JPH0712162Y2 - 車両用シートのスライド装置 - Google Patents

車両用シートのスライド装置

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JPH0712162Y2
JPH0712162Y2 JP6722990U JP6722990U JPH0712162Y2 JP H0712162 Y2 JPH0712162 Y2 JP H0712162Y2 JP 6722990 U JP6722990 U JP 6722990U JP 6722990 U JP6722990 U JP 6722990U JP H0712162 Y2 JPH0712162 Y2 JP H0712162Y2
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JP
Japan
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latch
lock
lock mechanism
claws
latches
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JP6722990U
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JPH0426131U (ja
Inventor
森幸 江口
Original Assignee
池田物産株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は、自動車等の車両に搭載される車両用シートの
スライド装置に関する。
《従来の技術》 従来、第6図乃至第8図に示すように車体に固定される
左右のロアレール1,1とシート側に固定されると共に、
左右のロアレール1,1に対してスライド自在な左右のア
ッパレール2,2と、左右のロアレール1,1にその長手方向
に沿って設けられた複数のラッチ係合孔3と、アッパレ
ール2側に設けら該アッパレール2の所望のスライド位
置でラッチ係合孔3と係脱自在に係合する一対のロック
爪4,4を先端部に突設し、且つばね5によりロック爪4,4
が係合孔3,3に係合する方向に付勢されたラッチ6とを
有する左右のロック機構7,7とを備え、ラッチ6のロッ
ク爪4,4とロアレール1の係合孔3,3との係合を解除する
解除レバー8を一方(図中左方)のロック機構7のラッ
チ6に直接連結すると共に、他方のロック機構7のラッ
チ6にワイヤー9を介して連結してなる車両用シートの
スライド装置は、例えば実開昭59-1635号公報等により
公知である。
なお、各図中10はアッパレール2に固定されたブラケッ
トで、このブラケット10に解除レバー8が回動自在に支
持されている。また、ラッチ6は、ブラケット10の互い
に対向する垂直壁10a,10bに形成された支持孔11,12に摺
動自在に支持されている。ラッチ6のロック爪4,4はア
ッパレール2に固定された補助板13の案内孔14及びアッ
パレール2の側壁に形成された切欠部(図示省略)を通
って、ロアレール1に係合孔3,3に係合される。
そして、通常は左右のロック機構7のラッチ6のロック
爪4,4が左右のロアレール1の係合孔3,3と係合してロッ
ク状態となっているため、シートは前後方向にスライド
しない。
この状態から解除レバー8を第6図中矢印A方向に回動
させると、左側のロック機構7のラッチ6がばね5の付
勢力に抗して右方へ移動し且つ右側のロック機構7のラ
ッチ6がばね5の付勢力に抗して左方へ移動し、両ラッ
チ6のロック爪4,4が左右のロアレール1の係合孔3,3か
ら抜け外れてロック状態が解除されるため、シートはロ
アレール1に沿って前後方向にスライドし得る。
この状態において、解除レバー8から手を離すと、ばね
5の付勢力で解除レバー8が矢印B方向に回動復帰し且
つ左右のロック機構7のラッチ6が元の位置に戻され
て、そのロック爪4,4がロアレール1の係合孔3,3に係合
することによって、再びロック状態となる。
《考案が解決しようとする課題》 斯かる従来のスライド装置にあっては、一方(メイン
側)のロック機構7のラッチ6が解除レバー8に直結さ
れ、他方(従動側)のロック機構7のラッチ6がワイヤ
ー9を介して解除レバー8に連結されている。このた
め、一方のロック機構7のラッチ6のロック爪4,4が係
合孔3,3に確実に係合されているか否か、即ちロックさ
れているか否かは解除レバー8が所定位置に戻っている
か否かを見れば判明する。しかし、他方のロック機構7
のラッチ6のロック爪4,4が係合孔3,3に確実に係合され
ているか否かについては、解除レバー8が所定位置に戻
っているか否かを見ても判らない。従って解除レバー8
が所定位置に戻っていても、ワイヤー9の遊び等の影響
で他方のロック機構7のラッチ6が係合孔3,3に係合し
難く、ロック爪4,4の先端がロアレール1の係合孔3,3相
互間の壁1aに当接したままでロックされていない場合が
あり、所謂ハーフロック状態となる。このハーフロック
状態のまま車両の走行させて衝突等を起すとシートがス
