JPH0712582A - 経路探索システム,及び経路探索方法 - Google Patents

経路探索システム,及び経路探索方法

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JPH0712582A
JPH0712582A JP5143191A JP14319193A JPH0712582A JP H0712582 A JPH0712582 A JP H0712582A JP 5143191 A JP5143191 A JP 5143191A JP 14319193 A JP14319193 A JP 14319193A JP H0712582 A JPH0712582 A JP H0712582A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 地上の目標物を目印として有視界飛行する航
空機等の特性に合った経路探索システム,及び経路探索
方法を得る。 【構成】 地図データベース1,脅威データベース4,
入力装置5,表示装置6,通信システム7,及び情報処
理装置8に加えて,気象情報,飛行制限情報(飛行禁止
エリア,飛行速度限定エリア等)などの飛行環境に係る
データを含む飛行環境データベース2,地上目標物の位
置および特性を含む目標物データベース3を備えたシス
テムにおいて、選択された地上目標物をつないで探索経
路空間をモデル化し、該モデル化した探索経路空間に脅
威を割り付け、脅威値の合計が最小となる経路を探索す
るようにした。 【効果】 地上目標物を目印として有視界飛行する航空
機の飛行形態に合った経路を求めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、経路探索システム、
及び経路探索方法に関し、特に航空機(特に有視界航行
するもの)の最適な飛行経路を算出する経路探索システ
ム,および経路探索方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は、例えば特開昭61−29271
1号公報に示された従来の経路探索方式を示し、図にお
いて、1は位置情報をあらわすデータを含む地図データ
ベース、4は複数の種類の脅威の、各々の脅威の輪郭を
表すデータを含む脅威データベース、5は地図データベ
ースに、始点,および終点位置を表わすデータ、脅威の
場所を表わすデータ、及び脅威の種類を識別するデータ
を入力するための入力装置、10は地図記憶手段1およ
び脅威データベース手段4からのデータを処理し、それ
によって特定の経路に関する累算撃墜確率を判別するた
めの中央処理装置、6は上記経路およびその累算撃墜確
率を表示するための表示手段,7は変化する脅威情報等
を直接受け取り、脅威データベース4を更新するための
通信システムである。
【0003】次に動作について説明する。入力装置5か
ら航空機の出発地点と目標地点とを入力する。中央処理
装置10では、脅威データベース4において保有されて
いる既知の脅威の,各種類ごとの脅威の輪郭データを使
用し、出発地点から目標地点までの飛行経路の累算撃墜
確率を算出する。この飛行経路は、操縦士の直感による
ものでもよいし、いくつかの始点と終点を結んだ直線で
もよい。
【0004】次いで累算撃墜確率を算出された各飛行経
路は、その中で最適な経路がその経路の累算撃墜確率と
ともに、地図データベース1で保有する地図データによ
る地図と一緒に、表示装置6に出力され表示される。ま
た、通信システム7からは、脅威データ,地図データ等
が送られてきて、脅威データベース4,地図データベー
ス1は更新されていく。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の経路探索方式
は、以上のようにして最適経路を決定していたので、飛
行経路案を入力しなければならず、入力された経路の中
からしか最適経路を選択することができないという問題
点があった。また、探索方式には、空間をサイの目の様
に分割し、それぞれのキューブのコスト,即ち各キュー
ブを経るときのコストを見積ることで、経路探索を行う
ものもあるが、探索空間を無造作にモデル化して経路を
求めているため、地上の目標物に対する考慮がなく、地
上目標物を目印に有視界飛行する航空機(ヘリコプター
等)にとっては、必ずしも最適な飛行経路にならないと
