JPH07121325A - 画像処理システム - Google Patents

画像処理システム

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JPH07121325A
JPH07121325A JP26667793A JP26667793A JPH07121325A JP H07121325 A JPH07121325 A JP H07121325A JP 26667793 A JP26667793 A JP 26667793A JP 26667793 A JP26667793 A JP 26667793A JP H07121325 A JPH07121325 A JP H07121325A
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JP26667793A
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Inventor
Kazuhisa Sato
一壽 佐藤
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スキャンモードにおいて、複数のクライアン
トからジョブ要求があった場合にも効率的に処理を実施
する。 【構成】 画像データ入出力装置1で得た画像データを
転送要求があったクライアントに転送するのがスキャン
モードである。このモードにおいて複数のクライアント
からジョブ要求があると、サーバ3は、それらのクライ
アントに設定されている入力優先度、転送優先度に基づ
いて、それらのクライアントの入力処理、転送処理の順
序を決定する。そして、これらの入力優先度、転送優先
度は変更可能になされており、優先度が変更された場合
には、サーバ3はこの辺抗された優先度に基づいて処理
の順序を切り換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像データ入出力装置
と、画像処理装置と、画像入出力サーバとを備える画像
処理システムに係り、特にネットワークを介してクライ
アントとしての端末装置と接続されている画像処理シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ワークステーション(以下、WS
と称す)やパーソナルコンピュータ(以下、PCと称
す)をネットワークで接続することが盛んに行われてい
る。例えば、特開昭61−292467号公報、特開昭
63−173452号公報には、WSやPCからなる端
末装置と、例えばスキャナ、プリンタ、ファクシミリ、
デジタル複写機等からなるが画像データ入出力装置とを
ネットワークで接続して、離れた場所から画像データ入
出力装置を制御することが示されている。
【0003】これによれば、複数のユーザが各々の端末
装置において一つあるいは複数の画像データ入出力装置
をあたかも個人で占有するかのように取り扱うことがで
きるため、ユーザのパーソナル感覚を満たすと共に、シ
ステムの省スペース化及び低コスト化を図ることができ
るので大変有効である。
【0004】ところが、このようなシステムにおいて
は、複数のユーザが一斉に要求を画像データ入出力装置
に発行することが考えられ、このような場合、最後に要
求を発行したユーザはいつまでたっても処理の実行が成
されず、それが例え緊急を要する処理であったとして
も、先行して受け付けた処理が終了するまで長時間待た
されるという事態が発生していた。
【0005】そのため、従来においては、例えば特開昭
63−136746号公報に示されているように、伝送
データに優先度値を設け、その優先度の高い順に通信を
行なったり、あるいは特開昭62−296664号公報
に示されているように、緊急度もしくは重要度の高い要
求に対して優先的に処理を行ったりしている。
【0006】ここで、画像データ入出力装置で原稿画像
を読み取らせ、それで得た画像データを自己の端末装置
まで転送させる、いわゆるリモートスキャンを行なう場
合、特に画像データ入力装置と端末装置が離れた箇所に
設置されている場合において、操作者が行なうべき操作
については次のようである。
【0007】まず、画像データ入力装置と端末装置のそ
れぞれで操作する事項としては、 A:操作端末装置においては、画像データ入力に関する
パラメータの設定及び処理要求の発行のための操作 B:画像データ入力装置においては、原稿のセット、即
ち原稿を原稿読み取り装置への載置もしくは自動原稿送
り装置にセットする操作、及び必要に応じて画像データ
入力に関するパラメータを設定し、入力開始要求を発行
するための操作が必要であり、操作者は上記2ヶ所にお
いて自由に操作を施すとすると、リモートスキャン処理
実行までの一連の操作としては、 操作端末装置では設定及び処理要求を発行した後、画
像データ入力装置まで移動して原稿をセットしスタート
させる 予め画像データ入力装置に原稿をセットしておき、操
作端末装置まで移動して設定及び処理要求を発行する 画像データ入力装置上で原稿のセット、設定を行な
い、スタートさせて入力画像データを自己の操作端末装
置まで転送させる 画像データ入力装置で原稿のセット、設定を行ない、
スタートさせて入力画像データを任意の箇所の記憶装置
に記憶させ、その後、操作端末装置で予め記憶させた入
力画像データを指定し、取り出す の4種類が考えられる。
【0008】しかし、上述したように複数の端末装置か
らリモートスキャンの要求がある場合に適用可能な操作
手順はの操作手順のみである。なぜなら、の操作手
順は原稿のセットを予め行なうことによって一人のユー
ザが画像データ入出力装置を占有することになり、また
との操作手順は一人のユーザが既に入力処理を実施
しているため、他のユーザが介在することができないか
らである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように、リモートスキャン時には複数のユーザはそれ
