JPH0713011Y2 - 版画用すり込み刷毛 - Google Patents
版画用すり込み刷毛Info
- Publication number
- JPH0713011Y2 JPH0713011Y2 JP1989126455U JP12645589U JPH0713011Y2 JP H0713011 Y2 JPH0713011 Y2 JP H0713011Y2 JP 1989126455 U JP1989126455 U JP 1989126455U JP 12645589 U JP12645589 U JP 12645589U JP H0713011 Y2 JPH0713011 Y2 JP H0713011Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paint
- brush
- tip
- handle
- sponge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Brushes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、版板に版画用絵具を付着させる場合に用いる
刷毛の改良に関するものである。
刷毛の改良に関するものである。
版画とは木版、石版、銅版などで刷った絵のことで、そ
のすり込みを行うに当っては版板に版画用絵具を付着さ
せなければならない。
のすり込みを行うに当っては版板に版画用絵具を付着さ
せなければならない。
これを行うためのものとして従来すり込み用の刷毛が用
いられているが、その先端部分は文字通り「毛」であ
り、そのためか代用品として筆や布を巻き付けたものも
使用されている。
いられているが、その先端部分は文字通り「毛」であ
り、そのためか代用品として筆や布を巻き付けたものも
使用されている。
このような刷毛や筆、布を巻き付けたものを用いて版板
に版画用絵具を付着させる場合、あるいは付着させた場
合には、次のような欠点を有している。
に版画用絵具を付着させる場合、あるいは付着させた場
合には、次のような欠点を有している。
版板表面に絵具を付着させる場合、絵具の種類(油
性と水性とがある)や粘度(高粘度と低粘度のものがあ
る)に応じて刷毛や筆、布を巻き付けたものの種類
(毛、布の硬軟)を変えなければならない。絵具が高粘
度(主として油性のものに多い)の場合には硬い性質の
ものを、絵具が低粘度(主として水性のものに多い)の
場合には軟らかい性質のものを使うのが普通であり、刷
毛や筆、布を巻き付けたものを少なくとも2本用意しな
ければならない。
性と水性とがある)や粘度(高粘度と低粘度のものがあ
る)に応じて刷毛や筆、布を巻き付けたものの種類
(毛、布の硬軟)を変えなければならない。絵具が高粘
度(主として油性のものに多い)の場合には硬い性質の
ものを、絵具が低粘度(主として水性のものに多い)の
場合には軟らかい性質のものを使うのが普通であり、刷
毛や筆、布を巻き付けたものを少なくとも2本用意しな
ければならない。
刷毛を用いた場合、刷毛目が付くため平滑な面をつ
くるのに時間が掛る。
くるのに時間が掛る。
吸水性や吸油性が小さく、かつ、保水性が悪い。例
えば、粘度の低い絵具の場合、刷毛や筆、布を巻き付け
たものからポタポタとすぐに垂れる。
えば、粘度の低い絵具の場合、刷毛や筆、布を巻き付け
たものからポタポタとすぐに垂れる。
先端部分を取り外すことができないため、洗浄に不
便である。特に、根元部分の絵具は容易に取れないた
め、後に使う色と染って濁ってしまう。
便である。特に、根元部分の絵具は容易に取れないた
め、後に使う色と染って濁ってしまう。
ステンシルに使用する場合、型紙の中に毛先が入り
込み、エッジが鮮明に出にくい。
込み、エッジが鮮明に出にくい。
本考案は、これらの欠点を解消することを目的とするも
のである。
のである。
この目的を達成するため、本考案では、柄(1)の先端
を二股とし、その間にスポンジからなる塗布体(2)を
取り外し可能に挾着したものである。この場合におい
て、上記塗布体(2)は高分子スポンジからなるものと
することが好ましい。
を二股とし、その間にスポンジからなる塗布体(2)を
取り外し可能に挾着したものである。この場合におい
て、上記塗布体(2)は高分子スポンジからなるものと
することが好ましい。
版板表面に絵具を付着させるに当っては、二股になって
いる柄(1)の先端に取り付けられているスポンジから
なる塗布体(2)に絵具を含ませこれで絵具を塗る。逆
に、その絵具を落すには、二股になっている柄(1)の
先端から塗布体(2)を外して洗えばよい。
いる柄(1)の先端に取り付けられているスポンジから
なる塗布体(2)に絵具を含ませこれで絵具を塗る。逆
に、その絵具を落すには、二股になっている柄(1)の
先端から塗布体(2)を外して洗えばよい。
塗布体(2)が高分子スポンジで作られていると、その
目は特に細かく、吸水性、吸油性、保水性に特に優れた
ものとなる。
目は特に細かく、吸水性、吸油性、保水性に特に優れた
ものとなる。
本考案の実施例を添付の図面に基いて説明する。
柄(1)の先端を二股とし、その間にスポンジからなる
塗布体(2)を取り外し可能に挾着する。なお、この場
合において、柄(1)の先端から塗布体(2)が一層外
れないものとするために、柄(1)の先端に弾性体から
なるOリング(3)を装着して柄(1)を締め付けるよ
うにするとよい。
塗布体(2)を取り外し可能に挾着する。なお、この場
合において、柄(1)の先端から塗布体(2)が一層外
れないものとするために、柄(1)の先端に弾性体から
なるOリング(3)を装着して柄(1)を締め付けるよ
うにするとよい。
スポンジからなる塗布体(2)は種々の形状とすること
ができるが、所定の厚みを有する丸いものにしておく
と、最も使いやすいであろう。
ができるが、所定の厚みを有する丸いものにしておく
と、最も使いやすいであろう。
版板表面に絵具を付着させるに当っては、この塗布体
(2)に絵具を含ませこれで版板表面に絵具を塗る。こ
の場合、絵具の種類や粘度の高低を問わずスポンジから
なるこの塗布体(2)を用いることができる。また、従
来の刷毛を用いた場合のように刷毛目が付かず、版板表
面に絵具を均一に塗ることができる。特に、塗布体
(2)を高分子スポンジで作ると、その目は特に細かい
から、版板表面に絵具を一層均一に塗ることができるの