いう問題点があった。
【0006】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、地上の特徴物を考慮した上
で、空間を飛行するという、ヘリコプター等,有視界航
行をする航空機の特性に合った経路探索システム、及び
経路探索方法を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る経路探索
システムは、有視界飛行する航空機の目じるしとなるチ
ェックポイントの中から、視程などの飛行環境に応じて
適したチェックポイントを選択し、その中でチェックポ
イント間の空間をモデリングし、そのモデルの中で最適
経路を算出するようにしたものである。
【0008】即ち、この発明にかかる経路探索システム
は、あらかじめ判別された分布状態の脅威、および飛行
環境を有する任意の領域内で、与えられた出発地点と到
着地点とを結ぶ経路を探索するシステムにおいて、(a)
探索地域の位置情報を表すデータを含む地図データベー
スと、(b) 探索地域における気象情報,飛行の制限情報
などの飛行環境に係るデータを含む飛行環境データベー
スと、(c) 地上の目標物の位置情報、及び特性情報など
の目標物に関するデータを含む目標物データベースと、
(d) 複数の種類の脅威の位置、及び広がりの特性などの
脅威に関するデータを含む脅威データベースと、(e) 各
種の命令,情報を入力する入力装置と、(f) 探索結果,
入力画面等を表示する表示装置と、(g) 上記脅威デー
タ,飛行環境データなどの変化した情報を入手するため
の通信システムと、(h) 上記各種データベースからの情
報を基に経路探索処理を行う情報処理装置とを備えたも
のである。
【0009】またこの発明にかかる経路探索方法は、上
記経路探索システムにおいて、有視界飛行をする航空機
等に合った経路を探索する方法において、(a) 飛行環境
に応じて飛行中の航空機等が飛行する上で目標として利
用できる地上目標物を選択する段階,(b) 選択された地
上目標物をつないで探索経路空間をモデル化する段階,
(c) 上記モデル化した探索経路空間に上記あらかじめ判
別された分布状態にある脅威を割り付け、脅威値の合計
が最小となる経路を探索する段階,(d) 上記探索で求め
られた経路を表示する段階,を含むものである。
【0010】またこの発明は、上記経路探索方法におい
て、上記情報処理装置は、上記通信システムからの上記
脅威データ,飛行環境データなどの変化した情報に基づ
き、新しい経路の探索を、脅威および飛行環境の変化に
応じて行うようにしたものである。
【0011】またこの発明は、上記経路探索システムに
おいて、(i) 算出された経路に従って飛行する自航空機
の位置を一定間隔ごとに評定する自己位置評定装置を、
さらに備え、目標物データによる探索経路モデルにそっ
て航行する際、該算出した飛行経路と自航空機の位置情
報とを比較し、ある一定以上の値のずれが生じた場合、
その飛行経路を更新,修正するようにしたものである。
【0012】またこの発明は、上記経路探索システムに
おいて、上記情報処理装置は、上記通信システムからの
上記脅威データ,飛行環境データなどの変化した情報に
基づき、新しい経路の探索を、脅威および飛行環境の変
化に応じて行い、かつ、目標物データによる探索経路モ
デルにそって航行する際、該算出した飛行経路と自航空
機の位置情報とを比較し、ある一定以上の値のずれが生
じた場合、その飛行経路を更新,修正するようにしたも
のである。
【0013】
【作用】この発明における経路探索方式では、有視界で
航行する航空機が地上の目じるしとするところのチェッ
クポイントとなる点を継ぎ合わせてモデル化し、最適経
路を決定するので、求められた経路はチェックポイント
となるべき点の近傍を通過する。よって、有視界航行す
る航空機に適した飛行経路となる。
【0014】またこの発明の経路探索方法では、通信シ
ステムからの上記脅威データ,飛行環境データなどの変
化した情報に基づき、新しい経路の探索が、脅威および
飛行環境の変化に応じて行われる。
【0015】またこの発明では、自己位置評定装置を備
え、目標物データによる探索経路モデルにそって航行す
る際、該算出した飛行経路と自航空機の位置情報との間
にある一定以上の値のずれが生じた場合、その飛行経路
が更新,修正される。
