JPH0712108A - ユニット部品間の締結装置 - Google Patents

ユニット部品間の締結装置

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JPH0712108A
JPH0712108A JP15569393A JP15569393A JPH0712108A JP H0712108 A JPH0712108 A JP H0712108A JP 15569393 A JP15569393 A JP 15569393A JP 15569393 A JP15569393 A JP 15569393A JP H0712108 A JPH0712108 A JP H0712108A
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JP
Japan
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fastening
unit parts
unit
fastening device
fastening member
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JP15569393A
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English (en)
Inventor
Makoto Kobu
真 小夫
Katsuhiro Echigo
勝博 越後
Yasuhiro Kawashima
保宏 川嶋
Hidetoshi Yano
英俊 矢野
Yasuo Kawada
康雄 河田
Hidenori Sakai
英典 酒井
Fumio Kuzumi
文男 来住
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ユニットを構成するのユニット部品間の組付け
および分解時の作業が簡便であり、ユニットの再使用、
さらにはユニット材料の再利用を容易に行うことができ
るユニット部品間の締結装置を提供する。 【構成】上下カバー12,13を締結部材16で締結す
る。締結部材16が上下カバー12,13の外部よりは
さみ、ナイフで切断可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像形成装置本体に装
着される機能ユニットを構成する複数のユニット部品を
その相互間で締結する締結装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年では益々、環境の汚染、資源の有効
利用に代表される環境問題に対する取組みが重要な課題
となっており、複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画
像形成装置であるOA機器に関しても例外無く求められ
ている。そこで、これらOA機器においても装置全体ま
たは一部をリサイクルし、資源の有効利用を前提とした
の環境問題への解決策の一つとする方策が数多く検討さ
れている。このようなリサイクルには、今まで使い捨て
されていた複写機、ファクシミリ、プリンタに多く用い
られているプロセスカートリッジ等のユニットも当然そ
の対象になる。
【0003】これらユニットにおいて、複数のユニット
部品としての分割された分割カバー部材を締結してなる
外装カバーに覆われているものがある。従来の分割カバ
ー部材の締結は、分割カバー部材がプラスチックで作ら
れているため、分割カバー部材と一体に形成した締結部
材によるかしめで締結するものが多い。また、分割カバ
ー部材をネジにより締結するものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
かしめによる締結は分解時に締結部材を破壊する可能性
が高く、これを破壊すると再締結ができず、リサイクル
に支障を来すという問題があった。また、後者のネジ止
めは組付け、ネジを外すことで分解ができるため、再締
結ができないという問題は生じないが、前者の締結方法
よりも費用が嵩み、分解や組付けの作業時間もかかると
いう問題があった。さらに、ネジ止めは金属のネジ受け
をプラスチック内に挿入するため、プラスチックを溶か
して材料の再利用することができないという問題もあっ
た。
【0005】本発明は、上述した従来の問題に鑑み、ユ
ニットを構成するのユニット部品間の組付けおよび分解
時の作業が簡便であり、ユニットの再使用、さらにはユ
ニット材料の再利用を容易に行うことができるユニット
