JPH07124946A - 廃プラスチック材処理方法及び廃プラスチック材処理装置 - Google Patents

廃プラスチック材処理方法及び廃プラスチック材処理装置

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JPH07124946A
JPH07124946A JP5278257A JP27825793A JPH07124946A JP H07124946 A JPH07124946 A JP H07124946A JP 5278257 A JP5278257 A JP 5278257A JP 27825793 A JP27825793 A JP 27825793A JP H07124946 A JPH07124946 A JP H07124946A
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JP
Japan
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waste plastic
plastic material
container
lid
air
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Application number
JP5278257A
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English (en)
Inventor
Masayoshi Kubo
正義 久保
Atsushi Harakawa
敦 原川
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B9/00Presses specially adapted for particular purposes
    • B30B9/30Presses specially adapted for particular purposes for baling; Compression boxes therefor
    • B30B9/3003Details
    • B30B9/3035Means for conditioning the material to be pressed, e.g. paper shredding means
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B9/00Presses specially adapted for particular purposes
    • B30B9/30Presses specially adapted for particular purposes for baling; Compression boxes therefor
    • B30B9/305Drive arrangements for the press ram

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Refuse Receptacles (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 一般家庭や業務等から多量に発生する廃プラ
スチック材の容積を大幅に減少させることができ、しか
もこれを安全かつ衛生的に処理することができる廃プラ
スチック材処理方法及び廃プラスチック材処理装置を提
供することを目的とする。 【構成】 本発明の廃プラスチック材処理方法は、密封
可能で伸縮自在な収容器に廃プラスチック材を収容し、
収容器内を加熱し、さらに収容器内の空気を大気中へ排
気し減圧することによって廃プラスチック材を圧縮する
という技術手段を講じている。また本発明の廃プラスチ
ック材処理装置は、加熱器8と、蓋部7を閉めることで
密封され取り外し及び伸縮が自在である収容器を備えた
処理槽と、収容器内の空気を排気し減圧する減圧手段を
設けたことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般家庭や業務等から
多量に発生する廃プラスチック材の容積を大幅に減少さ
せることができる廃プラスチック材処理方法及び廃プラ
スチック材処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】食料品や精密機器等を包装する際に、プ
ラスチック製の容器や包装材が用いられることが最近非
常に多くなっている。しかしこのプラスチック製の容
器、包装材は、使用されると直ちにゴミと化すものであ
る。そして一般家庭から発生する廃棄物の8割近くがこ
の廃プラスチック材であるとまで言われている。このご
みと化した廃プラスチック材は、もともとが多量である
上に、容積的にも非常にかさばるものである。そしてこ
の廃プラスチック材の処理は、ごみ収集車によって収集