ライドしてしまうので危険である。
本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、解除レバー
を一方のロック機構のラッチに直接連結すると共に、他
方のロック機構のラッチにワイヤーを介して連結したも
のでありながら、他方のロック機構のラッチの係合爪が
ロアレールの係合孔に係合し易く、解除レバーが所定位
置に戻れば、両方のロック機構のラッチのロック爪が同
時に係合孔に係合して、両方のロック機構が同時にロッ
ク状態となり、ハーフロック状態を生じないようにする
と共に、他方のロック機構のラッチの係合爪が係合孔内
でガタつくことのないようにした安全な車両用シートの
スライド装置を提供することを目的としている。
《課題を解決するための手段》 上記目的を達成するために本考案は、車体に固定される
左右のロアレールと、シート側に固定されると共に前記
左右のロアレールに対してスライド自在な左右のアッパ
レールと、左右のロアレールにその長手方向に沿って設
けられた複数のラッチ係合孔とアッパレール側に設けら
れ該アッパレールの所望のスライド位置で前記ラッチ係
合孔と係脱自在に係合する一対のロック爪を先端部に突
設し、且つばねにより前記ロック爪が前記係合孔に係合
する方向に付勢されたラッチとを有する左右のロック機
構とを備え、前記ラッチのロック爪と前記ロアレールの
係合孔との係合を解除する解除レバーを、前記一方のロ
ック機構のラッチに直接連結すると共に、前記他方のロ
ック機構のラッチにワイヤーを介して連結してなる車両
用シートのスライド装置において、前記他方のロック機
構のラッチの先端部幅寸法を前記一方のロック機構のラ
ッチの先端部幅寸法より小さく設定すると共に、前記他
方のロック機構のラッチのロック爪相互に対向する各内
壁の間隙寸法を、前記一方のロック機構のラッチのロッ
ク爪相互に対向する各内壁の間隙寸法より大きく設定
し、且つ前記他方のロック機構のラッチのロック爪相互
に対向する各内壁の奥部を幅挟に形成し、更に前記他方
のロック機構のラッチの先端部と前記ロック爪とを緩衝
材により被覆したことを特徴とするものである。
《作用》 解除レバーを操作することにより、両方のロック機構の
ラッチがばねの付勢力に抗して一方向に移動してロック
爪が係合孔から抜け外れてロックが解除されることによ
って、シートをロアレールに沿って前後方向にスライド
し得る。
また、解除レバーを所定位置に戻せば、両方のロック機
構のラッチがばねの付勢力で他方向に移動してロック爪
が係合孔に係合してロックされることによって、シート
の前後方向へのスライドが阻止される。
この場合、解除レバーにワイヤーを介して連結された他
方のロック機構のラッチの先端部幅寸法を、解除レバー
に直結された一方のロック機構のラッチの先端部幅寸法
より小さく設定し且つ前記他方のロック機構のラッチの
ロック爪相互間の間隔寸法を前記一方のロック機構のラ
ッチのロック爪相互間の間隔寸法より大きく設定したこ
とにより、ロック爪の幅寸法が小さくなり、係合孔に容
易に係合する。
また、前記他方のロック機構のラッチの係合爪の幅寸法
が小さくなったものでありながら、緩衝材で被覆されて
いるので、係合孔に係合した状態において、係合爪がガ
タつくことがなく騒音を生じない。
《実施例》 以下、本考案の一実施例を第1図乃至第5図に基づき説
明する。なお、本考案において第6図乃至第8図に示す
従来と同一部分については図面に同一符号を付して説明
する。
第1図は本考案の車両用シートのスライド装置の平面
図、第2図は第1図のII円部分の一部を切欠した拡大図
である。本考案のスライド装置の従来と異なる新規な点
は、第3図に示す如く解除レバー8にワイヤー9を介し
て連結した他方(図中右方)のロック機構7aのラッチ6a
の先端部幅寸法A2を、第5図に示す如く解除レバー8に
直接連結した一方(図中左方)のロック機構7のラッチ
6の先端部幅寸法A1より小さく設定すると共に、他方の
ロック機構7aのラッチ6aのロック爪4a,4a相互に対向す
る内壁の間隙寸法B2を、一方のロック機構7のラッチ6
のロック爪4,4相互に対向する内壁の間隙寸法B1より大
きく設定し、且つ他方のロック機構7のラッチ6のロッ
ク爪4,4の相互に対向する各内壁の奥部を幅挟に形成
し、更に第3図及び第4図に示す如く、他方のロック機
構7aのラッチ6aの先端部とロック爪4a,4aとを弾性を有
する合成樹脂等の緩衝材15により被覆したことである。
このように、解除レバー8にワイヤー9を介して連結し
た他方のロック機構7aのラッチ6aの先端部幅寸法A2を、
解除レバー8に直接連結した一方のラッチ6の先端部幅
寸法A1より小さく設定すると共に、他方のロック機構7a
のラッチ6aのロック爪4a,4a相互間の間隔寸法B2を一方
のロック機構7のラッチ6のロック爪4,4相互間の間隔
寸法B1より大きくしたから、ロック爪4の幅寸法が実質
的に小さくなり、他方のロック機構7aのラッチ6aのロッ
ク爪4a,4aがロアレール1,1の係合孔3,3に容易確実に係
合する。従って解除レバー8から手を離すことにより左
