらにまた、シリンドリカルレンズを用い
れば、光源の光量を効果的に原稿読み取り領域に集光す
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1の光学系を示す図である。
【図2】この発明の受光素子を示す正面図である。
【図3】この発明の実施例2の光学系を示す図である。
【図4】この発明の実施例3の光学系を示す図である。
【図5】従来のカラー画像読み取り装置の光学系を示す
図である。
【図6】従来のカラー画像読み取り装置の光学系を示す
図である。
【図7】従来のカラー画像読み取り装置の光学系を示す
図である。
【図8】従来のカラー画像読み取り装置の光学系を示す
図である。
【図9】従来のカラー画像読み取り装置の光学系を示す
図である。
【符号の説明】
10 白色光源 11 スリット 13 光源(赤) 14 光源(緑) 15 光源(青) 20 原稿 22 原稿読み取り領域(赤) 23 原稿読み取り領域(緑) 24 原稿読み取り領域(青) 30 結像レンズ 40 受光素子 41 一次元画素列(赤) 42 一次元画素列(緑) 43 一次元画素列(青) 50 ダイクロイックミラー 51 ダイクロイックミラー 52 ダイクロイックミラー 60 シリンドリカルレンズ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年1月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】従来から使用されているカラー画像読み
取り装置としては図5〜図9に示すようなものがある。
図5は特公昭62−62101号公報に示されたもの
で、赤(R)、緑(G)、青(B)の各波長の光を発す
る光源1a、1b、1cを有しており、原稿設置ガラス
2上に設置された原稿3を各色毎に切り替えてスリット
照明する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】白色光源1により照明された原稿3の反射
光は、結像レンズ4を透過し受光素子の各画素列に結像
され、各フィルタの効果により各色毎の電気信号に変換
される。各画素列5a、5b、5cは機械的に間隔をも
って、受光素子の1チップ上に配置されているため、原
稿上では、上記間隔にレンズの倍率を乗じた間隔Lだけ
ずれた3本のライン状の像を読み取ることになり、原稿
全体を読み取るために、原稿が画素列と直交する副走査
方向に相対的に走査されると、原稿上の同一ラインの像
は各色により副走査方向の走査速度原稿上の間隔
Lを除した時間だけずれて電気信号として出力されるこ
とになる。そこで、2つの画素列分以上の電気的メモリ
を持つことで図8の例と同様な信号出力を得ることがで
きる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】
【発明が解決しようとする課題】上述のように従来の
5及び図6の装置では、原稿の走査を1頁につき3回繰
り返さなければならず、モノクロによる場合の3倍の時
間がかかるという問題がある。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】また、3個の受光素子を用いた図7の例の
場合、受光素子自体にも個々の製品で画素間のピッチに
ばらつきがあるため、原稿上の同一点の像が素子によっ
て異なるアドレスの画素上に形成され、読み取った情報
を再現した際に色ずれの問題が発生することがある。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】また、光学系の結像レンズの光路中に2組
の張り合わされたダイクロイックミラーが配置された図
8の例の場合、高精度なミラーの張り合わせ技術が要求
され、張り合わせ精度が悪いと結像性能に劣化が生じ
る。また、ミラーの厚さにばらつきがあると、各色の光
路長の差や各色の光路ずれが生じ、各色によって結像性
能にばらつきが生じるだけでなく、各色の読み取り幅の
差や、色ずれの問題が発生する。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】さらにまた、受光素子の表面に色フィルタ
を形成する図9の例の場合、受光素子の各フィルタは、
色素顔料を含んだ吸収型のフィルタであり、製造工程上
も厚さの管理は難しいため、透過率のばらつきが大きく
なる。従って、低透過率の場合は受光素子の感度が低く
なりノイズが目立ち易くなるし、また、フィルタは受光
素子に密着しているため、色素顔料中に塵などが混入し
た場合はその画素は欠落し、画像不良となる。この問題
は受光素子の製造上の歩留まりに関係し、受光素子は高
価な部品であるだけに製品の価格に与える影響も大きい
といった問題がある。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】さらにまた、三原色の原稿照明光を得る光
源は、それぞれの原色を発光する少なくとも3つの光源
とし、さらに各光源と原稿との間に受光素子の画素列の
長手方向と直交する方向にパワーを有するミリンドリカ
ルレンズを配置する。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】各画素列41、42、43は、機械的に間
隔をもって受光素子の1チップ上に配置されているた
め、原稿上ではその間隔にレンズの倍率を乗じた間隔L
だけずれた3本のライン状の像を読み取ることになり、
原稿全体を読み取るために、原稿が画素列と直交する副
走査方向に相対的に走査されると、原稿上の同一ライン
の像は各色により副走査方向の走査速度前記原稿上の
間隔Lを除した時間だけずれて電気信号として出力され
ることになる。そこで、2つの画素列分以上の電気的メ
モリを持つことで正確にカラー画像を読み取る信号出力
を得ることができる。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正内容】
【0041】実施例2.図3はこの発明の他の実施例を
示すもので、実施例1の光源10と色分解手段であるダ
イクロイックミラー50との間に受光素子の画素列の長
手方向と直交する方向にパワーを有するシリンドリカル
レンズ60を配置した構成とし、光源10からの光束を
集光して原稿読み取り領域22、23、24をスリット
照明するようにしたものである。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0050
【補正方法】変更
【補正内容】
【0050】従ってまた、実施例1で使用する色分解用
のダイクロイックミラーは、結像性能に無関係であるた
め、高精度の画精度は必要なく、図のダイクロイック
ミラーよりも低価格のものでよく、コストを下げること
が可能となる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1チップ上に複数の一次元画素列が並設
    された受光素子と、この受光素子の各画素列に対応する
    読み取り領域をそれぞれ分離して照明する原稿照明手段
    と、この原稿照明手段によって照明された原稿からの反
    射光を集光して上記画素列上に結像させるレンズとを備
    え、上記原稿照明手段の照明光によって上記原稿面を走
    査するようにしたことを特徴とするカラー画像読み取り
    装置。
  2. 【請求項2】 1チップ上に3つの一次元画素列が並設
    された受光素子と、上記各画素列に対応する読み取り領
    域をそれぞれ分離して照明する三原色の原稿照明手段
    と、この原稿照明手段によって照明された原稿からの反
    射光を集光して上記画素列上に結像させるレンズとを備
    え、上記原稿照明手段の照明光によって上記原稿面を走
    査するようにしたことを特徴とするカラー画像読み取り
    装置。
  3. 【請求項3】 三原色の原稿照明光は、それぞれの原色
    を発光する少なくとも3つの光源から得られるものであ
    ることを特徴とする請求項2記載のカラー画像読み取り
    装置。
  4. 【請求項4】 1チップ上に3つの一次元画素列が並設
    された受光素子と、発光光束が可視波長域のほぼ全域を
    含む白色光源と、この白色光源からの光束を三原色に色
    分解し、上記3つの画素列個々に対応する読み取り領域
    をそれぞれ照明する色分解手段と、上記三原色の照明光
    により照明された原稿からの各反射光を集光して上記画
    素列上に結像させるレンズとを備え、上記三原色の照明
    光によって上記原稿面を走査するようにしたことを特徴
    とするカラー画像読み取り装置。
  5. 【請求項5】 白色光源と色分解手段との間に、受光素
    子の画素列の長手方向と直交する方向にパワーを有する
    シリンドリカルレンズを配置したことを特徴とする請求
    項4記載のカラー画像読み取り装置。
JP5272256A 1993-10-29 1993-10-29 カラー画像読み取り装置 Pending JPH07131592A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5272256A JPH07131592A (ja) 1993-10-29 1993-10-29 カラー画像読み取り装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5272256A JPH07131592A (ja) 1993-10-29 1993-10-29 カラー画像読み取り装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07131592A true JPH07131592A (ja) 1995-05-19