された後、焼却場や埋立地等の処理施設で行なわれるこ
とが多いため、一般家庭等ではこの廃プラスチック材を
収集が行なわれる日までかさばった状態のまま保管して
おかなければならない。しかも収集が行なわれる時間ま
でに収集場所へそれを運搬していく必要もある。またフ
ァーストフード店、食堂、スーパー、店舗といった業務
から発生する廃プラスチック材の処理も、この一般家庭
から出て来る廃プラスチック材の処理と基本的には変わ
りがないものである。
【0003】こうした廃プラスチック材の処理に関する
問題点を解消するために、廃プラスチック材をその発生
元かその近くで処理する装置がいくつか提案されてい
る。その代表的なものをあげると、ヒータやガスを用い
た加熱燃焼装置や加熱溶融装置である。このほかに摩擦
熱を利用した加熱溶融装置等も提案されている。しかし
これらは何れも大型で、相当大量に廃プラスチック材が
発生する場合にしか適さないものであった。
【0004】またスーパー等では、回収されたプラスチ
ック製食品トレイ、ボトル等を一箇所に集めて、リサイ
クル商品として、再利用しているところも見られるが、
設備が膨大なものになり、回収費用の面からも、リサイ
クルが費用的に見合うところまでには至っていない。
【0005】こうしたことから廃プラスチック材の処理
を場所をとらずに行なうことのできる装置が要望され、
本出願人によって2つの装置が提案された。いずれもが
廃プラスチック材を加熱した後空気圧で加圧して処理す
るというタイプである。この装置の一方は、処理槽部
と、加熱、圧縮機構部の2つの部分に装置を2分割した
ものである。廃プラスチック材を投入するときには、処
理槽部を手前に引いて投入し、加熱加圧処理をするとき
には処理槽部を押し込みそこで上昇させてセッテング
し、加熱部との密封を保ちつつ廃プラスチック材を処理
するものである。またもう一方の装置は、処理槽部の上
部に蓋を設置し処理槽を密閉し、この蓋の中に加熱器を
備え付けたものであり、処理槽内に廃プラスチック材を
投入して加熱、加圧処理するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】加熱し空気圧で圧縮す
るこの2つの装置は、従来品に比べ小型という面では相
当改善されたものの、安全性等の点でまだ問題が残るも
のであった。加えて処理槽と加熱、圧縮機構部を分割す
るものは、作業のために別途スペースが必要となるし、
操作もなかなか難しいものであった。また、蓋の中に加
熱器を取り付けるものは、処理槽が取り外せないため保
守がやりづらいという問題をもっていた。
【0007】本発明はこれらの問題点を解決するもの
で、一般家庭や業務等から多量に発生する廃プラスチッ
ク材の容積を大幅に減少させることができ、しかもこれ
を安全かつ衛生的に処理することができる廃プラスチッ
ク材処理方法及び廃プラスチック材処理装置を提供する
ことを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
め本発明の廃プラスチック材処理方法は、密封可能で伸
縮自在な収容器に廃プラスチック材を収容し、収容器内
を加熱し、さらに収容器内の空気を排気し減圧すること
によって廃プラスチック材を圧縮するという技術手段を
講じている。
【0009】また本発明の廃プラスチック材処理装置
は、加熱器と、蓋部を閉めることで密封され取り外し及
び伸縮が自在である収容器を備えた処理槽と、収容器内
の空気を排気し減圧する減圧手段を設けたことを特徴と
する。この加熱器は蓋部に収容されているのが望まし
い。また、収容器はテレスコーピックに伸縮する筒部と
これを密封して収容する袋体を備えているのが適当であ
る。さらにこの蓋部は上下にスライド自在な支柱に取り
付けられているのが適当である。
【0010】
【作用】本発明の廃プラスチック材処理方法は、伸縮自
在な収容器に廃プラスチック材を収容して加熱し、さら
に収容器内を減圧して廃プラスチック材を圧縮するの
で、加圧して圧縮した場合より大きな圧縮力で効果的な
圧縮をすることができるし、高圧空気を加えることがな
いので安全性が増す。また廃プラスチック材の軟化、溶
融によって廃プラスチック材の容積を大幅に減じること
ができる。そして本発明の廃プラスチック材処理方法
は、収容器内を加熱後、内部の熱い空気を大気中へ排気
しているから、放熱が迅速に行なわれ、廃プラスチック
材の処理が短時間で可能になる。
【0011】また本発明の廃プラスチック材処理装置
は、加熱器と、蓋部を閉めることで密封され取り外し及
び伸縮が自在である収容器を備えた処理槽と、収容器内
の空気を減圧する減圧手段を設けたものであるから、圧
縮される廃プラスチック材の容積を大幅に減少させるこ
とができ、小型で安全に、しかも迅速な廃プラスチック
材の処理ができるものである。
【0012】さらに加熱器が蓋部に収容されているの
で、よりコンパクトな装置にすることができる。そして
