JPH07122340B2

JPH07122340B2 - 多階建築物用建築装置

Info

Publication number: JPH07122340B2
Application number: JP61269989A
Authority: JP
Inventors: デニスオレアリーローレンス
Original assignee: オ−ストラリアンストレイタコア−ホ−ルデイングスリミテツド
Priority date: 1985-11-15
Filing date: 1986-11-14
Publication date: 1995-12-25
Anticipated expiration: 2010-12-25
Also published as: GR3000679T3; DE3672989D1; NZ218317A; ATE54977T1; BR8605642A; US4745712A; JPS62164970A; CA1282570C; CN1011254B; CN86108409A

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は建築装置に関する改良に関し、更に詳細には
建築物の水を用いる部分のコアユニツトを有する多階建
築物に関する。

（従来の技術）オーストラリア国特許第527,849号；第544,452号並びに
第544,461号明細書に於て、建築物の水を使用する部分
のコアユニツトを組立て、該建築物の基礎を用意し、該
コアユニツトを基礎に移動し、該コアユニツトを所定の
位置に置き、次いで該コアユニツトを取囲み且つ／又は
その回りに該建築物を建設する段階を有する建築物特に
家庭向きの建築物を建設する方法が説明されている。こ
のコアユニツトはそこから該住宅の残りの部分が建設さ
れる基本的なコア構造物となり、該コアユニツトは例え
ば台所と、浴室と、洗面所と洗濯室の様な水を使用する
部分の部屋を組み入れ、更にこのユニツトは工場で製造
され、次いで配達されて住宅用地の予め用意された基礎
上に置かれる。

一般に、該コアユニツト又はモジユールは適用可能な範
囲内で所有主に依り要求され又は選択され且つ用地に建
築される住宅に見出されるすべての項目が装備されてい
る。例えば台所は食器だな、食料貯蔵室、流し、調理
器、タイル、水切り並びに付属品のすべてを有する。洗
濯室は洗濯槽、陶器のタイルの床と幅木及びすべての付
属品を包含し、一方洗面所は一そろいの洗面所と陶器タ
イルの床と幅木及び付属品を有する。同様に浴室は浴槽
と、シヤワー室と、洗面器とキヤビネツト、陶器タイル
の床を有し、且つ全コアは接続用の補助ヒユーズ箱に取
付けられて配線されたすべてのその電気的構成要素及び
配線を有する。同様に配管工事は完成されて現場に於け
る相互接続の用意が出来ている。

該モジユールは現場に運ばれて、該モジユールをクレー
ンで吊上げて所定位置に配置することが出来る様に梁又
はトラス部材を使用する。該モジユールが据付けられる
基礎は木製の基礎であるか又はコンクリートスラブの何
れかが可能である。

（発明が解決しようとする問題点）従来特許出願のコンクリートスラブへの設置は廃棄物処
理用パイプに排水個所を接続することについていくつか
の害を生じた。従来の方法は２つあり、それはすべての
処理パイプを高低基準線より上方に取付けて壁を貫通し
て接続するか、又は該モジユールが所定の位置に下げら
れた時に配管作業の隙間として該スラブに凹所を備える
ことに依り接続することが出来るかのいづれかである。

該モジユールを使用して多階建築物が作られて来た。し
かしながら、もしも第一のモジユールが所定の位置に置
かれてコンクリートスラブが第一のモジユールを覆う上
の床として設置されるならば、第二のモジユールの位置
決めをする際及び該コンクリートスラブの床を貫通して
配管工事及びその他の接続を行うに際して困難が生ず
る。

該モジユールは多階建築物に組み込まれることが出来し
かも猶引込み管、下水、排水、水道等の接続のときにそ
の下に入れることが出来るように該モジユールが作られ
るような方法を提供することがこの発明の目的である。

