JPH0482528A - 内視鏡 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、流体の供給と排出により長軸長が伸縮する弾
性アクチュエータによって湾曲操作される内視鏡に関す
る。

［従来の技術］ 流体の供給と、排出により長軸長が伸縮する弾性アクチ
ュエータを備えた内視鏡は、例えば特開昭６４−６２１
５４号公報に開示されている。この内視鏡では挿入部の
可撓管内部に各湾曲方向に対応した弾性アクチュエータ
が配設されている。

〔発明が解決しようとする課題］ 上記従来の内視鏡では、弾性アクチュエータか挿入部の
内部に設置されているため、弾性アクチュエータか損傷
したり、作動不良を起こした時に交換しようとしても挿
入部の分解組立てか容易ではなく、弾性アクチュエータ
の交換に要するコストが高くなるという問題かある。

本発明は上記課題に着目してなされたものであり、その
目的は弾性アクチュエータを容易に交換できる内視鏡を
提供することにある。

［課題を解決するための手段および作用コ上記課題は以
下の手段によって達成される。すなわち、その手段とし
ての内視鏡は、湾曲部を有する挿入部と、流体の供給と
排出により長軸長が伸縮する弾性アクチュエータとを備
え、この弾性アクチュエータによって前記湾曲部を湾曲
させる内視鏡であって、前記挿入部の外周部分に凹部を
設け、この凹部内に前記弾性アクチュエータを設置した
ことを特徴としている。

従って、弾性アクチュエータが挿入部の外側部分に配置
されているので、弾性アクチュエータの脱着が容易で、
短時間で交換作業が完了する。

〔実施例］ 以下図面を参照しながら本発明の実施例について説明す
る。

第１図及び第２図は本発明の第１実施例を示し、第１図
は電子内視鏡における挿入部の先端部分を示している。

この挿入部２は、可撓管部３と湾曲部４と先端構成部５
とから構成されている。先端構成部５には対物レンズ系
６が装着され、この対物レンズ系６の後部には固体撮像
素子７が設置されている。この固体撮像素子７にはガイ
ドチュブ８によって保護された信号ケーブル９か接続さ
れている。また、先端構成部５には照明用レンズ１８か
装着され、この照明用レンズ１８の後部にはライトガイ
ドファイバ１６の先端部が配設されている。

上記先端構成部５の基端には、視野方向を変化させるた
めの湾曲部４が接続され、この湾曲部４は、複数の湾曲
角１１か回動自在に連接されて構成されている。そして
、湾曲部４の基端には可撓管部３が接続され、この可撓
管部３には湾曲部４を湾曲操作するための第１及び第２
の弾性アクチュエータ２２．２４、いわゆるゴム人工筋
か配設されている。

弾性アクチュエータ２２．２４は、可撓管部３を構成す
る挿入蛇管１９の外周面に形成された凹部２０内に設置
され、各弾性アクチュエータの一端は、アジャスタ３２
を介して固定ワイヤ２８に着脱自在に接続され、固定ワ
イヤ２８の反対側端部は挿入蛇管１９の側壁を貫通して
延出し、ストッパ３０が装着されている。また、弾性ア
クチュエータの他端は、アジャスタ３２を介してアング
ルワイヤ１０に着脱自在に接続されている。

さらに、弾性アクチュエータ２２．２４には各々送排気
チューブ３６が接続され、この送排気チューブ３６は、
内視鏡の外部に設けられた図示しないコンプレッサに接
続されている。よって、弾性アクチュエータ２２．２４
に加圧空気を供給することにより、弾性アクチュエータ
２２．２４は直径方向に膨張すると共に長軸方向に収縮
し、アングルワイヤ１０を引張り、湾曲部４を収縮した
弾性アクチュエータ側に湾曲させる。

上記挿入蛇管１９の先端部分には保護チューブ３３か被
覆され、弾性アクチュエータ２２．２４の外周部は保護
チューブ３３によって保護されている。この保護チュー
ブ３３としては例えば熱収縮ゴムチューブが用いられる
。

上記のような構成を備えた内視鏡において、弾性アクチ
ュエータが破損した場合には、保護チューブ３３を切除
し、アジャスタ３２を外すことにより弾性アクチュエー
タを容易に交換することができる。

第２図には、弾性アクチュエータ２２または２４の両端
接続部が示されている。この弾性アクチュエータ２２．
２４の両端には１字金具４０が設けられ、１字金具４０
にはアジャスタ３２が回転可能に取付けられている。

一方、アングルワイヤ１０及び固定ワイヤ２８には、雄
ねじ４２か例えばロー付けによって固着され、アジャス
タ３２に設けられた雌ねじ４４と螺合されている。従っ
て、アジャスタ３２を回転させ、雄ねじ４２との螺合を
外すと共に、チューブ３６を取り外せば、弾性アクチュ
エータ２２．２４を交換することかできる。また、アジ
ャスタ３２と雄ねじ４２との螺合位置を調整することに
より、アングルワイヤ１０の引込み量が変化し、湾曲部
４の湾曲角を微調整することかできる。

