JPH0712590U - 削井機の掘削土砂排出ガイド構造 - Google Patents

削井機の掘削土砂排出ガイド構造

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JPH0712590U
JPH0712590U JP4794693U JP4794693U JPH0712590U JP H0712590 U JPH0712590 U JP H0712590U JP 4794693 U JP4794693 U JP 4794693U JP 4794693 U JP4794693 U JP 4794693U JP H0712590 U JPH0712590 U JP H0712590U
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excavation
sand
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discharge port
excavated earth
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JP4794693U
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裕四郎 白石
正明 小林
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Aichi Corp
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Aichi Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 排出口から圧縮エアとともに排出される掘削
土砂を散らばせることなく狭い範囲内に集める。 【構成】 リーダーフレーム20に沿って上下に移動自
在に配設された長尺状の掘削装置30の下端に掘削ビッ
トを設け、この掘削ビットにより掘削されて生じる掘削
土砂を上方に搬送する土砂搬送空間Sを掘削装置30内
に上下に延びて形成し、この土砂搬送空間S内を搬送さ
れてきた掘削土砂を外部に排出する排出口35aを掘削
装置30の上部の外側面に形成し、この排出口35aを
上方から覆ってこの排出口35aから排出される掘削土
砂を下方に案内する半球状のガイド部材36を掘削装置
30に取り付けて掘削土砂排出構造を構成している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ブーム等の先端から垂下されたリーダーフレームに、これに沿って 上下に移動自在に長尺状の掘削装置を配設して構成される削井機に関し、さらに 詳しくは、この掘削装置による地面の掘削に際して生じる掘削土砂を所定方向に 向けて排出させるための掘削土砂排出ガイド構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
このような削井機としては、掘削装置を長尺パイプ状に構成し、このパイプの 下端に掘削ビットを配設し、この掘削ビットに駆動用圧縮エアを供給するエアス イベル等を掘削装置の上部に設けてなるものがある。この削井機においては、コ ンプレッサからエアスイベルを介して掘削ビットに供給される圧縮エアにより掘 削ビットが駆動され、地中に垂直な穴が掘削される。この掘削により生じる掘削 土砂(スライム)は、上記パイプ(すなわち、掘削装置内に上下に延びて形成さ れた空間)内を通って掘削装置の上部に搬送され、掘削装置の上部の排出口から 外部に排出される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
この場合に、掘削装置の排出口から外部に排出される掘削土砂は圧縮エアとと もに勢い良く外部に噴出されるものであり、このままでは掘削土砂が掘削装置の 周囲の広い範囲に散らばり邪魔になるばかりでなく、この掘削土砂の処理に手間 がかかるという問題がある。
【0004】 本考案はこのような問題に鑑みたもので、排出口から圧縮エアとともに排出さ れる掘削土砂を狭い範囲内に集めることができるようになった削井機の掘削土砂 排出ガイド構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】 このような目的達成のため、本考案においては、リーダーフレームに沿って上 下に移動自在に配設された長尺状の掘削装置の下端に掘削ビットを設け、この掘 削ビットにより掘削されて生じる掘削土砂を上方に搬送する土砂搬送空間を掘削 装置内に上下に延びて形成し、この土砂搬送空間内を搬送されてきた掘削土砂を 外部に排出する排出口を掘削装置の上部の外側面に形成し、この排出口を上方か ら覆ってこの排出口から排出される掘削土砂を下方に案内する半球状のガイド部 材を掘削装置に取り付けて掘削土砂排出構造を構成している。
【0006】
【作用】
このような掘削土砂排出構造を採用すると、掘削ビットにより掘削されて生じ る掘削土砂は、圧縮エアとともに土砂搬送空間内を上方に搬送され、排出口から 勢い良く外部に噴出される。このように排出口から噴出された掘削土砂は、半球 状のガイド部材内面に当たってこのガイド部材内面に沿って流れて噴出方向が下 方に変えられ、掘削装置の下方周囲の地面に集められる。このため、掘削土砂が 周囲に散らばることがなく、排出土砂の処理も行い易い。
【0007】
【実施例】