部品間の締結装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、画像形成装置本体に装着される機能ユニッ
トを構成する複数のユニット部品をその相互間で締結す
る締結装置において、前記複数のユニット部品間が、紐
状体もしくは帯状体の締結部材で、かつ該締結部材が前
記ユニット部品の外部より切断可能な状態で締結されて
いることを特徴としている。
【0007】さらに、上記目的を達成するために本発明
は、前記ユニット部品間の接合面に沿って帯状体の締結
部材を取り付けたことを特徴としている。
【0008】さらにまた、上記目的を達成するために本
発明は、前記複数のユニット部品間が、熱収縮性を有す
る材料からなる締結部材で、かつ該締結部材が前記ユニ
ット部品の外部より切断可能な状態で締結されているこ
とを特徴としている。
【0009】さらにまた、上記目的を達成するために本
発明は、前記締結部材が、紐状に形成されていることを
特徴としている。
【0010】さらにまた、上記目的を達成するために本
発明は、前記締結部材が、筒状に形成されていることを
特徴としている。
【0011】さらにまた、上記目的を達成するために本
発明は、前記複数のユニット部品に締結穴が形成され、
該締結穴に熱収縮性を有する材料からなる紐状の前記締
結部材が通されてユニット部品間を締結することを特徴
としている。
【0012】さらにまた、上記目的を達成するために本
発明は、前記複数のユニット部品に、先端側が折り曲げ
られた突出部が形成され、該突出部に熱収縮性を有する
材料からなる筒状の前記締結部材が嵌合されてユニット
部品間を締結することを特徴としている。
【0013】さらにまた、上記目的を達成するために本
発明は、前記複数のユニット部品の少なくとも1つの締
結位置に、前記締結部材の締結方向とほぼ直交する方向
に延び、かつ切断具が入り込み可能な溝が形成されてい
ることを特徴としている。
【0014】さらにまた、上記目的を達成するために本
発明は前記ユニット部品の相互の接合面にツバ部を形成
し、該両ツバ部を着脱可能な挾持部材で挟み付けること
により、前記ユニット部品間で締結することを特徴とし
ている。
【0015】さらにまた、上記目的を達成するために本
発明は、前記ユニット部品間の締結時に、その接合部を
密閉する密閉手段を設けたことを特徴とするユニット部
品間の締結装置。
【0016】さらにまた、上記目的を達成するために本
発明は、前記密閉手段が、前記ユニット部品間の接合面
内に形成された凹溝と、前記ユニット部品間の締結時に
て該凹溝に圧接する着脱可能な密閉部材とで構成されて
いることを特徴としている。
【0017】さらにまた、上記目的を達成するために本
発明は、前記密閉手段が、前記ユニット部品の一方の接
合面内に形成された凹溝と、該前記ユニット部品の他方
の接合面に形成され、前記ユニット部品間の締結時にて
該凹溝に圧接する密閉部材とで構成されていることを特
徴としている。
【0018】さらにまた、上記目的を達成するために本
発明は、前記密閉手段が、前記分割カバー部材の接合面
内に形成された凹溝と、膨張時に該凹溝に圧接し、収縮
時に前記凹溝への圧接が解除される風船型密閉部材とで
構成されていることを特徴としている。
【0019】
【作用】上記の構成によれば、複数のユニット部品間
が、紐状体もしくは帯状体の締結部材で、かつ該締結部
材がユニット部品の外部より切断可能な状態で締結され
ているので、ユニット部品間の締結作業だけでなく、ユ
ニット分解時には紐状体もしくは帯状体の締結部材を切
断によって行うことができるため、分解時間が短縮され
る。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に従って説
明する。図1は、本発明に係る画像形成装置の主要部を
示す説明図である。図1において、符号1は作像ユニッ
ト、2は光学電装ユニット、そして3は転写定着ユニッ
トである。作像ユニット1には、感光体であるOPCベ
ルト4と、その周囲に付設する帯電器5、クリーニング
器6、現像器7が一体になっている。光学電装ユニット
2は、書き込みのための光学系8と、図示していない回
路基板、電源、駆動モータ、駆動伝達ギヤ類が内蔵され
ている。転写定着ユニット3には、熱ローラ定着器9
と、転写ローラ10が内蔵されている。転写ローラ10
の代りに転写チャージャでも良い。光学電装ユニット2
と転写定着ユニット3は、耐久部品が配置されているの
で、耐久部品が寿命に達するまで継続して使用される。
しかし、作像ユニット1はトナーが消耗品であり、トナ
ーの消耗量に合わせて作像ユニット1内の部品寿命が設
計されているため、作像ユニット1の交換頻度は多い。
交換された作像ユニット1は、ユニット内の清掃、部品
および部材の清掃または交換が行われ、再使用できるユ
ニットに再生される。
【0021】図2は、これらのユニット1,2,3の組
付けの一例であり、交換頻度の多い作像ユニット1は交
換頻度の少ない光学電装ユニット2と転写定着ユニット
3との間に矢印方向から脱着可能に装着されている。な
お、符号2aは光学電装ユニット2の駆動系格納部であ
る。画像形成装置には、これらユニット1,2,3全体
を覆うカバーを設けていないため、作像ユニット1の遮
光や気密性が要求される。すなわち、作像ユニット1は
遮光性が悪いと、画像品質が劣化し、気密性が悪いと、
トナー漏れが生ずる恐れがある。
【0022】かかる作像ユニット1は、自己の部品の1
つである外装カバー11に覆われており、外装カバー1
1は図3に示すように、本実施例の場合、上下2つに分
割された上カバー12及び下カバー13で構成されてい
る。この上カバー12には、OPCベルト4が取り付け
られ、下カバー13内にはクリーニング器6、現像器7
等が設けられており、上カバー12と下カバー13を締
結することで、作像ユニット1が完成する。
【0023】そこで、外装カバー11には予め上カバー
12と下カバー13を接合したときに、両カバーに跨る
ような帯溝14,15が形成されており、本例の帯溝1
4,15は作像ユニット1の両側近くにそれぞれ設けら
れている。この帯溝14,15が帯状の締結部材16を
締結位置で保持する保持部として構成されており、帯溝
14,15に沿って帯状の締結部材16を巻回すること
で、締結部材16の位置ずれして抜けたりすることが防
止される。
【0024】この帯状の締結部材16としては、輪状に
した弾性ゴム材を用い、その弾性力で上カバー12と下
カバー13を締結することも可能である。しかし、弾性
ゴム材を締結部材16に用いると、経時使用によりゴム
材の弾性力が変化したり、ゴム材の劣化で切断してしま
う恐れがあるのであまり好ましくない。このため、本実
施例では、締結部材16として合成樹脂であるが巻回さ
れる方向に伸びがない帯材を使用する。そして、帯状の
締結部材16を帯溝14,15の位置で両カバーを巻回
し、締結部材16同士を接着したり、熱融着することに
よって接続すればよい。しかし、締結部材16同士を弛
みがないようにして接着や熱融着する作業は面倒である
ので、公知のクリップや締結具で固定してもよい。
【0025】また、図4に示すように、予め輪状に形成
した締結部材16を用いることもできる。この場合、輪
状の締結部材16は作像ユニット1の側部から嵌め込め
る長さの周長に形成する必要があるため、嵌め込み後の
帯溝14,15の位置で弛んだ状態になる。この弛み分
は、弛み吸収機能を有するクリップを用いて吸収してお
り、図5はそのクリップの一例である。
【0026】図5において、クリップ17はそれ自体公
知であり、その詳しい説明を省略するが、クリップ17
は、パイプ18と、このパイプ18を外から押え込む固
定用のツメ20を備えた固定具19とから構成されてい
る。そして、クリップ17は締結部材16を巻き付けた
パイプ18を固定具19で押え込み、ツメ20で固定具
19が開かないようにセットする。このとき、帯溝1
4,15の位置の周長と締結部材16の周長を考慮して
パイプ18の径を選定すれば、締結部材16の弛みが確
実に吸収することができる。また、クリップ17は図6
に示すように、パイプ18の代りに、上カバー12と下
カバー13を接合したときにその接合部に円筒状の突起
21が形成するように構成し、この突起21に締結部材
16を巻き付けて固定具19で押え込むようにしてもよ
い。
【0027】かくして、帯状の締結部材16で締結した
作像ユニット1は、先に述べたように、回収されて分
解、清掃、部品交換等が行われるが、作像ユニット1を
分解する場合には合成樹脂である締結部材16を切断す
るだけで、外装カバー11を上カバー12と下カバー1
3とに分けられる。従って、分解作業がきわめて簡単で
あり、短時間で行い得る。なお、上カバー12の適所に
は帯溝14,15を横切るようなカッター溝12aを形
成し(図3および図4を参照)、カッター刃等を入れや
すいようにすれば、より容易に締結部材16を切断する
ことができる。
【0028】図7は、本発明の別の実施例を示す斜視図
であり、本実施例では帯溝14,15の代りに少なくと
も上カバー12に突起22を設け、帯状の締結部材16
には突起22に嵌合するように設けられた穴23が形成
されている。この突起22と穴23が締結部材の締結位
置を保持するための保持部を構成している。また、この
突起22と穴23による保持部は、図8に示すように、
上カバー12と下カバー13の接合面に沿って締結部材
16で締結する場合にも適用できる。
【0029】図9は、本発明の別の実施例を示す斜視図
であり、本実施例では上カバー12と下カバー13を接
合した際に共通する箇所に保持部としての締結穴24を
設けている。そして、締結穴24を通すように紐或いは
帯の締結部材を結ぶようにしてもよい。このとき、締結
部材としては、市販の締結バンド25を用いることがで
き、市販の締結バンド25ならば締結が容易で、しかも
バンド部分はナイロンの樹脂材料であるため、ニッパ、
はさみで容易に切断することができる。また、締結穴2
4は複数箇所に設ければ、締結強度も得られる。さら
に、締結穴24の位置を上カバー12面よりも間隔Lだ
け下げ、間隔Lを締結バンド25の締結部25aの高さ
幅よりも大きくとれば、締結部25aが上カバー12面
上に突出せず有利である。
【0030】図10は、本発明の別の実施例を示す斜視
図であり、現像器7の外装カバーを構成する側板が上下
側板7a,7bに分割されており、本実施例ではを側板
7a,7bを締結する場合を示している。側板7a,7
bには、両者を接合したときに、合致する突出部26が
形成され、この突出部26には同じく合致する位置に穴
27が形成されている。そして、側板7a,7bの両方
の穴27には締結部材としての熱収縮部材よりなる紐2
8を通し、この紐28を結ぶ。このとき、紐28を一般
的な結び方で結ぶと、結んだ紐28に弛みが生ずること
が避けられず、現像器側板を確実に保持するような締結
ができない。しかし、本例では紐28が熱収縮部材より
なるので、図11に示すようにドライヤー29の如き加
熱手段で加熱することにより紐28が縮み、結んだ紐2
8も弛みをなくなり、現像器側板強固に締結する。
【0031】かくして、現像器側板7a,7bを熱収縮
部材よりなる紐28で弛みなく締結でき、締結作業が簡
単で短時間で行い得る。また、紐28で結んだ現像器7
を解体するときには紐28をカッターやはさみで切断す
るだけでよく、その作業も簡単であるが、紐28が突出
部26に強く密着していると、カッターやはさみでの切
断が必ずしも容易でない。
【0032】そこで、突出部26には図11に示すよう
に、本例の場合2か所にカッター刃が挿入可能な長溝穴
29を形成しており、この長溝穴29はそれに沿って挿
入したカッター刃が穴27部分の紐28に対してその締
結方向のほぼ直角に当たるように設けられている。
【0033】かく構成すれば、A方向またはB方向の作
業しやすい一方の長溝穴29からカッター刃を挿入すれ
ば、カッター刃が紐28の締結方向に対してほぼ直角に
当たり、突出部26に強く密着している紐28であって
もその切断が容易である。
【0034】図12は、図10に示す実施例の変形例で
あり、本例では締結部材として熱収縮部材よりなり筒状
に形成された締結筒30を用いている。他方、締結され
る現像器側板7a,7bにはそれぞれ先端側が反対方向
に折り曲げた断面L字状の突出部31が形成されてい
る。そして、この突出部26には互いの接合面の部分に
適宜幅の溝32が形成され、この溝32が現像器7の解
体時にカッター刃を挿入するための穴になる。
【0035】かく構成すれば、図13に示すように、組
付け時に突出部26に締結リング30を掛け、ドライヤ
ー29で加熱することにより締結筒30が縮み、結んだ
締結筒30が弛みなく締め付け、現像器側板を強固に締
結することができる。また、現像器7の解体時には溝3
2にカッター刃を挿入するだけで、締結筒30を簡単に
切断でき、現像器7の組付け、解体がきわめて容易にな
った。なお、図9や図12の実施例に示した締結は作像
ユニット1やその他のユニットの外装カバーの締結にも
当然適用できる。
【0036】ところで、作像ユニット1や外装カバー1
1や現像器側板などでは、分割したカバー等の接合面に
おける遮光性や気密性が不十分であると、光が漏れた
り、トナー等が漏出する危険がある。
【0037】次に、良好な接合面の遮光性や気密性が得
られる実施例について説明する。図14は、上下カバー
12,13の接合面近くには断面円形の穴が接合面のほ
ぼ全周に渡って形成され、そしてそれぞれの接合面から
その穴に向かって溝が形成されてなる密閉溝33が設け
られている。密閉溝33は、上下カバー12,13を合
わせたとき、略8の字状になるように形成されている。
この密閉溝33には、取付け取外し自在なゴム、ビニー
ル等からなる風船型の密閉部材34が嵌装され、密閉部
材34は断面が円形な2つの膨縮部34aと、この2つ
の膨縮部34aを連通する連通部34bと、該連通部3