ぞれの端末装置から転送要求を発行した後、それぞれ原
稿をセットするために画像データ入出力装置まで移動し
てくるため、転送要求の受付順と原稿のセット順が一致
するとは限らない。したがって、特開昭63−1367
46号公報、特開昭62−296664号公報に示され
てるように、処理要求に対して通信の優先順位を設けた
り、処理要求に対して処理完了の優先順位を設けるだけ
では、優先順位の高いユーザが転送要求を発行した後に
画像データ入出力装置まで移動するに比較的長い時間を
要する場合には、先に到着した優先順位の低い他のユー
ザは画像データ入出力装置の前で待たされるといった不
具合が生じていた。
【0010】またユーザによっては、転送要求の発行及
び原稿セットの操作をいち早く行なったとしても、必ず
しも直ちに入力された画像データが転送され、その画像
データを利用できるとは限らないものである。従って、
例えば、多数箇所からの画像データを収集した後にこれ
らを合成して一つの画像を作成しようとしても、なかな
か画像データの転送がなかなか行われずに意図する画像
を作成するのに長時間かかってしまうということがあ
る。
【0011】ところが、従来においては優先順位は要求
時に一意に決定されてしまうため、他のユーザの優先度
が高く設定されていた場合には、他の緊急を要するユー
ザは待ち状態が長くなり、利便性の良いものではなかっ
た。
【0012】本発明は、上記の問題点に鑑み、複数のユ
ーザが一斉にリモートスキャン要求を発行した場合で
も、効率的に処理を実行すると共に、一人のユーザが画
像データ入出力装置を占有することを防止することによ
り、ユーザの処理待ち時間を軽減し、生産性を向上させ
ることができる画像処理システムを提供することを目的
とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の画像処理システムは、原稿画像を読み取
る画像入力手段と、画像入力手段からの画像データに所
定の処理を施すと共に、端末装置から画像データの転送
の要求があった場合に指定された画像データを当該端末
装置に転送する転送処理を行う画像処理手段と、画像入
力手段と画像処理手段とを制御する制御手段とを備える
画像処理システムにおいて、制御手段は、ジョブの受付
可能な端末装置のそれぞれに対して設定される画像読み
取り処理の優先度を示す入力優先度と、画像データを転
送する処理の優先度を示す出力優先度とを管理すると共
に、入力優先度及び/または出力優先度の変更が要求さ
れた場合には、変更要求があった優先度を要求された通
りに変更する処理を行う優先度管理部と、複数の端末装
置から画像データの転送が要求された場合に、優先度管
理部で設定されたこれら複数の端末装置に設定された入
力優先度、出力優先度とに基づいて、画像読み取り処理
を行う順番及び/または画像データを転送する処理の順
番を入れ換える必要がある場合には当該処理の入れ換え
を決定する処理切換制御部とを備えることを特徴とす
る。
【0014】
【作用】ジョブが受付可能な端末装置に対してはそれぞ
れ優先度が設定されている。この優先度には、画像読み
取り処理の優先度を示す入力優先度と、画像データを転
送する処理の優先度を示す出力優先度とがある。この優
先度は優先度管理部が管理している。そして、優先度管
理部は、入力優先度及び/または出力優先度について変
更が指示された場合には、指示された通りに優先度を変
更する。
【0015】また、処理切換制御部は、複数の端末装置
から画像データの転送が要求された場合には、それらの
画像読み取り処理を行う順番及び画像データを転送する
処理の順番を決定するが、その決定に際しては優先度管
理部によって設定された入力優先度及び出力優先度を参
照する。その入力優先度、出力優先度は予め設定された
値であることもあり、また指示によって変更された値で
あることもある。
【0016】以上のようであるから、本発明は、複数の
端末装置からの転送要求と、画像読み取り要求の指示が
どのような順序で行われた場合にも対応することができ
る。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照しつつ実施例を説明する
が、以下に示す実施例においては画像データ入出力装置
として複写機を用いる場合を例にあげて説明する。
【0018】図1は本発明に係る画像処理システムの一
実施例の構成を示す図であり、所定のエリアに敷設され
たネットワーク8には複数の端末装置3,4,5,6が
接続されている。ここで、ネットワーク8は、例えばロ
ーカルエリアネットワークあるいは電話回線等で構成さ
れている。
【0019】また、端末装置は図1に示すように、クラ
イアント4、5、画像入出力サーバ3、ファイルサーバ
6等のようにそれぞれ役割が決められている。そのた
め、ファイルサーバ6には大容量記憶装置7が接続され
ており、また画像入出力サーバ(以下、単にサーバと称
す)3には画像データ入出力装置1が接続され、サーバ
3がこの画像データ入出力装置1を制御するようになさ
れている。なお、画像データ入出力装置1は、原稿読み
取りを行う画像読み取り部、コピー出力を行う出力部及
び画像データをコピーするための処理部等を備えるもの
であり、ここではデジタル複写機を用いるものとする。
また、図1において符号2で示すものは画像処理装置で
あり、本来複写機あるいはファクシミリ等のいわゆるス
タンドアローンとして動作する画像データ入出力装置1
に対して、ネットワーク接続し、クライアント4,5と
の画像データの授受を可能にするための処理、及び画像
データの加工等を行うものである。そして、画像データ
入出力装置1、画像処理装置2、及びサーバ3を含む画
像処理システム10が本発明に係るものである。
【0020】さて、図1に示すシステム構成において
は、コピーモード、スキャンモード(これは上述したリ
モートスキャンに対応するものである)、プリントモー
ドの3種類のモードがある。これらのモードの経路は図
1において、それぞれP1,P2,P3で示している。