収容器はテレスコーピックに伸縮する筒部とこれを密封
して収容する袋体を備えているから、圧縮された廃プラ
スチック材が一様な形状となり、後の処理がきわめて容
易になる。また蓋部は上下にスライド自在な支柱に取り
付けられているため、多様なニーズにともなって収容器
の高さが変わっても、対応できるものである。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。図1は本発明による廃プラスチック
材処理方法及び廃プラスチック材処理装置の一実施例に
おける加熱中の状態を示す要部縦断面図である。図2は
本発明による廃プラスチック材処理方法及び廃プラスチ
ック材処理装置の一実施例における圧縮処理後の状態を
示す要部縦断面図である。
【0014】1は処理槽部であり、フランジを有する外
容器2と、外容器2の底体となる外容器ガイド3と、外
容器2に内装した耐熱性の袋体4と、筒部5から構成さ
れている。筒部5は、複数個の胴板5aを節状に組んだ
ものと底板5bで構成され、テレスコーピックに伸縮可
能で収容器の内容積を可変にできるものとなっている。
そしてこの袋体4と筒部5は、廃プラスチック材を投入
して収容する収容器を構成している。この収容器の縁部
は外容器2のフランジ部で密封固定される。袋体4は、
ポリブチルテレフタレート(PBT)のフィルムで作ら
れたものが耐熱性、費用の面から最も適当なものであ
る。耐熱性の点を強調するとポリテトラフルオロエチレ
ンのコーティングをしたエアバック等も優れたものであ
るが、費用の点でポリブチルテレフタレート(PBT)
のフィルムの方が望ましい。それぞれの胴板5a及び底
板5bには複数個の孔が設けられている。6は外容器ガ
イド3に取り付けた外気導入口である。底板5bの対向
している外容器ガイド3の上面には、放熱を促進するた
め熱伝導性の高い金属からなる放熱板が設けられてい
る。また処理槽部1の上部にはこれを覆うための蓋部7
が設けられている。蓋部7の中央には加熱器8が設けら
れており、空気加熱に用いられる電気ヒーター9が設置
されている。加熱器8の下部には多数の通孔から成る熱
風吹き出し口10が設けられている。11は蓋本体であ
り外周部には複数個の空気孔12a、12bからなる空
気孔12が設けられ、吹き出した熱風の戻り口となって
いる。13は中蓋であり、14は循環ファンであって、
加熱器8と中蓋13の側外方に取り付けられている。1
5は熱風を制御するための温度検知器であり、取り付け
位置は熱風吹き出し口10近傍にするのが望ましい。し
かし電気ヒーター9に自己温度制御型のものを用いると
きには当然ながらこの温度検知器15は不要となる。1
6は中蓋13に取り付けた空気接続口であり、17は上
蓋である。18は所定の熱風循環経路を構成するための
蓋パッキンである。19は処理槽部1と蓋部7を動作中
は閉じた状態に保つロック機構であり、処理槽部1との
密封性の確保と共に作業の安全を図るものである。20
は蓋部7の開閉用ハンドルである。21は処理槽部1と
蓋部7の支持部材であり、ベース22と支柱23から構
成されている。ベース22には外容器ガイド3が固定さ
れ、支柱23には蓋部7がヒンジ24によって固定され
ている。25は支持部材21と蓋部7間に取り付けたダ
ンパーであり、常時蓋部7を付勢している。これによっ
て蓋部7の開閉動作が容易になるものである。ロック機
構19を外した時には蓋部7はダンパー25の付勢によ
って開き、蓋部7を閉じる時にはスムーズに処理槽部1
に重なり、ロック機構19によって密封閉鎖されるので
ある。ロック機構19は施錠できればどのようなもので
もかまわないが、前記した開閉用ハンドル20で開閉す
るもののほか、制御回路部30の操作盤上のスイッチ操
作で遠隔操作することによって施錠するものが、使い勝
手をよくするという観点で望ましい。
【0015】26は空気制御部であり、27は筒部5の
空気を減圧するために使用する減圧ポンプである。減圧
ポンプ27は通常は真空ポンプであるが、筒部5内の減
圧度が小さいときには高圧ファンで代用することができ
る。この減圧ポンプ27は複数個設けられており、これ
らを空気制御部26の操作で並列運転して排気量を多く
したり、直列運転して減圧度をいっそう高いものにした
りすることができるようになっている。空気接続口16
は耐熱、耐圧性の空気圧管28で減圧ポンプ27の吸い
込み口と連結されている。この実施例では減圧時の設定
圧力を−0.1〜−0.3kgf/cm2としている。
設定圧力は使用目的に応じて増加させたり減少させたり
することが可能であるが、通常の廃プラスチック材を対
象として処理する場合には前記減圧で十分である。そし
て差圧があまり大きすぎると、相対的にではあるが機器
の安全性の検討が少々必要になるし、減圧ポンプの能力
を上げるため安価な装置を提供することができなくなる
ので、前記程度の設定が有利である。29は28と同様
の空気圧管あり、減圧ポンプ27の吐き出し口に連結さ