4bの一側に設けられた肉厚部34cとから構成されて
いる。
【0038】そして、上下カバー12,13の締結時に
は密閉部材34の上記膨縮部34aが密閉溝33の断面
円形穴の位置に嵌まるように装着する。このとき、密閉
部材34は図14に示すように、収縮した状態であり、
ここで密閉部材34内に空気を入れて膨張させる。密閉
部材34が膨張すると、図15に示すように、膨縮部3
4aが密閉溝33に圧接され、これによって上下カバー
12,13の接合部分における良好な遮光性や気密性が
得られる。なお、密閉部材34の空気出し入れは肉厚部
34cに針を刺して行えば、針を抜いたときに肉厚部3
4cの弾力によって針穴が塞がれるので、肉厚部34c
にダメージを与えることなく、空気の出し入れができ
る。しかも、肉厚部34cは上下カバー12,13の接
合時の位置決めをする用もなしている。
【0039】図16は、接合面の遮光性や気密性を得る
別の実施例を示しており、本例ではゴム等の弾性体をヒ
ダ形状が形成されるように設けた密閉部材35を用いて
いる。他方、上下カバー12,13の接合面には断面半
円状の密閉溝36がそのほぼ全周に渡って形成されてい
る。上記密閉部材35は、断面細長矩形状の基部35a
に両面に先方へ伸びたヒダ部35bに形成されてなり、
上下カバー12,13の接合面の全周に渡る長さを有し
ている。
【0040】かく構成すれば、上下カバー12,13の
密閉溝36に沿って密閉部材35をセットして上下カバ
ー12,13を締結すると、図17に示すように、密閉
部材35のヒダ部35bの先端側が密閉溝36に沿って
弾性変形し、ヒダ部35bが密閉溝36に圧接される。
これにて、上下カバー12,13の接合部分における良
好な遮光性や気密性が得られる。
【0041】図18は、図16に示す実施例の変形例で
あり、本例では上下カバー12,13の一方の接合部に
密閉部材であるヒダ部37が設けられ、他方の接合部に
密閉溝38が形成されている。
【0042】かく構成すれば、ヒダ部37がカバーに設
けられているので、上下カバー12,13を締結するだ
けで、上下カバー12,13の接合部分における良好な
遮光性や気密性が得られる。なお、ヒダ部37はカバー
と別の材質のもので構成することもできるが、カバーと
一体に形成すればカバーの樹脂材料を溶融して再利用す
るときにヒダ部37を分離する作業が不要ゆうりであ
る。
【0043】図19は、接合面の遮光性や気密性を得る
さらに別の実施例を示しており、本例では上下カバー1
2,13の相互の接合面にツバ部39が形成されてい
る。そして、このツバ部39を挾持部材としての断面コ
の字状の挾持ストリップ40で挾み付けることにより、
上下カバー12,13を良好な遮光性や気密性を持って
締結する。この場合、挾持ストリップ40にはツバ部3
9を挾持する面にスリップ止め41が形成され、スリッ
プ止め41によって締結後の挾持ストリップ40の外れ
を防止する。
【0044】また、ツバ部39を挾持して上下カバー1
2,13を締結した挾持ストリップ40の端部が外れな
いようにするため、図20に示す実施例ではツバ部39
の端部に切り込み42を入れて、この端部切り込み42
にツバ部39と挾持ストリップ40を共に包み込むキャ
ップ43を取り付ける。
【0045】かく構成すれば、キャップ43によって、
ツバ部39を挾持した挾持ストリップ40を保持するの
で、挾持ストリップ40の端部が外れることが確実に防
止できる。
【0046】以上、ユニット部品間の締結としてカバー
間の締結について説明したが、2枚の外カバーどうしの
位置決めを行うため、カバー接合面に、カバー間の位置
合わせができる部材を設ける必要がある。この部材とし
ては、上下カバーに納める作像部品の軸受や部品を支持
する凹凸溝等の噛み合わせで位置合わせできる。
【0047】また、上下カバーの気密性と遮光を向上さ
せ、図1の状態で組付けられると、作像ユニットと定着
転写ユニットの接合箇所での遮光性が損なわれる。この
場合、給紙口に紙が通過する際にのみ開く開閉シャッタ
ーを設けて、遮光性を保持するようにすることができ
る。また、作像ユニット内においては、クリーニング部
のクリーニングブレードと、現像ローラが感光体である
OPCベルトに接触しているため、これらの箇所での遮
光性は保持される。
【0048】
【発明の効果】請求項1の構成によれば、複数のユニッ
ト部品間の締結が、紐状体もしくは帯状体の締結部材で
行われ、かつ締結部材がユニット部品の外部より切断可
能な状態で締結されているので、組付けは勿論のこと分
解時においても締結部材を切断するだけであるので、組