（問題点を解決するための手段）従つて、本発明によれば、一方を他方の上に載せる型
の、独立して荷重を支持する少なくとも２つの建築モジ
ュールで、各々は、水を使用する部分を有する建築モジ
ュールから成る多階建築物用建築装置において、各モジ
ュールが下方の各コーナーにベース取付装置を、上方の
各コーナーに上部取付装置を有し、上方モジュールのベ
ース取付装置が下方モジュールの上部取付装置に係合し
て上方モジュールを下方モジュールの上に載せ、各モジ
ュールの上部取付装置がモジュールを移動して載置する
吊り上げ部を形成し、各モジュールの上部分から離れて
それより下の方に仮天井を設け、給排水工事の接続及び
電気配線工事の結線を行うために立入りできるように該
仮天井から離れてそれより上の方に空間を形成したこと
を特徴とする多階建築物用建築装置を提供する。

（実施例）第１図において、下側のモジユール１の上に第２モジユ
ール１（ａ）、第２モジユールの上に第１モジユール１
（ｂ）が支持されている。第１図に示すように第２モジ
ユール１（ａ）は、床２と仮天井３とを有する。この天
井３は給排水工事用の、及びモジユール１（ａ）用の換
気のための、そしてまたモジユール１（ａ）用の電気配
線のための空間４を考慮して位置決めされている。同様
の設備はすべてのモジユールに備えられて、仮天井はそ
のすぐ上のモジユールの配管工事及び排水装置の為の立
入りに必要な空間を有する。

図示の様に、各モジユールはその下に金属の漏水受けト
レイ６を有する浴槽５と、貯水槽７及び便器８と、洗面
所ユニツト９と、電燈10及び鏡11と、シヤワー室又はア
ルコーブ（不図示）と、該浴室へ立入りできる入口ドア
12より構成できる。

各モジユールは上部フレーム13と下部フレーム14を有
し、之等のフレームは１つのモジユールを次のモジユー
ルに結合する為に相互に接合され、モジユール１のフレ
ーム14は一階の建築物の床等に据付けられる。第１図に
示す様に、モジユール１とモジユール１（ｂ）は途中切
断の形で示され、之等は該モジユールの外側構造を示
す。該建築物の隣接する部屋の床はコンクリートの床15
として示される。

該モジユールは便利な場所で作られて、設置現場に輸送
される。上記の如く、各モジユールは設置に際して配管
工事及び電気配線工事は接続作業だけですませられるよ
うに配管工事、電気配線並びに内部の取付部品を完全に
装備して生産される。

モジユール１はスタンド16（第４及び５図）上に作ら
れ、該スタンドは該モジユールを輸送スタンド19上に持
つて来ておろす為にシヤツクル（つかみ部）17とチエン
18を有する。該モジユールは、そこに溶接されたナツト
22を有する円筒形レデユーサー21に依り形成されるベー
ス取付装置20を各角（１つのみが第２図に示されてい
る）に有し、該レデユーサーは該モジユールのベースア
ングル23に溶接されている。ボルト24によつて該モジユ
ールを組立スタンド16に取付ける。

各モジユールは各角に上部取付装置25（１つのが第３図
に示されている）を有し、これは各モジユールのコーナ
ースタツド28のプレート27に溶接されたナツト26より成
る。

１つのモジユールを別のモジユールの上に積み重ねる方
法は一側面に沿つた界面を示す第６図に示される。下の
モジユールの上フレーム29は上のモジユールのフレーム
30と衝接して配置されている。上のモジユールのコンク
リート床31はフレーム30に依り支持された断面図で示さ
れた鋼鉄の床組立材32上に支持されており、耐火ボード
33は床組立材32の下にあり、そして又防火性材料34はフ
レーム29及び30の外側並びにフレーム29の内側に置かれ
ている。コンクリート床31の上表面にはグラウテイング
36の上にタイル35が置かれている。スタツド28はクリー
ト37に依つて取付けられ、幅木材料38はスタツドの片側
に位置される。該建築物の隣接する床をなす床39も又図
示され、カーペツト40はその上に置かれている。

該モジユールは下のモジユールの上部取付装置25内に上
のモジユールのベース取付装置20の位置を定めて置きそ
の２つを共にボルト締めすることに依り共に接合され
る。

第７図は壁フレームに床を取付ける１つの方法を示す。
各モジユールの床はスタツド28のベースにボルト締めさ
れた繊維シート材料41より成り、グラウテイング36はタ
イル35を支持する為に該繊維シート材料に上塗りされ
る。