【0016】またこの発明では、通信システムからの上
記脅威データ,飛行環境データなどの変化した情報に基
づき、新しい経路の探索が、脅威および飛行環境の変化
に応じて行われるとともに、算出した飛行経路と自航空
機の位置情報との間にある一定以上の値のずれが生じた
場合、その飛行経路が更新,修正される。
【0017】
【実施例】
実施例1.以下この発明の一実施例を図について説明す
る。図1はこの発明の一実施例による経路探索システム
を示し、図において、1は探索地域の位置情報を表わす
データを含む地図データベース,2は、探索地域におけ
る風向,視程などの気象情報、飛行の制限情報等,即
ち、飛行禁止エリア,飛行速度をある値に限定している
エリア等の,位置を含んだ飛行に制限を与える内容の情
報等、飛行環境に係るデータを含む飛行環境データベー
ス,3は飛行中の航空機から飛行する上で目標とできる
地上の目標物の位置情報、およびその特性情報を表わす
データを含む目標物データベース,4は複数の種類の脅
威の位置、及び広がりなどの特性などの脅威に関するを
含む脅威データベース,5は各種の命令,情報を入力す
る入力装置,6は探索結果、及び入力データ等を表示す
るための表示装置,7は刻々と変化する飛行環境の情報
を収集する装置より送られてくるデータを受けとり、飛
行環境データベースを更新するための通信システム,8
は各データベースの情報を基に、経路探索処理を行う情
報処理装置である。
【0018】本実施例1による経路探索方法のフローチ
ャートを図2に示し、これを参照して本実施例の経路探
索方法を説明する。ステップS1において、入力装置5
から航空機の出発地点と目標地点を入力する。
【0019】次に、ステップS2において、情報処理装
置8では飛行環境データベース2で保有している現在の
飛行環境データを基に、その環境において適した地上目
標物を、目標物データベース3にて保有する目標物デー
タの特性情報と比較して検出し、そのすべてを算出す
る。
【0020】次に、ステップS3において、情報処理装
置8にて、算出したすべての目標物データを基に、出発
地点から目標地点までの間で隣接する目標物間をそれぞ
れ結び、探索経路モデルを複数作成する。ただしこの
時、出発地点と目標地点を結ぶ直線に対し、ある一定の
角度以上を作り出す経路モデルは除くようにする。
【0021】この経路モデルの作成の様子を、図8を用
いて説明すると、目標物データの量が増加するにつれ
て、作成される探索経路モデルm1,m2,…も増えて
いくが、探索経路モデルが無限に広がってしまうと計算
量が増大し、結果を導き出すまでの計算時間が無限にな
る可能性がある。それを防ぐため、目標地点Tと出発地
点Dとを結ぶ直線lに対しある一定の角度θを作る線l
1 ,l2 により形成される角度範囲を越える経路モデル
m1',m2',m3'は除くようにするものである。なおこ
の探索経路モデルの作成においては、燃料条件も、高度
条件も考慮にいれて作成する。
【0022】次に、ステップS4において、探索経路モ
デル作成段階において、各目標物間を結んだ経路モデル
のそれぞれについて、脅威データベース4で保有する脅
威データを基に、そこを飛行する上での脅威値を情報処
理装置8にて算出し、割り付ける。脅威値は言うまでも
なく飛行速度によって変るから、これは飛行速度が考慮
されて計算される。
【0023】次に、ステップS5において、脅威値を割
り付けられた探索経路モデルを、基にA*アルゴリズム
などの探索アルゴリズムにより、脅威値の総和が最小に
なるような最適な飛行経路を、情報処理装置8にて算出
し、目標地点までの経路ができた場合(ステップS6で
YES)、表示装置6に出力し、これは地図データベー
ス1で保有する地図データと共に表示される。
【0024】ここで、A*アルゴリズムは、図9に示す
ように、評価関数として、h=f+g(h:評価関数,
f:これまでのコスト値総計,g:これからかかるコス
ト値の予測)を用いた探索の戦略の1つである。
【0025】以上の動作において、通信システム7から
は、脅威データ,飛行環境データなどの最新のものが随
時送られ、各データベースのデータが更新され、探索に
使用される。
【0026】このような本実施例1の経路探索システム
では、有視界飛行する航空機の目じるしとなるチェック
ポイントの中から、視程などの飛行環境に応じて適した