上記挿入蛇管１９の凹部２０は、例えば第３図及び第４
図に示すような方法で加工される。すなわち、樹脂で形
成された円筒状の挿入蛇管１９を受は金５０に固定し、
図示しないプレスの押し金５２により押圧する。その際
押し金５２は、挿入蛇管１９を形成している樹脂を熱変
形させる温度に予め加熱され、この押し金５２の熱によ
り挿入蛇管１９を軟化させながら押圧して凹部２０を成
形する。

上記構成を備えた内視鏡では、弾性アクチュエタが破損
したときに、従来のように蛇管の内臓物を入れ換えるこ
となく、蛇管の外側から弾性アクチュエータを交換する
ことができる。

第５図および第６図は、本発明に係わる内視鏡の第２実
施例を示している。

この第２実施例は、第１実施例に示す保護チュブ１９を
透明保護チューブにしたものである。

この透明保護チューブ５３を設けることにより、弾性ア
クチュエータ２２．２４を外部から観察可能となり、弾
性アクチュエータ２２．２４の損傷状態を確認すること
ができる。

さらに、この第２実施例では、弾性アクチュエータ２２
．２４の先端に補助ワイヤ６２．６４を介してプーリ５
８．６０が取付けられている。そして、一方のプーリ５
８の外周には、右側アングルワイヤ６６がＵ字状に巻回
され、右側アングルワイヤ６６の先端はワイヤ止め５４
に固定され、後端はワイヤ止め５５に固定されている。

また、他方のプーリ６０の外周には、左側アングルワイ
ヤ６８かＵ字状に巻回され、左側アングルワイヤ６８の
先端はワイヤ止め５６に固定され、後端はワイヤ止め５
７に固定されている。

このように弾性アクチュエータ２２．２４をプーリ５８
．６０を介してアングルワイヤ６６．６８に接続したこ
とにより、アングルワイヤ６６．６８の張力は１／２に
なるが、ストロークを２倍にすることができる。一般に
、弾性アクチュエータはストロークに対して力量が大き
いため、プーリを用いることにより、弾性アクチュエー
タの全長を短くすることができ、弾性アクチュエータの
設置により湾曲し難い部分を短くすることができる。

この第２実施例では第６図に示すように、ライトガイド
ファイバ１６及び信号ケーブル９は、挿入蛇管１９内に
おいてガイドチューブ７０内に挿入され、ブーりやアン
グルワイヤから保護されている。

上記実施例では、挿入蛇管１９を合成樹脂で形成してい
るか、これに限定されることなくフレックスで形成し、
フレックスの一部に凹部を形成しても良い。

なお、第１図に示ように湾曲部４における湾曲部１１は
、ゴムチューブ７４により被覆され、その両端部は糸７
６で縛ることにより固定されている。このような糸巻き
に関する従来の作業では、ゴムチューブ７４の両端の外
側から内側に向かって糸を巻いていた。そのため、糸に
よって締められたゴムチューブ７４は、その糸を中心に
して、両側に弛みが生じるので、糸巻き作業を行うと、
糸の巻き付は回数分の弛みかゴムチューブ７４に発生し
、湾曲時のしわの発生の原因となっていた。

本発明に係わる内視鏡では、このゴムチューブに糸巻き
作業を行う際に、片側の糸巻きが完了した後に、反対側
の糸巻き作業をゴムチューブの長手方向内側から外側に
向かって行なっている。従って、湾曲部４を湾曲させた
際のしわの発生を防止することができる。

［発明の効果コ 以上説明したように本発明に係わる内視鏡では、弾性ア
クチュエータの交換を容易にしたことにより、ランニン
グコストのかからない内視鏡を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１実施例に係わる内視鏡の挿入部を
示す縦断面図、第２図は弾性アクチュエタとその取付は
部を示す部分断面図、第３図は挿入蛇管の製造工程を示
す縦断面図、第４図は第３図のＡ−Ａ線に沿った横断面
図、第５図は本発明の第２実施例に係わる内視鏡の挿入
部を示す縦断面図、第６図は第５図のＢ−Ｂ線に沿った
横断面図である。 ２・・・挿入部、４・・・湾曲部、２０・・・凹部、２
２゜２４・・・弾性アクチュエータ。 出願人代理人　弁理士　坪井　淳

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 湾曲部を有する挿入部と、流体の供給と排出により長軸
   長が伸縮する弾性アクチュエータとを備え、この弾性ア
   クチュエータによって前記湾曲部を湾曲させる内視鏡に
   おいて、前記挿入部の外周部分に凹部を設け、この凹部
   内に前記弾性アクチュエータを設置したことを特徴とす
   る内視鏡。