繊維材料41はスタツド28のベースプレート43にボルト42
に依りボルト締めされる。該床はコンクリート床45上の
グラウト44に依り支持される。

第８図は基礎建築物のコンクリート床45上の最下モジユ
ールの位置を示す。該図面は又防火性材料34を充填した
ベースプレート46を有するアルミニウム柱より成るスタ
ツド28の一層の詳細を示し、このベースプレートは板47
上に置かれて繊維シート材料41は第７図に示す様にスタ
ツドにボルト締めされる。レベルパツド48はコンクリー
ト床45の凹部に位置を定められて、該モジユールの床は
必要に応じ床45に固定される。

第９図は、繊維シート材料41とグラウテイング36並びに
タイル35より成る床を貫通する水洗便所容器の廃棄物排
水路を示す。排水管49は床の穴にエポキシシール50を使
つて埋め込まれ、継手51は排水管49の上に位置される。
便器の出口52はクランプカラー53と可撓性カラー54に依
つて継手51に保持される。可撓性カツプリング55とパイ
プ55′は現場で配管工に依り準備されて取付けられる。
これは上のモジユールの排水路の例であり、その接続は
上述の仮天井の空間中で配管工に依つてなされる。

第10図は該建築物の現場のコンクリート床45に位置する
最下モジユールの為の洗面所ユニツトの廃棄物排水路を
示す。該洗面所ユニツトの排水管56は食器だなの床57を
貫通して下つてコンクリートの床45のモルタル床44上に
置かれている繊維シート材料41に埋め込まれた連結ユニ
ツト58に取付けられる。スラブシール59はコンクリート
床45内に取付けられ、出口パイプ60は該モジユールが位
置を定めて置かれた後に配管工に依つてそこに取付けら
れる。

ベースモジユールに対する浴槽排水の排水路の例も第11
図に示され、浴槽61は浴槽の漏水受けトレイ64を貫通し
て該モジユールの床のソケツト67に接続されたカラー66
を有する排水管65に接続された継手63にねじ込まれたプ
ラグ通路62を有する。パイプ69用のPVCスラブシール68
はスラブ中に形成されてパイプ69は現場で配管工に依り
取付けられる。

同様に第12図は繊維シート材料41に接着したPVCカラー7
2に接着された継手71に置かれた取外し可能な目皿70を
有する床排水の排水路を示す。スラブシール73は、排水
管74を受け入れる為にスラブに取付けられ、排水管74は
現場で配管工に依り取付けられる。

第10図乃至第12図は、コンクリートの床を貫通する接続
態様を示しており、又上のモジユールにも適用すること
が出来る。この場合にはコンクリート床45が存在しない
ので、該出口管は仮天井の上にある空間内に取付けら
れ、適当なエルボ及びトラツプは必要に応じて仮天井の
空間に使われる。

第13図は該建築物の周囲の床に結合されているモジユー
ルと相互に該モジユールを取付ける為の別の構造を示
す。

第13図において、垂直にその上に置かれて回りのコンク
リートのスラブ床82に依りそこに支持されている第二の
モジユール81と共に第一のモジユール80が示されてい
る。

各ユニツトの壁84の壁板83の頂部には、例えば溶接、ボ
ルト締め等に依り周辺梁85が取付けられており、これは
該モジユールの壁84の上部周辺の回りを完全に通る。そ
して又各モジユールは該モジユールの床の床パネル88と
床仕上げ材料89及びタイル90を支持する為に各壁84の底
部板86から伸びているアングルの周辺梁87を有する。

配管工事の継手類と水道供給サービスと、流し、洗面
器、槽等だけでなく各ユニツトの周辺梁85と角度をつけ
て曲げた周辺梁87と、床88と床仕上げ材料89とタイル90
も又設置前に各モジユールに於て完成されることは了解
されるであろう。

周辺梁85は、モジュールを取り囲む合板型枠91を支持し
て、適当な補強材（不図示）を有するコンクリート床ス
ラブ82を注入する際の助けとなる。

モジュールが位置決めされると、その頂部をブラットフ
ォーム又は床組立材で覆って作業員が出入りしてコンク
リート床スラブをモジュールまわりに注入できるように
かつ型枠を又形成する周辺梁によってこのスラブをせき
とめてモジュールの上にある床スラブへの流れ込みを阻
止してもよい。