チェックポイントを選択し、その中でチェックポイント
間の空間をモデリングし、そのモデルの中で最適経路を
算出するようにしたので、求められた経路はチェックポ
イントとなるべき点の近傍を通過することとなり、これ
により、有視界航行する航空機に適した飛行経路となる
こととなり、地上の特徴物を考慮した上で、空間を飛行
するという、ヘリコプター等,有視界航行をする航空機
の特性に合った経路探索システムを得ることができる。
【0027】実施例2.上記実施例1では、ある飛行環
境での経路を探索する場合を説明したが、本第2の実施
例による経路探索システムは、図3に示すように、自己
位置標定装置9(GPS,INSなど)を設けるように
したものである。
【0028】ここでGPS,INSとは、 (1) GPS(Global Positioning System の略) あらかじめ決められた軌道上を飛行するGPS衛星(現
在18個運用中)から、それぞれの衛星ごとに時間,衛
星のID(識別)ナンバー,その他の情報を含む電波が
送信されており、その電波を複数の衛星からキャッチ
し、それぞれの電波の到着時間で、その時点での衛星か
らの相対位置を算出し、測定者の位置を割り出す(3個
の衛星で2次元測位、4個で3次元測位となる)。 (2) INS(Inertial Positioning System の略) 慣性航法装置のことである。物体の加速度と時間を3次
元的に測定し、速度と進行方向の変化量を求めること
で、起点から進んだ方位,距離を算出し、相対位置を割
り出す。
【0029】図4は本実施例2による経路探索方式のフ
ローチャートを示し、これを参照して本経路探索方法に
ついて説明する。本実施例2においては、ステップS1
〜S6は上記実施例1と同じであり、実施例1と同様
に、飛行環境データに基づいて算出された目標物データ
による探索経路モデルが作られ、これに脅威値を割り付
けて、その脅威値の合計が最小となる経路を算出する。
【0030】次に、ステップS7において、該算出され
た経路に従って飛行する航空機の位置が一定間隔ごとに
自己位置標定装置9から情報処理装置8に送られる。
【0031】情報処理装置8では、算出した飛行経路と
航空機の位置情報とを比較し(ステップS8)、あらか
じめ決定した、ある一定以上の値のずれが生じた場合
(ステップS8でNO)、ステップS9においてその地
点を出発地点として、目標地点までの飛行経路を上記と
同様、ステップS1〜S6により算出する。
【0032】次に、算出された飛行経路は、それまで飛
行してきた経路から目標地点までの新しい飛行経路とし
て、情報処理装置8で更新され、表示装置6に出力し、
地図データベース1で保有する地図データと共に表示さ
れる。この動作は目標地点に到達するまで、即ち、ステ
ップS10でYESとなるまで続けられる。
【0033】このような本実施例2では、GPS,IN
Sなどの自己位置標定装置9を設けたので、目標物デー
タによる探索経路モデルにそって航行する際、該算出し
た飛行経路と自航空機の位置情報とを比較し、ある一定
以上の値のずれが生じた場合、その飛行経路を更新,修
正していくことができる効果がある。
【0034】実施例3.また、上記実施例2では飛行中
の航空機の位置のずれにより、新しい飛行経路の算出を
行っていたが、本実施例3は、図3におけるこの新しい
飛行経路の算出を、脅威および飛行環境の変化に応じて
行うようにしたものである。
【0035】図5は、本実施例3による経路探索方式の
フローチャートを示し、本実施例3の動作をこれを参照
して説明する。本実施例3においては、ステップS1〜
S6は上記実施例1,2と同じであり、上記実施例1,
2と同様に、まず、当初の飛行環境データに基づいて算
出された目標物データによる探索経路モデルが作られ、
脅威値を割り付けて、その脅威値の合計が最小となる経
路を探索する。
【0036】次に、ステップS7において、算出された
経路に従って飛行する航空機の位置が一定間隔ごとに自
己位置評定装置9から情報処理装置8に送られるととも
に、通信システム7を通じて送られてくる脅威データ,
飛行環境データの最新情報により、随時脅威データベー
ス4,飛行環境データベース2が更新される。ステップ
S11において、更新された脅威データ,飛行環境デー
タを更新前のものと比較し、あらかじめ決定したある一