みならず、吸水性、吸油性、保水性に特に優れたものと
なる。
(2)に絵具を含ませこれで版板表面に絵具を塗る。こ
の場合、絵具の種類や粘度の高低を問わずスポンジから
なるこの塗布体(2)を用いることができる。また、従
来の刷毛を用いた場合のように刷毛目が付かず、版板表
面に絵具を均一に塗ることができる。特に、塗布体
(2)を高分子スポンジで作ると、その目は特に細かい
から、版板表面に絵具を一層均一に塗ることができるの
みならず、吸水性、吸油性、保水性に特に優れたものと
なる。
逆に、塗布体(2)に含まれている絵具を落すには、二
股になっている柄(1)の先端から塗布体(2)を外し
て洗えばよい。絵具の付いた塗布体(2)は二股になっ
ている柄(1)の先端からきわめて簡単に取り外すこと
ができるから、いわゆる丸洗いが可能となり、塗布体
(2)に絵具が残ることがない。
股になっている柄(1)の先端から塗布体(2)を外し
て洗えばよい。絵具の付いた塗布体(2)は二股になっ
ている柄(1)の先端からきわめて簡単に取り外すこと
ができるから、いわゆる丸洗いが可能となり、塗布体
(2)に絵具が残ることがない。
なお、前記柄(1)は竹他の材料からなるものとするこ
とができる。
とができる。
請求項1記載の考案によれば、柄(1)の先端に塗布体
(2)を取り外し可能に装着する機構をきわめて簡単な
ものとすることができるため、これを安価なものとする
ことができる効果がある。また、二股になっている柄
(1)の先端から塗布体(2)をきわめて簡単に取り外
すことができ、従っていわゆる丸洗いが可能となり、塗
布体(2)に絵具が残ることがないから、これを用いて
絵具をすり込んでも色が交り合った版画になってしまう
といった失敗がないという効果がある。
(2)を取り外し可能に装着する機構をきわめて簡単な
ものとすることができるため、これを安価なものとする
ことができる効果がある。また、二股になっている柄
(1)の先端から塗布体(2)をきわめて簡単に取り外
すことができ、従っていわゆる丸洗いが可能となり、塗
布体(2)に絵具が残ることがないから、これを用いて
絵具をすり込んでも色が交り合った版画になってしまう
といった失敗がないという効果がある。
そして、版画用絵具の種類や粘性の高低を問わず使用す
ることができるため、これを1本用意するだけですり込
みを行うことができる効果がある。また、従来の刷毛を
用いた場合のように刷毛目が付かないという効果があ
る。また、塗布体(2)がスポンジ性であるため、吸水
性、吸油性が大きく、かつ、保水性に優れているため、
塗布体(2)に一度絵具を含ませるだけで充分すり込み
を行うことができ、版画のインキかすれがないという効
果がある。さらに、これをステンシルに使用した場合、
毛先がないためエッジが際立つという効果もある。
ることができるため、これを1本用意するだけですり込
みを行うことができる効果がある。また、従来の刷毛を
用いた場合のように刷毛目が付かないという効果があ
る。また、塗布体(2)がスポンジ性であるため、吸水
性、吸油性が大きく、かつ、保水性に優れているため、
塗布体(2)に一度絵具を含ませるだけで充分すり込み
を行うことができ、版画のインキかすれがないという効
果がある。さらに、これをステンシルに使用した場合、
毛先がないためエッジが際立つという効果もある。
請求項2記載の考案によれば、塗布体(2)の目が特に
細かいから、版画の仕上りが一層綺麗であるという効果
がある。また、塗布体(2)の吸水性、吸油性、保水性
が特に優れているため、版画のインキかすれを一層ない
ものとすることができる効果がある。
細かいから、版画の仕上りが一層綺麗であるという効果
がある。また、塗布体(2)の吸水性、吸油性、保水性
が特に優れているため、版画のインキかすれを一層ない
ものとすることができる効果がある。
添付図面は、本考案の一実施例を示すもので、 第1図は、その斜視図、 第2図は、第1図の中央横断面図、 である。 (1)……柄、(2)……塗布体。
Claims (2)
- 【請求項1】柄(1)の先端を二股とし、その間にスポ
ンジからなる塗布体(2)を取り外し可能に挾着したこ
とを特徴とする版画用すり込み刷毛。 - 【請求項2】塗布体(2)が高分子スポンジからなる請
求項1記載の版画用すり込み刷毛。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989126455U JPH0713011Y2 (ja) | 1989-10-27 | 1989-10-27 | 版画用すり込み刷毛 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989126455U JPH0713011Y2 (ja) | 1989-10-27 | 1989-10-27 | 版画用すり込み刷毛 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0365176U JPH0365176U (ja) | 1991-06-25 |
JPH0713011Y2 true JPH0713011Y2 (ja) | 1995-03-29 |
Family
ID=31674265
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989126455U Expired - Lifetime JPH0713011Y2 (ja) | 1989-10-27 | 1989-10-27 | 版画用すり込み刷毛 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0713011Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6096057U (ja) * | 1983-12-09 | 1985-06-29 | 竹岡 時子 | 凹版タンポ |
-
1989
- 1989-10-27 JP JP1989126455U patent/JPH0713011Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0365176U (ja) | 1991-06-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |