JPH0712029Y2 - インクリボン切替機構 - Google Patents

インクリボン切替機構

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JPH0712029Y2
JPH0712029Y2 JP11975287U JP11975287U JPH0712029Y2 JP H0712029 Y2 JPH0712029 Y2 JP H0712029Y2 JP 11975287 U JP11975287 U JP 11975287U JP 11975287 U JP11975287 U JP 11975287U JP H0712029 Y2 JPH0712029 Y2 JP H0712029Y2
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JP
Japan
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ribbon
ribbon cassette
mask
ink ribbon
switching mechanism
Prior art date
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JP11975287U
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JPS6425158U (ja
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博志 柱
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Alps Alpine Co Ltd
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Alps Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はインクリボン切替機構に関し、特に多色インク
リボンを使用して印字色を指定の色に切替えることがで
きるシリアルプリンタのインクリボン切替機構に関す
る。
〔従来の技術〕
パーソナルコンピユータやワードプロセツサ等の情報処
理システムの出力装置としてシリアルプリンタが用いら
れているが、この情報処理システムの表示装置として用
いられるCRTデイスプレイ装置は、近年多色のカラー表
示ができるカラーCRTデイスプレイ装置が多く用いられ
るようになつてきており、これに伴つて出力印字もまた
多色で印字できることが望まれるようになつてきた。
このような要望を満足させるため、同一インクリボンを
上下に2層以上に分割し、それぞれの層を異なつた色に
着色した多色のインクリボンを用い、この多色インクリ
ボンをリボンカセツトに収容してリボンカセツトの印字
ヘツドに対する取付角度を変えることによつて所望の色
で印字することができるように構成したインクリボン切
替機構を備えるシリアルプリンタが多用されるようにな
つてきた。
上記のような構成を有する従来のインクリボン切替機構
は、プリンタフレームにプレートを回動自在に支持し、
このプレートにリボンマスクを摺動自在に設けたロツド
を固定し、かつプレート上にリボンカセツトを取付け、
このプレートを駆動部により揺動させて印字ヘツドに対
するリボンカセツトの取付角度を変えることによつて所
望の色を印字ヘツドに対応する位置に位置決めする手段
が用いられている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記した従来のインクリボン切替機構
は、プレートが必要であり、このプレートはリボンカセ
ツトに対応しているため大きなものとなり重く、かつコ
スト高となつた。また、駆動部の力も大きなものを必要
とし不経済であり、さらに、プレート部分等のスペース
も必要であり、小型化の障害となる等の問題点がある。
本考案は、上記した従来技術における実情に鑑みてなさ
れたもので、その目的はプレートを必要とすることな
く、リボンカセツトの印字ヘツドに対する取付角度を変
えるとともに、リボンマスクも上下動させてインクリボ
ンの切替ができ、しかも、構造が簡単で、製作工数、組
立工数を低減できるインクリボン切替機構を提供するこ
とにある。
〔問題点を解決するための手段〕
この目的を達成するために本考案は、2色以上の多色イ
ンクリボンを収容したリボンカセツトをプリンタフレー
ムに揺動自在でかつ着脱自在に支持し、このリボンカセ
ツトの揺動とともに上下動するリボンマスクと、リボン
カセツトを揺動運動させる駆動部とを備えてなるインク
リボン切替機構において、プリンタフレームには長孔を
形成し、この長孔にリボンマスクを案内するロツドの両
端部をそれぞれ挿入し、このロツドをリボンカセツトの
下面に弾性付勢させた構成にしてある。
〔作用〕
本考案のインクリボン切替構造は、上記のように構成し
てあることから、駆動部によつてリボンカセツトは揺動
されるとともに、リボンカセツトに弾性付勢されたロツ
ドも上下動し、リボンマスクも上下動される。そして、
リボンカセツトの印字ヘツドに対する取付角度を変える
とともに、リボンマスクも上下動されてインクリボンの
切替ができる。
また、リボンカセツトの着脱の際、ロツドに嵌め込む必
要がなく行え、かつ従来のプレートを必要とせず、構造
が簡単で、製作工数、組立工数を低減できる。
〔実施例〕
以下、本考案について図面を参照して詳細に説明する。
本考案の一実施例を斜視図で示す第1図を参照するに、
2色に着色したインクリボン1を収容したリボンカセツ
ト2の両側面には、支持軸3、3が設けられており、こ
の支持軸3はプリンタフレーム4に設けられた略U字状
の軸受5に嵌込まれ回動自在となつており、この結果、
リボンカセツト2は支持軸3を中心に揺動できるように
なつている。また、リボンカセツト2には側面に突起6
が設けられ、この突起6に駆動部7からの駆動力が伝え
られてリボンカセツト2が揺動される。この駆動部7は
プリンタフレーム4に取付けられたモータ8、このモー
タ8の軸に固設された小ギア9、小ギア9に噛合された
カム付ギア10等からなつており、このカム付ギア10の図
示せぬカム部が上記突起6に着脱自在に係合している。
また、11はリボンマスクで、このリボンマスク11は印字
ヘツド12のワイヤが通過する部分に対応して切欠部13を
設けてあり、不要に記録紙にインクリボン1が接触して
よごさないようになつている。このリボンマスク11には
ガイド突起14、14が設けられてインクリボン1を印字ヘ
ツド12に対して適正な位置を通過させるようにガイドし
ている。また、このリボンマスク11はロツド15に摺動自
在に支持され、このロツド15はその両端部がリボンカセ
ツト2の下面に当接され、かつ、プリンタフレーム4の
長孔16に挿入されEリング20等で抜け止めされている。
この長孔16の下端縁に突片16aが形成されてコイルバネ1