定以上の値のずれが生じた場合、その地点を出発地点と
して、目標地点までの飛行経路を、上記実施例1と同様
に算出する。
【0037】次に算出された飛行経路は、それまで飛行
してきた経路から目標地点までの新しい飛行経路として
情報処理装置8で更新され、表示装置6に出力し、地図
データベース1で保有する地図データと共に表示され
る。この動作は目標地点に到達するまで、即ち、ステッ
プS10でYESとなるまで続けられる。
【0038】このような本実施例3の経路探索システム
では、新しい飛行経路の算出を、脅威および飛行環境の
変化に応じて行うようにしたので、脅威および飛行環境
の変化に応じたより好ましい飛行経路をとることができ
る効果がある。
【0039】実施例4.本発明の実施例4は、上記実施
例2,3のいずれかの条件を満たした時に経路探索を行
うように、図3における実施例2,3の処理を同時に行
うようにしたものである。
【0040】図6は、本実施例4による経路探索方式の
フローチャートを示し、これを参照して本経路探索方法
について説明する。即ち、(図面を補充すること)6の
本実施例4のフローチャートでは、実施例2のステップ
S8と、実施例3のステップS11とを共に持つもので
あり、まず、実施例1と同様に、当初の飛行環境データ
に基づいて算出された目標物データによる探索経路モデ
ルが作られ、脅威値を割り付けて、その脅威値の合計が
最小となる経路を探索する(ステップS1〜S6)。
【0041】次に、該算出された経路に従って飛行する
航空機の位置が一定間隔ごとに自己位置評定装置9から
情報処理装置8に送られるとともに、通信システム7を
通じ送られてくる脅威データ,飛行環境データの最新情
報により、随時脅威データベース4,飛行環境データベ
ース2が更新される(ステップS7)。
【0042】次に、算出した飛行経路と航空機の位置情
報を比較し(ステップS8)、あらかじめ決定したある
一定以上の値のずれが生じた場合には、もしくは更新さ
れた脅威データ,飛行環境データを更新前のものと比較
し(ステップS11)、あらかじめ決定したある一定以
上の値のずれが生じた場合には、その地点を出発地点と
して(ステップS9)、目標地点までの飛行経路を、上
記ステップS1〜S6により算出する。
【0043】次に、算出された飛行経路は、それまで飛
行してきた経路から目標地点までの新しい飛行経路とし
て、情報処理装置8で更新され、表示装置6に出力さ
れ、地図データベース1で保有する地図データと共に表
示される。この動作は目標地点に到達するまで、即ち、
ステップS10でYESとなるまで続けられる。
【0044】このような本実施例4では、上記実施例
2,3のどちらかの条件を満たした時に経路探索を行う
ように、算出した飛行経路と自航空機の位置情報とを比
較し、ある一定以上の値のずれが生じた場合、その飛行
経路を更新,修正し、かつ新しい飛行経路の算出を、脅
威および飛行環境の変化に応じて行うようにしたので、
上記実施例2,3と同様,あるいはこれ以上の効果を得
ることができる。
【0045】
【発明の効果】以上のように、この発明にかかる経路探
索システム,及び経路探索方法によれば、有視界飛行す
る航空機の目じるしとなるチェックポイントの中から、
視程などの飛行環境に応じて適したチェックポイントを
選択し、その中でチェックポイント間の空間をモデリン
グし、そのモデルの中で最適経路を算出するようにした
ので、有視界で航行する航空機が地上の目じるしとする
ところのチェックポイントとなる点を継ぎ合わせてモデ
ル化し、最適経路を決定することにより、求められた経
路はチェックポイントとなるべき点の近傍を通過するこ
ととなり、よって、有視界航行する航空機に適した飛行
経路を得られ、ヘリコプターなど,有視界飛行する航空
機の飛行に適した飛行経路を得ることができる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1による経路探索システムの
構成図である。
【図2】この発明の実施例1による経路探索方法を示す
フローチャート図である。
【図3】この発明の実施例2および3による経路探索シ
ステムの構成図である。
【図4】この発明の実施例2による経路探索方法を示す
フローチャート図である。
【図5】この発明の実施例3による経路探索方法を示す
フローチャート図である。
【図6】この発明の実施例4による経路探索方法を示す