れ大気中に空気を放出している。ところで本実施例は収
容器内を減圧して廃プラスチック材を効果的に圧縮して
いるが、これを従来技術の如く逆に袋体4の外方から
0.1〜0.3kgf/cm2で加圧しても収容器を圧
縮する力に差はないようにも思えるが、実際はシールに
関して両者に実質的な差が存在し、圧縮力に差が出て来
るのである。同じパッキングを用いても加圧の場合は減
圧した場合に比べて漏れが大きいのである。従って同程
度の圧縮をするためには、加圧の場合の方が減圧の場合
より能力の大きなファンを用意する必要がある。本発明
はこの知見に基づき、安全性や費用の点のほか効果的な
圧縮をするために、減圧して圧縮するという手段をとる
ことにしたものである。
【0016】30は電気ヒーター9、循環ファン14、
減圧ポンプ27等を制御している制御回路部であり、設
置スペースあるいは操作性等を考慮し、支持部材21に
取り付け可能に構成されている。必要なら別のどこの部
位に設置しても同じである。制御回路部30には操作盤
が設けられており、操作盤上のスイッチ操作でこの実施
例の廃プラスチック材処理装置の全体が制御できるよう
になっている。
【0017】そこでこの実施例の動作について説明す
る。最初に蓋部7を開けて廃プラスチック材を筒部5の
中に入れる。その後蓋部7を閉めて加熱器8を作動させ
る。則ち電気ヒーター9に通電し加熱器8を昇温し、同
時に循環ファン14を動作させる。発生した熱風は熱風
吹き出し口10から吹き出され、筒部5内に供給され
る。内部に投入されている廃プラスチック材はこの熱風
によって加熱される。そしてこの熱風は筒部5の底板5
bに設けた空気孔を通って筒部5の外に排出される。排
出された熱風は袋体4と筒部5の間を上昇し、蓋本体1
1の空気孔12aを通過して、循環ファン14に吸引さ
れる。そして再び加熱器8に送られ、熱風となって筒部
5内空間を循環することになる。ところで投入された廃
プラスチック材が大量であったり、廃プラスチック材が
熱風の通過を許さないような場合もありえる。このよう
な場合は、熱風は底板5bに設けた空気孔から排出され
ないで、筒部5内で循環した後で、蓋本体11の空気孔
12bを通って循環ファン14に吸引される。この後再
び筒部5内空間を循環することになる。このようにして
筒部5の内外に2系統の熱風の循環経路が形成される。
ところで廃プラスチック材の加熱温度は、熱風吹き出し
口10近傍に設けた温度検知器15の温度を検知しなが
ら所定の温度範囲に入るように制御される。廃プラスチ
ック材としてスチロール系のものがほとんどである現状
を考慮すると、130度近傍の温度を保つようにするの
が適当である。筒部5内の廃プラスチック材の温度が上
昇してこの温度範囲に達した時点で、筒部5内を減圧さ
せるために減圧ポンプ27の運転を開始させる。しばら
くすると筒部5内は内部の熱風が排出され減圧状態とな
る。外部の大気圧との差圧によって袋体4は筒部5に押
しつけられ、筒部5の底板5bを押し上げる。するとこ
の差圧力によって筒部5の節部が摺動してテレスコーピ
ックに長さを縮小し、収容器は内容積を減じる。同時に
筒部5内に収容されている廃プラスチック材もこの力に
よって圧縮されることになる。このとき廃プラスチック
材は内部の温度上昇に従って軟化あるいは一部が溶融さ
れているため、筒部5の内容積変化に伴い簡単に圧縮さ
れ体積を大幅に減じるものである。この圧縮工程は加熱
中に複数回繰り返してもよい。圧縮される廃プラスチッ
ク材は、筒部5の断面形状にならって圧縮されるから、
一様な断面形状の廃プラスチック材のブロックを得るこ
とができ、この後の運搬や作業が非常に容易になる。減
圧ポンプ27の働きによって加熱された空気は空気圧管
を通り収容器外へ排出されるが、この排出は筒部5内の
廃プラスチック材の冷却を早めるものである。またこの
実施例では、外容器ガイド3の底板5bに対向している
面に熱伝導性の高い金属からなる放熱板を設けているた
め、放熱が促進され廃プラスチック材の冷却はさらに早
まるものである。放熱板にはフィン等を施してもよい。
このほか外気導入口6にファン;を設けて強制的に冷却
をすることも可能である。この場合減圧ポンプ27の駆
動と連動して運転されるよう制御すればよい。冷却を促
進することによって廃プラスチック材の処理がさらに短
時間にできるようになる。
【0018】ところで廃プラスチック材の種類としてス
チロール系のものが多いのは事実であるが、発生元によ
って廃プラスチック材の種類は当然異なってくる。そし
てその量もさまざまである。従って廃プラスチック材処
理装置の収容器の仕様はこれら種類に対応したものでな
ければならない。そこでこの実施例においては、袋体4
と筒部5の長さを変えて、収容器として高さの違ういく
つかの種類を用意している。そして高さが変わってもど
の収容器も密閉できるように、支柱23に取り付けた蓋
部7を自在に上下にスライドできるようにしている。す
なわち、支柱23は2つの柱部分から構成され、その一