付け、分解の作業が簡単になり、リサイクルが容易にな
る。
【0049】請求項2の構成によれば、複数のユニット
部品間の締結が、接合面に沿って帯状体の締結部材を取
り付けたので、組付け、分解の作業が簡単で、リサイク
ルが容易になり、しかも接合面の気密性と遮光性を向上
できる。
【0050】請求項3乃至5の構成によれば、複数のユ
ニット部品間が、熱収縮性を有する材料からなる締結部
材で、かつ該締結部材がユニット部品の外部より切断可
能な状態で締結されているので、組付けと分解との作業
がより簡単になり、リサイクルが容易にできる。
【0051】請求項6の構成によれば、複数のユニット
部品に締結穴が形成され、該締結穴に熱収縮性を有する
材料からなる紐状の締結部材が通されてユニット部品間
を締結するので、特に組付け作業がより簡単になる。
【0052】請求項7の構成によれば、複数のユニット
部品に、先端側が折り曲げられた突出部が形成され、該
突出部に熱収縮性を有する材料からなる筒状の締結部材
が嵌合されてユニット部品間を締結するので、特に組付
け作業がより簡単になる。
【0053】請求項8の構成によれば、複数のユニット
部品の少なくとも1つの締結位置に、締結部材の締結方
向とほぼ直交する方向に延び、かつ切断具が入り込み可
能な溝が形成されている複数のユニット部品に、先端側
が折り曲げられた突出部が形成され、該突出部に熱収縮
性を有する材料からなる筒状の締結部材が嵌合されてユ
ニット部品間を締結するので、特に分解作業が簡単にな
る。
【0054】請求項9の構成によれば、ユニット部品の
相互の接合面にツバ部を形成し、該両ツバ部を着脱可能
な挾持部材で挟み付けることにより、前記ユニット部品
間で締結するので、組付け、分解の作業が簡単で、リサ
イクルが容易になり、しかも接合面の気密性と遮光性を
向上できる。
【0055】請求項10の構成によれば、ユニット部品
間の締結時に、その接合部を密閉する密閉手段を設けた
複数のユニット部品間の締結が、接合面に沿って帯状体
の締結部材を取り付けたので、接合面の気密性と遮光性
を向上することができる。
【0056】請求項11乃至13の構成によれば、組付
け、分解の作業が簡単で、リサイクルが容易になり、し
かも接合面の気密性と遮光性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の主要部を示す説明
図である。
【図2】そのユニットの組付け例を示す斜視図である。
【図3】作像ユニットの分割されたカバーを示す斜視図
である。
【図4】輪状に形成した締結部材を用いた例を示す斜視
図である。
【図5】締結部材の弛み吸収機能を有するクリップの一
例を示す説明図である。
【図6】図5の変形例を示す説明図である。
【図7】本発明の別の実施例を示す斜視図である。
【図8】図7の変形例を示す斜視図である。
【図9】本発明のさらに別の実施例を示す斜視図であ
る。
【図10】本発明のまたさらに別の実施例を示す斜視図
である。
【図11】図10の締結時を示す斜視図である。
【図12】図10に示す実施例の変形例を示す斜視図で
ある。
【図13】図12の締結時を示す断面図である。
【図14】本発明の遮光性や気密性が得られる実施例を
示す収縮時の断面図である。
【図15】図14の膨張時の断面図である。
【図16】本発明の遮光性や気密性を得る別の実施例を
示す密閉部材の説明図である。
【図17】図16の締結時を示す断面説明図である。
【図18】図16に示す実施例の変形例を示す断面説明
図である。
【図19】本発明の遮光性や気密性を得るさらに別の実
施例を示す斜視図である。
【図20】図19の締結時を示す斜視図である。
【図21】図19の締結時を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 作像ユニット 7 現像器 7a,7b 現像器の側板 11 外装カバー 12 上カバー 13 下カバー 16 締結部材 25 締結バンド 28 紐 30 締結筒 34,35 密閉部材 40 挾持ストリップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 矢野 英俊 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 河田 康雄 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 酒井 英典 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 来住 文男 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置本体に装着される機能ユニ