【0021】本発明はスキャンモードに関するものでは
あるが、各モードを概略説明すると次のようである。コ
ピーモードは、ユーザが画像データ入出力装置1の画像
読み取り部で原稿を読み取らせ、それをコピー出力する
モードであり、通常の複写機として使用するモードであ
る。また、スキャンモードは画像データ入出力装置1で
読み取った画像データをクライアントからの要求により
当該クライアントに転送するモードであり、プリントモ
ードはクライアント側から転送されてきた画像データを
画像データ入出力装置1でコピー出力するモードであ
る。なお、スキャンモード、プリントモードの要求は、
クライアント4、5が発行する。
【0022】図2は、本発明に係る画像処理システム1
0の一構成例を示すブロック図である。画像処理装置
(Electronic Sub-System:ESS)2は、バスインタフェ
ース(以下、インターフェースをI/Fと称す)B4を
介してサーバ3と、IITI/FB1を介して画像デー
タ入出力装置1の画像読み取り部(IIT/IPS)M
5と、IOTインタフェースB11を介して画像データ
入出力部1の出力部(IOT)M1とそれぞれ接続さ
れ、更に画像読み取り部M5は自動原稿送り部(AD
F)M2と、出力部M1は後処理部(FINISHER)M3と
それぞれ接続されている。
【0023】画像処理装置2は、IITI/FB1、I
OTI/FB11、バスI/FB4の他に、画像データ
を圧縮するための圧縮器B3、画像データを格納するた
めのページバッファB6、IITI/FB1を介して入
力された画像データまたはページバッファB6から出力
された画像データの何れの画像データを圧縮器B3に入
力するかを選択するセレクタB2、画像データ及び制御
データが流れる内部バスB5、画像データを一時的に格
納しておくためのハードディスクB8、ハードディスク
8を制御するためのディスクコントローラB7、画像デ
ータを伸長するための伸長器B9、及び伸長器から出力
された画像データをIOTI/FB11を介して画像形
成部M1へ出力するか、またはページバッファB6へ戻
すかの切り換えを行なうためのマルチプレクサB10を
備えている。そして、これら各部は以下に説明するよう
にサーバ3によって制御される。
【0024】まず、コピーモード時の動作について説明
する。自動原稿送り部M2もしくは画像読み取り部M5
のプラテン上に原稿をセットし、サーバ3上のユーザI
/F(以下、UIと称す)11によってジョブ動作を設
定した後スタートボタンを押下すると、画像読み取り部
M5は、原稿の画像情報を読み取り、デジタル画像デー
タへの変換及び画像処理を施す。そしてその画像データ
はIITI/FB1を介して画像処理装置2に入力さ
れ、圧縮器B3によって圧縮されてページバッファB6
に順次格納される。その際、出力部M1がコピー出力可
能な状態にある場合には、ページバッファB6から直接
IOTI/FB11を介して出力部M1へ転送され、後
処理部M3で後処理が実行されると同時にディスクB8
に書き込みが行われる。
【0025】しかし、出力部M1が出力不可能な状態に
ある場合には、ハードディスクB8への書き込みが行わ
れる。出力部M1への画像データの転送は、ページバッ
ファB6からのみ行われるが、ページバッファB6への
画像データ格納は、画像読み取り部M5からの入力及び
ハードディスクB8からの読み出しの2通りがある。基
本的な動作は、コピー部数が複数部ある場合には、1部
目は画像読み取り部M5からの画像データを直接出力部
M1に出力し、2部目以降はハードディスクB8から読
み出した画像データを伸長器B9で伸長してマルチプレ
クサB10から一旦ページバッファB6に書き込み、ペ
ージバッファB6から出力部M1に出力する。これによ
り所望の部数のコピーを行うことができる。
【0026】次に、プリントモード時の動作について説
明する。プリントモードの場合には、クライアントから
転送されてきた画像データはバスI/FB4を介してペ
ージバッファB6に格納された後、上述したコピーモー
ド時における出力動作と同様にして出力部M1に出力さ
れる。
【0027】次に、スキャンモードの場合には、入力部
M5からの画像データが圧縮器B3で圧縮され、一旦ペ
ージバッファB6に格納された後にページバッファB6
から読み出され、伸長器B9によって伸長され、再びペ
ージバッファB6に戻して、ページバッファB6からバ
スI/FB4を介してサーバ3へ転送出力される。
【0028】なお、いずれのモード時においても、ペー
ジバッファB6とその他の各部とのアクセスは内部バス
B5のバス調停によって同時並行的に行われる。また、
ページバッファB6とその他の各部は、時分割で処理を
行い、入力処理と出力処理は並列的に処理されるように
なされているものである。
【0029】次に、図3を参照してサーバ3のUI1
1、及びクライアント4,5のUIの表示画面構成につ
いて説明する。
【0030】図3Aはサーバ3のUI11の表示画面の
例を示す図であり、図3Bはクライアント4,5のUI
の表示画面の例を示す図である。サーバ3のUI11
は、主にコピーモード時に種々のジョブ条件の設定を行
う場合に使用するものであり、クライアント4,5のU
Iは、プリントモード時、スキャンモード時に必要な設
定を行う場合に使用する。但し、スキャンモード時は、
ユーザは一旦必ずサーバ3が設置されている箇所に行
き、原稿を画像データ入出力装置1の画像読み取り部M
5または自動原稿送り部M2にセットする必要があるた
め、サーバ3のUI11で設定することも可能になされ
ている。
【0031】さて、図3Aに示すUI11の画面につい
て説明すると次のようである。符号12で示す領域には
コピーモード時に使用する倍率と用紙トレイを選択する
ためのボタンが表示されている。
【0032】符号13で示す領域はパラメータ設定部で
ある。このパラメータ設定部13は、モードに依存する
設定を行なう部分と、処理情報や手順誘導等の表示を行
なうメッセージ表示部分14からなり、モードに依存す
る設定パラメータは、例えばコピーモードの場合には部
数指定、後処理指定等のための表示があり、スキャンモ
ードの場合にはファイル名指定、送り先指定等のための
表示がある。そして、ユーザはこれらの表示に従って種
々のパラメータを設定することになる。なお、この領域
13に表示される画面は固定の画面ではなく、ユーザの
操作に応じて遷移するものである。
【0033】符号15で示す領域には、通常の複写機と
同様に、テンキー、割り込みボタン(INTR)、ストップ
ボタン(STOP)、オールクリアボタン(AC)及びスター
トボタン(START )が設けられている。また、チェック
ボタン(CHK )はパラメータの設定をどこまで行ったか
を確認するためのボタンであり、このチェックボタンを
押すとパラメータ設定部13に設定されたパラメータが
順次表示される。
【0034】なお、この画面はカラーCRT等の表示装
置に表示されるものであり、従って例えばコピーを開始
する場合にはスタートボタンをマウスでクリックした
り、あるいは当該表示装置がタッチセンサを備えるもの
である場合にはスタートボタンをタッチしたりするので
あるが、ここでは「スタートボタンを押す」あるいは
「スタートボタンを押下する」等と記載することにす
る。
【0035】次に、図3Bに示すクライアント4,5側
のUIの画面について説明すると次のようである。符号
17で示す領域はメッセージが表示される領域であり、
符号18で示す領域はファイル名を入力するための領域
である。従って、スキャンモード時においてこの領域に
ファイル名を入力した場合には、画像処理システム10
からは当該ファイル名の画像データが転送されてくるこ
とになる。
【0036】また、符号19で示す領域にはプリントモ
ード時に画像データ入出力装置1からコピー出力する用
紙のサイズを設定するための用紙サイズが表示されてい
るが、スキャンモード時の場合には、この用紙サイズは
クライアント側で取り込む画像のサイズを指定するもの
となる。
【0037】符号20で示す領域はパラメータ設定部で
あり、図3Aに示すUI11のパラメータ設定部13と
同様である。従って、このパラメータ設定部20の画面
は、プリントモード時と、スキャンモード時とでは異な
る画面が表示されるものである。
【0038】更に、符号21で示す領域には、クリアボ
タン、停止ボタン、破棄ボタン、再開ボタン及び開始ボ
タンが表示されている。破棄ボタンは処理を破棄する場
合に使用するボタンであり、停止ボタンは処理を一旦停
止する場合に使用するボタンであり、再開ボタンは一旦
停止した処理を再開する場合に使用するボタンであり、
開始ボタンは処理を開始する場合に使用するボタンであ
る。
【0039】次に、サーバ3の構成を図4を参照して説
明する。図4はサーバ3のモジュール構成を示す図であ
り、サーバ3は、主制御部C1、ジョブスケジューラC
2、入力制御部C3、出力制御部C4及び管理テーブル
C5を備える。なお、管理テーブルC5は主制御部C1
が管理するものである。
【0040】さて、コピーモードの場合にはジョブ要求
はUI11から発生し、プリントモードもしくはスキャ
ンモードの場合は、ジョブ要求は、サーバ3側のUI1
1または図中U2で示すクライアント4、5側のUIか
ら発生する。そして、ジョブ要求は主制御部C1で受け
付けられるとキューイングされ、処理の開始を待機す
る。その後、ジョブ起動の条件が整うと、主制御部C1
は先頭のキューを取り出してジョブスケジューラC2に
処理を移行する。これによってジョブスケジューラC2
は、当該ジョブのジョブパラメータに基づいて、入力制
御部C3あるいは出力制御部C4を起動し、所定の処理
を実行させる。なお、入力制御部C3は画像読み取り部
M5での画像の読み取り処理を制御するものであり、出
力制御部C4は出力部M1でのコピー出力処理及びクラ
イアントへの画像データの転送処理を制御するものであ
る。
【0041】図5は、図4に示す主制御部C1のモジュ
ール構成例を示す図である。サーバ要求受付部21はU
I11からのジョブ要求をチェックし、正常であれば当
該ジョブ要求を受け付けてジョブチケットを生成するも
のであり、クライアント要求受付部22はU2からのジ
ョブ要求をチェックして正常であれば受け付けてジョブ
チケットを生成するものであって、これらサーバ要求受
付部21、クライアント要求受付部22で生成されたジ
ョブチケットは要求キューイング部23においてキュー
イングされる。要求キューイング部23でキューイング
されたジョブチケットの取り出しは、要求取り出し部2
4にて当該システムの稼働状況に応じて行なわれる。こ
れらの処理は処理設定部20の制御の下に行われる。
【0042】そして、要求取り出しが発生すると、処理
設定部20は処理開始要求部30にその旨を通知する。
これによって、当該要求の処理を開始させるためのチェ
ックが行われる。このチェックは、当該システム内にお
いて現在行われているジョブの状態を管理しているジョ
ブ管理部31、現在のシステム状態を管理しているシス
テム管理部32、当該システム各部の動作状態を管理し
ている動作状態管理部33、及び各クライアントに設定
されている入力順位優先度及び出力順位優先度を管理す
る優先度管理部34にて、各々管理する管理データに基
づいて行なわれる。
【0043】処理切換制御部35は、複数のクライアン
トからスキャンモードのジョブ要求があった場合には、
ジョブ管理部31、システム管理部32、動作状態管理
部33及び優先度管理部34でのチェックの結果に基づ
いて、原稿画像を読み取る入力処理をどのような順序で
行うか、及び、転送処理、即ち画像データを転送要求を
発行した端末装置に転送する出力処理をどのような順序
で行うかを決定し、処理開始部30に対してその旨を通
知する。
【0044】これに応じて、処理開始要求部30は、処
理切換制御部35で決定された順序にで入力処理、転送
処理を行うことをジョブスケジューラC2に通知する。