フローチャート図である。
【図7】従来の経路探索システムを示す構成図である。
【図8】上記実施例1における経路モデルの作成の様子
を示す図である。
【図9】上記実施例1において用いるA*アルゴリズム
を説明する図である。
【符号の説明】
1 地図データベース 2 飛行環境データベース 3 目標物データベース 4 脅威データベース 5 入力装置 6 表示装置 7 通信システム 8 情報処理装置 9 自己位置標定装置 10 中央処理装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 あらかじめ判別された分布状態にある脅
    威および飛行環境を有する任意の領域内で、与えられた
    出発地点と到着地点とを結ぶ経路を探索するシステムに
    おいて、 (a) 探索地域の位置情報を表すデータを含む地図データ
    ベースと、 (b) 探索地域における気象情報,飛行の制限情報などの
    飛行環境に係るデータを含む飛行環境データベースと、 (c) 地上の目標物の位置情報及び特性情報などの目標物
    に関するデータを含む目標物データベースと、 (d) 複数の種類の脅威の位置及び広がりの特性などの脅
    威に関するデータを含む脅威データベースと、 (e) 各種の命令,情報を入力する入力装置と、 (f) 探索結果,入力画面等を表示する表示装置と、 (g) 上記脅威データ,飛行環境データなどの変化した情
    報を入手するための通信システムと、 (h) 上記各種データベースからの情報を基に経路探索処
    理を行う情報処理装置とを備えたことを特徴とする経路
    探索システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の経路探索システムにおい
    て、有視界飛行をする航空機等に合った経路を探索する
    方法において、 (a) 飛行環境に応じて飛行中の航空機等が飛行する上で
    目標として利用できる地上目標物を選択する段階,(b)
    選択された地上目標物をつないで探索経路空間をモデル
    化する段階,(c) 上記モデル化した探索経路空間に上記
    あらかじめ判別された分布状態にある脅威を割り付け、
    脅威値の合計が最小となる経路を探索する段階,(d) 上
    記探索で求められた経路を表示する段階,を含むことを
    特徴とする経路探索方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の経路探索方法において、 上記情報処理装置は、上記通信システムからの上記脅威
    データ,飛行環境データなどの変化した情報に基づき、
    新しい経路の探索を、脅威および飛行環境の変化に応じ
    て行うことを特徴とする経路探索システム。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の経路探索方法において、 (i) 算出された経路に従って飛行する自航空機の位置を
    一定間隔ごとに評定する自己位置評定装置を、さらに備
    え、 目標物データによる探索経路モデルにそって航行する
    際、該算出した飛行経路と自航空機の位置情報とを比較
    し、ある一定以上の値のずれが生じた場合、その飛行経
    路を更新,修正することを特徴とする経路探索システ
    ム。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の経路探索システムにおい
    て、 (i) 算出された経路に従って飛行する自航空機の位置を
    一定間隔ごとに評定する自己位置評定装置を、さらに備
    え、 上記情報処理装置は、上記通信システムからの上記脅威
    データ,飛行環境データなどの変化した情報に基づき、
    新しい経路の探索を、脅威および飛行環境の変化に応じ
    て行い、かつ、 目標物データによる探索経路モデルにそって航行する
    際、該算出した飛行経路と自航空機の位置情報とを比較
    し、ある一定以上の値のずれが生じた場合、その飛行経
    路を更新,修正することを特徴とする経路探索システ
    ム。
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