7の一端を保持しており、コイルバネ17の他端はロツド1
5に圧接されている。
そして、リボンマスク11には、第2図に示すように印字
ヘツド12の載置されたキヤリツジ18に設けられたガイド
シヤフト19が上下方向に挿入されている。このガイドシ
ヤフト19の軸方向にリボンマスク11は摺動できる。
次に上述のように構成されたインクリボン切替機構の動
作について説明する。
第3図に示すように、リボンカセツト2(実線の位置)
は2色に着色されたインクリボン1の下段が印字ヘツド
12のワイヤに対応するように位置されている。この時、
ロツド15は長孔16の上端縁に当接している。
この状態から、色替信号により、モータ8が駆動される
と、小ギア9、ギア10のカム部を介して突起6に駆動力
が伝達され、リボンカセツト2を支持軸3を中心に下方
へ押下げる。このリボンカセツト2の下動に伴つてリボ
ンカセツト2の下面に当接されたロツド15がコイルバネ
17のバネ力に抗して下動され、コイルバネ17を縮めた位
置で止まる。この位置(破線で示すリボンカセツト2、
ロツド15)で、インクリボン1の上段が印字ヘツド12の
ワイヤに対応され、異なつた色で印字される。また、リ
ボンマスク11もリボンカセツト2の下動に対応して下動
されてインクリボン1の上段を適正にワイヤに対応させ
る。
そして、再び色替えする場合、モータ8を逆転させてリ
ボンカセツト2を上動させると、コイルバネ17の弾発力
によりリボンカセツト2の下面に圧接されたロツド15が
リボンカセツト2と共に上動される。
一方、キヤリツジ18は印字ヘツド12を移動させて印字を
行うが、この時、キヤリツジ18のガイドシヤフト19によ
りリボンマスク11もロツド15に沿つて移動させられ、マ
スクする。一方、リボンマスク11は、ロツド15の上下動
によつてキヤリツジ18に対して離接するが、リボンマス
ク11はキヤリツジ18のガイドシヤフト19に常に引つ掛か
つているので、キヤリツジ18と共に移動される。
次にリボンカセツト2の着脱について説明する。まず、
リボンカセツト2を装着する場合、リボンカセツト2は
プリンタフレーム4の上方から、支持軸3を軸受5に嵌
め込み、またリボンカセツト2の下面をロツド15に当接
させるように装着する。そして、突起6はカム付ギア10
に係合されて駆動部7によりリボンカセツト2が揺動さ
れる。
逆に、リボンカセツト2を離脱させる場合、リボンカセ
ツト2を上方へ引つ張り軸受5から支持軸3を外せば、
ロツド15は長孔16と係合したままでリボンカセツト2の
みを取外せる。
このように構成した上記実施例にあつては、リボンカセ
ツト2の印字ヘツド12に対する取付角度を変えるととも
に、リボンマスク11も上下動させてインクリボン1の切
替ができ、しかも、リボンカセツト2の着脱の際、ロツ
ド15に嵌め込む必要がなく行え、かつ従来のプレートを
必要とせず、構造が簡単で、製作工数、組立工数を低減
できる。
尚、上記実施例ではインクリボン1が2色の場合を示し
たが、これに限られるものでなく、3色以上であつても
よく、この場合各段に対応してモータを制御して位置決
めする等、適宜手段を適用すればよい。また、ロツド15
を弾性付勢する手段はコイルバネ17に限られず、板バネ
等の付勢手段を用いてもよく、またかかる付勢手段の設
置個所は長孔16部分に限られない。
〔考案の効果〕
本考案は以上のように構成してあることから、リボンカ
セツトの印字ヘツドに対する取付角度を変えられるとと
もに、リボンマスクも上下動させてインクリボンの切替
ができ、しかも、ロツドはリボンカセツトの下面に弾性
付勢されているので、ロツドにリボンカセツトを嵌め込
む必要がなく、かつ従来のプレートを必要とせず、した
がつて構造が簡単で、製作工数、組立工数を低減でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のインクリボン切替機構の一実施例を示
す斜視図、第2図は同リボンマスクとキヤリツジ付近の
断面図、第3図は切替動作を示す側面図である。 1……インクリボン、2……リボンカセツト、3……支
持軸、4……プリンタフレーム、5……軸受、6……突
起、7……駆動部、11……リボンマスク、15……ロツ
ド、16……長孔、17……コイルバネ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】2色以上の多色インクリボンを収容したリ
    ボンカセツトをプリンタフレームに揺動自在でかつ着脱
    自在に支持し、このリボンカセツトの揺動とともに上下
    動するリボンマスクと、前記リボンカセツトを揺動運動
    させる駆動部とを備えてなるインクリボン切替機構にお
    いて、前記プリンタフレームには長孔を形成し、この長
    孔に前記リボンマスクを案内するロツドの両端部をそれ
    ぞれ挿入し、このロツドを前記リボンカセツトの下面に
    弾性付勢させたことを特徴とするインクリボン切替機
    構。
JP11975287U 1987-08-06 1987-08-06 インクリボン切替機構 Expired - Lifetime JPH0712029Y2 (ja)

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JP11975287U JPH0712029Y2 (ja) 1987-08-06 1987-08-06 インクリボン切替機構

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JP11975287U JPH0712029Y2 (ja) 1987-08-06 1987-08-06 インクリボン切替機構

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Publication Number Publication Date
JPS6425158U JPS6425158U (ja) 1989-02-10
JPH0712029Y2 true JPH0712029Y2 (ja) 1995-03-22

Family

ID=31365254

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11975287U Expired - Lifetime JPH0712029Y2 (ja) 1987-08-06 1987-08-06 インクリボン切替機構

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JP4530156B2 (ja) * 2005-03-17 2010-08-25 沖電気工業株式会社 印字装置

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JPS6425158U (ja) 1989-02-10

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