これによって、ジョブスケジューラC2は、入力制御部
C3、出力制御部C4を起動して指示された通りに入力
処理、転送処理を実行させることになる。
【0045】また、処理切換制御部35は、入力順位優
先度あるいは出力順位優先度が変更された場合には、処
理の切り換え、即ち入力処理の順序または転送処理の順
序の切り換えが必要であるかどうかを判断し、処理の切
り換えが必要であると判断すると、処理の切り換え、具
体的にはキューの入れ換えを行い、その処理入れ換えの
要求を処理開始要求部30を介してジョブスケジューラ
C2に発行する。
【0046】次に、図4に示す管理テーブルC5につい
て説明する。図6は主制御部C1が取り扱う管理データ
の構造を示した図であり、図5に示す主制御部C1の各
部に対応した管理データが備えられている。
【0047】システムテーブル40はシステム管理部3
2が管理するテーブルであり、当該システムが現在どの
ような状態にあるかを示すシステム状態、画像読み取り
部M5あるいは自動原稿送り部M2で原稿が詰まってい
るか否か等を示す入力エラー状態、出力部M1で紙詰ま
り等を生じているか等を示す出力エラー状態、それにコ
ンフィグレーション(Configuration )と管理データア
ドレスの項目を有している。
【0048】コンフィグレーションには、システム内部
に固定的に予め設定されている種々の値が書き込まれて
いるのであるが、本発明に特に関係するものとしては、
ジョブ要求を受け付け可能なクライアント数と、クライ
アントキューの項目を備えるクライアントテーブル45
を有している。また、管理データアドレスは、プロセス
テーブル41とジョブテーブル42が書き込まれている
先頭アドレスが書き込まれているものである。
【0049】プロセステーブル41は、動作状態管理部
33が管理しているテーブルであり、このテーブルに
は、受付部、入力部及び出力部のステータスを示す項
目、及び入力速度、出力速度の項目がある。入力速度及
び出力速度の項目には、それぞれ、画像読み取り部M5
の読み取り速度、ネットワーク8のデータ転送速度が書
き込まれている。
【0050】ジョブテーブル42は、受け付けたジョブ
の数を示す受付ジョブ数、実行したジョブ数を示す実行
ジョブ数、要求は受け付けたが未だに実行していないキ
ューを示す要求受付キュー、現在入力処理を実行してい
るキューを示す入力実行キュー、及び現在転送処理をし
ているキューを示す出力実行キューの項目を有してい
る。
【0051】ジョブチケット43はそれぞれのジョブの
内容を示すものであり、上述したようにサーバ要求受付
部21またはクライアント要求受付部22によって作成
される。
【0052】リンクフィールドはキューの繋がりを示す
ものであり、当該ジョブがどのジョブの後に配置されて
いるかを示すものである。ジョブIDはジョブの識別番
号である。ジョブ種類は当該ジョブがコピーモードのジ
ョブであるか、スキャンモードのジョブであるか、プリ
ントモードのジョブであるかを示すものである。ファイ
ルIDはサーバ3がハードディスクB8を管理するに際
してファイル毎に付す識別番号である。ジョブステータ
スは当該ジョブが待ちの状態にあるか、あるいはどの処
理まで終了したか等、現在どのような状態にあるかを示
すものである。
【0053】また、両面/片面、画質及び画像サイズの
項目にはジョブ要求に付されている対応するパラメータ
の値が書き込まれている。
【0054】優先度データには、デグリーテーブル44
に示すように、当該ジョブの入力処理の優先度を示す入
力順位優先度の値と、転送処理の優先度を示す出力順位
優先度が書き込まれている。
【0055】また、ジョブチケット43の対応クライア
ントの項目には画像データの送り先であるクライアント
のアドレスが書き込まれている。
【0056】管理テーブルC5は以上のようなものであ
るが、本発明に係る部分について説明すると次のようで
ある。
【0057】システムが起動されると、優先度管理部3
4は、まずコンフィグレーション処理を実行し、ネット
ワーク8上の全てのクライアントに対してクライアント
チケット46を生成してクライアントテーブル45にキ
ューイングする。クライアントチケット46には、その
クライアントから処理要求があった場合の入力時優先度
及び出力時優先度がセットされる。次に、ジョブの受付
が発生すると上述したようにジョブチケット43が生成
されるが、このとき優先度管理部34はジョブチケット
43の中にデグリテーブル44を生成し、入力順位優先
度の項目には対応するクライアントチケット46内の入
力時優先度を、出力順位優先度の項目には出力時優先度
をそれぞれコピーする。また、ジョブチケット43内の
対応クライアントの項目にはクライアントからの登録も
しくはサーバ3のUI11からの送り先指定によってク
ライアントアドレスがセットされる。
【0058】次に、優先度の変更について説明する。サ
ーバ3は、複数のクライアントからのジョブ要求を受け
付けると、UI11のパラメータ設定部13に、予めク
ライアントチケット46に設定されている入力順位優先
度に基づいて、入力処理の順番を表示する。図7はその
例を示す図であるが、図においてはA,B,C,Dの4
つのクライアントからジョブ要求があり、入力処理の順
番はクライアントAが1番目で、以下クライアントB,
C,Dの順序に行われることを示している。
【0059】この状態において、クライアントAは入力
優先度が最上位であるから、自分の登録が先頭にあるこ
とを確認した後にスタートボタンを押せば入力処理が開
始されることになるが、クライアントBの入力処理はク
ライアントAの入力処理が終了してからでないと開始さ
れないことになる。同様に、クライアントCの入力処理
は、クライアントBの入力処理が終了した後に開始さ
れ、クライアントDの入力処理は更にその後に開始され
ることになる。
【0060】しかし、クライアントB,C,Dは、例え
ばそれが緊急を要するジョブであるような場合には、U