該床スラブが硬化して臨時の床組立材が除去された後
に、次のモジユールを置くことができ、底部板86は下の
ユニツトの周辺梁85上に置かれる。モジユール１（ａ）
の床の下にもかくの如く出入りができる。天井パネル92
をはずして、配管工事等の接続が成され、その後に下の
モジユールの天井パネル92は元の所に戻される。

かくして、床スラブの補強工事はコア部分の大部分の上
のスラブに空所を設ける様に設計されることが判るであ
ろう。該床スラブが注入されて硬化した時はその床に対
するコアユニツトは該コンクリートの付加に依り強化さ
れた周辺梁の上に置かれる。

この装置を使用することの別の利点は、ひとたび下の床
のコアが所定の位置に置かれるならば、コンクリート注
入を担当する作業員は以前の装置で要求された様にコン
クリートスラブの正確な調整をする責から解放されると
いうことである。もう一つの利点は排水及び配管作業の
為のスリーブをコンクリートスラブに備える必要はない
ということである。すべての配管作業の接続はコアが所
定の位置に置かれた後にある都合の良い時になされてこ
れは所要の遮音性と防火性を発揮できる下のユニツトの
吊りパネルの規格天井を備えることに依り簡単化され
る。

取外し可能である型枠及び合板のパネルは下のモジユー
ルの開いた天井の近くで作業に従事する作業員が危険に
さらされない様に該周辺梁の頂部の面にねじ止めされる
ことは安全手段として上述されている。これ等の仮のパ
ネルは上のモジユールの設置の為にそれ等が除去される
ことが必要となるまでその場所に置かれている防水シー
トで覆われている。

説明した第一の方法に於て、各モジユールは垂直の積み
重ね手続に従つてその上の次のモジユールを支持する。
この方法では最初の２つ又はそれ以上のモジユールが相
互の頂部に置かれた後に都合の良いときにはいつでもコ
ンクリート床を注入できる。この方法は現場建設者にコ
ンクリート注入時間の選択に際してより多くの柔軟性を
与える。該モジユールは他方の頂部に一方を載置するよ
うにして多数のモジュールを支持するような構造設計で
あるが、モジュールが建築物を支持する構造ではない。
しかしながら、ひとたび各コンクリート床スラブが注入
されて硬化するならば、各モジユールの周辺梁内へのコ
ンクリート侵入効果によつて周囲の床構造物が該モジユ
ールと確実に固着される。

かくして各モジユールに対する長期の構造的な支持はそ
れ等が上方に進むにつれて引続く床の各々にコンクリー
トを注入して硬化させることに依り与えられる。コンク
リートが注入されているレベル以上に少くとも１つのモ
ジユールを積み重ねることのもう一つの利点は、作業員
に対するより大きな防護は不確定数の、作業員と材料と
装置の重量を支持するのに仮のプラツトフオーム又は床
組立材の強度を当てにしないことに依り与えられること
である。

本発明の種々の実施例はいくらか詳細に説明されてきた
けれども、本発明はそれに限定されることなく、本発明
を規定する請求の精神及び範囲内に含まれながら種々の
修正を包含することが出来ることは了解されるべきであ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は３つの積み重ねられたモジユールの部分断面図
を示し、中央のモジユールは横断面図であり、上部及び
下部モジユールは側面立面図であり、第２図はモジユールの角のベース位置設定器を示し、第３図はモジユールの角の吊上げ部を示し、第４図は輸送フレームを示し、第５図は組み立てスタンドの一部を示し、第６図はモジユールとモジユールの界面の横断面図を示
し、第７図は壁フレームへのモジユールの床材料のボルト締
めを示し、第８図は親建築物の床上の最下部モジユールを示し、第９図は水洗便所便器出口を示し、第10図は洗面所ユニツトの排水路を示し、第11図は浴槽の排水路を示し、第12図は床排水路を示し、第13図は周囲の床にモジユールを結合する方法の別実施
例を示す。（主要部分の符号の説明）２…床、３…仮天井、５…浴槽、８…便器、13…上部フ
レーム、14…下部フレーム、15…コンクリート床、16…
スタンド、17…シヤツクル、18…チエーン、19…輸送ス
タンド、20…ベース取付装置、21…レデユーサー、22…
ナツト、23…ベースアングル、25…上部取付装置、26…
ナツト、27……プレート、28…スタツド、29…上部フレ
ーム、30…フレーム、31…コンクリート床、32…床組立
材、37…クリート、38…幅木、41…繊維シート材料、42
…ボルト、45…コンクリート床、48…レベルパッド、51
…継手、61…浴槽、63…継手、71…継手、80…第一モジ
ユール、81…第二モジユール、82…コンクリート床スラ
ブ、83…壁板、84…壁、85…周辺梁、86…底部板、87…
アングル周辺梁、88…床パネル、