以下、図面を参照して本考案の好ましい実施例について説明する。 本考案に係る掘削土砂排出ガイド構造を有した削井作業車を図1に示している 。この削井作業車は、キャビン1aを有した車体1bの上に水平旋回自在な旋回 台2を取り付けるとともに、この旋回台2に起伏自在に伸縮ブーム3を取り付け 、伸縮ブーム3の先端に削井装置Dを吊下げて構成される。
【0008】 伸縮ブーム3は、旋回台2に起伏自在に取り付けられた基端ブーム3aと、基 端ブーム3aに対して入れ子式に伸縮自在に取り付けられた先端ブーム3bとか ら構成され、起伏シリンダ4により起伏作動がなされ、内蔵の伸縮シリンダ(図 示せず)により伸縮作動がなされる。車体1bの前後左右4箇所に、作業時に車 体1bを支持するアウトリガ8が取り付けられている。キャビン1aの後側に作 業者用シート6が設けられるとともに、このシート6に対向して操作レバー7が 設けられており、作業者はシート6に座って操作レバー7を操作し、各種操作、 例えば、旋回台2の旋回操作、伸縮ブーム3の起伏および伸縮操作、後述するウ インチの作動操作等を行う。
【0009】 基端ブーム3aの上面にはメインウインチ10およびサブウインチ15が配接 されている。これらのドラム11,16から繰り出されるメインおよびサブワイ ヤ12,17は、先端ブーム3bの先端に固設されたブームヘッド5に回転自在 に取り付けられたシーブ5a〜5dに図示のように掛け回されて垂下する。
【0010】 メインワイヤ12は削井装置Dの上端の動シーブ32aに掛け回されるととも に先端がブームヘッド5に取り付けられた吊下げヘッド21に係止される。この ため、メインウインチ10の駆動を制御してメインドラム11からのメインワイ ヤ12の繰り出しを制御すれば、削井装置Dを構成する掘削装置30の上昇、降 下制御を行うことができる。 サブワイヤ17は先端にフック18を有してブームヘッド5から垂下され、各 種の機材の吊上げ作業に用いられる。
【0011】 削井装置Dは、上述のようにメインワイヤ12により垂直に吊下げ支持される 掘削装置30と、この掘削装置30をガイドするリーダーフレーム20とから構 成される。 リーダーフレーム20は、ブームヘッド5にピン21aにより枢支されて支持 された吊下げヘッド21と、この吊下げヘッド21に旋回自在に連結された連結 部22aを有したフレームヘッド22と、フレームヘッド22に一体に連結され るとともに垂直に下方に延びた第1フレーム23と、第1フレーム23に着脱自 在に連結された第2フレーム25と、第2フレーム25に着脱自在に連結された 第3フレーム26とから構成される。 なお、連結部22aは中空に形成されたおり、メインワイヤ12は連結部22 aの中空空間内を通って下方に延び、動シーブ32aに掛け回されて上方に延び るとともにこの中空空間内を再び通って吊下げヘッド21に係止される。
【0012】 第1〜第3フレーム23,25,26は、それぞれ矩形断面の中空柱状の本体 部の一側面(掘削装置30に対向する側面)の両側稜に、上下に延びる中空パイ プからなるガイドレール23a,25a,26aを接合して構成されている。こ れら本体部およびガイドレールはそれぞれ同一断面形状であり、第1〜第3フレ ーム23,25,26が連結された状態で、垂直に延びる一本のガイドフレーム が形成されるようになっている。なお、第3フレーム26の下端には接地板26 が取り付けられている。
【0013】 掘削装置30は、ガイドレール23a,25a,26aに対して上下に移動自 在に取り付けられた第1〜第3支持ガイド31a,31b,31cによりリーダ ーフレーム20に沿って上下に移動自在に支持される。
【0014】 第1支持ガイド31aには、パワースイベル33が枢支されて取り付けられ、 このパワースイベル33の上にこれに対して旋回自在に連結された支持部材32 が取り付けられており、この支持部材32に動シーブ32aが回転自在に取り付 けられている。 パワースイベル33は、油圧モータと減速機から構成され、この油圧モータに 駆動用油圧を供給するための油圧ホース、チューブ57a,57b,57cが図 示にようにパワースイベル33に繋がっている。なお、この油圧は車体1b内に 配設された油圧パワーユニット(図示せず)から供給される。
【0015】 パワースイベル33の下には連結チューブ34を介してエアスイベル35が連 結されている。エアスイベル35は第2支持ガイド31bを介してリーダーフレ ーム20により支持される。なお、この第2支持ガイド31bに対してエアスイ ベル35は回転自在に支持されている。
【0016】 エアスイベル35は、エアホース、チューブ54a,54b,54cを介して リューブリケータ52に繋がり、さらに、リューブリケータ52からエアホース 51を介してエアコンプレッサ50に繋がる。このため、エアコンプレッサ50 から供給される圧縮エアは、リューブリケータ52に送られて潤滑用の油が霧状 に混入された後、エアスイベル35に供給される。なお、リューブリケータ52 には、この圧縮エアの供給をオン・オフ制御するオン・オフバルブが設けられて おり、このオン・オフバルブの作動をリモートコントロール制御するための作動 装置53がリューブリケータ52の上に配設されている。
【0017】 図2に詳しく示すように、エアスイベル35の下部における外周側面には掘削 により生じる掘削土砂(土砂と油とが混合したものでスライムと称される)を外 部に排出する複数の排出口35aが形成されている。そして、この排出口35a を上方から覆って図示のような半球状のガイド部材36が取り付けられている。 このガイド部材36は、排出口35aから排出される掘削土砂をその内面36a に沿って矢印Aで示すように案内し、掘削土砂を掘削装置30の下方に集積させ る。