I11において所定の操作を行うことによって、自己の
入力優先度を最上位に変更することができ、これによっ
て自分の入力処理を開始することができる。
【0061】例えば、いまクライアントBがUI11に
よって入力優先度変更の操作を行い、自己の入力優先度
を最上位にしたとすると、優先度管理部34はそれを検
知して、クライアントBのデグリーテーブル44の入力
順位優先度を最上位に再設定すると共に、クライアント
A,C,Dの入力順位優先度もそれに応じて変更する。
これによってクライアントBはスタートボタンを押し
て、入力処理を開始させることができる。
【0062】なお、ここで変更された入力優先度はあく
までも一時的なものであるので、クライアントチケット
46の入力時優先度には反映されないものである。
【0063】以上、入力処理の優先度に関して説明した
が、転送処理の優先度に関しても同様である。例えば、
UI11を操作することによってパラメータ設定部13
に出力処理の順番を表示させ、その状態で上述したと同
様にして出力優先度を変更できるようにすればよい。ま
た、各クライアントの端末装置から出力優先度を変更で
きるようにすることも可能である。なお、ここで変更さ
れた出力優先度も一時的なものであるからクライアント
チケット46の出力時優先度には反映されないものであ
る。
【0064】さて、次に、本発明によってどのような動
作が行われるかを図8を参照して説明する。なお、ここ
では理解を容易にするために二つのクライアントからス
キャンモードのジョブ要求があった場合を例にとること
にする。
【0065】図8Aは入力優先度、出力優先度共にクラ
イアント2の方が高い場合の例である。まずクライアン
ト1が端末装置のUIからスキャンモードの設定及び必
要なパラメータの設定を行ってジョブ要求を発行した
(t1)。このジョブを受け付けると、サーバ3は当該
ジョブのキューイングを行うと共に、UI11のパラメ
ータ設定部13に当該ジョブに関するパラメータを表示
する。
【0066】その後クライアント1は、サーバ3まで移
動して画像データ入出力装置1への原稿セット及びスタ
ートボタンの押下を行なうのであるが、クライアント1
がサーバ3側でこのような操作を始める前に、クライア
ント2がスキャンモードの設定及び必要な設定を行って
ジョブ要求を発行する(t2)と、サーバ3は受け付け
た要求のキューイングを続けて行い、予め設定された入
力優先度に従って、図7に示すように入力処理の順番を
UI11のパラメータ設定部13に表示する。このとき
クライアント2が番上に表示され、クライアント1はそ
の下に表示されることは当然である。
【0067】従って、この場合には、図8Aの入力部の
欄に示されているように、クライアント2の入力処理が
行われ、それが終了するとクライアント1の入力処理が
開始されることになる。しかし、クライアント1が最初
に画像データ入出力装置1に到着した場合には、クライ
アント1は上述したように入力優先度を変更できるもの
であり、入力優先度を変更した場合には、処理切り換え
制御部35はそれに応じてクライアント1の入力処理と
クライアント2の入力処理を切り換え、クライアント1
の入力処理を優先させる。転送処理についても同様であ
る。
【0068】なお、図8Aにおいて、クライアント2が
ジョブ要求を発行する前にクライアント1が画像データ
入出力装置1に原稿をセットした場合には、サーバ3は
その原稿の読み取りを優先させ、その後により入力優先
度の高いクライアント2からジョブ要求があってもクラ
イアント1の入力処理を行う。つまり、優先順位は画像
入力の操作を行なっていない他のクライアントの間で決
定されるだけである。
【0069】次に、図8Bは、入力優先度はクライアン
ト1の方が高く、転送優先度はクライアント2の方が高
い場合である。
【0070】クライアント1が端末装置のUI上でスキ
ャンモードの設定及び必要な設定を行ってジョブ要求を
発行し(t1)、続いてクライアント2も同様にしてジ
ョブ要求を発行した(t2)。この場合にはサーバ3の
UI11には入力順番がクライアント1、クライアント
2の順であることが表示される。従って、このままの状
態では、図の入力部の欄に示すように、まずクライアン
ト1の入力処理が行われ、次にクライアント2の入力処
理が行われることになる。
【0071】さて、クライアント1については入力処理
が終了すると、続いて転送処理が開始されることになる
が、その途中でクライアント2の入力処理が終了した場
合には、処理切換制御部35はクライアント1,2の出
力順位優先度を参照し、クライアント2の転送処理の優
先度が高いことを検知すると、クライアント1の転送処
理を一時中断して、クライアント2の転送処理を割り込
ませる(t3)。その後、クライアント2の転送処理が
終了すると、中断していたクライアント1の転送処理を
再開させ(t4)、処理を完了させる。
【0072】次に、図9、図10、図11、図12、図
13を参照して、サーバ3が行う本発明に係る処理につ
いて説明する。以下に説明する処理が行われることによ
って図8に示す動作が行われることが明らかになるであ
ろう。
【0073】図9に示すように、サーバ3は受付処理を
行い(S1)、処理の開始を待機して(S2)、処理が
開始されると、開始判断処理を行う(S3)。そして、
要求されている処理の内容を判断し(S4)、処理内容
が入力処理である場合には入力処理を実行し(S5)、
転送処理であれば転送処理を実行し(S6)、その他で
あれば例外処理を実行する(S7)。なお、ステップS
7の例外処理はステップS5の入力処理、ステップS6
の転送処理以外の処理であり、本発明には本質的ではな
いので説明は省略する。
【0074】図10はステップS1の受付処理の詳細を
示すフローチャートである。この受付処理は、複数のク
ライアントからのジョブ要求、入力優先度変更要求、転
送優先度変更要求、スタートボタンの押下を受け付ける
処理を行うものであり、まず、受け付けたコマンドを判