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】一方を他方の上に載せる型の、独立して荷
重を支持する少なくとも２つの建築モジュール（1,1a）
にして、各々は水を使用する部分を有する建築モジュー
ルから成る多階建築物用建築装置において、各モジュール（1,1a）が、下方の各コーナーにベース取
付装置（20）を、上方の各コーナーに上部取付装置（2
5）を有し、上方モジュール（1a）のベース取付装置（2
0）が下方モジュール（１）の上部取付装置（25）に係
合して上方モジュールを下方モジュールの上に載せ、各
モジュールの上部取付装置（25）がモジュールを移動し
て載置する吊り上げ部を形成し、各モジュールの上部分
から離れてそれより下の方に仮天井（３）を設け、給排
水工事の接続及び電気配線工事の結線を行うために立入
りできるように該仮天井（３）から離れてそれより上の
方に空間（４）を形成したことを特徴とする多階建築物
用建築装置。
【請求項２】各ベース取付装置（20）は、レデューサ
（21）とナット（22）とから成り、該ナット（22）と係
合するボルトで下方モジュール（１）の各上部取付装置
（25）を上方モジュール（1a）の対応するベース取付装
置（20）に接続することを特徴とする、特許請求の範囲
第１項に記載の多階建築物用建築装置。
【請求項３】各モジュール（１）は、中央組立部にある
すべての継手を使って組立てスタンド（16）の上に組み
立てられ、該モジュール（１）とスタンド（16）とは、
輸送スタンド（19）上に載置された状態で組立て現場ま
で運ばれ、該組立てスタンド（16）を前記輸送スタンド
（19）にシャックル（17）とチェーン（18）とによって
結合することを特徴とする、特許請求の範囲第１項又は
第２項記載の多階建築物用建築装置。
【請求項４】各モジュール（１）は、組立てスタッド
（28）によって結合される上部フレーム（13）と下部フ
レーム（14）とを有し、隣接する両モジュール（１）の
前記上部フレーム（13）と下部フレーム（14）は互いに
衝接することを特徴とする、特許請求の範囲第１、２又
は３項記載の多階建築物用建築装置。
【請求項５】各モジュールは床を有し、該床は、繊維シ
ート材料（41）から成り、該繊維シート材料は、組立ス
タッド（28）に固定したプレート（43）にボルトによっ
てボルト締めされ、前記繊維シート材料（41）の上のグ
ラウテイング（36）上にタイル（35）が置かれているこ
とを特徴とする、特許請求の範囲第１、２、３又は４項
に記載の多階建築物用建築装置。
【請求項６】最下部のモジュール（１）は、建築物のコ
ンクリートスラブ床（45）に載置され、前記モジュール
の床が建築物の所定高さに位置するように、前記モジュ
ール（１）を収容するための凹部が前記スラブ床（45）
に設けられ、前記モジュール（１）を位置決めしかつ水
平にするためのレベルパッド（48）を設けていることを
特徴とする、特許請求の範囲第１、２、３、４又は５項
に記載の多階建築物用建築装置。
【請求項７】水を使用する部分の排水管が各モジュール
（１）に備えられ、該排水管は現場で排水施設に接続で
きる装置を有することを特徴とする、特許請求の範囲第
１、２、３、４、５又は６項に記載の多階建築物用建築
装置。
【請求項８】フレーム（13、14）とスタッド（28）は、
その上に載る追加モジュールを支持するための荷重支持
フレームであることを特徴とする、特許請求の範囲第４
項記載の多階建築物用建築装置。