方に蓋部7を取り付け、入れ子状に他方の柱部分に挿入
されている。従ってこの支柱23もテレスコーピックに
伸縮できるものである。
【0019】本実施例によれば、廃プラスチック材が発
生した場所で簡単な構造、簡便な操作で、安全かつ衛生
的にこれを軽量化、減容量化できるものである。
【0020】
【発明の効果】本発明の廃プラスチック材処理方法は、
収容器内を減圧して廃プラスチック材を圧縮するので、
加圧して圧縮した場合より大きな圧縮力で効果的な圧縮
をすることができるし、高圧空気を加えないため安全で
ある。また廃プラスチック材の軟化、溶融によって廃プ
ラスチック材の容積を大幅に減じることができ、廃プラ
スチック材がかさばるようなことがなくなる。また、収
容器内を加熱後内部の熱い空気を大気中へ排気している
から、放熱が迅速に行なわれ、廃プラスチック材の処理
が短時間で可能になる。そしてさらには最終処理施設で
ある埋め立て場等の省スペース化にも寄与できるもので
ある。
【0021】また本発明の廃プラスチック材処理装置
は、加熱器と、伸縮自在である収容器を備えた処理槽
と、収容器内の空気を排気し減圧する減圧手段を設けた
ものであるから、圧縮される廃プラスチック材の容積を
大幅に縮小することができ、小型で安全に、しかも迅速
な廃プラスチック材処理ができるものである。
【0022】さらに加熱器が蓋部に収容されているの
で、よりコンパクトな装置にすることができる。そして
収容器はテレスコーピックに伸縮する筒部とこれを密封
して収容する袋体を備えているから、圧縮された廃プラ
スチック材は一様な形状となり、処理後の運搬等がきわ
めて容易になる。また蓋部は上下にスライド自在な支柱
に取り付けられているため、収容器の高さを変えること
ができ、さまざまなニーズに対応できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による廃プラスチック材処理方法及び廃
プラスチック材処理装置の一実施例における加熱中の状
態を示す要部縦断面図
【図2】本発明による廃プラスチック材処理方法及び廃
プラスチック材処理装置の一実施例における圧縮処理後
の状態を示す要部縦断面図
【符号の説明】
1 処理槽部 4 袋部 5 筒部 7 蓋部 8 加熱器 14 循環ファン 19 ロック機構 21 支持部材 23 支柱 25 ダンパー 27 減圧ポンプ
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65F 1/10 // B29K 105:26

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】密封可能で伸縮自在な収容器に廃プラスチ
    ック材を収容し、収容器内を加熱し、さらに収容器内の
    空気を排気し減圧することによって廃プラスチック材を
    圧縮する廃プラスチック材処理方法。
  2. 【請求項2】加熱器と、蓋部を閉めることで密封され取
    り外し及び伸縮が自在である収容器を備えた処理槽と、
    収容器内の空気を排気し減圧する減圧手段を設けた廃プ
    ラスチック材処理装置。
  3. 【請求項3】加熱器は蓋部に収容されている請求項2記
    載の廃プラスチック材処理装置。
  4. 【請求項4】収容器は、テレスコーピックに伸縮する筒
    部とこれを密封して収容する袋体を備えている請求項2
    または3記載の廃プラスチック材処理装置。
  5. 【請求項5】蓋部が上下にスライド自在な支柱に取り付
    けられている請求項2、3または4記載の廃プラスチッ
    ク材処理装置。
JP5278257A 1993-11-08 1993-11-08 廃プラスチック材処理方法及び廃プラスチック材処理装置 Pending JPH07124946A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5989496A (en) * 1996-05-13 1999-11-23 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Waste plastic disposal apparatus
LT5529B (lt) 2008-03-07 2008-11-25 Povilas Martinkus Plastiko atliekų tvarkymo būdas ir įrenginys, skirtas šiam būdui įvykdyti
CN104875416A (zh) * 2015-05-29 2015-09-02 遵义荣盛包装材料有限公司 网用压缩打包装置
CN108177903A (zh) * 2017-12-28 2018-06-19 佛山市天顺科技有限公司 一种快递垃圾回收装置

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