断し(S10)、当該コマンドが優先度変更を要求する
ものである場合には、予めデグリーテーブル44に設定
されていた入力順位優先度及び/または出力順位優先度
を変更し(S11)、変更されたデータに従って現在キ
ューイングされているジョブチケット43の入れ換えを
行ない、この要求に対する処理を終了する(S12)。
なお、ステップS11の処理は優先度管理部34が行
い、ステップS12の処理は処理切換制御部35が行う
ことは上述したところから明らかである。
【0075】また、受け付けたコマンドがジョブ要求で
ある場合には、ジョブパラメータをチェックし、誤りが
なければこの要求を受け付けてジョブチケット43を作
成し(S13)、作成したジョブチケット43にパラメ
ータを格納し、入力優先度に従って要求キューにキュー
イングする(S14)。この後、スタートボタンが押下
されることを期待し、終了する。
【0076】更に、受け付けたコマンドがジョブスター
トである場合には、次の処理を開始させるためにスター
トコマンドをセットする(S15)。
【0077】図11は図9のステップS3の開始判断処
理の詳細を示すフローチャートであり、まず、コマンド
がどのような処理のコマンドであるかを判断し(S2
0)、スタートコマンドである場合には当該ジョブの入
力優先度が1番目かどうかを判断し(S21)、1番目
である場合は入力開始要求をセットして(S22)次処
理に移行するが、1番目でない場合には「入力不可」等
のメッセージをUI11に表示(S23)して、このま
まの状態では入力処理を行うことができないことをユー
ザに知らせる。
【0078】また、コマンドが入力終了を示すものであ
る場合には、まず現在転送処理を行っているかどうかを
プロセステーブル41の出力ステータスの項目を参照す
ることによって判断し(S24)、転送処理中の場合に
は、次に当該ジョブの転送優先度が1番目であるかを判
断し(S25)、1番目の場合は転送停止要求をセット
する(S26)が、転送優先度が1番目でない場合には
「転送待ち」等のメッセージをUI11に表示して(S
27)転送処理待ちであることを示す。
【0079】なお、ステップS24の判断で現在転送処
理が行われていない場合には、転送開始要求をセットし
て(S28)、次処理に移行する。
【0080】更に、コマンドが停止またはエラーを示す
ものである場合には、転送処理が停止されたのかどうか
を判断し(S29)、転送処理が停止されたのであれば
停止したジョブのジョブチケット43を退避させ(S3
0)、転送待ちの転送要求を開始させるために転送開始
要求をセット(S31)して次処理に移行する。しか
し、転送処理の停止以外の場合は、ユーザが所望した入
力処理が停止されたか、またはエラーが生じているた
め、エラー処理を施し(S32)、その後の回復処理を
行なわせるために例外処理要求をセット(S33)し、
次処理に移行する。
【0081】図12は図9のステップS5の入力処理の
詳細を示すフローチャートである。この入力処理は画像
読み取りを行うためのスケジューリングを行なうもので
あり、まず、画像データを入力させるためにページバッ
ファB6の領域の確保要求を行ない(S40)、ステッ
プS41の判断によって領域が確保できない場合には待
機に入る(S45)が、領域が確保できるならば画像読
み取り部M5からの入力処理を起動する(S42)。そ
して、1ページの入力処理が終了するとハードディスク
B8等の記憶装置へ入力画像データを書き込む処理を起
動する(S43)。以上の処理を最終原稿まで繰り返
し、全ての入力が完了すると終了する。
【0082】一方、ステップS43でハードディスクB
8へ1ページ書き込み終了する毎にページバッファB6
を管理するためのテーブルを更新し(S46)、ステッ
プS45で待ち状態にあるジョブがある場合にはステッ
プS40以下の処理を行う。
【0083】そして、入力処理が終了すると図9の開始
判断処理S3に戻り、次には異常がなければ転送処理が
行われることになる。
【0084】図13は図9のステップS6の転送処理の
詳細を示すフローチャートである。この転送処理はジョ
ブ要求を行ったクライアントへ画像データを転送するた
めのスケジューリングを行うものであり、まずコマンド
を判断(S50)し、ストップコマンドである場合には
ストップフラグをオンにする(S51)。このコマンド
は、例えば図8Bのt3で示すようなタイミング、即ち
ある転送処理を行っているときに、より転送優先度が高
いジョブの転送準備が整ったような場合に発行されるも
のである。なお、この場合は当該転送処理を再開するこ
とができるようにジョブ管理データを残しておくことは
当然である。
【0085】しかし、コマンドがジョブスタートである
場合には、転送可能であるかのチェックを行い(S5
2)、転送可能でなければ待機に入る(S58)が、転
送可能であればハードディスクB8から転送すべき画像
データをページバッファB6に読み出す処理を起動し
(S53)、ハードディスクB8からの読み出し処理が
終了すると、転送処理を起動する(S54)。
【0086】以上の処理を全ての画像データが転送終了
するまで繰り返すが、ステップS55の判断の際にはス
トップフラグがオンになっているかどうかの判断も行
う。そして、ストップフラグがオンになっていなければ
ステップS52に戻るが、ストップフラグがオンになっ
ている場合には、ステップS55から終了に抜け、再び
開始判断処理S3に戻って、ステップS30以下の処理
が行われる。これによって当該転送処理は一旦停止さ
れ、待避されると共に、より転送優先度の高いジョブの
転送処理が開始される。
【0087】一方、転送処理が終了する毎にページバッ
ファB6を管理するためのテーブルの更新を行ない(S
59)、ステップS58で領域確保待ちのジョブがあれ
ばステップS52からの処理を行う。
【0088】そして、最後のページの転送が終了する
と、ページバッファB6とハードディスクB8内の画像
データを消去し(S56)、管理データC5のリセット