【0018】 エアスイベル35の下端部にはパイプPがテーパネジ等によりネジ結合されて 取り付けられている。このパイプPは中間部において第3支持ガイド31cによ り回転自在に支持されている。 エアスイベル35の内部からパイプPの内部を通って下方に連結ロッド38が 延びており、この連結ロッド38の下端には、図3に示すように、エアハンマ掘 削装置Bが取り付けられている。連結ロッド38はエアスイベル35に供給され た圧縮エアをエアハンマ掘削装置Bに導く通路を有しており、この圧縮エアによ りエアハンマ掘削装置Bが駆動される。また、パワースイベル33の駆動軸が連 結チューブ34内を延びて連結ロッド38に連結されており、パワースイベル3 3により連結ロッドを介してエアハンマ掘削装置B全体が回転駆動されるように なっている。
【0019】 エアハンマ掘削装置Bは、図3に示すように、エアハンマ機構40と、このエ アハンマ機構40により上下動されるハンマロッド41と、このハンマロッド4 1の下端に連結された掘削ビット42とから構成される。エアハンマ機構40は 圧縮エアによりハンマロッド41を介して掘削ビット42を上下に連続的に振動 させる。掘削ビット42の下面には複数の突起42aが設けられており、掘削ビ ット42の上下動により突起42aが地面に連続して衝突し、打撃振動を与えて 地面を破砕する。この時、同時にパワースイベル33によりエアハンマ装置B全 体が緩やかに回転されており、突起42aの衝突する位置がこの回転に応じて変 化し、地面が円筒状に徐々に掘削される。
【0020】 エアハンマ機構40に供給されて掘削ビット42を上下動させた後のエアは、 掘削ビット42の下面に吹き付けられ、掘削ビット42の側面の凹部42bを通 ってエアハンマ機構40および連結ロッド38の外周面とパイプPの内周面とに 囲まれた土砂搬送空間S内を上方に流れ、排出口35aから外部に流出する。こ のとき、圧縮エアに混入された潤滑油が突起42aと地面との衝突部の潤滑作用 を行うとともに掘削土砂に混入してスライムを形成し粉砕された土砂が粉塵とな って飛散するのを防止する。このスライムは、圧縮エアとともに排出口35aか らガイド部材36によって矢印Aのようにガイドされて外部に排出され、掘削装 置30の下部に集積する。
【0021】 なお、掘削ビット42は径方向に拡大縮小可能(折り畳み可能)に構成されて おり、パワースイベル33により掘削ビット42が掘削方向に回転されるときに は拡大して図3の状態となり、パイプPの外径より若干大きな穴を掘削する。掘 削完了時には、パワースイベル33により掘削ビット42を逆回転させると、こ れが折り畳まれて径方向に縮小され、その外径がパイプPの内径より小さくなる 。そこで、パイプPとエアスイベル35とのネジ結合を外した後、掘削装置30 全体を引き上げれば、パイプPのみを地中に残して掘削装置30を取り外すこと ができる。これにより、パイプPが垂直に埋設された形で井戸の掘削を行うこと ができる。
【0022】
【考案の効果】 以上説明したように、本考案によれば、掘削装置内に上下に延びて形成された 土砂搬送空間内を搬送されてきた掘削土砂を外部に排出する排出口を掘削装置の 上部の外側面に形成し、この排出口を上方から覆ってこの排出口から排出される 掘削土砂を下方に案内する半球状のガイド部材を掘削装置に取り付けて掘削土砂 排出構造を構成しているので、圧縮エアとともに排出口から勢い良く外部に噴出 される掘削土砂は、半球状のガイド部材内面に当たってこのガイド部材内面に沿 って流れて噴出方向が下方に変えられ、掘削装置の下方周囲の地面にまとまって 集められる。このため、掘削土砂が周囲に散らばることがなく、排出土砂の処理 が行い易い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る掘削土砂排出ガイド構造を有した
削井作業車の正面図である。
【図2】この削井作業車に用いられる削井装置の下部を
示す正面図である。
【図3】パイプの下端に取り付けられた状態のエアハン
マ掘削装置を示す部分断面図である。
【符号の説明】
2 旋回台 3 伸縮ブーム 10 メインウインチ 12 メインワイヤ 20 リーダーフレーム 30 掘削装置 33 パワースイベル 35 エアスイベル 36 ガイド部材 40 エアハンマ機構 42 掘削ビット 50 コンプレッサ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブーム等の先端から垂下されて上下に延
    びて取り付けられたリーダーフレームと、このリーダー
    フレームに沿って上下に移動自在に配設された長尺状の
    掘削装置とからなる削井機の掘削土砂ガイド構造であっ
    て、 前記掘削装置の下端に掘削ビットが設けられ、この掘削
    ビットにより掘削されて生じる掘削土砂を上方に搬送す
    る土砂搬送空間が前記掘削装置内に上下に延びて形成さ
    れ、前記土砂搬送空間内を搬送されてきた掘削土砂を外
    部に排出する排出口が前記掘削装置の上部の外側面に形
    成されており、 この排出口を上方から覆ってこの排出口から排出される
    掘削土砂を下方に案内する半球状のガイド部材が前記掘
    削装置に取り付けられていることを特徴とする削井機の
    掘削土砂排出ガイド構造。
JP4794693U 1993-08-11 1993-08-11 削井機の掘削土砂排出ガイド構造 Pending JPH0712590U (ja)

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