Family

ID=17511316

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5272256A Pending JPH07131592A (ja) 1993-10-29 1993-10-29 カラー画像読み取り装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07131592A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5055921A (en) Color reading line sensor
US4558357A (en) Color image reading method and apparatus
US6924840B1 (en) Color image capturing device and image reader using the color image capturing device
JPH03113961A (ja) 画像読取装置
US4500918A (en) Original reading apparatus
US5739915A (en) Electro-optical system for scanning color documents
US6593559B2 (en) Image readout apparatus and image readout method using the same
JPH07131592A (ja) カラー画像読み取り装置
JP3398163B2 (ja) 画像読取装置
JPH11234474A (ja) 密着型イメージセンサ
JPS60134556A (ja) カラ−原稿読取装置
JP3435331B2 (ja) 画像読取装置
KR0164012B1 (ko) 컬러화상 판독방법 및 장치
US6486459B1 (en) Color beam splitter using air-spaced prisms
JPH02180465A (ja) カラー画像読取り装置
JPH066516A (ja) カラー画像入力装置
JPS5955674A (ja) カラ−原稿読取り装置
JPS59143466A (ja) 光電変換装置
JPS5871763A (ja) 固体カラ−画像入力装置
JPH09274102A (ja) 色分離光学系およびカラー画像読み取り装置
JPH0482361A (ja) カラー画像読み取り装置
JPH0537734A (ja) 画像読取装置
JPH07143281A (ja) カラー画像読取装置
JPS5821973A (ja) カラ−原稿読取り装置
JPH11198441A (ja) カラー画像形成装置