等のジョブ終了のための処理を行うと終了となる(S5
7)。そして、ジョブが終了するとジョブ管理部から外
される。
【0089】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明は上記実施例に限定されるものではなく種々
の変形が可能である。例えば、上記実施例では複数のユ
ーザが全てスキャンモード要求を発行する場合について
説明したが、これに加えて画像入出力装置上のU1にお
いてコピーモード要求を発行した場合にも同様に行うこ
とができる。なぜなら、この場合には要求する場所と原
稿をセットする場所とが同一箇所であるスキャンモード
要求と見なすことができるからである。但し、この場合
の入力優先度は直ちに原稿がセットできる状態であるこ
とから最も優先度が高いよう設定しておいた方が都合が
良い。また、転送優先度はコピーモードにおいては使用
されないため、最も低い優先度に設定されるべきであ
る。
【0090】また、上記実施例では画像データ入出力装
置1としてデジタル複写機を用いるものとしたが、画像
データを入力できるものであればどのようなものであっ
てもよいものである。
【0091】また、UIの画面はウィンドウ表示を行う
ものとしたが、オペレーションパネル等従来の複写機、
スキャナ、プリンタ等に搭載されているものでも差し支
えない。
【0092】更に、上記実施例では画像処理装置2にお
いて画像データの圧縮/伸長処理を施しているが、原画
像のデータをそのまま用いてもよく、所望の編集処理を
施したものであってもよいことは言うまでもない。
【0093】つまり、本発明は必要な操作を行う場所が
複数の離れた箇所に存在する際の課題を解決するもので
あり、本発明の主旨を変えない限りにおいて種々の変形
を加えることが可能なことは勿論である。
【0094】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、複数のクライアントが一斉にジョブ要求を発
行した場合でも、一人のユーザが画像データ入力装置を
占有することを防止することができるので、ユーザが無
駄な待ち時間を有することなく、あたかも個人感覚で画
像入力装置を使用でき、しかも複数の要求に対して効率
的に処理を実施することができるので、1台当たりの画
像入出力装置の生産性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像処理システムを用いたネットワ
ークシステムの構成例を示す図である。
【図2】 本発明に係る画像処理システムの一実施例の
構成を示す図である。
【図3】 サーバ3側のUI11の画面及びクライアン
ト側の端末装置のUIの画面の例を示す図である。
【図4】 サーバ3のモジュール構成の例を示す図であ
る。
【図5】 図4の主制御部C1のモジュール構成の例を
示す図である。
【図6】 図4の管理テーブルC5の構造の例を示す図
である。
【図7】 優先度の変更を説明するための図である。
【図8】 複数のクライアントからジョブ要求があった
場合に本発明で行われる入力処理と転送処理との関係の
例を示す図である。
【図9】 サーバ3が行う本発明に係る処理を示すフロ
ーチャートである。
【図10】 図9のステップS1の詳細を示すフローチ
ャートである。
【図11】 図9のステップS3の開始判断処理の詳細
を示すフローチャートである。
【図12】 図9のステップS5の入力処理の詳細を示
すフローチャートである。
【図13】 図9のステップS6の転送処理の詳細を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1…画像データ入出力装置、2…画像処理装置、3…画
像入出力サーバ、4、5…クライアント、6…ファイル
サーバ、7…大容量記憶装置、8…ネットワーク。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿画像を読み取る画像入力手段と、 画像入力手段からの画像データに所定の処理を施すと共
    に、端末装置から画像データの転送の要求があった場合
    に指定された画像データを当該端末装置に転送する転送
    処理を行う画像処理手段と、 画像入力手段と画像処理手段とを制御する制御手段とを
    備える画像処理システムにおいて、 制御手段は、 ジョブの受付可能な端末装置のそれぞれに対して設定さ
    れる画像読み取り処理の優先度を示す入力優先度と、画
    像データを転送する処理の優先度を示す出力優先度とを
    管理すると共に、入力優先度及び/または出力優先度の
    変更が要求された場合には、変更要求があった優先度を
    要求された通りに変更する処理を行う優先度管理部と、 複数の端末装置から画像データの転送が要求された場合
    に、優先度管理部で設定されたこれら複数の端末装置に
    設定された入力優先度、出力優先度とに基づいて、画像
    読み取り処理を行う順番及び/または画像データを転送
    する処理の順番を入れ換える必要がある場合には当該処
    理の入れ換えを決定する処理切換制御部とを備えること
    を特徴とする画像処理システム。
JP26667793A 1993-10-25 1993-10-25 画像処理システム Pending JPH07121325A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6894792B1 (en) 1997-12-05 2005-05-17 Fuji Xerox Co., Ltd. Print system and job management method for the same
JP2010157184A (ja) * 2009-01-05 2010-07-15 Toshiba Corp 医用画像処理装置及び医用画像処理装置制御方法
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