    ットを構成する複数のユニット部品をその相互間で締結
    する締結装置において、 前記複数のユニット部品間が、紐状体もしくは帯状体の
    締結部材で、かつ該締結部材が前記ユニット部品の外部
    より切断可能な状態で締結されていることを特徴とする
    ユニット部品間の締結装置。
  2. 【請求項2】 前記ユニット部品間の接合面に沿って帯
    状体の締結部材を取り付けたことを特徴とする請求項1
    に記載のユニット部品間の締結装置。
  3. 【請求項3】 画像形成装置本体に装着される機能ユニ
    ットを構成する複数のユニット部品をその相互間で締結
    する締結装置において、 前記複数のユニット部品間が、熱収縮性を有する材料か
    らなる締結部材で、かつ該締結部材が前記ユニット部品
    の外部より切断可能な状態で締結されていることを特徴
    とするユニット部品間の締結装置。
  4. 【請求項4】 前記締結部材が、紐状に形成されている
    ことを特徴とする請求項3に記載のユニット部品間の締
    結装置。
  5. 【請求項5】 前記締結部材が、筒状に形成されている
    ことを特徴とする請求項3に記載のユニット部品間の締
    結装置。
  6. 【請求項6】 前記複数のユニット部品に締結穴が形成
    され、該締結穴に熱収縮性を有する材料からなる紐状の
    前記締結部材が通されてユニット部品間を締結すること
    を特徴とする請求項3または4に記載のユニット部品間
    の締結装置。
  7. 【請求項7】 前記複数のユニット部品に、先端側が折
    り曲げられた突出部が形成され、該突出部に熱収縮性を
    有する材料からなる筒状の前記締結部材が嵌合されてユ
    ニット部品間を締結することを特徴とする請求項3また
    は5に記載のユニット部品間の締結装置。
  8. 【請求項8】 前記複数のユニット部品の少なくとも1
    つの締結位置に、前記締結部材の締結方向とほぼ直交す
    る方向に延び、かつ切断具が入り込み可能な溝が形成さ
    れていることを特徴とする請求項1乃至7に記載のユニ
    ット部品間の締結装置。
  9. 【請求項9】 画像形成装置本体に装着される機能ユニ
    ットを構成する複数のユニット部品をその相互間で締結
    する締結装置において、 前記ユニット部品の相互の接合面にツバ部を形成し、該
    両ツバ部を着脱可能な挾持部材で挟み付けることによ
    り、前記ユニット部品間で締結することを特徴とするユ
    ニット部品間の締結装置。
  10. 【請求項10】 画像形成装置本体に装着される機能ユ
    ニットを構成する複数のユニット部品をその相互間で締
    結する締結装置において、 前記ユニット部品間の締結時に、その接合部を密閉する
    密閉手段を設けたことを特徴とするユニット部品間の締
    結装置。
  11. 【請求項11】 前記密閉手段が、前記ユニット部品間
    の接合面内に形成された凹溝と、前記ユニット部品間の
    締結時にて該凹溝に圧接する着脱可能な密閉部材とで構
    成されていることを特徴とする請求項10に記載のユニ
    ット部品間の締結装置。
  12. 【請求項12】 前記密閉手段が、前記ユニット部品の
    一方の接合面内に形成された凹溝と、該前記ユニット部
    品の他方の接合面に形成され、前記ユニット部品間の締
    結時にて該凹溝に圧接する密閉部材とで構成されている
    ことを特徴とする請求項4に記載のユニット部品間の締
    結装置。
  13. 【請求項13】 前記密閉手段が、前記分割カバー部材
    の接合面内に形成された凹溝と、膨張時に該凹溝に圧接
    し、収縮時に前記凹溝への圧接が解除される風船型密閉
    部材とで構成されていることを特徴とする請求項4に記
    載のユニット部品間の締結装置。
JP15569393A 1993-06-25 1993-06-25 ユニット部品間の締結装置 Pending JPH0712108A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6931226B2 (en) 2001-04-27 2005-08-16 Canon Kabushiki Kaisha Process cartridge remanufacturing method

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