右のロック機構7,7aのラッチ6,6aが係合孔3に同時に確
実に係合してロック状態となり、ハーフロック状態にな
ることはない。また他方のロック機構7aのラッチ6aの先
端部とロック爪4a,4aを緩衝材15で被覆したので、ロッ
ク爪4a,4aが係合孔3,3に係合時ガタつくことがなく、騒
音を生じることもない。
なお、本考案の他の構成及び動作は上述した第6図乃至
第8図に示す従来のものと同一であるから、図面の同一
部分に同一符号を付してその説明を省略する。
《考案の効果》 以上の如く本考案は、車体に固定される左右のロアレー
ルと、シート側に固定されると共に前記左右のロアレー
ルに対してスライド自在な左右のアッパレールと、左右
のロアレールにその長手方向に沿って設けられた複数の
ラッチ係合孔とアッパレール側に設けられ該アッパレー
ルの所望のスライド位置で前記ラッチ係合孔と係脱自在
に係合する一対のロック爪を先端部に突設し、且つばね
により前記ロック爪が前記係合孔に係合する方向に付勢
されたラッチとを有する左右のロック機構とを備え、前
記ラッチのロック爪と前記ロアレールの係合孔との係合
を解除する解除レバーを、前記一方のロック機構のラッ
チに直接連結すると共に、前記他方のロック機構のラッ
チにワイヤーを介して連結してなる車両用シートのスラ
イド装置において、前記他方のロック機構のラッチの先
端部幅寸法を前記一方のロック機構のラッチの先端部幅
寸法より小さく設定すると共に、前記他方のロック機構
のラッチのロック爪相互間の間隔寸法を、前記一方のロ
ック機構のラッチのロック爪相互間の間隔寸法より大き
く設定し、更に前記他方のロック機構のラッチの先端部
と前記ロック爪とを緩衝材により被覆したことを特徴と
するものである。
従って、解除レバーにワイヤーを介して連結された他方
のロック機構のラッチのロック爪がロアレールの係合孔
に係合し易くなり、左右のロック機構が同時に確実にロ
ックするので、ハーフロック状態が起きず安全である。
また、他方のロック機構のラッチの先端部とロック爪を
緩衝材で被覆したから、ロック爪が係合孔内でガタつく
ことがなく、これに伴い騒音を発生することもない。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本考案の一実施例を示し、第1図は
本考案に係る車両用シートのスライド装置の平面図、第
2図は第1図のII円部分の一部を切欠した拡大平面図、
第3図は本考案のスライド装置の他方のロック機構のラ
ッチの平面図、第4図は同側面図、第5図は同装置の一
方のロック機構のラッチの平面図、第6図は従来の車両
用シートのスライド装置の斜視図、第7図は第6図のVI
I円部分の一部を切欠した拡大斜視図、第8図は同平面
図である。 3……係合孔、4,4a……ロック爪、6,6a……ラッチ、7,
7a……ロック機構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体に固定される左右のロアレールと、シ
    ート側に固定されると共に前記左右のロアレールに対し
    てスライド自在な左右のアッパーレールと、左右のロア
    レールにその長手方向に沿って設けられた複数のラッチ
    係合孔とアッパーレール側に設けられ該アッパーレール
    の所望のスライド位置で前記ラッチ係合孔と係脱自在に
    係合する一対のロック爪を先端部に突設し、且つばねに
    より前記ロック爪が前記係合孔に係合する方向に付勢さ
    れたラッチとを有する左右ロック機構とを備え、前記ラ
    ッチのロック爪と前記ロアレールの係合孔との係合を解
    除する解除レバーを、前記一方のロック機構のラッチに
    直接連結すると共に、前記他方のロック機構のラッチに
    ワイヤーを介して連結してなる車両用シートのスライド
    装置において、前記他方のロック機構のラッチの先端部
    幅寸法を前記一方のロック機構のラッチの先端部幅寸法
    より小さく設定すると共に、前記他方のロック機構のラ
    ッチのロック爪相互に対向する各内壁の間隙寸法を、前
    記一方のロック機構のラッチのロック爪相互に対向する
    各内壁の間隙寸法より大きく設定し、且つ前記他方のロ
    ック機構のラッチのロック爪相互に対向する各内壁の奥
    部を幅挟に形成し、更に前記他方のロック機構のラッチ
    の先端部と前記ロック爪とを緩衝材により被覆したこと
    を特徴とする車両用シートのスライド装置。
JP6722990U 1990-06-27 1990-06-27 車両用シートのスライド装置 Expired - Lifetime JPH0712162Y2 (ja)

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JPH0426131U JPH0426131U (ja) 1992-03-02
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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